JPS6122851Y2 - - Google Patents

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JPS6122851Y2
JPS6122851Y2 JP9654181U JP9654181U JPS6122851Y2 JP S6122851 Y2 JPS6122851 Y2 JP S6122851Y2 JP 9654181 U JP9654181 U JP 9654181U JP 9654181 U JP9654181 U JP 9654181U JP S6122851 Y2 JPS6122851 Y2 JP S6122851Y2
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JP
Japan
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spout
bag
plate
paper
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JP9654181U
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JPS583474U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は袋体内蔵紙容器に関する。
従来、酒、しよう油等の内容物を収納する袋体
内蔵紙容器として種々のものが提案されている。
従来のこの種容器は注出口を設けた袋体と、該袋
体を内蔵する紙製外装体と、注出口に嵌着された
キヤツプとからなり、最も代表的なものとして、
紙製外装体を第1図に示されているように上部に
傾斜部Aを設けてその傾斜部Aに注出口Bを設け
た角筒状の紙容器が容器上部の前後板が傾斜状に
折り曲げられ容器上部が先細り状に形成され、か
つ容器上部の両側板が上記先細り状に形成された
内側に入り込んだ構造を有する角筒状の紙容器
(実開昭55−110464号)、容器上部の前後板が傾斜
状に折り曲げられ、かつ容器上面部を平坦状とし
て容器上部を山形状に形成してなるとともに、側
板が主部と山形状部とで面一となるように形成さ
れた角筒状の紙容器(実開昭54−90326号)等が
知られている。この種容器は、ガラスビンの代替
容器として画期的なものであり、近年この種袋体
内蔵紙容器の開発が各方面で盛んに行われてい
る。
しかしながら、第1図に示される容器では容器
内の上部空間が広いために注出時に注出口に加わ
る内容物の圧力が大きく、このため一時に多量の
内容物が流出する欠点があり、また実開昭54−
90326号に記載された容器は上記欠点は多少解消
されるもののいまだ不充分であつた。更に実開昭
55−110464号に記載された容器では側板が容器上
部において内側に入り込んでいるため、内側に入
り込んだ部分に内容物が残留し易く内容物を完全
に注出できないという問題点があつた。また上記
従来の紙容器では内容物を収納した後、注出口を
シールして内容物を密封包装する必要があり、包
装工程が煩雑になるとともに、内容物を注出する
際に注出口のシールを開封するための器具が手元
にないと容易に開封が行えないという欠点があつ
た。
本考案は上記問題点に鑑みなされたもので、内
容物収納後の密封包装および密封包装された内容
物注出時の開封が容易に行い得、しかも内容物を
円滑に注出できる、取扱いが容易な袋体内蔵紙容
器を提供することを目的とする。
すなわち本考案は内容物を収納し、注出口を設
けた袋体および該袋体を内蔵する紙製外装体を有
する袋体内蔵紙容器において、前記袋体の注出口
がシール材によりシールされ、かつ前記紙製外装
体が前板、後板、2枚の側板および底板よりなる
略角筒状であり、前板が上部で後板側に折曲げら
れた傾斜部および該傾斜部の頂部で上方に折曲げ
られた補強片を有し、後板が上部で前板側に折曲
げられた傾斜部および該傾斜部の頂部で上方に折
曲げられた補強片を有し、前記両傾斜部がその頂
部で当接し、かつ前記両補強片が重合されて貼着
され、前記2枚の側板の各々の上方両角縁が前記
両傾斜部に沿つて傾斜して上部において山形部を
形成し、該山形部と側板主部とが相互に面一に形
成されており、また前記前板の傾斜部には前記注
出口を臨ませる開口が設けられているとともに、
袋体の注出口にはシール材によりシールされた注
出口を有する座板が嵌着され、該座板には鋭く尖
つた先端部を有する中栓とキヤツプとが嵌着され
ていることを特徴とする袋体内蔵紙容器を要旨と
する。
以下、本考案の実施例を図面に基き説明する。
