JPS6121058Y2 - - Google Patents

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JPS6121058Y2
JPS6121058Y2 JP5861384U JP5861384U JPS6121058Y2 JP S6121058 Y2 JPS6121058 Y2 JP S6121058Y2 JP 5861384 U JP5861384 U JP 5861384U JP 5861384 U JP5861384 U JP 5861384U JP S6121058 Y2 JPS6121058 Y2 JP S6121058Y2
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JP
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drapery
body sheet
edge
folded
folding
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  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は外科用掛け布、特に眼、耳、鼻および
のどの手術中に患者の頭部、またはその一部をお
おうのに有用な外科用掛け布に関する。
眼、耳、鼻およびのどの手術中には、手術部分
を隔離すると共に患者の頭髪をおおうために患者
の頭部を掛け布で包むことが必要である。
患者の頭部を掛け布で包む一つの方法は2本の
手術室用タオルとタオルクリツプを使用するもの
であつて、これは2人の手術室看護婦の協力を必
要とする。たとえば、へんとう除去手術を受ける
患者は次のように掛け布でおおわれる。1人の看
護婦が患者の頭部を持ち上げる。別の看護婦は、
ず1枚のタオルをもう1枚のタオルの上に重ねて
置いてから、2枚のタオルを患者の頭部の下に大
体中央位置にくるように置き、次に患者の頭をお
ろしてタオルの上に乗せる。その後、上のタオル
の両側を頭の側部を回つてひたいの上にくるよう
に頭にそつて持ち上げ、1または2個以上のタオ
ルクリツプでターバンのように両端をいつしよに
とめつける。下側のタオルは患者の頭と手術台の
間にそのままにしておく。
この掛け布のやり方はいくつかの点で不利であ
る。まず、この方法は看護婦を2人必要とする。
次に、タオルの両端はひたいの部分でタオルクリ
ツプによつていつしよにとめられるが、このクリ
ツプはその後で手術が行なわれる際にしばしば邪
魔となる。別の不利な点は、掛け布の両端をとめ
るためにタオルクリツプを使用することによつて
頭部をおおうために使用したタオルが裂ける、す
なわちタオルが痛むことがあるということであ
る。
本考案によると、上記の難点を克服する外科用
掛け布が提供される。本考案の掛け布は1人の看
護婦で迅速容易にしかも無菌的に使用することが
でき、タオルクリツプまたは同様のとめつけ具を
必要としない。従来の方法で患者を掛け布でおお
う手助けをするために必要であつた2人の看護婦
のうちの1人はいらなくなつて、別の仕事をする
ことができ、したがつて手術の準備に要する時間
が短縮する。手術中に外科医や助手の邪魔となる
タオルクリツプがなくなるので、掛け布の破れ
や、その他の破損は避けられる。
上記およびその他の利点は、可撓性でドレープ
性(drapable)素材の本体シートからなり、その
一端にカフスを有する外科用掛け布によつて得ら
れる。本明細書において「カフス」とは、本体シ
ートの一端に沿つて設けられた帯状物を意味す
る。カフスは本体シートの上面側に設けられ、カ
フスと本体シートの間は外科医または看護婦の手
を入れるポケツトになる。掛け布の下面すなわち
底面には細長い帯状の接着剤がついていて、これ
により掛け布を患者の身体の部分(例、頭部)の
所望の位置にとめつけることができる。接着剤の
帯は使用前には剥離可能に接着されている保護お
おい(以下、剥離シートまたは剥離テープとい
う)によつて保護されている。
本考案の好ましい具体例においては、掛け布の
カフスの少なくとも中央部分には補強パネルがと
めつけられている。この補強パネルにより掛け布
が使用中に受けることのある引き裂き力と摩擦力
に耐える材料の厚みが2重になる。補強パネルは
好ましくはカフス部の上面にとめつけられてい
る。より好ましくは、補強パネルは、液体吸収性
上表面を有する液体不透過性の層からなり、補強
パネルはたとえば接着剤でとめられており、した
がつてその吸収性上表面は掛け布の上面の一部を
構成することになる。
本考案のさらに別の態様によると、掛け布は片
手で安全確実に持つことのできるコンパクトなユ
ニツトに折りたたまれている。したがつて、感圧
接着剤の上についている剥離シートはもう一方の
手で容易に取り除くことができ、その後掛け布を
すぐに広げて、患者に無菌的にすばやく適用する
ことができる。
本明細書において、“上面”または“上表面”
とは、掛け布の使用時に患者側と反対側になる面
のことをいい、“下面”とは掛け布の使用時に患
