JPS6122028A - 腎ガンの初期診断と治療のためのモノクロ−ナル抗体群 - Google Patents
腎ガンの初期診断と治療のためのモノクロ−ナル抗体群Info
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- JPS6122028A JPS6122028A JP60096560A JP9656085A JPS6122028A JP S6122028 A JPS6122028 A JP S6122028A JP 60096560 A JP60096560 A JP 60096560A JP 9656085 A JP9656085 A JP 9656085A JP S6122028 A JPS6122028 A JP S6122028A
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- cells
- monoclonal antibody
- human
- renal cancer
- cell
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K16/00—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
- C07K16/18—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
- C07K16/28—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants
- C07K16/30—Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants from tumour cells
- C07K16/3038—Kidney, bladder
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はヒトの腎ガンを同定し、特徴を調べまた予後
を決めるに際して、モノクローナル抗体とその抗原特異
性を利用する方法に関する。
を決めるに際して、モノクローナル抗体とその抗原特異
性を利用する方法に関する。
これは腎ガンの検出と臨床的な予後と共に腎ガンの性質
を研究するのに有用な診断手段である。
を研究するのに有用な診断手段である。
抗原性についての特性を知ることによって、腎ガンのタ
イプについて予後・を見抜くことができる。
イプについて予後・を見抜くことができる。
赤血球や免疫蛍光、放射能あるいは酵素をくっつけた薬
剤は、指標の役をする方法(index−ing me
thod)で必要とされる如く、通常の方法を用いて高
度に特異的な抗体に結合され得る。
剤は、指標の役をする方法(index−ing me
thod)で必要とされる如く、通常の方法を用いて高
度に特異的な抗体に結合され得る。
細胞傷害性あるいは細胞抑制性薬剤も特異的な抗体が結
合する細胞を選択的に破壊する、いわゆるパ魔法の弾丸
″タイプの治療剤を作るために高度に特異的な抗体と結
合され得る。
合する細胞を選択的に破壊する、いわゆるパ魔法の弾丸
″タイプの治療剤を作るために高度に特異的な抗体と結
合され得る。
■−−−見
1975年にケーラーとミルスタイン(にBhlera
nd Milstein)は、正確で再現性のある特異
性をもった抗体を殆んど無限の量で生産する雑種細胞(
ハイブリドーマ)を使ってモノクローナル抗体(mAb
)を生産する方法を紹介した。腫瘍細胞あるいは他の抗
原で動物を免疫して生産する従来の抗血清は、その特異
性と性質において異なる無数の様々な抗体を含んでいる
が、一方ハイブリドーマは均一な特性をもった単一の抗
体を生産する。ケーラー−ミルスタイン法は免疫された
動物からとった肺細胞が無限に増殖をくり返すミエロー
マ細胞系統と融合することを含んでいる。融合した細胞
(ハイブリドーマ)から望ましい特異性をもった抗体を
産生ずるクローンが選択される。各々のクローンはたっ
た一つの抗体を産生しつづける。ハイブリドーマ細胞は
永久的に培養され得る(または液体窒素の中で凍結して
保存され得る)から、抗体を絶えず供給することが保証
される。
nd Milstein)は、正確で再現性のある特異
性をもった抗体を殆んど無限の量で生産する雑種細胞(
ハイブリドーマ)を使ってモノクローナル抗体(mAb
)を生産する方法を紹介した。腫瘍細胞あるいは他の抗
原で動物を免疫して生産する従来の抗血清は、その特異
性と性質において異なる無数の様々な抗体を含んでいる
が、一方ハイブリドーマは均一な特性をもった単一の抗
体を生産する。ケーラー−ミルスタイン法は免疫された
動物からとった肺細胞が無限に増殖をくり返すミエロー
マ細胞系統と融合することを含んでいる。融合した細胞
(ハイブリドーマ)から望ましい特異性をもった抗体を
産生ずるクローンが選択される。各々のクローンはたっ
た一つの抗体を産生しつづける。ハイブリドーマ細胞は
永久的に培養され得る(または液体窒素の中で凍結して
保存され得る)から、抗体を絶えず供給することが保証
される。
抗体は抗原として知られる他の分子と結合し識別する能
力をもつ蛋白質である。モノクローナル抗体はそれがそ
の特性において非常に均一であり、一つの抗原すなわち
決定基として知られる抗原の一部分を認識する以外は他
の抗体と異なるところはない。
力をもつ蛋白質である。モノクローナル抗体はそれがそ
の特性において非常に均一であり、一つの抗原すなわち
決定基として知られる抗原の一部分を認識する以外は他
の抗体と異なるところはない。
細胞の場合、認識される決定基は抗体と反応する細胞の
表面または内部にある抗原である。
表面または内部にある抗原である。
このような細胞性抗原のために特定の抗体が特定の種類
の細胞を認識する。すなわちその細胞と反応することに
なる。かくして、細胞性抗原は細胞を同定するための「
マーカー」である。
の細胞を認識する。すなわちその細胞と反応することに
なる。かくして、細胞性抗原は細胞を同定するための「
マーカー」である。
これらの抗原性のマーカーは細胞分化の正常な過程を観
察するために使われるし、また与えられた細胞系の中で
の異常の場所を示すためにも使われる。分化の過程は細
胞表面の抗原性の表現型における変化を伴い、別の分化
経路に属する細胞を区別したり、あるいは同じ分化経路
の異なる時期−にある細胞を区別する抗原は、もし適切
な抗体が使えれば観察されるだろう。分化抗原の最初の
確認は、マウスのT細胞白血病の表面抗原とTL、Th
y−1,Lytシリーズの記号のついた抗原を解析する
ことによって行わ−れた〔ロイド、J、オールド(Ol
d、 Lloyd J、)「ガン研究J(Cancer
Re5earch)41巻361〜375頁、198
1年2月)。これらT細胞分化抗原の分析は、マウスと
ヒトの正常なT細胞とB細胞が使用できたことで非常に
単純化されて、かなり発展している(ヒトのT細胞抗原
に対するmAbに関する特許第4,361,549〜5
50号;第4,364,932〜37号および第4,3
63,799号を見よ)。他の経路に属する正常な細胞
及び新生物細胞に示される分化抗原については殆んど知
られていない。
察するために使われるし、また与えられた細胞系の中で
の異常の場所を示すためにも使われる。分化の過程は細
胞表面の抗原性の表現型における変化を伴い、別の分化
経路に属する細胞を区別したり、あるいは同じ分化経路
の異なる時期−にある細胞を区別する抗原は、もし適切
な抗体が使えれば観察されるだろう。分化抗原の最初の
確認は、マウスのT細胞白血病の表面抗原とTL、Th
y−1,Lytシリーズの記号のついた抗原を解析する
ことによって行わ−れた〔ロイド、J、オールド(Ol
d、 Lloyd J、)「ガン研究J(Cancer
Re5earch)41巻361〜375頁、198
1年2月)。これらT細胞分化抗原の分析は、マウスと
ヒトの正常なT細胞とB細胞が使用できたことで非常に
単純化されて、かなり発展している(ヒトのT細胞抗原
に対するmAbに関する特許第4,361,549〜5
50号;第4,364,932〜37号および第4,3
63,799号を見よ)。他の経路に属する正常な細胞
及び新生物細胞に示される分化抗原については殆んど知
られていない。
これは適当な正常の型の細胞を容易に得ることかつむづ
かしいことと同時に、モノクローナル抗体の分野に予想
もできない変転があるためである。雑種細胞系統の調製
はうまく行くはずであり、接種細胞の性質、細胞増殖条
件、雑種を作る条件等の実験上の要因に左右されない。
かしいことと同時に、モノクローナル抗体の分野に予想
もできない変転があるためである。雑種細胞系統の調製
はうまく行くはずであり、接種細胞の性質、細胞増殖条
件、雑種を作る条件等の実験上の要因に左右されない。
゛しかしながら、ある細胞系統で成功が得られたとし
ても、別の細胞系統のハイブリドーマ調製の成功を予測
することは必ずしもできないだろう。
ても、別の細胞系統のハイブリドーマ調製の成功を予測
することは必ずしもできないだろう。
メラニン形成細胞(メラノサイト)の表面抗原を決定す
ることにおける進歩が、最近発見された正常な皮膚から
とったメラノサイトを培養する技法によって可能となっ
た〔アイジンガーら(Eisinger et al、
) rアメリカ合衆国国家科学アカデミ−協会会報J
(Proc、 Nat’ 1. Acad。
ることにおける進歩が、最近発見された正常な皮膚から
とったメラノサイトを培養する技法によって可能となっ
た〔アイジンガーら(Eisinger et al、
) rアメリカ合衆国国家科学アカデミ−協会会報J
(Proc、 Nat’ 1. Acad。
Sei、 USA)79巻2018頁1982年3り〕
。この方法はメラノサイトの分化抗原の分析に増殖する
細胞の更新しうる根源を提供している。
。この方法はメラノサイトの分化抗原の分析に増殖する
細胞の更新しうる根源を提供している。
我々はマウスのモノクローナル抗体(Abs)によって
同定されるヒトの悪性化した黒色腫(メラノーマ)の細
胞表面抗原を最初に解析したことを最近報告した〔ディ
ボールドら(Dippoldet al、)、「アメリ
カ合衆国国家科学アカデミ−協会会報」77巻、611
4〜6118頁、1980年〕。この発明はヒトの腎ガ
ンの比較解析に関している。
同定されるヒトの悪性化した黒色腫(メラノーマ)の細
胞表面抗原を最初に解析したことを最近報告した〔ディ
ボールドら(Dippoldet al、)、「アメリ
カ合衆国国家科学アカデミ−協会会報」77巻、611
4〜6118頁、1980年〕。この発明はヒトの腎ガ
ンの比較解析に関している。
これまでの研究は「ヒト腎ガンの細胞表面抗原に対する
モノクローナル抗体」と題する審査中の米国特許出願番
号第227,814号及び[ヒト腎ガン抗原に対するモ
ノクローナル抗体と方法1と題する米国特許出願番号第
474,224号に示されている。
モノクローナル抗体」と題する審査中の米国特許出願番
号第227,814号及び[ヒト腎ガン抗原に対するモ
ノクローナル抗体と方法1と題する米国特許出願番号第
474,224号に示されている。
