JPS6122A - 尿路感染症のための化学的に規定されたワクチン - Google Patents

尿路感染症のための化学的に規定されたワクチン

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JPS6122A
JPS6122A JP60094545A JP9454585A JPS6122A JP S6122 A JPS6122 A JP S6122A JP 60094545 A JP60094545 A JP 60094545A JP 9454585 A JP9454585 A JP 9454585A JP S6122 A JPS6122 A JP S6122A
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JP
Japan
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gal
amino acid
acid sequence
protein
escherichia coli
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JP60094545A
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ピーター・オアンレー
ゲイリー・ケイ・スクールニク
デビツド・ラーク
スタンレイ・フオルコウ
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Leland Stanford Junior University
Original Assignee
Leland Stanford Junior University
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    • C07K14/195Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria
    • C07K14/24Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria from Enterobacteriaceae (F), e.g. Citrobacter, Serratia, Proteus, Providencia, Morganella, Yersinia
    • C07K14/245Escherichia (G)
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ヒトまたは動物における、感染症に対する免
疫処置に関するものであ7i!−、さらに詳しくは、そ
の様な対象内で尿路感染症の病原菌に対する抗体を生成
させることができるアミノ酸配列を予防接種することに
関する。特に本発明は、そのアミノ酸配列が、上記病原
菌の線毛タンノくり質に関連する部分と対応している様
なワクチン類を使用することに関するものである。
技術的背景 尿路感染症はアメリカ国内においてかなり深刻な問題で
あり、さらに世界的に蔓延している。アメリカ国民の約
1〜5%が再発性の尿路感染症に罹病していることが報
告されている。これらの症例巾約0.1%は壊死性腎孟
炎である。再発性の感染症にかかつていなくとも、実質
的にはより多くの人々が、固有の医学上の条件によって
、唯一回の腎1孟腎炎でさえ重篤となる、合併症の危険
にさらされている。その様な危機にさらされている人々
の中には、糖尿病患者(アメリカ国内に100.000
,000人存在)、高令者、腎不全症患者、多量の鎮痛
剤を使用している人々、および免疫系の抑制を来してい
る人々(例えば、腫瘍に対する化学療法を適用されてい
る患者)が含まれる。これらの人々は全て、尿路感染の
重篤な合併症、恒久的な不能、あるいは該尿路感染症に
起因する死の危険にさえ、直面している。
相当数の人々を尿路感l?4pから保護するのに有効な
ワクチンが提供されることが望まれる。このことは、現
実に感染することによって若起される苦痛や衰弱を防止
するのみならず、この症状を治療するために必要な抗生
物質の投与を回避させることにもなる。その様な回避に
より、過剰の抗生物質の使用によってもたらされる。感
染患者集団に選択的に課せられる負担が減少され、さら
には、耐性菌の出現が遅延されることになる。
標的感染症は、通常、切迫した。生命の危険を伴なわな
いと考えられており、従って、殆んど、または全(、危
険性を有しないワクチンを与える必要がある。その様な
ワクチンとしてこれまでに入手し得たものは、病原性を
弱毒化された微生物および不純物を含有するタンパク質
製剤に限られており、これらは、不必要な免疫原性の応
答を引き起こし、さらに/まだは望ましくない副作用を
もたらした。本発明は化学的に明確にされた、精製タン
パク質である、ワクチンを提供するものである。従って
、このものは非−感染性である。それは、感染症の第1
段階とみなされている尿路の転移増殖に関与する大腸菌
ウロパトゲンの細胞器官に対する特異抗体を生成させる
発明の開示 大多数のウロパトゲン大腸菌が有する特殊な型の線毛か
ら導かれるペプチドの7ラグメントを表すアミノ酸配列
は、ヒトの尿路感染症に対するワクチンの活性成分とし
て作用するのに好ましい性質を有していることが発見さ
れた。大腸菌の、ウロバトゲン性を有する菌株が有する
’Gal−Gal’線毛は、標的感染症と高度の関連性
を有している。
その他の線毛サブタイプは関連性を有していない。
