JPS61207443A - イオン選択電極膜 - Google Patents
イオン選択電極膜Info
- Publication number
- JPS61207443A JPS61207443A JP60046820A JP4682085A JPS61207443A JP S61207443 A JPS61207443 A JP S61207443A JP 60046820 A JP60046820 A JP 60046820A JP 4682085 A JP4682085 A JP 4682085A JP S61207443 A JPS61207443 A JP S61207443A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- membrane
- contg
- plasticizer
- cation
- selective
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
には特別のイオンキャリヤーを加えることなく膜を構成
しイオン電極として用いたとき溶液中に存在する特定の
イオンに対して選択的な起電力応答を示すという特徴を
有するものである。
しイオン電極として用いたとき溶液中に存在する特定の
イオンに対して選択的な起電力応答を示すという特徴を
有するものである。
本発明者らは陽イオンキャリヤーとして有用な化合物の
開発について種々の研究を行ってきたが、今回、可塑剤
の種類や脂溶性陰イオンの添加の効果等を検討した結果
、キャリヤーを加えなくても可塑剤の適切な選定により
アルカリ金属イオンに対して選択的な起電力応答を示す
ことを見出し、本発明を完成するに到った。
開発について種々の研究を行ってきたが、今回、可塑剤
の種類や脂溶性陰イオンの添加の効果等を検討した結果
、キャリヤーを加えなくても可塑剤の適切な選定により
アルカリ金属イオンに対して選択的な起電力応答を示す
ことを見出し、本発明を完成するに到った。
本発明ではキャリヤーを含まない電極膜中の可塑剤の種
類により陽イオンに対して選択性が全く違う特異的な挙
動を示すものであり、例えば可塑剤として0−ニトロフ
ェニルオクチルエーテルを用いると、リチウム、ナトリ
ウム、カリウム、マンに対して選択的な起電力応答を示
すことができる。
類により陽イオンに対して選択性が全く違う特異的な挙
動を示すものであり、例えば可塑剤として0−ニトロフ
ェニルオクチルエーテルを用いると、リチウム、ナトリ
ウム、カリウム、マンに対して選択的な起電力応答を示
すことができる。
本発明において陽イオンの活lを測定するには、可塑剤
、高分子、疎水性陰イオンからなる膜を調製し、膜の外
側で各種陽イオンを含む試料液と膜の内側で濃度を一定
にした標準液とを接触させ、膜の表面に生じる電位差を
試料液中の参照電極と内部の参照電極の電位差として測
定する。
、高分子、疎水性陰イオンからなる膜を調製し、膜の外
側で各種陽イオンを含む試料液と膜の内側で濃度を一定
にした標準液とを接触させ、膜の表面に生じる電位差を
試料液中の参照電極と内部の参照電極の電位差として測
定する。
次に図面により試料液中の陽イオン活量を前記高分子膜
を用いて測定する場合の具体例を示す。
を用いて測定する場合の具体例を示す。
1は筒状容器を示し、一部を陽イオン感応性化合物を含
む高分子膜Mより構成される。2及び3は参照電極、4
は電位差計である。試料液Aは測定対象となる陽イオン
を含むもので、通常水溶液が用いられる。溶液Bは通常
陽イオンの一定濃度を含む水溶液が用いられ一般には、
10〜1Mの濃度のものが用いられる。陽イオン感応性
膜Mは、ボυ −一 − り1化ビニル、ポリエチレンなどのビニル重合体−−−
ベー ・ シリコンゴム及びうるしなどの合成及び天然の各種高分
子、ジアルキルアリールホスホナート、リン酸トリアル
キル、亜リン酸トリアルキル、セバシン酸ジアルキル、
アジピン酸ジアルキル、フタル酸ジアルキル、0−ニト
ロフェニルアルキルエーテルなど、及びその混合物(こ
こで各アルキル基は4〜14個の炭素原子を含み、アリ
ール基は6〜12個の炭素原子を含む)の可塑剤、及び
テトラフェニルボレート、テトラフェニルボレートの置
換類縁化合物などの疎水性陰イオンを均一に含む混合物
を製膜して用いられる。
む高分子膜Mより構成される。2及び3は参照電極、4
は電位差計である。試料液Aは測定対象となる陽イオン
を含むもので、通常水溶液が用いられる。溶液Bは通常
陽イオンの一定濃度を含む水溶液が用いられ一般には、
10〜1Mの濃度のものが用いられる。陽イオン感応性
膜Mは、ボυ −一 − り1化ビニル、ポリエチレンなどのビニル重合体−−−
ベー ・ シリコンゴム及びうるしなどの合成及び天然の各種高分
子、ジアルキルアリールホスホナート、リン酸トリアル
キル、亜リン酸トリアルキル、セバシン酸ジアルキル、
アジピン酸ジアルキル、フタル酸ジアルキル、0−ニト
ロフェニルアルキルエーテルなど、及びその混合物(こ
こで各アルキル基は4〜14個の炭素原子を含み、アリ
ール基は6〜12個の炭素原子を含む)の可塑剤、及び
テトラフェニルボレート、テトラフェニルボレートの置
換類縁化合物などの疎水性陰イオンを均一に含む混合物
を製膜して用いられる。
前記のようにして溶液A及びBを間接接触させると膜界
面及び膜内部において電位差を生じる。
面及び膜内部において電位差を生じる。