者側にくる面のことをいう。
以下、本考案を添付図面によつて説明する。
第1−5図には本考案の外科用掛け布の1具体
例が示されている。第1図は掛け布の上面、第2
図は掛け布の下面を示し、第3図はカフス部の縦
方向の断面図、第4図はポケツト部の横方向の断
面図、第5図はポケツト部の裏面に接着剤を有す
る部分の横方向の断面図である。掛け布20は一
般に矩形であり、上縁24、下縁25並びに両側
の側縁26および27を有する本体シート22を
含む。本体シートにはまた上面30と下面31が
ある。本体シート22の上縁、下縁および両側縁
はそれぞれ掛け布20の上縁、下縁および両側縁
にもなつている。本体シートはまたその上縁に隣
接した上部部分40、その下縁に隣接した下部部
分42ならびに大体中央にあり、上部部分と下部
部分の間にある中間部分41に区画される。
本体シートは織布、不織布およびプラスチツク
から選ばれた任意の素材のものでよい。しかし、
好ましくは本体シートは可撓性でドレープ性
(drapable)不織布からなり、より好ましくはこ
の不織布は手術中に普通に見られる水、血液等の
液体の浸透を防ぐために液体反撥性である。
掛け布20はまた、本体シートの上端部におい
て上部部分40の上面の上に重なつているカフス
部分32を含む。カフス32にも上縁34、下縁
35ならびに両側の側縁36および37がある。
ここで説明している好ましい具体例においては、
カフス32は本体シート22と一体になつてお
り、カフス部の上縁34は本体シートの上縁と一
致していて、掛け布の上縁を形成している。図示
の具体例ではカフス部の幅は本体シートの幅と同
じであつて、カフス部の側縁36,37はそれぞ
れ本体シートの側縁26,27と実質的に同一線
上にある。カフス部の下縁35は、本体シートの
上縁と下縁の間にあつて、これらと大体平行して
いる。カフス部の深さ、すなわちその側縁36,
37の長さは約6ないし14インチ(15−36cm)で
よく、好ましくは約10インチ(25.4cm)である。
カフス32は本体シート22について前に述べ
た任意の素材のものでよいが、カフスと本体シー
トは同じ素材からつくるのが好ましい。本体シー
トとカフスは、別々の裁断材料を、たとえば共通
の上縁に隣接した線に沿つて縫い合せることによ
つてつなぎ合せたものでもよいことは理解されよ
う。しかし、好ましくは第3図に示すように、本
体シートとカフスは1枚の不織布から構成され、
不織布の一部を適宜に折り返すことによつて折り
返しを形成する。
第1図を参照すると、掛け布は上部部分47、
中間部分48および下部部分49に区分されるこ
とが見られる。掛け布の上部部分47は本体シー
トの上部部分40と上に重なるカフス32とを含
み、これはまた上部47aと下部47bに区分さ
れる。上部47aは掛け布の上縁に隣接し、その
上縁と下縁はそれぞれ掛け布の上縁と折り線1F
である。掛け布の上部部分の下部47bは上部4
7aに隣接し、その上縁は折り線1Fである。ま
た、下縁はカフス32の下縁(カフス32の幅が
本体シートの幅と同一である場合)またはカフス
32の下縁と同一線上にある掛け布の一端から他
端まで伸びる線(カフス32の幅が本体シートの
幅より狭い場合)である。
掛け布の中間部分48は本体シートの中間部分
41と一致する。掛け布の下部部分49は掛け布
の下縁に隣接した位置にあり、本体シートの下部
部分42に一致する。掛け布の残りの部分44は
中間部分48と下部部分49からなる。
掛け布にはカフス32と本体シートの上部部分
40との間に手を入れる部分すなわちポケツト4
5が設けられる。このポケツトは別個の封筒状の
材料をたとえば縫いつけによりカフス部32の下
側にとりつけたものでもよいが、カフスを本体シ
ートの上部部分40の上面に大体タテ方向の2本
の離れた取り付け線46,46′に沿つてとめつ
けることによつてポケツト45を形成するのが好
ましく、かつ最も便利である。好ましくは、この
取り付け線はカフスの両側縁36,37に平行で
あり、したがつて掛け布の上縁とカフスの下縁と
垂直になる。線46,46′に沿つてカフス32
を本体シート22にとりつけることは接着剤によ
つて行なうのが好ましいが、縫いつけのような他
の手段も所望により使用できる。したがつて、ポ
ケツト45の上縁は掛け布の上縁の取り付け線4
6,46′の間にくる部分となり、下縁はカフス
の下縁の線46,46′の間にくる部分となり、
両側の側縁は取り付け線46,46′である。カ
フスの下縁35の取り付け線46,46′の間に
くる部分は本体シートに実質的にくつついていな
い。したがつて、この好ましい具体例では、ポケ
ツト45はその上縁と両側縁が閉じていて、カフ
スの下縁で開いている。すなわち、ポケツト45
は掛け布の上縁から下方に口があいている。線4
6,46′に沿つたのりづけまたは縫いつけは不
連続でも連続的でもよいことは認められよう。し
かし、後者の方が好ましい。同様に、本体シート
とカフスに別個の裁断物を使用する場合には、両
者はその上縁に沿つて不連続または連続的なのり
づけ線または縫いつけ線によつて結合することも
できる。
