JPS61196959A - 流動ベツドの温度制御装置 - Google Patents
流動ベツドの温度制御装置Info
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- JPS61196959A JPS61196959A JP60035874A JP3587485A JPS61196959A JP S61196959 A JPS61196959 A JP S61196959A JP 60035874 A JP60035874 A JP 60035874A JP 3587485 A JP3587485 A JP 3587485A JP S61196959 A JPS61196959 A JP S61196959A
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- Japan
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- temperature
- target
- setting
- bed
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
技術分野
本発明はいわゆる流動式ベッド(流動ベッドともいう、
すなわち加圧空気を拡散板から上方に浸出せしめて得ら
れる空気流により流動する微細な粒状物(ビーズと呼ぶ
)により床を形成し、この床の上に人体を浮揚支持して
治療等を行うベッド)のビーズ、従ってこの床の温度を
制御する装置に関する。
すなわち加圧空気を拡散板から上方に浸出せしめて得ら
れる空気流により流動する微細な粒状物(ビーズと呼ぶ
)により床を形成し、この床の上に人体を浮揚支持して
治療等を行うベッド)のビーズ、従ってこの床の温度を
制御する装置に関する。
以下各図の説明において同一の符号は同一または相当部
分を示す。 まずこの種の一般的な流動ベッドの構成と動作を第5図
を用いて説明する。第5図(A)は従来の流動ベッドの
構成を示す側部断面図、同面(B)はその動作を説明す
る側部断面図である。同図(A)において、01はベッ
ド本体、02は拡散板、03は密閉室、09はリングコ
ンプレッサなどからなる空気送出装置で、外部から空気
を取込み加圧して密閉室03側へ送出する。3は前記の
加圧空気の送出経路(エアーダク)D)上に設けられた
冷却ファンで、空気送出装置!09により加圧されたた
めに温度の上昇した加圧空気を冷却して所定の温度に保
つためのものである。11は同じくエアーダクトD上
゛に設けられたヒータで低周温時等に、前記の加圧空
気を更に加熱して所定の温度に保つためのものである。 密閉室03はエアーダクトDを介して導かれた加圧空気
A1を拡散板02の下面に展開する。前記拡散板02は
多孔賞の材料で作られた板状体で、密閉室03内の加圧
空気^1を板面全体に分散している多数の細い隙間から
上方に浸出空気A2として浸出拡散させる。 04は浸
出空気A2によって流量せしめられるビーズ04a等の
微妙な粒状物で形成した床であり以下これをビーズ床と
呼ぶ。Sはビーズ床の上面を覆い、ビーズよりも細い編
目の孔を持つ布のシーツで、前記浸出空気A2を通す一
方、ビーズの空中への散逸を防ぎ、また人体と接してガ
ーゼや包帯の代りにもなる。 なお05.07はビーズ04aの注入、排出を行うため
のビーズ用口、06はこの口05.07を開閉するビー
ズ用弁である。 このような流動ベッドは、人体の局部圧迫による血行障
害を防ぐので従来主として重度の熱傷患者の皮膚の再生
促進や、長期の寝たきり患者のいわゆる床ずれ防止など
に用いられており、流動するビーズ、床04上にシーツ
Sを介して上に前記の患者を寝かせた場合、患者は人体
の全体をほぼ均一な圧力によって支えられることとなり
、従って体重を支えるための体表圧力も最小に保つこと
ができるため、皮膚への圧迫が和らげられまた圧力分布
のバラツキや偏りも少ないので末しょう血管の圧迫によ
る血行障害を防ぐにとができる。 第5図(B)はこの流動ベッドにおける人体の浮揚支持
の例を示す0人体(患者ともいう)BHは流動するビー
ズ床04の上に、治療上差支えない範囲で極力深く、沈
んだ形で浮揚支持される。例えば流動するビーズ床04
の等価比重は約1.29であり、人体はほぼ図のように
沈み、従って人体BHはビーズ床04からはその分だけ
広い接触面積で支えられることになり、前記体表圧力を
低くすることがところでビーズ04aの温度は図外の温
度制御装置と前記冷却ファン3又はヒータ11を介して
制御されている。この場合の制御方式は、ビーズ04a
