JPS61212530A - アセチレン系不飽和化合物をヒドロカルボキシル化する方法 - Google Patents

アセチレン系不飽和化合物をヒドロカルボキシル化する方法

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JPS61212530A
JPS61212530A JP61050738A JP5073886A JPS61212530A JP S61212530 A JPS61212530 A JP S61212530A JP 61050738 A JP61050738 A JP 61050738A JP 5073886 A JP5073886 A JP 5073886A JP S61212530 A JPS61212530 A JP S61212530A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アセチレン系不飽和化合物を一酸化炭素及び
カルボン酸と液相にて反応させることにより、アセチレ
ン系不飽和化合物をヒドロカルボキシル化する方法に関
する。
〔従来の技術〕
アセチレン系不飽和化合物を一酸化炭素及びカルボン酸
と反応させることにより、アセチレン系不飽和化合物を
ヒドロカルぎキシル化してカルボン酸無水物が生成し得
る。ことは公知である。
米国特許明細書第3.乙≠へ/37号から公知の方法に
よれば、二価ツクラジウムの化合物と有機ホスフィンと
を一般に化学量論的所要量よシも過剰量(例えば、10
〜300%)の有機ホスフィンの量にて結合させてパラ
ジウム金属との錯体を形成させることにより、触媒系が
形成される。その公知の方法の2つの実施例において、
二価ノ4ラジウムのグラム原子に対する有機ホスフィン
の使用モル比は≠であシ、過剰は700%であった。こ
の公知の方法は非常に低い反応速度であシ、そのためそ
の方法の商業的規模での使用は幾分魅力のないものとな
っている。
〔発明の解決点〕
本発明者は、二価パラジウムのグラム原子に対する有機
ホスフィンのモル比を300%の過剰の値まで増大させ
たが依然低い反応速度であることがわかった。
該モル比について格別高い値を採用する場合反応速度が
非常に高められ得る、ということを今般驚くべきことに
見出した。
〔解決手段、作用及び効果〕
それ故、本発明は、アセチレン系不飽和化合物を一酸化
炭素及びカルがン酸と液相にて反応させることにより、
アセチレン系不飽和化合物をヒドロカルボキシル化する
方法において、二価A?パラジウムグラム原子に対する
トリオルガノホスフィンのモル比が/jよシ大である比
率にて二価A?パラジウム化合物とトリオルガノホスフ
ィンと全結合させることによって形成された触媒系の存
在下で実施することを特徴とする上記方法を提供する。
更に、本発明による方法は、カルボン酸無水物に対する
非常に高い選択性を可能にする。カルがン酸無水物に対
する選択性は、百分率で表わすと次の通シ定義される: X 100 ここで、@a″はカルボン酸無水物に変換されたアセチ
レン系不飽和化合物の量であシ、IbJIは変換された
アセチレン系不飽和化合物の全量である。
二価パラジウムのグラム原子に対するトリオルガノホス
フィンのモル比は!OOよシ大でない比率で用いること
が好ましいが、一層高い比率例えば、2oooiでの比
率を排除するものではない。
二価パラジウムの量は、臨界的ではない。アセチレン系
不飽和化合物1モル当たり / 0−5〜10−1グラ
ム原子の/?ラジウムの量を用いることが好ましい。
本発明の好ましい具体例によれば、トリオルガノホスフ
ィンは次の一般式■を有する:1(I) R−P−R3 式中、R1は置換されていてもよいアリール基を表わし
、R及びRは各々、置換されていてもよいアルキル基、
置換されていてもよいシクロアルキル基又は置換されて
いてもよいアリール基を表わし、あるいはR2及びR3