樹立された腎ガンの培養株系統で免疫されたマウスの肺
細胞を融合して得られた17種のモノクローナル抗体は
、9つの細胞表面抗原系のあることを示した〔リュウゾ
ウ、ウェダら(Ueda。
細胞を融合して得られた17種のモノクローナル抗体は
、9つの細胞表面抗原系のあることを示した〔リュウゾ
ウ、ウェダら(Ueda。
Ruazo et al、)rアメリカ合衆国国家科学
アカデミ−協会会報」78巻3112頁1981年8り
〕。その系のうち6ケのgp160. S 2S、gp
120r、gp120nr。
アカデミ−協会会報」78巻3112頁1981年8り
〕。その系のうち6ケのgp160. S 2S、gp
120r、gp120nr。
gP115及びV、はこれまでに報告されてない新しい
抗原を示していた。他の3つの系はH′LA−A、−B
、−Cの重鎮と、A型及びB型の血液型抗原に関連づけ
られた。新たに記述された最も限定された抗原はgp1
60. S 25.gp140r及びgp120rであ
る。これらの決定基は腎超厚の細胞が正常なものであれ
悪性化したものであれ、その表面にのみ見つけられる。
抗原を示していた。他の3つの系はH′LA−A、−B
、−Cの重鎮と、A型及びB型の血液型抗原に関連づけ
られた。新たに記述された最も限定された抗原はgp1
60. S 25.gp140r及びgp120rであ
る。これらの決定基は腎超厚の細胞が正常なものであれ
悪性化したものであれ、その表面にのみ見つけられる。
これら抗原の2つは分子量に差があることに加えて、g
p160とS3とgp12叶は培養腎ガン細胞と正常な
腎上皮細胞と胎児の腎細胞の群の分化表現の基礎にたっ
て区別されうる。gp120rをもつグリコプロティン
は腎のgP120nrと決定基をもち合っているが(g
p120rとgp120nrを検出するモノクローナル
抗体による連続沈降で示されているように)、gp12
0nrはより広い範囲の細胞タイプ上にみられ、その中
には繊維芽細胞や卵巣、膀胱、大腸ガンから得られる細
胞系統が含まれる。他の2つの系のgpH5とV、は分
化抗原に広く見られ、分子量のちがい、熱安定性のちが
い(V、は熱安定性の決定基)、多様な起源の細胞型の
異なった表現のちがいによって相互に区別でき、またg
p120nrからも区別できる。
p160とS3とgp12叶は培養腎ガン細胞と正常な
腎上皮細胞と胎児の腎細胞の群の分化表現の基礎にたっ
て区別されうる。gp120rをもつグリコプロティン
は腎のgP120nrと決定基をもち合っているが(g
p120rとgp120nrを検出するモノクローナル
抗体による連続沈降で示されているように)、gp12
0nrはより広い範囲の細胞タイプ上にみられ、その中
には繊維芽細胞や卵巣、膀胱、大腸ガンから得られる細
胞系統が含まれる。他の2つの系のgpH5とV、は分
化抗原に広く見られ、分子量のちがい、熱安定性のちが
い(V、は熱安定性の決定基)、多様な起源の細胞型の
異なった表現のちがいによって相互に区別でき、またg
p120nrからも区別できる。
これらの系は腎ガンの性質をはっきりさせ、研究するた
めに使い得る。すなわち様々な腎ガン細胞株と正常な腎
の培養細胞の86とgp160表現型を比較すると、こ
れら2つの系を明確に区別できる。
めに使い得る。すなわち様々な腎ガン細胞株と正常な腎
の培養細胞の86とgp160表現型を比較すると、こ
れら2つの系を明確に区別できる。
腎ガンの研究〔ウエダ(既出)〕や、メラノーマについ
ての審査中の米国特許出願番号第297.814号(デ
ィボールドら、[アメリカ合衆国国家科学アカデミ−協
会会報j 77巻6114=6118頁、1980年)
(Sci、 LISA 77、6114−6118(1
980)の研究で、ヒトの細胞表面抗原の12の新しい
系を規定する一連のマウスモノクローナル抗体が作り出
された。このうち6ケは糖蛋白であることが確定され(
gp95.gp150.gp160.gp120r、g
p120nr、gpH5)、 3ケは標識された細胞抽
出液から免疫沈降することができない熱に不安定な抗原
であり(S25.M、、、R,)、あと3つは熱安定な
抗原でおそらく糖脂質である(05.R2イ。
ての審査中の米国特許出願番号第297.814号(デ
ィボールドら、[アメリカ合衆国国家科学アカデミ−協
会会報j 77巻6114=6118頁、1980年)
(Sci、 LISA 77、6114−6118(1
980)の研究で、ヒトの細胞表面抗原の12の新しい
系を規定する一連のマウスモノクローナル抗体が作り出
された。このうち6ケは糖蛋白であることが確定され(
gp95.gp150.gp160.gp120r、g
p120nr、gpH5)、 3ケは標識された細胞抽
出液から免疫沈降することができない熱に不安定な抗原
であり(S25.M、、、R,)、あと3つは熱安定な
抗原でおそらく糖脂質である(05.R2イ。
V+)。培養されたヒトの細胞の標準的なパネルを使う
と、直接的血清学的検査及び吸収操作による分析におい
て、これらモノクローナル抗体の反応性を容易に比較で
き、その抗原性試験系の1つ1つがKiA胞パネル上の
分布に抗原の定性的および定量的発現について明確なパ
ターンをもっている。様々な細胞のタイプについてそれ
らの分布をもとにして、これら12の抗原性試験系がさ
らに3つのグループに分類されうる。
と、直接的血清学的検査及び吸収操作による分析におい
て、これらモノクローナル抗体の反応性を容易に比較で
き、その抗原性試験系の1つ1つがKiA胞パネル上の
分布に抗原の定性的および定量的発現について明確なパ
ターンをもっている。様々な細胞のタイプについてそれ
らの分布をもとにして、これら12の抗原性試験系がさ
らに3つのグループに分類されうる。
すなわち(+)限定された分化抗原の特徴をもったもの
(例えば腎臓に特異的なgp160. S F、 l
gPL20r、抗原やメラノーマやメラニン形成−胞の
R24抗原)、(ii)より広い範囲を代表する分化抗
原(例えばgP95. gp150. Mts 、 g
p120nr。
(例えば腎臓に特異的なgp160. S F、 l
gPL20r、抗原やメラノーマやメラニン形成−胞の
R24抗原)、(ii)より広い範囲を代表する分化抗
原(例えばgP95. gp150. Mts 、 g
p120nr。
V、 ) 、 (fit)検査した全てのヒト細胞のタ
イプに表現する抗原(例えば05種抗原)である。
イプに表現する抗原(例えば05種抗原)である。
また、第1期腎ガン(腎臓に限られる)から由来する細
胞系統はgp160+であるが、転移した腎ガンからの
細胞系統はgp160−であることもわかった。このこ
とは、転移する力を発揮しているガン細胞がgp160
発現を失ったことを示すのか、またはgp160+と帥
160−の腎ガンが別別の細胞系統から由来しているこ
とを示すのかを決めるものではない。しかしながら、g
p160を発現している正常な腎臓の細胞のタイプと、
胃ガン上に見られる別の抗原を同定することは、腎ガン
の細胞の起源についての情報となる。
胞系統はgp160+であるが、転移した腎ガンからの
細胞系統はgp160−であることもわかった。このこ
とは、転移する力を発揮しているガン細胞がgp160
発現を失ったことを示すのか、またはgp160+と帥
160−の腎ガンが別別の細胞系統から由来しているこ
とを示すのかを決めるものではない。しかしながら、g
p160を発現している正常な腎臓の細胞のタイプと、
胃ガン上に見られる別の抗原を同定することは、腎ガン
の細胞の起源についての情報となる。
この発明によって提供されるこれらの血清学上のプロー
ブは、腎に特異的な抗原と同定することができ、腎臓の
構造と機能を研究するのに特に興味深い。さらに加えて
、広い範囲に反応する抗体のいくつかは、他の腫瘍の研
究に有用である。例えば、■、がアストロサイトーマと
メラノーマを区別する。
ブは、腎に特異的な抗原と同定することができ、腎臓の
構造と機能を研究するのに特に興味深い。さらに加えて
、広い範囲に反応する抗体のいくつかは、他の腫瘍の研
究に有用である。例えば、■、がアストロサイトーマと
メラノーマを区別する。
抗体によって同定された抗原の生化学的と、血清学的特
徴付けを並行して実施することの重要性は、gpl 2
0rとgp120nrによる分析によって説明される。
徴付けを並行して実施することの重要性は、gpl 2
0rとgp120nrによる分析によって説明される。
この系における5つの抗体は、SK−RC−7腎ガン細
胞の標識化された抽出液から、120,000ダルトン
成分を免疫沈降した。
胞の標識化された抽出液から、120,000ダルトン
成分を免疫沈降した。
この抽出液をこれら抗体の1つ(S、抗体)で予備洗滌
すると、5211抗体で同定される20 、000ダル
トン成分が除かれて、この2つの抗体が同じ分子と反応
することを示している。しかしながら、SG抗体と82
3抗体で検出される抗原決定基は、M−MHAテストと
吸収による分析において区別することができる。AbS
、、は腎特異的な抗原を検出したが、一方SL+抗体は
もつと広い範囲の細胞タイプに反応した。これらの結果
は2種のgp 120分子を考えることで説明される。
すると、5211抗体で同定される20 、000ダル
トン成分が除かれて、この2つの抗体が同じ分子と反応
することを示している。しかしながら、SG抗体と82
3抗体で検出される抗原決定基は、M−MHAテストと
吸収による分析において区別することができる。AbS
、、は腎特異的な抗原を検出したが、一方SL+抗体は
もつと広い範囲の細胞タイプに反応した。これらの結果
は2種のgp 120分子を考えることで説明される。
双方ともS6抗体によって同定されるエピトープをもっ
ているが、S23抗体によって同定されるエピトープは
1つしかない。この説明と一致して、S22抗体で洗滌
したあとの上澄みは、たとえS2.1抗体と沈降する抗
原が残っていなくてもS6抗体とはなお反応した。S2
2抗体で同定されるエピトープは腎起源の細胞にのみ見
られ、このような限定された分布のためにgp120r
と呼ばれる。より広範囲に分布しているエピトープは、
それが非限定の性質を示すためにII nrr″と記さ
れている。gp120rとgp120nrは2つの別々
の遺伝子の産物であるか、または腎細胞で生産物が変え
られる単一の遺伝子の産物であろう。
ているが、S23抗体によって同定されるエピトープは
1つしかない。この説明と一致して、S22抗体で洗滌
したあとの上澄みは、たとえS2.1抗体と沈降する抗
原が残っていなくてもS6抗体とはなお反応した。S2
2抗体で同定されるエピトープは腎起源の細胞にのみ見
られ、このような限定された分布のためにgp120r
と呼ばれる。より広範囲に分布しているエピトープは、
それが非限定の性質を示すためにII nrr″と記さ
れている。gp120rとgp120nrは2つの別々
の遺伝子の産物であるか、または腎細胞で生産物が変え
られる単一の遺伝子の産物であろう。
同様にして、それほど注目することではないが、gp9
5またはgp150分子を免疫沈降する異なったモノク
ローナル抗体で同定される抗原の細胞における分布に見
られる食い違いも、認識される異なったエピトープがあ
