JPS6120738A - ダイアフラム - Google Patents
ダイアフラムInfo
- Publication number
- JPS6120738A JPS6120738A JP14057784A JP14057784A JPS6120738A JP S6120738 A JPS6120738 A JP S6120738A JP 14057784 A JP14057784 A JP 14057784A JP 14057784 A JP14057784 A JP 14057784A JP S6120738 A JPS6120738 A JP S6120738A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- diaphragm
- rubber
- nylon resin
- nbr
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Diaphragms And Bellows (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、表層ゴム面にナイロン樹脂被膜を極めて強
力に接合させてなるダイアフラムに関する。
力に接合させてなるダイアフラムに関する。
従来から、ダイアフラムは、例えば自動車の気化器やカ
ーエアコンのアクチュエータ、或はＬＰＧ用ラインの制
御回路その他、各方面において制御用機器の構成部品な
どに用いられている。一般にゴム層単独またはゴム層と
繊維層とを組み合わせた隔膜状に形成されており、その
使用目的から耐熱性、耐油性、耐屈曲性或はガス不透過
性などの諸性能が要求される。
ーエアコンのアクチュエータ、或はＬＰＧ用ラインの制
御回路その他、各方面において制御用機器の構成部品な
どに用いられている。一般にゴム層単独またはゴム層と
繊維層とを組み合わせた隔膜状に形成されており、その
使用目的から耐熱性、耐油性、耐屈曲性或はガス不透過
性などの諸性能が要求される。
上記の諸性能に対する要求はますます高度になる傾向が
あシ、従ってその要求を全て満足させるためには、エピ
クロルヒドリンゴム（Ｃ，ＨＣ）やフロロシリコンゴム
等の特殊のゴムを用いざるを得なかった。しかしそれら
の特殊ゴムは非常に高価である。しかも必ずしも要求性
能を満し得るとは限らない。例えばＣＨＣゴムも貯蔵中
、使用中に酸化劣化を受けて不安定な過酸化物が含まれ
たいわゆるサワーガソリンにより、炭化水素の炭素結合
が切断されて軟化し粘着性になってしまう。
あシ、従ってその要求を全て満足させるためには、エピ
クロルヒドリンゴム（Ｃ，ＨＣ）やフロロシリコンゴム
等の特殊のゴムを用いざるを得なかった。しかしそれら
の特殊ゴムは非常に高価である。しかも必ずしも要求性
能を満し得るとは限らない。例えばＣＨＣゴムも貯蔵中
、使用中に酸化劣化を受けて不安定な過酸化物が含まれ
たいわゆるサワーガソリンにより、炭化水素の炭素結合
が切断されて軟化し粘着性になってしまう。
そこで安価な材料で、しかも上記の要求性能に十分応え
得るダイアフラムの出現が当業者の間で熱望されていた
。
得るダイアフラムの出現が当業者の間で熱望されていた
。
この発明は、上記のような従来の問題点に着目してなさ
れたもので、本出願人が先に提案した特願昭５９−４９
２５”７号の発明を応用することにより、上記問題点を
解決できるダイアフラムを提供することを目的としてい
る。
れたもので、本出願人が先に提案した特願昭５９−４９
２５”７号の発明を応用することにより、上記問題点を
解決できるダイアフラムを提供することを目的としてい
る。
すなわち、その目的を達成するこの発明は、ゴム層また
はゴム層と繊維層よりなるダイアフラムにおいて、前記
ゴム層はアクリロニトリル・ブタジエン共重合ゴム（以
下、ＮＢＲという）を主成分とし、かつその層面にクロ
ム酸エツチング処理した接着力強化処理層と、この接着
力強化処理層を介して形成したナイロン樹脂被覆層とを
有するダイアフラムである。
はゴム層と繊維層よりなるダイアフラムにおいて、前記
ゴム層はアクリロニトリル・ブタジエン共重合ゴム（以
下、ＮＢＲという）を主成分とし、かつその層面にクロ
ム酸エツチング処理した接着力強化処理層と、この接着
力強化処理層を介して形成したナイロン樹脂被覆層とを
有するダイアフラムである。
この発明のゴム材層を形成するゴム原料は、ＮＢＲを主
成分とするもので、例えば極高ニトリル、高ニトリル、