それを参照電極2及び3を用いて電位差計4で読み取り
、試料液A中の陽イオン活量を測定することができる。
、試料液A中の陽イオン活量を測定することができる。
本発明の電極用高分子膜組成中の可塑剤の種類=<−’
+ンに対して選択的な起電力応答を示すことから、目的
の陽イオンと他の陽イオンを含む溶液Aに適用すること
により、その溶液中の特定の陽イオンのみの活量を選択
的に測定することができる。
+ンに対して選択的な起電力応答を示すことから、目的
の陽イオンと他の陽イオンを含む溶液Aに適用すること
により、その溶液中の特定の陽イオンのみの活量を選択
的に測定することができる。
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明すや・
実施例
陽イオン活量の測定試験
試験(1)
図面に示した装置を用いて陽イオン活量の測定試験を行
った。
った。
可塑剤としては0−ニトロフェニルオクチルエーテルを
用いた。
用いた。
溶液A、B及びMの成分組成は次の通りである。
溶液A : 0.0001規定、0.001規定、0
.01規定、0.1規定、1.0規定のKCQ、NaC
IL+cQの各々水溶液、0.00002規定、0.0
002規定、0.002規定、0.02規定、0.2規
定のCaCl2、MQCQ2の各々水溶液。
.01規定、0.1規定、1.0規定のKCQ、NaC
IL+cQの各々水溶液、0.00002規定、0.0
002規定、0.002規定、0.02規定、0.2規
定のCaCl2、MQCQ2の各々水溶液。
溶液3:0,01規定のLi0党。
膜 M:塩化ビニル0.10g1o−ニトロフェニルオ
クチルエーテル0.25g、テトラキス(p−りOロフ
ェニル)ボレートカリウム塩0.003−oをTHF4
111Aに均一に溶解し、溶媒を蒸発させることにより
直径 4.20mの薄膜としたのち、さらに直径5II11の
円形に切り抜いたもの。
クチルエーテル0.25g、テトラキス(p−りOロフ
ェニル)ボレートカリウム塩0.003−oをTHF4
111Aに均一に溶解し、溶媒を蒸発させることにより
直径 4.20mの薄膜としたのち、さらに直径5II11の
円形に切り抜いたもの。
なお、本試験は25℃で行った。以下の実験においても
同様の条件で行った。
同様の条件で行った。
第1表に溶液A中各陽イオンの活量変化に対するIII
Mの起電力応答(mV/ΔAoga)(!:選択性を示
す。
Mの起電力応答(mV/ΔAoga)(!:選択性を示
す。
第 1 表
(*:それぞれ低濃度領域及び高濃度領域に対応する。
)
第1表に示された結果から、6種の陽イオンの活量変化
に対する試験(1)の条件下では、Ll、Na“、Mo
”?Cat+に比してKに対して選択的な起電力応答を
示すことがわかる。
に対する試験(1)の条件下では、Ll、Na“、Mo
”?Cat+に比してKに対して選択的な起電力応答を
示すことがわかる。
試験(2)
試験(1)において、膜M中の可塑剤として0−ニトロ
フェニルオクチルエーテルのかわりに、ジ−n−オクチ
ルフェニルホスホナート0.25gを用いた以外は同様
にして試験を行った。その結果を第2表に示す。
フェニルオクチルエーテルのかわりに、ジ−n−オクチ
ルフェニルホスホナート0.25gを用いた以外は同様
にして試験を行った。その結果を第2表に示す。
第 2 表
(*:それぞれ低濃度領域及び高濃度領域に対応する。
)
第2表に示された結果から、6種の陽イオンの活量変化
に対する試M(2)の条件下では、Na。
に対する試M(2)の条件下では、Na。
K”s M Q”i Ca jに比してl−i“に対し
て選択的な起電力応答を示すことがわかる。すなわち、
可塑剤の種類を変えることにより選択性が変化すること
がわかる。
て選択的な起電力応答を示すことがわかる。すなわち、
可塑剤の種類を変えることにより選択性が変化すること
がわかる。
試験(3)
試験(1)において膜M中の可塑剤としてジ−n−オク
チルフェニルホスホナート0.150と〇−二トOフェ
ニルオクチルエーテル0.10gの混合物を用いた以外
は同様にして調整した膜を用いて試験を行った。その結
果を第3表に示す。
チルフェニルホスホナート0.150と〇−二トOフェ
ニルオクチルエーテル0.10gの混合物を用いた以外
は同様にして調整した膜を用いて試験を行った。その結
果を第3表に示す。
第 3 表
(*:それぞれ低濃度領域及び高濃度領域の対応する。
)
第3表に示された結果から、6種の陽イオンの電力応答
を示すことがわかる。
を示すことがわかる。
試験(4)
試験(1)において111M中の可塑剤としてジ−n−
オクチルフェニルホスホナートo、oigとO−二トロ
フェニルオクチルエーテル0.24oの混合物を用いた
以外は同様にして調整した膜を用いて試験を行った。そ
の結果を第4表に示す。
オクチルフェニルホスホナートo、oigとO−二トロ
フェニルオクチルエーテル0.24oの混合物を用いた
以外は同様にして調整した膜を用いて試験を行った。そ
の結果を第4表に示す。
第 4 表
(*:それぞれ低濃度領域及び高濃度領域に対応する。
) −
第4表に示された結果から6種の陽イオンの活量変化に
対する試験(4)の条件下ではN a”、 K+。
対する試験(4)の条件下ではN a”、 K+。
Mcf+に比してli一対してなお選択的な起電力応答
を示すことがわかる。
を示すことがわかる。