取り付け線46,46′はそれぞれ本体シート
の両側縁26,27から内側に充分の距離をとつ
た位置に設けられる。掛け布の幅は患者をおおう
のに充分であり、しかも少なくとも手術台の両わ
き届き、好ましくはそれよりいくらか長いのがよ
い。実際の経験からすると、掛け布を眼、鼻また
はのどの手術に使用する場合、掛け布の幅はおよ
そ50インチ(127cm)がよいが、この寸法は変動
しうることは理解されよう。掛け布のポケツトの
幅は掛け布自体の幅よりかなり小さくなければな
らない。ポケツトは掛け布をかける際に看護婦の
両手が入ることになる。ポケツトの幅が大きくな
るにつれて、看護婦の両手は動きが自由になつて
ポケツトの両わきに届くまでどんどん離れてゆ
き、看護婦にとつて掛け布を広げて患者にかける
動作の間に掛け布を制御することがますます困難
になるだろう。ポケツトの幅は少なくとも両手が
並んで入るのに充分なものでなければならないこ
とは理解されよう。さらに、ポケツトが過度に広
すぎると、接着剤の帯60に対する看護婦の制御
が非常に難しくなつて、接着剤の帯をまつすぐに
して患者の身体につくように押しつけることが困
難となる。
好ましくはポケツトの幅(すなわち、取り付け
線46,46′の間の間隔)は、掛け布の幅(す
なわち、本体シートの両わきの縁26,27の間
の間隔)の約1/3ないし2/3である。最も好ましく
は、ポケツトの幅は掛け布自体の幅は約1/2であ
る。
図示の具体例ではカフス部分の幅は本体シート
の幅と実質的に同一であるが、カフス部分の幅は
本体シートの幅より小さくてもよいことは理解さ
れよう。カフス32の幅は、このカフスを取り付
け線46,46′に沿つて本体シートにとめつけ
ることによつて掛け布に形成するポケツト45に
ついて決めた幅と同じだけあればよい。換言する
と、第1図に示されているカフス32の両わき部
分(すなわち、線46と縁37の間の部分および
線46′と縁36の間の部分)は掛け布の構造に
とつて必須のものではない。この両わき部分は、
好ましい具体例で本体シートとカフスを1枚の不
織布から続けてつくつたということの結果として
存在するにすぎない。この両わき部分はもちろん
切り離してしまつても掛け布の本質的な構造上の
特色に何の影響も及ぼさないが、切り離しは掛け
布の製造に要する時間をふやすだけで、それによ
り何の利益も得られないだろう。
標準的な手術台の上に乗つている平均的な体格
の人にかけるのによいと判断された特定の具体例
では、掛け布の幅は50インチ(127cm)で、ポケ
ツト45の幅は約26インチ(66cm)である。取り
付け線46′は本体シートの側縁26から約12イ
ンチ(30.5cm)の位置にあり、取り付け線46は
側縁27から約12インチ(30.5cm)の位置にあ
る。すなわち、カフス32に形成されたポケツト
45は掛け布の両わきより内側に設けられる。好
ましくはポケツトは対称的に位置する。すなわ
ち、線46′と側縁26の間の間隔は線46と側
縁27の間の間隔に等しい。掛け布の長さは、こ
れを使用する外科手術の種類によつて変わつてく
る。長さが約40−48インチ(101−122cm)の掛け
布が種々の外科手術に有用であることが判明し
た。
好ましくは、図面に見られるように、掛け布は
さらにカフスの上面の一部にとりつけられた補強
パネル50を有する。補強パネルは適宜の織布,
不織布またはプラスチツク材料でつくることがで
き、たとえば補強パネルは本体シートに使用した
のと同じ素材のものでもよい。好ましくは補強パ
ネルはプラスチツクフイルムのような液体不透過
層と液体吸収性上表面からなる。この補強パネル
はカフス32の上面にとりつけられ、したがつて
その液体吸収性上表面は掛け布の上面の一部を構
成することになる。補強パネルの吸収性表面は水
や血液のような液体を吸収し、下層の液体不透過
層はこのような液体がカフス32及び/または本
体シート22に浸みこむのを防ぐ。補強パネルは
接着剤によつてカフスにとめつけるのが最も好都
合である。好ましくは、第2図と第3図に見られ
るように、補強パネルは掛け布の上縁(すなわ
ち、本体シートの上縁24とカフスの上縁34)
で折り曲げられ、本体シートの下面側に少しだけ
(例、1/2−3/4インチ=1.3−1.9cm)回りこんで
続いている。この構造は掛け布の上縁に丸味をつ
け、これを補強する。第1図に示した具体例で
は、補強パネルの幅は線46,46′をいくらか
越える幅であり、長さはカフスの上端から下端ま
でをおおう長さである。補強パネルの寸法は所望
により変えることができるが、好ましくは補強パ
ネルはカフスの上面のポケツト45の上にくる部
分をおおうのに充分な寸法のものであるのがよ
い。
第2図を参照すると、掛け布20は、掛け布の
上部47aの下面側であつて掛け布上縁に近接し
た位置に接着されている接着剤の帯60をさらに
含んでいる。ここに述べている具体例では、接着
剤の帯60の一部は、補強パネル50の掛け布上
縁から折り返された部分をおおつて、これに接着
されており、これを本体シート22の下面にとめ
つけている。当業者には理解されるように、接着
剤の帯は本体シートの下面側の補強パネル下端に