中高ニトリル、中ニトリルおよび低二） ＩＪルＮＢＲ
の単一原料またはこれらのＮＢＲに塩化ビニル樹脂、変
性フェノール樹脂、クロロプレンゴム、塩化ゴム等を混
合したものでおる。
成分とするもので、例えば極高ニトリル、高ニトリル、
中高ニトリル、中ニトリルおよび低二） ＩＪルＮＢＲ
の単一原料またはこれらのＮＢＲに塩化ビニル樹脂、変
性フェノール樹脂、クロロプレンゴム、塩化ゴム等を混
合したものでおる。
この発明の接着力強化処理層は、上述の各ＮＢＲまたは
他のポリマとの混合材を所要の製品形状に成形加工した
ものの面をクロム酸エツチング処理して形成される。
他のポリマとの混合材を所要の製品形状に成形加工した
ものの面をクロム酸エツチング処理して形成される。
この発明のナイロン樹脂被覆層は、可溶性ナイロン（例
えば東し製、商品名［ｃＭ４０００ＪｒｃＭ４００１Ｊ
など）を、有機溶剤例えばメタノールまたはメタノール
にトリクレンもしくは水を混合した溶剤に溶解させて得
た溶液を用いて、浸漬法、スプレー法、へヶ塗り法、流
延法等により形成されるものである。或いはまた、ナイ
ロンフィルムをＮＢＲ成形材に載せ加熱圧接さセる方法
でもよい。
えば東し製、商品名［ｃＭ４０００ＪｒｃＭ４００１Ｊ
など）を、有機溶剤例えばメタノールまたはメタノール
にトリクレンもしくは水を混合した溶剤に溶解させて得
た溶液を用いて、浸漬法、スプレー法、へヶ塗り法、流
延法等により形成されるものである。或いはまた、ナイ
ロンフィルムをＮＢＲ成形材に載せ加熱圧接さセる方法
でもよい。
この発明によれば、ダイアフラムを構成するゴム材の層
面が、クロム酸エツチング処理で形成された接着力強化
処理層を介してうすいナイロン樹脂被覆層で包まれてい
る。この接着力強化処理によりＮＢｆ’Ｌとナイロン樹
脂との結合力が極めて大きくなる理由は明確ではないが
、例えばＮＢＲのアクリロニトリル基（ＣＨ，＝ＣＨＣ
Ｎ ）がクロム酸により酸化されてカルボキシル基（Ｃ
ＯＯ）ｌ）に変化し、ナイロン樹脂との間に物理的結合
力のみでなく化学的結合力が強く作用することが考えら
れる。この強大な結合力により、ダイアフラムの何十万
回という繰り返し屈曲に対しても十分に耐え、被覆が損
われない。しかも周知のように化学的性質が非常に安定
しているナイロン樹脂層によりゴム層を保護し、外界と
遮断することにより、例えば気化器におけるガソリン、
カーエアコンにおけるフロンガス、エンジン部における
熱空気との直接接触によるゴムの劣化を防止する。更に
ナイロン樹脂層の低摩擦特性により、ダイアフラム・と
その取付部材との摩擦による摩耗を減少させる。
面が、クロム酸エツチング処理で形成された接着力強化
処理層を介してうすいナイロン樹脂被覆層で包まれてい
る。この接着力強化処理によりＮＢｆ’Ｌとナイロン樹
脂との結合力が極めて大きくなる理由は明確ではないが
、例えばＮＢＲのアクリロニトリル基（ＣＨ，＝ＣＨＣ
Ｎ ）がクロム酸により酸化されてカルボキシル基（Ｃ
ＯＯ）ｌ）に変化し、ナイロン樹脂との間に物理的結合
力のみでなく化学的結合力が強く作用することが考えら
れる。この強大な結合力により、ダイアフラムの何十万
回という繰り返し屈曲に対しても十分に耐え、被覆が損
われない。しかも周知のように化学的性質が非常に安定
しているナイロン樹脂層によりゴム層を保護し、外界と
遮断することにより、例えば気化器におけるガソリン、
カーエアコンにおけるフロンガス、エンジン部における
熱空気との直接接触によるゴムの劣化を防止する。更に
ナイロン樹脂層の低摩擦特性により、ダイアフラム・と
その取付部材との摩擦による摩耗を減少させる。
以下、この発明を実施例に基づいて説明する。
第１図は、アクチュエータの要部を断面で示す側面図、
第２図はこれに取り付けられたダイアフラムの拡大図で
ある。図中１は厚さ２器のダイアフラム、２はアクチュ
エータのケース、３はシャフト、４ａ、４ｂはこのシャ
フト３にダイアフラム１を固定する取付部材である。ダ
イアフラム１のゴム層１ａは中ニトリルＮＢｌ’１をゴ
ム原料として成形加工されている。１ｂは接着力強化処
理層で、前記成形加工したゴム層１ａを無水クロム酸４
００．９．硫酸４００．！？ 。
第２図はこれに取り付けられたダイアフラムの拡大図で
ある。図中１は厚さ２器のダイアフラム、２はアクチュ
エータのケース、３はシャフト、４ａ、４ｂはこのシャ
フト３にダイアフラム１を固定する取付部材である。ダ
イアフラム１のゴム層１ａは中ニトリルＮＢｌ’１をゴ
