JPS61224602A - アンテナ伸縮操作機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 本発明はアンテナ伸縮操作機構に係り、モータによって
伸縮操作されるテレスコープ式アンテナ構成体に関して
その伸縮操作を安定且つ円滑化すると共にモータ駆動量
に対し的確な伸縮量を得しめ、ドラム巻取シ性を改善し
て機構のコンパクト化を図ろうとするものでアリ、更に
は前記テレスコープ式アンテナ構成体に関してモータ駆
動による自動的伸縮のみならずモータ駆動にかかわシな
く手動的伸縮操作をも可能ならしめた新規な機構を提供
しようとするものである。

産業上の利用分野 多段式ロッドアンテナなどのテレスコープ式アンテナ構
成体又はそれに準じて伸出、引込み操作されるアンテナ
構成体についての伸縮操作技術。

従来の技術 複数個の異径管をテレスコープ式に連繋させて伸長せし
め且つこれを縮入して格納するように非伸縮性のワイヤ
を用いて伸縮操作することは周知であるが、このような
目的で用いられている非伸縮性ワイヤとしては断面が一
般的なワイヤ断面に従った真円状のものである。即ちこ
のようなワイヤとしては伸長時において直線性をも有す
ることが好ましいものと考えられることは当然でＴｏ＃
）、ポリアセタールなどの特定合成晴質により、そのワ
イヤ成形上においても断面真円状のものが好ましいもの
と観念されている。

なお近時においては上記したようなワイヤの伸出縮入に
ギヤの回転駆動力を利用するものが採用されつつア〕、
この場合においてはドラムを収容し九ケースにおけるワ
イヤ伸出口ないしアンテナ基筒取付部分の直下に前記ギ
ヤを設け、該ギヤに対してモータによる回転力伝達機構
を配設すると共に上記のようなワイヤに対してそのよう
なギヤと係合するラックを形成するようにしている。又
特殊のものとして実開昭５１−４９９４２号公報および
実開昭５１−１５５０３３号或いは実公昭５４−３６６
１３号公報では前記のようなギヤによる駆動のために断
面円形条体に代えて帯状体又はそれに準じたもの用い、
該帯状体にギヤと係合する穿孔を列設することが提案さ
れ、更に特開昭５３−２９０４７号公報においては可撓
性プラスチックベルトをローラ間において挟圧してその
駆動によ）伸出給入させることが提案されている。

又特開昭５４−９０９５４号公報においては七−夕駆動
される大径のケース内プーリの周側にギヤを形成し、ア
ンテナ基筒たるアンテナ収容筒直下から前記プーリの円
周方向９０°以上の範囲に亘って固定のワイヤ押付部材
（該公報ではワイヤガイドとしであるがワイヤは一般的
に直線状で伸出縮入し、その方向を変えるよりなガイド
作用はない）を設けると共にワイヤの片面にラックを列
設し、前記ワイヤガイドに背面を、受けられた状態で〜
上記したよう表プーリのギヤをワイヤのラックに係合さ
せることが提案式れている。その実施形態としては上記
したようなラック形成面に対向した背面（外面）を平坦
面として前記ワイヤガイドによる圧接ガイド作用を有効
に得しめることについても図示されている。

東に冥公昭５６−３１０４４号公報においては前記のよ
うな、伸縮操作ワイヤをワイヤ収納部に整然と配列収納
する。ために従来一般的な真円状断面ワイヤに代えて平
角形状ワイヤなるものが示されているが、従来の真円状
ワイヤに代えるものであることから殆んど正方形に近い
ものである。

なおこのような伸縮アンテナ機構は自動車などに用いら
れることの多いことは周知の如くであるが、この自動車
などに用いられる車載用アンテナとしては、手動的にア
ンテナ構成体を把持して伸縮するものと、モータによっ
て自動的に伸縮操作するものとがあることは公知の通シ
である。即ち前者は古くから知られた一般的なもので７
Ｓシ、又後者のモータによる自動的伸縮を図るものにお
いては車内におけるスイッチ操作でアンテナが適宜に伸
縮できるわけであって、特に受信機のスイッチオンの如
きに連動してアンテナを伸縮せしめ、又降雨時などに一
々車外に出ることなしくアンテナの操作を可能くするも
のであるから頗る有利で６って、近時においては広く普
及しつつある。然しこのように自動化されたものにおい
ては実際の使用上、アンテナ構成体が無意識的に伸長操
作されることからアンテナを伸長させたままで車外に出
るようなことが多く、このような場合には再びドアを開
いて車内に入）、アンテナ縮入のためのスイッチ操作を
しなければならないこととなシ、自動化のメリットが却
って不利となる場合もある。

そこで前記のように自動的伸縮と共和手動的アンテナ伸
縮をなすことＫついても、幾つかの提案がなされている
。例えばモータ駆動されるウオームとして多条ウオーム
を用いるとと忙より手動的アンテナ操作力によってもこ
の多条ウォ−ムを回動させて手動的伸縮を可能とするも
の、遊星ギヤ機構を採用し該遊星ギヤを電磁石の作用で
モータによる自動伸縮操作ワイヤ巻取シのための運動系
中に係脱させるものが発光されている。

発明が解決しようとする問題点 上記したような従来一般のものにおいては、アンテナ素
子の伸縮操作を回転ドラムＶｃＳかれた非伸縮性で且つ
伸長時に直線性をも有する合成樹脂製ワイヤによって行
わせるもので、該ドラムの回転によってアンテナ素子の
伸縮を図ろうとするものであることから前記ドラムにお
ける巻取シ径は伸長時に直線性を示すだけの剛直性をも
ったワイヤを彎曲させるのでそれな、９に大きいものと
ならざるを得す、しか４ド２五に巻取シ或いは該ドラム
に巻取られ喪ものを繰出す際の抵抗もそれなシに大きい
ものとならざるを得ない。即ちワイヤを渦巻式又は並列
式の何れＫよって巻取るとしてもドラム径をそれなシに
大きくすることが必要で、事実このような伸縮操作機構
の大きさはこのドラム径によって規定されることとなる
。又伸Ｈ操作するためのモータ出力をそれなシに大きく
することも必要で、しかも伸縮操作時における抵抗が大
きいことから伸縮操作自体の円滑性にも大きく影響する
ことは当然であシ、モータによる巻取り時の出力はワイ
ヤの復元性に打勝つために相当量が消費されざるを得な
いことは明かである。−万伸出操作時においてはドラム
内面ないし巻取婢面にワイヤを強く押しつけた状態でワ
イヤの一端側から順次繰出すこととなるが、断面が真円
状であることからドラム内面ないし巻取韓面をすベシ易
く、即ちワイヤの円形周面がドラム内面ないし巻取溝面
（この巻取溝面はワイヤの断面に即応させて円弧状であ
る）Ｋ傾斜滑り面的に作用することとなって折角の押し
つけ作用力による押し出し効果が相ｍＫ低減せざるを得
ない。

しかもドラム内面ないし巻取溝面に押しつけられたワイ
ヤが上記のような滑り作用を帯びることは中心部でベー
ス部体（回転せず）に対し回転可能として取付けられて
いるドラムからベース部体方向に押し出すことであって
、ドラムの周側をベース部体から離隔させることとなシ
、作動条件如何（％にワイヤが伸出限に達した後に々お
ドラムがクラッチオフされない間或いは寒冷地などくお
いてテレスコープ式アンテナ構成体間に凍結が生じたと
き）Ｋよってはワイヤがドラムとベース部体の間に押込
まれてクサビ状に間隙を押し開き、岡部体関からはみ出
し、それら両部体の間に挟み込まれて何れの方向にもド
ラムが回転しないようなこととなシ、更にはワイヤの周
側において間隙が大きくなっているアンテナ基筒内にお
いてワイヤがスパイラル状又は蛇行状の如きに捩れ、そ
れらの結果としてワイヤの折損その他の事故を発生する
。