近接した位置に設けてもよいし、また接着剤の帯
の一部が補強パネルの掛け布下面側の部分の下に
隠れるように設けてもよい。後者の場合には、補
強パネルがかぶさる部分の接着剤はもちろん掛け
布を患者にとめるのに利用できない。いずれにし
ても、掛け布を患者に接着剤により固定すること
が望ましいので、これを行なうには掛け布の下面
側に接着剤の帯が露出していなければならない。
接着剤の帯の幅と長さは変化させうるが、長さは
ポケツト45の両わきに実質的に届くのに充分な
長さが好ましい。
接着剤60は使用前には剥離可能にくつついて
いる保護おおい、すなわち剥離シート61で保護
されている。第2図に見られるように、剥離シー
トの小片62が接着剤の一端についていて、これ
は接着剤と剥離シート61の末端小部分の間には
さまれている。剥離シート62の存在により、剥
離シート61の末端小部分が接着剤60のすぐ下
の部分にくつつくのが防げる。こうすると、掛け
布を患者につける前に剥離シート61を接着剤6
0からはがすのに困難がない。
図面に示すように、接着剤の帯60の長さは手
を入れるポケツト45の幅にほぼ一致する。接着
剤の帯の幅は変えうるが、約1インチ(2.54cm)
の幅でまつたくよいことが判明した。接着剤の帯
の上縁63は、カフスと本体シートの上縁と一致
していてもよいが、好ましくは上縁63は掛け布
の上縁から少し(例、1/2インチ=1.3cm)内側に
離れているのがよい。
既述したように、接着剤60は掛け布を手術を
受ける患者にとりつけるために使用される。この
目的に対して当業界でよく知られている任意の接
着剤が使用できる。接着剤に要求される要件は、
接着剤が無毒で、通常の減菌処理に対して安定で
あり、これを適用する人体の表面に取りはずし可
能に接着しうることである。
この外科用掛け布はタテ横に折りたたまれてコ
ンパクトな折りたたみユニツトにされる。折りた
たまれて掛け布は紙袋のような適当な容れものに
容易に封入される。折りたたまれ、包装された掛
け布はスチーム、酸化エチレンまたは放射線によ
り減菌してもよい。本考案の減菌折りたたみ掛け
布は1人の看護婦ですばやく広げて容易に適用す
ることができるので有利である。
掛け布20の折りたたみ方は第1図と折り方の
手順を示す第6−11図を参照しながら説明す
る。
本明細書で、“前折り”とは、掛け布の上面を
折り目に沿つてその上面の方に折り曲げる折り方
をいい、“後折り”とは掛け布の上面を折り目に
沿つてその下面の方に折り曲げる折り方をいう。
図面において、Rは後折りを指し、Fは前折りを
指す。FとRの前についている数字は、折る順序
を示す。
掛け布はその上縁から下縁に向かつて少なくと
も2回折られ、タテ(方向)に折りたたまれた掛
け布にする。これは長さを短かくすると共に、接
着剤(とその剥離シート)を折りたたまれた掛け
布の上面側に露出させる。折り目の間隔は変化さ
せうるが、タテ折りが完了したときに、接着剤が
タテに折りたたまれた掛け布の主上表面上に利用
可能に位置し、かつポケツト45の開いた口の位
置が、掛け布を広げて患者にかけようとする看護
婦その他の者に確かめうるようになつていること
が必要である。
上記の目的を達成するためには、最初の折りま
げは、掛け布の上部部分の上部と下部とが接する
境界線である横方向の折り目に沿つた前折りでな
ければならない。2番目の折りまげは掛け布の残
りの部分、すなわち中間部分または下部部分にお
いて掛け布の両わきに達する横方向の折り目に沿
つた後折りでなければならない。
タテに折りたたまれた掛け布はさらに横方向に
も折りたたんで、容易に包装できる小さな大きさ
のコンパクトに折りたたまれた掛け布にしてもよ
い。横方向の折りたたみは、ポケツト45または
少なくともその一部が、折りたたみの完了した掛
け布の主外表面上に利用可能に位置するようなも
のでなければならない。また、横折りが完了した
ときに接着剤60と剥離シート61は外側に露出
していることが必要であつて、それにより掛け布
を広げる前に剥離テープを取り除くことができる
ようになる。
タテ方向、すなわち上から下への掛け布20の
好ましい折り方は第1図及び第6−8図に図示さ
れている。掛け布はタテ方向に3回折りたたまれ
る。特に第6図を参照すると、掛け布の上部部分
の上部47aは折り目1Fに沿つて前折りされる
(第6図の矢印A)。この折りたたみ工程の結果、
上部47aは掛け布の上部部分47の下部47b
の上部の上にくる。そうなると、接着剤の帯60
(剥離シートで保護)は掛け布の上面の上にくる
ようになり、また掛け布のもとの上縁は折り目1
Fとカフスの下縁35の間にくる。
上部47aの長さ(すなわち、掛け布両わきに
沿つたタテ方向の長さ)は、カフス32の長さの
半分以下でなければならない。換言すると、上部
47aの長さは下部47bの長さを越えてはなら
ない。上部47aの長さをこのように制限する限
り、折り目1Fに沿つて折りたたんだ後、掛け布
のもとの上縁は折り目1Fとカフスの下縁35の
間のどこかにくるか、或いは下縁35と同一線上
にくるだろう。そうすれば、接着剤の帯60は上
