JPS61221958A - 生産工程管理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オーダマスタファイル、図面番号マスクファ
イル、在庫ファイル等の既存の各種ファイルから毎日の
作業スケジュールを作業工程毎に作成し、前記作業スケ
ジュールに基づき生産工程を管理する生産工程管理方法
に関する。

製造工程の自動化を推進するために情報処理システムを
活用して、製造工程の部材入庫から製品出荷までの全工
程を管理する生産管理システムが導入され、各所で運用
されている。一般に、この生産管理システムは所定の基
準、例えば生産途中のバッファ倉庫への入庫・出庫は先
入・先出しを原則とする等を基準にして構成されている
。

一方、製造工程では各種トラブル（例えば、特定部材が
入庫しないとか納期が急に短縮される等）は必ず発生す
るものであり、これらの各種トラブルが発生した場合に
は柔軟性を持って調整し、生産管理システムに乗せるこ
とが必要である。

即ち、各種トラブルを調整し毎日の各作業工程毎の作業
スケジュールを前記生産管理システムに有効に乗せるた
めの管理を容易に行う生産工程管理方法の導入が期待さ
れている。

〔従来の技術と発明が解決しようとする問題点〕従来技
術として情報処理装置に使用するプリント板ユニット（
以下ＰＴＴユニットと称する）の試験工程の管理方法を
例に取り説明する。

第９図は生産管理システム図、第１０図はプリント板試
験管理システム図、第１１図はプリント板ユニット入庫
手順フロー図、第１２図はプリント板ユニット出庫手順
フロー図をそれぞれ示す。

尚、本例の生産管理システム１は雑誌「省力と自動化Ｊ
　１９８４年７月号掲載の「プリント板ユニット試験ラ
インへの導入実例」を参照し、記述したものである。

本例で説明するＰＴＴ試験管理システム６は第９図で示
す生産管理システム１の一部を構成するサブシステムで
ある。即ち、生産計画を行う工務システム２と設計情報
システム３からのデータをもとに部材入庫から製品出庫
までの具体的な工程管理を行う生産管理システム１は、 部材、製品等を適切４時期に適切な量を適切な方法で保
管する自動倉庫システム４、 自動倉庫システム４から出庫された部材から情報処理機
器に必要な各種ＰＴ板ユニフトの組立ラインを管理する
Ｐ↑板シライン制御システム５ＰＴ板シライン制御シス
テム５組立られた各種ＰＴＴユニットの試験工程を管理
するＰＴＴ試験管理システム６、 ＰＴＴ試験管理システム６で試験済みの各種ＰＴＴユニ
ットをもとにして情報処理機器を組立試験する組立試験
工程管理システム７、 等から構成されている。

ＰＴＴ試験管理システム６は第１０図に示すような各種
の処理工程からなっている。即ち、ＰＴ板試験を行うた
めの工程計画を行う試験計画処理６ｋ ＰＴ板シライン制御システム５らの入庫受付と所定区分
を行う入庫処理６２、 試験のための出庫要求に対応した処理を行う出庫処理６
３、 試験のために出庫要求があった場所までＰＴＴユニット
を無人搬送車で搬送する搬送管理処理６４、入試から試
済みまでのＰＴ板試験の進度管理を行う工程進度管理処
理６５、 各試験場所からの出庫要求や品質管理データの投入等を
行うハンドベルトターミナル（以下ＩＴと称する）通信
処理６６、 等でＰＴＴ試験管理システム６を管理している。

尚、本例の生産管理システム１は各サブシステムや各工
程の繋ぎ部分に物流の流れを円滑に制御するためのバッ
ファとして、自動倉庫システム４で管理される自動倉庫
を設置している。又、物流手段としては、コンベアや無
人搬送車を用いている。

ＰＴ板シライン制御システム５組立完了したＰＴＴユニ
ットがコンベアでＰＴ板板試験連理システム６流れて来
ると、従来は流れて来る順番に入庫処理６２を行ってい
た。

即ち、流れて来る順番にＰＴ板に添付されている８０欄
カードを生産管理端末（図示してない）から読込ませる
。読込ませる情報としては、製造指令番号、　ＰＴＴユ
ニット図面番号（以下図番と称する）、数量等である。

又、オーダマスタファイル（以下ＯＭＦファイルと称す
る）、当日入試ファイル。

試験月報ファイル等への書込み等で入試受付処理を行い
、自動倉庫への入庫処理の準備（入庫行列ファイルへの
書込み）を行う。

次に、入庫行列ファイルに登録されているＰＴＴユニッ
トを自動倉庫に格納し、在庫ファイル、入庫行列ファイ
ル、入出庫実績ファイル等の更新を行い入庫完了となる
。尚、これらの手順を第１１図に示す。

