JPS61226270A - 漆器用炭素系研磨材 - Google Patents

漆器用炭素系研磨材

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Publication number
JPS61226270A
JPS61226270A JP6727585A JP6727585A JPS61226270A JP S61226270 A JPS61226270 A JP S61226270A JP 6727585 A JP6727585 A JP 6727585A JP 6727585 A JP6727585 A JP 6727585A JP S61226270 A JPS61226270 A JP S61226270A
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JP
Japan
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abrasive
carbon
carbonic
porous body
air holes
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Pending
Application number
JP6727585A
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English (en)
Inventor
Yoji Tomita
富田 洋司
Toshio Yamamura
敏夫 山村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は漆器の製造工程において、漆塗膜面の研磨に好
適な漆器用炭素系研磨材に関する。
C従来の技術) 漆器の製造工程においては基材となる木地(きじ)の上
に漆液を塗布しそれを乾燥硬化させ食後表面の塗膜面を
研磨し、更に漆液の重ね塗り、乾燥、研磨等の作業t−
繰り返し、何層にも漆塗膜層を形成し1丈夫な漆器を製
造して行くのが一般的である。これらの漆器製造工程中
でも研磨作業は、表面の平担度及び漆器特有の美しい深
味のある光沢、艶を出す為に極めてjjL要な作業であ
る。特に表面積の大きい家具類例えばテーブル、デスク
サイドボード等装飾的価値を有するものについては表面
の平担度及び光沢は重要ポイントである。
そして、漆液塗布工程において前部工程は下塗りと称さ
れ、特に平担度金出す工程であり、後部工程は上塗りと
称され特に光沢、艶を出す工程である。即ち前部工程で
の研1itr研ぎ」後部工程での研磨を「Nき」と称す
る。
従来上記研、庸作業には特定の木材を、9気遮断焼成し
穴「木炭」が使用されており、工程に合わせて硬質の朴
炭、駿河炭、軟質の呂色炭等が用途に応じて使い分けら
れていり、シかし、これ等の木炭は原料となる木材の材
質産地焼成技術によって品質が大きく変動し、しかも近
年は木炭自体の生産量が極端に減少しているため、研磨
材となりうる良質なものが非常に入手し難くなっている
また産地によっては天然の岩石を利用した天然砥石を用
いている場合もあるがそれもその多くは鉱床が既に枯渇
しかかっている。
これ等の問題点を解消する為に耐水ペーパー、合成砥石
等が使用されはじめているが、これ等はシリコンカーバ
イト等砥粒の微粒子を固定したものであシ木炭に比し条
痕が深く入りすぎ均一な表面が得難くまt目詰まり等の
好ましからざる現象も起り易く、更に耐水ペーパーでは
、表面の砥粒が脱落してしまえば研庸力が全くなくなる
という欠点を有していた。しかも耐水ベーパーでは可撓
性がありすぎて、平坦度を出しに<<、従りて、食器、
盆等の小型の製品にしか適用し得す、更に高級品の生産
には不適当であるうえ平研磨である為手に対する負担が
大きく疲労し易いものであった・ また合成砥石では、レジノイド系、ビトリファイド系の
ものは剛性が高すぎて適度な研摩が出来ず不適当であり
、僅かにポリビニールアセタール系!A脂を結合剤とす
るPVA系耐水砥石が適用される程度であったがこれも
、切れ味目詰まり等の点で十分なものとは言い難かった
(本発明が解決しようとする問題点) 本発明者等は、前述の耐水ベーパーあるいは合成砥石の
有する諸欠点に鑑み、鋭意研91重ね。
本発明を完成するに至り光ものであり、その目的とする