父上記のようにギヤとラックを用いるものくおいては伸
縮操作ワイヤの出入がモータ駆動されるギヤによって行
われるので、そのような不利が避は得るとしても、この
ような構成のものにおいてはモータ駆動をそのギヤに対
して伝導連繋作動させるための機構構成が複雑となシ、
しかも単にラックを押圧成形によって形成したもの、或
いは断面真円状体く代えて帯状体を用い該帯状体の列設
穿孔にギヤを係合させるものの何れにおいては帯状体の
長さ方向強度が弱くならざるを得ないのでアンテナ構成
体の伸出操作に円滑性を欠く不利がめシ、特に帯状体の
場合は屈曲して伸縮量を適正に得難い欠点がある。

プラスチックベルトをローラ間に挟圧して伸縮操作する
ものにおいては挟圧するための複数のロー２を対設する
構成が一層複雑化し、しかも帯状体であることから上記
同様の不利がそのまま存することとならざるを得ない。

更に前記した特開昭５４−９０９５１号公報のものは相
当に長いワイヤガイドの長さ範囲でワイヤが固定部材で
あるワイヤ押付部材に強く押しつけられながらプーリの
回転で巻込まれ或いは繰出されるものであるからワイヤ
とワイヤ押付部材との間における圧接摩擦が大とならざ
るを得ないことは明かであって円滑な伸縮操作が得られ
ず、特にラックに対向した背面（巻取状態での半径方向
外側面）を平坦面としたものでは相当の面積を以て圧接
されることからこの圧接摩擦が著しいことＫなることは
明かである。

加うるに上記のようにラックを形成し或いはギヤと係合
するための穿孔を列設したものにおいてはワイヤ（実は
ベルト）の製作が多段工程となって困難であると共にワ
イヤの軸方向におけるアンテナ繰出しく又は引き込み）
のための強度を有効に得ることができず、必要以上の大
径ワイヤを必要とする。

実公昭５６−３１０４４号公報の操作ワイヤは角形断面
のものであるが、真円状ワイヤの代用としてのものであ
ることがら略正方形状態のものであル、酸根ドラム内に
おける巻き取シが理論的に整然となるとしても該ワイヤ
にはその巻取シ状態でドラム円周方向への可曲性ないし
復元力と略等しい可曲性ないし復元力が幅方向（ドラム
の開放面側）忙も作用し、従ってワイヤの巻取）状態が
必ずしも安定せず、アンテナ構成体押上げ力や伸縮操作
性も真円状断面のものに準じ、巻取シの円滑性、＠構の
小型簡易化なども充分に求め得ない。

このようなアンテナの伸縮を自動化と共に手動化するた
めの多条ウオームを用いるものの場合においては、この
ようなモータによる巻取ドラム回転駆動系にウオームを
採用したことによる減速ないし低出力駆動のメリットが
大きく喪失され、従ってそのウオーム機構部分と巻取ド
ラムとの間忙別の減速機構を組付けることが必要である
と共にモータ出力も相当大きいものを必要とする。更に
手動操作を行ったときＶＣＦｉ回転駆動系に直結してい
るモータを回転せしめ、発電作用を生じ、従って通電回
路に保護装置を必要とする。又遊里ギヤを用いるもので
は更に電磁石の組込みを必要とすることは固より該電磁
石に対する給電系を形成し、これを夫々の時点でオンオ
フすることが不可欠である。勿論これらの何れの場合に
おいてもアンテナの伸出限や縮入限ヰどにおいて操作ワ
イヤに過大な負荷がかからないようにクラッチ機構を形
成し、所定値以上の負荷を受けた場合に該クラッチ機構
により連動関係を解除することも必要でめる。

従ってこれらの自動的および手動的なアンテナ伸縮を共
に可能ならしめる従来のものはその構成が相当に複雑化
せざるを得ないことは明かであって、当然に製作組立て
を困難ＫＬ、高価とならざるを得ない。

「発明の構成」 問題点を解決するための手段 ワイヤを巻取る回転体と、該巻取回転体を駆動するモー
タ、それらの巻取回転体およびモータを取付けると共和
テレスコープ大忙連結して伸縮される複数個のアンテナ
構成体をその網入状態において格納するアンテナ基筒を
取付ける、ようにしたベース部体を有し、前記モータと
巻取回転体との間の伝動系忙クラッチ機構を組込み、し
かも該巻取回転体と上記アンテナ構成体との間に非伸縮
性且つ原形復元性を有する伸縮操作ワイヤを介装したも
のにおいて、該伸縮操作ワイヤの断面をその厚みに対し
幅が１．５〜２．２倍とされた平坦化面を有するものと
して形成し、該ワイヤを前記アンテナ基筒内を介してア
ンテナ構成体に導くと共＜ｆｉ記アンテナ基筒と巻取回
転体との間に前記ワイヤの嶽脚１を受入れる案内手段を
設け、上記巻取回転体に該ワイヤの厚み方向を半径方向
とした状態で巻取らしめたことを特徴とするアンテナ伸
縮操作機構。

および、ワイヤを巻取る回転体と、該巻取回転体を駆動
するモータ、それらの巻取回転体およびモータを取付け
ると共にテレスコープ式に連結して伸縮される複数個の
アンテナ構成体をその給入状態において格納するアンテ
ナ基筒を取付けるよう処したベース部体を有し、前記モ
ータと巻取回転体との間の伝動系にクラッチ機構を組込
み、しかも該巻取回転体と上記アンテナ構成体との間に
非伸縮性且つ原形復元性を有する伸縮操作ワイヤを介装
したものにおいて、該伸縮操作ワイヤの断面をその厚み
に対し＠が１．５〜２．２倍とされた平坦化面を有する
ものとして形成し、該ワイヤを前記アンテナ基筒内を介
してアンテナ構成体く導くと共忙前記アンテナ基筒と巻
取回転体との間に前記ワイヤの幅方向端部を受入れる案
内手段を設け、上記巻取回転体に該ワイヤの厚み方向を
半径方向とした状態で巻取らしめ、前記ベース部体に対
し上記巻取回転体と同心的に設けられたクラッチ部体に
前記モータで駆動される係脱回転体を内装し、該係脱回
転体く前記クラッチ部体忙配設された係子を上記巻取回
転体の内側面に向けて進退させるカム部を形成し九こと
を特徴とするアンテナ伸縮操作機構。

作用 ワイヤを巻取る回転体とアンテナ構成体との間に介装さ
れた非伸縮性且つ原形復元性を有する伸縮操作ワイヤの
断面をその厚みに対し幅が１．５〜２．２倍とされた平
坦化面を有するものとして形成することにより該ワイヤ
に押出力を作用せしめアンテナ基筒内の如きで彎曲した
場合において該アンテナ基筒の内面に対し前記ワイヤの
軸線方向両側（即ちワイヤの平坦化面の両側縁）で夫々
直線状の接触２インで圧接し、アンテナ基筒内面の円弧
が該接触ライン側方にテーノｆ面として作用し側方への
スライドを抑止することおよび平坦化面を有するワイヤ
の平坦化面方向への屈曲性が大幅に制限されることとが
相俟って上記ワイヤは略直線状態を保持して押出力をア
ンテナ構成体く作用させる。

ドラムのような巻取回転体に対する巻取シに際しては平
坦化面と直角な方向を半径方向として巻取ることＫより
小径化された巻取り状態の形成を図シ、又咳回転体に対
して安定な巻取シ関係を形成せしめ、更に該回転体の回
転による押出力を的確にそのワイヤを介してアンテナ構
成体に伝達する。