の温度を検知して、設定温度と比較し、ビーズ温度が設
定温度より高ければ冷却ファン3をオン。 オフしてビーズ温度を下降させ、逆にビーズ温度が設定
温度より低ければ、冷却ファン3を止めたり、さらにヒ
ータ11に通電したりして、ビーズ温度を上昇させる方
式であり、単に原設定温度を目標値とする制御方式であ
った。 しかしながらこのような制御方式では、(1)原設定温
度が同温に比してあまりに違いすぎている場合、ベッド
上の患者の体の前面と背面との温度差が大きく、患者に
不快感を与える。 (2)患者の健康状態は時々刻々と変化するため、患者
自身が暑い、あるいは寒いと感じることが多くあり、上
述の一定の設定温度ではカバーできず、患者に不快感を
与えることになる。たとえば、患者の体に直射日光があ
たったりした場合、実際のた問題点がある。
分を示す。 まずこの種の一般的な流動ベッドの構成と動作を第5図
を用いて説明する。第5図(A)は従来の流動ベッドの
構成を示す側部断面図、同面(B)はその動作を説明す
る側部断面図である。同図(A)において、01はベッ
ド本体、02は拡散板、03は密閉室、09はリングコ
ンプレッサなどからなる空気送出装置で、外部から空気
を取込み加圧して密閉室03側へ送出する。3は前記の
加圧空気の送出経路(エアーダク)D)上に設けられた
冷却ファンで、空気送出装置!09により加圧されたた
めに温度の上昇した加圧空気を冷却して所定の温度に保
つためのものである。11は同じくエアーダクトD上
゛に設けられたヒータで低周温時等に、前記の加圧空
気を更に加熱して所定の温度に保つためのものである。 密閉室03はエアーダクトDを介して導かれた加圧空気
A1を拡散板02の下面に展開する。前記拡散板02は
多孔賞の材料で作られた板状体で、密閉室03内の加圧
空気^1を板面全体に分散している多数の細い隙間から
上方に浸出空気A2として浸出拡散させる。 04は浸
出空気A2によって流量せしめられるビーズ04a等の
微妙な粒状物で形成した床であり以下これをビーズ床と
呼ぶ。Sはビーズ床の上面を覆い、ビーズよりも細い編
目の孔を持つ布のシーツで、前記浸出空気A2を通す一
方、ビーズの空中への散逸を防ぎ、また人体と接してガ
ーゼや包帯の代りにもなる。 なお05.07はビーズ04aの注入、排出を行うため
のビーズ用口、06はこの口05.07を開閉するビー
ズ用弁である。 このような流動ベッドは、人体の局部圧迫による血行障
害を防ぐので従来主として重度の熱傷患者の皮膚の再生
促進や、長期の寝たきり患者のいわゆる床ずれ防止など
に用いられており、流動するビーズ、床04上にシーツ
Sを介して上に前記の患者を寝かせた場合、患者は人体
の全体をほぼ均一な圧力によって支えられることとなり
、従って体重を支えるための体表圧力も最小に保つこと
ができるため、皮膚への圧迫が和らげられまた圧力分布
のバラツキや偏りも少ないので末しょう血管の圧迫によ
る血行障害を防ぐにとができる。 第5図(B)はこの流動ベッドにおける人体の浮揚支持
の例を示す0人体(患者ともいう)BHは流動するビー
ズ床04の上に、治療上差支えない範囲で極力深く、沈
んだ形で浮揚支持される。例えば流動するビーズ床04
の等価比重は約1.29であり、人体はほぼ図のように
沈み、従って人体BHはビーズ床04からはその分だけ
広い接触面積で支えられることになり、前記体表圧力を
低くすることがところでビーズ04aの温度は図外の温
度制御装置と前記冷却ファン3又はヒータ11を介して
制御されている。この場合の制御方式は、ビーズ04a
の温度を検知して、設定温度と比較し、ビーズ温度が設
定温度より高ければ冷却ファン3をオン。 オフしてビーズ温度を下降させ、逆にビーズ温度が設定
温度より低ければ、冷却ファン3を止めたり、さらにヒ
ータ11に通電したりして、ビーズ温度を上昇させる方
式であり、単に原設定温度を目標値とする制御方式であ
った。 しかしながらこのような制御方式では、(1)原設定温
度が同温に比してあまりに違いすぎている場合、ベッド
上の患者の体の前面と背面との温度差が大きく、患者に
不快感を与える。 (2)患者の健康状態は時々刻々と変化するため、患者
自身が暑い、あるいは寒いと感じることが多くあり、上
述の一定の設定温度ではカバーできず、患者に不快感を
与えることになる。たとえば、患者の体に直射日光があ
たったりした場合、実際のた問題点がある。
この発明は前述の決定を除き、ビーズ温度を単に原設定
温度を制御目標温度として制御するのでなく、他の条件
をも含めて原設定温度を修正した値を目標設定温度とし
て制御する温度制御装置を提供することを目的とする。
温度を制御目標温度として制御するのでなく、他の条件
