JPS61205787A - 誘導炉 - Google Patents

誘導炉

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Publication number
JPS61205787A
JPS61205787A JP4554785A JP4554785A JPS61205787A JP S61205787 A JPS61205787 A JP S61205787A JP 4554785 A JP4554785 A JP 4554785A JP 4554785 A JP4554785 A JP 4554785A JP S61205787 A JPS61205787 A JP S61205787A
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JP
Japan
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furnace
induction furnace
coil
induction
iron core
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Pending
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JP4554785A
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English (en)
Inventor
谷山 強臣
裕之 山口
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属材料の溶解に使用される誘導炉の改良技術
に関する。
〔従来の技術〕
金属材料の溶解法の一つに真空誘導溶解(Vacuum
 Induction Melting 略してVIM
)法がある。この方法は誘導炉を真空中にセットして金
属材料の溶解・精錬を行うものであり、この方法によれ
ば、溶解を真空下で行うため雰囲気からの汚染が少なく
、C−0反応などによって有効な脱酸ができるなどの諸
種の利点があシ、超耐熱鋼や電子材料などの各種金属材
料の溶解手段として活用されている。
この溶解法に使用される誘導炉は、誘導電流を流すこと
によって加熱するいわゆる誘導加熱を利用したもので、
鉄芯に1次コイル(巻線)を巻き、このコイルに電流を
流すと、鉄芯中に磁束が生じ、当該コイルの電磁誘導作
用により、二次コイルに相当する、耐火物(ルツボ)中
の被熱金属材料が誘導加熱され溶解する一般的原理を利
用したものである。
一般に、−次コイルの通電に際し、商用周波数(50H
z又は6011z )電流を流すものは低周波誘導炉と
称され、それよシも高周波電流を流すものを高周波誘導
炉と称されている。後者高周波誘導炉は、高周波の発生
装置が必要であるが、溶解速度が速くしかも高温溶解が
できることなどから、鋼の特殊溶解(−次溶解)に多く
用いられている。
この真空高周波誘導炉(Vacuum Induot1
onFurnaoe略してVIF)炉体構造の従来例を
、第10図によシ説明するに、鉄芯として工型鉄芯を用
い、この工型鉄芯48に巻回した1次コイルの一部を加
熱コイル49とし、当該加熱コイル49の上下部のコイ
ルを水冷する水冷コイル50とし、かつ、水冷ジャケッ
ト51を鉄芯48の上部に設けるという形態がとられて
いた。
このような炉体構造では工型鉄芯48に電流を流し、当
該鉄芯48中に磁束が生じたときに、第10図点線で示
すように、当該磁束が上記水冷コイル50を通過するこ
とで、当該水冷コイル50に渦流損が生じ、エネルギー
効率を低下させるという欠点があった。
また、この従来例によれば次のごとき欠点もあった。
すなわち、水冷ジャケット51の設置により、熱がロス
するという欠点やこの従来装置では加熱コイル49土端
よ勺湯面が高ぐ溶湯の攪拌力が弱いという欠点や炉底部
において溶湯52から鉄芯48箇での距離が大で磁束漏
洩が生じるという欠点があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、かかる従来技術の有する欠点を解消し
た誘導炉を提供することにあシ、磁束が鉄芯に効率良く
回収され、渦流損金低減した炉体構造をもつ誘導炉を提
供し、エネルギー効率を向上し、短刀原単位を低減する
ことにある。
本発明の他の目的は、加熱効率がよく、また、水冷ジャ
ケットの設置による熱のロスを防止した誘導炉を提供す
ることにある。本発明のさらに他の目的は、構造効率が
良く、溶解速度の向上した誘導炉を提供することにある
下 本発明のその他の目的は以≠の本明細省の記述及び添附
図面からも明らかになるであろう。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明は、鉄
石とコイルとを有し、該コイルに電流を流し、当該コイ
ルの電磁誘導作用によシ、炉中の被熱金属材料を溶解す
る誘導炉であって、前記鉄芯をL字状鉄芯により構成し
たことを特徴とする誘導炉に存し、さらに、好ましい実
施態様として、L字状鉄芯(以下り型鉄芯という)の下
部突出部を炉底に近接して、炉中の溶湯に接近させ、当