アンテナ基筒およびドラムのような巻取回転かもワイヤ
自体が平坦化方向（平坦化面の側方ンへの可曲性を著し
く制限されていることよりして押出力を受けるワイヤが
回転体又は回転体とアンテナ基筒間のガイド部分で側方
にはみ出すように屈曲する可能性は皆無状態でるる。

前記のようにアンテナ基筒内で直線状に圧接保持される
ワイヤは押出力が相当強力に作用しても折れ曲シによる
破損を受けることがないし、回転体内においても同様で
ある。それらによって押出しが前記のように的確に行わ
れることから送シ出しのためのギヤを必要とせず、モー
タ駆動される該ギヤおよびその連動のための構成を不要
とし、小型簡潔化をもたらす。

ベース部体にワイヤを巻取る回転体と同心的にクラッチ
部体を設け、該クラッチ部体にモータ駆動される係脱回
転体を内装することによりこれらの部体は上記回転体内
域に設けられ、余分なスベースを必要としない。

前記係脱回転体にクラッチ部体に配設された係子を上記
したワイヤ巻取回転体の係合部に向けて進退させるカム
部を形成したのでモータの回転で上記係脱回転体が駆動
回転させられると該係脱回転体のカム部でクラッチ部体
の係子をワイヤ巻取回転体の係合部に向けて進出させ、
自動伸縮操作時におけるワイヤ伸縮端部において必要な
りラッチ力（例えば５助以上）でクラッチオフとなるに
適した係合連動関係が前記係子の突出とモータ忙よる係
脱回転体の回転附勢力（回転慣性力）Ｋよって得られる
。

モータ回転が停止すると、少くとも上記した回転附勢力
は消失し良状態となるから、係脱回転体のカム部による
係子押出力は殆んどない状態となシ、上記自動伸縮操作
時におけるクラッチ力よりも相当に少い操作力でワイヤ
巻取回転体のみが回動し得る関係が形成される。即ちこ
のような操作力は手動によるアンテナ伸縮操作時におい
てワイヤに加えられる操作力であシ、手動伸縮操作が比
較的軽い操作力によって行われる。

上記のように平坦化面を有していて押出力を　、的確に
伝達する本発明のワイヤはこのような手動によるアンテ
ナ伸縮操作時においてもアンテナ構成体に加えられる手
動操作力を的確にワイヤ巻取回転体に伝達することは明
かで、これらの結果として前記手動による伸縮操作は頗
る円滑である。

実施例 上記したような本発明によるものの具体的な実施態様を
添附図面に示すものくついて説明すると、本発明による
基本的特徴はその伸縮操作ワイヤにあるもので、ヂリア
セタールなどの非伸縮性でしかも釈放状態においては直
線性のような原形復元性を示す傾向の大きい硬質合成樹
脂で成形された該ワイヤ１は断面的に長方形又はそれに
準じた形状をなし、その平坦化面（その幅がＷ）間を高
さ方向（厚さｔ方向）として少くとも左右方向において
は対称な断面を有すると共に平坦化面１２．１２又は１
２ｍ、１２ｍを対設したものである。平坦化面１２．１
２又は１２ｍ、１２ｍ間における両側忙は適宜忙円弧面
１３を形成してよい。

第１図における（ト）、（Ｂ）のよう忙平坦化面１２゜
１２が平坦なものの外、第１図の（Ｃり、＠に示すよう
に平坦化面１２ｍ、１２ｍが若干膨出してよいが、この
ような平坦面の膨出ないし両側の円弧面１３に拘わらず
、第８図に示すように少くともアンテナ基筒Ｔの内面と
同じ円弧又は□それより大きな半径の円弧でおって、ア
ンテナ基筒Ｔの内面に対して平坦化面１２＆が実質的空
隙を、特にワイヤの幅方向中央部において残すことのな
い状態で接触し、或いはアンテナ基筒の内面に対して平
坦化面１２息と円弧面１３との境界部分がワイヤ１の軸
線方向両側において夫々線状に接触するものとする。然
して上記のように平坦化面に第１図＜Ｃ）　（Ｄ）のよ
うＫそれなシの膨出を許容することは該ワイヤ１の押出
成形などを容易とするが、膨出した円弧面の半径がアン
テナ基筒Ｔの内面半径より小さくなることは絶対的に避
けられるべきである。なお平坦化面１２又は１２ｍは必
ずしも平滑たることを必要とせず、微小凹凸の存するよ
うなものであっても全般的に上記したような関係を採る
ものであればよい。

伸縮せしめられる複数個のテレスコープ状アンテナ構成
体９１〜９ｎとしてはアルミニウム系その他の金ＩＩ４
パイプ材忙よる異径多段送受信素子が代表的であるが、
それのみに限られるものでなく、場合によっては送受信
素材をカバーする絶縁筒体であってもよい。それらの何
れの場合であるとしても該アンテナ構成体はそれらの全
体がこのアンテナ基部Ｔ内に収納されるものであって、
それらアンテナ構成体の内径は何れもアンテナ基筒Ｔの
内径より小でアシ、又ワイヤ１を収容するものであるが
、斯うしてアンテナ基筒７およびアンテナ構成体中に位
置したワイヤ１が第７図（Ｂ）　Ｋ示すようなアンテナ
基筒Ｔにおいて押出力を作用せしめられることＫより彎
曲した場合には該ワイヤ１の軸＃における両側縁でアン
テナ基筒１の円弧状内面に線状Ｋ・　接触することは押
出力を受けて彎曲したワイヤ１がアンテナ構成体９１〜
９ｎにおいてもそれら両側縁の線状接触部において接触
する。しかもこのような線状接触部１ｐ、１ｐの外側部
は第７図（Ｂ）　Ｋ示すようにアンテナ基筒内面の円弧
によって何れもワイヤ１の滑９を抑止する均衡した急峻
な斜面として作用するのでワイヤ１が斯かる円弧内面に
おいて何れの側くもスライドすることがなくなシ、相当
に強い押出力が作用しても所定の接合位置に保持され専
ら上方への押出力としてのみ作用し的確な押出しを得し
める。つｔ）ワイヤ１に押出力が作用せしめられた場合
において従来一般的な真円状断面のワイヤはそれが彎曲
することくよって基本的にはワイヤの軸線を含むアンテ
ナ基筒の半径方向面上において単一の線的接触すること
となるが、斯うしたアンテナ基筒の半径方向面上での単
一線的接触部はよル押出力が強化され且つ方向性のない
屈曲作用をなす該ワイヤにおいては特にアンテナ伸出後
における押出力で容易に側方にスライドし、アンテナ基
筒内においてワイヤが蛇行状ないしスノやイラル状に屈
曲したものとなる。

このようなアンテナ基筒内におけるワイヤの屈曲はアン
テナ構成体に対する押出力を大幅に低下し、単にワイヤ
に対する屈曲作用力として作用する傾向すらるり、ワイ
ヤの劣化、折損原因となシ易く、又押出ドラムの回＠（
モータ駆動）量と比例した的確な押出長さを得しめ謔い
こととなるが、上述のように押出力の作用でアンテナ基
筒の内面において接触点の側方にスライドすることを有
効に阻止する本発明のものは有効な押出力を得、又モー
タ駆動量と正比例した的確な押出量を得しめる。

ワイヤ１における前記ワイヤ軸線０部分は第１図のＢ、
Ｄのように小さい中空孔１１を形成してよい。

上記のような伸縮操作ワイヤ１はドラム状その他の巻取
回転体２＆Ｃ巻取られるが、この巻取多形態としては第
：＃必に示すような渦巻型、第２図のような並列型の何
れの形成によってもよい。支このようＫして巻取回転体
２に巻取られたものは第４図または第５図のようにケー
ス３内に設けられ、モータ４！／ｃよ多回転駆動される
ことは公知の通シで、モータ駆動されるウオームホイー
ル５と同軸に％数回転体２が取付けられ、クラッチ機構
６による圧接力でウオームホイール５と一体的に回動し
、クラッチ機構６の圧接が解放されることによりウオー
ムホイール５のみが回動する関係は公知のものと同様で
るる。

