JPS6120325B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6120325B2 JPS6120325B2 JP53088262A JP8826278A JPS6120325B2 JP S6120325 B2 JPS6120325 B2 JP S6120325B2 JP 53088262 A JP53088262 A JP 53088262A JP 8826278 A JP8826278 A JP 8826278A JP S6120325 B2 JPS6120325 B2 JP S6120325B2
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- Japan
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- activated carbon
- fibrous
- fibers
- latent
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- Expired
Links
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Landscapes
- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、繊維状活性炭を基体とする嵩高性繊
維状構造体の製造方法、詳しくは短繊維化した繊
維状活性炭と潜在収縮性および/または潜在捲縮
性を有する短繊維化した繊維のいずれか一方また
はその両方を混合、カード化してウエブ状物とし
たものを熱処理することによつて、繊維状活性炭
を除く繊維の潜在収縮性および/または潜在捲縮
性を発現させ、繊維間の抱合性をよくすることに
よつて強度、嵩高性、通気性をよくすることを特
徴とする嵩高性繊維状構造体の製造方法である。
維状構造体の製造方法、詳しくは短繊維化した繊
維状活性炭と潜在収縮性および/または潜在捲縮
性を有する短繊維化した繊維のいずれか一方また
はその両方を混合、カード化してウエブ状物とし
たものを熱処理することによつて、繊維状活性炭
を除く繊維の潜在収縮性および/または潜在捲縮
性を発現させ、繊維間の抱合性をよくすることに
よつて強度、嵩高性、通気性をよくすることを特
徴とする嵩高性繊維状構造体の製造方法である。
繊維状活性炭は、粉状、粒状の活性炭(以下従
来活性炭という)と同じく吸着剤、フイルターな
どに使用されている。使用形態としては、従来活
性炭と異なり一般の繊維状物と同様の形状をした
ものがあるが、そのうちでも容易に製造できるウ
エブ状の形状をなしたものがよく使用されてい
る。しかし、繊維状活性炭をカード化してウエブ
状にする場合、伸度、強度が低い上に捲縮性も有
しないことから、出来たウエブ状物の強度、通気
性、嵩高性がよくないなどの欠点があつた。ま
た、これらの欠点を解決するため、短繊維化した
繊維状活性炭の捲縮を有する短繊維化した繊維を
混合、カード化してウエブ状物にする方法がとら
れている。
来活性炭という)と同じく吸着剤、フイルターな
どに使用されている。使用形態としては、従来活
性炭と異なり一般の繊維状物と同様の形状をした
ものがあるが、そのうちでも容易に製造できるウ
エブ状の形状をなしたものがよく使用されてい
る。しかし、繊維状活性炭をカード化してウエブ
状にする場合、伸度、強度が低い上に捲縮性も有
しないことから、出来たウエブ状物の強度、通気
性、嵩高性がよくないなどの欠点があつた。ま
た、これらの欠点を解決するため、短繊維化した
繊維状活性炭の捲縮を有する短繊維化した繊維を
混合、カード化してウエブ状物にする方法がとら
れている。
この場合、繊維状活性炭と他繊維との混合過程
において開綿効果を強めると嵩高性で通気性のよ
いものは得られるが、繊維状活性炭が切断、細分
化するため活性炭の脱離現象が起る。また、活性
炭の脱離を防止するために開綿効果を弱めると、
繊維間の混合が充分行えず嵩高性、通気性のよい
ものが得られないという相反する問題点があつ
た。
において開綿効果を強めると嵩高性で通気性のよ
いものは得られるが、繊維状活性炭が切断、細分
化するため活性炭の脱離現象が起る。また、活性
炭の脱離を防止するために開綿効果を弱めると、
繊維間の混合が充分行えず嵩高性、通気性のよい
ものが得られないという相反する問題点があつ
た。
本発明者は、上記した欠点、問題点を解決する
ため鋭意研究を重ねた結果、繊維間の抱合性がよ
く、しかも嵩高性で通気性のある繊維状活性炭を
基体とする嵩高性繊維状構造体の製造方法を創出
した。
ため鋭意研究を重ねた結果、繊維間の抱合性がよ