ることにもとづいて説明されている(ディボールドら、
「アメリカ合衆国国家科学アカデミ−協会会報」77巻
6U+−:6118頁、1980年)、。
5またはgp150分子を免疫沈降する異なったモノク
ローナル抗体で同定される抗原の細胞における分布に見
られる食い違いも、認識される異なったエピトープがあ
ることにもとづいて説明されている(ディボールドら、
「アメリカ合衆国国家科学アカデミ−協会会報」77巻
6U+−:6118頁、1980年)、。
要 約
腎ガン細胞は腎ガン細胞のサブセットに導くモノクロー
ナル抗体で分類することができる。
ナル抗体で分類することができる。
新しいモノクローナル抗体は腎ガン細胞のサブセットの
予後ま同様に、組織発生を判定するための方法に使われ
る。大抵の胃ガン細胞が生ずるであろう場所の位置付け
がモノクローナル抗体で行なわれる。ここでは新しいモ
ノクローナル抗体F9.が述べられている。
予後ま同様に、組織発生を判定するための方法に使われ
る。大抵の胃ガン細胞が生ずるであろう場所の位置付け
がモノクローナル抗体で行なわれる。ここでは新しいモ
ノクローナル抗体F9.が述べられている。
詳細な説明
技法:
組織培養 腎ガン細胞系統〔ウェブら「実験医学誌J(
J、 Exp、 Med、)150巻、 564−58
9頁、1979年〕と腫瘍細胞系統〔ケアリーら(Ca
rey etal、)、「アメリカ合衆国国家科学アカ
デミ−協会会報」78巻3278〜3282頁、197
6年〕について記す。正常な腎上皮細胞の短期間の培養
法についても述べる。培養細胞は2mMのグルタミン、
1%の非必須のアミノ酸、100単位/mQのペニシリ
ン、1μg/m Qのストレプトマイシン、10%(容
量/容量)のウシ胎児血清を添加したイーグル最少必須
培地で維持した。培養細胞は定期的にマイコプラズマ、
カビ及びバクテリアについて検査され、汚染された細胞
は廃棄した。モノクローナル抗体S A l 8221
82218117を得るために、SK−R’C−7が免
疫のための細胞系統として用いられている。
J、 Exp、 Med、)150巻、 564−58
9頁、1979年〕と腫瘍細胞系統〔ケアリーら(Ca
rey etal、)、「アメリカ合衆国国家科学アカ
デミ−協会会報」78巻3278〜3282頁、197
6年〕について記す。正常な腎上皮細胞の短期間の培養
法についても述べる。培養細胞は2mMのグルタミン、
1%の非必須のアミノ酸、100単位/mQのペニシリ
ン、1μg/m Qのストレプトマイシン、10%(容
量/容量)のウシ胎児血清を添加したイーグル最少必須
培地で維持した。培養細胞は定期的にマイコプラズマ、
カビ及びバクテリアについて検査され、汚染された細胞
は廃棄した。モノクローナル抗体S A l 8221
82218117を得るために、SK−R’C−7が免
疫のための細胞系統として用いられている。
ム1笠乳裏抜 マウスの混合赤血球吸収法(M−MHA
)はファグラエウスら(Fagraeuset al、
)の方法〔[免疫学J(Im+nunology) 9
巻161〜175頁、 1965年]をマウスの抗体を
検出するために修正して実施した(R,S、メツガーら
(Metzgar、R,S、 et al、)rガン研
究J (CancerRes、)28巻、1366頁、
1968年〕。直接試験法と吸収分析法の血清学的方法
は、ディボールドら(既出)、ウェブら(既出)、ケア
リーら(既出)に記されている。簡単に記せず、ケアリ
ー(既出)によって述べられているように、培養細胞を
集めて洗い、3040マイクロテスト■プレート[ファ
ルコンプラスチック(Falcon Plastics
)社製、オクスナード、カリフォルニア州]のウェルに
、1つのウェル当り1000細胞の割合で配分し、その
プレートを炭酸ガスインキュベーター中37℃で培養し
た。各々のテストに複数のプレートを用意し、いろいろ
な表現をする表面抗原の検出を確実にするために、細胞
を通過させた後MHA検査をいくつかの異なった時間間
隔で実施した。
)はファグラエウスら(Fagraeuset al、
)の方法〔[免疫学J(Im+nunology) 9
巻161〜175頁、 1965年]をマウスの抗体を
検出するために修正して実施した(R,S、メツガーら
(Metzgar、R,S、 et al、)rガン研
究J (CancerRes、)28巻、1366頁、
1968年〕。直接試験法と吸収分析法の血清学的方法
は、ディボールドら(既出)、ウェブら(既出)、ケア
リーら(既出)に記されている。簡単に記せず、ケアリ
ー(既出)によって述べられているように、培養細胞を
集めて洗い、3040マイクロテスト■プレート[ファ
ルコンプラスチック(Falcon Plastics
)社製、オクスナード、カリフォルニア州]のウェルに
、1つのウェル当り1000細胞の割合で配分し、その
プレートを炭酸ガスインキュベーター中37℃で培養し
た。各々のテストに複数のプレートを用意し、いろいろ
な表現をする表面抗原の検出を確実にするために、細胞
を通過させた後MHA検査をいくつかの異なった時間間
隔で実施した。
血清の希釈液は5%FC8(仔牛脂児血清)を含む燐酸
塩緩衝化食塩水(Pi/NaC1)で調製した。培地を
テストプレートから静かにとり去り、移しとったウェル
に夫々0.05ynQの血清希釈液を加えた。それから
プレートを室温で45分間インキュベートし、3回Pi
/NaC1−FC3で洗滌した。
塩緩衝化食塩水(Pi/NaC1)で調製した。培地を
テストプレートから静かにとり去り、移しとったウェル
に夫々0.05ynQの血清希釈液を加えた。それから
プレートを室温で45分間インキュベートし、3回Pi
/NaC1−FC3で洗滌した。
指示薬のヒトO型赤血球細胞をPi/NaC1−Fe2
に懸濁しく0.2%容量/容量)、夫々のウェルに0.
1mQずつ添加した。再び45分間室温でプレートをイ
ンキュベートし、穏やかに振とうし。
に懸濁しく0.2%容量/容量)、夫々のウェルに0.
1mQずつ添加した。再び45分間室温でプレートをイ
ンキュベートし、穏やかに振とうし。
Pi/NaC1−Fe5で3回洗滌し、光学顕微鏡で観
察した。各々のウェルについて陽性の標的細胞のパーセ
ントと反応の強さを記録した。細胞はその周囲の174
またはそれ以上が標示細胞で覆われているとき、陽性と
みなした。陽性と記録されたウェルについては5%かそ
れ以上の細胞の存在が必要であった(このことは1%の
陽性細胞は1つのウェルで通常必ず検出されるので厳格
な基準である)。
察した。各々のウェルについて陽性の標的細胞のパーセ
ントと反応の強さを記録した。細胞はその周囲の174
またはそれ以上が標示細胞で覆われているとき、陽性と
みなした。陽性と記録されたウェルについては5%かそ
れ以上の細胞の存在が必要であった(このことは1%の
陽性細胞は1つのウェルで通常必ず検出されるので厳格
な基準である)。
ケアリー(既出)によって記されているように、オール
ドらに従った吸収法(L、 J、オールド(Old、
L、 J、)、 rガン研究」25巻813頁1965
年〕に次のとおりで・ある。
ドらに従った吸収法(L、 J、オールド(Old、
L、 J、)、 rガン研究」25巻813頁1965
年〕に次のとおりで・ある。
吸収試験の当日に、検査すべき血清をMHAによって標
的細胞で滴定し、25%の陽性細胞を示す希釈度を決定
した。この終点以下で2つの並行した希釈度の血清希釈
液を調製した。1組は吸収しないままとし、もう−組は
夫々に等量の遠沈した(packed)細胞を混合した
(起こるかも知れない表面抗原の酵素的分解を避けるた
めに、吸収に使われる培養細胞は機械的にかき取ること
によって集められた)。吸収はしばしば混合しながらま
ず室温で45分間、それから水中で同時間行った。次い
で吸収された細胞を遠沈で除き、吸収された血清と吸収
しなかった血清を段階的に希釈して標的細胞に対して調
査した。
的細胞で滴定し、25%の陽性細胞を示す希釈度を決定
した。この終点以下で2つの並行した希釈度の血清希釈
液を調製した。1組は吸収しないままとし、もう−組は
夫々に等量の遠沈した(packed)細胞を混合した
(起こるかも知れない表面抗原の酵素的分解を避けるた
めに、吸収に使われる培養細胞は機械的にかき取ること
によって集められた)。吸収はしばしば混合しながらま
ず室温で45分間、それから水中で同時間行った。次い
で吸収された細胞を遠沈で除き、吸収された血清と吸収
しなかった血清を段階的に希釈して標的細胞に対して調
査した。
九及象及策
従来の技術で確立された方法を使用した。例えば、凍結
した組織切片(5マイクロメーター)を、燐酸塩で緩衝
化した食塩水(P B S)中3.7%のホノヒムアル
デヒドで5分間固定し。
した組織切片(5マイクロメーター)を、燐酸塩で緩衝
化した食塩水(P B S)中3.7%のホノヒムアル
デヒドで5分間固定し。
洗滌し、希釈していないハイブリドーマの培養上澄みと
1時間インキュベートした。そのスライドを洗い、フル
オレセインを結合したヤギ抗マウスIg(カッペル研究
所(Cappell、aboratories)、ペン
シルバニア州コクランビル〕の1=40希釈液で30分
間インキュベートし、再び水洗し、PBS中90%グリ
セロールの中で湿った状態でスライドに固定した[Y、
フラデットら(Fradet ■、 et al、)
、 rアメリカ合衆国国家科学アカデミ−協会会報J’
81巻224頁1984年〕。
1時間インキュベートした。そのスライドを洗い、フル
オレセインを結合したヤギ抗マウスIg(カッペル研究
所(Cappell、aboratories)、ペン
シルバニア州コクランビル〕の1=40希釈液で30分
間インキュベートし、再び水洗し、PBS中90%グリ
セロールの中で湿った状態でスライドに固定した[Y、
フラデットら(Fradet ■、 et al、)
、 rアメリカ合衆国国家科学アカデミ−協会会報J’
81巻224頁1984年〕。
ペルオキシダーゼ法
従来技術で確立されている標準的方法を用いている。
免 疫 (BALB/CX C57BL/6) F 、
(7)雌(711’ウスが樹立された腎ガン細胞株S
K−RC−7で免疫された。初回免疫には1×107の
腎ガン細胞がアジュバントなしに皮下注射された。追加
免疫は3〜4週間縞間隔×107の腎ガン細胞を腹腔内
投与した。免疫されたマウスは最終免疫3日後に屠殺し
た。
(7)雌(711’ウスが樹立された腎ガン細胞株S
K−RC−7で免疫された。初回免疫には1×107の
腎ガン細胞がアジュバントなしに皮下注射された。追加
免疫は3〜4週間縞間隔×107の腎ガン細胞を腹腔内
投与した。免疫されたマウスは最終免疫3日後に屠殺し
た。
マウスの抗体の誘導 免疫された牌細胞とマウスのミニ
ローvMOPcニー21 NS/1細胞との融合は、
既述のとおりに行われた〔ディボールドら(既出)及び
ケーラーとミルシュタイン(既出)[ネーチャーJ (
Nat、ure) (ロンドン)236巻、495〜4
97頁1975年]。ヒボキサンチン、アルノプテリン
及びチミジンを含む選択培地1mQ中の融合細胞(5〜
8X10’ケ)を、組織培養プレート〔コスタ−(Co
star)Nn3524.24ウエル/プレート〕のウ