前記したワイヤ１は前記したアンテナ基筒Ｔ内に導かれ
、該アンテナ基筒Ｔ内圧収容される異径多段のアンテナ
構成体における最上段のものに取付けられ、上記したよ
うなモータ４の正転、逆転によって伸縮操作されること
は公知の通シで心って、巻取回転体２とアンテナ基１＠
ｉ７との間托はベース部体３にワイヤを適当に屈曲誘導
し前記巻取回転体２内に導く案内手段を配設するが、該
案内手段は平坦化ワイヤ１を採用する本発明のものにお
いて第１Ｏ図に示すようＫ・巻取回転体２に対する移送
側に傾斜ガイド面３１と共和該傾斜ガイド面３１の中央
部に平坦化ワイヤ１の一側端部を受入れる溝部３２が形
成されている。又巻取回転体２にはその周側にはワイヤ
受入溝２９が環設されているが、前述のような平坦化ワ
イヤ１の他側から受入れるよう圧された該受入溝２９は
前記溝部３２と同等の幅を有している。

即ちアンテナ基筒Ｔの底部における通孔３０から前記し
た傾斜ガイド面３１部分に導かれる平坦化ワイヤ１はそ
の先端がこの傾斜ガイド面３１に達するまでは平坦化面
１２．１２の方向が特定しない状態であるが、傾斜ガイ
ド面３１によってワイヤ受入溝２９方向に押し出しワイ
ヤ１の先端側が彎曲せしめられることによって、この彎
曲の困難な幅方向に彎曲されることに抵抗が大きく彎曲
は平坦化ワイヤ１の厚み方向に特定して得られることに
よって平坦化面１２゜１２０他側が受入溝２９に、又一
側が溝部３２に受入れられる状態に自動的に遺ばれるこ
ととなシ、斯うした状態は平坦化面１２．１２が巻取回
転体２０円周方向に平行状態のものであるからワイヤ１
の巻取シを容易とする。なおワイヤ１が少くとも前記し
たようなポリアセタールなどで成形されていることから
傾斜ガイド面３１上や巻取回転体２の受入溝２９部分で
滑シ易く前記したようなワイヤ先端部の導入は英数的に
頗る円滑でアシ、ワイヤ１の先端が導入されるならば、
その後の巻取回転体２に対し、或いはドラム２からのワ
イヤ１４人導出は頗る整然として行われる。第４．１１
図に示す実施態様においてはワイヤ１の先端部に球体１
６が取付けられ、又受入＠２９の一部には第１１図に仮
想線で示すように円形の拡大溝部２９＆が受入溝２９の
深さ方向（巻取回転体２０幅方向）ＶＣ形成されていて
、上述したようなワイヤ１先端の挿入に当り球体１６は
傾斜ガイド面３１を滑シ、このような円形拡大溝部２９
ｍの入口に達するが、斯うした球体１６の導入過程でワ
イヤ１が屈曲し易い厚さ方向に彎曲せしめられ、しかも
平坦化面１２の他端側か巻取回転体２の受入溝２９にお
ける開口端面に接することによル球状の係止体１６の転
動も容易に得られ前記した受入溝２９と溝部３２に対す
る平坦化ワイヤ１の導入は一層円滑化される。拡大溝部
２９ａＫ受入れられた係止体１６はワイヤ１の巻取シ量
増大に伴ってその奥部忙送り込まれ、巻取るべきワイヤ
１の全長を受入溝２９内ＶＣＩＭ列して巻取ることは第
４図の通夛でアシ、ワイヤ１の繰出しく巻取回転体２０
反転）Ｋ際しては上記と反対の作用が行われ、係止体１
６＃ｉ最終的に傾斜ガイド面３１部分からアンテナ基筒
７内へ引出されることとなるが、ワイヤ１の長さはアン
テナ構成体の伸出全長より若干長いもので、アンテナ構
成体が完全に伸出した状態で巻取回転体２が停止しても
ワイヤ１の先端、即ち球状の如き係止体１６は常に円形
の拡大溝部２９ｍに係合したｔまの状態となっている。

前記した伸縮操作ワイヤ１の平坦化に関する程度につい
ては本発明者等が上述したようなポリアセタール系樹脂
のみならず、その他の若干の非伸縮性でしかも釈放時に
は直線性を採る如き合成樹脂材について仔細に検討した
が、酸根↓ 平坦化面を有するとしても率なテープ状の如きでは所期
の押出作用を得難いことは明かであって、これらの関係
について説明す不ならば、厚みに対し幅を一般的に１．
５〜２．２倍程度とすることが好ましい。即ちこの厚み
に対する幅の割合は１．５倍以下であると特に第１図Ｃ
，Ｄのように太鼓型断面のものくおいて偏平化による彎
曲方向特定性が充分く得られない傾向が残り、本発明に
よる効果を充分に発揮し得ない。一方この幅が厚みの２
．２倍以上となると帯状に近いものとなってアンテナ素
子の押出し操作力が劣化し、即ち押し出し時に厚み方向
に複雑に屈曲する傾向が認められ非伸縮性ワイヤとして
の特性が失われることとなる。なお軸線部分に中空孔１
１を形成することはそれが例えばワイヤ径の数慢以内の
ような小径のものであるならば押出し操作力に影響する
ようなことがない。ワイヤ断面が長方形の場合であって
も角部に若干の丸みをとることができる。

上記したような平坦化の状態について、このようなワイ
ヤが一般的に採用されている多段ロッドアンテナとの関
係について更に具体的な関係を示しているのが第７図°
と第８図でろって、ワイヤ１の一端は多段のロッドアン
テナ構成体９　ａ　ｐ　９　ｂｅ・・・９ｎにおける蛙
上段構成体９ａに取付けられることは公知の通シであり
、第２段目構成体９ｂ以下の内部に挿通されるからその
第２段目構成体９ｂ内におけるワイヤの状態を本発明に
よるものと従来のものとを同じ断面積をもったワイヤと
して比較して示しているのが第８図である。即ち同じ断
面積をもったワイヤは構成体９ｂ内において従来のもの
がそれなりの間隙１９を有するものであるのく対し、本
発明によるものでは平坦化面両側の円弧面１３部分にお
いて間隙１９ｍの相当に少いものとなることは明かであ
る。然してワイヤ１の断面積（径）は実地的忙はこの第
２構成体９ｂの内径によって制限を受け、この第２構成
体９ｂの内径は今日における一般的多段ロツドアンテナ
忙おいては４．３〜４．５闇φのものが主として用いら
れているからワイヤ１の径々いし幅はこの内径を超える
ことができないが、斯様な条件下で用いられる径４ｍ前
後のポリアセタール系樹脂ワイヤについて第８図（ａ）
の従来法による真円状断面のものを１例として半径４倒
の状態に彎曲させるに必要な荷重と本発明により幅を厚
みの１．５倍程度とした平坦化状態のものをその平坦化
面と平行な方向において同じ彎曲状態に彎曲させるため
の荷重は約３倍に達する。このような倍率は平坦化の程
度が大となることによって増大し得ることは勿論である
が、上述のように第２構成体９ｂの内径によってワイヤ
幅が制限される条件下においては上記Ｗ／’ｔ’の値を
大きくすることは１′を単に小さくすることであって、
ｔ゛を単に小さくすることはワイヤの強度低下とならざ
るを得ない。従って斯かる意味からもＷ　／　’ｆを極
端に大きくすることはできず、２．２程度が上限となる
ものである。