方を向くと共に、カフスの下縁35(これは手を
いれるポケツト45の開口縁端である)はなお見
えているのでポケツト45の位置を容易に確かめ
ることができる。他方、仮に上部47aの長さが
カフス32の長さの半分をこえるとすると、1F
に沿つて折りたたんだ後に、上部47aはカフス
の下端35をおおいかくし、ポケツト45の開口
部の位置を看護婦に見えないように隠してしま
う。
2番目の好ましいタテ折りは、第6図の矢印B
に示す方向に折り目2Rに沿つて掛け布を後折り
して、第7図に示すタテ折りの形状にすることで
ある。折り目2Rは本体シートの中間部分41を
掛け布の横方向に通つている。折り目2Rはカフ
ス32の下縁35からかなりの距離(例、2−3
インチ=5.1〜7.6cm)だけ離れている。しかし、
折り目2Rはカフスの下縁35と実質的に一致す
る、すなわち2番目の折りたたみは本体シートの
中間部分41と上部部分40との境界線である横
線に沿つて後側に行なつてもよい。ただし、この
後に述べた折り目2Rの位置は、すぐわかるよう
に、カフスの下縁35、したがつてポケツト45
の開口端が3番目の折りたたみを行なつた後で折
りたたんだ掛け布の下端にくるので、やゝ不利で
あろう。すなわち、掛け布があてがう際、看護婦
にとつて両手を入れるべきポケツトの位置を迅速
かつ容易に捜すのが困難となろう。
最後の好ましいタテ折りは、第7図の矢印cで
示した方向に折り目3Fに沿つて掛け布を前折り
することである。折り目3Fは掛け布を横方向に
通り、本体シートの中間部分と下部部分の境界線
である横線と一致する。
第8図は上述したようにタテ方向に折りたたん
だ後の掛け布を示す。第8図において、カフス下
端35の線46,46′の間にある部分はポケツ
ト45をよりはつきり示すためにいくらか浮かせ
てある。この図からわかるように、接着剤60
(上に保護おおい61がついている)はタテに折
りたたまれた掛け布65の上表面にある。また、
カフスの下縁35はすぐに見えるようになつてお
り、したがつてポケツト45の開口部をすぐに見
つけることができる。カフスの下端35はタテに
折りたたまれた掛け布65の上縁68と下縁69
の間にあり、掛け布の上部47aは下部47bの
上に重なる。上述した順序でタテ折りが完了する
と、タテに折りたたまれた掛け布は掛け布の下部
部分49の上面の上に3層になつてたたまれてい
る(第8図参照)。
第8図に示したタテ折り掛け布は、次に横方向
に数回折りたたんで、比較的小さなコンパクトな
形の折りたたみの完了した掛け布にしてもよい。
横方向の折りたたみは、少なくともポケツト45
の一部が横に折りたたまれた掛け布の主外表面上
に利用可能にくるようになる限り、いろいろな方
法で行なうことができる。好ましくは、折りたた
みの完了した掛け布の主外表面のどちら側にもポ
ケツト45の一部がくるように掛け布を横に折り
たたむ。
掛け布の取り扱いと適用の勧点から、タテに折
りたたまれた掛け布をいくつかの横方向の部分に
区分し、掛け布を完全に折りたたみ終つたときに
ポケツト45の部分が掛け布の外側に面した主表
面上で利用できるように掛け布を折りたたむこと
が極めて有利であることが判明した。好ましく
は、ポケツト45を2つの部分に分け、掛け布を
横方向にたたみ終つた後に掛け布の両側にこのよ
うに区分されたポケツトの部分がそれぞれ1つづ
つくるように掛け布を折りたたむ。
掛け布の横方向への好ましい折り方を第8−1
1図を参照しながら説明する。
第8図に示すように、タテ方向に折りたたまれ
た掛け布のユニツト65は、第1の横(方向)部
分70と第2の横(方向)部分80とに区分さ
れ、これらはタテ方向に伸びた折り目6Rを境界
線として互いに隣接している。第1横部分70
は、タテ方向に伸びた折り目4Rを境界線として
互いに隣接する外側部分71と内側部分72とに
さらに区分される。同様に、第2横部分80もタ
テ方向に伸びる折り目5Rを境界線として互いに
隣接する外側部分81と内側部分82とにさらに
区分される。外側部分71はタテに折りたたまれ
た掛け布65の右側の側縁66と折り目4Rの間
であり、内側部分72は折り目6Rと4Rの間で
ある。外側部分81はタテに折りたたまれた掛け
布65の左側の側縁67とタテ方向に伸びる折り
目5Rの間であり、内側部分82は折り目6Rと
5Rの間である。好ましい折りたたみ方では、折
り目4Rは取り付け線46と実質的に同一線上に
一致し、折り目5Rは取り付け線46′と実質的
に同一線上に一致する(第1図の上部部分参
照)。
好ましい具体例では、部分70と80は実質的
に同一の寸法である。部分71は部分81と実質
的に同じ寸法にし、部分72は部分82と実質的
に同じ寸法にする。後で明らかになる理由によ
り、外側部分71の幅(すなわち、折り目4Rか
ら外側の縁66までの長さ)は内側部分72の幅
(すなわち、折り目4Rから6Rまでの長さ)よ
り小さいのが好ましい。同様に、外側部分81の
幅は内側部分82の幅よりいくらか小さいのが好
ましい。しかし、部分70および80、並びに部
分71,72,81および82についての上述の
寸法は好ましいものであつて、絶対的なものでは