該突出部上に加熱コイルを配設し、また、従来のごとき
、水冷ジャケットや水冷コイルを設けないようにした。
このように、鉄芯をL型鉄芯により構成し、当該り型鉄
芯の上記突出部に磁束が効率よく回収される炉体構造と
したので、渦流損が防止され、エネルギー効率の向上し
た金属材料の真空高周波誘導炉とすることができた。
そして加熱コイルがL型鉄芯の上部まで配され、しかも
、加熱ゾーンの拡大により、エネルギー効率の向上が図
られる他、加熱コイルと定格湯面との高さがほぼ一致し
て、攪拌効率の向上した誘導炉とすることができた。
さらに、従来のように水冷ジャケットのごとき冷却装置
を設けないので、熱のロスが低減することができた。
その他後述するように、電源などにも工夫を加え、エネ
ルギー効率の向上した誘導炉とすることができた。
〔実施例〕
次に、本発明を、実施例を示す図面により説明する。第
1図は本発明によるVIPの炉体構造の一例断面図を示
す。・ 本発明では、鉄芯として、第1図に示すような、L字状
断面を示すL型鉄芯1を用いる。L型鉄芯1は第1図に
示すように、工型鉄芯の下部を突出した形に構成したも
ので、当該突出部2の端部を、ルツボ3の底部4に沿わ
せ、ルツボ3中の溶湯金属5と、ルツボ3の底部4を介
して、接近させる。
本発明においては、加熱コイル6による加熱ゾーンをで
きるだけ広くとるようにする。すなわち、加熱コイル6
を、例えば、第1図に示すように、4群6A、6B、6
Cj、6Dに構成し、これらをパラに配設する。加熱コ
イル6をLm鉄;j5+の突出部2の上部に位置させ、
かつ、加熱コイル6をL字型鉄芯1の上端まで配設(巻
回)する。
加熱コイル6の上端とが「致するようにする。
加熱コイル6は一般的な第2図に示すようないわゆる斜
め巻きによる巻線形態7でもよいが、本発明者らはかか
る誘導炉における加熱コイル6として第3図に示すよう
に平行巻きによる巻線形態8によればコイルの巻きずれ
を防止できエネルギー効率を向上し得ることが判った。
第1図にて、9A、9Bij:それぞれ耐火耐熱レンガ
で、該レンガ9上部にルツボ6を載置し、該ルツボ3の
外側に加熱コイル6を配し、さらに、該加熱コイル6の
外側にL型鉄:r51を配設する。
ルツボ3は、例えばスタンプ材により構成される。
第1図A部の詳細を示す第4図に示すように、ルツボ6
の外側に、アスベスト層10、マイカ板11及びマイカ
テープ12をこのノーに配し、さらに、マイカテープ1
2の外側にコイルセメント13を充填し、該セメント1
3の外部に加熱コイル6を配設する。加熱コイル6を有
するL型鉄芯1はその上下部を第1図に示すように耐火
キャスタブル14.+5.16.17によシ支持する。
炉は傾動しうる構造となっておシ、ルツボ3の上部には
鋳込口18を有する。
なお、第1図にて、19は耐火キャスタブル、20はシ
ェル、21は炉蓋である。
次に、かかる霞導炉体透備えたVIP真空誘導設備の1
三の例を、真空誘導溶解法と共に説明する。
第5図は真空誘導設備の全体構成の一例を略示的に示し
、萱た、第6図は溶融金属の取鍋の様子を示す。
VIPの操業例の一例は、溶解期→精錬期→合金添加→
調整混合→鋳込み→冷却の形をとる。
第5図に示すように、誘導炉(炉体)22を真空排気装
置23内にセットして、真空排気下で、水素、窒業、酸
素などの脱ガス、有害元素で蒸気圧の高いZn 、 S
n 、 Sb  などを除去しつつ、溶解精錬を行う。
次いで、第6図に示すように、誘導炉22で溶融させた
溶融金属(溶湯)を取鍋24内に、白線誘導炉22全傾
動させて、注入する。この取鍋操作も、第6図に示すよ
うに、排気管25を設置して、真空排気系で行なケ う。次いで、取@24内の溶湯を第6図に示すモールド
室26で、適宜鋳型に鋳込みし、所望の鋳物を得る。
鋳込には下注法と上注法とがあシ、上注法によれは鋼塊
肌にスプラッシュ、湯シワが多く、グラインダーなどに
よる除去処理が必要であるが、下注法によれば、かかる
処理を省略できるので、モールド室26を大きくする等
工夫することによル、下注法を採用するとよい。
第7図は別の実施態様を示す真空誘導設備の全体−例概
略図である。
第7図にて、27は炉体(ルツボ)、28は炉の外殻、
29は排気口、30は原料装入室、31は鋳型、62は
原料添加樋、35はロックバルブ、34i1:鋳型室じ
やへいバルブである。
同図に示すように、原料装入室30から、原料添加樋5
2を通して、被熱金属材料を、ルツボ27中に装入し、
同図には図示していないが、誘導電流発生装置(電源)
から炉体の1次コイルに印加すると、炉体内で原料が溶
解される。
かかる溶解室55は、真空排気下におかれ、例えば真空
ポンプでの真を度の維持やスチームエジェクタによシ、
排気口29よシ排気しつつ、溶解精錬が行われる。溶解
室35と原料装入室30などは、分離し、各室をパルプ
34で接続して各々別個の排気系につなぎ、溶解、モー
ルド時などにおいて、真空を破らずに、鋳型交換、鋼塊
の取出しを行なえるようになっている点、第5図や第6
図に示すものと同様となっている。
第8図は真空誘導炉の別の態様を示し、第8図にて、3
6は高周波発電機、37は溶解室、38は鋳型室、39
はビレット装入室、40は電源、4Iは真空仕切弁、4
