JPS61208796A - 移動形ｘ線装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 この発明は移動形Ｘ線装置に係り、さらに詳しくは、改
良されたＸ線管支持器を具備する移動形Ｘ線装置に関し
ている。

〔発明の背景〕

この種のＸ線装置におけるＸ線管支持器は、第３図に示
すように１台車ａに垂直に立てられた支柱すに昇降台Ｃ
を取り付け、昇降台Ｃに保持されたロッドｄの先端にｘ
ＩｌｌＡ管ｅを固定して、昇降台Ｃを支柱すに沿って移
動させることで高さの変更をなせるようにしである。が
、このような装置は病室によっては使用することができ
ない。

このようなＸ線装置において、Ｘ線管の最大移動高さは
支柱の高さによって決定され、支柱の高さはまた病室の
出入口の高さに制限される。移動形Ｘ線装置は病室内で
ベット上の被検者のＸ線装置を簡単になさせることが要
求され、そのためにはＸ線管焦点と床面との距離が２ｍ
程度とれなければならないため、支柱も２ｍ程度の高さ
に設定されている。しかし、第３図に示すＸ線装置は病
室の出入り口が１．８ｍ程度しかない病室等では使用す
ることができない。

□これを改善することができるものとして、第４図、に
示す移動形Ｘ線装置が提供されている。このＸ線装置の
支持器は、Ｘ線管Ｅをパンタグラフ機構りに設置させ、
パンタグラフ機構を台車に立てた支柱Ｂにある昇降台Ｃ
に支持させて、Ｘ線管が昇降台を支柱に沿って移動する
ことでＸ線管に垂直移動をなさせると共に、パンタグラ
フ機構を支柱上で回転させることによってｘ！４１Ａ管
に垂直移動および水平移動をなさせるようにしである。

が、Ｘ線管がパンタグラフ機構によって垂直移動させら
れたときに、Ｘ線管が同時に水平方向にも移動するため
、撮影の位置決めにがなりの手間を要するという問題が
ある。

〔発明の目的〕 本発明、は、Ｘ線管の垂直移動高さが大きく、搬入口が
低くても搬入が容易で、しかも撮影の位置決めが簡単か
つ迅速になすことができ、移動形Ｘ線装置を提供するも
のである。

〔発明の概要〕

本発明の移動形Ｘ線装置は、Ｘ線管を台車に支持させる
Ｘ線管支持器が１台車に垂直に立てられた固定支柱と、
固定支柱にこれに沿って移動することができるように保
持された可動支柱と、可動支柱と直角な方向に移動する
ことができるようにＸ線管を支持している可動支柱上の
伸縮機構と、可動支柱の重量を支持するために可動支柱
と台車との間に配設されたばねと、Ｘ線管を伸縮機構と
共に任意の高さに停止させるつりあい機構とからなるこ
と、を特徴としている。

本発明の移動形Ｘ線装置の実施例は、以下に、第１図お
よび第２図と共に説明する。

〔発明の実施例〕

この移動形Ｘ線装置は、台車１１と、Ｘ線管１２と、台
車に設置された。Ｘ線管にＸ線を発生させるＸ線発生器
１３と、Ｘ線管を台車に支持させるＸ線管支持器Ｉ４と
を具備している。

Ｘ線管支持器は、病室の出入口あるいはカーテンレール
よりも低い高さを具備する固定支柱１５、固定支柱１５
にこれに沿って移動することができるように保持された
可動支柱１６と、それに可動支柱１６と直角な方向に移
動することができるようにＸ線管１２を支持している可
動支柱上の伸縮機構１７とを有している。

固定支柱１５は角パイプからなっており、台車１１に垂
直に立てであると共に、下端を台車１１に固定しである
。一対のガイドレール２０が、固定支柱１５の長手方向
に沿って、固定支柱１５の側面に敷設しである。台２１
はチャネル形断面をもつ部材がらなっており、両側壁に
ローラ２３を二組、底壁にローラ２３と直角にローラ２
４を取付けである。この台は、溝を固定支柱１５に向け
て配置し、ローラ２３．２４にガイドレール２１を挟持
させることで固定支柱１５に取り付けてあって、ガイド
レール２１に沿って固定支柱上を移動することができる
。