ェルに入れた。ハイブリドーマは1〜3X10sケのマ
ウス腹腔マクロファージをフィーダーレーヤーと己で、
少くとも3回限界希釈することによってサブクローン化
した。培養上澄みは2種の腎ガン細胞系統(免疫した系
統を含む)、AJアストロサイトーマ。
ローvMOPcニー21 NS/1細胞との融合は、
既述のとおりに行われた〔ディボールドら(既出)及び
ケーラーとミルシュタイン(既出)[ネーチャーJ (
Nat、ure) (ロンドン)236巻、495〜4
97頁1975年]。ヒボキサンチン、アルノプテリン
及びチミジンを含む選択培地1mQ中の融合細胞(5〜
8X10’ケ)を、組織培養プレート〔コスタ−(Co
star)Nn3524.24ウエル/プレート〕のウ
ェルに入れた。ハイブリドーマは1〜3X10sケのマ
ウス腹腔マクロファージをフィーダーレーヤーと己で、
少くとも3回限界希釈することによってサブクローン化
した。培養上澄みは2種の腎ガン細胞系統(免疫した系
統を含む)、AJアストロサイトーマ。
SK−MEL−33メラノーマ、同じ<−37メラノー
マ、Me−80子宮頚ガン、WI−38胎児細胞、VE
RO成人及び胎児の腎上皮細胞、胎児の脳細胞から成る
一連の培養細胞で、その抗体活性を追跡した。抗体のサ
ブフラスは抗Ig重鎖に特異的な試薬〔パイオネティク
ス (Bionetics)社、ケ・ンジトン、メディカル
デパートメント〕を入れた寒天中での二重拡散法によっ
て決定した。クローン化されたハイブリドーマをnu/
nuマウス(背景がスイス)に皮下注射し、また一方で
液体窒素中に貯蔵した。次第に増大する腫瘍のできたマ
ウスの血清を集め、−70℃で貯蔵し、血清学的及び生
化学的な検討に使用した。
マ、Me−80子宮頚ガン、WI−38胎児細胞、VE
RO成人及び胎児の腎上皮細胞、胎児の脳細胞から成る
一連の培養細胞で、その抗体活性を追跡した。抗体のサ
ブフラスは抗Ig重鎖に特異的な試薬〔パイオネティク
ス (Bionetics)社、ケ・ンジトン、メディカル
デパートメント〕を入れた寒天中での二重拡散法によっ
て決定した。クローン化されたハイブリドーマをnu/
nuマウス(背景がスイス)に皮下注射し、また一方で
液体窒素中に貯蔵した。次第に増大する腫瘍のできたマ
ウスの血清を集め、−70℃で貯蔵し、血清学的及び生
化学的な検討に使用した。
免疫沈降法 1IIIN当り15μC1の[”H]グル
コサミン〔ニューイングランド ニュクレア−(New
England Nuclear)製: 3ON60
Ci/mmol :1ci=3.7xlo ベクレル
〕を含むイーグル完全培地(’Complete E
agle”s Medium)中で、細胞を37℃で
48時間[Hlグルコサミンで代謝的に標識した。標識
された細胞は、3MのKCQで処理することを省略した
以外は記述の方法(オガタら(Ogata、et al
、)、「アメリカ合衆国国家科学アカデミ−協会会報」
78巻770〜774頁、1981年〕のとおり、トリ
ス緩衝液中0.5%のノニデットP −40(N P−
40)で抽出された。
コサミン〔ニューイングランド ニュクレア−(New
England Nuclear)製: 3ON60
Ci/mmol :1ci=3.7xlo ベクレル
〕を含むイーグル完全培地(’Complete E
agle”s Medium)中で、細胞を37℃で
48時間[Hlグルコサミンで代謝的に標識した。標識
された細胞は、3MのKCQで処理することを省略した
以外は記述の方法(オガタら(Ogata、et al
、)、「アメリカ合衆国国家科学アカデミ−協会会報」
78巻770〜774頁、1981年〕のとおり、トリ
ス緩衝液中0.5%のノニデットP −40(N P−
40)で抽出された。
免疫沈降は細胞抽出液の一部(I XIO’ cpm)
を2μ氾のマウス血清及び20μQのウサギ抗マウスI
g血清(カッペル研究所)と混合することで行われた。
を2μ氾のマウス血清及び20μQのウサギ抗マウスI
g血清(カッペル研究所)と混合することで行われた。
免疫的に形成された複合体はスタフィロコッカス・アウ
レウス菌を使って分離され、ディボールドら(既出)の
記述のとおり、NaDodS○4/ポリアクリルアミド
ゲル電気泳動で分析した。複合体の分離にセファロース
−ウサギF(ab’)2抗マウスIgが使われた以外。
レウス菌を使って分離され、ディボールドら(既出)の
記述のとおり、NaDodS○4/ポリアクリルアミド
ゲル電気泳動で分析した。複合体の分離にセファロース
−ウサギF(ab’)2抗マウスIgが使われた以外。
同様な方法で[S]メチオニン標識した試料を免′疫沈
降させた。抗原のpIを測定するために、オガタら(既
出)が述べたように修正したオーファレル(0’ Fa
rrell)法(P、 H,オーファレル、[生物化学
雑誌J (J、 Bial、 Chem、)250巻
、4007〜4021頁(1975年)〕による二次元
電気泳動によって免疫沈降物を調べた。3つの異なった
腎ガン細胞系統と融合した5つのN5−1ミ工ローマ株
から、17の抗体産生クローンを詳細な解析のために選
択した(第1表)にれらの抗体の血清学的特異性を一連
の47確立細胞系統〔腎ガン細胞13、メラノーマ5、
ダリア細胞腫、神経芽細胞腫、上皮細胞ガン細胞15、
B細胞系統5、K562(赤血球白血病細胞)、T細胞
系統2(MOLT−4トT−45)、サルの腎細胞(v
ERO))についてテストした。さらに、正常腎上皮細
胞、繊維芽細胞及び胎児性組織(脳、繊維芽、腎細胞)
を短期間培養した細胞に対しても抗体をテストシた。ヒ
ト、ヒツジ、ネズミ及びウシの赤血球も調べられた。殆
んどの場合、血清学的分析は直接的なテストと吸収によ
りテストを行なった。代表的なモノクローナル抗体の血
清学的分析は第1表Aを、特異的な抗体価については第
1表Bを見よ。
降させた。抗原のpIを測定するために、オガタら(既
出)が述べたように修正したオーファレル(0’ Fa
rrell)法(P、 H,オーファレル、[生物化学
雑誌J (J、 Bial、 Chem、)250巻
、4007〜4021頁(1975年)〕による二次元
電気泳動によって免疫沈降物を調べた。3つの異なった
腎ガン細胞系統と融合した5つのN5−1ミ工ローマ株
から、17の抗体産生クローンを詳細な解析のために選
択した(第1表)にれらの抗体の血清学的特異性を一連
の47確立細胞系統〔腎ガン細胞13、メラノーマ5、
ダリア細胞腫、神経芽細胞腫、上皮細胞ガン細胞15、
B細胞系統5、K562(赤血球白血病細胞)、T細胞
系統2(MOLT−4トT−45)、サルの腎細胞(v
ERO))についてテストした。さらに、正常腎上皮細
胞、繊維芽細胞及び胎児性組織(脳、繊維芽、腎細胞)
を短期間培養した細胞に対しても抗体をテストシた。ヒ
ト、ヒツジ、ネズミ及びウシの赤血球も調べられた。殆
んどの場合、血清学的分析は直接的なテストと吸収によ
りテストを行なった。代表的なモノクローナル抗体の血
清学的分析は第1表Aを、特異的な抗体価については第
1表Bを見よ。
免疫化学的解析と関連させたこれらの血清学的研究は、
9つの明確に区別しうる抗原性の系統を決定した。3つ
の系統(gp160. S n及びgp120)は正常
及び悪性化した腎細胞に限定されており、3系統(gp
120nr、gpH5及びV、)はさらに広い範囲に分
布し、残りの3系統はHLA −A、−B及び−〇の重
鎖を、A型及びB型の血液型抗原として同定された。
9つの明確に区別しうる抗原性の系統を決定した。3つ
の系統(gp160. S n及びgp120)は正常
及び悪性化した腎細胞に限定されており、3系統(gp
120nr、gpH5及びV、)はさらに広い範囲に分
布し、残りの3系統はHLA −A、−B及び−〇の重
鎖を、A型及びB型の血液型抗原として同定された。
凍結された切片においてはS4.Sll、S22゜S
22 r S 27が腎組織に特異性を示した(第2表
)。
22 r S 27が腎組織に特異性を示した(第2表
)。
血清学的試験では腎腫瘍に対して特異性を示した(第1
表A、B)。
表A、B)。
(以下余白)
ρ旨 Φ 屯
t 骨 輯善
第1表Aの凡例
ウエダら(既出)の′モノクローナル抗体(*印)と、
F、3モノクロ一ナル抗体の腫瘍細胞株及び正常細胞株
との血清学的反応 0=吸収でもロゼツト形成でも反応しない。
F、3モノクロ一ナル抗体の腫瘍細胞株及び正常細胞株
との血清学的反応 0=吸収でもロゼツト形成でも反応しない。
1=吸収でのみ反応する。
2 = 10,000以下の抗体価(タイター)でロゼ
ツト形成に反応する。
ツト形成に反応する。
3 =10,000以上の抗体価(タイター)でロゼツ
ト形成に反応する。
ト形成に反応する。
4=反応せず□吸収試験のみ実施。
5−吸収試験のみで反応する。
(以下余白)
第2表の凡例
ウエダら(既出)(*)及びF23のモノクローナル抗
体の凍結した腫瘍または正常なヒト組織切片との免疫蛍
光法による免疫病理学的反応。
体の凍結した腫瘍または正常なヒト組織切片との免疫蛍
光法による免疫病理学的反応。
AとBの部分□正常なヒト組織の凍結切片について
0=反応せず。
±=組織の中で一様でない陽性反応を示す。
十二組織の中で一様に陽性反応を示す。
CとDの部分−ヒトの腫瘍の凍結切片−について0=反
応せず。
応せず。
士=一様でない反応。
+=陽性反応。
注) C6B=大腸ガンのモノクローナル抗体CLH
6B(米国特許出願番号第474,415号)C26二
大腸ガンのモノクローナル抗体HT29/26(米国特
許出願番号第474,415号)AJ8=アストロサイ
トーマのモノクローナル抗体(カーンクロスら(Cai
rncross 、et訂、)[アメリカ合衆国国家科
学アカデミ−協会会報J1982年、米国特許出願番号
第413.861号〕 NL−1=急性リンパ性白血病細胞(Tanimoto
) (71calla抗原の認識するモノクローナル抗
体。
6B(米国特許出願番号第474,415号)C26二
大腸ガンのモノクローナル抗体HT29/26(米国特
許出願番号第474,415号)AJ8=アストロサイ
トーマのモノクローナル抗体(カーンクロスら(Cai
rncross 、et訂、)[アメリカ合衆国国家科
学アカデミ−協会会報J1982年、米国特許出願番号
第413.861号〕 NL−1=急性リンパ性白血病細胞(Tanimoto
) (71calla抗原の認識するモノクローナル抗
体。
NL−22=モノクロ一ナル抗体(Tanimoto)
Q−14=メラノーマの抗体 (米国特許出願番号第445,561号)P−170=
AJ 2アストロサイトーマ(カーンクロス、上記) P−130= AJ 2アストロサイトーマ(カーンク
ロス、上記) S、/S2.は同じ反応を与えるS、または827のい
ずれかを用いて行った試験を参照している。
Q−14=メラノーマの抗体 (米国特許出願番号第445,561号)P−170=
AJ 2アストロサイトーマ(カーンクロス、上記) P−130= AJ 2アストロサイトーマ(カーンク
ロス、上記) S、/S2.は同じ反応を与えるS、または827のい
ずれかを用いて行った試験を参照している。
抗原系
gP160抗原系 このシリーズにおける5つの抗体(
