JPS6122715A

JPS6122715A - ケ−ブル巻取機のトルク調整装置

Info

Publication number: JPS6122715A
Application number: JP59145099A
Authority: JP
Inventors: 光昭佐藤
Original assignee: IHI Corp
Current assignee: IHI Corp
Priority date: 1984-07-11
Filing date: 1984-07-11
Publication date: 1986-01-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、走行うレーン等における給電ケーブルの巻
取や地上の固定設備と移動機械とのインターロックケー
ブルの巻取などに利用されるケーブル巻取機のトルク調
整装置に関する。

〔従来の技術〕

ケーブル巻取機は、例えば走行うレーンのキャブタイヤ
ケーブル方式給電装置における給電ケーブルの巻取装置
として、地上からクレーン上に導かれる給電ケーブルを
クレーンの位置にかかわらず常にたるみない状態に巻取
るために、クレーン上に設置して使用される。走行うレ
ーンにおける給電ケーブルの巻取装置においては、巻取
装置のトルク方向（巻取方向）は常に一定の方向である
が、その回転方向は地上の給電点とクレーンの位置ＩＡ
係およびクレーンの走行方向によって変化する。これを
第２図を用いて説明すれば、ケーブル巻取機１０に対す
るトルク方向は、ケーブル１２を巻取る方向で常に一定
であるが、クレーンが給電点Ａのどちら側にあるかによ
って、クレーンの走行方向が同じでもケーブル巻取機１
０の回転方向は異なってくる。例えば、クレーンが第２
図中左方向に走行し７ＩＣ場合を考えると、地上の給電
点Ａよシ左側にクレーンが位置している■の状態では、
クレーンは給電点Ａから離れる方向に移動するので、ケ
ーブルには繰出されることになシ、トルク方向と回転方
向は逆となる。しかし、同じく左方向に走行する場合で
も、給電点Ａよシ右側にクレーンが位置している■の状
態では、クレーンは給電点Ａに近付く方向に移動するの
でケーブル１２は巻取られることにな９、トルク方向と
回転方向は一致する。また、クレーンが第２図中右方向
に走行した場合を考えると、給電点Ａよシ左側にクレー
ンが位置している■の状態では、クレーンは給電点Ａに
近付く方向となるのでケーブルには巻取られることにな
シ、トルク方向と回転方向は一致する。しかし、同じく
右方向に走行する場合でも、給電点Ａよシ右側にクレー
ンが位置している＠の状態では、クレーンは給電点Ａか
ら離れる方向に移動するのでケーブル１２は繰出される
ことになシ、トルク方向と回転方向は逆となる。

このように、クレーンの走行方向とクレーンの位置によ
ってケーブル巻取機のトルク方向と回転方向の関係が変
わる。これは、ケーブル巻取機の駆動モータについてい
えば、すベシが変わるということである。ケーブル巻取
機の駆動モータとしては、一般に巻線形モータやトルク
モータが用いられるが、そのすベシートルク特性は一般
に第３図に示すようになる。すなわち、すべｊ＋ｓ立Ｑ
（同期速度）でトルクは０であシ、すベシＳが増大する
につれてトルクも増大する。そして、ＩＪで停止状態と
なる。ここで、前記ケーブル巻取機のトルク方向と回転
方向が一致した動作状態（第２図の＠、■の動作）とは
、すべｊｔｓがｉ＞ｓ＞。

の範囲（−１：一タリング象限）での動作でおる。また
、トルク方向と回転方向が逆の動作状態（第２図の■、
＠の動作）とは、すベシ＄が８＞１の範囲（グラキング
象限）での動作である。トルク方向と回転方向が一致す
るモータリング象限でケーブルの張力が適切になるよう
にモータのトルク特性を設定しておくと、トルク方向と
回転方向が逆になるグラキング象限においては大きなト
ルクが生じてケーブルの張力が過大になシ、ケーブルを
傷めることがある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

この発明は上記従来の技術における欠点を解決して、ケ
ーブル巻取機のトルク方向と回転方向とが逆になるグラ
キング象限においても、適切なトルクが得られるように
して、ケーブルに過度の張力がかからないようにしたケ
ーブル巻取機のトルク調整装置全提供しようとするもの
である。

〔問題点全解決するための手段〕

この発明は、ケーブル巻取機の回転状況を検出して駆動
モータのトルクを調整することにより、ケーブルにかか
る張力を調整するようにしたものである。

〔作用〕

この発明の前記解決手段によれば、巻取り、繰出し時の
ケーブルに加わる張力全最適にすることができる。した
がって、トルク方向と回転方向が逆になるグラキング象
限においても、ケーブルにかかる過度の張力を抑制して
、ケーブルの損傷を防止することができる。

〔実施例〕

この発明の一実施例を第１図に示す。この実施例は、ケ
ーブル巻取機駆動モータ２０の二次抵抗器２６の値を段
階的に切換えることにより、トルク調整を行なうように
したものである。

第１図において、リレー接点１４．１６はクレーンの前
進、後進の操作によってそれぞれオンされるものである
。リレー接点１４．１６のいずれかがオンされると、リ
レー１８がオンされる。ケーブル巻取機駆動モータ２０
は、ノーヒユーズブレーカ２２、リレー１８の接点１８
ａ、オーノイロードリレー２４、二次抵抗器２６等を介
して電源に接続されておシ、リレー１８がオンしてその
接点１８ａがオンすることによシ、ケーブル巻取機駆動
モータ２０が起動される。