次に、自動倉庫からの出庫は入庫した順、即ち先入先出
しの原則で出庫していた。即ち、第１２図に示すように
、複数ある試験場所（ステーションとも言い、各工程毎
に−ステーションを構成）からＰＴＴユニットの出庫要
求ＲＥＱがあると、出庫待列ファイルを作成すると共に
在庫ファイルを検索して該当のＰＴＴユニットを該当の
ステーションに出庫する。

この時、出庫行列ファイル、在庫ファイル等の更新を行
う。尚、各ステーションからの出庫要求ＲＥＱやＰＴＴ
ユニットの搬送要求Ｃ，ＲＥＱは各ステーションに設け
られているＩＴにて行われる。

次に、搬送行列ファイルに出庫要求ＲＥＱと各ステーシ
ョンから次工程へ搬送要求Ｃ，ＲＥＱのあったものの搬
送行列ファイルを作成し、自動倉庫から払出されたＰＴ
Ｔユニットと各ステーションで完了したＰＴＴユニット
を無人搬送車を制御して搬送する。この時、搬送行列フ
ァイルの更新を行う。

このように、従来の試験工程の管理は先入先出しの原則
で入試受付を行い、受付けた順序に従って試験工程、即
ち全ステーションの作業スケジュールを一括して管理す
る方法で実施していた。

以上のようにＰＴ板シライン制御システム５組立完了し
たＰＴＴユニットを入試受付して、入試した順に試験を
行う場合、ＰＴ板シライン制御システム５何らかのトラ
ブルがあったり、特定部品が入手しないためにＰＴ板シ
ライン制御システム５らの入試が遅れることがあっても
、先入先出しの原則でシステムを構成しているため、遅
れを挽回するために優先的に出庫処理し試験する場合、
工程管理者等が介入して人手によって対応するしか方法
がなかった。

即ち、従来のＰＴＴ試験管理システム６の試験計画処理
６１は前工程の変動要因や外部の変動要因（例えば、緊
急な出荷要請で納期変更が発生する等）等最新の要因を
折り込んだものではなく、計画当時の条件で入庫・出庫
処理が行われるものとして計画処理されたものである。

従って、毎日各種のトラブル発生が予測される工程の場
合では、工程管理者は毎日の優先処理物件の監視とその
処理に追われ、ＰＴＴ試験工程の適正な工程能力の把握
と配分が出来ないと共に、各ステーションの工程もこれ
ら優先処理物件に左右されるため、効率的な工程処理が
出来ないと言う問題点があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上記問題点・を解消した新規な生産工程計画
管理方法を実現することを目的とするものであり、該問
題点は、各管理システムが有する管理ファイルから取出
した作業スケジュールに含まれる出庫要求を作成記憶す
る第１の手段と、前記第１の手段が格納しているデータ
をもとにして前記仕分は保管装置に保管している部材や
半製品を出庫する手順を作成記憶している第２の手段と
を設け、前記第１の手段から出力した該作業スケジュー
ルに基づき毎日の生産工程を管理する本発明による生産
工程計画管理方法により解決される。

〔作用〕

即ち、各ステーション毎（各工程毎）に納期を優先にし
た毎日の作業スケジュール計画を、既存の各ファイル（
例えば、ＯＭＦファイル、在庫ファイル等）゛からデー
タを取出し作成する。毎日の各ステーション毎の作業ス
ケジュール計画は前工程の変動要因や外部の変動要因を
加味し、更に複数あるステーションの処理能力の効率を
考慮して、昨日までの処理分、本日までの処理分、明日
までの処理分に分類してそれぞれの工程名１図番、試験
機区分、在庫数、未入試数等を折り込んだデータを毎日
２回作成し、ファイル化する。

又、同時にこれに対応して各自動倉庫内に在庫している
試験対象品であるＰＴＴユニットの出庫順序を決めたフ
ァイルを作成し、毎日２回最新のデータに更新する。

各ステーションは前記ファイルより自試験ステーション
の試験優先度に従い出庫要求を行い試験処理するため、
ＰＴＴ試験工程の適正な工程能力の把握と配分が出来る
と共に緊急処理要求にも柔軟性を持って応じられ、適正
な試験が効率的に処理可能となる。