をも含めて原設定温度を修正した値を目標設定温度とし
て制御する温度制御装置を提供することを目的とする。
この発明の要点は、加圧空気を、板面に多数の細孔を有
する拡散板より上方に浸出させ、この浸出によって得ら
れる浸出空気流により流動させる粒状物(ビーズなど)
で形成した床上に人体を浮揚支持するようにした流動ベ
ッドであって、前記の床の原目標温度としての原設定温
度を設定する手段(温度設定器など)および前記の床の
温度を目標設定温度に制御する手段(CP U、冷却フ
ァン、ヒータなど)を備えたものにおいて、前記の原設
定温度に基づいて目標設定温度を定める目標設定温度決
定手段を備えるようにした点、もしくはさらに前記目標
設定温度決定手段は、周囲温度検出する手段(周囲温度
検出器など)と、限界温度差を設定する手段(限界温度
差設定器など)と、前記の原設定温度が前記周囲温度と
前記限界温度差との和より高いときは、前記の和を前記
目標設定温度とし、他方低いときは前記原設定温度を前
記目標設定温度とする手段(CPUなど)とを備えたも
のとした点、もしくはさらに前記目標設定温度決定手段
は、シフト温度を設定する手段(シフト温度設定器など
)と前記の原設定温度に前記シフト温度を該シフト温度
の示す方向に加算した値を、前記の目標設定温度とする
手段(CPUなど)とを備えたものとした点、もしくは
さらに前記目標設定温度決定手段は、シフト温度を設定
する手段と、前記の目標設定温度に前記シフト温度を該
シフト温度の示す方向に加算した値を、前記の目標設定
温度に代る新たな目標設定温度とする手段(CPUなど
)とを備えたものとした点、又はさらに前記目標設定温
度決定手段は、前記の原設定温度と前記の最新の目標設
定温度との差を表示する手段(設定温度修正量表示器な
ど)を備えたものとした点にある。
する拡散板より上方に浸出させ、この浸出によって得ら
れる浸出空気流により流動させる粒状物(ビーズなど)
で形成した床上に人体を浮揚支持するようにした流動ベ
ッドであって、前記の床の原目標温度としての原設定温
度を設定する手段(温度設定器など)および前記の床の
温度を目標設定温度に制御する手段(CP U、冷却フ
ァン、ヒータなど)を備えたものにおいて、前記の原設
定温度に基づいて目標設定温度を定める目標設定温度決
定手段を備えるようにした点、もしくはさらに前記目標
設定温度決定手段は、周囲温度検出する手段(周囲温度
検出器など)と、限界温度差を設定する手段(限界温度
差設定器など)と、前記の原設定温度が前記周囲温度と
前記限界温度差との和より高いときは、前記の和を前記
目標設定温度とし、他方低いときは前記原設定温度を前
記目標設定温度とする手段(CPUなど)とを備えたも
のとした点、もしくはさらに前記目標設定温度決定手段
は、シフト温度を設定する手段(シフト温度設定器など
)と前記の原設定温度に前記シフト温度を該シフト温度
の示す方向に加算した値を、前記の目標設定温度とする
手段(CPUなど)とを備えたものとした点、もしくは
さらに前記目標設定温度決定手段は、シフト温度を設定
する手段と、前記の目標設定温度に前記シフト温度を該
シフト温度の示す方向に加算した値を、前記の目標設定
温度に代る新たな目標設定温度とする手段(CPUなど
)とを備えたものとした点、又はさらに前記目標設定温
度決定手段は、前記の原設定温度と前記の最新の目標設
定温度との差を表示する手段(設定温度修正量表示器な
ど)を備えたものとした点にある。
以下第1図〜第4図に基づいた本発明の詳細な説明する
。第1図は本発明の一実施例としての制御装置の基本構
成を示すブロック図、第2図は同じく流動ベッドの側面
図、第3図は同じ(制御装置の細部構成を示すブロック
図、第4図は同じく第3図の動作を説明するフローチャ
ートである。 第1図〜第3図において7は周囲温度を検出する温度セ
ンサとしての周囲温度検出器、6はビーズ04aの温度
を検出する温度センサとしてのビーズ温度検出器、5は
ビーズ04aの原設定温度を設定する温度設定器、8は
ビーズの目標設定温度のすらし量(シフト量)を設定す
るためのシフト温度設定器、10は原設定温度と最新の
目標設定温度との差を表示する設定温度修正量表示器(
単に表示器ともいう)、3は前記冷却ファン、11は前
記ヒータ、4は前記の各手段を制御する制御装置である
。 設定器5、ビーズ温度検出器6、周囲温度検出器7、及
びシフト温度設定器8からの各アナログ入力信号をデジ
タル信号に変換してCPU13に与える。13はCPU
で制御装置4の動作の主体となるものである。14はビ
ーズ04aの温度を表示するビーズ温度表示器、16.