すなわち、GaJ−GaJ  線毛タンパク質の抗原性
領域は、尿路感染症の病原菌に対する抗体を極めて効果
的かつ特異的に生成させると共に、それらの性質が明ら
かにされている上、そのサイズが比較的小さいので、実
用的な量のものを純粋な形で得ることができる。
従って、本発明は、ヒトにおける尿路感染症の予防に有
効であって、少(とも1個のGal−Gal線毛タンパ
ク質の抗原決定因子を含有するワクチンを提供するもの
である。本発明はまた、上記抗原決定因子の精製された
アミノ酸配列、および線毛タンパク質の精製された16
3個のアミノ酸配列を提供するものである。さらにまた
本発明は、本発明に係るワクチンをヒトに投与すること
により、尿路感染症を予防する方法を提供するものであ
る。さらにまた本発明は%Gal−Gal線毛タンパク
質を単離し、加水分解した後、所望の配列を精製するこ
とにより、上記ワクチンの活性成分を得る方法を提供す
るものである。
図面についての簡単な記述 第1図はHU849(7)Gal−Gal 9:/バク
質のアミノ酸配列およびその抗原決定基を示す模式図で
ある。
第2図はHU849  から導かれるGal−Gapミ
ル結合ピリンび5H413からのMSピリンのN−末端
配列を比較して示した模式図である。
A、定義 本明細書中、’ Ga l−、Ga−1線毛タンパク質
の抗原決定因子に相当する′という語句は、それは。
Ga/−Gal  f11毛タンパク質の類似部分とホ
モローガスであるか、または実質的に同等の機能を有す
るものであることを意味する。Gal−Gal線毛の性
質およびそれと通常の線毛とを区別している特徴につい
ては後述する。
ゞ抗原決定因子′という語句は、ペプチド配列中、抗体
を生成させ得ると共に、それら抗体と結合することので
きる部分を指す。
関係 は、細菌のタンパク性表面の線維状構造(フィラメント
構造)と関係があると思われる。これらのフィラメント
は凝集して適度の配列長さを有する所望のサブユニット
(ピリン〕を与える。尿路感染症に関与すると考えられ
ている大腸菌は、少なくとも3種類の、線毛を暗号化し
ている染色体型を有している:即ち、1通常′またはI
 Ms I、’ G all−G” l ’ b オよ
び1)c #F する。これラバ、その結合における特
異性に基いて分類される。
通常型(即ちタイプI、またはマンノース結合、または
MSと称する)の線毛は、モルモットの赤血球細胞およ
び酵母細胞を凝集し、さらに、全ての胎盤性哺乳類動物
の腎臓から分泌される高度にマンノシル化された糖タン
パク質である、タム−ホースフォール(TafIlfr
&−Horsfa/d)ウロムコイドと結合する。マン
ノース含有糖類、例えば、マンノース自身、メチルマン
ノジッド、および酵母マンナンはこの結合を阻害する。
MS線毛は、起源の如何に係りなく、全大腸菌株の85
俤に認められている。
Gal−Gal  線毛は、D−マンノースの存在下、
ヒト赤血球の血球凝集反応を促し、空の尿路上皮組織に
結合させる様1作用する。これらの菌株の大多数は、通
常、ヒト赤血球および尿路上皮細胞に存在している、2
個の中性の構造上関連のあるグリコースフインゴリピツ
ド、グロポテトラオシル拳セラミ゛ンドおよびトリヘキ
ンシル・セラミツドと結合する。その様な線毛は、糞性
犬腸菌の約30%中に見出されているが、子供の急性で
非閉塞性の腎孟腎炎、または健常な婦人対象の尿路から
単離される菌株の90〜100%を占めている。
二部類α−Gal(1−4,)β−Gal(Gal−G
al)は、これらの線毛によって認識される活性は、最
小の受容体であることが示された。
残るタンパク質であるx3の線毛タンパク質は上記のグ
ループのいずれにも属さず、それらの受容体の性質は未
知である。
多くの大腸菌の菌株は前記の全ての型の線毛を含有して
いる。例えば、ヒト腎孟腎炎から単離された大腸菌J9
6株は、線毛を暗号化している2個の明瞭な染色体遺伝
子を含有している。これらの配列は、制限消化と単離に
よって得られた。1個の遺伝子はM5線毛を、他の遺伝
子はG a l −Gal  線毛を暗号化している。
これらのフラグメントを用いて細胞を形質転換し、MS
線毛の遺伝子のみを発現する組換え体(Sl−148)
およびGae−Gal線毛の遺伝子のみを発現する組換
え体(i(、(、”849)が、Hullら (インフ
エクション・アンドーイムニテイー(Infect  
Irrmun ) 198133:933)によって調
製された。これらの菌株を、以下の実施例における線毛
タンパク質の供給源として用いた。しかしながら、同様
の方法によって他の適当な組換え菌株を調製し、線毛の
供給源として使用することも可能であり;さらに、実際
、所望のピリンを生産するならば、非−組換え性の、野
生型または突然変異型菌株をも用い得る。
定置子の構造 以下に詳述するように、典型的な尿路病原体と合体した
Gal−Ga/線毛蛋白を精製し、その配列を決定した
。その結果を第1図に示す。そのN末端配列を、第2図
に示した、同様に精製したMS線毛蛋白の配列と比較す
る。システィン残基を含めば、最初の26位までは約2
7外が類似している。しかしながら、これら゛の蛋白の
精製品で免疫させた家兎に生じる抗体はわずか約5俤の
交叉反応性しか示さない〇 コty))Gal−Gal  合体線毛は163個のア
ミノ酸および少なくとも4つの抗原特異性領域:ヒドロ
キシルアミン■フラグメントとして単離さし得る15〜
708基からなる配列、CNB r −11FBA■フ
ラグメントとして単離されるアミノ酸133〜163.