第2図および第3図には本考案の1実施例であ
る袋体内蔵紙容器1が示されている。この紙容器
1の容器本体は酒、しよう油等の内容物を収納す
る袋体2と該袋体2を内蔵する紙製外装体1′よ
りなり、袋体2にはシール材によりシールされた
注出口12が設けられている。紙製外装体1′は
前板3、後板4、2枚の側板5,6および底板7
よりなり、略各筒状であり、袋体2は2枚の合成
樹脂フイルムで構成され、周辺をヒートシールし
て袋状に形成されている。前板3は上部で後板4
側に折曲げられた傾斜部8を有し、またその傾斜
部8の頂部で上方に折曲げられた補強片9を有す
る。後板4は上方で前板3側に折曲げられた傾斜
部10を有し、またその傾斜部10の頂部で上方
に折曲げられた補強片11を有する。2つの傾斜
部8,10はその頂部で当接して紙容器1の頂辺
を形成し、補強片9,11は重合されて接着剤等
により貼着される。この補強片9,11は紙容器
1の頂部を補強すると共に持ち運びのための把持
片としての機能をも有する。側板5,6の各々の
上方両角縁13,14,15,16は傾斜部8,
10に沿つて傾斜して山形部5a,6aを形成
し、この山形部5a,6aは、側板5,6の主部
5b,6bと面一になるように構成されている。
前板3の傾斜部8には開口17が穿設されてお
り、この開口17には袋体2に設けられた注出口
12が臨んでいる。
本考案の袋体内蔵紙容器1を製造するに当たつ
ては、まず第3図に示されている如き展開図のも
のを折り曲げて適宜箇所を接着剤により貼着して
袋体2とともに容器本体を製造する。この方法で
は、袋体2の注出口12を紙製外装体1′の前板
3の開口17に臨ませ、袋体2を前板3、側板
5,6の適宜筒所に接着剤等により固定する。次
いで折曲げ線20a,20b,20c,21に沿
つて折り曲げて前板3、後板4、側板5,6およ
び底板7を組立て、次に折曲げ線22a,22b
を折り曲げて傾斜部8,10を形成してその頂部
を当接し、次いで折曲線23a,23bを折り曲
げた後、補強片9,11を重合して貼着して容器
本体が得られる。注出口12には第5図に示す取
付部材25が嵌着され、更にキヤツプ18が嵌着
される。なお24はのりしろを示す。本考案の紙
容器1に酒、しよう油等の内容物を充填するに当
たつては、注出口12のシール材を破断した後、
内容物を袋体2の注出口12より袋体2内に注入
し、注入完了後シール材を有する取付部材25を
嵌着して密封する。取付部材25は、注出口26
を有し、シール材30が貼着された座板27、鋭
く尖つた先端部を有する断面中空の中栓28より
構成され、取付時には袋体2の注出口12、座板
27、中栓28およびキヤツプ18は結合されて
おり、座板27は袋体2の注出口12にネジ嵌合
(図示せず)し、かつ融着密封することにより取
付ける。この取付部材25を取付けて密封した
後、内容物を注出するに当たつては、キヤツプ1
8を外し、中栓28を座板27の注出口26内に
押し込んで尖つた先端部でシール材30を破断す
ることにより容器の開封が行われ、これによつて
開口した注出口26から内容物を注出することが
できる。
第4図には本考案の他の実施例である袋体内蔵
紙容器1が示されている。この実施例では外装体
1′の頂部を補強するための補強片9,11を前
記実施例におけるよりも上下幅を大きく形成して
手持ち用穴19を穿設したものであり、これによ
り頂部が補強されると共にさらに持ち運びが容易
になるものである。
上記のような紙容器1より内容物を注出するに
当たつては、キヤツプ18を取外し、紙容器1を
傾けて注出する。このとき、内容物は袋体2の注
出口12近傍で注出口12側に傾斜している後板
4の傾斜部10に沿つて案内されることにより円
滑に注出され、また前板3と後板4の傾斜部8,
10により形成される空間が比較的狭いため注出
口12に加わる内容物の圧力が小さくなり注出が
滞つたり、一時に多量の内容物が流出することは
なく、適正な流量で安定的にかつ確実に注出でき
る。また側板5,6の山形部5a,6aが内側に
折り込まれておらず、主部5b,6bと面一の平
坦状なので、注出時に容器内部における当該折り
込み部分に内容物が残留して完全注出を妨げる等
の不具合を招くことはない。
以上説明したように本考案の袋体内蔵紙容器
は、前板の傾斜部に設けられている注出口近傍で
後板が注出口側に傾斜するように構成されている
ので内容物が後板の傾斜部に沿つて案内され、か
つ注出口に加わる内容物の圧力が小さいため、注
出が滞つたり一時的に多量の内容物が流出するよ
うなことはなく注出を円滑に行うことができ、ま