17はそれぞれヒータ11.冷却ファン3の動作回路を
開閉するヒータ用リレー。 ファン用リレーで、15はCPU13から出力される各
リレー16.17の駆動信号を増幅する増幅器、18は
制′a装置4内の設けられた限界温度差設定器で、後述
のように目標設定温度が周囲温度より所定の限界値とし
ての限界温度差を越えないように原設定温度を修正する
ための、この限界温度差を設定する手段である。 次に
第1図、第2図を参照しつつ第3図のCPU13の動作
を説明する。シフト温度設定器8で設定したシフト温度
が0の場合、通常は 温度設定器5で設定された原設定温度を検知してこれを
制御目標の設定温度として、ビーズ温度↓ム 山 吠
C1込 山 菅)、レー −イ1)喰 L 山息六士
フ レー −ズ温度の方が低い場合はファン用リレ
ー17をオフして冷却ファン3を止めたり、更にヒータ
用リレー16をオンしてヒータ11に通電したりして、
ビーズ温度を上昇させる。またビーズ温度の方が目標設
定温度より高い場合は、ファン用リレー17をオンして
冷却ファン3を動作させ、ビーズ04aに送り込む加圧
空気A1の温度を下げることにより、ビーズ温度を下げ
る。このようにしてビーズ温度が目標設定温度となるよ
うに制御する。ところが、ベッド上の患者BHに直射日
光が当ったりして、あついと感じる場合があるので、温
度設定器5で設定した加設定温度をベッド上の人がシフ
ト温度設定器8で設定したシフト量(シフト温度)だけ
シフトした温度を新たな目標設定温度としてビーズ温度
を制御するようにする。ただしこのシフト量は一般に僅
かな値としである。この場合本流動ベッドを使用する人
は、患者が多いため、温度設定器5に設定する加設定温
度は、医師あるいは看護者等が、患者の病状にあわせて
設定したものであるので、それはそのままにしておいて
、設定温度修正量表示器10は前記シフト温度のみを表
示する。 また前記の加設定温度が周囲温度より大幅に高い場合す
なわち周囲温度が大幅に低い場合、制御装置4は、通常
はビーズ温度を加設定温度にしようとするため、ベッド
に寝ている人にとって、背面だけあつく感じることにな
る。そこで、周囲温度を検出して、目標設定温度が周囲
温度とあまりにかけ離れないように限界温度差設定器1
8を介し目標設定温度を定める。すなわち加設定温度が
周囲温度より設定器1Bに設定された限界温度差以上と
なる場合は、一旦目標設定温度を(周囲温度)+(限界
温度差)の値に定め、さらにこの値に前記のシフ+−i
度を加えたものを最新(最終)の目標設定温度とするも
のである。例えばこの限界温度差を10℃に設定し、シ
フト温度をOとした場合、ビーズ温度と周囲温度との差
が10℃以内に納まる ・ような制御運転を行な
う。こうして、ベッドに寝ている人が、背面と腹面との
温度差で不快感を感じないようにする。−また、この時
も、加設定温度と最新目標設定温度との差を表示器10
に表示する。 第4図はCPU13のこの温度制御の手順を示すフロー
チャートである。すなわちステップ100では周囲温度
検出器7で検出した周囲温度と温度設定器5で設定した
加設定温度との差が、限界温度差設定器18で設定した
限界温度差以上であるか否かを調べ、諾(分岐Y)であ
れば、ステップ101で周囲温度に限界温度差を加えた
値を目標設定温度とし、前記ステップ100で否(分岐
N)と判断されたときは、目標設定温度を加設定温度の
ままとする。 従って例えば周囲温度が24℃、加設定温度が36℃、
限界温度差が10degとなっていたとすると、ビーズ
温度は34°C以上となってはならないことになり、目
標設定温度は34℃となる。次にステップ102では、
上記目標設定温度とシフト温度設定器8で設定したシフ
ト温度を加え合わせたものを最新の目標設定温度温度と
する。すなわち前記例でたとえば、シフト温度が一〇、
5 degならば、最終ステップ103では、上記最