上記のような平坦化ワイヤは本発明においては第２．３
図および第４図と第５：ｆ５図のようにドラム状その他
の巻取回転体２に形成された支持壁２ｂ間に受入れられ
るもので１７、ワイヤ１の平坦化によって第２．４図又
は第３．５．６図の何れの場合においてもその支持壁２
ｂ、２ｂ間の受入間隙は狭いものとなる。又巻取り巻戻
しに洛って平坦化面１２がそれら支持壁２ｂに接合し゛
　て作用するもので、構成体押出しのための押出し時に
は半径方向外面の支持壁と接合し、構成体縮入のための
巻取シ時には半径方向内面の支持壁２ｂと接合してそれ
ぞれの作動をなすわけであるが、平坦化面１２とそれら
支持Ｊｌｉ２ｂとの接合は頗る安定したものとなること
は明かであって真円状断面のものの場合のように斜面的
なすベシ関係は求められない。従って第９図として比較
して示すように押出し力を得べく外側支持壁に接合する
作用力が附勢された条件下（特にクラッチ作動時）でド
ラムとベース部体との間に同図Ａの如く挟み込まれるよ
うなことはなくアンテナ基筒７内でスノヤイラル状その
他に屈曲することもないことの仔細については前述した
通シでおる。

前記したベース部体３におけるウオームホイール５と巻
取回転体２との間に組込まれるクラッチ機構については
第５図に示すものではベース部体３に回転可能に組付け
られた巻取回転体２にクラッチ板６９が弾性材６８の弾
圧力で圧接され、巻取回転体２に形成された係合突部２
３に対しクラッチ板８９の周側における係合突部６９ｍ
が係合しておシ、クラッチ板６９はモータ駆動されるウ
オーム４４と係合したウオームホイール（図示せず）の
角形軸部５５と係合して一体的に回転するもので、巻取
回転体２０回転が停止した条件下においてウオームホイ
ールの軸部５５がなお所定クラッチカ以上の作用力で回
転するときは前記係合突部６９ｍと２３との間の保合関
係が解脱されてクラッチオフとなる。前記角形軸部５５
およびそれと一体的な螺合軸５５ｍは内孔を有し、ベー
ス部体３の取付軸３９が挿入されてカバ一部体９を取付
けている。

然し前記したような本発明によるワイヤ１の特質性を有
効に利用し、又この種アンテナ伸縮操作機構として好ま
しい特段の機能を有効に発揮させるようにした特別なり
ラッチ機構およびそれに関連したその他の構成関係につ
いては第４図と第１１図および第６図、第１２図に仔細
が示されている。即ちベース部体３の中心部には取付軸
３４が定着され、又その上部にはアンテナ基筒７の取付
座３７とモータ４の取付座３６とが設けられ、取付座３
６の下部にはウオームホイール５と係合する小ウオーム
ホイール３５が取付けられている。モータ４のウオーム
４４はウオームホイール５と係合するが、モータ４に代
えて小型モータ４１が取付座３６に取付けられた場合Ｉ
Ｃは該小型モータ４ａのウオーム４４ｍが小ウオームホ
イール３５を仲介ギヤとして係合してウオームホイール
５を駆動し、即ち第１２図Ａに示すようなモータ４と共
に同図ＢＫ示すような小型モータ４ａを取付けた場合に
おいても有効なウオームホイール５の駆動・をなす。つ
゛まシベース部体３、巻取回転体２、ウオームホイール
５などを合成樹脂成形体として得られるこのような自動
伸縮機構において重量的主体をなすものはモータが大で
ロシ、このモータ４を小型モータ４ａに代えて用いるな
ら化が要求され、それらの要望を満すことができる、本
発明によるクラッチ機構について＠４゜１１図に基いて
説明すると、前記取付軸３４はウオームホイール５とそ
の軸部５１に設けられた挿通°孔５０に挿着され、軸部
５１の先端側には軸方向において自在に摺動し円周方向
において一体的に回動するように後述する係脱回転体８
の軸孔８ＱＫおける係接面８２と係合する係接面５２が
対設されている。又斯かる軸部５１の基端側に嵌装され
るのが前記巻取回転体２の軸孔２０であるが、こうして
嵌装された巻取回転体２の前記受入溝２９部分内＠忙お
ける凹室２７内忙おいて前記係脱回転体８とクラッチ部
体６が上記係接面５２部分に取付けられる。即ち長方形
状のクラッチ部体１１ｔその中心部に真円状の軸孔６０
を有すると共にその長辺側両側面に上記係脱回転体８の
装嵌孔６１が貫設されていて全般的には同じく長方形に
近い形状をもった該係脱回転体８をクラッチ部体６と交
叉状に組付け、このような係脱回転体８の軸装孔８０に
おける係接面８２を前記した係接面５２と係合させるこ
とによυウオームホイール５の回転力がこの係脱回転体
８に伝えられるように成っている。更にこのような係脱
回転体８における長辺側側面中央部にはそれぞれ谷状カ
ム部８４が形成され、しかもこのような谷状カム部８４
の両側にクラッチ部体６における軸孔６０の上下両側に
対設された係突部６６と係脱する係脱段部８５，８５が
配設されている。クラッチ部体６の短辺側端面には夫々
係子受入孔６２が対設され、これらの係子受入孔６２に
は弾性材６３を介装した１対の係子６４．６５が嵌め込
まれ、その内側係子６５は前記谷状カム部８４に臨ませ
られ、又外側係子６４は前記したドラム２の凹室２７側
面に複数個配設された係合部２１に係脱される。

ウオームホイール５、巻取回転体２、クラッチ部体６お
よび係脱回転体８を軸着し九ベース部体３の取付軸３４
に対してはワッシャ１４やＥリング１５を取付けると共
にクラッチ部体６０両端側表面に形成された係止部６７
．６７゜６７．６”１間に弾片６８を添装し、ワッシャ
１７を介して装着されたカバ一部体１０を介して前記取
付軸３４に螺合されたナツト３３による弾片６８の弾圧
摩擦力をクラッチ部体６と巻取回転体２との関に与え、
ウオームホイール５と共に回転する係脱回転体５と該ク
ラッチ部体６との間に回転ずれを生ぜしめるように作用
している。

前記のようなりラッチ機構は第５図のように渦巻型にワ
イヤを巻取る回転体く対しても同様に採用する乞とがで
き、その態様はｔＸＳ図に示されている。即ち円板状を
なす巻取回転体２の片面にワイヤを受入れる渦巻状のワ
イヤ受入溝２４が形成され、又該巻取回転体２の他面に
は環状突壁２８を形成して凹室２７を形成し、該凹室２
７内に前記した第４図のものと同様にクラッチ部体６、
係脱回転体８が設けられる。前記したよりな渦巻型のワ
イヤ受入溝２４の開口面に対しては中心部に軸装口２６
ｍを有する中仕切板２６がベース部体３と巻取回転体２
との間に取付けられ、該中仕切板２８ＫＦｉ上述したよ
うなワイヤ受入溝２４の配設域全般に亘って半径方向に
長孔状のワイヤ導入切欠部２５が形成され、アンテナ基
筒Ｔから導かれたワイヤ１の先端はこの導入切欠部２５
から巻取回転体２に導入導出される。

更にモータ制御を自動的に行わしめるものにおいてスイ
ッチング機構を設けることも可能で、即ち第１１図にお
ける９０はスイッチング機構であって、ウオームホイー
ル５の裏面に形成された係突部５３と係合するギヤ状回
転体９３を有し、上記係突部５３と係脱しギヤ状回転体
９３が間欠的に回動することによりモータ４によるウオ
ームホイール５の回転をスイッチ機構９０に、伝達し、
モータ４に対する停止信号をスイッチング機構９０のス
イッチによってオンオフを行わしめる。このようなスイ
ッチ機構を設けるものは車輛スイッチ（エンジンスイッ
チ）又はラジオ操作によって自動的にアンテナ構成体の
伸出縮入を行わしめ、伸出限、縮入限でモータ駆動を完
全に停止するようにしたもの九採用される。