ないことは理解されよう。各部分の寸法は各種の
要求に適合するように変えうる。後でわかるよう
に横方向への折りたたみが終つたときに重要なこ
とは、折りたたまれた掛け布の外側に面した2つ
の主表面のそれぞれに人間の手を入れるのに充分
な大きさのポケツト部分45が1つづつくるよう
にすることである。
タテ方向に折りたたまれた掛け布65の横方向
への好ましい折り方は次のようにして行なう。第
1横部分70は、折り目4Rに沿つて外側部分7
1を後折りすることによつて裏側に二つ折りに折
り返して、外側部分71の下面が内側部分72の
下面と向かいあつて接触するようにする。これは
第8図の矢印Dで示される。第2横部分80も同
様に、折り目5R沿つて外側部分81を後折りす
ることによつて裏側に二つ折りに折り返して、外
側部分81の下面が内側部分82の下面と向かい
あつて接触するようにする。これは第8図の矢印
Eで示される。
好ましい例のように、外側部分71と81の幅
をそれぞれ内側部分72と82の幅よりいくらか
小さくなるようにすると、掛け布を第10図に示
すような折りたたみ状態にしたときに、両側縁6
6と67は折り目6Rの両側にきて、その間にわ
ずかのすき間90ができる。第10図に示すよう
に、すき間90は折り目60の下にくる。したが
つて、横方向への折りたたみが完了したときに、
最終的に折りたたまれたユニツトにふくらみがで
きず、外側部分71と81に望ましくない折り曲
げを追加して行なわなくてよい。
横方向への折りたたもみの最後として、二つ折
りにした横部分70を二つ折りにした横部分80
の方へタテ方向の折り目6Rに沿つて裏側に折り
返す。これにより、外側部分71の上表面74は
外側部分81の上表面84と向いあつて接触する
ようになる。そして、内側部分72の上表面75
が折りたたみ終つた掛け布95の外に面した2面
の主表面の一方となり、内側部分82の上表面8
5が掛け布のもう一方の外に面した主表面とな
る。折りたたみの完了した掛け布を第11図に示
す。ポケツト45の片側部分45aは第11図の
手前に見える側の主外表面にあり、ポケツト45
の45bの部分は第11図の掛け布95の反対側
の主表面にある。
手術(例、眼科手術)を受けようとする患者に
掛け布をかける方法についてその手順を示す第1
2−17図を参照しながら説明する。
第12図は、看護婦が左手に本考案の外科用掛
け布を持ち、右手で感圧接着剤60から剥離テー
プ61をはがしているところを示す。第12図の
掛け布は、上に述べたようにして第6−11図に
示すように折りたたまれたものであることは理解
されよう。剥離テープを下の接着剤からはぎとつ
た後、看護婦は右手をポケツト部分45a(第1
2図において折りたたまれた掛け布95の手前に
見える側の主表面にあるポケツト)に入れ、左手
をポケツト部分45b(第12図において掛け布
の向う側の主表面にあるポケツト)に入れる。折
りたたまれた掛け布の両側のポケツトに看護婦の
両手を入れた状態を第13図に示す。これから気
付くように、折りたたまれた掛け布の折り目1F
によつてできた上縁の方に指光が向くように両手
がポケツトに入る。親指は折りたたまれた掛け布
の閉じた側、すなわち折り線6Rの方へ大体向
く。第13図の状態から出発して、看護婦は両手
の手のひらを下に向け、次に両腕を外側に拡げ
る。こうすると、掛け布の横方向の折りたたみが
広がる。同時に、看護婦は右手をポケツト45の
右側の縁すなわち、取り付け線46)の方へ、次
に反対の方へ動かし、左手をポケツト45の左側
の縁(すなわち、取り付け線46′)の方へ、次
に反対の方へ動かす。看護婦は同時に両手、特に
指先を使用して47aの部分を振りほどいて広げ
る。これが終れば、掛け布は完全に広がり、部分
40のところの接着剤60は掛け布の下側の患者
に面する位置に戻る(第14図参照)。看護婦の
両手は、掛け布を広げて適用する間ずつとポケツ
トの中に入つているので、非滅菌表面(例、手術
室の設備または患者の頭髪)との偶発的な接触か
ら保護されていることは認められよう。看護婦は
次に接着剤60の中央部を患者のひたいと接触さ
せて、第15図に示すように掛け布を患者にとめ
る。次に看護婦はまたポケツト45の中にある両
手を使用して、掛け布の位置を調整し、接着剤を
患者の身体の所望の部位と接触させて押しつけ
る。第16図は頭髪と耳をおおうように患者の頭
にかけた掛け布を示す。第17図は掛け布による
おおいとさらに完ぺきにするために掛け布を患者
の首の方へくるみこむことができることを示す図
式的断面図である。また、第16図に見られるよ
うに、接着剤の帯60が充分に長ければ、その両
側部を使用して掛け布を手術台に固定してもよ
い。
以上に本考案の好ましい具体例を説明したが、
本考案の範囲内においてその種々の変更修正が可
能であることは当業者が認めるところであろう。
なお、以下に本考案を総括すると: (1) 次の(a)−(c)からなる外科用掛け布であつて: (a) 可撓性でドレープしうる(drapable)素材
の本体シート:該本体シートには上面と下
面、並びに上縁、下縁および両側の側縁があ