く、しかも嵩高性で通気性のある繊維状活性炭を
基体とする嵩高性繊維状構造体の製造方法を創出
した。
すなわち、綿長10〜120mm、直径3〜30μから
なる繊維状活性炭と潜在収縮性および/または潜
在捲縮性を有する綿長15〜150mm、1.5〜10デニー
ルからなる繊維とを、重量比1:1の割合を以て
通常の方法(たとえば開綿工程における2種以上
の繊維を混合する場合の如くして)で繊維状活性
炭が切断しない程度に混合し、この混合物をカー
ドにかけてウエブ状とするが、必要に応じてウエ
ブ状にしたものをニードルパンチのような方法で
繊維間の抱合性を強めておくことができる。得ら
れたウエブ状物は、熱煤体としてたとえばスチー
ム、熱風などにより熱処理し、繊維状活性炭を除
く繊維の潜在収縮性および/または潜在捲縮性を
発現させる。これによつて繊維間の抱合性を強め
ると同時に嵩高性で通気性のよい繊維状活性炭を
基体とする嵩高性繊維状構造体をつくることから
なつている。
なる繊維状活性炭と潜在収縮性および/または潜
在捲縮性を有する綿長15〜150mm、1.5〜10デニー
ルからなる繊維とを、重量比1:1の割合を以て
通常の方法(たとえば開綿工程における2種以上
の繊維を混合する場合の如くして)で繊維状活性
炭が切断しない程度に混合し、この混合物をカー
ドにかけてウエブ状とするが、必要に応じてウエ
ブ状にしたものをニードルパンチのような方法で
繊維間の抱合性を強めておくことができる。得ら
れたウエブ状物は、熱煤体としてたとえばスチー
ム、熱風などにより熱処理し、繊維状活性炭を除
く繊維の潜在収縮性および/または潜在捲縮性を
発現させる。これによつて繊維間の抱合性を強め
ると同時に嵩高性で通気性のよい繊維状活性炭を
基体とする嵩高性繊維状構造体をつくることから
なつている。
本発明における繊維状活性炭とは、ポリアクリ
ロニトリル、セルロース、レジナスピツチ等を原
料として既知の方法で製造したものが含まれる。
次に繊維状活性炭に混合する繊維としては、潜在
収縮性および/または潜在捲縮性を有する天然繊
維、化学繊維、合成繊維などが使用できる。
ロニトリル、セルロース、レジナスピツチ等を原
料として既知の方法で製造したものが含まれる。
次に繊維状活性炭に混合する繊維としては、潜在
収縮性および/または潜在捲縮性を有する天然繊
維、化学繊維、合成繊維などが使用できる。
本発明方法によつて製造した繊維状活性炭を基
体とする嵩高性繊維状構造体は、空調装置、溶剤
装置、脱臭装置などのフイルター、吸着剤などと
して使用できる。
体とする嵩高性繊維状構造体は、空調装置、溶剤
装置、脱臭装置などのフイルター、吸着剤などと
して使用できる。
本発明について、実施例により説明する。
実施例 1
綿長40mmにカツトした直径8μの繊維状活性炭
と同一綿長にカツトした潜在収縮性を有するデニ
ールのアクリル系複合繊維(収縮率15%)とを、
開綿機を使用して重量比1:2の割合で混合した
後、混合物をカードを用い通常の方法でカード化
してウエブ状としたものについて、スチームセツ
ター(糸の撚りセツト、糸の収縮用などとして使
用されている)を用いて、115℃で5分間蒸煮を
行つた。このようにして得られた繊維状構造体の
嵩容積は75.1c.c./g、圧力損失は4.4mmH2O(1.0
m/sec)であつた。
と同一綿長にカツトした潜在収縮性を有するデニ
ールのアクリル系複合繊維(収縮率15%)とを、
開綿機を使用して重量比1:2の割合で混合した
後、混合物をカードを用い通常の方法でカード化
してウエブ状としたものについて、スチームセツ
ター(糸の撚りセツト、糸の収縮用などとして使
用されている)を用いて、115℃で5分間蒸煮を
行つた。このようにして得られた繊維状構造体の
嵩容積は75.1c.c./g、圧力損失は4.4mmH2O(1.0
m/sec)であつた。
(比較例)
綿長40mmにカツトした直径8μの繊維状活性炭
と同一綿長にカツトした潜在収縮性を有しない3
デニールのアクリル系複合繊維とを開綿機を使用
して重量比1:2の割合で混合した後、混合物を
カードを用い通常の方法でカード化してウエブ状
としたものについて、スチームセツターを用いて
115℃で5分間蒸煮を行つた。このようにして得
られた繊維状構造体の嵩容積は66.4c.c./g、圧力
損失は6.2mmH2O(1.0m/sec)であつた。
と同一綿長にカツトした潜在収縮性を有しない3
デニールのアクリル系複合繊維とを開綿機を使用
して重量比1:2の割合で混合した後、混合物を
カードを用い通常の方法でカード化してウエブ状
としたものについて、スチームセツターを用いて
115℃で5分間蒸煮を行つた。このようにして得
られた繊維状構造体の嵩容積は66.4c.c./g、圧力
損失は6.2mmH2O(1.0m/sec)であつた。