第４．１１図に示した実施態様においては、モータ４を
も含めてコンノダクトな構成が採られるように成ってお
シ、その態様は別に第１０図としてそのベース部体にお
ける断面図が示される。

即ち本発明によるものは前記したような平坦化ワイヤ１
の採用により巻取回転体２を小径化することが可能とな
シ、従ってベース部体３やカバー９も小径化されている
が、このようなベース部体３の上部一側に形成されたモ
ータ取付座３６はベース部体３の他側方向に傾斜したも
のであり、このような取付座３６に取付けられたモータ
４又は４＆は第１２図のようにアンテナ基筒方向に傾斜
し、上記のように小径化されたベース部体３の直径範囲
内にモータ４が収容せしめられた状態に取付けられる。

取付座３６部分の内部空間成形圧ついては取付座３６面
の傾斜に拘わらず内部空間３８をベース部体３の基準面
（例えばアンテナ基筒取付座３７面）に対して直角状と
して形成することにより一体成形されたベース部体３を
適切に型抜きし、成形することができる。上記のよう処
モータ４が小径化されたベース部体３の径範囲内に位置
することは一般的にモータの半径程度がベース部体３の
径範囲外圧突出しなければならない（例えば第１１図Ａ
においてウオームホイール５の外側に垂立した状態でウ
オーム４４を係合させるとモータ４は半径近いものがベ
ース部体３の外側に突出する）ようなこの種アンテナ自
動伸縮機構を著しくコン・ダクトとして車体に対する取
付けを容易圧する。勿論梱包その他の荷姿も大幅に小さ
いものとなる。

この第４．１１図および第６図に示したようなりラッチ
機構部分の作用について説明すると、ウオーム４４によ
る回転力がウオームホイール５、その軸部５１、係脱回
転体８に与えられない静止状態では係子６５が谷状カム
部８４の中間部に位置・し、又この状態では弾性材６３
が殆んど圧縮されず、係子６４とドラム２の係合部２１
との関係も第４図の取付軸３４より上部に示す如くであ
って離脱状態であり、従ってこの状態ではドラム２はク
ラッチ部体６や係脱回転体４を帯同することなしに回動
し得る。係合部２１や係子受入孔６２が側方又は下側忙
位置し、仮りに係子６４が係合部２１に係合していても
ドラム２０回転に際して該係子６４を係合部２１から押
出し、クラッチ部体６の域内に収容させるだけであシ、
ドラム２は回転し得る。つまシ伸出したアンテナ構成体
９ａ・・・９ｎが手動的に押し込まれ、それに伴ってワ
イヤ１がドラム２に押入されるとドラム２は回転し手動
によるアンテナ縮入時のワイヤ巻取りをなすことができ
る。同様に手動でアンテナ素子を引出した場合において
も引出しくドラム２０回転）が得られることは明かであ
る。

これに対しモータ駆ｉの場合はウオーム４４による回転
力がウオームホイール５、転軸５１を介して係脱回転体
８に与えられた場合にはそれが正転又は逆転方向の何れ
であるかくよって、先ず係接段部８５．８５の何れかが
係突部６６゜６６の何れかに接合する方向に回動してク
ラッチ部体６を回動することになると共にこのように回
転することＫよって係子６５が谷状カム部８４から押上
げられ、弾性材６３を圧縮すると共に該弾性材６３を介
して係子６４を巻取回転体２の係合部２１に押入してク
ラッチ部体８と係合一体化し該巻取回転体２を回動する
。即ちモータ４による回転力が巻取回転体２に対して的
確に伝達され、自動的にアンテナ構成体９の伸縮操作を
実現し得る。

なおこのモータ駆動によるアンテナ伸縮操作時化おける
クラッチ作用について説明すると、Ｍ４図の取付軸３４
下方に示したような係子６４の係合状態でモータ駆動さ
れている場合にアンテナの押出限、縮入限その他におい
て所定以上の負荷（例えば５ＫＦ以上）が作用すると係
子６４が弾性材６３を更に押圧して係合部２１に対する
保合状態から解脱されること釦なり、即ちクラッチオフ
状態となってそのまま回転を継続する。

即ち、この第４．１１図又は第６図に示したよう表クラ
ッチ機構によれば、アンテナ構成体のモータによる自動
伸縮操作時において巻取回転体の回転終期に不可欠なり
ラッチ機構を利用し、手動的なアンテナ伸縮操作に当り
該ワイヤの押込み又は引出操作初期忙平易にクラッチオ
フ状態を形成してその手動的伸縮操作を円滑に行わせ得
るもので、つまシ自動伸縮操作忙必須要件であってクラ
ッチ機構が手動伸縮操作を円滑に行わせる要素としても
作用することから簡易、低コストな構成でよいこととな
り、例えば洗車時の如きにおいてエンジン駆動を継続し
てファン作動による洗車用水のエンジン部分侵入を阻止
した条件下で自動伸縮アンテナを手動により縮入し円滑
な洗車を行わしめ、勿論アンテナを伸出させたままで車
外圧出てからその伸出アンテナの縮入を得しめる々どの
自動と手動とを有効に結合併用した有利なアンテナ伸縮
操作を実現せしめる。

弾性材６３を介装している係子６４は該係子６４を係合
部２１に常に係合せしめる作用関係を得ることができ、
このような保合状態を解脱する作用力が手動操作による
ときはアンテナ構成体を押入又は引出す何れかの操作で
得しめ、それ以降は上述同様の操作となる。

アンテナ基筒と巻取回転体との間にワイヤの厚み方向を
巻取回転体の半径方向とした巻取状態に導く案内手段は
アンテナ構成体′の引出時においてワイヤに対し好まし
い案内作用を与えると共にアンテナ構成体の伸出状態に
おいて車輛振動などで該アンテナ構成体が給入しようと
する作用を帯びたときの接触抵抗部として適切に作用し
、即ちその屈曲ないし傾斜した案内手段のワイヤに対す
るガイド面は斯様な細大作用に際して有効平坦化面との
接合による圧接翠擦接合部として作用し引出されたアン
テナ構成体の縮入を阻止することができる。

前記したようなワイヤ１上端とアンテナ構成体９ａとの
取付は関係は既述した下端側の第１１図に示した球形状
その他の係止体１６による拡大溝部２８への押入係合と
ドラム２回転による該円形拡大溝部２８に、そったスラ
イド作用と相俟ってワイヤ１は適宜に交換し得ることを
示すものである。勿論アンテナ構成体９１〜９ｎも同様
に交換し得る。

なお上記のようなスイッチ機構９０を用いたものの場合
は既述のようにワイヤ１がアンテナ基筒７内などでスパ
イラル状などに捻曲することのない押出作用が得られる
ことがらウオームホイール５又はモータ４の回転量に的
確に比例したアンテナ構成体９１〜９ｎの伸縮を得しめ
るので、モータへの負荷の少い有利な伸縮操作をなし得
る。即ちこのような伸縮操作に当っては完全カ伸出又は
縮入後にクラッチオンし且つスイッチオフしてモータ駆
動を停止することＫなるのが一般的であって、完全伸出
に達しない状態でクラッチオフし、又スイッチオフして
モータ停止させることは従来のス／４’イラル状にワイ
ヤの捻曲する条件下ではアンテナの完全伸出に大幅に達
しない状態で停止する可能性が高く、厳禁されている。