S 4. S 7jS zt 、S 242M 、)が
ヒト腎細胞に非常に高い特異性を示す160,000ダ
ルトンの糖蛋白であることを示している。gp160は
pI7.5≧もつやや塩基性の成分である。M−MHA
試験によって、gp160は正常な腎上皮細胞の全てと
胎児性の腎の培養細胞3種のうちの2種及び腎ガンの1
3種の確立株の7種に存在することが証明された(第2
表)。これらの結果は、吸収操作による試験で確かめら
れた。その他の細胞タイプは正常であろうと悪性化した
ものであろうと、サルの腎から由来した細胞株のVER
Oを含めてgp160抗原を表現するものが見当らなか
った。
S 4. S 7jS zt 、S 242M 、)が
ヒト腎細胞に非常に高い特異性を示す160,000ダ
ルトンの糖蛋白であることを示している。gp160は
pI7.5≧もつやや塩基性の成分である。M−MHA
試験によって、gp160は正常な腎上皮細胞の全てと
胎児性の腎の培養細胞3種のうちの2種及び腎ガンの1
3種の確立株の7種に存在することが証明された(第2
表)。これらの結果は、吸収操作による試験で確かめら
れた。その他の細胞タイプは正常であろうと悪性化した
ものであろうと、サルの腎から由来した細胞株のVER
Oを含めてgp160抗原を表現するものが見当らなか
った。
S25抗原系 抗体S6で検出される抗原もヒト腎臓由
来の細胞に限定されている(第2表)。
来の細胞に限定されている(第2表)。
S、の決定基は熱で変化しやすく、それが蛋白質または
糖蛋白質上にあることを示唆してい名が、S25抗体は
[Slメチオニンで、または[H]グルコサミンで標識
したSK−RC−7細胞からの検出可能の成分を沈降さ
せなかった。異なった腎ガン細胞株と正常の腎の培養細
胞で、S6とgp160の表現型を比較すると、これら
2つの系ははっきりと区別できた。例えば、SK−RC
−6とA −498はgp160” / S W−で。
糖蛋白質上にあることを示唆してい名が、S25抗体は
[Slメチオニンで、または[H]グルコサミンで標識
したSK−RC−7細胞からの検出可能の成分を沈降さ
せなかった。異なった腎ガン細胞株と正常の腎の培養細
胞で、S6とgp160の表現型を比較すると、これら
2つの系ははっきりと区別できた。例えば、SK−RC
−6とA −498はgp160” / S W−で。
RK−Rc−sはg、p160−/ S ?S”″であ
るが、これら培養細胞の5つはS25の発現を欠いてい
た。
るが、これら培養細胞の5つはS25の発現を欠いてい
た。
gp12叶とgP 120nrの抗原系 5種の抗体(
S2.、。
S2.、。
s2G、s2.、s’、 、 sl)は、SK−RC−
7細胞の[Sl−メチオニンまたは[H]グルコサミン
で標識された可溶化物からの120 、000ダルトン
の糖蛋白質を沈降させた。S6抗体とSゎ抗体によって
同定されたgp 120のpIは同一であった(4.9
〜5,2)。これら2つの抗体グループによって同定さ
れたgp120成分の関係については、連続して行う免
疫沈降テストからも示された。[H]グルコサミンで標
識されているSK−RC−7の可溶化物を86抗体で予
め処理すると、S23抗体と反応する抗体は全て除かれ
た。反対にM −’M HA試験と、吸収解析(第2表
)は、これらgp120抗体が2つのクラスのgp12
0分子を分別する2つの血清学的にはっきりとちがうg
p120エピ1〜−プを同定することを示した。すなわ
たgp120r(限定されたクラス)とgp120nr
(限定されないクラス)である。
7細胞の[Sl−メチオニンまたは[H]グルコサミン
で標識された可溶化物からの120 、000ダルトン
の糖蛋白質を沈降させた。S6抗体とSゎ抗体によって
同定されたgp 120のpIは同一であった(4.9
〜5,2)。これら2つの抗体グループによって同定さ
れたgp120成分の関係については、連続して行う免
疫沈降テストからも示された。[H]グルコサミンで標
識されているSK−RC−7の可溶化物を86抗体で予
め処理すると、S23抗体と反応する抗体は全て除かれ
た。反対にM −’M HA試験と、吸収解析(第2表
)は、これらgp120抗体が2つのクラスのgp12
0分子を分別する2つの血清学的にはっきりとちがうg
p120エピ1〜−プを同定することを示した。すなわ
たgp120r(限定されたクラス)とgp120nr
(限定されないクラス)である。
8つ抗体で同定されるgp120rは非常に限定された
分布をしていて、正常腎上皮細胞とある種の腎ガン細胞
に限、定される発現をする。S、抗体と827抗体によ
って同定される別のgp120エピh−プのgp120
nrは、胎児及び成人の繊維芽細胞や卵巣、膀胱、大腸
などのガンから得られた細胞株を含む広範囲の培養細胞
に見られた。
分布をしていて、正常腎上皮細胞とある種の腎ガン細胞
に限、定される発現をする。S、抗体と827抗体によ
って同定される別のgp120エピh−プのgp120
nrは、胎児及び成人の繊維芽細胞や卵巣、膀胱、大腸
などのガンから得られた細胞株を含む広範囲の培養細胞
に見られた。
gp120r決定基とgp 120nr決定基は、腎ガ
ン細胞株上の発現で異なっている。すなわち、全ての細
胞株はgp120nrエピトープをもっているが、一方
SK−RC−2,−21,−29,Cake−’1はg
p120r決定基を欠いている。腎由来の細胞に対する
S23抗体、特にgp160抗原系を同定する抗体の特
異性は、S25抗体の反応性と似ている。
ン細胞株上の発現で異なっている。すなわち、全ての細
胞株はgp120nrエピトープをもっているが、一方
SK−RC−2,−21,−29,Cake−’1はg
p120r決定基を欠いている。腎由来の細胞に対する
S23抗体、特にgp160抗原系を同定する抗体の特
異性は、S25抗体の反応性と似ている。
しかしながら、gp160とgp120の“抗原に分子
量の差があることに加えて、これら3つの腎特異的な抗
原系は、選択された正常または悪性化腎細胞についての
吸収による解析にもとづいて区別することができる一□
例えばSK−RC−6とA−498はgp160’ /
S−/gp12or’であり、胎児性腎はgP160’
またはgp160 / S ys ” /gp120
r−である。
量の差があることに加えて、これら3つの腎特異的な抗
原系は、選択された正常または悪性化腎細胞についての
吸収による解析にもとづいて区別することができる一□
例えばSK−RC−6とA−498はgp160’ /
S−/gp12or’であり、胎児性腎はgP160’
またはgp160 / S ys ” /gp120
r−である。
gpH5抗原系 S22抗体はSK−RC−7細の[H
]グルコサミンあるいは[Slメチオニンで標識された
可溶化物から、還元した条件でも還元しない条件下でも
115,000ダルトンの糖蛋白を免疫沈降した。直接
的なM−MHAテストでは、高い反応性(1−10,0
00X 10−” (7)抗体価)はある種の腎ガン細
胞と正常腎上皮細胞に限られていた。しかし吸収解析に
よれば、gp115抗原はいろいろなタイプの細胞で発
現していることが示された。
]グルコサミンあるいは[Slメチオニンで標識された
可溶化物から、還元した条件でも還元しない条件下でも
115,000ダルトンの糖蛋白を免疫沈降した。直接
的なM−MHAテストでは、高い反応性(1−10,0
00X 10−” (7)抗体価)はある種の腎ガン細
胞と正常腎上皮細胞に限られていた。しかし吸収解析に
よれば、gp115抗原はいろいろなタイプの細胞で発
現していることが示された。
S140 、、 モノクローナル抗体F23は、
もう一つの抗原系であるgp140を認識する。
もう一つの抗原系であるgp140を認識する。
F22はガンマ・サブ2.A(ガンマ2A)イムノグロ
ブリン(Ig)抗体である。モノクローナル抗体S4は
同じクラスのイムノグロブリンであったが+ S25+
52215221 sl l sl? + Vt +8
2、はガンマサブ1 (ガンマ1)のイムノグロブリン
に属し、M2及びS8はクラス ミュー(μ)のイムノ
グロブリンに属していた。F、はヒトの腎細胞糖蛋白(
gp)140上の新しい抗原系を認識する。
ブリン(Ig)抗体である。モノクローナル抗体S4は
同じクラスのイムノグロブリンであったが+ S25+
52215221 sl l sl? + Vt +8
2、はガンマサブ1 (ガンマ1)のイムノグロブリン
に属し、M2及びS8はクラス ミュー(μ)のイムノ
グロブリンに属していた。F、はヒトの腎細胞糖蛋白(
gp)140上の新しい抗原系を認識する。
F4は正常なヒト腎上皮細胞が免疫原であるハイブリド
ーマ細胞株から由来している。しかし、F3モノクロー
ナル抗体は腎腫瘍抗原を認識する。このことは予期せぬ
結果であった。
ーマ細胞株から由来している。しかし、F3モノクロー
ナル抗体は腎腫瘍抗原を認識する。このことは予期せぬ
結果であった。
第1表からみられるように、F4はヒトの腎ガン細胞株
を認識している。テストした25の細胞株のうち、F2
I+は19に陽性であった。33のヒト腎の細胞株が研
究された。F2はある種の分化の進んでいない腎ガン細
胞を認識し、またよく分化の進んだ腎ガン細胞と最もよ
く反応する乳頭状に分化したいくつかの腎ガン細胞も認
識する。すなわち、F21]は腎ガン細胞を分類し。
を認識している。テストした25の細胞株のうち、F2
I+は19に陽性であった。33のヒト腎の細胞株が研
究された。F2はある種の分化の進んでいない腎ガン細
胞を認識し、またよく分化の進んだ腎ガン細胞と最もよ
く反応する乳頭状に分化したいくつかの腎ガン細胞も認
識する。すなわち、F21]は腎ガン細胞を分類し。
腎腫瘍の悪性化能を調べるのに使うことができる。20
以上の異なったヒト標本の腎ガン細胞の凍結切片も同様
に調べられた。同じ試料から樹立された組織培養株と凍
結切片を比較すると、大抵の抗原についてインビボとイ
ンビトロに発現が一致していることが明らかになった。
以上の異なったヒト標本の腎ガン細胞の凍結切片も同様
に調べられた。同じ試料から樹立された組織培養株と凍
結切片を比較すると、大抵の抗原についてインビボとイ
ンビトロに発現が一致していることが明らかになった。
第1表、第2表を見よ。
F22はまた、正常腎上皮組織の全ての細胞株と陽性反
応を与えた。しかしながら、F211は吸収操作による
試験において正常なヒトA、B。
応を与えた。しかしながら、F211は吸収操作による
試験において正常なヒトA、B。
O型の赤血球と反応しなかった。凍結切片に台いてはF
2は成人の標本と同様、胎児においても正常な腎臓及び
近位曲尿細管と反応した。
2は成人の標本と同様、胎児においても正常な腎臓及び
近位曲尿細管と反応した。
組織培養においてはある抗原が誘導されたり、抑制され
ることがある。この特性は各々の抗原についてインビボ
系とインビトロ系の間での結果を推定する前に決定して
おかねばならない。
ることがある。この特性は各々の抗原についてインビボ
系とインビトロ系の間での結果を推定する前に決定して
おかねばならない。
それ故、F22抗体はヒトの腎ガンに対讐ルモノクロー
ナル抗体パネルに加られて、従ってこれまではF 2.