り、また各面は該上縁に隣接した上部部分と
この上部部分に接する残りの部分とに区分さ
れ;該上部部分はさらに上部と下部に区分さ
れ、該上部部分の上部は該上部部分の下部よ
り大きくなく、該上部と下部は本体シートを
横方向に走る第1の線を境界線として接して
いる; (b) 本体シートの上部部分の上面の上に重なつ
ているカフス:該カフスには上縁、下縁およ
び両側の側縁があり、該カフスはカフスと本
体シートの共通の上縁に沿つて本体シートと
一体になつており、該カフスはそれぞれ本体
シートの側縁から内側に充分な間隔をとつて
設けられた概ねタテ方向の複数の取り付け線
に沿つて本体シートの上面にさらにとめつけ
られていて、それによりカフスを取り付け線
に沿つて本体シートにとめた後に、掛け布に
手を入れるポケツトが形成される;並びに (c) 掛け布を患者の身体に取りはずし可能に接
着するための接着剤の帯:該接着剤の帯は本
体シートの上部部分の上部の下面側にとめつ
けられている; (d) 上記カフスの上面に設けられた補強パネ
ル:該補強パネルは液体吸収性の上表面を有
する液体不透過性の層からなる; ここで該掛け布はタテ方向に少なくとも2回
折りたたまれ、その第1の折りたたみは該第1
の横線に沿つて該上部を前折りにすることによ
りなされ、第2の折りたたみは該残りの部分を
掛け布の横方向に走る線に沿つて掛け布を後折
りすることによつてなされ、それによりこの折
りたたみがすんだときに、タテ方向に折りたた
まれた掛け布は長さが短くなると共に、該接着
剤が折りたたまれた掛け布の上面側に露出する
ようにされた外科用掛け布。
(2) 上記第1項の折りたたまれた外科用掛け布で
あつて、横方向にさらに折りたたまれてコンパ
クトに折りたたまれた掛け布になつているも
の。
(3) 下記(a)−(c)からなる外科用掛け布であつて: (a) 可撓性でドレープ性素材の本体シート:該
本体シートには上面と下面、並びに上縁、下
縁および両側の側縁があり、各面は該上縁に
隣接する上部部分、該下縁に隣接する下部部
分および上部部分と下部部分の間にはさまれ
た中間部分に区分され;該上部部分はさらに
上部と下部に区分され、該上部部分の上部は
該上部部分の下部より大きくなく、該上部は
本体シートを横に走る第1の線を境界線とし
て該下部と接しており、該中間部分は本体シ
ートを横に走る第2の線を境界線として該下
部部分と接している; (b) 本体シートの上部部分の上面の上に重なつ
ているカフス:該カフスには上縁、下縁およ
び両側の側縁があり、該カフスはカフスと本
体シートの共通の上縁に沿つて本体シートと
一体になつており、該カフスはそれぞれ本体
シートの側縁から内側に充分な間隔をとつて
設けられた概ねタテ方向の複数の取り付け線
に沿つて本体シートの上面にさらにとめつけ
られていて、それによりカフスを取り付け線
に沿つて本体シートにとめた後に、掛け布に
手を入れるポケツトが形成される;並びに (c) 掛け布を患者の身体に取りはずし可能に接
着するための接着剤の帯:該接着剤の帯は本
体シートの上部部分の上部の下面側にとめつ
けられている; (d) 上記カフスの上面に設けられた補強パネ
ル:該補強パネルは液体吸収性の上表面を有
する液体不透過性の層からなる; ここで該掛け布はタテ方向に少なくとも3回
折りたたまれ、その第1の折りたたみ該第1の
横線に沿つて該上部を前折りすることによつて
なされ、第2の折りたたみは該中間部分を掛け
布の横方向に貫通する線に沿つて掛け布を後折
りすることによつてなされ、最後の折りたたみ
は該第2の横線に沿つて掛け布を前折りするこ
とによつてなされ、それによりこの折りたたみ
がすんだときに、タテに折りたたまれた掛け布
には該下部部分の上に複数の折りたたまれた層
が存在し、また接着剤の帯は折りたたまれた掛
け布の上面側に露出するようにされた外科用掛
け布。
(4) 上記第3項の外科用掛け布であつて、掛け布
が3回折りたたまれているもの、 (5) 上記第4項のタテ方向に折りたたまれた外科
用掛け布であつて、このタテに折りたたまれた
外科用掛け布はタテ方向の第1の折り目を境界
として互いに隣接する第1の横部分と第2の横
部分に区分され、該第1横部分はタテ方向の第
2の折り目を境界として互いに隣接する内側部
分と外側部分にさらに区分され、該第2横部分
はタテ方向の第3の折り目を境界として互いに
隣接する内側部分と外側部分にさらに区分さ
れ、該第1横部分の外側部分はタテ方向の第2
の折り目に沿つて後折りされ、該第2の横部分
の外側部分はタテ方向の第3の折り目に沿つて
後折りされ、二つ折りにされた第1および第2
の横部分の一方はさらにタテ方向の第1の折り
目に沿つて後折りされ、それにより小さく折り
たたまれた外科用掛け布となつているもの。
(6) 上記第5項の外科用掛け布であつて、タテ方
向の第2の折り目と第3の折り目がそれぞれ折
り返しを本体シートにとめつけている取り付け
線と実質的に同一線上にあるもの。
(7) 上記第6項の小さく折りたたまれた外科用掛
け布であつて、本体シートとカフスが不織布か
らなるもの。
(8) 上記第5項の外科用掛け布であつて、ポケツ
