JPS61224238A

JPS61224238A - カラ−受像管の電子銃封止方法

Info

Publication number: JPS61224238A
Application number: JP6572685A
Authority: JP
Inventors: Tomihide Endo; 遠藤　富秀
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1985-03-27
Filing date: 1985-03-27
Publication date: 1986-10-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、カラー受像管の電子銃封止方法に関するも
のである。

〔従来の技術〕

第２図は従来のカラー受像管の電子銃封止方法金示す図
である。同図において、（１）はパネル、（２）はファ
ンネル、（３）は電子銃である。ファンネル（２）に固
有であるリファレンスライン（２ａ）かう電子銃（３）
のステム（８ａ）までの間隔Ｌ２　が所定の間隔を保つ
ように設定したのち、ネックガラス（２ｂ）とステム（
３）全溶着封止する。パネル（１）とファンネル（２）
はそれぞれのシール面（ｌａ）、（２ｃ）で封着しであ
る。ここで、上記間隔Ｌ２　は管種等によって異なるが
、通常１１０〜１３０闘の間で決めらへその精度は±０
．５　ｗ程度である。

ここで封止寸法Ｌ２　の決定方法について説明する。

第３図はパネル（１）に螢光面を焼付ける露光機を。

のシール面（１ａ）を基準にして露光機本体（４）に位
置決め配置される。ついで、光源（４ａ）から紫外線光
を発射し、この紫外線光をカラー受像管の電子ビームの
軌跡に近似させるための光学系（４ｂ）で屈折させてシ
ャドウマスク（６）の孔を介して螢光体を焼き付ける。

このときの虚光源は（４ａｌ）　　点にある。一方、カ
ラー受像管の偏向中心は第３図に示す偏向中心であるラ
イン（５ａ）上にあり、パネル（１）のシール面（１ａ
）からの間隔はほぼ虚光源（４ａｘ）　　と一致し、パ
ネルシール面（１ａ）を基準としてパネル（１）に固有
のものである。

ところで、電子銃（３）と偏向ヨーク（５）の偏向中心
（５ａ）の位置関係は、カラー受像管の代表特性でもあ
るコンバーゼンスを決定づけるものであり、その位置関
係の公差は±１．０翻程度におさえるのが望ましい。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかるに、先にも述べた通り、電子銃（３）の封止寸法
はファンネル（２）のリファレンスライン（２ａ）から
ステム（８ａ）までの間隔で決定されファンネル（２）
に固有のものである。偏向ヨーク（５）の中心位置はパ
ネル（１）のシール面（１ａ）を基準としたパネル（１
）に固有のものである。したがって、従来ではファンネ
ル（２）のシール面（２Ｃ）からリファレンスライン（
２ａ）までの間隔には関係なく電子銃の封止位置を決定
しているため、この間隔の誤差がそのまま電子銃封止寸
法の誤差として現われるという欠点があった。また、フ
ァンネル（２）の再生品は、パネル（１）とファンネル
（２）のシールを円滑にするためにファンネル（２）の
シール面（２ｃ）　ｆ削り取るのが通例であり、その量
は２．５１１１１　Ｍ　Ａ　Ｘとなっている。したがっ
てコンパ−センス精度を要する管種には再生ファンネル
を使用できす、歩留りの悪化をもたらしていた。

この発明は上記従来の欠点を解消するためになされたも
ので、刺止寸法のばらつきを無くしコンバーゼンス特性
の向上を図９得るカラー受像管の電子銃封止方法を提供
することを目的としていム〔問題点を解決するための手
段〕この発明に係るカラー受像管の電子銃封止方法は、パネ
ルとファンネルとの互のシール面から所定隔全おいて上
記シール面に平行な基準線をパネルに印し、この基準線
と電子銃のステム側に定めた位置との間全所定の間隔に
保って電子銃を封止するようにしたものである。