アミノ酸79〜110からなるトリブチイック上フラグ
メントに相当する配列、およびアミノ酸配列1.11〜
125で表わされるトリブチイックXフラグメントに相
当する配列からなっている。これらの領域は第1図で下
線を付している。
抗原決定因子を表わす配列は、精製蛋白を消化させて単
離するか、遺伝子組換え技法または化学合成技法により
調製することができる。ここで云う決定因子とは、当該
抗原領域にはソ相当するものを意味するが、その機能が
残っている限り、付加的アミノ酸を含んでいてもよいし
、アミノ酸が若干少ない場合も意味する。これらの抗原
決定因子は5個々のペプチド、ペプチドの組合せ、線毛
フラグメントまたは精製線毛蛋白として、ワクチンの調
製に用いられる。そのワクチンに感応して生成される抗
体は、尿路感染症を惹起する大腸菌の二次感染を防御す
る作用を有する。
B、3  ポリペプチド活性成分の調製本発明のワクチ
ンにおける活性成分である目的のポリペプチドは、その
サイズに応じて、3つの基本的な方法の1つにより、最
も簡便に調製される。
所望の配列が短かい場合、すなわち、大腸菌11U34
9Gae−Gal線毛(7)111〜125位量をなす
アミノ酸配列に相当するものである場合には、当該分野
で一般的に用いられている化学的合成法が便利である。
そのような方法は、例えば、マルゴリンら(Margo
lin、 A、et al )、アン・し・ブ・バイオ
ケム(Ann、 Rev、 Biocbem、)(19
70)39.84]、に記載されている。これらの方法
では、はとんど、C末端アミノ酸を固形支持体に結合さ
せ、自己縮合を防ぐようにアミノ基を保護したアミノ酸
と順次反応させる。最初のカップリング後、そのNT−
I2 保護基を離脱させ。
次のアミノ酸とのカップリングを行ない、これを順次繰
返す。この方法により、所望の鎖長さを有するポリペプ
チドが合成される。唯一の要件は所望のアミノ酸配列が
わかっていることである。
本発明のポリペプチドおよび蛋白は、線毛のより長い配
列の一部として、あるいはバクテリアの線毛蛋白として
得られるため1発酵培養物から定量的に得ることができ
る。それらは、線毛蛋白の精製、所望により、さらに各
種加水分解番どよるフラグメントの生成、さらにその所
望のフラグメントの精製により調製される。線毛蛋白の
精製、加水分解およびフラグメントの精製は常法により
行なわれる。
所望のポリペプチドまたは蛋白は合成法の代りに組換え
D N’A手法によっても得られる。所望のポリペプチ
ドまたは蛋白のDNA暗号配列を、遺伝子を発現しその
蛋白を生産し得る受容株を形質転換するのに適した発現
ベクターに結紮する。そのDNA暗号配列が充分短かい
場合には、当該分野で知られている方法により合成する
ことができる。より長い配列の場合はCDNAまたはゲ
ノム消化が用いられる。そのアミノ酸配列はここに開示
されているため、Gap−GaJ線毛蛋白産生株のm 
RN Aから調製されるcDNA ライブラリィをプロ
ーブするための適当な一本線DNAプローブを構築する
ことができる。別法として、ゲノムライブラリィをGa
p−Ga71+ 線毛蛋白産生笑腸菌からの染色体を制
限酵素で消化して創生させ、それをDNAのプローブに
用いる方法と同様にしてプローブさせるか、あるいは、
そのフラグメントを受容株への形質転換用発現ベクター
に直接挿入することができ、この場合、成功した形質転
換体はGap−Gap  レセプターに結合する蛋白の
生成でスクリーニングされる。この方法は、ハルら(H
ull  et  aJ)  (前掲〕により8084
9株の調製に用いられている− ゲノムまたはcDNA ライブラリィから導かれる場合
も、化学的方法によるオリゴヌクレオチド合成の場合も
、いずれも、その暗号配列は、所望の暗号配列の挿入の
ために便利な制限部位を含むプラスミドにおいて、バク
テリア宿主と適合するプロモーター配列の制御下にある
。そのような、プラスミドの典型例は、たとえ暢1.ミ
ネソタ大学のメツシングから入手し得るPCO2および
PCO13〔メツシングら(Messing  et 
aJ) 、ヌクレイツク・アシド・レス(Nuclei
c  Ac1dRes )(1981)、9,309を
参照〕、または二1−イングランド・バイオラプス、(
New EnglandBiolabs、)から入手し
得るp BN222  である。
好適なプロモーターは、たとえば、β−5ラクタマーゼ
(ペニシリナーゼ)およびラクトース(Iac)プロモ
ーター系〔チャングら(Chang et al )、
ネイチュ7(Nature )(1977)Lu、10
56)およびトリプトファン(trp)プロモーター系
〔ケデルら(Goeddel 、、D、 et al 
) 、、ヌクレイツク・アシド・レス(Nucleic
  Ac1d  Rec )(1980)王。
4057)  が含まれる。得られた発現ベクターをコ
ーエンら(、C:ohen、 S、 N、 et aJ
 ) o)塩化カルシウム法〔ブロック・ナトル・アカ
ド・サイ(Proc。
Natl、 Acad、 Sci、 USA) (19
72)1豆、2110)を用いて適当なバクテリア宿主
に形質転換させる。
″成功した形質転換体は、Gal−’Gal線毛を普通
に産生ずる組換え体やネガティブ株におけるよりもより
高濃度に所望のポリペプチドフラグメントを産生じ得る