は一緒に置換されていてもよいアルキレン基又は置換さ
れていてもよいホスファシロアルキレン(phosph
acyloalkylene )基を表わす。しかしな
がら、トリアルキルボスフィン又はトリシクロアルキル
ホスフィンの使用を排除するものではない。好ましくは
、一般式■において、いずれのアルキル基も20個まで
の炭素原子を有し、いずれのシクロアルキル基も7個ま
での炭素原子を有し、いずれのアリール基もその龜にお
いて/♂個までの炭素原子を有する。いずれのアリール
基もアントリル、ナフチル又は7エ二ル基であシ得るが
、好ましくはフェニル基である。R及びRの各々が置換
されていてもよいフェニル基を表ワス一般式■のホスフ
ィンが、ホスフィンの好ましい群である。この群の中で
、R3もまた置換されていてもよいフェニル基を表わす
ホスフィンが特に好ましい。非常に良好な結果がトリフ
ェニルホスフィンを用いて得られた。適当なホスフィン
の他の例は、フェニルジエチルホスフィン、エチルジフ
ェニルホスフィン、フェニルジグロピルホスフイン及び
プロピルジフェニルホスフィンである。
R2及びRiCよって形成される置換されていてもよい
アルキレン基は適当にはグないしり個例えば乙ないしr
個の炭素原子を有し、またかかる基は、当該リン原子を
含有する単環式又は二項式の環を形成し得る。かかる化
合物の例は、7−n−エイコシルホスファビシクロ(2
,2,/ )へブタンである。
トリオルガノホスフィンの別の好ましい群は。
R3が基−PR’R5(ここで、R4は置換されていて
もよいフェニル基を表わし、R5は置換されていてもよ
いアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基
又は置換されていてもよいフェニル基を表わす。)を末
端に有する炭素原子の鎖を表わす一般式Iのトリオルガ
ノホスフィンである。好ましくは、R4及びR5はそれ
ぞれR1及びR2K等しい。炭素原子の鎖は、適当には
コないし6個の炭素原子を含有する。適当なホスフィン
の例は、/、2−ジ(ジフェニルホスフィノ)エタン、
/、2−ジ(ジフェニルホスフィノ)エテノ、ム!−ジ
(ジフェニルホスフィノ)エテノ、八−一層(ジトリフ
ルオロメチルホスフィノ)エタン、へ2−ジ(ジフェニ
ルホスフィノ)ベンゼン、へλ−ジ(ジフェニルホスフ
ィノ) −3,3,ll−,1IL−テトラフルオロ−
へ認−シクロブテン、/、2−ジ(ジフェニルホスフィ
ノ) −3,3,4t、≠、!、j−へキサフルオロ−
へλ−シクロペンテン、へ2−ジ(ジフェニルホスフィ
ノ) −3,3,弘、p、よ、j、乙、乙−オクタフル
オローへλ−シクロヘキセン、ビス(0−ジフェニルホ
スフィノフェニル)フェニルホスフィン及ヒトリス(0
−ジフェニルホスフィノフェニル)フェニルホスフィン
でチル。
、2種又はそれ以上のトリオルガノホスフィンの混合物
も用いられ得る。
更に、ベンゼンホスホン酸及び/又は2−七ノー、!、
2−ジ−及び/又は2,2.2− )リハロアルカン酸
も触媒系に混入される場合、カルがン酸無水物に対する
同じ高選択性でもってはるかに一層高い反応速度が得ら
れ得る、ということがわがつた。このアルカン酸は、好
ましくは酢酸である。
それらのハロダン原子の中では、塩素原子及びフッ素原
子が好ましい。非常に良好な結果が、トリフルオロ酢酸
ヲ用いて得られた。ベンゼンホスホン酸並びに2−モノ
−1λ、2−ジ−及びコ、2.2−トリハロアルカン酸
は適当には、アリール基が非置換であるかあるいは電子
供与性置換基を有するトリアリールホスフィンと組み合
わせて用いられる。アリール基が非置換であるかあるい
は電子供与性置換基を有するトリアリールホスフィンと
オル) IJン酸との組み合わせは、反応速度を高めな
い。電子供与性置換基の例は、p−アルコキシ基(c−
p結合に関して)4う)、特にアルコキシ基において!