、 、M、 、M、 +st 、S4.811 、S−
1。
ナル抗体パネルに加られて、従ってこれまではF 2.
、 、M、 、M、 +st 、S4.811 、S−
1。
S R+ S 、1 p S 21 z S 12 p
S 2+1 r S 24 r S25 r S N
、pSt?lV、lVtが含まれている。この一連の全
モノクローナル抗体は腎ガンの診断に使われる(下記を
見よ)。標本組織、体廃物または廃液、滲出物を別々に
モノクローナル抗体の各々と接触させ、スクリーニング
テストとして陽性反応をみる。これら抗体は組織の分類
−正常な組織か腫瘍の組織か−を知るうえで有用でもあ
る。Fヤは米国特許出願番号第474,224号に関連
した発明となっている。
S 2+1 r S 24 r S25 r S N
、pSt?lV、lVtが含まれている。この一連の全
モノクローナル抗体は腎ガンの診断に使われる(下記を
見よ)。標本組織、体廃物または廃液、滲出物を別々に
モノクローナル抗体の各々と接触させ、スクリーニング
テストとして陽性反応をみる。これら抗体は組織の分類
−正常な組織か腫瘍の組織か−を知るうえで有用でもあ
る。Fヤは米国特許出願番号第474,224号に関連
した発明となっている。
V、−抗」【糸□ 抗体■、はSK−RC−7細胞の
[Hlグルコサミンまたは[SFメヂオニンで標識した
可溶化物から、標識した成分を免疫沈降しなかった。吸
収による試験によって抗原は熱に安定で(5min、1
00℃で)それが糖脂質であることを示唆している。■
、系の2つの特性(第2表)は特に興味深い。すなわち
(a)■、を表現しない膀胱や乳ガンのサブセットを同
定する、(b) v +はテストロサイトーマ上には見
られないが、一方メラノーマは強い■1表現をする。ア
ストロサイトーマとメラノーマの間におけるはっきりし
た区別は、発生初期の誘導が非常に強く関係しているが
、他の抗体ではみられない。
[Hlグルコサミンまたは[SFメヂオニンで標識した
可溶化物から、標識した成分を免疫沈降しなかった。吸
収による試験によって抗原は熱に安定で(5min、1
00℃で)それが糖脂質であることを示唆している。■
、系の2つの特性(第2表)は特に興味深い。すなわち
(a)■、を表現しない膀胱や乳ガンのサブセットを同
定する、(b) v +はテストロサイトーマ上には見
られないが、一方メラノーマは強い■1表現をする。ア
ストロサイトーマとメラノーマの間におけるはっきりし
た区別は、発生初期の誘導が非常に強く関係しているが
、他の抗体ではみられない。
HLA重鎖 S2.抗体は[S]メチオニンテ標識した
SK−RC−7の可溶化物がら、45.000ダルトン
とi2.oooダルトンの成分を免疫沈降した。直接法
及び吸収法でStt抗体によって検出される決定基は、
ヒトの赤血球の例外を除いて殆んど全てのヒトの細胞タ
イプに存在した(第1表)。テストした全ての培養ヒト
細胞のうち、直接的MEA試験でS 21抗体と反応し
なかった細胞株は、M E−180とSK−MEL−1
9のみであった。SK−MEL−19のメラノーマ細胞
株はこれまでの研究でHLA−A、−B。
SK−RC−7の可溶化物がら、45.000ダルトン
とi2.oooダルトンの成分を免疫沈降した。直接法
及び吸収法でStt抗体によって検出される決定基は、
ヒトの赤血球の例外を除いて殆んど全てのヒトの細胞タ
イプに存在した(第1表)。テストした全ての培養ヒト
細胞のうち、直接的MEA試験でS 21抗体と反応し
なかった細胞株は、M E−180とSK−MEL−1
9のみであった。SK−MEL−19のメラノーマ細胞
株はこれまでの研究でHLA−A、−B。
−C抗原を殆んどあるいは全く発現しないことが知られ
ている。S2.抗体によって沈澱される成分の分子量と
、ヒトの細胞i血清学的に研究した結果は、S2.抗体
がHLAを検出するが、重鎖またはガン7?m鎖上の決
定基を区別はできないことを示した。単離されたヒトの
ガンマ、2mが821抗体の反応性を阻害しなかったと
いう事実は、HLAの重鎖に対する特異性を示している
。
ている。S2.抗体によって沈澱される成分の分子量と
、ヒトの細胞i血清学的に研究した結果は、S2.抗体
がHLAを検出するが、重鎖またはガン7?m鎖上の決
定基を区別はできないことを示した。単離されたヒトの
ガンマ、2mが821抗体の反応性を阻害しなかったと
いう事実は、HLAの重鎖に対する特異性を示している
。
八人J且監蔑を披見 免疫に使われた腎ガン細胞株(第
1表)は、その細胞表面に血液型B型抗原を表現してい
る。すなわちSK−RC−7はB゛であるが、SK−R
C−21tは八〇である。
1表)は、その細胞表面に血液型B型抗原を表現してい
る。すなわちSK−RC−7はB゛であるが、SK−R
C−21tは八〇である。
S K −R’C−6は0型の人から得られており、A
及びBの反応性は陰性である。血液型抗原と反応する抗
体を検出するために、ハイブリドーマの培養上澄みをA
、B’、ABまたは0型の赤血球を使って血球を凝集す
る抗体についてスクリーニングした。B型を凝集する(
A型は凝集しない)活性が抗SK−RC−7抗体産生融
合体の培養上澄み462のうち4つにみら九、A型を凝
集するがB型を凝集しない活性が、抗SK−Rc−28
抗体産生融合体からの培養上澄み225のうち3つにみ
られた。O型の赤血球の凝集は抗SK−RC−7,−2
8または一6抗体産生融合体の培養上澄みにはみられな
かった。血球凝集活性をもった2つのモノクローナル抗
体がこれらの融合体から得られた。A型及びAB型赤血
球に対する抗体M 2 (nu/nu血清)の血球凝集
活性(タイター)は1O−4であった。B型赤血球は抗
体M、によって凝集しなかった。B型及びAB型赤血球
に対するS8抗体(nu/nu血清)の血球凝集活性(
タイター)は4X10−5であった。
及びBの反応性は陰性である。血液型抗原と反応する抗
体を検出するために、ハイブリドーマの培養上澄みをA
、B’、ABまたは0型の赤血球を使って血球を凝集す
る抗体についてスクリーニングした。B型を凝集する(
A型は凝集しない)活性が抗SK−RC−7抗体産生融
合体の培養上澄み462のうち4つにみら九、A型を凝
集するがB型を凝集しない活性が、抗SK−Rc−28
抗体産生融合体からの培養上澄み225のうち3つにみ
られた。O型の赤血球の凝集は抗SK−RC−7,−2
8または一6抗体産生融合体の培養上澄みにはみられな
かった。血球凝集活性をもった2つのモノクローナル抗
体がこれらの融合体から得られた。A型及びAB型赤血
球に対する抗体M 2 (nu/nu血清)の血球凝集
活性(タイター)は1O−4であった。B型赤血球は抗
体M、によって凝集しなかった。B型及びAB型赤血球
に対するS8抗体(nu/nu血清)の血球凝集活性(
タイター)は4X10−5であった。
A型の赤血球はS、抗体で凝集しなかった。
モノクローナル抗体F 111
SK−RCニー1は新しいモノクローナル抗体F 91
を産生するところの免疫に使われる細胞株である。F3
.が腎細胞上の糖蛋白抗原と反応することが示されてい
る。F’azの細胞培養液の特異性が、免疫反応を指示
するものとしてウサギの抗マウスIgと結合したヒトの
赤血球を使った赤血球ロゼツト形成抗マウスIg試験法
により第3表に説明されている。第3表は腎ガン系細胞
株とF Itモノクローナル抗体との反応の滴定終点を
示している。見てわかるようにF2.は他の組織からの
ガン細胞株とは反対に、ヒト腎ガン細胞株に高度に限定
されている。
を産生するところの免疫に使われる細胞株である。F3
.が腎細胞上の糖蛋白抗原と反応することが示されてい
る。F’azの細胞培養液の特異性が、免疫反応を指示
するものとしてウサギの抗マウスIgと結合したヒトの
赤血球を使った赤血球ロゼツト形成抗マウスIg試験法
により第3表に説明されている。第3表は腎ガン系細胞
株とF Itモノクローナル抗体との反応の滴定終点を
示している。見てわかるようにF2.は他の組織からの
ガン細胞株とは反対に、ヒト腎ガン細胞株に高度に限定
されている。
ある正常腎はF8.と反応する。免疫化学によりFat
がIgM抗体であることが示されている。
がIgM抗体であることが示されている。
正常腎(NK)組織の7ケの試料について実施した凍結
切片では、F 31が腎臓の遠位的尿細管と近位曲尿細
管及びヘンレ係蹄(Henle’ 5Loop)のはじ
めの部分と反応することが示されている。腎ガン細胞の
凍結切片のほぼ415がFffIモノクローナル抗体に
陽性であることを示している。
切片では、F 31が腎臓の遠位的尿細管と近位曲尿細
管及びヘンレ係蹄(Henle’ 5Loop)のはじ
めの部分と反応することが示されている。腎ガン細胞の
凍結切片のほぼ415がFffIモノクローナル抗体に
陽性であることを示している。
第4表には腎のネフロンにおける抗原の分布が説明され
ている。腎ガン細胞の約80%がF3,4と思われるの
で、これらの腫瘍細胞はおそらくF8.の反応性がやは
り腎ガン細胞によって表現される他の抗原と重複してい
るところから生じているのだろう。
ている。腎ガン細胞の約80%がF3,4と思われるの
で、これらの腫瘍細胞はおそらくF8.の反応性がやは
り腎ガン細胞によって表現される他の抗原と重複してい
るところから生じているのだろう。
とのモノクローナル抗体のパネルはおそらくほとんどの
腎ガン細胞が生れる部位を指し示している。従って上に
記したような治療法がこの領域に向けられるにちがいな
い。例えば、この領域のモノクローナル抗体またはそれ
らの混合体を、腎ガンの治療のために単独で、または細