B、 4  ワクチン製剤 活性・成分としてペプチド配列を含むワクチンの製剤は
、当該分野でよく知られているものである。
典型的な例は=溶液または懸濁液のいずれかの注射剤で
あり、注射前に溶液または懸濁液に調製し得る固形製剤
としてもよい。また乳剤であってもよい。活性免疫成分
は、しばしば、その活性成分と適合する医薬上許容し得
る賦形薬と混合して用いる。好ましい賦形薬は、たとえ
ば、水、食塩水、デキストロース、グリセリン、エタノ
ールなど。
またはそれらの混合物である。さらに、所望により、そ
のワクチンは、少量の補助物質、たとえば湿潤剤、乳化
剤%pH緩衝剤、あるいはワクチンの効果を高めるだめ
のアジュバントを含んでいてもよい。このワクチンは、
通常、皮下注射または静脈注射などにより非経口的に投
与される。投与に適した他の製剤形としては、坐薬があ
り、また−合によっては経口投与形態の処方も含まれる
坐薬には、古くから用いられている結合剤、担体が用い
られ、たとえば、ポリアルカレンゲリコール類やトリグ
リセライド類が含まれる。そのような坐薬は活性成分を
0.5〜10%、好ましくは1〜2%含む混合物から調
製される。経口投与用処方では、通常用いられている賦
形薬、たとえば。
医薬用マンニット、ラクトース、殿粉、ステアリン酸マ
グネシウム、サッカリンナトリウム、セルロース、炭酸
マグネシウムなどが含まれる。これらの組成物は、溶液
、懸濁液1錠剤、丸剤、カプセル剤、徐放性製剤、粉末
剤の形で用0られ、活性成分を10〜95%、好ましく
は25〜70%含有する。
当該分野でよく知られているように、本発明の蛋白は1
周囲の媒体あるいは沈殿または結晶化用媒体のpHによ
り中性または塩の形で存在する。
したがって1本発明のアミノ酸配列は、医薬上許容され
る塩、たとえば酸付加塩(ペプチドの遊離アミノ基とで
形成)を含み、それらは、塩酸、燐酸などの無機酸、ま
たは酢酸、修酸、酒石酸、マンデル酸などの有機酸にて
形成される。また、ナトリウム、カリウム、アンモニウ
ム、カルシウムまたは鉄の水酸化物などの無機塩基、あ
るいはインプロピルアミン、トリメチルアミン、12−
エチルアミンエタノール、ヒスチジン、プロ力インなど
の有機塩基から導かれる遊離カルボキシル基で形成され
る塩も含む。
このワクチンは治療効果および免疫効果を達成する用量
にて、処方に適合した方法で投与される。
投与量は処置すべき患者、そげ患者の免疫系の抗体合成
能、希望する防護程度などに依存する。活性成分の正確
な投与量は実施者の判断にまかせられ5個々の個体によ
って異なる。しかしながら。
皮下注射または筋肉注射の好ましい投与量は50〜50
0μ!活性成分/個体の範囲である。経口用剤、直腸内
生薬、尿道まだは膣内投与製剤ではより大量、約100
μg−1〜が用いられる。最初の投与には好ましい食餌
療法やブースターショットも用いられ得るが、最初の投
与後、1〜2週間してから第2回目以降の投与を行なう
のが最も一般的である。
C0実施例 以下の記載は本発明を説明するものであって、これを限
定するものではない。6.1項にはGaJ −Gal線
毛蛋白質と尿路感染症の関連性を述べる。
c、2項には有効成分の製造法を記載する。c、3項に
は、抗体の惹起および宿主生物の保護を目的とする精製
Ga(1−Gal蛋白質および特異的抗原決定基含有ペ
プチド類の使用を記載する。
c、I  Ga/−Gal線毛蛋白質と尿路感染症培養
菌の相関性 尿路感染症は一般的に腎孟腎炎によって代表させること
ができる。この疾患の過程では、細菌が尿路に侵入し、
粘膜に付着してそこにコロニーを作り、結局宿主に感染
を起す。
尿路のコロニー化の仲介に際し、Gal−Gal線毛が
もつ役割が、下記2種の方法、すなわち1〕種々の線毛
型を含む株を膀胱内(1ntravesicular〕
投与し、その後宿主内における存否を測定すること、お
よび2〕結合阻害剤の測定と組合わせて尿路中の線毛レ
セプター炭水化物の分布を測定することにより確証され
た。
c、1.1  膀胱内投与 16週令のBa1b−c系雌性マウスを用いた。
マウスを当初病原体不含の環境で飼育し、非病原性規定
胃腸内線菌叢を投与した。このマウスを用いた予備実験
は、腎が無菌であり、尿をコロニー化するダラム陰性菌
が存在しないことを示した。
エシェリヒア・コリ(E、 Co11)のJ96株。
80849株、5H43株またはH,8101株(組換
えベクターの受容体として用いられた非ピリ・エシェリ
ヒア・コリに12の誘導株)の種々の数のコロニー形成
単位(CFU)を含む接種物を、カテーテルを経て膀胱
内に投与し、カテーテルを除去した。最初の実験では、
トリブチカーゼ・ソイ・ブロス(TSB)中37℃で1
8時間−夜培養した菌から得た106CFU(J96に
ついては105CFUを100μlに製剤して用いた。
次の実験では、次第にCFUレベルを増加させて投与し
た。
108以上のCFUでは250μe容蝋を用い。
急性尿管還流をもたらした。
2日後、長期エーテル麻酔によりマウスを殺し、尿およ
び腎組織について細菌生長の有無を測定した。尿の測定
に際しては、膀胱領域をマツサージして尿をしぼり出し
、無菌の10μaループをトリブチカーゼ・ンイ・アガ
ール(TSA)または抗生物質添加TSAの接種に用い
た。プレートを37℃で18−24時間インキュベート
し、視認できる増殖を等級づけして読み取った。観察さ