可動支柱１６も角パイプからなっており、固定支柱１５
と平行に配置しであると共に、下端を台２１に固定して
あって台と一緒に移動することができる。

また、一対のガイドレール２５が可動支柱１６にも設け
である。このガイドレールは、可動支柱１６の長手方向
に沿って、可動支柱１６の側面に固定しである。台２６
はチャネル形断面をもつ部材からなっており、両側壁に
二組のローラ２７を、底壁にローラ２７に直角にローラ
２８を設けである。台２６は、溝を可動支柱１６に向け
て配置し、ローラ２７．２ｇにガイドレール２５を挟持
させることで可動支柱１６に取り付けてあって、ガイド
レール２５に沿って可動支柱上を移動することができる
。

伸縮機構１７は台２６を含んでいる。ロッド２９が、固
定支柱ｒｓ、　１６に九いして直角に、つまり水平方向
に移動できるように、すべり軸受を介在して台２６に保
持させである。ロッド２９の自由端には回転台３０を取
り付けである。Ｘ線管１２はＸ線束絞り機構と共に回転
台３０に設置してあって、可動支柱１６の移動で垂直方
向に移動でき、ロッド２９の移動で水平方向に移動でき
、そして回転台３０によって水平軸を中心に回転できる
。なお、伸縮機構は、図示していないが、台２６を可動
支柱１６に固定させるブレーキを具備している。

つりあい機構は、伸縮機構とＸ線管１２とを、可動支柱
上の任意の位置で停止させることができるようにしてい
る。つりあい機構自体はロープと滑車、それにスプリン
グバランサからなっている。

スプリングバランサは伸縮機構とＸ線管１２の重量を支
持する容量に設定されており、滑車３１．３２は可動支
柱１６の両端に、滑車３３は固定支柱１５の上端にそれ
ぞれ設けである。各滑車は、支柱１５．１６の内部に配
置すると共に、軸を支柱１５．１６の側壁にある軸受に
保持させである。ロープ３５は、一端を台２６と台車に
設置されたスプリングバランサ３６に接続し、滑車３１
に巻きかけられたあとに滑車３２゜３３によって方向を
変え、他端を台車に設置されたスプリングバランサ３６
に接続しである。スプリングバランサはうずまき状のロ
ープ溝をもつ滑車とこの滑車をある方向に回転させるば
ねとを有する公知のものからなっている。ロープ３５は
、スプリングバランサ３６にて、滑車のロープ溝に巻き
付けたあと端部を滑車に固定しである。

また、可動支柱１６は、その重量のみが可動支柱１６と
台車１１との間に配設さればね３７によって支持されて
いる。ばね３７はそれ自体、たとえば、空気ばねのよう
な気体ばねである。図面ではシリンダおよびシリンダ内
の気体の作用を受けるピストンロッドをもつものが示し
てあって、シリンダおよびロッドを支柱１６および台車
１１にそれぞれ連結させである。

図面はＸ線管１２を最大高さまで上昇させた状態を示し
ている。水平方向の移動は、この状態において、ｘｉ管
１２を手で横に引き、ロッド２９を台２６から伸長させ
ることによってなすことができる。

垂直移動は、操作者が可動支柱１６を手で押し下げるこ
とで、またはＸ線管１２を台２６およびロッド２９と一
緒に手で押し下げることでなすことができる。すなわち
、可動支柱１６を押し下げると、支柱１６がロッド２９
、Ｘ線管１２などと一緒に固定支柱１５に沿って移動、
して、Ｘ線管１２を降下させることができ、Ｘ線管１２
を押し下げると、台２６が可動支柱１６に沿って移動し
て、Ｘ線管１２を可動支柱上で下降させることができる
。Ｘ線管１２の上昇は、これとは逆に、可動支柱１６が
固定支柱上で移動されることで、あるいは台２６を可動
支柱上で移動させることでなすことができる。

台２６によるＸ線管１２の上昇に際しては、ロープ３１
が台２６の可動支柱上での昇降によって移動し、スプリ
ングバランサ３６の滑車が回転されかつスプリングが伸
長させられてつりあいを保つため、所要高さに位置した
時に手を離すことで、Ｘ線管をその高さで停止させるこ
とができる。また、可動支柱１６を台２６を可動支柱上
でブレーキによって固定させて、固定支柱上で昇降され
たときも、ばね３７とスプリングバランサ３６とでっり
あいがなされ可動支柱１６を任意の高さで停止させる。

この移動形Ｘ線装置にて、固定支柱１５は、前述のよう
に、病室の出入口あるいはカーテンレールよりも低い高
さを具備させられている。Ｘ線管１２は、Ｘ線管１２を
可動支柱上で最大限まで移動させかつ可動支柱１６を図
面に示すように最大限まで移動させることで、固定支柱
１５と可動支柱１６との合計高さ近くまで上昇させるこ
とができ、またＸ線管１２を可動支柱上で最大限まで移
動させかつ可動支柱１６を最大限まで移動させることに
よって、台車１１の付近まで下降させることができるの
で、立位撮影やベット上での様々な撮影を容易になすこ
とができる。

