JPS61225806A - シリコ−ン油を分散媒とした磁性流体およびその製造方法 - Google Patents

シリコ−ン油を分散媒とした磁性流体およびその製造方法

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JPS61225806A
JPS61225806A JP60067946A JP6794685A JPS61225806A JP S61225806 A JPS61225806 A JP S61225806A JP 60067946 A JP60067946 A JP 60067946A JP 6794685 A JP6794685 A JP 6794685A JP S61225806 A JPS61225806 A JP S61225806A
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JP
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oxide fine
fatty acid
ferromagnetic oxide
chain fatty
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JP60067946A
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Kenji Uhara
賢治 鵜原
Hiroyuki Asai
博之 浅井
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DuPont Toray Specialty Materials KK
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Toray Silicone Co Ltd
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    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y30/00Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F1/00Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
    • H01F1/44Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of magnetic liquids, e.g. ferrofluids
    • H01F1/445Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of magnetic liquids, e.g. ferrofluids the magnetic component being a compound, e.g. Fe3O4

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 この発明は、磁性流体に関する。詳しくは、表面処理し
た強磁性酸化物微粒子をシリコーン油中に分散させてな
る磁性流体およびその製造方法に関するものである。
[従来の技術1 磁性流体は、磁性流体の微粒子の表面を界面活性剤で被
覆し、液体中に安定に分散させたものであり、重力や通
常の磁場のもとでは沈降や凝集による固液分離が起こら
ず、見掛は上、液体が磁性をもっているごとくふるまう
性質を、もつ材料である。そのための液体(分散媒)と
しては水やケロシンが一般的である(特公昭54−40
069号公報、特公昭53−17118号公報参照)。
しかしながら、水やケロシンを分散媒とした磁性流体は
可使温度範囲がかなり狭いという欠点や開放系で使用す
ると揮発してしまうという欠点がある。
こうした欠点のない磁性流体として強磁性体の微粒子を
シリコーン油に分散させた磁性流体が提案されている(
特開昭58−63995号公報参照)。
[発明が解決しようとする問題点1 しかしながら、単なる強磁性体の微粒子をシリコーン油