れた増殖物と投与株との同一性は1次のようにして確認
した。TSAプレート上に発育した生物のダラム陰性が
支配的であり、スライド凝集アッセイで家兎抗−J96
.・G)、[ll[l清(PBS中1:1000希釈)
により凝集するなら、培養菌はエシェリヒア・コリJ9
6陽性である。クロラムフェニコール(25μg / 
ml )添加TSA上の生物のダラム陰性が支配的であ
り、スライド凝集アッセイでラテツクスヒーズ(Che
m  Biomed )に吸着したSynMa n −
Manに凝集能をもち、家兎抗−5n4B 線毛血清(
PBS中1 : 1000希釈)により凝集するなら、
培養菌は5H48陽性と確認される。テトラサイクリン
(20μg/d)MS加TSA上の生物のダラム陰性が
支配的であり、Gal−Ga/凝集能を有し、家兎抗−
HU34H!毛血清(PBS中1+ 1000希釈)に
より凝集するなら、培養菌はHU849 陽性と確認さ
れる。TSA上の生物のダラム陰性が支配的であり、 
Syn Man−ManまたはGa/−Gal凝集能を
もたず、抗線毛血清で凝集しないなら、培養物はHBI
OI陽性と確認される。
腎を無菌的に摘出し、中骨盤を通る縦切片にし、切断面
をTSAまたは抗生物質添加TSA上に走らせた。アッ
セイの残りは前項の尿検体に関する記載と同様に行なっ
た。
結果を、摘記組織接種物に用いた株の存在について陽性
を示す動物数と試験動物数の比として。
下表に示す。
エシェリヒア・コリ腎孟腎炎の Bajb−Cマウス・モデル実験 コロニー化 株   線毛型  接種物  尿  右腎 腎侵入J9
6   MSbよび  io5 4/7  5/7  
N0Gal−Cal  10’  8/8  9/9 
9/9SH48MS    1064/8 0/80/
8108 ND   O/7  ND lolo ND   5/7  N0 1012Nl)   6/6 0/3 HU849 GaJ−GaJ  1068/9 10/
I)0/10HBIOI fa’L     1060
/11 0150151012015  015  N
D L記の結果は、Gal−Gal  線毛を含む株のみが
妥当なレベルの接種で腎のコロニー化に有効であること
を示す。
上記の表の末欄に示した腎浸入は、ヘマトキシリン/エ
オシンまたはギームザ染色により染色した切片の光学顕
微鏡検査により評価した。また、J96を投与したマウ
スの腎侵入確認には、中益イムノペルオキシダーゼ組織
学的了ツセイを用いり〔エル・スターンバーガー、イム
ノサイトケミストリー(Imnocytochem) 
、 1979年、第2版、ウィリー・アンド・サンズに
ューヨーク)発行〕。HU849株(Gap−G’al
線毛含有)は腎17)Dロ二−化に有効であるが、腎侵
入能はもたない。
実際は、腎侵入は野生型株(J96)のみで成効した。
勿論、組換え株は指定線毛蛋白質のコード配列により形
質転換した非ビルレント性エシェリヒア・コリを表わす
のであるから、これは当然予期されるところである。他
のビルレンス因子は、この株から失なわれたと思われる
BALB/cマウスの尿路を、MS線毛およびGal−
Gal  線毛の受容体、およびそれらと結合し得る可
溶性の尿中因子類に関して評価した。受容体上の線毛の
存在を評価するために、アビジン−ビオチン−パーオキ
サイド・コンプレックス・アッセイ法を用いた免疫組織
学的な染色法を採用した。この方法にはホルマリン固定
、パラフィン切片を用いた。
切片をキジロールで脱ロウ処理し5装量を変えたアルコ
ールで洗浄した後、スライド・ガラス上に置いた。この
スライド・ガラス上に1%(W/V)BSAを含有する
PBS(PBSA)で希釈した(l:10)健常なりギ
の血清(DAKOアキュレート・ケミカル・コーホレー
テッド(DAKOAccurate  Chemica
l  Corp、)I−1icksuiJle %N。
Y、)を30分間あふれさせることにより、非特異的な
抗血清の結合を減じた。プロッティングによって過剰の
血清を除去し、次いで、切片をウサギの抗−8yn G
al−Gapまたは抗−5ynMan−Man  (P
B SAで1=50に希釈)のいずれかと−緒に室温で
1時間インキュベートした。スライドをPBS中で洗浄
した後、切片を、ビオチニル化(biotynylat
edルたヤギの抗−ウサギ抗体(ベクター・ラボラトリ
イズ(VectorLaboratories ) B
urlingame、 CA) ト共に室温で30分間
インキュベートした。スライドをPBS中で繰返し洗浄
した後、ベクタスタイン(Vectastain)1M
ABC試薬を室温で60分間作用させた後。
PBS中で洗い流した。これらのスライドを%0.01
%(■/v)過酸化水素オヨび0.05 % (W/V
)ジアミノベンゼン四塩酸塩(シグマ)の0.05Mト
リス緩衝液(pH7,2)中溶液に入れ、室温で5分間
展開させた。このスライドを蒸留水で完全に洗浄し、ヘ
マトキシリンによって対比染色した後、マウントした。
切片を光学顕微鏡の下で観察し、茶色の反応生成物の等
吸付けを行った。−欠航血清に代えて健常なウサギの抗
血清を用いて負対照とした。抗体特異性を、(1)−欠
航血清のホモローガス(10%W/V )ハプテンへの
吸収、および(2)ビオチニル化した抗体およびA B
 C試薬と、PBSAとの置換に基いて確認した。
