JPS6119834Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6119834Y2
JPS6119834Y2 JP1981006309U JP630981U JPS6119834Y2 JP S6119834 Y2 JPS6119834 Y2 JP S6119834Y2 JP 1981006309 U JP1981006309 U JP 1981006309U JP 630981 U JP630981 U JP 630981U JP S6119834 Y2 JPS6119834 Y2 JP S6119834Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
relay
oil
reaction tank
tank
back filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981006309U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56118785U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1981006309U priority Critical patent/JPS6119834Y2/ja
Publication of JPS56118785U publication Critical patent/JPS56118785U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6119834Y2 publication Critical patent/JPS6119834Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は特に少量の含油排水の処理に適した含
油排水処理装置の改良に関するものである。 含油排水は、通常凝集加圧浮上処理方法又は凝
集沈澱処理方法によつて処理されている。 しかし、凝集加圧浮上処理方法にあつては、凝
集剤等を加えて油分を凝集させた後、浮上分離槽
に加圧空気を送り、生ずる気泡に凝集物を付着さ
せて凝集物を浮上させ排水中の油分および懸濁物
を除去しているので、浮上分離槽および圧縮機等
が必要であり、排水量が少ない例えばコンプレツ
サのドレンのような濃厚なエマルジヨン排水を処
理する場合には、装置全体が大型化し、且つ高価
となり、しかもスラツジの脱水処理が必要となる
などの欠点を有していた。また凝集沈澱処理方法
にあつても前述の凝集加圧浮上処理方法と同様な
欠点を有しているほか、生成させた凝集物を沈澱
分離させるので、凝集物の粒度、排水の流れ、沈
澱槽内における滞流時間等の因子に処理性能が影
響されやすい、という欠点も有している。 本考案は前記問題点を解消するもので、排水に
生成させた凝集物を一段階で脱水処理することに
よつて装置を小型化すると共に処理性能のきわめ
て高い含油排水処理装置を提供することを目的と
する。特に、本考案は、コンプレツサのドレン処
理等、含油排水量が比較的小さい場合に好適な、
軽便な処理装置を提供することを目的とする。 以下、本考案の一実施例を図面によつて説明す
る。 第1図において、油を凝集させるための反応部
となる反応槽1に含油排水を貯溜させる原水槽2
を含油排水供給装置としての揚水ポンプ3を介し
て接続すると共に、該反応槽1に凝集剤貯槽4を
供給ポンプ5を介して接続し、更に該反応槽1に
過助剤供給装置6を接続する。更に前記反応槽
1には、排出ポンプ7を介して、反応槽1で生成
された凝集物を過するためのバツクフイルタ8
を接続する。前記原水槽2内には原水槽2内の含
油排水の下限を検知するレベルコントローラLC1
を設置し、前記反応槽1内には、反応槽1内の含
油排水の上限と下限とを検知するレベルコントロ
ーラLC2を設置する。前記反応槽1内にはモータ
M1により駆動される撹拌機9が設置されてお
り、該反応槽1内に凝集剤貯槽4から凝集剤、
過助剤供給装置6から過助剤がそれぞれ供給さ
れ、反応槽1内の液は撹拌機9により撹拌され
る。 また、排出ポンプ7とバツクフイルタ8との間
の配管10またはバツクフイルタ8内には圧力ス
イツチ11を設け、バツクフイルタ8内に固形分
が滞積しつづけて内部圧力が上昇した場合に該圧
力スイツチ11で検知して排出ポンプ7を停止さ
せる。前記過助剤供給装置6はモータM2の駆
動力により翼12が回動し、過助剤を反応槽1
内に供給する。なお、過助剤供給装置6として
は粉体供給装置を示したが、過助剤をスラリー
状にして供給するようにしても良い。 第2図は本考案に係る含油排水処理装置の制御
回路の一例を示すものである。電源(図示略)に
接続するa−b端子間に、自動・手動切換スイツ
チSW1の手動側端子CとリレーR1との直列回路