ところは、研磨斑1条痕等の発生がなく法器の研磨に好
適な炭素系研磨材を提供するにある。
他の目的は生産性、品質安定性に優れた炭素系研磨材を
提供するにある。
(問題全解決するための手段) 上述の目的は、連続気孔を有する三次元網状構造を備え
た見掛は密度0.30 f /a11〜0.60 fl
/dの炭素多孔質体であって、該炭素多孔質体の隔壁が
ガラス状炭素によシ形成されてなる漆器用炭素系研磨材
により達成される。
以下本発明の詳細について説明する。本発明に係る連続
気孔の三次元網状構造it備えた炭素系研磨材は研磨作
業に起因する研摩屑、切粉等を研磨材の気孔内に吸収す
ることにより、連続研摩作業中に残留研摩屑がひき起こ
す目詰まり、条痕等の発生という好ましからざる現象を
防止する。また本発明になる炭素系研磨材はガラス状炭
素であるため法面の硬さに適合する。更に炭素系研磨材
は合成物である為、天然の木炭に見られる素材のバラツ
キが全くなく、研磨に先たつ、木炭の選定という煩雑な
作業を全く必要としない点も、特筆すべき点である。
次に炭素系研磨材を構成する多孔質体のガラス状炭素は
、その見掛密度が0.30f/cII乃至0.60g/
cm3の範囲にあることが必要であり、好ましくは0.
45 flal 〜0.55 g/cm3の範囲である
即ち、見掛ffi度がo、6og/cm3t−上回ると
全体として密に過ぎ、研磨に必要な気孔が少く、かつ独
立気孔のものも存在し、目づまシ、条痕の原因となり易
く、見掛密展が0.30g/dを下回ると。
構造的に弱く、隔壁の硬度との関係は必要な研削力を有
さなくなるからである。また、一般に空気遮断状態又は
不活性ガス雰囲気中で炭素含有量の多い有機物を焼成す
ると固型状の炭素が得られることが知られておりこの技
術は古くは前述の木炭の製造、新しくは例えば、炭素繊
維の製造等に応用されているが、この場合焼成条件によ
り、炭素の型態が與なるため、1800℃以上の高温条
件下ではグラファイト状の結晶性炭素、1200〜18
00°C程度では、所謂メソフェーズ状と称せられて、
結晶性炭素と非結晶性のガラス状炭素の混在した炭素、
それ以下の偏度では、非結晶性のガラス状炭素となる。
本発明に係る炭素系研磨材の場合は、その硬度及び切削
性の点から見て、ガラス状炭素である事が重要要件であ
り、これ以外のメソフェーズ状あるいはグラファイト状
の炭素では本発明の目的を達成し得ず、特にメソフェー
ズ状のものは、不均一な条痕が入シ易く好ましくない。
本発明に係る研磨材を製造するに際しては先ず安定な固
型炭素を製造する為に、分子鎖中に炭素数の多いフェノ
ール系樹脂と均一な連続気孔を有する三次元網状構造の
多孔質体會得るために、メリビニールアルコール系梢脂
を組合せて好ましい物性と構造を備えた炭素系研磨材の
前駆体を製造する。引き続いて蝕Wl]駆体を電気炉等
の焼成手段音用いて、不活性ガス尋の非酸化性雰囲気下
で焼成を行なう。
即ちその製法の1例を示すと平均重合fi300〜°2
.OOO,鹸化度80以上で、変成あるいは無変成のポ
リビニールアルコールを−m又はそれ以上用い均一な水
溶液となし、これに水溶性のレゾール(資)脂、必要に
応じて反応性を有する粒状ないし粉末状のフェノール樹
脂、アルデヒド舶、澱粉類等の気孔生成剤を混合し該混
合物t−酸触媒存在下で、50〜100℃の温度にてI
OM間以上反応を行なう事により、前駆体であるポリビ
ニルアセタール、フェノール糸樹脂混合系多孔質体が得
られる。
得られfe前駆体全水洗し、過剰のアルデヒド。
酸、澱粉等を除去した後、予備乾燥し、水分を完全に除
去せしめ引き続いて該前駆体を空気シャ断又は、不活性
ガス置換等の非酸化性雰囲気下で焼成する。その際最終
到達温度11200℃以下、好ましくは800°C〜1
000°Cに設定するとともに焼成段階において発生す
るガスを排出しつつ均一に焼成することにより本発明炭
素系研磨材が得られる。ま九上述した粒状ないし粉末状
フェノール樹脂は必要に応じて強度向上のため用いられ
る。ここで言う反応性を有する粒状ないし、粉末細化し
たものとは異なり特開昭57−177011号公報に述
べられ穴製法に従って製造される球状−大粒子及びその
二次凝集物よりなるフェノール系樹脂とする。ま九、用
いられる酸触媒は、塩醜硫酸、硝酸等の鉱酸類あるいは
、蟻酸、酢酸、醋酸、蓚酸、クエン酸、酒石酸、マレイ
ン酸等からなるカルボン酸類あるいはバラトルエンスル
フォン酸等があげられいずれも使用しうるが、後の焼成
工程において肩線性ガスの発生がなく、かつ、固型炭素
の中に不純物としてハロゲン元素、硫覧チッ素等を残す
事のない、カルボン酸系の#全使用することが更に好ま
しい。
(発明の効果) 本発明に係る炭素系研摩材は、従来耐水ペーパー、ある
いは合成砥石では不可能であう几、即を天然の木炭を使
用せざるを得なかった例えば大型漆器の平面部分の研磨
が可能となシ、従って高価で鍵的に稀少価値の高い天然
木炭を求める必要がなくなった。更に形状的に限定のあ
っ友木炭に比し該研摩材は方向性もなく好みの大きさ、
形状にて製造可能な為作業の効率化、均質化を促進し、
生産性、品質の安定に及ぼす影響が極めて大である。史
に従来配水ベーパー、合成砥石が便宜的に用いられてい
几小型漆器、食器類の分野にも応用が可能であり、従来
の研磨材では避けられなかっ゛ た研オ斑、条痕等の欠
点も完全に是正され、漆器製品の品位向上に資する所は
極めて大きいものである。
〈実施例〉 以下実施例に従って本発明の実施態様を具体的に説明す
る。
実施例1〜7 水溶性フェノール樹脂として住友デュレズ(株)製PR
9611,IQ状フェノール樹脂として、鐘紡(掬ベル
バール8ポリビニールアルコールIf、重合7i170
0の完全ケン化品を用い、更に、澱粉として米澱粉1m
としてマレイン酸、アルデヒドとしてホルムアルデヒド
を用い、表1に示す組成の前駆体を試作し、これ?N2
  ガス気流下の電気炉に−CR終到達゛      
 温度900℃に設定して焼成し、固型炭素を得た1合
板上にクロメ漆液を塗布し、乾燥硬化せしめた被研磨体
所謂手板を準備し、上記Of&種固種度型炭素水研ぎを
行ない研磨のし易さ、感触及び表面状態をチェックし九
比較例1〜3 耐水ペーパー、PVA系合成砥石及び駿河炭を実施例1
〜7と同じ条件下で使用して研磨のし易さ、感触及び表
面状態をチェックし食。結果を表−1に合せて示した。
(表面粗さは東京精密■製比較例4 表−1の実施例4の前駆体を焼成温度の最終到達温度を
1380°Cに設定して焼成して得几固型炭素全用いて
、実施例1〜7及び比較・例1〜3と同様の研磨試験及
びX線観察を行なった。
結果を第2表に示しt6 第2表

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)連続気孔を有する三次元網状構造を備えた見掛け
    密度0.30g/cm^3〜0.60g/cm^3の炭
    素多孔質体であって、該炭素多孔質体の隔壁がガラス状
    炭素により形成されてなる漆器用炭素系研磨材。
  2. (2)炭素多孔質体の隔壁がポリビニルアセタール系樹
    脂とフェノール系樹脂よりなる連続気孔を有する三次元
    網状構造を備えた多孔質体を非酸化性雰囲気下800〜
    1200℃の温度で焼成したものである特許請求の範囲
    第(1)項記載の漆器用炭素系研磨材。
JP6727585A 1985-03-29 1985-03-29 漆器用炭素系研磨材 Pending JPS61226270A (ja)

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JP6727585A JPS61226270A (ja) 1985-03-29 1985-03-29 漆器用炭素系研磨材

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JP6727585A Pending JPS61226270A (ja) 1985-03-29 1985-03-29 漆器用炭素系研磨材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03140334A (ja) * 1989-10-26 1991-06-14 Showa Highpolymer Co Ltd 湿式摩擦材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03140334A (ja) * 1989-10-26 1991-06-14 Showa Highpolymer Co Ltd 湿式摩擦材

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