受容体の分布を、膀胱、尿路および腎臓の各組織につい
て評価した。尿路中のと皮細胞および関連細胞は%MS
およびGa/−Gal線毛の両者に対応する受容体を高
密度に示していた。これらの画線毛の型は同様であった
可能な尿可溶性の線毛受容体の測定は、ELISA阻害
法に従い、線毛の、それ自身の特異的な炭水化物受容体
に対する結合の阻害作用を調べることにより、行った。
その様な可溶性因子の存在は、MS線毛については確認
されたが、Ga 1−Ga l線毛については存在しな
いことがわかった。
これらの結果は、大腸菌による転移増殖がGal−Ga
j線毛によって媒介されること、そして、その理由は、
MS受容体が存在しないからではなく、それらの尿路上
皮細胞への付着能力がウロムコイド〔多分、高度にマン
ノシル化されたr a mm −Horsfall  
タンパク質であろう〕によって阻害されることにある。
との観点と一致している。
尿路感染症に対するGal−Galタンパク質の保護活
性を、以下の如くにして評価した二線上タンパク質を精
製し、ワクチンとして製剤化した後、このワクチンを一
群のB A L B / cマウスに接種した。血清中
の抗体生成を分析し、次いで野生型の感染源、大腸菌J
96に対するチャレンジ試験により、その応答性を確認
した。
c、2  線毛蛋白の精製 5H48およびHU849 株からの線毛を、プリント
ン、シー、トランス・ニューヨーク・アカデミ−畢オブ
ー1イx 、/ x (Br1nton、 C8,Tr
ans。
NY Acad、Sci、)(1965)27:100
3の方法に基本的に従って、TSA上、37℃で18時
間増殖させた生物から精製した。要約すると、菌体を水
冷0.005M  )IJス緩衝液←ト=←幹鮪(T−
緩衝液、PH8,3)  中に収集した。線毛をツルバ
ルーオムニミキサー(5orval  Qnmimix
er%4℃、400Or、p、m、%30分間)中で細
菌表面から刈りとり、脱線上された生物および破片を遠
心分離により除去した。Mg Cl 2 を0.1M(
TSM緩衝液)まで添加して、線毛を0.5Mト!Jス
緩衝液および0.15 M NaC# (pH7,0)
 中テ沈澱すせた。ついで、凝集した線毛フラグメント
を遠心分離して集め、このペレットをT−緩衝液に溶解
し、不溶性不純物を遠心分離により除去した。
線毛をTSM緩衝液中で再沈澱させ、遠心分離により可
溶性不純物から分離した。各々、TSMおよびT−緩衝
液中での沈澱および可溶化の6サイクル後、線毛調製物
を二回蒸留脱イオン水に対して充分に透析した。
得られた蛋白の純度を電子鏡検法、5DS−PAGE、
アミノ末端配列分析・およびリポ多糖類(LPS)混入
レベルの評価により確認した。
電子鏡検のために、試料を、ホルムパル(Formva
r )  および炭素で被覆した銅グリッド上。
2%(W/V) 水性酢酸ウラニルでネガに染色した。
5DS−PAGEはL/Aす、ネイチ−y  Laem
nli+Nature )(1970)227:680
  の方法に従って行なったt1MS線毛は、この条件
下、堆積ゲル中に入らないため、マクミカエル、ジエイ
・シイら、ジャーナル・オブ・バタテリオロジー(Mc
Michael、 J、 C,、et al、、 J 
、 Bacteriol、)(1979)138:96
9  の方法に従い、電気泳動前に、KCl1の添加(
pH1,8)により解重合させた。ゲルを、蛋白検出の
ために米国ミズーリ州。
セントルイスのシグマ化学社製、コーマッシー・ブリリ
アント−ブルー/l/ R25Q (Coomass 
1ebrilliant  blue  R25Q (
Sigma  Chemical Co、。
St、 Louis、 Mo、 )  または銀〔モリ
ッセイ、ジエイ、アナリテイカル・バイオケミストリー
(Morrissey、  J、、Anal、  Bi
ochem、)(1982)117:307)で染色し
、また、LPS混入の検出のため、過ヨウ素酸で酸化し
、ついで、銀染色〔ツアイ、ジー・エムら、アナリテイ
カル・バイオケミストリー(Tsai、 G、M、 、
 et al 、 、 Anal。
Biochan、)(1982)119:115)した
また、ワラブデカー・ブイら、ジャーナル・オブΦバイ
オロジカルφケミストリー(V%’aravdekar
 。
V、et al、、 J、 Biol、 Chem、 
) (1959)234:1945  の方法を用い、
イー・コリ(E、coli)HBIOIおよびJ96株
から、ウエストファル。
オーら、メソッド・オブ・カーボハイドレート・ケミス
トリー(WesphaJ 、 O,、et、 al 、
 、 Meth。
Carbohyd、 Chem、 )< 1965 )
JL ’ 80のフエノーール抽出法により調製された
LPSから導かれた標準曲線に対する5、43nmにお
ける光学的密度を比較することにより、500〜100
0/zgの試料の2−ケト−3−デオキシオクタノエー
ト含量を測定することによ・す、LPSも評価した。
N−末端配列決定は、0.1Mクアドロール(Quad
raリプログラムを用い、米国カリフォルニア州、パロ
・アルドのベックマン・インストルーメンツ社(Bec
kman  Instruments、  Pa1o 
 Alto。
Ca )  のベックマン890C液相シーケンサ−(
Beckman  89QC1iquid−pbase