〔実施例〕

以下本発明の要旨を第１図〜第８図に示す実施例により
具体的に説明する。

第１図は本発明に係る一実施例である試験工程計画の作
成処理図、第２図は本発明に係る各ステーションの作業
スケジュールの概要図、第３図は本発明に係る出庫順序
計画の作成処理図、第４図。

第５図は本発明に係る出庫優先度表示例図、第６図は本
発明に係る試験工程による試験処理状況図、第７図は本
発明に係る試験工程の流れの状況図、第８図は本発明に
係る作業スケジュールの一実施例図をそれぞれ示す。尚
、全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。

次に、本実施例の処理方法について説明する。

尚、本実施例の各ステーテヨン１〜ｎは１つの試験工程
毎に１つのステーションに対応させ、試験作業を行って
いるものとする。

各ステーテッン１〜ｎ毎の作業スケジュールは毎日朝と
昼の２回工程管理者が作成し、出力した各ステーテヨン
１〜ｎ毎の作業スケジェールをそれぞれのステーチミン
１〜ｎ担当者に渡し、渡された各作業スケジュールに基
づき試験作業を行う。

尚、第８図に具体的な作業スケジュールの一例を示す。

第１図は本実施例の作業スケジュールの作成手順を示す
。第１図に示す試験計画処理部６１６では、既に他の処
理部分で作成済みのＯＭＦファイル６１１゜図番マスク
ファイル６１２（以下ＢＶＧファイル６１２と称する）
、仕掛在庫ファイル６１３．仕掛管理ファイル６１４．
カレンダファイル６１５がら所定データを取出し、図番
別在庫ファイル６１７を参照にして試験計画ファイル６
１８を作成する。

この試験計画ファイル６１８は第２図に示すように各ス
テーテヨン１〜ｎの作業スケジュールが格納されている
。即ち、ステーション番号（Ｎｏ、）。

使用する試験機区分、試験機に使用付加する１ＮＴＰ。

Ｂ（インタフェースポード）及びＡＤＰ　（アダプタ）
の指定、試験対象ＰＴ板ユニ７トの図番、工程名等で作
業スケジュールを作成している。

尚、１ＮＴＦ、Ｂ及びＡＤＰは試験機を広範囲のＰＴ板
ユニットに対応させるためのインタフェースポードとア
ダプタであり、Ｇｏ／ＮＧ工数は試験工数を意味する。

次に、試験計画ファイル６１８の作成は以下の要領で行
う。即ち、 （１）、納期を最優先とする。

（２）、納期をもとに試験処理優先順位を決めたら、納
期の許せる範囲で同じ図番のもの、同じデータを使うも
の、同じ１ＮＴＦ、１３やＡＤＰ　’を使用する対象Ｐ
Ｔ板ユニットをＯＭＦファイル６１１から抽出する。尚
、この抽出は各ステーション１〜ｎの全部について行う
。

（３）、工程計画は工程数（通常１〜５工程）とリンク
させる。又、ｌ工程は所定単位時間（１時間。

半日、１日等）とリンクさせ必要な手番を決定する。尚
、１つのステーション１〜ｎはｌ工程を分担するものと
する。

（４）、工程計画の中には試験工数１発見された不良品
の修理工数も加味する。

（５）、工程計画を行うためのカレンダは年間の休日を
加味したカレンダで計画する。

尚、第７図は試験計画ファイル６１８に格納されるデー
タの１つであり、上記条件のもとに製造指令番号（以下
型番と称する）Ａ−Ｃ別、図番ａ〜Ｃ別ＰＴ板ユニット
の処理工程順序、即ち処理ステーション１〜ｎ順序を示
す図である。

但し、本例は試験工程が３工程のものであり、■〜■は
各ステーション１〜ｎを示す。例えば、型番Ａ１図番ａ
は■−■−■で処理される。尚、７／１〜７／９は月／
日を示し、７／４と７１５は休日を示す。

以上のようにして作成される試験計画ファイル６１８を
もとに、自動倉庫に在庫している試験対象のＰＴ板ユニ
ットの出庫順序を決定する出庫順序ファイル６７２を第
３図に示す出庫順序計画処理６７で作成する。

即ち、試験計画ファイル６１８．仕掛管理ファイル６１
４、ＢＶＧファイル６１２をもとに出庫順序計画処理部
６７１で図番別在庫ファイル６１７を参照して出庫順序
ファイル６７２を作成する。その内容は第４図に示す通
りである。