ところがアンテナ構成体の完全伸出又は縮人後忙クラッ
チオフし且つスイッチオフしてモータを停止させる場合
には、その完全伸出又は完全縮人後におけるモータ負荷
は非常に高いものとなり、り２ツテオフのために最大的
負荷を受けた後のスイッチオフするわけであるからワイ
ヤないし伸縮操作機構の全般、更にはモータに対して著
しい無理を与え、損耗を来す」モータないしウオームホ
イールの回転量が略正確にアンテナ構成体の伸縮量とな
シアンテナ基筒内の如きでスパイラル状の如きに捻曲し
て誤差を生ずることの少い本発明のものに６つてはそれ
らの回転量による完全伸縮時期を予測して完全に伸出し
ない以前ＶＣ２イッチオフし、モータやウオームホイー
ル、ドラムナトの慣性回転作用で完全伸出又は縮入状態
に達せしめ得、このよう和することによって完全伸出縮
入後く前記した各機構に無理、損耗を与えることが少い
。なお本発明によるものは自動、手動を可能としたもの
であるから特に手動で引出す場合にはアンテナ構成体の
最上段のものにおける頂部圧設けられた嫡子に引出し用
のキーを用いることで容易に引出し可能の関係を形成し
得る。

「発明の効果」 上記したような本発明によるものはこの種伸縮操作用ワ
イヤが平坦化され念ものであるからその平坦化面と直交
した方向における屈曲性を有効に低減し且つ平坦化面方
向における巻取シ性を良好として比較的コンパクト表状
態でのドラム巻取シと該ドラム回転による円滑な伸縮操
作性とをもたらし、しかも上記のような平坦化面は回転
体に形成された支持壁に支持され、しかもアンテナ基筒
内においても直線性を安定に確保し、側方へのスライド
が抑止された状態としてアンテナの押出し又は引込み作
動せしめられるので伸縮操作力としては何れの場合にお
いても安定且つ強力なものとして得られ、ｊＩ！ＶＣは
この程伸縮操作用ワイヤの伸縮操作のために該ワイヤと
係合してモータ駆動されるギヤ又はギヤつきプーリなど
を必要とせず、又大盤なワイヤガイドなども必要としな
いので機構の簡易化を図９、加うるにワイヤ断面が有効
な押出強度として利用されるものであるに拘わらず巻き
取り巻戻し時の抵抗が少く父上記のよう釦機構が簡易な
ことから伸縮操作が平易で駆動力が小さいものでよいな
どの効果を有している。

前記のような平坦化面を有するワイヤを用い、しかもそ
のワイヤ巻取のための回転体と同心的に設けたクラッチ
部体くワイヤ伸縮のためのモータで駆動される係脱回転
体を内装し、該係脱回転体にクラッチ部体に配設された
係子を上記回転体の内側面に向けて進退させるカム部を
形成した本発明によれば、自動的なアンテナ構成体伸縮
操作に当って係脱回転体のカム部により係子を押出し巻
取回転体内側面の係合部に嵌合させて自動伸縮に適切な
りラッチ力を得しめ、しかもこのようなりラッチ機構を
手動的な伸縮操作に際しては上述したように的確な押込
み力又は引出し力を巻取回転体に与えるワイヤを介して
容易にクラッチオフ状態として、特別な切換手段などを
用いることなしに円滑な手動伸縮操作を実現し得るもの
であって、前記のようなりラッチ部体、係脱回転体など
が巻取回転体内に設けられることとも相俟ち、コン／ぐ
クトな機構により自動および手動の各伸縮操作を円滑に
達成するものでらるかも、この点においても工業的効果
の大きい発明である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施態様を示すものであって、第１図は
本発明において用いられるワイヤの断面形状の若干を示
した説明図、第２図と第３図はその巻取回転体に対する
巻取状態の各斜面図、第４図は第３Ｎに示した形式の巻
取回転体による具体的伸Ｒａ操作機構の部分切欠側面図
、第５図はｍ２図に示した形式の巻取回転体くよる具体
的機構の１例を示した部分切欠側面図、第６図はその別
の具体的機構を示した縦断側面図、第７図はワイヤをア
ンテナ構成体中に挿通して伸出させた状態の部分的縦断
面図と、アンテナ基筒内における横断面図、第８図はそ
のアンテナ構成体内におけるワイヤの状態を従来のもの
と本発明のものとを比較して示した各拡大横断面図、第
９図は巻取回転体とベース部体との間におけるワイヤの
はみ出し関係を従来のものと本発明のものとについて比
較して示した部分的な各断面図、第１０図は第４図に示
したものにおけるベース部体の断面図、第１１図は第４
図に示した機構についての各構成部材の分解斜面図、第
１２図はそのモータ取付座に対するモータの変換取付状
態を併せて示した略解図である。 然してこれらの図面において、１は伸縮操作ワイヤ、Ｉ
Ｐはその線状接触部、２は巻取回転体、３はベース部体
、４はモーター、４＆は小型モータ、５はウオームホイ
ール、６はクラッチ機構、７はアンテナ基筒、９ａ〜９
ｎはアンテナ構成体、１０はカバ一部体、１１は中空孔
、１２．１２畠は平坦化面、１３は円弧面、１６は係止
体、２０祉軸孔、２１は係合部、２３は係合突部、２５
はワイヤ導入切欠部、２６は中仕切板、２７は凹室、２
４および２９はワイヤ受入溝、２９ａは拡大溝部、３１
は傾斜ガイド面、３２は溝部、３３はナツト、３４．３
９は取付軸、３５は示ウオームホイール、３６゜３Ｔは
取付座、３８は内部空間、４４はウオーム、５１１ｒｉ
軸部、５２は係接面、５３は係突部、　　　よ５５は角
形軸部、６０は円形軸孔、６１は装嵌孔、６２は係子受
入孔、６３は弾性材、６４゜６５は係子、６６は係突部
、６７は係止部、６８は弾片、６９はクラッチ板、６９
１は係合突部、８０鉱軸孔、８２は係接面、８４はカム
部、８５は係脱段部、９０はスイッチング機構、９３は
ギヤ状回転体を示すものである。 特許出願人　日本アンテナ株式会社 発　　明　　者　　滝　　　沢　　　徴　　　雄同　　
　　　　　　　菅　　　　　　　光　　　弘第４図 第　　６　　図 手続補正書（自発〕