  5equencer )によル自動エドマン(Ed
t+mn )分解によって行なった。各アミノ酸フェニ
ルチオヒダントイン(PTH)誘導体を逆相高圧液体ク
ロマトグラフィーにより同定し、定量し、ガスー液体ク
ロマトグラフィーおよび/または薄層クロマトグラフィ
ーにより確認した。HU849より由来したGal−G
al線毛の完全な配列を、前記と同様にして配列を決定
した重複フラグメントを含有する複数の氷解物を用いて
決定した。
該精製線毛蛋白調製物は、RNAおよびDNAの両方を
含まず、5DS−PAGEによると、97〜99%均質
である。これらの調製物は、電子鏡検により、非線状構
造のほとんどない相同の糸状体からなることが確認され
た。LPS含置装、2−ケト−3−デオキオクタノエー
ト(KDO)検定によると0.1%以下、ゲル上のLP
Sに相当する銀染色のないことによる評価から、0.0
1%以下であった。
N−末端アミノ酸配列は第2図に示すごとく、明瞭に決
定された。HU849線毛の完全なアミノ酸配列を第1
図に示す。
c、3  免疫法 テストワクチンは前記のごとく調製した精製線毛を用い
、対照ワクチンはHBIOI  およびJ96からの体
細胞〇−抗原から調製した。緩衝液対照も用いた。
5H4f3 またはHU849  からの線毛ワクチン
ハ、完全フロイントのアジュバント1lIjで乳化した
1g/PBS(PH1,4)中%50μgの蛋白を用い
て調製した。得られた2tnlのワクチンを重複皮下お
よび筋肉内注射で投与した。J96およびHB101株
からの体細胞〇−抗原接種物は108個の加熱殺菌菌体
を1@1PBSに懸濁し、得られた懸濁液を同容量のア
ジュバントで乳化17て調製した。
C03,a、  チャレンジに対する抵抗6.1に記載
のように尿道内カテーテル挿入により、2週間後、動物
に100j(?中、106個cFUイー・コリJ96を
投与してチャレンジした。
2日後、マウスから瀉血し、抗体力価測定用の血清を得
、腎臓を摘出し、中央部を通して尖状に切断し、前記と
同様につJ96、集落形成を詳細に評価した。侵入を検
定するために、腎骨盤切片も。
前記と同様に、ヘマトキシリン/エオシンおよびギムザ
染色による染色ならびにイムノペルオキシダーゼ染色に
より、標準、的な光゛学的鏡検用に処理した。
結果を以下の表に示す。表1中には、マウス数に対する
、J96集落形成または侵入の陽性を示す動物数の割合
を示しである。
イー・コリ腎孟腎炎の予防における種々の免疫原による
ワクチン投与試験 このように、Gal−Gal  @1毛以外の蛋白を用
いたJ96惑染症ワクチン投与に対するチャレンジから
マウスを1防護する。試みは、テストした各基準に右い
て一様に失敗した。 (ya i −Ga l f11
毛ワクチン投与動物のみがJ96集落形成および腎侵入
から防護された。
c、3.t、免疫原性 HU849  からの線毛調製物で免疫したマウスの血
清におけるGal−Gal線毛蛋白に対する抗体の存在
を、Gal−Gall 線毛に特異的なI gG抗体に
ついての直接エライザ(ELISA)検定によって確認
した。この方法はツルマーク、エスラ、インフエクショ
ン・イムノロジー(Normark、 S、 、 et
al、、 Infect、 Irrmun、 )(19
83)41 :942により記載されている。該線毛を
投与したマウスにおいて、〉1 : 10000  の
抗Gal−Gae力価が得られ、防護と相関した。J9
6の集落形成のあった2匹のマウスにおいて、力価はわ
ずかにl:100であった。
0.4  抗原決定因子を使った別のワクチンC,2に
記載した様にして純化したH tJ 894タンパクの
オーバラップしているフラグメントを、例えばシトD 
コニル化(C1troconylation )により
修飾した線毛のトリプシン消化、部分的酸加水分解、カ
ルボキシペプチダーゼを使った酵素的および化学的消化
、および臭化シアン−〇FBAにより得た。得られた7
ラグメントの純化および分析にも、常法、例えばアフィ
ニティークロマトグラフィー、逆相クロマトグラフィー
、並びにイオン交換クロマトグラフィー、ゲル沖過およ
び電気泳動を使用した。
個々の7ラグメントの典型的な純化に於いては消化物を
C−18逆相HPLCカラムに入れ、0−80%のアセ
トニトリル・リニアーグラジェントを使って、0,1%
トリフルオロ酢酸緩衝液で溶出した。タンパク含有画分
を、ピリジン/酢酸エステル緩衝液(pH6,4)中、
高圧を紙電気泳動法により更に精製した。
上記の方法で得たフラグメントを、Gal−Gal線毛
に対して生成せしめたウサギの抗血清を使用し、ウェス
タンプロット法またはELISA 分析法に基いて、抗
原決定因子として機能するか否かを分析した。
ELISA分析は、ノーマーク(Normark)ら(
前記)によって記載されているものと実質的に同じであ
った。簡単のため、使い捨てミクロタイタープレート(
コーク・ポリスチレン(Cooke Po1y−3ty
rene ) 、  95 Uウェル)を使つ′た。こ
のウエルヲ、 0. I Np酸ナナトリウム緩衝液p
H9,6)中の1Iglut被験フラグメント溶液10
0μlを用い、室温で12時間増感(g作〕させ、次い
でとのウェルを%Na(J/Br1j 中で3回洗浄し
た。
1:10.000  に希釈したウサギの抗−Gal!