ム原料として成形加工されている。１ｂは接着力強化処
理層で、前記成形加工したゴム層１ａを無水クロム酸４
００．９．硫酸４００．！？ 。
水２ノからなるエツチング液に４０℃で２分間浸漬処理
して形成されている。１ｃはナイロン樹脂被覆層で、上
記エツチング液で処理した後、可溶性ナイロｙｒｃＭ４
０００ＪのｌＱｗｔ％メタノール溶液を用いて浸漬法に
より処理することにより形成されており、その厚さは約
３０μｍである。（以下、”ＮＢＲ士ナゴナイロンいう
） 一方、比較のために、ＮＢＲゴム層１ａのみのダイアフ
ラム（以下、“ＮＢｆＬ”という）及びＣＨＣゴム層の
みのダイアフラム（以下、″′ＣＨＣ″という）をそれ
ぞれ用意し、下記の各種試験を行なって評価した。
して形成されている。１ｃはナイロン樹脂被覆層で、上
記エツチング液で処理した後、可溶性ナイロｙｒｃＭ４
０００ＪのｌＱｗｔ％メタノール溶液を用いて浸漬法に
より処理することにより形成されており、その厚さは約
３０μｍである。（以下、”ＮＢＲ士ナゴナイロンいう
） 一方、比較のために、ＮＢＲゴム層１ａのみのダイアフ
ラム（以下、“ＮＢｆＬ”という）及びＣＨＣゴム層の
みのダイアフラム（以下、″′ＣＨＣ″という）をそれ
ぞれ用意し、下記の各種試験を行なって評価した。
○ ガス透過性試験
ＡＳＴＭＤ−１４３４ｒガス透過性試験方法」に準じて
、１００℃の雰囲気中でフロンガス（ＣＣ１２Ｆ２）の
厚み方向へ、の透過率（％・２４ｈＯｕｒＳ）を求め、
第３図に示す結果を得た。この発明による構成の試料に
対するフロンガス透過量は、他の試料に比べ格段に少な
くなっている。
、１００℃の雰囲気中でフロンガス（ＣＣ１２Ｆ２）の
厚み方向へ、の透過率（％・２４ｈＯｕｒＳ）を求め、
第３図に示す結果を得た。この発明による構成の試料に
対するフロンガス透過量は、他の試料に比べ格段に少な
くなっている。
○ 耐熱性試験
ＪＩＳＫ６３０１の「空気加熱老化試験」に準じて、１
２０℃×７２時間経過後の硬度変化（度）、引張強さ変
化（％）、伸び変化（％）を求め表１の結果を得た。こ
の発明による構成の試料の耐熱性は、他の試料に比べ格
段に良い。
２０℃×７２時間経過後の硬度変化（度）、引張強さ変
化（％）、伸び変化（％）を求め表１の結果を得た。こ
の発明による構成の試料の耐熱性は、他の試料に比べ格
段に良い。
表１
Ｏサワーガソリン試験
ＪＩ８に６３０１に準じて、燃料油（Ｃ）にラウクルパ
ーオキサイドを２．５％添加して得たサワーガソリン液
に４０℃で規定時間浸漬したときの硬さ変化率（％）と
体積変化率（％）とを求め表２９表３の結果を得た。
ーオキサイドを２．５％添加して得たサワーガソリン液
に４０℃で規定時間浸漬したときの硬さ変化率（％）と
体積変化率（％）とを求め表２９表３の結果を得た。
この発明による構成の試料の耐サワーガソリン性は、他
の試料に比べ格段に良い。
の試料に比べ格段に良い。
硬さ変化率（チ） 表２
体積変化率（％） 表３
０ 耐屈曲性試験
第１図に示すように、アクチュエータのケース内にダイ
アフラムをセットしたものを用いて。
アフラムをセットしたものを用いて。
実地条件下で繰返し作動させた。
すなわち、そのアクチュエータを１００℃の雰囲気内に
置き、１秒間隔で、負圧（−６５０ｍＨｇ）−常圧のＯ
Ｎ・ＯＦＦを繰返して、ダイアフラムの亀裂発生の有無
を観察し、表４の結果を得た。
置き、１秒間隔で、負圧（−６５０ｍＨｇ）−常圧のＯ
Ｎ・ＯＦＦを繰返して、ダイアフラムの亀裂発生の有無
を観察し、表４の結果を得た。
この発明による構成のダイアフラムの耐屈曲性は格段に
良い。
良い。
表４
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、この発明によれば。
ゴム層はＮＢＲを主成分としたので安価である。
しかも接着力強化処理層を介してナイロン樹脂層で被覆
するものとしたため、耐熱性、耐油性。
するものとしたため、耐熱性、耐油性。
ガス不透過性、耐屈曲性などのハイレベルの要求性能に
十分窓じることができる。
十分窓じることができる。
第１図はこの発明に係る一実施例の使用態様を示す要部
側断面図、第２図は第１図に示すものの要部を拡大した
構成模式図、第３図はこの発明のダイアフラムと従来の
構成によるダイアフラムトのフロンガス透過率グラフで