個よシ多くない炭素原子を有するもの例えばp−メトキ
シ基及びp−エトキシ基である。
かかるホスフィンの例は、トリ(p−メトキシフェニル
)ホスフィンである。適当な電子供与性基の他の例は、
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基
、第3級ツチル基、ジメチルアミノ基及びジエチルアミ
ノ基である。
所望するなら、各アリール基が電子吸引性置換基を有す
るトリアリールホスフィンが用いられ得る。かかるホス
フィンは適当には、P−)/l/エンスルホン酸、オル
トリン酸及び/又は2−モノ−12,2−ジ−及び/又
はコ、2..2− )リハロアルヵン酸と組み合わせて
用いられる。それらのハロゲン原子の中では、塩素原子
及びフッ素原子が好ましい。非常に良好な結果が、トリ
フルオ四酢酸を用いて得られた。電子吸引性置換基の例
は、塩素、臭素、モノクロロメチル基、トリクロロメチ
ル基、トリフルオロメチル基、ニトロ基及びm−メトキ
シ基(c−p結合に関してメタ)である。非常に良好な
結果が、塩素原子を用いて、特に)!J (m−クロロ
フェニル)ホスフィンを用いて得らレタ。
均質パラジウム触媒及び不均質ノ臂ラジウム触媒の両方
とも、本発明による方法に用いられ得る。
均質触媒が好ましい。適当な均質触媒は、ノ臂ラジウム
と例えば硝酸、硫酸又は/分子当た972個よシも多く
ない炭素原子を有するアルカン酸との塩である。ハロゲ
ン化水素酸の塩は原則的に用いられ得るが、そのハロダ
ンイオンが腐蝕作用を有し得るという欠点がある。好ま
しく用いられる化合物は、パラジウムアセテートである
。更に、パラジウム錯体例えばノ母ラジウムアセチルア
セトネート、テトラキストリフェニルホスフィンパラジ
ウム、ビス−トリーo−トリルホスフィンパラジウムア
セテート又はビストリフェニルホスフィンパラジウムサ
ルフェートが用いられ得る。イオン交換体例えばスルホ
ン酸基を含有するイオン交換体に結合し九ツクラジウム
が、適当な不均質触媒の例である。
ベンゼンホスホン酸、2−モノ−12,2−ジ−又ハ2
..2.2− ) IJハロアルカン[、p−)ルエン
スルホン酸又はオルトリン酸(もし用いられるならば)
の/当景当たシ用いられるトリオルガノホスフィンの尚
全数は臨界的でなく、広範囲内で変えられ得る。適当に
は、かかる酸の/当量当たシ0J−jO当量の範囲のト
リオルガノホスフィンが用いられる。
別個の溶媒を用いることは本発明による方法において必
須ではなく、しばしば反応体の7つ通常カルビン酸の大
過剰が好都合な液相を形成し得る。
しかしながら、ある場合には別個の溶媒を用いることが
望ましく、かかる場合いずれの不活性溶媒も用いられ得
る。適当な溶媒は例えば、スルホキシド及びスルホン例
えばジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシド、ジ
メチルスルホン、ジエチルスルホン、メチルエチルスル
ホン、ジイソゾロビルスルホン、メチルブチルスルホン
又はテトラヒドロチオフェン八l−ジオキシド(1スル
ホラン”とも言われる。)、λ−メチルスルホラン、3
−メチルスルホラン、2−メチル−弘−メチルスルホラ
ン、芳香族炭化水素例えばベンゼン、トルエン又は7種
又はそれ以上のキシレン、ケトン例えばアセトン又はメ
チルイソブチルケトン、エステル例えばメチルアセテー
ト及びブチロールアセトン、及びN−メチル♂ロリドン
、並びにエーテルから選ばれ得る。非常に良好な結果が
、エーテル特にアニソール及びジフェニルエーテルを用
いて得られた。適当なエーテルの他の例は、、2.J−
、♂−トリオキサノナン(1ジグリメ”とも言われる。
)、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジイソプロ
ピルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、テトラヒド
ロ7ラン、弘−ジオキサン、/、3−ジオキサン及びジ