−Gall血清100μlを、このウェル中、37℃で
3時間インキュベートした。次いでウェルをNaC1/
Br1jで3回洗浄し、NaC4/ Birjで1:1
000に希釈り、たxooμlのアルカリホスファター
ゼ複合ヤギ抗−ウサギIgG(マイルスラボラトリー、
(MHes  Laboratories ) 、ヘ−
k スダ(Bethesda)、マリ−ランド(Mar
yland) )を各ウェルに加え、37℃で1時間イ
ンキュベートした。このプレートを再びNa(J/Br
1jで洗浄し、0.1Mジェタノールアミン緩衝液(P
H1,8)中の1ljf//mlのP−ニトロフェニル
ホスフェート(Sigma)を各ウェルに添加し、プレ
ートを37℃で10分間インキュベートした。ウェル当
り10μlの2 N NaOHを加えて反応を停止させ
%MR580マイクローELISA オートリーダー(
Dynatek )を使ッテ4050mに於ける吸光度
を測定した。
トーヴイン、エッチ(Towbin、 H)ら(プロナ
ス(Proc Natj Acad Sci )(US
A) (1979)。
76 ! 4350)またはスワンンン、ジx  (S
wanson。
J)ら(インフエクト イミ:x y (Infect
  Inmun)(1982)38168)により記載
されている様にしてウェスタン・プロットを行なった。
これらの分析で、4個の7ラグメントが陽性の結果を与
えた。即ち、ヒドロキシアミンによる消化によって得ら
れる15位から70位(それらを含む〕までの残基を含
んでいるアミノ酸配列:CNBr/HFBA消化によっ
て得られる133位から163位(それらを含む)まで
のアミノ酸配列、およびトリプシン消化によって得られ
る2つのフラグメント、即ち、79−110位〔それら
を含ム〕間のアミノ酸配列(トリプシンフラグメント■
)並びに111位と125位(それらを含む)間のアミ
ノ酸配列(トリプシンフラグメントX)である。第1図
に於いて、これらの7ラグメントの配列には下線を施し
た。
従って、C3に記載した方法に従い、ただし、Gal−
Gal純化線毛タンパクの代りに上記のフラグメントの
いずれかを使って、尿路病原体に対して有効なワクチン
を製造し、投与することができる。
以上要約すると、尿路感染症は、この感染の原因となる
大腸菌に関連するGalI−Ga7?線毛によって特異
的に媒介されることがわかった。線毛ワクチンは、ヒト
の尿路感染症を引き起すことが知られている野生型感染
性細菌によって、対象哺乳動物がチャレンジ(対抗)さ
れることから、これらの動物を保護するのに有効である
。この163アミノ酸蛋白質のある部分が、この蛋白質
の抗原活性に関与していることがわかったので、これら
のフラグメントまたは純化タンパクを含んでいるワクチ
ンは、尿路感染の危険がある生物を免疫するのに使用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はHU849のGap−Gapミル線毛タンハク
ミノ酸配列および抗原決定因子を示す模式図であり、第
2図はHU849から導かれたGal−Gal  結合
ピリンおよび5H48からのMSピリンのN末端配列の
比較を示すアミノ酸配列の模式図であり、下線は保存部
位を表わす。 特許出願人 ザ・ボード・オブ・トラステイーズ・オヴ
・ザーレランド・スタン フォード・ジュニア・ユニヴアー シティ 代理人 弁理士前 山  葆(外1名))IU1149
   C,l−6al       Ala   Pr
oThr   ff1s   Pr6  0108耳4
8 7η−ス       −   Ala   Al
aThr   Thr   VatHU849   1
’ro  Gin  cty  (lln  l  L
7m  Vat  Thr  Pha  Asn  f
i  Thr  Vat  VAN  ^1p8H48
τI+rValisnGly、91χ、Thr’/al
lllsl’heLys5」」−GluValViLA
s。 20 21 22 2]  24 25 26 27 
2g  29 30 31HU849  us Pco
 Cyz S@t Ila Ser GLn L7露!
sr^la 独C1n8M4a  A11l ALa迦
A1m 1lal Amp Ale Gly (Thr
)val總畳匹323〕コ4コ536.73839.4
041624344.4566HU849  Sat 
Ila Asp Pha 虫GLa tau Sar 
Lym Sat Phe Lau Glu Ala G
ly8H48ThrVatGinLau旦1tGA!3
Van人y客Thrム18ThrImu人LaG1nC
1uFIG、 2

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Gal−Gal線毛タンパクの少なくとも1個の
    抗原決定因子に相当するアミノ酸配列の免疫保護的に有
    効な量を含んでいる哺乳動物の尿路感染症の処置に有効
    な線毛ワクチン。
  2. (2)抗原決定因子が実質的に大腸菌HU849Gal
    −Gal線毛タンパクの79位から110位まで(79
    位と110位を含む)のアミノ酸配列からなる第(1)
    項に記載のワクチン。
  3. (3)抗原決定因子が実質的に大腸菌HU849Gal
    −Gal線毛タンパクの15位から70位まで(15位
    と70位を含む)のアミノ酸配列からなる第(1)項に
    記載のワクチン。
  4. (4)抗原決定因子が実質的に大腸菌HU849Gal
    −Gal線毛タンパクの133位から163位まで(1
    33位と163位を含む)のアミノ酸配列からなる第(
    1)項に記載のワクチン。
  5. (5)抗原決定因子が実質的に大腸菌HU849Gal
    −Gal線毛タンパクの111位から125位まで(1
    11位と125位を含む)のアミノ酸配列からなる第(
    1)項に記載のワクチン。
  6. (6)アミノ酸配列が大腸菌HU849Gal−Gal
    線毛タンパクのアミノ酸配列からなる第(1)項に記載
    のワクチン。
  7. (7)アミノ酸配列が実質的に下記の式: 【アミノ酸配列があります】 で示される163アミノ酸ペプチドからなる第1項に記
    載のワクチン。
  8. (8)実質的に不純物を含んでいない大腸菌HU849
    Gal−Gal線毛タンパク。
  9. (9)実質的に第(7)項に示した163アミノ酸ペプ
    チドを含んでいる組成物。
  10. (10)実質的に不純物を含んでいない、大腸菌HU8
    49Gal−Gal線毛タンパクの約79位から110
    位までのアミノ酸配列を含んでいる組成物。
  11. (11)実質的に不純物を含んでいない、大腸菌HU8
    49Gal−Gal線毛タンパクの約15位から70位
    までのアミノ酸配列を含んでいる組成物。
  12. (12)実質的に不純物を含んでいない、大腸菌HU8
    49Gal−Gal線毛タンパクの約133位から16
    3位までのアミノ酸配列を含んでいる組成物。
  13. (13)実質的に不純物を含んでいない、大腸菌HU8
    49Gal−Gal線毛タンパクの約111位から12
    5位までのアミノ酸配列を含んでいる組成物。
  14. (14)保護を必要とする哺乳動物に、第(1)項に記
    載のワクチンの有効量を投与することからなる該動物を
    尿路感染症から保護する方法。
JP60094545A 1984-04-30 1985-04-30 尿路感染症のための化学的に規定されたワクチン Pending JPS6122A (ja)

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