モータ２０の二次抵抗器２６は、リレー接点３４ａによ
シ抵抗値が切換えられてモータ２０のトルク調整を行な
う、すなわち、リレー接点３４ａをオンすれば二次抵抗
器２６の抵抗値は小さくなって、トルクは大きな値（第
４図に直線■で示す特性）となる。また、リレー接点３
４ａをオフすれば二次抵抗器２６の抵抗値は大きくなっ
て、トルクは減少（第４図に直線■で示す特性）する。

９　リレー２８はモータ２０の回転状況を検出するもの
で、例えば電圧リレーや周波数リレーで構成される。電
圧リレーの場合は、モータ２０の二次電圧がすべりＳに
よって変化することを利用、して、二次電圧値がシラキ
ング現象中の所定のすべｐｓ（例えばＳ＝１．２）に対
応した値に達したと゛きオンされる。すなわち、二次電
圧Ｅ２はＥ２＝３・Ｅｌ・ＳＩＥｌニー次電圧童ニー次側と二次側の巻線比で表わされ、すべｐｓに比
例して二次電圧Ｅ２は大きくなるから、第５図に示すよ
うに、例えばｓ−１，２に対応した二次電圧値Ｅｘ（１
，２）を設定して、この電圧値Ｅ２（１，２）に達した
らオンされるようにする。

また、リレー２８を周派数リレーで作る場合は、モータ
２０のすべ＃）Ｓが回転数に対応していることを利用し
て、モータ２０の回転数を検出して、例えばｓ＝ｌ、ま
たはシラキング象現中の所定値（例えば５−２）以上の
すベシに対応し九回転数に達したときオンされる。

リレー２８がオンされると、その接点２８ａがオンされ
る。接点２８ａがオンされると、所定時間経過後にオン
ディレィタイマ３０がオｙする。

オンディレィタイマ３０は、リレー２８の一時的な誤動
作による二次抵抗値の切換を防止するものである。

オンディレィタイマ３０がオンさｎるとその接点３０ａ
がオンされ、更にリレー３２がオンされてその接点３２
ａがオンされ、更にリレー３４がオンされる。リレー３
４がオンされると、その接点３４ａがオフされて、二次
抵抗器２６の抵抗値が切換えられる。すなわち、モータ
２０のトルクは、第４図中太線で示すように切換えられ
る（Ｓ−１で切換えるようにした場合）。

ここで、前記第２図の各状態における第１図の回路の動
作について説明する。

（１）第２図■、■の状態のときこのとき、ケーブル１２は巻取られる方向に動作するか
ら、ケーブル巻取機１０の回転方向とトルク方向は一致
する（モータリング象限での動作）。

したがって、リレー２８はオンせず、リレー３０．３２
．３４はすべてオフとなる。したがって、接点３４ａは
オンし、二次抵抗器２６の抵抗値は小さくなシ、トルク
特性は第４図の実線■中の太線のようになる。

（２）第２図■、■の状態のときこのとき、ケーブル１２は繰出される方向に動作するか
ら、ケーブル巻取機１０の回転方向とトルク方向は逆と
なる（シラキング象限での動作）。

したがって、リレー２８がオンし、リレー３０．３２．
３４がオンする。したがって、接点３４ａはオフし、二
次抵抗器２６の抵抗値は大きくなシ、トルク特性は第４
図の実線■中の太線のように減少する。これにより、ケ
ーブル１２に過度の張力がかからなくなシ、その損傷が
防止される。

〔変更例〕

前記実施例においては、二次抵抗値の切換によりトルク
調整を行なうようにしたが、ケーブル巻取機に使用する
モータの種類によってトルク調整方法は異々る。

また、前記実施例では、トルク調整を２段階切換とした
が、切換段数を３段階、４段階、・・・と増やすことも
可能でｓｂ、無段階切換とすることも可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、ケーブル巻取
機の回転状況を検出して駆動モータのトルクを調整する
ことによシ、ケーブルにかかる張力を調整するようにし
たので、巻取り、繰出し時のケーブルに加わる張力を最
適にすることができる。したがって、トルク方向と回転
方向が逆になるシラキング象限においても、ケーブルに
かかる過度の張力を抑制して、クープルの損傷を防止す
ることができる。

また、回転状況の検出をリミットスイッチなどの機械的
手段でなく、実施例で示したような電気的手段で行なう
ようにすれば、検出が正確かつ容易になシコスト的にも
安くすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例を示す回路図である。第２図は、クレーンの走行方向および給電点Ａに対する
クレーンの位置とケーブル巻取機１０の回転方向の関係
を示す図である。第３図は、モータのすベシとトルクとの関係を示す特性
図である。第４図は、第１図の実施例の動作特性図である。第５図は、すベシＳと二次電圧Ｅの関係を示す線図であ
る。１０・・・ケーブル巻取機、１２・・・ケーブル、２０
・・・ケーブル巻取機駆動モータ、２２・・・ノーヒユ
ーズブレーカ、２４・・・オーバロードリレー、２６・
・・二次抵抗器、２８・・・モータ回転状況検出用リレ
ー（電圧リレー、周波数リレー等）、３４ａ・・・二次
抵抗値切換用リレー接点。第１図第２図第３図第５図Ｅ、

Claims

【特許請求の範囲】

ケーブル巻取機の回転状況を検出して駆動モータのトル
クを調整することにより、ケーブルにかかる張力を調整
するようにしたことを特徴とするケーブル巻取機のトル
ク調整装置。