即ち、出庫優先度に対して試験計画されたものか否かを
区分する欄、昨日まで分として出庫されているか否かを
区分する欄、本日分としての出庫があるか否かを区分す
る欄、前２項を集計した欄を設け、出庫優先度の高いも
のは昨日まで分として出庫されているものが多いものを
最優先として出庫順序ランクを作成する。

このようにして作成された出庫順序ファイル６７２の構
成は第５図に示す通りである。尚、第５図中の棚１〜棚
ｍは自動倉庫の棚で図番毎に区分けされた棚を指す。又
、１ＮＴＰ、Ｂ　ａ、１ＮＴＦ、Ｂ　ｂはインタフェー
スポードの種類を示す。

以上のような試験計画ファイル６１８及び出庫順序ファ
イル６７２の作成時期と、これらに基づく試験処理手順
は以下のようにして行う。

即ち、第６図に示すようにＰＴ板試験管理システム６の
計算機（図示してない）をオープンにして、毎日の試験
計画を毎日朝と昼の２回行い、午前に入庫するＰＴＴユ
ニットは午後の作業スケジュールに折り込むように計画
する。この試験計画により出庫順序ファイル６７２を更
新して在庫しているＰＴＴユニットは出庫可となる。

次に、各ステーション１〜ｎは出力された作業スケジュ
ール（第８図に示す）に基づき出庫要求ＲＥＱ及び搬送
要求Ｃ，ＲＥＱをする。この時、出庫行列ファイル及び
試験計画済み在庫ファイル６１３を検索して該当ステー
ジジン１〜ｎへＰＴＴユニットを出庫し配送する。

尚、上記試験計画ファイル６１８や出庫順序ファイル６
７２の更新には全ての変動要因が折り込み済みとなり、
又これらファイルの作成と各ステーション１〜ｎ別作業
スケジュールの出力に要する時間は１回に付き１時間以
内で完了する。

〔発明の効果〕

以上のような本発明によれば、生産工程の適正な工程能
力の把握と配分が出来ると共に緊急処理要求にも柔軟性
を持って応じられると言う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る一実施例である試験工程計画の作
成処理図、 第２図は本発明に係る各ステーションの作業スケジュー
ルの概要図、 第３図は本発明に係る出庫順序計画の作成処理図、第４
図、第５図は本発明に係る出庫優先度表示例図、 第６図は本発明に係る試験工程による試験処理状況図、 第７図は本発明に係る試験工程の流れの状況図、第８図
は本発明に係る作業スケジュールの一実施例図、 第９図は生産管理システム図、 第１０図はプリント板試験管理システム図、第１１図は
プリント板ユニット入庫手順フロー図、第１２図はプリ
ント板ユニット出庫手順フロー図、をそれぞれ示す。 図において、 ｌは生産管理システム、４は自動倉庫システム、５はＰ
Ｔ板シライン制御システム ６はＰＴ板試験管理システム、 ７は組立試験工程管理システム、 ６１は試験計画処理、　　６２は入庫処理、６３は出庫
処理、　　　　６４は搬送管理処理、６５は工程進度管
理処理、６６はＨＴＴ信処理、６１１はＯＭＦ７ｙイル
、　６１２はＢＶＧ７フイ／ｌ／、６１３は在庫ファイ
ル、 ６１４は仕掛管理ファイル、 ６１５はカレンダファイル、 ６１６は試験計画処理部、 ６１７は図番側在庫ファイル、 ６１８は試験計画ファイル、 ６７は出庫順序計画処理、 ６７１は出庫順序計画処理部、 ６７２は出庫順序ファイル、 をそれぞれ示す。 峯　ｊ　図 〒　４　日 ボウケイ　　　　　３８６ 第Ｓ図 寥　ｌＯ口

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 製造工場の生産計画に伴う部材発注・受け入れ管理シス
   テム、部材や製品を保管する倉庫管理システム、部材や
   半製品から製品を製造する製造工程管理システム、半製
   品や製品の試験工程管理システム等から構成され、各管
   理システムで用いられる部材、半製品、製品を仕分けし
   保管する仕分け保管装置と、前記仕分け保管装置に保管
   している部材、半製品、製品の出庫を要求する要求装置
   とを有する生産管理システムにおいて、前記各管理シス
   テムが有する管理ファイルから取出した作業スケジュー
   ルに含まれる出庫要求を作成記憶する第１の手段と、前
   記第１の手段が格納しているデータをもとにして前記仕
   分け保管装置に保管している部材や半製品を出庫する手
   順を作成記憶している第２の手段とを設け、前記第１の
   手段から出力した該作業スケジュールに基づき毎日の生
   産工程を管理することを特徴とする生産工程管理方法。