終の目標設定温度と、ビーズ温度とを比較して、ビーズ
温度がこの最新の目標設定温度となるように前記のよう
にヒータの0N10FF、777の0N10FF等を決
める。ステップ104では、最終の目標設定温度と、温
度設定器5で設定された加設定温度との差を表示する。 なお加設定温度の上記のような修正は、限界温度差によ
るものだけとした場合も、あるいは、シフト温度による
ものだけとした場合も、本発明に包含される。
。第1図は本発明の一実施例としての制御装置の基本構
成を示すブロック図、第2図は同じく流動ベッドの側面
図、第3図は同じ(制御装置の細部構成を示すブロック
図、第4図は同じく第3図の動作を説明するフローチャ
ートである。 第1図〜第3図において7は周囲温度を検出する温度セ
ンサとしての周囲温度検出器、6はビーズ04aの温度
を検出する温度センサとしてのビーズ温度検出器、5は
ビーズ04aの原設定温度を設定する温度設定器、8は
ビーズの目標設定温度のすらし量(シフト量)を設定す
るためのシフト温度設定器、10は原設定温度と最新の
目標設定温度との差を表示する設定温度修正量表示器(
単に表示器ともいう)、3は前記冷却ファン、11は前
記ヒータ、4は前記の各手段を制御する制御装置である
。 設定器5、ビーズ温度検出器6、周囲温度検出器7、及
びシフト温度設定器8からの各アナログ入力信号をデジ
タル信号に変換してCPU13に与える。13はCPU
で制御装置4の動作の主体となるものである。14はビ
ーズ04aの温度を表示するビーズ温度表示器、16.
17はそれぞれヒータ11.冷却ファン3の動作回路を
開閉するヒータ用リレー。 ファン用リレーで、15はCPU13から出力される各
リレー16.17の駆動信号を増幅する増幅器、18は
制′a装置4内の設けられた限界温度差設定器で、後述
のように目標設定温度が周囲温度より所定の限界値とし
ての限界温度差を越えないように原設定温度を修正する
ための、この限界温度差を設定する手段である。 次に
第1図、第2図を参照しつつ第3図のCPU13の動作
を説明する。シフト温度設定器8で設定したシフト温度
が0の場合、通常は 温度設定器5で設定された原設定温度を検知してこれを
制御目標の設定温度として、ビーズ温度↓ム 山 吠
C1込 山 菅)、レー −イ1)喰 L 山息六士
フ レー −ズ温度の方が低い場合はファン用リレ
ー17をオフして冷却ファン3を止めたり、更にヒータ
用リレー16をオンしてヒータ11に通電したりして、
ビーズ温度を上昇させる。またビーズ温度の方が目標設
定温度より高い場合は、ファン用リレー17をオンして
冷却ファン3を動作させ、ビーズ04aに送り込む加圧
空気A1の温度を下げることにより、ビーズ温度を下げ
る。このようにしてビーズ温度が目標設定温度となるよ
うに制御する。ところが、ベッド上の患者BHに直射日
光が当ったりして、あついと感じる場合があるので、温
度設定器5で設定した加設定温度をベッド上の人がシフ
ト温度設定器8で設定したシフト量(シフト温度)だけ
シフトした温度を新たな目標設定温度としてビーズ温度
を制御するようにする。ただしこのシフト量は一般に僅
かな値としである。この場合本流動ベッドを使用する人
は、患者が多いため、温度設定器5に設定する加設定温
度は、医師あるいは看護者等が、患者の病状にあわせて
設定したものであるので、それはそのままにしておいて
、設定温度修正量表示器10は前記シフト温度のみを表
示する。 また前記の加設定温度が周囲温度より大幅に高い場合す
なわち周囲温度が大幅に低い場合、制御装置4は、通常
はビーズ温度を加設定温度にしようとするため、ベッド
に寝ている人にとって、背面だけあつく感じることにな
る。そこで、周囲温度を検出して、目標設定温度が周囲
温度とあまりにかけ離れないように限界温度差設定器1
8を介し目標設定温度を定める。すなわち加設定温度が
周囲温度より設定器1Bに設定された限界温度差以上と
