JPS61202899A

JPS61202899A - 壁掛

Info

Publication number: JPS61202899A
Application number: JP4351285A
Authority: JP
Inventors: 赤澤　光一郎
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-03-05
Filing date: 1985-03-05
Publication date: 1986-09-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は家屋内の壁面に取付け、熱帯魚の観賞等に用い
ることができる壁掛に関する。

（従来の技術）室内の壁面に掛けることにより室内を装飾する壁掛は種
々普及している。

しかし、従来の壁掛のそのほとんどが絵画、写真、デザ
イン等を基調とし、いずれも静的なものである。

（発明が解決しようとする問題点）このように、従来の壁掛は静的なものであり、たとえ動
的であっても、それは人工的なものに過ぎない。したが
うて、変化し、動きがあるという点では十分でなく、興
味性に欠は長期の使用で飽きがきてしまう。

また、装飾性も十分とは云えず、特に生物等を基にした
絵画や写真は現実感がほとんど無く単なる装飾の域を出
ることができない等の問題点がある。

本発明は以上の問題点を一掃した壁掛を提供するもので
ある。

（問題点を解決するだめの手段）第１図に示すように、本発明に係る壁掛１は透明水槽２
と、この水槽２の前面回りを囲むように設けた額縁３と
、前記水槽２を室内壁面４に取付ける取付手段５を備え
てなることを第１の特徴とする。

また、本発明の第２の特徴とするところは上記水槽２に
おいて、下部へ行くに従って漸次奥行が小となるように
傾斜させた前面部６を形成してなる点にある。

（作用）次に、本発明の作用について説明する。

第２図に示すように、取付手段５によって室内壁面に透
明水槽２を取付ければ、この水槽２の前面に配した額縁
３の内側開口を通して当該水槽２内を見ることができる
。したがって、当該水槽２に水（溶液）Ａを入れ、さら
に魚貝類を収容等すれば、額縁３を通して当該魚貝類を
観賞できるとともに、見掛けは一般的な額縁利用の壁掛
に似せるため異和感のない室内装飾を行える。

また、水槽２は重量が大きくなるが、上部が重く、下部
が軽くなるように重量を分布せしめるため応力は壁面４
に向かう分力が大きくなり取付手段には偏った無理な応
力（荷重）は加わらない。

しかも、これにより前面部６は下向きに傾斜し、下方か
らより見やすくなる。

（実施例）以下には本発明に係る好適な実施例について図面を参照
して詳述する。

第１図は本発明に係る壁掛の縦断側面図、第２図は同壁
掛の外観斜視図、第３図は透明水槽の斜視図、第４図は
底面濾過器の斜視図、第５図は額縁の係止具を示す一部
背面斜視図である。

透明水槽２は第３図に示すように上方へ開放したケース
状に形成し、特に透明アクリル樹脂板で一体形成してな
る。なお、素材は硝子板、他の合成樹脂を利用できるが
軽量化等の点でアクリル樹脂が望ましい。また、配色し
、半透明状にするも任意である。この水槽２は前面部６
、背面部７、左及び右側面部８及び９、底面部１０から
なり、前面部６と背面部７の上部における各間には補強
用リブ１１．１２を架設し、水圧に対する補強を図る。

一方、水槽２は下部へ行くに従って漸次奥行が小となる
ように前面部６を傾斜せしめる。したがって、各側板部
８．９は底辺が短い台形状に形成する。前面部６の両側
辺部には上下一対の係止突片１３・・・を横方へ突出す
べく一体形成する。

また、背面部７の上下端は上方及び下方へ所定長さ延出
して取付板１４．１５を一体形成する。

実施例では取付板１４．１５に複数の円孔１６．・・・
を穿設し、ねじ１７・・・により壁面４へ取付ける。斯
かる取付板１４．１５及びねじ１７・・・は取付手段５
を構成する。なお、このような取付手段５は壁面の種類
、例えば木板、土壁、コンクリート等の種類に応じて任
意の公知手段を利用できるし、さらに、゛天井から吊り
下げる形式であってもよい。

一方、背面部７の背部には背景パネル１８を設ける。背
景パネル１８は背面部７の背面全面を覆う大きさが望ま
しく、パネル面には水槽２内へ入れる魚貝類に合った、
例えば海草、岩石、他の魚　　′貝類の写真等を含む背
景を描く。背景パネル１８は透明な背面部７に対して別
体に形成し任意に差し変えできるものでもよいし、背面
部７を直接背景パネルとして形成してもよい。

以上で、水槽２の本体を構成するが、さらに付属装置と
して次の各装置を付設する。

先ず、一方の側板部、例えば左側板部８の内面にはヒー
タ装置２０を取付ける。このヒータ装置２０は水槽２内
の水８　（溶液）を加熱するヒータ部２１と、一定の水
温に保つためのサーモスタット部２２からなり、例えば
吸盤２３で取付ける。

また、リブ板１１．１２上には照明具２４を載設する。

照明具２４は底部開口の照明カバー２５と、このカバー
２５内に配設した照明灯２６からなる。

さらにまた、底板部１０上には底面濾過器２７を配設す
る。底面濾過器２７は第４図に示すように、底板部１０
の上面に載置した内部中空で細長い直方体状に形成し、
且つ上面に吸水孔２８・・・を設けた吸水部２９と、こ
の吸水部２９の上面端部寄りに上方へ突出して設け、当
該吸水部２９内部と連通ずる筒状のエア吐出部３ｏと、
この吐出部３０の下部に連通接続したエアチューブ３１
と、このエアチューブ３１の供給口に接続し、側板部８
の外面に取付けたエアポンプ３２からなる。

なお、吸水部２９は水槽２内の底部に堆積せしめた砂Ｂ
の中に埋設する。よって、ポンプ３２を作動せしめエア
をエアチューブ３１及び吐出部３゜を介して水Ａ中に吐
出させれば、吸水部２９内に負圧が生じこれにより水Ａ
は吸水孔２８・・・から吸水部２９内に吸い込まれ（矢
印Ｈ）、吐出部３０からエアとともに吐出する。そして
、この際水中の魚ふん等の異物は砂Ｂ内に入り込み、水
Ａは濾過される。

他方、額縁３は絵画等を収める一般的な額縁と略同様に
形成する。額縁３の大きさはその内側開口に水槽２の前
面部６が臨み、特に水面や水槽底部等が隠れるように最
も外観的に好ましい寸法を選択する。また、額縁３の背
面３ａには第５図に示すように下方へ向いたＬ形のフッ
ク金具３４を取付ける。このフック金具３４は前記係止
突片１３・・・の位置に対応して設け、このフック金具
３４・・・を係止突片１３に係止することにより額縁３
を水槽２に取付ける。なお、このような取付けは任意の
手法を適用できる。

次に１．斯かる構成からなる壁掛１の使用方法について
説明する。

本発明に斯かる壁掛１は第２図のように熱帯魚Ｃを収容
して最適である。水槽２の水Ａは予め調製してあり、背
景パネル１８は熱帯魚Ｃに相応した背景を選択する。壁
掛１は前述した取付手段５によって室内の壁面に取付け
る。したがって、外郭的には絵画等を額縁内へ収めた壁
掛と類似し、何ら異和感を生じない。特に、額縁３は壁
面４に対し下方へ向くように傾斜するため水槽２内が見
えやすく、しかも水槽２の形状により額縁３の背面３ａ
から壁面４までの空間を最大限に利用でする。

また、照明具２４の照明光は水槽２の前面部６を通して
室内に照射されるため、室内率照明として利用でき、こ
れは例えば喫茶店等の薄暗い雰囲気を醸し出す場合に最
適であり、装飾効果も大きい。

以上、実施例を説明したが、本発明はこのような実施例
に限定されるものではなく細部の形状、構成、大きさ、
配置、数量等において本発明の要旨を逸脱しない任意変
更実施は本発明範囲に許容される。

また、本発明は水槽を利用して魚貝類を飼う場合に最適
であるが、その他、昆虫等の各種生物を飼育する場合等
にも同様に適用することができる。

（発明の効果）このように、本発明に係る壁掛は透明水槽と、この水槽
の前面回りを囲むように設けた額縁と、当該水槽を室内
壁面に”取付ける取付手段を備えてなるため次の如き著
効を得る。

■常に変化し動きがあるため、長期の使用でも飽きがこ
ない。しかも本物の生物を収容するため現実感があり、
装飾効果もきわめて大きい。

このように、従来の単なる静的な絵画や写真による装飾
の域を超えた画期的な壁掛として提供できる。

■従来の水槽は専ら台等の上に於いて観賞するものであ
るため、配設スペースが大きく取られ室内を実質的に狭
くしてしまうが、本発明はこのような弊害を一掃するこ
とができる。

■最適な実施態様によって、照明具を付設すれば準照明
として利用することができ照明効果とともに、水槽内の
照明によりさらに装飾効果を高めることができる。

また、本発明に係る壁掛は下部へ行くに従って漸次奥行
きが小となるように傾斜させた前面部を有する透明水槽
と、この水槽を室内壁面に取付ける取付手段を備えてな
るため次の如き著効を得る。

■比較的重量が大きくなる水槽において上部が重く、下
部が軽くなるため水槽は壁面に圧接し無理な荷重を取付
手段へ加えることなく安定に壁面に取付けることができ
る。

■前面部が下向きとなり、見やすくなるとともに、最適
な実施態様によって額縁を設けた場合には一般的な絵画
等の壁掛の如き自然な感じを醸し出すことができる。

■最適な実施態様によって額縁の背面と壁面間の空間容
積を最大限に利用することができ額縁をより壁面に近づ
けることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る壁掛の縦断側面図、第２図は同壁
掛の外観斜視図、第３図は透明水槽の斜視図、第４図は
底面濾過器の斜視図、第５図は額縁の係止具を示す一部
背面斜視図。尚図面中、１・・・壁掛、　２・・・透明水槽、３・・
・額縁、　４・・・室内壁面、　５・・・取付手段、　
６・・・前面部。図　　　　　　　　　　　　　　面第　　１　　図図面第　　３　　図図　　　　　　　　　　　　　　面第　　４　図第　　５　図

Claims

【特許請求の範囲】１、透明水槽と、前記水槽の前面回りを囲むように設け
た額縁と、前記水槽を室内壁面に取付ける取付手段を備
えてなる壁掛。２、透明水槽には照明具を備えてなることを特徴とする
特許請求の範囲第１項記載の壁掛。３、透明水槽の背面部には背景パネルを備えてなること
を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の壁掛。４、下部に行くに従って漸次奥行が小となるように傾斜
させた前面部を有する透明水槽と、前記水槽を室内壁面
に取付ける取付手段を備えてなる壁掛。５、透明水槽の前面部には前面回りを囲む額縁を設けて
なることを特徴とする特許請求の範囲第４項記載の壁掛
。６、透明水槽には照明具を備えてなることを特徴とする
特許請求の範囲第４項記載の壁掛。７、透明水槽の背面には背景パネルを備えてなることを
特徴とする特許請求の範囲第４項記載の壁掛。