2は誘導炉傾動装置、43は操作盤、44は真空仕切弁
駆動機構を示し、その操作などは前記と同様である。
本発明誘導炉における電源(装置)としては、サイリス
タ・インバータ、高周波発電機、放電ギャップ式高周波
発生装置などがあるが、電源方式としてはサイリスタ式
によればエネルギー効率ヲ向上させることができる。さ
らに、サイリスタを空冷とせず、水冷としコンパクトな
ものとするのがよい。
電源の好ましい態様を2トンVIP炉を例にとって示す
と次の通ルである。
電源方式   サイリスタ式(水冷) 周波fil     300 Hz 炉電圧    最大600v 容 量    炉体入力900v ブスバー電流   f3000A 上記において、炉電圧を最大600Vまでにおさえると
、真空中での絶縁破壊(グロー放電による)全防止でき
ることが判った。また、精錬効果を重視して原料形状が
許し得る最低周波数を選定した。これにょシ攪拌を良く
することができた。
また、誘導炉の電源回路の一例を第9図に示す。第9図
にて、45はサイリスタ、46は炉側負荷(溶湯)であ
る。この場合、第9図点線で示すように、従来はマツチ
ングトランス47を設けていたが、サイリスタ45の耐
圧と炉側電圧とを合致させることにょシ、かかるマツチ
ングトランス46を省略し、電源と炉とを直接接続し、
エネルギー効率を向上させるとよい。
〔発明の効果〕 (1)本発明によれば、第1図点線で示すように、磁束
がL型鉄芯の当該突出部2に効率良く回収され、漏洩磁
束を低減し、渦流損を防止し、エネルギー効率を向上さ
せ、電力原単位の低減化を図ることができ走。
(2)本発明によれば、加熱コイルを例えば第1図に示
すように4パラ状態に配し、かつ、水冷コイルを従来の
ごとく設けずに加熱ゾーン全拡大するようにしたので、
エネルギー効率が改善され、電力原単位を低減すること
ができた。
(3)  本発明によれば加熱コイルがL型鉄芯の上部
にまで巻回され、加熱コイルの上端と湯面が一致するよ
うになシ、攪拌効果に優れ、精錬効果に優れ、脱ガス特
に脱窒素能に優れていた。また、溶解時間が短縮され、
歩留の向上に寄寿するところ極めて大なるものがあった
(4)  本発明によれば、水冷ジャケットを設けない
ので、このものの設置による熱のロスが防止された。
(5)  本発明によれば、加熱コイルについて、第3
図に示すような巻線形態とすることによ)、コイルの巻
きづれを防止することができた。
(6)本発明によれば、マツチングトランスを省略する
など電源回路に工夫をこらしたので、この面からもエネ
ルギー効率の向上が図られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す断面図、第2図はコイル
の巻線形態の一例説明図、第3図はコイルの巻線形態の
一例説明図、第4図は第1図A部の詳細断面図、第5図
は真空高周波誘導設備の全体構成図、第6図は同設備に
おける取鍋操作説明図、第7図及び第8図はそれぞれ真
空高周波誘導設備の別の態様を示す断面図、第9図は本
発明における電源回路の一例を示す回路図、第10図は
従来例の誘導炉を示す断面図である。 1・・・L字状鉄芯 3・・・ルツJ? 6・・・加熱コイル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、鉄芯とコイルとを有し、該コイルに電流を流し、当
    該コイルの電磁誘導作用により、炉中の被熱金属材料を
    溶解する誘導炉において、前記鉄芯をL字状鉄芯により
    構成したことを特徴とする誘導炉。 2、誘導炉が、真空誘導炉である、特許請求の範囲第1
    項記載の誘導炉。 3、誘導炉が、真空高周波誘導炉である、特許請求の範
    囲第1項又は第2項記載の誘導炉。
JP4554785A 1985-03-07 1985-03-07 誘導炉 Pending JPS61205787A (ja)

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JP4554785A JPS61205787A (ja) 1985-03-07 1985-03-07 誘導炉

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JP4554785A JPS61205787A (ja) 1985-03-07 1985-03-07 誘導炉

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009110729A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Shimadzu Corp 高周波誘導加熱装置および高周波誘導加熱装置の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009110729A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Shimadzu Corp 高周波誘導加熱装置および高周波誘導加熱装置の製造方法

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