JPS61231083A - 水封式塊状物排出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、竪型炉の水封式塊状物排出装置において、水
面に浮遊する塊および水中に沈澱する塊をいずれも円滑
に系外へ排出できろ水封式塊状物排出装置に関する発明
である。

（従来の技術） 竪型炉の水封式塊状物排出装置の一例として成形コーク
ス乾留炉の水封式コークス排出装置が挙げられる。

竪型炉の炉体下部より炉内の気密を保ちながら塊状物を
排出する装置として、二重シールダンパ一式排出装置又
はロータリーシール弁を用いた排出装置又は水封式の排
出装置等がある。

水封式の排出装置において水封槽に切シ出された塊状物
を系外へ排出する手段として日本鉄鋼連盟発行「連続式
成型コークス製造技術の研究昭和５５年度研究成果報告
書」５８頁に水槽に沈んだ塊状物をスクリューコンベア
等によシ水槽から排出する方法が知られている（第４図
）。

（発明が解決しようとする問題点） ところで塊状物を構成している個々の塊が必ずしも水中
に沈むものばかりではなく、見掛比重が１以上の塊と１
以下の塊とが混在している場合も考えられる。例えば竪
型成形コークス乾留グロセスでは、製品コークスの見掛
比重は主として原料揮発分、乾留条件によシ決定される
。従って原料条件、操業条件によっては見掛比重が１以
下と１以上のコークスが混在する場合があシうる。従来
のスクリュ−コンベア等で水封槽に沈んだ塊状物を排出
する方法では、このように見掛比重が１以下と１以上の
塊の混在した塊状物を水封槽から排出することは困難で
ある。

この発明は水封式の塊状物排出装置において水に浮く塊
および水に沈む塊をいずれも円滑に系外へ排出できる水
封式塊状物排出装置を提供することを目的としたもので
ある。

（問題点を解決するための手段及び作用）本発明は水封
により竪凰炉内と水封槽の塊状物排出口が遮断される如
く形成した水封式塊状物排出装置において、前記水封槽
内に竪型炉の下部から水封槽の塊状物排出口に至るスク
レーパー付コンベアを設けるか、又は竪型炉の下部にス
クレー・臂−付コンベアを設け、該コンベアから水封槽
の塊状物排出口に至る排出コンベアを分割して設け、且
つ前記竪型炉下部においてはスクレーパーの上端が水封
水レベル以上となる如く設置したことを特徴とする水封
式塊状物排出装置である。

以上のように竪型炉下部にスクレーパー付コンベアを用
い、スクレーパーの先端が水封水レベル以上になってい
るので、沈んだ塊状物は勿論のこと、浮いた塊状物も搬
送できる優れた機能を有するものである。

（実施例） 次にこの発明の水封式塊状物排出装置を第１図に示す実
施例装置で詳細に説明する。図中１は炉体下部で水封槽
となっている。

水封槽には切シ出された塊状物１２を水中で運搬するス
クレーツク−付コンベア２と、これを水中からかき上げ
て系外へ排出する排出コンベア３とを設ける。

スクレーパや一付コンベア２には下降部４を設け、水封
槽側にはこの下降部４に沿った下降部ガイド５を設ける
。スクレーパー付コンベア２と、排出コンベアとの接続
部には水に浮く塊を排出コンベア側に導くための排出コ
ンベア側へ上向きの傾斜を有する浮遊塊ガイド７と水に
沈む塊を排出コンベア側に導くための排出コンベア側へ
下向きの傾斜を肴する沈澱塊がイド１１とを設ける。

切出し装置によシ炉から切出された塊状物１２はスクレ
ーｔ！−付コンベア２上側水平部に落下する。水封水レ
ベル８はスクレーパー付コンベアのスクレーパー９先端
以下であるため水に浮く塊および沈む塊いずれもスクレ
ーパ９−付コンベア２によって、スクレーパー付コンベ
ア下降部４側へ運搬される。スクレーパー付コンベア下
降部４では水に沈む塊はスクレーパー付コンベア２に載
って水中に運ばれ、水に浮く塊は水封槽側の下降部ガイ
ド５に沿い、スクレーパーによって水中に運ばれる。水
中に運ばれた塊はスクレーパー付コンベア２によシ水中
を通りて排出コンベア３側に運ばれる。スクレーパー付
コンベア２と排出コンベア３との接続部では水に沈む塊
は排出コンベア側に下向きの傾斜を有する沈澱塊ガイド
１１にそって排出コンベア３に供給され、水に浮く塊は
排出コンベア側に上向きの傾斜を有する浮遊塊ガイド７
にそって排出コンベア３側に供給される。排出コンベア
３に供給された塊状物は水中よシかき上げられ系外へ排
出される。

排出コンベア３として第１図に示したひれ付きコンベア
のほかスクリューコンベア等を用いることもできる。

ナオ、スクレーパー付コンベア２のスクレーパー９は櫛
状、板状、板に多数の孔があいたもの、網状のもの等塊
状物を搬送できるものであればよい。

又、スクレーパー付コンベア２の搬送方向は矢印で示し
た方向に限らず逆方向でもよいことは勿論である。

第２図は炉体下部１が短く、これに応じてスクレーバー
付コンベア２の水平部を短くした場合の実施例を示す。

スクレーパー付コンベア２の下降部４を垂直としている
が、この方向は任意でよい〇第３図はスクレー・母−付
コンベア２を炉体下部１から水封槽の塊状物排出口まで
一体とした場合の実施例を示す。

（発明の効果〕 以上説明したようにこの発明の水封式塊状物排出装置に
よれば水に浮く塊および沈む塊いずれも円滑に水封槽か
ら系外へ排出することができる。　−

【図面の簡単な説明】

第１図は４個のグーリーを有するスクレーパー付コンベ
アと排出コンベアとを組み合わせた場合の本発明実施例
装置の側断面図、第２図はスクレーパー付コンベアの下
降部を垂直とし、排出コンベアと組み合わせた場合の実
施例装置の側断面図、第３図はスクレーノ母−付コンベ
アト排出コンベアを一体とした場合の実施例装置の側断
面図、第４図は従来の水に沈んだ塊状物をスクリーーコ
ンベアにより水封槽から排出する水封式塊状物排出装置
の側断面図である。 １・・・炉体下部（水封槽〕 ２・・・スクレーパー付コンベア ３・・・排出コンベア ４・・・スクレー／’　−付コンベア下降部５・・・下
降部ガイド ６・・・スクレーパー付コンベア上昇傾Ｍ部７・・・浮
遊塊ガイド　　８川水面 ９・・・スクレーパー １０・・・排出スクリーーコンベア １１・・・沈澱塊ガイド　１２・・・塊状物。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）竪型炉の下部を水封槽に連通せしめ、水封により
   竪型炉内と水封槽の塊状物排出口が遮断される如く形成
   した水封式塊状物排出装置において、前記水封槽内に竪
   型炉の下部から水封槽の塊状物排出口に至るスクレーパ
   ー付コンベアを竪型炉下部においてはスクレーパーの上
   端が水封水レベル以上になる如く設置したことを特徴と
   する水封式塊状物排出装置。
2. （２）竪型炉の下部を水封槽に連通せしめ、水封により
   竪型炉内と水封槽の塊状物排出口が遮断される如く形成
   した水封式塊状物排出装置において、前記水封槽内の竪
   型炉下部にスクレーパー付コンベアをスクレーパーの上
   端が水封水レベル以上になる如く設け、更に該スクレー
   パー付コンベアから水封槽の塊状物排出口に至る排出コ
   ンベアを分割して設けたことを特徴とする水封式塊状物
   排出装置。