図面は本発明のカテコール誘導体をキャリヤーとして用
いて陽イオン活量の測定を行う場合の装置説明図である
。 1:筒状容器 2.3:参照電極 4:N位差針 、1定代理人 工業技術院製品科学研究所長 高橋救司
いて陽イオン活量の測定を行う場合の装置説明図である
。 1:筒状容器 2.3:参照電極 4:N位差針 、1定代理人 工業技術院製品科学研究所長 高橋救司
Claims (1)
- (1)高分子膜中に可塑剤及び脂溶性陰イオンを含有さ
せて構成することを特徴とするイオン選択電極用高分子
膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60046820A JPS61207443A (ja) | 1985-03-09 | 1985-03-09 | イオン選択電極膜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60046820A JPS61207443A (ja) | 1985-03-09 | 1985-03-09 | イオン選択電極膜 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61207443A true JPS61207443A (ja) | 1986-09-13 |
JPH0453379B2 JPH0453379B2 (ja) | 1992-08-26 |
Family
ID=12757971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60046820A Granted JPS61207443A (ja) | 1985-03-09 | 1985-03-09 | イオン選択電極膜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61207443A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5310386A (en) * | 1991-10-09 | 1994-05-10 | Mitsuboshi Belting Ltd. | Toothed belt having coated cores exhibiting improved resistance |
WO1997037215A1 (de) * | 1996-03-29 | 1997-10-09 | Institut für Chemo- und Biosensorik Münster E.V. | Kationselektiver sensor |
JP2006297370A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-11-02 | Sekisui Chem Co Ltd | 選択分離膜、及び、選択分離フィルター |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5326285A (en) * | 1976-08-24 | 1978-03-10 | Tokuyama Soda Co Ltd | Production of cation exchanger |
JPS57198858A (en) * | 1981-06-01 | 1982-12-06 | Hitachi Ltd | Cation selective electrode |
-
1985
- 1985-03-09 JP JP60046820A patent/JPS61207443A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5326285A (en) * | 1976-08-24 | 1978-03-10 | Tokuyama Soda Co Ltd | Production of cation exchanger |
JPS57198858A (en) * | 1981-06-01 | 1982-12-06 | Hitachi Ltd | Cation selective electrode |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5310386A (en) * | 1991-10-09 | 1994-05-10 | Mitsuboshi Belting Ltd. | Toothed belt having coated cores exhibiting improved resistance |
WO1997037215A1 (de) * | 1996-03-29 | 1997-10-09 | Institut für Chemo- und Biosensorik Münster E.V. | Kationselektiver sensor |
JP2006297370A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-11-02 | Sekisui Chem Co Ltd | 選択分離膜、及び、選択分離フィルター |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0453379B2 (ja) | 1992-08-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Morf et al. | Carrier antibiotics and model compounds as components of selective ion-sensitive electrodes | |