胞傷害性薬剤または細胞増殖抑制剤と結合して利用する
ことができる。
腎ガン細胞が生れる部位を指し示している。従って上に
記したような治療法がこの領域に向けられるにちがいな
い。例えば、この領域のモノクローナル抗体またはそれ
らの混合体を、腎ガンの治療のために単独で、または細
胞傷害性薬剤または細胞増殖抑制剤と結合して利用する
ことができる。
4表 ネフロンに扛扶蚕捩度例分布
S4* * * *Fヤ
**** S22* * * *S
2. * * *
*F、、、 * *
* *重複の範囲 第4表の説明: 第4表はモノクローナル抗体AJ8.S4.F、、。
**** S22* * * *S
2. * * *
*F、、、 * *
* *重複の範囲 第4表の説明: 第4表はモノクローナル抗体AJ8.S4.F、、。
S 、、 、 S 、、 、 F 、、の腎ネフロン、
すなわち、腎糸球体、近位曲尿細管、ヘンリ係蹄、遠位
曲尿細管、集合管の領域との反応性の領域を図示してい
る。
すなわち、腎糸球体、近位曲尿細管、ヘンリ係蹄、遠位
曲尿細管、集合管の領域との反応性の領域を図示してい
る。
AJ8と84のモノクローナル抗体は糸球体及び殆んど
の近位曲尿細管に反応し、ヘンリ係蹄の殆んど近くまで
達している。
の近位曲尿細管に反応し、ヘンリ係蹄の殆んど近くまで
達している。
F29モノクロ一ナル抗体は糸球体細胞とは反応しない
が、近位曲尿細管細胞とのみ1反応する。
が、近位曲尿細管細胞とのみ1反応する。
S9モノクロ一ナル抗体も糸球体細胞とは反応しないが
、近位曲尿細管にある細胞と反応し、ヘンリ係蹄に若干
その反応が入っている。
、近位曲尿細管にある細胞と反応し、ヘンリ係蹄に若干
その反応が入っている。
S ttモノクローナル抗体は糸球体細胞と反応しない
が、近位曲尿細管全体とヘンリ係蹄の若干に達している
。
が、近位曲尿細管全体とヘンリ係蹄の若干に達している
。
F3.モノクローナル抗体は糸球体細胞と近位曲尿細管
の全体のほとんどの細胞とは反応しないが、近位曲尿細
管の末端部の細胞と827よりはもう少し広範囲のヘン
リ係蹄と反応している。
の全体のほとんどの細胞とは反応しないが、近位曲尿細
管の末端部の細胞と827よりはもう少し広範囲のヘン
リ係蹄と反応している。
すなわち、本発明における重複の範囲は、近位曲尿細管
にごく近くに隣接Cたヘンリの部分を伴った近位曲尿細
管の末端部分である。これが殆んどの腎ガン細胞が生ず
るところと思われる。腎ガン細胞の80%が近位曲尿細
管の抗原のいくつか(S4及び/またはS、及び/また
はFヤ及び/またはS2.)とF□によって定義される
抗原を同時に発現していると思われるので。
にごく近くに隣接Cたヘンリの部分を伴った近位曲尿細
管の末端部分である。これが殆んどの腎ガン細胞が生ず
るところと思われる。腎ガン細胞の80%が近位曲尿細
管の抗原のいくつか(S4及び/またはS、及び/また
はFヤ及び/またはS2.)とF□によって定義される
抗原を同時に発現していると思われるので。
殆んでの腎ガン細胞はこのグループの抗原の小さな重複
範囲、すなわち近位曲尿細管の末端のところから由来す
るものと思われる。
範囲、すなわち近位曲尿細管の末端のところから由来す
るものと思われる。
これは一般にネフロンの発生の限定された領域である。
近位曲尿細管とヘンレ係蹄の細胞が同じ発生上の幹細胞
から生じてくるのに、それらは異なった機能を発揮する
細胞に分化する。そして腫瘍ができるのがこれら2つの
別々に分化したタイプの細胞が存在する交叉点である。
から生じてくるのに、それらは異なった機能を発揮する
細胞に分化する。そして腫瘍ができるのがこれら2つの
別々に分化したタイプの細胞が存在する交叉点である。
上記の結果をみると1つの細胞系統でハイブリドーマの
作製の成功が達せられても、別の細胞系統でうまくゆく
ことを予測することは必ずしもできないことが分かる。
作製の成功が達せられても、別の細胞系統でうまくゆく
ことを予測することは必ずしもできないことが分かる。
どんな新しい細胞系統でも、モノクローナル抗体の技術
分野では予測がつかないことがあるために先を見ること
はできない。ハイブリッド細胞の作製は接種株の性質、
細胞の増殖条件、融合条件などといった実験要素によっ
て成功したり或いはそれらに左右されなかったりする。
分野では予測がつかないことがあるために先を見ること
はできない。ハイブリッド細胞の作製は接種株の性質、
細胞の増殖条件、融合条件などといった実験要素によっ
て成功したり或いはそれらに左右されなかったりする。
正常な近位曲尿細管細胞は一貫した量のgp抗原を表現
しているが(gp160.gp120r、gpH5)、
腫瘍細胞の5/31 Lかこれら3つの抗原全てを発現
していない。26の腫瘍細胞はこれら抗原を発現してお
らず、またテストした腫瘍細胞株の8ケはgp140に
ついて陰性であった。さらに分化した正常細胞と悪性化
細胞においては、計抗原の一つ(160,12Orまた
は115)が腫瘍細胞で、正常細胞の10,000倍の
量で抗原の発現が存在していたことが特記される。いろ
いろな結果がこれら腫瘍の悪性化能と抗原の発現に相関
があることを示している。
しているが(gp160.gp120r、gpH5)、
腫瘍細胞の5/31 Lかこれら3つの抗原全てを発現
していない。26の腫瘍細胞はこれら抗原を発現してお
らず、またテストした腫瘍細胞株の8ケはgp140に
ついて陰性であった。さらに分化した正常細胞と悪性化
細胞においては、計抗原の一つ(160,12Orまた
は115)が腫瘍細胞で、正常細胞の10,000倍の
量で抗原の発現が存在していたことが特記される。いろ
いろな結果がこれら腫瘍の悪性化能と抗原の発現に相関
があることを示している。
SK−RC−7免疫原から作られたS22゜S 211
t S27 t Saのモノクローナル抗体とSK−
RC−1の免疫原から作られたF9.はネフロンを分類
し、免疫病理学的技術を使って腎ガン細胞を抗原性的に
また臨床的に、明確なサブタイプに分類するために使わ
れる。大よそ、腎ガン細胞の80%がF3,4と思われ
る。これらの腫瘍はおそらく腎ガンの他の抗原とF3.
のオーバーラツプした領域から生じたものだろう。特異
的なモノクローナル抗体、腎臓ガン及びし)ろし1ろな
方法を用いたこれらの例は、この発明を説明しているの
であってそれに限定することを意味するものでない。
t S27 t Saのモノクローナル抗体とSK−
RC−1の免疫原から作られたF9.はネフロンを分類
し、免疫病理学的技術を使って腎ガン細胞を抗原性的に
また臨床的に、明確なサブタイプに分類するために使わ
れる。大よそ、腎ガン細胞の80%がF3,4と思われ
る。これらの腫瘍はおそらく腎ガンの他の抗原とF3.
のオーバーラツプした領域から生じたものだろう。特異
的なモノクローナル抗体、腎臓ガン及びし)ろし1ろな
方法を用いたこれらの例は、この発明を説明しているの
であってそれに限定することを意味するものでない。
55種の腎ガン標本の凍結切片は、標準的な免疫蛍光法
やペルオキシダーゼ法を使って4つのモノクローナル抗
体(S4.S22.S23.S2.)でタイプ分けされ
る(第5表)。それらモノクローナル抗体は4つの抗原
系を検出する。gp120r。
やペルオキシダーゼ法を使って4つのモノクローナル抗
体(S4.S22.S23.S2.)でタイプ分けされ
る(第5表)。それらモノクローナル抗体は4つの抗原
系を検出する。gp120r。
gp120nr、gp160は近位曲尿細管(PT)の
−タンノ(り性分化抗原である。gpH5は腎ガン細胞
上番このみ見られる。
−タンノ(り性分化抗原である。gpH5は腎ガン細胞
上番このみ見られる。
腎ガンのサブセットは2段階の抗原発現し;もとづいて
同定される。まずはじめにgp l 20nrの発現が
陽性である多数群(数にして51種)を、陰性であると
ころの少数群(数にして4種)と分別する。 gp12
0nr+の腎ガンレこつb)で番よ、41種(82%)
が少くとも2つの近位曲尿細管分化マーカーを発現して
いる。腎ガンが近位曲尿細管から起こるという古くから
の考えと一致している。
同定される。まずはじめにgp l 20nrの発現が
陽性である多数群(数にして51種)を、陰性であると
ころの少数群(数にして4種)と分別する。 gp12
0nr+の腎ガンレこつb)で番よ、41種(82%)
が少くとも2つの近位曲尿細管分化マーカーを発現して
いる。腎ガンが近位曲尿細管から起こるという古くから
の考えと一致している。
4種のgp120nr−の腎ガンは、3つの近位曲尿細
管マーカーの発現を欠いており(P <0.01)。
管マーカーの発現を欠いており(P <0.01)。
ネフロンの他の部分から由来していることを示唆してい
る。第2にgp120nr“のグループはgp160.
gp120r、gpH5の発現が(+)と(−)で定義
される8つのサブセットに分けられる(第6表)。
る。第2にgp120nr“のグループはgp160.
gp120r、gpH5の発現が(+)と(−)で定義
される8つのサブセットに分けられる(第6表)。
(以下余白)
力 +++++++++ 1 +++++++++
++ 1 ++■ ++l 1+++++l+l
l+1++l+l+1++十++++−1−十±+
+ 1 +++++++++++十++++ ++++
11111+11111++++++++++1lll
ll+1l11+I I I+l I I+I+l I
I + 11++十七利111+1llll+l
l l 1+++l l l 1++l’l
l+l l l+++++l+1+1瀬 擲!