〔作用〕

この発明においては、上記基準線、換言すればパネルの
シール面を基準として電子銃封止位置が決定され、偏向
ヨークの偏向中心と電子銃の位置が適確なものとなる。

〔実施例〕

第１図（Ａｔはこの発明に係る電子銃封止方法に適用さ
れる封止寸法の決定手段を示すものであり、第２図およ
び第３図と同一部所には同一符号を付して説明を省略す
る。

同図において、パネル（１）にパネルシール面（１ａ）
から前面側へ一定の間隔１においてけがきによる基準線
（１ｂ）を記す。ついで、この基準線（１ｂ）を基準に
して電子銃（３）のステム（８ａ）までの間隔Ｌ１に決
定する。ここで１重要なことは、パネル（１）のシール
面（ｌａ）を直接電子銃封止の基準線としないことであ
る。この理由を以下に述べる。

第１図（１３）はパネル（１）とファンネル（２）のシ
ール部全拡大した断面図である。

パネル（１）のシール面（１ａ）とファンネル（２）の
シール面（２Ｃ）とは不透明のフリットガラス（７）に
よって溶着されているが、フリットガラス（７）はシー
ル面（１ａＬ（２ｃ）からはみ出してパネル（１）およ
びファンネル（２）の側面にまで付着する。この付着量
はあらかじめ付着されているフリットガラス（７）の量
に比例して変り、しかもシール部ライン上で均一なもの
ではなく凹凸を生じる。そのため正確なシール面ライン
の検出が不可能である。したがって、予めパネル（１）
のシール面Ｈａ）ｅ基準として、これに平行な基準線（
ｌｂ）’に明記しておく必要がある。

ここで、上記基準線（１１））、つまりパネル（１）の
シール面（１ａ）に平行な線全基準にして電子銃（３）
の封止位置を決定しているため、露光時の虚光源（４ａ
　１）　　に近似なパネル固有の偏向中心（５ａ）と′
電子銃（３）との位置関係が適切に保たれ、したがって
コンバーゼンス特性の向上が図れる。さらにファンネル
（２）の再生時にシール面（２ｃ）を削り取ってもこれ
に応じて前記間隔り、　　が変化して封止位館が決まる
ため、ファンネル（２）の再生品の歩留りも良くなる。

他の実施例として、上記基準線（１ｂ）と電子銃（３）
の各′開極のうちの特定の電極との間隔を基準として電
子銃封止寸法を決定する方法もある。この方法によると
電子銃（３）にステムを取り付けるばらつきを低減でき
、より電子銃封止精度全向上させることができる。

なお、上記基準線（１ｂ）は、幅０１〜ｌ、　Ｑ　ｗ　
。

長す５　ｍ以上で、光学機械等によって検知できるもの
であればよい。また、上記基準ｌ　（ｌｂ）はけかきに
よるものに限らず、他の手段であってもよい。

〔発明の効果〕

以−トのように、この発明によれば、パネルのシール面
を基準として電子銃の封止位置を決定できるため、パネ
ルに固有な虚光源位置に近似する偏向ヨークの偏向中心
と電子銃の位置関係を適切な精度に保つことができ、そ
の結果としてコンバーゼンス性能の向上を図ることがで
き４またファンネルを再生品として利用する際の歩留り
も向上させることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

ｍ１図（Ａ）は、この発明に係るカラー受像管の電子銃
封止方法に適用された電子銃封止寸法の決定手段を示す
カラー受像管の概略側面図、第１図（Ｂ）はパネルとフ
ァンネルのシール部分の拡大断面図、第２図は従来のカ
ラー受像管の電子銃封止方法に適用された電子銃封止寸
法の決定手段を示すカラー受像管の概略側面図、第３図
は螢光体焼付時の露光機とカラー受像管の対比図である
。（１）・・・パネル、（ｌａ）・・・シール面、（１ｂ
）・・・基準線、（２）・・・ファンネル、（３）・・
・電子銃、（８ａ）・・・ステム。なお、図中、同一符号は同一もしくは相当部分を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）カラー受像管用パネルのフアンネルに対するシー
ル面から所定の間隔をおいて前記シール面に平行な基準
線を上記パネルに記し、この基準線と電子銃のステム側
に定めた位置との間を所定の間隔に保つて電子銃を封止
することを特徴とする電子銃封止方法。
（２）ステム側に定めた位置を、電子銃の特定の電極位
置とし、上記基準線とこの電極位置との間隔を所定の間
隔に保ち電子銃を封止してなる特許請求の範囲第１項記
載のカラー受像管の電子銃封止方法。