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ワイヤを巻取る回転体と、該巻取回転体を駆動する
   モータ、それらの巻取回転体およびモータを取付けると
   共にテレスコープ式に連結して伸縮される複数個のアン
   テナ構成体をその縮入状態において格納するアンテナ基
   筒を取付けるようにしたベース部体を有し、前記モータ
   と巻取回転体との間の伝動系にクラッチ機構を組込み、
   しかも該巻取回転体と上記アンテナ構成体との間に非伸
   縮性且つ原形復元性を有する伸縮操作ワイヤを介装した
   ものにおいて、該伸縮操作ワイヤの断面をその厚みに対
   し幅が１．５〜２．２倍とされた平坦化面を有するもの
   として形成し、該ワイヤを前記アンテナ基筒内を介して
   アンテナ構成体に導くと共に前記アンテナ基筒と巻取回
   転体との間に前記ワイヤの幅方向端部を受入れる案内手
   段を設け、上記巻取回転体に該ワイヤの厚み方向を半径
   方向とした状態で巻取らしめたことを特徴とするアンテ
   ナ伸縮操作機構。 ２、ワイヤに対し押出力が作用せしめられた場合に少く
   ともアンテナ基筒の内面に対して前記ワイヤの軸線方向
   両側で平坦化面と該ワイヤの両側面との境界部分が夫々
   線状に接触せしめられるよりにされた特許請求の範囲第
   １項に記載のアンテナ伸縮操作機構。 ３、ワイヤの平坦化面が膨出ないし円弧面を形成し、し
   かもアンテナ基筒の内面より大きな半径の円弧域内であ
   つて該アンテナ基筒の内面に対しワイヤの軸線方向両側
   において平坦化面と該ワイヤ両側面との境界部分が夫々
   線状に接触するようにした特許請求の範囲第１項に記載
   のアンテナ伸縮操作機構。 ４、平坦化面の形成されたワイヤが巻取回転体に対し並
   列に巻取られる特許請求の範囲第１項に記載のアンテナ
   伸縮操作機構。 ５、平坦化面の形成されたワイヤが巻取回転体に対し渦
   巻型に巻取られる特許請求の範囲第１項に記載のアンテ
   ナ伸縮操作機構。 ６、ベース部体における巻取回転体とアンテナ基筒との
   間にワイヤを幅方向に傾斜すると共に彎曲させて巻取回
   転体内に導く案内手段を設けた特許請求の範囲第１項に
   記載のアンテナ伸縮操作機構。 ７、巻取回転体に対してベース部体の移送側に傾斜ガイ
   ド面と共に該傾斜ガイド面の中央部に平坦化面を有する
   ワイヤの一側を受入れる溝部を形成し、巻取回転体の周
   側には平坦化面を有するワイヤの他側を受入れる受入溝
   を環設した特許請求の範囲第６項に記載のアンテナ伸縮
   操作機構。 ８、平坦化面を有するワイヤの先端部に係止体を取付け
   、巻取回転体の周側に形成された受入溝の一部には拡大
   溝部を該受入溝の深さ方向に形成され、ワイヤ先端部の
   挿入に当り前記係止体が拡大溝部の入口に前記係止体を
   位置せしめて巻取回転体が回転されることにより該係止
   体を拡大溝部に受入れるようにされた特許請求の範囲第
   １項に記載のアンテナ伸縮操作機構。 ９、ワイヤの先端部に取付けられた係止体が該ワイヤの
   平坦化面を巻取回転体の周面に対し平行状態に誘導する
   特許請求の範囲第８項に記載のアンテナ伸縮操作機構。 １０、ドラム状巻取回転体に対するワイヤ巻取り量の変
   化に伴い係止体が拡大溝部の深さ方向において移動せし
   められる特許請求の範囲第８項に記載のアンテナ伸縮操
   作機構。 １１、ワイヤを巻取る回転体と、該巻取回転体を駆動す
   るモータ、それらの巻取回転体およびモータを取付ける
   と共にテレスコープ式に連結して伸縮される複数個のア
   ンテナ構成体をその縮入状態において格納するアンテナ
   基筒を取付けるようにしたベース部体を有し、前記モー
   タと巻取回転体との間の伝動系にクラッチ機構を組込み
   、しかも該巻取回転体と上記アンテナ構成体との間に非
   伸縮性且つ原形復元性を有する伸縮操作ワイヤを介装し
   たものにおいて、該伸縮操作ワイヤの断面をその厚みに
   対し幅が１．５〜２．２倍とされた平坦化面を有するも
   のとして形成し、該ワイヤを前記アンテナ基筒内を介し
   てアンテナ構成体に導くと共に前記アンテナ基筒と巻取
   回転体との間に前記ワイヤの幅方向端部を受入れる案内
   手段を設け、上記巻取回転体に該ワイヤの厚み方向を半
   径方向とした状態で巻取らしめ、前記ベース部体に対し
   上記巻取回転体と同心的に設けられたクラッチ部体に前
   記モータで駆動される係脱回転体を内装し、該係脱回転
   体に前記クラッチ部体に配設された係子を上記巻取回転
   体の内側面に向けて進退させるカム部を形成したことを
   特徴とするアンテナ伸縮操作機構。 １２、ベース部体の中心部に設けられた取付軸に対しモ
   ータ駆動されるウォームと係合したウォームホイールを
   設け、該ウォームホイールに突設された軸部に巻取回転
   体を軸着すると共に該軸部に形成された係接部に係脱回
   転体の軸孔に形成された係接部を係合させ、上記モータ
   で係脱回転体を駆動するようにした特許請求の範囲第１
   １項に記載のアンテナ伸縮操作機構。 ３、クラッチ部体に巻取回転体の係合部に臨ませられた
   係子と係脱回転体のカム部に臨ませられた係子とを設け
   、これらの係子間に弾性材を介装した特許請求の範囲第
   １１項に記載のアンテナ伸縮操作機構。 １４、クラッチ部体の表面にベース部体の中心軸と同心
   状に設けられた弾片を弾圧し、該弾片の弾圧力で係脱回
   転体の回転力をクラッチ部体に伝達するようにした特許
   請求の範囲第 １１項に記載のアンテナ伸縮操作機構。 １５、長方形状として形成されたクラッチ部体の中央部
   にモータ駆動されるウォームホイールに突設した軸部を
   緩装する軸孔を設け、該軸孔に直交せしめてクラッチ部
   体の長辺方向両側面に貫通した係脱回転体の装嵌孔を設
   けた特許請求の範囲第１１項に記載のアンテナ伸縮操作
   機構。 １６、周側にワイヤを並列させて巻取るようにしたワイ
   ヤ受入溝を有するドラム型の巻取回転体において、前記
   ワイヤ受入溝の内側に凹室を形成し、該凹室内にクラッ
   チ部体と係脱回転体とを収容せしめ、上記クラッチ部体
   に配設された係子と係脱する係合部を前記凹室の側壁に
   配設した特許請求の範囲第１１項に記載のアンテナ伸縮
   操作機構。 １７、円板状部体の片面にワイヤを渦巻状に受入れるワ
   イヤ受入溝を形成し、前記円板状部体の他面には環状突
   壁を形成して凹室を形成し、該凹室内にクラッチ部体と
   係脱回転体とを収容せしめ、上記クラッチ部体に配設さ
   れた係子と係脱する係合部を前記環状突壁の内側面に配
   設した特許請求の範囲第１１項に記載のアンテナ伸縮操
   作機構。 １８、ワイヤを渦巻状に受入れるワイヤ受入溝の開口面
   に中仕切板を添装し、該中仕切板の一部において前記ワ
   イヤ受入溝配設域全般に亘るワイヤ導入切欠部を形成し
   た特許請求の範囲第１７項に記載のアンテナ自動伸縮操
   作機構。 １９、係脱回転体の側面中央部にカム部を対設すると共
   に該カム部の両側にクラッチ部体の軸孔に対しその上下
   両側に対設された係突部と係脱する係脱段部を配設した
   特許請求の範囲第１１項に記載のアンテナ伸縮操作機構
   。 ２０、ウォームホイールに形成された係突部がスイッチ
   ング機構に設けられたギヤ状回転体に係脱し、モータに
   よるウォームホイールの回転を伝達し該モータに対する
   停止信号を前記スイッチング機構のスイッチによりオン
   オフを行わしめる特許請求の範囲第１項又は第 １１項の何れかに記載のアンテナ伸縮操作機構。 ２１、ベース部体の上部一側に形成されたモータ取付座
   を該ベース部体の他側方向に向けて傾斜せしめ、該取付
   座に取付けられたモータを他側方向に傾斜させてモータ
   全般をベース部体の上部直径範囲内に収容せしめた特許
   請求の範囲第１項又は第１１項の何れかに記載のアンテ
   ナ伸縮操作機構。 ２２、一体成形されたベース部体の上部一側に該ベース
   部体の他側方向に向けて傾斜したモータ取付座を形成す
   ると共に該モータ取付座からベース部体内に形成された
   内部空間をベース部体の基準面に対して直角状として形
   成した特許請求の範囲第２１項に記載のアンテナ伸縮操
   作機構。 ２３、モータ取付座の実質的全域に取付けられるモータ
   と該モータ取付座に対してその一部に取付けられるより
   小量なモータとを適宜に取付け得るようにし、ワイヤを
   巻取る回転体とモータ駆動されるウォームとの間に介装
   係合されたウォームホイールに小ウォームホイールを係
   合せしめ、該小ウォームホイールと前記小量モータのウ
   ォームとを係合させた特許請求の範囲第１項又は第１１
   項の何れかに記載のアンテナ伸縮操作機構。