トの幅が掛け布の幅の約1/3ないし2/3であるも
の。
(9) 上記第5項の外科用掛け布であつて、滅菌さ
れ、滅菌状態で包装されたもの。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の外科用掛け布の1例の上面図
であり、同時にタテ方向に掛け布を折るための折
り目を示す。第2図は第1図の掛け布を裏返した
底面図を示す。第3図は第1図の3−3線に沿つ
た拡大断面図である。第4図は第1図の4−4線
に沿つた拡大断面図である。第5図は第1図の5
−5線に沿つた拡大断面図である。第6図は、最
初のタテ折りをした後の第1図の掛け布の透視図
である。第7図はタテ折り中間段階を示す斜視図
である。第8図はタテ折りがすんだ後の掛け布の
斜視図であり、同時に掛け布の横方向への折りた
たみのための折り目を示す。第9図は横折り過程
の最初の段階を示す斜視図である。第10図は横
折りの最初の段階がすんだ後の平らな掛け布を示
す斜視図である。第11図は完全に折りたたんだ
掛け布を示す斜視図である。第12図は、看護婦
が左手に第11図の折りたたまれた掛け布を持
ち、右手で接着剤から剥離紙を取り除きはじめた
ところを示す斜視図である。第13図は、看護婦
の両手を、手のひらを互いに合せて、完全に折り
たたまれた掛け布の両側の主表面のポケツト部分
に入れたところを示す斜視図である。第14図
は、広げられた状態の掛け布と、看護婦が患者の
頭部に掛け布をかけようとしているところを示す
斜視図である。第15図は掛け布が患者のひたい
にとめつけられ、看護婦の両手が掛け布の手を入
れるポケツトの中で手のひらを下に向けた状態に
なつているところを示す斜視図である。第16図
は患者に完全にかけられた後の掛け布を示す斜視
図である。第17図は第16図の17−17線に
沿つた断面図である。 20……掛け布、22……本体シート、40…
…上部部分、41……中間部分、42……下部部
分、32……カフス、47a……上部部分上部、
47b……上部部分下部、1F,2R,3F,4
R,5R,6R……折り目、45……ポケツト、
46,46′……取り付け線、60……接着剤の
帯、61……剥離シート、50……補強パネル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) (a) 可撓性でドレーブ性の材料からなる本体
    シート22であつて上面と下面、上縁24と
    下縁25、および両側の側縁26,27を有
    し、該上縁に隣接する上部部分40とこの上
    部分に接する残りの部分とに区別され、上部
    部分がさらに上部47aと下部47bに区別
    され、該上部分の上部は該上部分の下部より
    大きくなく、該上部と下部は本体シートを横
    に走る第1の横線1Fを境界としているもの
    と; (b) 本体シートの上部分47の上面の上に重な
    つているカフスであつて、上縁34、下縁3
    5および両側の側縁36,37を有し、本体
    シートと両者の上縁24,34に沿つて一体
    となつており、さらに、本体シートの両側縁
    から内側へ実質的な距離だけ隔てられた概ね
    前記側縁に平行な複数個の取り付け線に沿つ
    て、本体シートの上面に取り付けられ、その
    結果掛け布に手を挿入するポケツトが形成さ
    れているものと; (c) 掛け布を患者の身体に取りはずし可能に接
    着するための接着剤の帯60であつて本体シ
    ートの上部部分の上部の下面に施されている
    ものと; (d) 上記カフスの上面に設けられた、液体吸収
    性の上表面を有する液体不透過性の層からな
    る補強パネルと; からなる外科用掛け布であつて: 該掛け布が縦方向(側縁に平行な方向)に
    少なくとも2回折りたたまれ、その第1の折
    りたたみは前記第1の横線1Fに沿つて前記
    上部を前折りにすることによつてなされ、第
    2の折りたたみは前記残りの部分を掛け布の
    横方向に走る線2Rに沿つて掛け布を後折り
    することによつてなされ、それによりこの折
    りたたみがすんだときに縦方向に折りたたま
    れた掛け布は長さが短くなるとともに、前記
    接着剤が折りたたまれた掛け布の上面側に露
    出することを特徴とする外科用掛け布。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項の外科用掛け
    布であつて、上記補強パネルは掛け布の上縁で
    折り曲げられ、本体シートの下面側に僅かに回
    り込んでいるもの。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項の外科用掛け
    布であつて、上記接着剤の帯の上縁は、カフス
    と本体シートの上縁と一致するか、あるいは掛
    け布の上縁から僅かに内側に位置するもの。
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