JPS6122783Y2 - - Google Patents

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JPS6122783Y2
JPS6122783Y2 JP4448281U JP4448281U JPS6122783Y2 JP S6122783 Y2 JPS6122783 Y2 JP S6122783Y2 JP 4448281 U JP4448281 U JP 4448281U JP 4448281 U JP4448281 U JP 4448281U JP S6122783 Y2 JPS6122783 Y2 JP S6122783Y2
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JP
Japan
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main body
handle
piston
snap
vibration
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JP4448281U
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JPS57157486U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は溶接作業時のピーニングやタガネを利
用した鉄鋼材料のハツリ作業等に使用するチツピ
ングハンマー(又はエアハンマー)に関する。
溶接作業等で日常頻繁に使用される従来の典型
的なチツピングハンマーの構造を第1図に示す。
このチツピングハンマーは本体(シリンダー)1
とスナツプ3並びに取手部2が一体で形成されて
おり、レバー7の動作に依り流入するエアーの流
れ4及び4aによりピストン8を作動させてスナ
ツプ3を打撃させる。エアーの流れ4aに依りピ
ストン8がスナツプ3に衝突する。この時、同時
にスナツプ3の先端部3bが被加工物を打撃して
いる。またエアーの流れ4bに依りピストン8が
A方向に進む。このようにピストン8をストロー
クSだけ往復動させることにより、スナツプ3に
繰返しの衝撃を与える。この時スナツプ3はコイ
ルばね6、ブツシユ5に接触することにより、A
←→B方向に動作する。エアーの流れ4a,4bの
切換はエアハンマー等で一般に使用されている切
換弁により行なわれる。
このような従来技術の構造には以下の如き問題
点がある。
スナツプ3が被加工物を打撃する時の衝撃並
びに本体1の中での往復運動をする時の振動が
本体1から取手部2へそのまま伝動されるため
チツピングハンマーを保持する作業者の上肢に
直接衝撃が伝わり著しく作業性を阻害する。
従来技術のチツピングハンマーでの振動測定
値は第4図に示す如く通常の作業状態(1〜
2H/日・人が多い)で、1SO/DIS5349基準値
を超える上にチツピングハンマーそのものの重
量が重い(1.9Kg位)ため、作業者に振動障害
を発生させる危険性が大きい。
本考案は上述の問題点を解決するべく、スナツ
プが被加工物を打撃する時の衝撃並びにスナツプ
が本体1の中で往復することから発生する振動等
が作業者の上肢に直接伝動することのないよう、
本体のほぼ中央部に緩衝体を設けてこれにより衝
撃及び振動を吸収し、それにより作業者に直接振
動が伝達するのを防止し、かつISO/DIS5349の
基準値をも満足させ、併せて重量の軽減を図り、
以つて作業性の大巾な向上と振動障害の危険防止
を図ることを目的とするものである。
以下、本考案のチツピングハンマーの構成につ
いて第2,3図を参照して具体的に説明する。
尚、以下の図面で特に言及しない部分の機構に
関しては従来構造と基本的にほぼ同様である。
本考案によれば、従来一体構造物として形成さ
れていた本体10と取手11は分離独立体として
構成される。そして、これら本体10と取手11
との間には、例えば、ゴム製の緩衝体15が設け
られる。緩衝体15は接着剤等によつてこれに固
着されたブラケツト16,17を有する。緩衝装
置を形成する各部材15,16,17は締付用穴
13を有する本体10にボルト21で座金22を
介して締付固定される。ブラケツト16を固定す
る穴20とエアー流入用穴23とを有するプレー
ト14は取手11に溶接W等で止着される。ブラ
ケツト16はプレート14の穴20に座金24を
介してボルト18、ナツト19により締付固定さ
れる。
エアー4は孔23に連結されるチユーブ12を
経由して本体10の周囲を通り、本体10に形成
した孔30を介して本体10内に流れる。プレー
ト14は取手11に溶着されているが第3図に示
す如く、取手11と一体としても良い。また、同
様に第3図に示す如くプレート14内にエアー4
の通路12′を形成することも可能である。
ただこの場合、通路12′と本体10の内部通
路とを連結するエアーパイプ25は樹脂またはゴ
ム類等の軟質材で形成して、本体10が受ける衝
撃や振動を取手11へ直接的に伝動することのな
いようにすることは言うまでもない。
更にまた、従来技術では本体1や取手2(第1
図)等の主構成品は一般に機械構造用炭素鋼鋼材
等で形成されているが、本考案では好ましくは本
体10、取手11の主構成品の他プレート14や
ブラケツト16,17も併せて非鉄金属材料(ア
ルミニウム合金等)で形成することにより、従来
比20%程度の重量軽減を達成することができる。