Ｘ線装置を運搬する際にも、たとえば撮影後に他の病室
に台車１１を走行させる時にも、Ｘ線管１２が可動支柱
１６に接近するようにロッド２９を縮め、可動支柱１６
を固定支柱上で下降させることによって、装置の全高を
固定支柱１５の高さ近くまで低くすることができるので
、病室入口やカーテンレールなどに制限されることなく
なすことができる。

また、撮影の位置決めに際して垂直移動と水平移動とが
繰り返されても、Ｘ線管１２は可動支柱上で、可動支柱
１６は固定支柱上でそれぞれ真直に垂直移動して撮影中
心を変化させないので、撮影位置決め作業を容易かつ迅
速になすことができる。

以上述べた実施例において、伸縮機構が可動支柱に移動
可能に取り付けた台とこの台上でスライドするロッドを
有し、またつりあい機構がスプリングバランサと両端を
スプリングバランサおよび伸縮機構に連結されたロープ
とロープの方向を変えるために支柱に設けられた滑車と
からなっているが、他の構造のこれらを採用することが
できる。

〔発明の効果〕

本発明の移動形Ｘ線装置は、以上述べたように。

Ｘ線管を台車に支持させるＸ線管支持器が、台車に垂直
に立てられた固定支柱と、固定支柱にこれに沿って移動
することができるように保持された可動支柱と、可動支
柱と直角な方向に移動することができるようにＸ線管を
支持している可動支柱上の伸縮機構と、Ｘ線管を伸縮機
構と共に任意の高さに停止させるつりあい機構とからな
っていて、Ｘ線管の垂直移動を固定支柱上の可動支柱の
移動と可動支柱上の伸縮機構の移動とによって、水平移
動を伸縮機構によってそれぞれなさせることができるの
、で、たとえば固定支柱を病室の出入口やカーテンレー
ルを通り抜けられる高さに設定しておくことによって、
Ｘ線管をかなり高い位置まで、つまりＸＡＩ管の最大高
さを固定支柱と可動支柱の長さの合計近くまで得ること
ができ、多様な状況での診断目的に応じた撮影を簡単に
なすことができ、しかも装置の全高を可動支柱を降下す
ることによって固定支柱の高さ付近まで低めることがで
きるので、撮影の前後になされる装置の運搬も出入口な
どに制限を受けることなくなすことができる。さらに、
撮影に際しての位置決めも、Ｘ線管が真直に昇降して撮
影中心を変化させないので、きわめて容易にかつ迅速に
なすことができる。さらにまた、本発明において、可動
支柱が台車との間に配設されたコイルばねや空気ばねな
どのばねによって支持させて、可動支柱と伸縮機構とＸ
線管の重量の全部をばねに担持させであるので、可動支
柱の移動も小さな力でなすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の移動形Ｘ線装置の一実施
例を示し、第１図は側面図、第２図は第１図■−■線に
沿う断面図である。第３＠および第４図はそれぞれ従来
の移動形Ｘ線装置の側面図である。 １１・・・台車、１２・・・Ｘ線管、１４・・・Ｘ線管
支持器、１５・・・固定支柱、１６・・・可動支柱、１
７・・・伸縮機構、３１〜３３・・・滑車、３５・・・
ロープ、３６・・・スプリングバランサ。 特許出願人　株式会社日立メデイコ 代理人弁理士　秋　　本　　正　　実 第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、Ｘ線管を台車に支持させるＸ線管支持器が、台車に
   垂直に立てられた固定支柱と、固定支柱にこれに沿って
   移動することができるように保持された可動支柱と、可
   動支柱と直角な方向に移動することができるようにＸ線
   管を支持している可動支柱上の伸縮機構と、可動支柱の
   重量を支持するために可動支柱と台車との間に配設され
   たばねと、Ｘ線管を伸縮機構と共に任意の高さに停止さ
   せるつりあい機構とからなること、を特徴としている移
   動形Ｘ線装置。 ２、つりあい機構が、台車に設けられたスプリングバラ
   ンサと、両端をスプリングバランサおよび伸縮機構に連
   結されたロープと、ロープの方向を変えるために支柱に
   設けられた滑車とを有してなる特許請求の範囲第１項に
   記載の移動型Ｘ線装置。