l!擲 ば 都側@傘傘詔傘中傘詭緻 C9rマ?!+fママママO−へqママへマママママザ
マママママママTh C’J +1 +−1m c+
JHN〜N−リωωωQψω句φQωω(1)めりψQ
Q ■■ωω■田。ω−へ鋪でC1の!QOψぐ
Qへローヘロロー0ロロロel 0 e:) +−1e
+ Clロローーーー ロ Ooロロロー00の(
Oe−ω■0 +−11’%IのマΦCトー■ロー(’
Jl−0ぐの■トω■0−へのマー凶cq c++ c
+5eyのの−のeq m eq cq−のママでママ
ででマででののの1膿の第5表の説明 腎ガン細胞標本の凍結切片は、4つのマウスモノクロー
ナル抗体S A r S 22’! S 21+ 18
271(SK、−RC−7を免疫した細胞系統から得た
)で標準的な免疫蛍光法及びペルオキシダーゼ法を用い
てタイプ分けされる。
++ 1 ++■ ++l 1+++++l+l
l+1++l+l+1++十++++−1−十±+
+ 1 +++++++++++十++++ ++++
11111+11111++++++++++1lll
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ででマででののの1膿の第5表の説明 腎ガン細胞標本の凍結切片は、4つのマウスモノクロー
ナル抗体S A r S 22’! S 21+ 18
271(SK、−RC−7を免疫した細胞系統から得た
)で標準的な免疫蛍光法及びペルオキシダーゼ法を用い
てタイプ分けされる。
Net 5ite =転移した場所の標本+ =陽性反
応 −−陰性反応 ± =混在した反応 患者番号39,40.41は同じ患者の別の組織標本、
すなわち別の場所のものについてである。このことは4
6,47.48にもあぞは未る。
応 −−陰性反応 ± =混在した反応 患者番号39,40.41は同じ患者の別の組織標本、
すなわち別の場所のものについてである。このことは4
6,47.48にもあぞは未る。
第6表 gp120nr+サブセット
gp160 タイプ + ++−−+−−gpH5
タイプ 十 −+++−−−gp 120rタイプ
+−−−++−+gp 120nr−サブグループに
これら抗原の発現が外見上回等に欠けていることとは対
称的に、gp120nr’の胃ガンは不統一で独立した
発現を示す。この方法で定義される腎ガンのサブセット
はそれらの臨床経過において違うことがあろう。gp1
2Qr” /gp160″″の腎ガンの16種中12が
腎臓に位置していたがCP <0.001)、一方gp
120r−/gp160−の腫瘍はばらばらに広がって
いて(P<0.01)、より中年の早期(57オに対し
て44才、 P<0.01)に発生していた。F ax
を含むこれらモノクローナル抗体は腎ガンのサブセット
の組織発生を精査したり、診断や予後に有用である。
タイプ 十 −+++−−−gp 120rタイプ
+−−−++−+gp 120nr−サブグループに
これら抗原の発現が外見上回等に欠けていることとは対
称的に、gp120nr’の胃ガンは不統一で独立した
発現を示す。この方法で定義される腎ガンのサブセット
はそれらの臨床経過において違うことがあろう。gp1
2Qr” /gp160″″の腎ガンの16種中12が
腎臓に位置していたがCP <0.001)、一方gp
120r−/gp160−の腫瘍はばらばらに広がって
いて(P<0.01)、より中年の早期(57オに対し
て44才、 P<0.01)に発生していた。F ax
を含むこれらモノクローナル抗体は腎ガンのサブセット
の組織発生を精査したり、診断や予後に有用である。
これまでの例は説明のためのものだけであり、これによ
って発明の範囲の限定を意味するものではない。明らか
にこの発明はここで述べたものと同じ性格をもった全て
のモノクローナル抗体及び腎ガン細胞を含んでいる。以
上の例は特にここで特許請求されたハイブリドーマ、モ
ノクローナル抗体、腎ガン細胞系統及び方法に本質的な
機能的同等性に関してこの発明を限定しない。
って発明の範囲の限定を意味するものではない。明らか
にこの発明はここで述べたものと同じ性格をもった全て
のモノクローナル抗体及び腎ガン細胞を含んでいる。以
上の例は特にここで特許請求されたハイブリドーマ、モ
ノクローナル抗体、腎ガン細胞系統及び方法に本質的な
機能的同等性に関してこの発明を限定しない。
細胞抗原における変化は、分化のいろいろな段階とガン
のいろいろな段階に関連している。
のいろいろな段階に関連している。
かくしてこの発明上の技術は腎臓およびそれに関係した
尿細管の分化とガン化と関連している。
尿細管の分化とガン化と関連している。
殆んどの胃ガンが関連している場所を指摘することは、
一連の腎性パネルのF 221 S Z! l S 2
7の他に、新しいモノクローナル抗体を加えることで注
目をうけている。
一連の腎性パネルのF 221 S Z! l S 2
7の他に、新しいモノクローナル抗体を加えることで注
目をうけている。
ここに記述された抗体と方法は、ネブロンをサブセット
化し、また腎ガンをサブセットにする。これらの方法は
腎ガンを診断し、組織発生を記し、腎ガンの予後をその
治療と一緒に記すことは臨床的に有益である。
化し、また腎ガンをサブセットにする。これらの方法は
腎ガンを診断し、組織発生を記し、腎ガンの予後をその
治療と一緒に記すことは臨床的に有益である。
次のようなハイブリドーマがニューヨークのスローンケ
タリング ガン研究所(Sloan−Ketterin
g In5titute for Cancer
Re5earch1275 York avenu
e、 New York、 New York 100
21)で樹立化され、維持されており、各々のハイブリ
ドーマによって作られたモノクローナル抗体に対応して
S4.S22.S2.l、S27.Fll、の記号がつ
けられている。
タリング ガン研究所(Sloan−Ketterin
g In5titute for Cancer
Re5earch1275 York avenu
e、 New York、 New York 100
21)で樹立化され、維持されており、各々のハイブリ
ドーマによって作られたモノクローナル抗体に対応して
S4.S22.S2.l、S27.Fll、の記号がつ
けられている。
上述のハイブリドーマ系統はアメリカ標準株集積所(A
merican Type Cu1ture Co11
ecti6n(ATCC)’12301 Park L
awn Drive、 Rockville。
merican Type Cu1ture Co11
ecti6n(ATCC)’12301 Park L
awn Drive、 Rockville。
Maryland 20852)に下記のように上記ス
ローンケタリング記号に対応したATCC記号で寄託さ
れている。
ローンケタリング記号に対応したATCC記号で寄託さ
れている。
すなわち
寄託年月日 対応するATCC受理番号F a、19
84年4月24日 HB 854B8、 1
984年4月17日 HB8541S 2.
1984年4月17日 HB85428.19
84年4月17日 HB8540S 、、
1983年11月15日 H88428F22
19B3年3月11日 )(B3231免疫して
いる細胞系統SK−RC−7とSK−RC−1もスロー
ンケタリング研究所に寄託され利用ができる。
84年4月24日 HB 854B8、 1
984年4月17日 HB8541S 2.
1984年4月17日 HB85428.19
84年4月17日 HB8540S 、、
1983年11月15日 H88428F22
19B3年3月11日 )(B3231免疫して
いる細胞系統SK−RC−7とSK−RC−1もスロー
ンケタリング研究所に寄託され利用ができる。
免疫している細胞系統SK−RC−7とSK−RC−1
は1984年5月4日にATCCに寄託され、それぞれ
AT’rC記号 と 、 を与えられ
ている。
は1984年5月4日にATCCに寄託され、それぞれ
AT’rC記号 と 、 を与えられ
ている。
Q
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ヒト腎上皮ガン細胞の免疫原から得られる大抵のヒ
ト腎ガン細胞の発生部位を認識するモノクローナル抗体
。 2、モノクローナル抗体がSK−RC−1のヒト腎上皮
ガン細胞系統から得られる特許請求の範囲第1項記載の
モノクローナル抗体。 3、モノクローナル抗体がF_2_3、S_4、S_2
_3、S_2_7、F_3_1またはそれらの混合体か
らなるパネル群から選択される特許請求の範囲第1項記
載のモノクローナル抗体。 4、大抵のヒト腎ガン細胞の発生部位がヘンレ係蹄(L
oop of Henle)に隣接した近位曲尿細管の
部分にある特許請求の範囲第1項記載のモノクローナル
抗体。 5、大抵のヒト腎ガン細胞の発生の部位がヘンレ係蹄に
隣接した部分にあり、それがモノクローナル抗体F_2
_3、S_4、S_2_3、S_2_7、F_3_1の
反応性を重複している部分に存在する特許請求の範囲第
1項記載のモノクローナル抗体。 6、ヒト腎ガン細胞の免疫原から得られる大抵のヒト腎
ガン細胞の発生部位を認識するモノクローナル抗体を生
産するハイブリドーマ系統。 7、免疫原がマウスの骨髄腫補胞(ミエローマ)NS/
1細胞系統と融合される細胞融合技術を使って腎ガン細
胞免疫原から得られる特許請求の範囲第1項記載のモノ
クローナル抗体。 8、特許請求の範囲第7項記載のハイブリドーマ系統。 9、ヒトの腎組織試料を特許請求の範囲第1項記載のモ
ノクローナル抗体と接触し、免疫的反応検出法を用いて
上述の抗体と反応する悪性化した腎細胞の存在の有無を
検出することを含む正常細胞と悪性化したヒト腎細胞と
を分別する方法。 10、ヒトの腎上皮腫瘍の悪性化潜在力の検査法として
その方法が使われる特許請求の範囲第9項記載の方法。 11、モノクローナル抗体が蛍光性試薬または放射性試
薬で標識されている特許請求の範囲第9項記載の方法。 12、ヒト腎上皮細胞試料と反応した特許請求の範囲第
1項記載のモノクローナル抗体。 13、ヒト上皮腎ガンと疑われる細胞を特許請求の範囲
第1項記載のモノクローナル抗体の1つあるいはそれ以
上と接触させることを含むヒト上皮性腎ガンの治療法。 14、モノクローナル抗体が細胞傷害性あるいは細胞増
殖抑制性の物質と結合されている特許請求の範囲第13
項記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US607168 | 1984-05-04 | ||
US06/607,168 US4713352A (en) | 1981-08-31 | 1984-05-04 | Monoclonal antibody panel for early diagnosis and therapy of renal carcinoma |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6122028A true JPS6122028A (ja) | 1986-01-30 |
Family
ID=24431116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60096560A Pending JPS6122028A (ja) | 1984-05-04 | 1985-05-04 | 腎ガンの初期診断と治療のためのモノクロ−ナル抗体群 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4713352A (ja) |
EP (1) | EP0160250A3 (ja) |
JP (1) | JPS6122028A (ja) |
CA (1) | CA1277260C (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2651046B2 (ja) * | 1990-10-12 | 1997-09-10 | アメリカ合衆国 | マウスモノクローナル抗体 |
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US5059520A (en) * | 1986-08-27 | 1991-10-22 | Sloan-Kettering Institute For Cancer Research | Monoclonal antibody panel for blood group a antigen |
EP0366707A1 (en) * | 1987-05-06 | 1990-05-09 | OOSTERWIJK, Egbert | Monoclonal antibodies to renal cell carcinoma |
US5171666A (en) * | 1988-04-22 | 1992-12-15 | Eli Lilly And Company | Monoclonal antibodies reactive with a cell-surface gylcoprotein expressed on human carcinomas |
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CA2006408A1 (en) * | 1988-12-27 | 1990-06-27 | Susumu Iwasa | Bispecific monoclonal antibody, its production and use |
US5134075A (en) * | 1989-02-17 | 1992-07-28 | Oncogen Limited Partnership | Monoclonal antibody to novel antigen associated with human tumors |
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US5980896A (en) * | 1989-06-30 | 1999-11-09 | Bristol-Myers Squibb Company | Antibodies reactive with human carcinomas |
EP0460607A3 (en) * | 1990-06-05 | 1992-04-01 | Bristol-Myers Squibb Company | Novel monoclonal antibody to novel antigen associated with human tumors |
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US5728821A (en) * | 1994-08-04 | 1998-03-17 | Bristol-Myers Squibb Company | Mutant BR96 antibodies reactive with human carcinomas |
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-
1984
- 1984-05-04 US US06/607,168 patent/US4713352A/en not_active Expired - Fee Related
-
1985
- 1985-04-16 EP EP85104612A patent/EP0160250A3/en not_active Ceased
- 1985-05-03 CA CA000480766A patent/CA1277260C/en not_active Expired - Lifetime
- 1985-05-04 JP JP60096560A patent/JPS6122028A/ja active Pending
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Also Published As
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---|---|
EP0160250A3 (en) | 1987-06-03 |
US4713352A (en) | 1987-12-15 |
CA1277260C (en) | 1990-12-04 |
EP0160250A2 (en) | 1985-11-06 |
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