オキソランである。
本発明による方法は、非常に温和な反応条件の使用を可
能にする。30℃ないし200℃特に100℃ないし/
!θ℃の範囲の温度が一般に適する。圧力は、広範囲に
わたって変えられ得る。
一般に、l〜10Oパールの範囲の圧力が適当でsb、
!〜jOパールの圧力が好ましい。100パールよシ高
い圧力も用いられ得るが5通常経済的に魅力的でない。
アセチレン系不飽和化合物と反応せしめられるべきであ
るカルがン酸について、アセチレン系不飽和化合物に対
するカルボン酸の使用モル比は臨界的ではなく、広範囲
内で変えられ得、一般には0、/ : /ないしlO二
/の範囲である。
本発明による方法は、種々様々のアセチレン系不飽和化
合物を用いて行われ得、また、かかる化合物が反応条件
下で不活性である7個又はそれ以上の置換基例えばハロ
ゲン原子並びにシアノ、エステル、アルコキシ及びアリ
ール基を有することは排除されない。更に、アセチレン
系不飽和化合物は、反応条件下で不活性でまい7個又は
それ以上の置換基例えばヒドロキシ基を含有し得る。か
かる基は、精密な反応条件に依存して決定される。
7個又はそれ以上のアセチレン系不飽和結合が、炭素鎖
中の任意の位置に存在し得る。非常に良好な結果が、非
置換アルキン特に1分子当九F)20個までの炭素原子
を有するもの一層特定的には二チン及びプロピンを用い
て得られた。適当なアルキンの他の例は、/−ブテン、
2−ブテン、/−”’e7f7、/−ヘキシン、/−ヘ
プチン、/−tブテン、コーオクチン、≠−オクチン、
よ−メチルー3−ヘプチン、≠−プロピルー2−ペンチ
ン、l−ノニン、ペンジルエチン及ヒシクロヘキシルエ
チンである。
広範囲のカルボン酸が、本発明による方法において反応
体として用いられ得る。例えば、カルボン酸は、脂肪族
、脂環式又は芳香族であシ得、また、7個又はそれ以上
の不活性置換基例えばアセチレン系不飽和化合物に関し
て上記に記載したものを有し得る。カルがン酸は、適当
には20個までの炭素原子を含有する。7個又はそれ以
上のカルぜキシル基が存在し得、その場合、使用反応体
のモル比に依シ所望に応じて異なる生成物が得られ得る
。カルボン酸は、例えば、アルカン酸又はアルケン酸で
あυ得る。適当なカルがン酸の例は、ギ酸、酢酸、プロ
ピオン酸、n−酪酸、イソ酪酸、ビパル酸、n−バレリ
ン酸、n−カプロン酸、カプリル酸、カブリン酸、デカ
ン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、安息香k、o−7タル酸、m−フタル酸、テ
レフタル酸、安息香酸及びトルイル酸である。アルケン
酸の例は、アクリル酸、プロピオル酸、メタクリル酸、
クロトン酸、イソクロトン酸、オレイン酸、マレイン酸
、フマル酸、シトラコン酸及びメサコン酸である。
7分子当た。?n+/個の炭素原子を有するアルカン酸
を7分子当たシn個の炭素原子を有するアルキンと反応
させる場合、対称的な無水物が生成する。そうでない場
合は、混合無水物が最初に生成する。
本発明による方法によって特定の酸を製造することが所
望される場合、例えば、1モルの核酸とそれよシ/個少
々い炭素原子を有する対応するアルキンとを反応させて
対称的な無水物を生成させ、この無水物を加水分解して
2モルの酸を生成させ、そしてこの酸の1モルをプロセ
スの第1段階にもどして再循環させることが好都合でア
シ得る。
更なる化合物の存在に依シ、更なる反応が行われ得る。
例えば、本発明による方法がアミンの存在下で行われる
場合、このアミンがカルボン酸無水物と反応して力゛ル
?ン酸及びアミンカルボキシレートを生成し得る。例え
ば、ピペリジンの存在下でのプロピン−と−酸化炭素及
びメタクリル酸との反応は、/−メタクリロイルピペリ
ジンを高収率で生じる。
本方法に必要とされる一酸化炭素は、実質的に純粋な形
態で供給されてもあるいはいかなる不活性ガス例えば窒
素で希釈されてもよい。そのガス流中に少量よシ多い量