実施例 2
綿長40mmにカツトした直径8μの繊維状活性炭
と同一綿長にカツトした潜在収縮性を有する3デ
ニールのアクリル繊維(収縮率22%)とを、開綿
機を使用して重量比1:2の割合で混合した後、
混合物をカードを用い通常の方法でカード化して
ウエブ状としたものについて、スチームセツター
を用いて、120℃で3分間蒸着を行つた。このよ
うにして得られた繊維状構造体の嵩容積は67.2
c.c./g、圧力損失は4.3mmH2O(1.0m/sec)で
あつた。
と同一綿長にカツトした潜在収縮性を有する3デ
ニールのアクリル繊維(収縮率22%)とを、開綿
機を使用して重量比1:2の割合で混合した後、
混合物をカードを用い通常の方法でカード化して
ウエブ状としたものについて、スチームセツター
を用いて、120℃で3分間蒸着を行つた。このよ
うにして得られた繊維状構造体の嵩容積は67.2
c.c./g、圧力損失は4.3mmH2O(1.0m/sec)で
あつた。
(比較例)
綿長40mmにカツトした直径8μの繊維状活性炭
と同一綿長にカツトした潜在収縮性を有しない3
デニールのアクリル繊維とを開綿機を使用して重
量比1:2の割合で混合した後、混合物をカード
を用い通常の方法でカード化してウエブ状とした
ものについて、スチームセツターを用いて120℃
で3分間蒸煮を行つた。このようにして得られた
繊維状構造体の嵩容積は60.7c.c./gであり、圧力
損失は5.5mmH2O(1.0m/sec)であつた。
と同一綿長にカツトした潜在収縮性を有しない3
デニールのアクリル繊維とを開綿機を使用して重
量比1:2の割合で混合した後、混合物をカード
を用い通常の方法でカード化してウエブ状とした
ものについて、スチームセツターを用いて120℃
で3分間蒸煮を行つた。このようにして得られた
繊維状構造体の嵩容積は60.7c.c./gであり、圧力
損失は5.5mmH2O(1.0m/sec)であつた。
Claims (1)
- 1 短繊維化した繊維状活性炭と潜在収縮性また
は潜在捲縮性を有する短繊維化した繊維のいずれ
か一方または両方を混合、カード化して得たウエ
ブ状物を熱処理し、潜在する収縮性、捲縮性を発
現することに特徴と有する繊維状活性炭を基体と
する嵩高性繊維状構造体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8826278A JPS5515640A (en) | 1978-07-21 | 1978-07-21 | Production of bulky fibrous structural body |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8826278A JPS5515640A (en) | 1978-07-21 | 1978-07-21 | Production of bulky fibrous structural body |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5515640A JPS5515640A (en) | 1980-02-02 |
JPS6120325B2 true JPS6120325B2 (ja) | 1986-05-21 |
Family
ID=13937958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8826278A Granted JPS5515640A (en) | 1978-07-21 | 1978-07-21 | Production of bulky fibrous structural body |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5515640A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003293253A (ja) * | 2002-04-01 | 2003-10-15 | Toyobo Co Ltd | 粒子含有不織布 |
CN108579324B (zh) * | 2018-07-11 | 2023-05-09 | 遵义师范学院 | 一种回收含溴烟气中Br2的装置及方法 |
-
1978
- 1978-07-21 JP JP8826278A patent/JPS5515640A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5515640A (en) | 1980-02-02 |
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