以上の如く構成したチツピングハンマーの作動
は次の通りである。
先ず、取手11を右手(又は左手)でしつかり
保持し、被加工物へスナツプ3を圧接させ、取手
11に設けたレバー7を親指で静かに矢印D方向
へ作動させてエアー4を本体10に内設されるシ
リンダボア9内のピストン8を前後に往復運動さ
せ得るように、エアー4a,4b及び4cの流れ
がピストン8の位置に応じて切換わるようになつ
ている。このエアーの切換自体はエアーハンマ
ー、あるいはリベツター等、斯かる種類の装置に
おいて一般的なものであり、従つて詳しい説明は
省略するが簡単に説明すると、エアー4aと4b
の分岐路に切換弁が設けられており、この切換弁
がピストン8によるエアー4cの開閉に応じて生
じる通路の面積差により動作してエアーを切換え
るものである。即ち、ピストン8は通常の複動ピ
ストンを構成する。
ピストン8の往復運動は被加工物に圧接してい
るスナツプ3の先端部3bが繰返し被加工物の表
面を打撃する運動となる。この結果、一方ではス
ナツプ3に伝動する被加工物打撃時の反発力がピ
ストン8を通じて本体10に、又他方ではスナツ
プ3が本体10内でブツシユ5及びコイルばね6
に当接しながら往復運動することに依つて生じる
振動が同様にして本体10に影響を与える。
こうして生じた衝撃及び振動エネルギーを取手
11へ直接に伝動させないよう改良したことに本
考案の最大の特徴がある。
本体10に伝動されるこれら衝撃及び振動エネ
ルギーは第4図に示す如く、軟質材料(ゴム類
等)で形成された緩衝体15に依つて大巾に吸収
され、取手11への伝動を阻止するのに役立つて
いる。第4図において破線は従来技術を、実線で
は本考案を夫々示す。このため、取手11を保持
する作業者の上肢には衝撃又は振動エネルギーが
直接に伝動することは実質上なく、通常の作業状
態(1〜2H/日・人)に於てISO/DIS 5349の
基準値を十分に満足しながら、かつ従来技術品よ
り軽くなつたチツピングハンマーで作業すること
を可能とした。
最後に、本考案のチツピングハンマーを使用し
て溶接作業時のピーニングや鉄鋼材料のハツリ作
業等を実施した場合、従来技術品に比較して以下
のような効果のあることが実験的に確認された。
スナツプ3が被加工物を打撃する時の振動並
びに本体1の中で往復運動する時の振動等のエ
ネルギーが本考案の緩衝機構により大巾に吸収
されるため、これを保持する作業者の上肢にス
トレートに伝達されることがなく、大巾な作業
性の向上が図れるようになつた。
振動測定値の測定結果を示す第4図から明ら
かな如く、通常の作業状態(1〜2H/日・
人)でISO/DIS5349を満足し、又構成材料の
変更等により工具本体の重量も従来品より0.3
Kg(約20%)軽減された等の相乗効果に依つ
て、作業者の肉体的苦痛が著しく軽減され、そ
の事が振動障害等の危険発生を除去するのに多
大な効果を発揮せしめることが確認された。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係るチツピングハンマーの
1例を示す断面図、第2図は本考案のチツピング
ハンマーの部分断面正面図、第3図は本考案の他
の実施例を説明する部分図、第4図は従来技術と
の比較において本考案の防振効果の実験結果を示
す線図。 3……スナツプ、6……ばね、8……ピスト
ン、10……本体、11……取手、14……プレ
ート、15……緩衝体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 取手を具えたハンマ本体内に設けた複動ピスト
    ンにより該ピストンの先端に連設したスナツプを
    打撃させるチツピングハンマーにおいて、取手と
    本体とを分離独立構造となし該両者間にピストン
    の軸線に対して対称な略円錐台形状の緩衝体を設
    けたことを特徴とする防振形チツピングハンマ
    ー。
JP4448281U 1981-03-31 1981-03-31 Expired JPS6122783Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4448281U JPS6122783Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4448281U JPS6122783Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57157486U JPS57157486U (ja) 1982-10-02
JPS6122783Y2 true JPS6122783Y2 (ja) 1986-07-08

Family

ID=29841405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4448281U Expired JPS6122783Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

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JP (1) JPS6122783Y2 (ja)

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JPS57157486U (ja) 1982-10-02

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