KR100926476B1 (ko) | 다중이온용 가역형 전기화학 센서 | |
Gaillon et al. | Counterion effects in aqueous solutions of cationic surfactants: electromotive force measurements and thermodynamic model | |
US3753887A (en) | Alkali metal specific measuring electrode | |
EP1565736B1 (en) | Multi-ionophore membrane electerode | |
EP0021626B1 (en) | Salts of phosphoric acid diesters, their preparation and use in membranes, the membranes and their use in calcium ion determination, and the electrodes containing them | |
AU607325B2 (en) | Lithium ion-selective compositions, electrodes and a method of use | |
JPS61207443A (ja) | イオン選択電極膜 | |
US3438886A (en) | Organic liquid ion-exchanger electrode | |
Szczepaniak et al. | Selectivity of liquid membrane electrode based on mercurated polystyrene as ion‐exchanger to anionic surfactants and soaps | |
Luo et al. | Uranyl selective electrode based on organophosphorus compounds | |
JPS6246827B2 (ja) | ||
Mikhelson et al. | A new equation for the electrical potential of liquid and PVC membranes containing both neutral carriers and ion-exchangers | |
Trojanowicz et al. | A potassium-selective electrode with solid internal contact | |
JPH01100449A (ja) | 電極膜 | |
US3655526A (en) | Potentiometric titration process | |
Okada et al. | Use of lipophilic additives for the improvement of the characteristics of PVC membrane lithium-selective electrodes based on non-cyclic neutral carriers | |
US3835010A (en) | Ion-sensitive electrode based on neutral carrier complex | |
Malatesta et al. | Activity coefficients of electrolytes from the emf of liquid membrane cells. I. The method—test measurements on KCl | |
US3843490A (en) | Method of measuring hydrophobic organic ions | |
US4369317A (en) | Method of preparing morpholinium phosphates | |
Ilani | Ion discrimination by “millipore” filters saturated with organic solvents II. The significance of the hydrophobic medium | |
SU842546A1 (ru) | Мембрана ионоселективного электро-дА | |
Garifzyanov et al. | Synthesis, transport, and ionophoric properties of α, ω-biphosphorylated azapodands: VI. New cesium-selective electrodes based on the phosphorylated azapodands | |
Scibona et al. | Monoionic liquid membrane potential in non-isothermal systems |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |