JPS61198506A - 絶縁電線 - Google Patents
絶縁電線Info
- Publication number
- JPS61198506A JPS61198506A JP3834285A JP3834285A JPS61198506A JP S61198506 A JPS61198506 A JP S61198506A JP 3834285 A JP3834285 A JP 3834285A JP 3834285 A JP3834285 A JP 3834285A JP S61198506 A JPS61198506 A JP S61198506A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- insulated wire
- heat
- hours
- charging characteristics
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、特に浸水課電特性の優秀なポリエーテルエ
ーテルケトン絶縁電線に関する。
ーテルケトン絶縁電線に関する。
近時、極めて耐熱性の優れた絶縁電線として、ポリニー
デルエーテルケトン樹脂(以下、P E EK樹脂と略
称する。)を絶縁層どしたポリエーテルエーテルケトン
絶縁電線(以下、PEE”Kワイヤと略称する。)が注
目されている。これは、PE’E、に樹脂が34 o℃
以−[の高融点を有し、かつ100〜300℃程度の高
温度において優れた熱安定性を有し、0種用(許容最高
温a 220 ℃以上)巻線の絶縁材r1として使用で
きるためである。
デルエーテルケトン樹脂(以下、P E EK樹脂と略
称する。)を絶縁層どしたポリエーテルエーテルケトン
絶縁電線(以下、PEE”Kワイヤと略称する。)が注
目されている。これは、PE’E、に樹脂が34 o℃
以−[の高融点を有し、かつ100〜300℃程度の高
温度において優れた熱安定性を有し、0種用(許容最高
温a 220 ℃以上)巻線の絶縁材r1として使用で
きるためである。
このP[EKワイヤは、これまでの耐熱tll絶縁電線
の代表格であるポリイミド絶縁電線に比べて、4万時間
での耐熱温度が約238℃と約5℃稈1α低いものの、
耐薬品性や高温下での耐加水分i性についてはポリイミ
ド絶縁電線に対して格段に優れた特性を有する秀れたち
のである。
の代表格であるポリイミド絶縁電線に比べて、4万時間
での耐熱温度が約238℃と約5℃稈1α低いものの、
耐薬品性や高温下での耐加水分i性についてはポリイミ
ド絶縁電線に対して格段に優れた特性を有する秀れたち
のである。
しかしながら、このP「「Kワイヤは浸水課電特性がポ
リイミド絶縁電線に比べて茗るしく劣っており、温水あ
るいは高温高湿環境下での使用には不適当であるという
実用上の大きな問題点を有していた。
リイミド絶縁電線に比べて茗るしく劣っており、温水あ
るいは高温高湿環境下での使用には不適当であるという
実用上の大きな問題点を有していた。
そこelこの発明にあっτは、一旦v!A造したPEF
KワイA7を熱処理することに、J−り、浸水課電特性
を改善し、より高度の信頼性を有づるものとした。
KワイA7を熱処理することに、J−り、浸水課電特性
を改善し、より高度の信頼性を有づるものとした。
以下、この発明を肝しく説明する。
熱処理を受ける前のPEEKワイ(7は、通常のクロス
へラドダイを具備した押出機による押出被覆法で製造さ
れる。PErK樹脂は、前述のように融点が340℃以
上と高いので、押出温瘍は380〜430℃程度とされ
、かつり[1スヘツドダイに供給される導体を150℃
〜250℃稈度に予熱(ることが、良好なP E E
K絶縁層を形成するうえで好ましい。
へラドダイを具備した押出機による押出被覆法で製造さ
れる。PErK樹脂は、前述のように融点が340℃以
上と高いので、押出温瘍は380〜430℃程度とされ
、かつり[1スヘツドダイに供給される導体を150℃
〜250℃稈度に予熱(ることが、良好なP E E
K絶縁層を形成するうえで好ましい。
また、必要に応じて導体上に別の耐熱titで熱硬化性
の樹脂からなる樹脂被覆(絶縁層)を設りたものであっ
てもよい。
の樹脂からなる樹脂被覆(絶縁層)を設りたものであっ
てもよい。
そして、この発明にあっては、係るP IE E Kワ
イヤを熱処理する。熱処理条件は、絶縁層の厚み、被処
理物(P[EKワイヤのコイルなど)の熱容量、絶縁層
の酸化劣化の度合、浸水課電特性の改善の度合などによ
って左右されるが、温度が160〜300℃、好ましく
は200〜230℃、時、 間が6〜72時間、好まし
くは18〜36時間の範囲から適宜選定される。熱処理
雰囲気は、人気中でJ:<、絶縁層の酸化劣化を特に嫌
う高温度の処理などでは、N2ガス、Arガス、ト1e
ガスなどの不活性ガス中で行うことが望ましい。加熱手
段どしては、空気などの雰囲気ガスを電熱ヒータで所定
温度に加熱Jる一般的方法の他に赤外線加熱装置、誘導
加熱装置や通電加熱装置などにJ、すP E E K樹
脂絶縁層の温度を所望処即渇度に保つ方法あるいは小話
↑1な液状熱媒体中に被処理物を浸漬覆る方法も用いる
ことができる。
イヤを熱処理する。熱処理条件は、絶縁層の厚み、被処
理物(P[EKワイヤのコイルなど)の熱容量、絶縁層
の酸化劣化の度合、浸水課電特性の改善の度合などによ
って左右されるが、温度が160〜300℃、好ましく
は200〜230℃、時、 間が6〜72時間、好まし
くは18〜36時間の範囲から適宜選定される。熱処理
雰囲気は、人気中でJ:<、絶縁層の酸化劣化を特に嫌
う高温度の処理などでは、N2ガス、Arガス、ト1e
ガスなどの不活性ガス中で行うことが望ましい。加熱手
段どしては、空気などの雰囲気ガスを電熱ヒータで所定
温度に加熱Jる一般的方法の他に赤外線加熱装置、誘導
加熱装置や通電加熱装置などにJ、すP E E K樹
脂絶縁層の温度を所望処即渇度に保つ方法あるいは小話
↑1な液状熱媒体中に被処理物を浸漬覆る方法も用いる
ことができる。
J、た、具体的な処理方法としては、押出被mff2の
PEEKワイヤをドーノムに巻き取り、これをドラムご
と加熱装置に収容して熱処理Jる方法や所定の形状のコ
イルに巻回した後の巻回コイルを加熱装置に収容しても
よい。さらに、押出被覆直後の加温状態のP[EKワイ
Vをそのまま連続的に加熱装;nに送り込み、熱エネル
V−の節約を泪る方法もある1゜ 〔作用〕 このような熱処理を施Jこと11、す、絶縁層を形成す
るP IF F K樹脂のミク[]な不安定性が解消さ
れ、浸水課電時↑l[が大幅に改善される。また、その
他の物狸的、化学的特竹の低下は、酸化劣化に留意すれ
ばほとんど認められず、逆に結晶構造の安定性が増すこ
とから、向上することもある。
PEEKワイヤをドーノムに巻き取り、これをドラムご
と加熱装置に収容して熱処理Jる方法や所定の形状のコ
イルに巻回した後の巻回コイルを加熱装置に収容しても
よい。さらに、押出被覆直後の加温状態のP[EKワイ
Vをそのまま連続的に加熱装;nに送り込み、熱エネル
V−の節約を泪る方法もある1゜ 〔作用〕 このような熱処理を施Jこと11、す、絶縁層を形成す
るP IF F K樹脂のミク[]な不安定性が解消さ
れ、浸水課電時↑l[が大幅に改善される。また、その
他の物狸的、化学的特竹の低下は、酸化劣化に留意すれ
ばほとんど認められず、逆に結晶構造の安定性が増すこ
とから、向上することもある。
(実験例〕
以下、実験例を示してこの発明の作用効果を明確にする
。
。
径2.6Nnの導線を250℃に予熱して押出機のクロ
スへラドダイに送り込み、押出温度390℃でPEEK
樹脂を押出被覆して、厚さ200μmのPEEK絶縁層
を有するPEEKワイヤを製造し、一旦ドラムに巻き取
った。
スへラドダイに送り込み、押出温度390℃でPEEK
樹脂を押出被覆して、厚さ200μmのPEEK絶縁層
を有するPEEKワイヤを製造し、一旦ドラムに巻き取
った。
ついで、ドラムから所定長のP IE E Kワイヤを
サンプリングし、導体径の3倍径の7.8mmに30タ
一ン巻ぎ着けて試験用コイルとした。
サンプリングし、導体径の3倍径の7.8mmに30タ
一ン巻ぎ着けて試験用コイルとした。
この試験用コイルを大気中で種々の熱処理条件:・16
0℃×24時間 ・200℃×24時間 ・230℃×24時間 ・300℃×24時間 ・無処理 で熱処理したのち、浸水課電特性を測定した。浸水課電
特性の測定は、試験用コイルに交流600Vを印加しつ
つ70℃の温水中に浸漬し、所定浸漬時間毎に絶縁層の
絶縁抵抗を直流1000Vにて測定し、浸水課電時間に
対する絶縁抵抗をプロットし、グラフとした。結果を図
面のグラフに示した。
0℃×24時間 ・200℃×24時間 ・230℃×24時間 ・300℃×24時間 ・無処理 で熱処理したのち、浸水課電特性を測定した。浸水課電
特性の測定は、試験用コイルに交流600Vを印加しつ
つ70℃の温水中に浸漬し、所定浸漬時間毎に絶縁層の
絶縁抵抗を直流1000Vにて測定し、浸水課電時間に
対する絶縁抵抗をプロットし、グラフとした。結果を図
面のグラフに示した。
比較のため、導体径2.6面のカプトンテープ融着ポリ
イミド絶縁電線(PI/KTC)についても、同様の試
験用コイルを作り、同様の浸水課電特性を求めた。これ
の結果も併せて図面のグラフに示した。
イミド絶縁電線(PI/KTC)についても、同様の試
験用コイルを作り、同様の浸水課電特性を求めた。これ
の結果も併せて図面のグラフに示した。
図面のグラフから明らかなように、熱処理を施さない通
常のPEEKワイヤでは浸水課電特性が極めて悪く、浸
水課電日数がわずか2日で絶縁紙 □抗を失う。一方、
従・来C種用絶縁電線として多用されているPI/に−
TCでは24日で絶縁抵抗がゼロとなっている。
常のPEEKワイヤでは浸水課電特性が極めて悪く、浸
水課電日数がわずか2日で絶縁紙 □抗を失う。一方、
従・来C種用絶縁電線として多用されているPI/に−
TCでは24日で絶縁抵抗がゼロとなっている。
これに対し、この発明の熱処理を施したPEトにワイヤ
では、160℃×24時間の条件で処理したものは、無
処理のものに比べて大きく改善され、PI/KTCの特
性に近ずいている。200℃×24時間の熱処理のもの
は、格段に改善され、PI/KTCのそれをはるかに凌
駕している。230℃×24時間のリーンプルも同様の
傾向を示している。30 (1℃X 24時間では高温
になりすぎ、改善庶合が低下しているが、それぐもPI
/KTC並の特性を示している。
では、160℃×24時間の条件で処理したものは、無
処理のものに比べて大きく改善され、PI/KTCの特
性に近ずいている。200℃×24時間の熱処理のもの
は、格段に改善され、PI/KTCのそれをはるかに凌
駕している。230℃×24時間のリーンプルも同様の
傾向を示している。30 (1℃X 24時間では高温
になりすぎ、改善庶合が低下しているが、それぐもPI
/KTC並の特性を示している。
これより、熱処理時間を24時間と一定にした場合には
、160〜300℃の範囲で改善効果が認められ、汎用
0種絶縁電線のPI/KTC以上の浸水課電特性を)q
るには180〜300℃の範囲で処理ずればよいことが
わかる。また、処理時間を変えた場合には、これらのデ
ータから処理渦電をある程度予測することが可能である
。
、160〜300℃の範囲で改善効果が認められ、汎用
0種絶縁電線のPI/KTC以上の浸水課電特性を)q
るには180〜300℃の範囲で処理ずればよいことが
わかる。また、処理時間を変えた場合には、これらのデ
ータから処理渦電をある程度予測することが可能である
。
以上説明したように、この発明の絶縁電線はPEEKワ
イヤを熱処理したものであるので、従来のPEFKワイ
ヤでは極めて劣悪であった浸水課電特性が著るしく改善
される。このため、この絶縁電線は、渇水または高温高
湿環境下で使用されろ水中耐熱モータなどの電気機器用
の巻線として使用することが可能にイ【す、P FE
E KワイVが本来右している優れた耐熱性、耐薬品性
、耐加水分解性などを十分に生かすことができ、広範な
用途に使用り−ることができる。
イヤを熱処理したものであるので、従来のPEFKワイ
ヤでは極めて劣悪であった浸水課電特性が著るしく改善
される。このため、この絶縁電線は、渇水または高温高
湿環境下で使用されろ水中耐熱モータなどの電気機器用
の巻線として使用することが可能にイ【す、P FE
E KワイVが本来右している優れた耐熱性、耐薬品性
、耐加水分解性などを十分に生かすことができ、広範な
用途に使用り−ることができる。
4、図面の簡単、’、’K J2明
図而は、実験例の結果を示す浸水課電特性のグラフであ
る。
る。
Claims (1)
- ポリエーテルエーテルケトン樹脂よりなる絶縁層を有す
る電線に熱処理を施したことを特徴とする絶縁電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3834285A JPS61198506A (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | 絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3834285A JPS61198506A (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | 絶縁電線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61198506A true JPS61198506A (ja) | 1986-09-02 |
Family
ID=12522610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3834285A Pending JPS61198506A (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | 絶縁電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61198506A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01161817A (ja) * | 1987-12-18 | 1989-06-26 | Honshu Paper Co Ltd | 耐熱フィルムコンデンサ |
-
1985
- 1985-02-27 JP JP3834285A patent/JPS61198506A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01161817A (ja) * | 1987-12-18 | 1989-06-26 | Honshu Paper Co Ltd | 耐熱フィルムコンデンサ |
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