の水素が存在するととは望ましくなく、何故なら、その
場合、アセチレン系不飽和化合物の水素化が反応条件下
で起こるからである。一般に、該ガス流中の水素の量は
!容量チ未満であることが好ましい。
〔実施例〕
次の例によって、本発明を更に説明する。
例/−10及び比較実験A−C 2!01の電磁かくはん型のハステロイC(ハステロイ
(Hastelloy )は商標である。)製のオート
クレーブに、溶媒(≠Od)、カルがン酸(10rtt
l)、並びにオートクレーブ中でノ臂ラジウムアセテ−
) (0,2ミリモル)、ホスフィン及びプロトン酸(
使用する場合)とを結合させることによって形成される
触媒系を装填した。後で記載する表には、どんな溶媒、
カルゼン酸、ホスフィン及びプロトン酸(使用した場合
)が用いられたか、並びにホスフィン及びプロトン酸(
使用した場合)の量が示されている。
該オートクレーブを一酸化炭素で7ラツシユし、!パー
ルの分圧にてプロピンを並びに、20パールの分圧にて
一酸化炭素を満たし、そしてシールして表に記載の反応
時間//!℃の温度に加熱した。
次いで、オートクレーブの内容物を気液クロマトグラフ
ィーによシ分析した。反応速度及び無水物に対する選択
性を表に示す。
例/と比較実MAとを比較すると、パラジウムlグラム
原子当たジホスフィンのモル比を/jから30に増大さ
せると、反応速度はほとんど6倍増大する、ということ
がわかる。
例λと例3とを比較すると、ベンゼンホスホン酸を存在
させることにより、メタクリル酸無水物に対する高選択
性を変えることなく、ジフェニルエーテル中の反応速度
が≠倍増大した、ということがわかる。
例≠と例jとを比較すると、ベンゼンホスホン酸を存在
させることにより、メタクリル酸無水物に対する高選択
性を変えることなく、アニソール中の反応速度が2.2
倍増大した。ということがわかる。
例2と例乙とを比較すると、トリフルオロ酢酸を存在さ
せることにより、メタクリル酸無水物に対する選択性を
若干増大させるとともに、反応速度が1.6倍増大した
、ということがわかる。
例λと例7とを比較すると、オルトリン酸とトリフェニ
ルホスフィンとの組み合わせは反応速度を増大させない
、ということがわかる。
例?9例り及び例10から、トリ(m−クロロフェニル
)ホスフインヲp −トルエンスルホン酸、トリフルオ
ロ酢酸又はオルトリン酸と組み合わせて用いると、良好
な反応速度及び無水物に対する高選択性を可能にする、
ということがわかる。
例2と比較実験Bとを比較すると、p−トルエンスルホ
ン酸をトリフェニルホスフィンととモニ存在させると、
触媒活性がほとんど完全になくなる、ということがわか
る。
例λと比較実験Cとを比較すると、塩化水素をトリフェ
ニルホスフィンとともに存在させると、触媒活性がかな
り低減する、ということがわかる。
例// 例3の実験をピペリジンCjrtl)の存在下で繰シ返
した。反応速度は7時間につきパラジウム/グラム原子
当たシグロピン!ooモルであシ、メタクリル酸無水物
とl−メタクリロイルビ4リジンに対する合計選択率は
り3%であった。ピペリジンは、/−メタクリロイルピ
ペリジンに定量的に変換された。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アセチレン系不飽和化合物を一酸化炭素及びカル
    ボン酸と液相にて反応させることにより、アセチレン系
    不飽和化合物をヒドロカルボキシル化する方法において
    、二価パラジウムのグラム原子に対するトリオルガノホ
    スフィンのモル比が15より大である比率にて二価パラ
    ジウムの化合物とトリオルガノホスフィンとを結合させ
    ることによつて形成された触媒系の存在下で実施するこ
    とを特徴とする上記方法。
  2. (2)二価パラジウムのグラム原子に対するトリオルガ
    ノホスフィンのモル比が500より大でない比率を用い