ある。 １・・・・・・・・ダイアフラム １ａ・・・・・・ＮＢＲ，ゴム層□ １ｂ・・・・・・接着力強化処理層 １ｃ・・・・・・ナイロン樹脂被覆層 第１図 第３図 （７Ａ） （＋鋺） （１３０１３−Ｐ） 手続補正書 昭和５９年 ９月 ５日 特許庁長官 志 賀 学 殿 １、事件の表示 昭和５９年特許願第１４０５７７号２
、発明の名称 夕゛ イ ア フ ラ ム ３、補正をする者 事件との関係 出願人 名 称 興國ゴム工業株式会社４、代 理 人 住 所 東京都港区新橋３丁目３番１４号］ ５、補正命令の日付 自 発 ６、補正の対称 明細書 （発明の詳細な説明の欄
）７、補正の内容 （１）明細書の第８頁第３行の「ラウリル」を「ラウリ
ル」に訂正する。
側断面図、第２図は第１図に示すものの要部を拡大した
構成模式図、第３図はこの発明のダイアフラムと従来の
構成によるダイアフラムトのフロンガス透過率グラフで
ある。 １・・・・・・・・ダイアフラム １ａ・・・・・・ＮＢＲ，ゴム層□ １ｂ・・・・・・接着力強化処理層 １ｃ・・・・・・ナイロン樹脂被覆層 第１図 第３図 （７Ａ） （＋鋺） （１３０１３−Ｐ） 手続補正書 昭和５９年 ９月 ５日 特許庁長官 志 賀 学 殿 １、事件の表示 昭和５９年特許願第１４０５７７号２
、発明の名称 夕゛ イ ア フ ラ ム ３、補正をする者 事件との関係 出願人 名 称 興國ゴム工業株式会社４、代 理 人 住 所 東京都港区新橋３丁目３番１４号］ ５、補正命令の日付 自 発 ６、補正の対称 明細書 （発明の詳細な説明の欄
）７、補正の内容 （１）明細書の第８頁第３行の「ラウリル」を「ラウリ
ル」に訂正する。
Claims (1)
- ゴム層またはゴム層と繊維層よりなるダイアフラムにお
いて、前記ゴム層はアクリロニトリル・ブタジエン共重
合ゴムを主成分とし、かつその層面にクロム酸エッチン
グ処理した接着力強化処理層と、この接着力強化処理層
を介して形成したナイロン樹脂被覆層とを有することを
特徴とするダイアフラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14057784A JPS6120738A (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | ダイアフラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14057784A JPS6120738A (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | ダイアフラム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6120738A true JPS6120738A (ja) | 1986-01-29 |
| JPH0427939B2 JPH0427939B2 (ja) | 1992-05-13 |
Family
ID=15271924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14057784A Granted JPS6120738A (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | ダイアフラム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6120738A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0608490A1 (en) * | 1993-01-26 | 1994-08-03 | Walbro Corporation | Synthetic composite fuel metering membrane |
-
1984
- 1984-07-09 JP JP14057784A patent/JPS6120738A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0608490A1 (en) * | 1993-01-26 | 1994-08-03 | Walbro Corporation | Synthetic composite fuel metering membrane |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0427939B2 (ja) | 1992-05-13 |
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