に分散させてなる磁性流体は固液分離が起こりやすく保
存安定性に欠けるという欠点がある。この発明は固液分
離が起こりに(く保存安定性に優れた、シリコーン油を
分散媒とした磁性流体およびその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
E問題点を解決するための手段とその作用]この目的は 1 強磁性酸化物微粒子をシリコーン油中に分散させて
なる磁性流体において、該強磁性酸化物微粒子が、カル
ボキシル基から炭素数で6以上離れた炭素原子にオルが
/シランもしくはオルガノポリシロキサンが結合した鎖
状脂肪酸イオンを吸着せしめてなる強磁性酸化物微粒子
であることを特徴とする磁性流体。
2 水に懸濁した強磁性酸化物微粒子にカルボキシル基
から炭素数で4以上離れた炭素原子にビニル基の結合し
た鎖状脂肪酸イオンを吸着せしめ、ついで放水のPHを
7未満に調整することにより、該鎖状脂肪酸イオンの吸
着した撥水性を呈する強磁性酸化物微粒子を調製し、け
い素原子結合水素原子を1分子中に1個有するオルガノ
シランもしくはオルガノポリシロキサンを前記強磁性酸
化物微粒子に吸着した鎖状脂肪酸イオンのビニル基に付
加反応せしめてなる強磁性物をシリコーン油に分散させ
てなることを特・徴とする、シリコーン油を分散媒とし
た磁性流体の製造方法によって達成される。
これを説明するに、この発明の磁性流体は表面に界面活
性剤の吸着した強磁性微粒子たる分散質と該分散質が安
定に分散した流体状の分散媒とからなる点では従来から
の磁性流体と変わらない。
しかし、分散質がその表面に界面活性剤の吸着した強磁
性酸化物微粒子であり、その表面に吸着した界面活性剤
が、カルボキシル基から炭素数で6以上離れた炭素原子
にオルガシランもしくはオルガノポリシロキサンが結合
した鎖状脂肪酸イオンであり、分散媒がシリコーン油で
ある点で従来からの磁性流体と顕著に異なる。
強磁性酸化物微粒子は分散質の中核物質であり、強磁性
酸化物の微粒子であればその種類や製法は特に限定され
ない0例えばマグネタイト、ニッケル7エライト、亜鉛
フェライト、マンガンフェライト、ニッケル亜鉛フェラ
イト、マンガン亜鉛フェライトがあり、この好ましい平
均粒子径は200A以下、特に好ましい平均粒子径は1
50A以下である。現在の工業的製造技術上その平均粒
子径の°下限は約10〜2OAであるが、これに限定さ
れないことは言うまでもない。
カルボキシル基から炭素数で6以上離れた炭素原子にオ
ルガノシランもしくはオルガノポリシロキサンが結合し
た鎖状脂肪酸イオンは、強磁性酸化物微粒子に吸着して
シリコーン油中への分散性と分散安定性を高める。この
鎖状脂肪酸イオンは、カルボキシル基を通常1個有し、
このカルボキシル基は炭素数6以上の鎖状アルキレンに
結合しており、このアルキレンのカルボキシル基から炭
素数で6以上離れた炭素原子にオルガノシランまたはオ
ルガノポリシロキサンが結合している。このアルキレン
は強磁性酸化物微粒子への吸着力の点から炭素数10以
上が好ましく、直鎖状が好ましい。また、このオルガノ
シランとオルガノポリシロキサンのうちでは直鎖状のオ
ルガノポリシロキサンが好ましく、オルガノシラン、オ
ルガノポリシロキサンは前記フルキレンに好ましくはけ
い素−炭素結合により結合している。オルがノシラン、
オルガノポリシロキサン中の有機基は、例えばメチル基
、エチル基、ヘキシル基などのアルキル基、フェニル基
、シクロアルキル基、アラルキル基であり、メチル基が
最も一般的である。
この鎖状脂肪酸イオンは強磁性酸化物微粒子に少なくと
も単分子層で吸着しているが、部分的に二分子層以上で
吸着してしても構わない。
分散媒たるシリコーン油は、常温で液状のオルガノポリ
シロキサンであり、直鎖状のジオルガノポリシロキサン
と分岐鎖状のオルガノポリシロキサンと環状ジオルガノ
ポリシロキサンが例示されるが、特に直鎖状のジオルガ
ノボリシロキサンが代表的である。直鎖状のジオル〃ノ
ボリシロキサンとしては、例えば、ジメチルポリシロキ
サン、ジメチルシロキサン・メチルアルキル(アルキル
基の炭素数2以上)シロキサン共重合体、ジメチルシロ
キサン・メチル(2−フェニルプロピル)シロキサン共
重合体、メチルフェニルポリシロキサン、ジメチルシロ
キサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、ジメチル
シロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体、メチル(
3,3,3−)リフルオロプロピル)ポリシロキサン、
ジメチルシロキサン・メチル(3,3,3−)リフルオ
ロプロピル)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン
・メチルビニルシロキサン共重合体があり、その分子鎖
末端は特に限定されないが熱安定性、保存安定性の点か
らトリメチルシリル基、ジメチルフェニルシリル基のよ
うなトリオルガノシリル基で封鎖されたものが好ましい
シリコーン油の粘度も特に限定されないが、あまり小さ
いと揮発性があり、あまり大きいと取り扱い困難となる
ので20センチボイズ〜1゜ooo、oooセンチボイ
ズ(25℃)が適当である。
強磁性酸化物微粒子のシリコーン油中の濃度は特に限定
されないが2〜50重量%が適切である。
この発明の磁性流体は、水に懸濁した強磁性酸化物微粒
子にカルボキシル基から炭素数で4以上離れた炭素原子
にビニル基の結合した鎖状脂肪酸イオンを吸着せしめ、
ついで、この水のPHを7未満と調整することにより該
鎖状脂肪酸イオンの吸着した撥水性の強磁性酸化物微粒
子を調製し、けい素原子結合水素原子を1分子中に1個
有するオルガノシランもしくはオルガノポリシロキサン
を前記強磁性酸化物微粒子に吸着した鎖状脂肪酸イオン
のビニル基に付加反応せしめてなる強磁性物をシリコー
ン油中に分散させることにより製造される。
水に懸濁した強磁性酸化物微粒子はマグネタイトのよう
な強磁性酸化物微粒子を水中に投入し強力に攪拌して造
ってもよいし、硫酸第1鉄゛と硫酸第2鉄のような金属
塩の水溶液に力性ソーダのような塩基の水溶液を攪拌し
つつ添加し、塩基性としてマグネタイトコロイドのよう
な強磁性酸化物微粒子を水中で生成させてもよい。
その際、水温を室温より高く保つと強磁性酸化物微粒子
の生成が促進される。
カルボキシル基から炭素数で4以上離れた炭素原子にビ
ニル基の結合した鎖状脂肪酸イオンは、カルボキシル基
を通常1個有し、このカルボキシル基は炭素数4以上の
フルキレンに結合しており、カルボキシル基から炭素数
4以上離れた炭素原子にビニル基が結合している。アル
キレンは直鎖状または分岐鎖状、好ましくは直鎖状であ
り、ビニル基は好ましくは直鎖状アルキレンの鎖端炭素
原子に1個結合している。
アルキレンの炭素原子数は好ましくは8以上である。こ
の鎖状脂肪酸の具体例として10−ウンデセン酸、11
−ドデセン酸、14−ペンタデセン酸、22−トリコセ
ン酸がある。
水に懸濁した強磁性酸化物微粒子にこの鎖状脂肪酸イオ
ンを吸着させるには、例えば強磁性酸化物微粒子の懸濁
水にこの鎖状脂肪酸の塩ま・ たはその水溶液を攪拌し
つつ添加し所要時間放置すればよい。この鎖状脂肪酸の
塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩
のような水溶性の大きな塩が好ましい。主な、この鎖状
脂肪酸の塩の添加量は、水中で強磁性酸化物微粒子に少
なくとも単分子吸着する量以上であることが好ましい。
この攪拌、添加および放置中の水温を室温より高く保つ
と吸着が促進される。好ましくは70〜85℃である。
また、放置時間は水温が高くなるほど短くてもよいので
一概には規定できないが10分以上が好ましい。
なお、強磁性酸化物微粒子の懸濁水に前記鎖状脂肪酸の
塩またはその水溶液を攪拌しつつ添加すると、添加初期
には懸濁質である強磁性酸。
化物微粒子が凝集し、添加量の増大とともに懸濁質は疎
水性化される。さらに添加を続けると懸濁質は次第に安
定な懸濁状態を呈するようになり、ついには極めて安定
な懸濁状態になる。
さらに添加を続けても懸濁状態に変化は認められない。
磁性微粒子への鎖状脂肪酸イオンの吸着に関する従来か
らの知見によれば、上記の懸濁質が疎水性化された時点
では鎖状脂肪酸イオンがそのカルボキシル基により強磁
性酸化物微粒子に単分子層吸着していると推測され、上
記の安定な懸濁状態では強磁性酸化物微粒子にまず鎖状
脂肪酸イオンがそのカルボキシル基により吸着し、その
鎖状脂肪酸イオンのアルキル基末端に別の鎖状脂肪酸イ
オンのアルキル基末端が吸着した、いわゆるラングミュ
ア型の2分子層吸着をしていると推測される。
次に、所要時間放置した懸濁水のPHを7未満の酸性に
する。そのためには塩酸や硫酸のような酸の水溶液を攪
拌しつつ滴下することが好ましい。PHを7未満、好ま
しくは4.5〜6.5の酸性に保つことにより懸濁質、
即ち鎖状脂肪酸イオンがそのカルボキシル基により吸着
した強磁性酸化物微粒子が凝集しだすので、所要時間放
置して凝集をほぼ完全にすることが好ましい。
同じ〈従来からの知見によれば、上記の強磁性酸化物微
粒子には鎖状脂肪酸イオンがそのカルボキシル基により
単分子層状に吸着していると推測される。この推測は、
上記の凝集した強磁性酸化物微粒子が完全に撥水性を呈
することから裏付けられる。
次にけい素原子に結合水素原子を1分子中に1個有する
オルガノシランもしくはオルガノポリシロキサンを、強
磁性酸化物微粒子に吸着した鎖状脂肪酸イオンのビニル
基に付加反応させる。この付加反応は、鎖状脂肪酸イオ
ンがそのカルボキシル基により吸着して撥水性を呈する
強磁性酸化物微粒子を単離し、これを無極性溶媒に懸濁
した状態で行なうことが好ましい。
鎖状脂肪酸イオンがそのカルボキシル基により吸着して
撥水性を呈する強磁性酸化物微粒子を単離するには、こ
れが凝集した懸濁水の上澄液をデカンテーシヨンにより
捨て去り、次いで蒸留水を加えて攪拌し静置して上澄液
をデカンテーションにより捨て去るという操作を反復す
る。上澄液中に副生した塩が検出されなくなるまで反復
した後、ろ過し、ろ過残渣を減圧下で乾燥するとよい。
鎖状脂肪酸イオンがそのカルボキシル基により吸着して
撥水性を呈する強磁性酸化物微粒子を無極性溶媒に懸濁
させるが、この無極性溶媒としてはシクロヘキサン、n
−ヘキサンのようtフルカン類、トルエン、キシレンの
ような芳香族炭化水素類、トリクロロエチレン、テトラ
クロロエチレンのようなハロゲン化炭化水素類、これら
の混合物が例示される。
次に上記溶液に、けい素原子結合水素原子を1分子中に
1個有するオルガノシランもしくはオルがノボリシロキ
サンと白金触媒を添加し、室温以上の温度に所要時間保
持する。その間好ましくは攪拌する。この際使用するオ
ルガノシランとしてはトリメチルシラン、ジメチルエチ
ルシラン、ジメチル−n−へキシルシラン、ジメチルフ
ェニルシランが例示され、オルガノポリシロキサンとし
ては、式 で表わされるものが例示される(式中、nはθ〜200
、raは1〜50)。
シリコーン油中での分散安定性の点でオルガノシランよ
りもオルガノポリシロキサンが好ましい。
白金触媒としてはハイドロシリレーション反応に通常使
用されるものでよく、塩化白金酸、塩化白金酸とオレフ
ィンとの錯体、塩化白金酸とジメチルビニルシロキサン
ダイマとの錯体、塩化白金酸とジケトン類との錯体、白
金黒が例示される。
オルガノシランもしくはオルガノポリシロキサンは、そ
のけい素原子結合水素原子の鎖状脂肪酸のビニル基に対
するモル比があまり不釣合いにならないように添加する
ことが好ましく、白金触媒は白金重量として1 ppm
以上添加することが好ましい。
次に付加反応生成物を懸濁状態のまま、または無極性溶
媒を留去後、シリコーン油中に分散−7させる。もっと
も、白金触媒として塩化白金酸のような水溶性化合物を
使用したと外は反応後の溶液を水洗してからシリコーン
油中に分散させることが好ましい。また、付加反応生成
物を溶液状のままシリコーン油中に分散させたときは、
その後に無極性溶媒を除去する。
シリコーン油としては前述済みのものが例示される。付
加反応生成物をシリコーン油中に分散させるにはコロイ
ドミル、ホモジナイザー等の強力な混合機で攪拌すれば
よい。かくして本発明の磁性流体が得られる。本発明の
磁性流体の別の製法として、炭素数6以上の脂肪族カル
ボン塩の末端ないし末端に近い炭素原子にトリオルガフ
シランもしくはオルが7ポリシロキサンが、好ましくは
けい素−炭素結合により結合した化合物をつくっておき
、これを強磁性酸化物微粒子の懸濁水中に投入して該化
合物を強磁性酸化物微粒子に吸着せしめ、ついで懸濁水
のPHを酸性にして該化合物が吸着した強磁性酸化物微
粒子を凝集させ、ついでこれを単離し、シリコーン油中
に分散させるという方法がある。
[実施例] 次に、本発明の詳細な説明する。実施例中の粘度は25
℃における値である。
実施例1 硫酸第1鉄、硫酸第2鉄の各1モル水溶液100mNず
つを11ビーカーに投入し混合した。
これに6NのNaOH水溶液を攪拌しつつ添加し、液の
PHが11.5になったところで添加を中止した。これ
を60℃に昇温し、約10分間攪拌してマグネタイト微
粒子を生成せしめたのち、これに22−トリコセン酸ナ
トリウム15gを加え、液温を80℃として30分間吸
着反応を行なわせた。これにINのHCI水溶液を攪拌
しながら添加し、P)Iを5〜6として懸濁質を凝集さ
せ、1時間静置してから上澄液を捨てた。この残渣に蒸
留水を加えてよく攪拌してから上澄液を捨てた。このデ
カンテーション繰作を2回繰り返した。2回目の上澄液
を少量取りB a C12水溶液の添加で白い沈澱が出
ないことを確認した。これをろ過後、ろ過残渣を真空オ
ーブン中で乾燥させた。この乾燥させた22−トリフセ
ン酸イオンが表面に吸着したマグネタイト微粒子10g
をシクロヘキサン中に懸濁させ、式 で示されるメチルポリシロキサン10gを添加後、60
℃まで昇温し、塩化白金酸のイソプロピルアルコール2
重量%溶液を0.2g滴下し、3時間反応させた。この
反応液を分液ロートにとり、蒸留水で洗浄後、洗浄水と
分離した反応液をロータリエバポレータに移し、シクロ
ヘキサンを留去した。この残渣を粘度50cstの両末
端トリメチルシリル基封鎖ジメチルポリシロキサン50
m1に添加し、ホモジナイザーにて約2時間攪拌し、分
散液を遠心力4000g下で遠心分離し、沈澱物を除い
て磁性流体を得た。
この磁性流体は中心磁場5oooエール久テツド中に一
昼夜おいても凝集が認められず安定な磁性流体であるこ
とが確認された。
実施例2 硫酸マンガンの1モル水溶液と硫酸第2鉄の1モル水溶
液を50mj!ずつを11ビーカーにとり、これを混合
したにれに6NのNaOH水溶液を液のPHが10にな
るまで攪拌しながら添加し、液温を80″Cとして10
分間熟成し、マンガン7エライトのコロイV懸濁液を得
た。これに10gの式 で表わされる脂肪酸塩変性ポリジメチルシロキサンを加
え、30分間吸着反応を行なわせた。
これにINのHC1水溶液を攪拌しながら添加し、PH
を6〜7として懸濁質を凝集させ、1時間静置して上澄
液を捨てた。この残渣に蒸留水を加えて攪拌し、1時間
静置してから上澄液を捨てた。このデカン゛テーシaン
操作を2回繰り返し2回目の上澄液を少量取QBaC1
水溶液の添加で白い沈澱が出ないことを確認した。これ
をろ過後、ろ過残渣を真空オーブン中で乾燥させた。こ
の乾燥させた脂肪酸イオン変性ポリジメチルシミキサン
が表面に吸着したマンガンフェライト微粒子15gを粘
度100cstの両末端トリメチルシリル基封鎖ジメチ
ルポリシロキサンオイル50a+1中に入れ、ホモジナ
イザーにて約2時間攪拌し、沈澱物を除いて磁性流体を
得た。
この液体は中心磁場5000エールステツド中において
も凝集が認められず安定な磁性流体であることを確認し
た。
実施例3 実施例1における22−トリコセン酸イオンが表面に吸
着したマグネタイト微粒子10gをシクロヘキサン中に
懸濁させ、式 CH。
で表わされるオルガノシラン2.5gと塩化白金酸のイ
ソプロピルアルコール2重量%溶液0゜2gを添加し、
50°Cに昇温しで3時間反応させた。この反応液を分
液ロートにとり、蒸留水で洗浄後、洗浄水と分離した反
応液をロータリエバポレータに移し、シクロヘキサンを
留去した。この残渣を粘度500cstの両末端トリメ
チルシリル基封鎖のジメチルシロキサン・メチルフェニ
ルシロキサン共重合体(両シロキサンのモル比50:5
0)100mNに添加し、ホモジナイザーにて約2時間
攪拌し、分散液を遠心力4000g下で遠心分離し、沈
澱物を除いて磁性流体を得た。
この磁性流体は中心磁場−3000エールステツド中に
一昼夜おいても凝集が認められず安定な磁性流体である
ことが確認された。
[発明の効果1 この発明の磁性流体は、カルボキシル基から炭素数で6
以上離れた炭素原子にオルガ/シランもしくはオルガノ
ポリシロキサンが結合した鎖状脂肪酸イオンを強磁性酸
化物微粒子に吸着せしめてなる強磁性物をシリコーン油
中に分散させているので、高磁場下においても固液分離
が起こらず、保存安定性に優れているという特徴がある
また、分散媒としてシリコーン油を使用しているので極
めて広い温度範囲で使用可能という特徴がある。この発
明の製造方法によれば、水に懸濁した強磁性酸化物微粒
子に、カルボキシル基から炭素数で4以上離れた炭素原
子にビニル基の結合した鎖状脂肪酸イオンを吸着せしめ
、ついで放水のPHを7未満に調整することにより、該
鎖状脂肪酸イオンの吸着した撥水性を呈する強磁性酸化
物微粒子を調製し、けい素原子結合水素原子を1分子中
に1個有するオルガ/シランもしくはオルガノポリシロ
キサンを前記強磁性酸化物微粒子に吸着した鎖状脂肪酸
イオンのビニル基に付加反応せしめてなる強磁性物をシ
リコーン油に分散させるので、高磁場下において固液分
離が起こらず、保存安定性に優れた磁性流体を再現性よ
く製造することができるという特徴がある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 強磁性酸化物微粒子をシリコーン油中に分散させて
    なる磁性流体において、該強磁性酸化物微粒子が、カル
    ボキシル基から炭素数で6以上離れた炭素原子にオルガ
    ノシランもしくはオルガノポリシロキサンが結合した鎖
    状脂肪酸イオンを吸着せしめてなる強磁性酸化物微粒子
    であることを特徴とする磁性流体。 2 水に懸濁した強磁性酸化物微粒子にカルボキシル基
    から炭素数で4以上離れた炭素原子にビニル基の結合し
    た鎖状脂肪酸イオンを吸着せしめ、ついで該水のPHを
    7未満に調整することにより、該鎖状脂肪酸イオンの吸
    着した撥水性を呈する強磁性酸化物微粒子を調製し、け
    い素原子結合水素原子を1分子中に1個有するオルガノ
    シランもしくはオルガノポリシロキサンを前記強磁性酸
    化物微粒子に吸着した鎖状脂肪酸イオンのビニル基に付
    加反応せしめてなる強磁性物をシリコーン油に分散させ
    てなることを特徴とする、シリコーン油を分散媒とした
    磁性流体の製造方法。
JP60067946A 1985-03-29 1985-03-29 シリコ−ン油を分散媒とした磁性流体およびその製造方法 Pending JPS61225806A (ja)

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JPH01133304A (ja) * 1987-07-15 1989-05-25 Rhone Poulenc Chim ポリシロキサンを主体とする磁化可能微小球、その調整方法、およびその生物学的利用
JPH11214211A (ja) * 1998-01-23 1999-08-06 Nok Corp 磁性流体
US6277298B1 (en) 1999-10-28 2001-08-21 Lucian Borduz Ferrofluid composition and process
JP2023516293A (ja) * 2020-11-09 2023-04-19 シーケー マテリアルズ ラブ カンパニー,リミティド 磁気粘性流体回転負荷装置及びその制御方法
PL441075A1 (pl) * 2022-04-30 2023-11-06 Uniwersytet Warszawski Ciecz magnetoreologiczna na bazie tlenków metali oraz sposób jej otrzymywania

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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