を並列に接続すると共に、a−b端子間に、スイ
ツチSW2とリレーR3の常閉接点R3′とリレーR2
の直列回路、スイツチSW3とリレーR3との直列
回路、スイツチSW4とリレーR9の常閉接点R9′と
リレーR4との直列回路、スイツチSW5とリレー
R10の常閉接点R10′とリレーR5との直列回路、ス
イツチSW6とリレーR10の常開接点R10″とリレー
R11の常閉接点R11′とリレーR6との直列回路をそ
れぞれ並列に接続する。前記自動・手動スイツチ
SW1とスイツチSW2との間には前記リレーR1の常
開接点R1′を接続する。 また、前記a−b端子間には、自動・手動切換
スイツチSW1の自動側端子dとリレーR7の常開
接点R7′とリレーR8の常閉接点R8′とリレーR2との
直列回路、自動側端子dとリレーR8の常開接点
R8″とリレーR3との直列回路、自動側端子dとリ
レーR8の常開接点R8とリレーR9の常閉接点
R9′とリレーR4との直列回路、自動側端子dとリ
レーR9の常開接点R9″とリレーR10の常閉接点
R10′とリレーR5との直列回路、自動側端子dとリ
レーR8の常開接点R8〓とリレーR10の常開接点
R10″とリレーR11の常閉接点R11′とリレーR8との
直列回路をそれぞれ並列に接続する。そして、リ
レーR2の常開接点R2′を前記揚水ポンプ3への電
源回路中に接続し、リレーR3の常開接点R3′を前
記モータM1への電源回路中に接続し、リレーR4
の常開接点R4′を前記供給ポンプ5への電源回路
中に接続し、リレーR5の常開接点R5′を前記モー
タM2への電源回路中に接続し、リレーR6の常開
接点R6′を前記排出ポンプ7への電源回路中に接
続する。 更に、前記a−b端子間には前記レベルコント
ローラLC1、およびLC2、リレーR8の常開接点R8
〓とリレーR9の常閉接点R9とタイマーT1との
直列回路、リレーR9の常開接点R9〓とリレーR10
の常閉接点R10とタイマーT2との直列回路、前
記圧力スイツチ11とリレーR11との直列回路、
リレーR7の常開接点R7″と表示燈G1との直列回
路、リレーR11の常開接点R11″と表示燈G2との直
列回路とをそれぞれ並列に接続する。また前記a
−b端子間にはレベルコントローラLC1の接点と
リレーR7との直列回路、レベルコントローラLC2
の接点とリレーR8との直列回路をそれぞれ並列
に接続する。前記リレーR8の常閉接点R9とタ
イマーT1との直列回路には、リレーR9の常閉接
点R9〓とタイマーT1の接点T1′との並列回路とリ
レーR9との直列回路を並列に接続する。前記リ
レーR10の常閉接点R10とタイマーT2との直列
回路には、リレーR10の常閉接点R10〓とタイマー
T2の接点T2′との並列回路とリレーR10との直列
回路を並列に接続する。また圧力スイツチ11に
はリレーR11の常開接点R11を並列に接続し、自
己保持回路を形成する。 以下、本考案に係る含油排水処理装置を自動的
に作動させる場合について説明する。この場合切
換スイツチSW1はd端子側に閉成されている。 原水槽2内の排水をレベルコントローラLC1
その存在を確認すると、リレーR7に通電されて
接点R7′が閉じ、リレーR2に通電される結果接点
R2′が閉じて揚水ポンプ3が駆動して原水槽2内
の排水を反応槽1内に送水する。また、接点
R7″も閉じ、表示燈G1が点燈する。そして、反応
槽1の上限まで排水が送水されると、レベルコン
トローラLC2がそれを確認してリレーR8に通電す
る。その結果常閉接点R8′が開くのに伴ない接点
R2′が開き、揚水ポンプ3が停止する。リレーR8
に通電されると、接点R8″が閉じてリレーR3に通
電され、接点R3′が閉じてモータM1が駆動し、撹
拌機9を回転させる。これと同時に接点R8
閉じてリレーR4に通電され、接点R4′が閉じて供
給ポンプ5が駆動し、凝集剤が所定量添加され
る。この供給ポンプ5の駆動時間はタイマーT1
によつて設定される。凝集剤が添加されると、油
分は凝集する。次に一定時間を通過すると、接点
R9″が閉じるので、リレーR5の接点R5′が閉じて
モータM2が駆動し、過助剤を所定量添加す
る。このモータM2の駆動時間はタイマーT2によ
つて設定される。次に一定時間を経過すると、接
点R10″が閉じるので、排出ポンプ7が駆動し、反
応槽1内の排水をバツクフイルタ8に送水する。
バツクフイルタ8にて排水中の油分を凝集した凝
集物および過助剤はバツクフイルタ8により液
体と分離される。分離した液体は処理水として放
流する。 反応槽1内の排水がなくなると、反応槽1のレ
ベルコントローラLC2が確認し、リレーR8への通
電を断つ。その結果排出ポンプ7が停止する。こ
れにより再び揚水ポンプ3が排水の送水を開始す
る。第3図に示すようなサイクルを繰り返すと、
バツクフイルタ8内に固体分が滞積しつづけ、内
部が満杯になると、圧力が急激に上昇するため、