    る、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. (3)トリオルガノホスフィンが一般式 I ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R^1は置換されていてもよいアリール基を表
    わし、R^2及びR^3は各々、置換されていてもよい
    アルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基又
    は置換されていてもよいアリール基を表わし、あるいは
    R^2及びR^3は一緒に置換されていてもよいアルキ
    レン基又は置換されていてもよいホスファシロアルキレ
    ン基を表わす。〕 を有する、特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の方
    法。
  4. (4)R^1、R^2及びR^3が各々個々に、置換さ
    れていてもよいフェニル基を表わす、特許請求の範囲第
    3項に記載の方法。
  5. (5)ホスフィンがトリフェニルホスフィンである、特
    許請求の範囲第4項に記載の方法。
  6. (6)ベンゼンホスホン酸も触媒系に混入されている、
    特許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれか1つの項
    に記載の方法。
  7. (7)2−モノ−、2,2−ジ−及び/又は2,2,2
    −トリハロアルカン酸も触媒系に混入されている、特許
    請求の範囲第1項ないし第5項のいずれか1つの項に記
    載の方法。
  8. (8)アルカン酸が酢酸である、特許請求の範囲第7項
    に記載の方法。
  9. (9)ハロアルカン酸がクロロアルカン酸又はフルオロ
    アルカン酸である、特許請求の範囲第7項又は第8項に
    記載の方法。
  10. (10)該酸がトリフルオロ酢酸である、特許請求の範
    囲第9項に記載の方法。
  11. (11)フェニル基の各々が電子吸引性置換基を有し、
    またオルトリン酸も触媒系に混入されている、特許請求
    の範囲第4項に記載の方法。
  12. (12)電子吸引性置換基が塩素原子である、特許請求
    の範囲第11項に記載の方法。
  13. (13)ホスフィンがトリ(m−クロロフェニル)ホス
    フィンである、特許請求の範囲第12項に記載の方法。
  14. (14)二価パラジウムの化合物がパラジウムアセテー
    トである、特許請求の範囲第1項ないし第13項のいず
    れか1つの項に記載の方法。
  15. (15)エーテルを溶媒として用いる、特許請求の範囲
    第1項ないし第14項のいずれか1つの項に記載の方法
  16. (16)50℃ないし200℃の範囲の温度で実施する
    、特許請求の範囲第1項ないし第15項のいずれか1つ
    の項に記載の方法。
  17. (17)1〜100バールの範囲の全圧にて実施する、
    特許請求の範囲第1項ないし第16項のいずれか1つの
    項に記載の方法。
  18. (18)アセチレン系不飽和化合物がアルキンである、
    特許請求の範囲第1項ないし第17項のいずれか1つの
    項に記載の方法。
JP61050738A 1985-03-12 1986-03-10 アセチレン系不飽和化合物をヒドロカルボキシル化する方法 Expired - Lifetime JPH0627096B2 (ja)

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GB858506367A GB8506367D0 (en) 1985-03-12 1985-03-12 Hydrocarboxylation of compounds
GB8506367 1985-03-12

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