た注出口近傍の側板が従来のように内側に入り込
んでおらず側板の主部と面一な平坦状なので内側
に入り込んだ部分に内容物が残留することはなく
内容物を完全に注出できる。また注出口が傾斜部
に取付けられているので張出すことはなく、運搬
に当たつての箱詰め等における製品のがさつきが
なく、密に詰め込むことができ、また、単調な角
筒状の容器と異なり上部が尖つた形状となつてい
るため外観も斬新で工業的意匠効果大であり、さ
らには容器の頂部の補強片が把持片としても機能
するため持ち運びや冷蔵庫への出し入れが便利で
ある。しかも本考案容器は袋体の注出口がシール
されているため、内容物を収納するまでの保管時
に袋体内部が汚染されることがなく衛生的である
と共に、内容物を収納後に取付部材を袋体の注出
口に取付けるだけで密封包装ができるため密封包
装の工程を簡略化でき、更には取付部材を座板
と、該座板に嵌着した尖つた先端部を有する中栓
とで構成したため、開封時に中栓の先端部を座板
の注出口に押し込んでシール材を破断することが
でき、何時、何処ででも容易に開封が行える等の
種々の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
従来の袋体内蔵紙容器の斜視図、第2図は本考案
の1実施例である袋体内蔵紙容器を示す斜視図、
第3図は第1図の展開図、第4図は本考案の他の
実施例を示す斜視図、第5図は注出口を密封する
ための取付部材を示す分解斜視図である。 1……袋体内蔵紙容器、1′……紙製外装体、
2……袋体、3……前板、4……後板、5,6…
…側板、5a,6a……山形部、5b,6b……
主部、7……底板、8,10……傾斜部、9,1
1……補強片、12……注出口、13,14,1
5,16……角縁、17……開口、18……キヤ
ツプ、25……取付部材、26……注出口、27
……座板、28……中栓、30……シール材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内容物を収納し、注出口を設けた袋体および該
    袋体を内蔵する紙製外装体を有する袋体内蔵紙容
    器において、前記袋体の注出口がシール材により
    シールされ、かつ前記紙製外装体が前板、後板、
    2枚の側板および底板よりなる略角筒状であり、
    前板が上部で後板側に折曲げられた傾斜部および
    該傾斜部の頂部で上方に折曲げられた補強片を有
    し、後板が上部で前板側に折曲げられた傾斜部お
    よび該傾斜部の頂部で上方に折曲げられた補強片
    を有し、前記両傾斜部がその頂部で当接し、かつ
    前記両補強片が重合されて貼着され、前記2枚の
    側板の各々の上方両角縁が前記両傾斜部に沿つて
    傾斜して上部において山形部を形成し、該山形部
    と側板主部とが相互に面一に形成されており、ま
    た前記前板の傾斜部には前記注出口を臨ませる開
    口が設けられているとともに、袋体の注出口には
    シール材によりシールされた注出口を有する座板
    が嵌着され、該座板には鋭く尖つた先端部を有す
    る中栓とキヤツプとが嵌着されていることを特徴
    とする袋体内蔵紙容器。
JP9654181U 1981-06-29 1981-06-29 袋体内蔵紙容器 Granted JPS583474U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9654181U JPS583474U (ja) 1981-06-29 1981-06-29 袋体内蔵紙容器

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JP9654181U JPS583474U (ja) 1981-06-29 1981-06-29 袋体内蔵紙容器

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Publication Number Publication Date
JPS583474U JPS583474U (ja) 1983-01-10
JPS6122851Y2 true JPS6122851Y2 (ja) 1986-07-09

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JP9654181U Granted JPS583474U (ja) 1981-06-29 1981-06-29 袋体内蔵紙容器

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