この時圧力スイツチ11が作動し、リレーR11
通電されて接点R11′が開き、排出ポンプ7が停止
する。また、表示燈G2も点燈し、ポンプ7の停
止を知らせる。排出ポンプ7が停止すると、すぐ
に圧力が下がるが、保持回路により排出ポンプ7
がすぐに作動しないようになつている。満杯にな
つたフイルタ8は交換し、再び運転を開始する。
勿論、ポンプ7停止直後のフイルタ8内には、凝
集物及び過助剤が含水率の小さい固形物として
分離、回収されている。 次に第4図に基づいて本考案の他の実施例を説
明する。この実施例においては前述の実施例と反
応部の形態が異なつているものである。 槽15内が区画板13a,13bによつて、上
流側の室15a、中間の室15c、下流側の室1
5bの3室に画成され、室15aと15cはその
下部で、また室15cと15bとはその上部で連
通している。上記室15aには排水層上に浮上し
た油分を除去するためのフロート14が浮遊させ
て設けられており、該フロートの受油口14aと
槽15外とが一部に蛇腹管を有する導管16によ
つて連結されている。 この槽15にあつては室15aにポンプ3によ
つて排水が供給され、室15a内において懸濁し
ている油分が比重差によつて浮上し、この浮上油
がフロート14の受油口14aから導管16を介
して外部に流出し、補捉回収される。ポンプ3に
よつて送られる排水は反応部となる室15bのレ
ベルコントローラLC2の上限まで送られ前述の実
施例と同様に排水が浄化される。この実施例にあ
つては室15aにてあらかじめ排水中に懸濁して
いる油分を自動的に除去できるので後の処理効率
も向上させることができる。 本考案は以上説明した通りであるが、反応部に
ついてさらに説明すると、反応部としては上述の
2つの実施例のように1つの槽に限定されるもの
ではなく、2つの槽を用いて、第1の槽に凝集剤
を加え、次の槽で凝集剤を加えた排水に過助剤
を加えた後バツクフイルタに導びくものも本考案
の反応部として包含するものである。 次に本考案で使用される凝集剤、過助剤につ
いて述べると、凝集剤としては例えばポリ塩化ア
ルミニウム、塩化第1鉄、塩化第2鉄、硫酸第1
鉄、硫酸第2鉄等を使用すればよく、排水のPHに
よつては凝集剤の他アルカリを添加してPH調節す
ればよいものである。また過助剤としては硝石
灰、アンソラサイト、珪藻土等を使用すればよ
い。 次に本考案の実施例を示す。第4図に示した実
施例の装置により実験した。 実験条件 (1) 室15aの有効容積20 (2) 室15b(反応部)の有効容積20 (3) バツクフイルタの有効容積8 (4) 凝集剤として2%(重量%)ポリ塩化アルミ
ニウム溶液を室12bの濃度が50PPMになる
ように添加する。 (5) 珪藻土を1%(重量%)の割合で加える。 (6) 圧力スイツチの設定値3Kg/cm2
【表】 以上のように本考案は構成したので、下記各項
の効果を有する。 油分とスラツジとを同時に脱水処理して捕集
できるので、従来のようにスラツジのみ脱水処
理の行程を省くことができる。 バツクフイルタで処理するために、水流、流
量等の影響を受けることがなく、処理性能が安
定している。 排水を反応処理させる槽が1つですむので、
装置を小形化できる。 バツクフイルタ内の圧力を検出するスイツチ
を設けて、該スイツチにより、凝集物及び過
助剤を含んだ反応槽内の排水をバツクフイルタ
へ供給するためポンプの制御を行うようにした
ので、バツクフイルタが満杯になつたことを容
易に知ることができ、かつ満杯のバツクフイル
タに更に上記排水を無理に供給してしまう等の
こともない。 バツクフイルタは、過兼過物貯留の2つ
の機能を有するので、フイルタ専用部材及び
過物貯留専用部材の2つの部材を設けるような
場合に比して、極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る含油処理装置のフローシ
ート、第2図は制御回路の一例、第3図はタイム
チヤート、第4図は反応部の他の実施例を示す。 1……反応槽、3……揚水ポンプ、4……凝集
剤貯槽、6……過助剤供給装置、7……排出ポ
ンプ、8……バツクフイルタ、11……圧力スイ
ツチ、15a……上流側の室、15b……下流側
の室、15c……中間の室。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 油分を凝集させるための反応槽と、 前記反応槽に含油排水を供給するための含油
    排水供給装置と、 前記反応槽に凝集剤、過助剤を供給する凝
    集剤貯槽及び過助剤供給装置と、 ポンプを介して前記反応槽に接続され、該反
    応槽内の生成された凝集物及び過助剤の混在
    する排水が供給されるバツクフイルタと、 前記バツクフイルタ内の圧力を検出し、該バ
    ツクフイルタ内の圧力が所定値となつたときに
    前記ポンプを停止させるための圧力検出手段
    と、 からなり、前記バツクフイルタにより、一工程
    で、排水中の凝集物及び過助剤を含水率の小
    さい固形物として分離すると同時に、清浄な処
    理水を得るようにした、 ことを特徴とする含油排水処理装置。 (2) 一の槽内を3室に区画し、上流側の室と中間
    の室とを下部で連通し、該中間の室と下流側の
    室とを上部で連通し、該下流側の室を前記反応
    槽としてなる実用新案登録請求の範囲第(1)項記
    載の含油排水処理装置。
JP1981006309U 1981-01-20 1981-01-20 Expired JPS6119834Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981006309U JPS6119834Y2 (ja) 1981-01-20 1981-01-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981006309U JPS6119834Y2 (ja) 1981-01-20 1981-01-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56118785U JPS56118785U (ja) 1981-09-10
JPS6119834Y2 true JPS6119834Y2 (ja) 1986-06-14

Family

ID=29602977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981006309U Expired JPS6119834Y2 (ja) 1981-01-20 1981-01-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6119834Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5190884B2 (ja) * 2008-11-18 2013-04-24 有冨 正憲 水浄化システム
JP2012110815A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 Nippon Rensui Co Ltd 排水の処理方法および排水の処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56118785U (ja) 1981-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107129111B (zh) 一种物理法油田水处理达标装置及处理工艺
CN101148275B (zh) Pvc离心母液处理回用工艺及设备
ES2404140T3 (es) Procedimiento y dispositivo para la regeneración de las soluciones de lavado contaminadas
KR100882200B1 (ko) 하이드로사이클론 및 이것을 포함하는 수질오염 방지장치
KR20080082919A (ko) 불소 함유수의 처리 방법 및 장치
CN204281479U (zh) 一种涂装废水的处理系统
RU2004113443A (ru) Способ и установка для очистки сточных вод
KR20040002594A (ko) 액체처리방법 및 장치
JPS6119834Y2 (ja)
CN116903193A (zh) 一种生产污水处理装置
CN105110514B (zh) 一种处理空压机乳化油废水的方法及装置
CN111410334A (zh) 危废塑料包装容器破碎清洗线产出废水的快速回用方法
JPH0698347B2 (ja) 浮上分離サイクロン装置
CN205258153U (zh) 一种气浮和过滤一体化装置
JP2002086160A (ja) フッ素を含む排水の処理方法
KR100344495B1 (ko) 유수분리처리장치
US4738783A (en) Flotation cyclone device
RU73327U1 (ru) Устройство для очистки воды
JP4405286B2 (ja) 水産加工排水スカムの処理方法
CN210645293U (zh) 板框压滤机压滤液中固体悬浮物的去除装置
JP2005193125A (ja) 浄水場の排泥処理方法
JPH02261598A (ja) 池、堀等のヘドロの処理方法
CN201914993U (zh) 一种用于含油污水深度处理的电化学一体化装置
JP2006075765A (ja) スカムの除去方法
Beebe Soluble oil wastes treatment by pressure flotation