なる場合は、一旦目標設定温度を(周囲温度)+(限界
温度差)の値に定め、さらにこの値に前記のシフ+−i
度を加えたものを最新(最終)の目標設定温度とするも
のである。例えばこの限界温度差を10℃に設定し、シ
フト温度をOとした場合、ビーズ温度と周囲温度との差
が10℃以内に納まる ・ような制御運転を行な
う。こうして、ベッドに寝ている人が、背面と腹面との
温度差で不快感を感じないようにする。−また、この時
も、加設定温度と最新目標設定温度との差を表示器10
に表示する。 第4図はCPU13のこの温度制御の手順を示すフロー
チャートである。すなわちステップ100では周囲温度
検出器7で検出した周囲温度と温度設定器5で設定した
加設定温度との差が、限界温度差設定器18で設定した
限界温度差以上であるか否かを調べ、諾(分岐Y)であ
れば、ステップ101で周囲温度に限界温度差を加えた
値を目標設定温度とし、前記ステップ100で否(分岐
N)と判断されたときは、目標設定温度を加設定温度の
ままとする。 従って例えば周囲温度が24℃、加設定温度が36℃、
限界温度差が10degとなっていたとすると、ビーズ
温度は34°C以上となってはならないことになり、目
標設定温度は34℃となる。次にステップ102では、
上記目標設定温度とシフト温度設定器8で設定したシフ
ト温度を加え合わせたものを最新の目標設定温度温度と
する。すなわち前記例でたとえば、シフト温度が一〇、
5 degならば、最終ステップ103では、上記最
終の目標設定温度と、ビーズ温度とを比較して、ビーズ
温度がこの最新の目標設定温度となるように前記のよう
にヒータの0N10FF、777の0N10FF等を決
める。ステップ104では、最終の目標設定温度と、温
度設定器5で設定された加設定温度との差を表示する。 なお加設定温度の上記のような修正は、限界温度差によ
るものだけとした場合も、あるいは、シフト温度による
ものだけとした場合も、本発明に包含される。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ビー
ズ温度の設定を温度設定器で加設定温度として設定しな
がらも、制御装置の目標設定温度は直ちに加設定温度に
は決めないで、ベッドに寝る人の時々刻々の体調にあわ
せて、微調整により加設定温度をシフトして目標設定温
度とするようにしたため、より快適なビーズ塩に制御す
ることができる。 周温との温度差が限界温度差を越えないように目標設定
温度を修正するようにしたため、ベッドに寝る人が背面
と腹面との温度差により不快怒を感じることが少なくな
る。 また、加設定温度と、最新の目標設定温度とが、どう変
更されているのかを示す設定温度修正量表示器も設けた
ため、医師や看護者にも便利になるという効果がある。
ズ温度の設定を温度設定器で加設定温度として設定しな
がらも、制御装置の目標設定温度は直ちに加設定温度に
は決めないで、ベッドに寝る人の時々刻々の体調にあわ
せて、微調整により加設定温度をシフトして目標設定温
度とするようにしたため、より快適なビーズ塩に制御す
ることができる。 周温との温度差が限界温度差を越えないように目標設定
温度を修正するようにしたため、ベッドに寝る人が背面
と腹面との温度差により不快怒を感じることが少なくな
る。 また、加設定温度と、最新の目標設定温度とが、どう変
更されているのかを示す設定温度修正量表示器も設けた
ため、医師や看護者にも便利になるという効果がある。
第1図は本発明の一実施例としてのvI御装置の基本構
成を示すブロック図、第2図は同じく流動ベッドの側面
図、第3図は同じくM御装置の細部構成を示すブロック
図、第4図は同じく第3図の動作を説明するフローチャ
ート、第5図は従来の流動ベッドの構成を示す側部断面
図である。 01:ベッド本体、 02:拡散板、03:密閉室、0
4:ビーズ床、04a :ビーズ、09:空気送出装
置、3:冷却ファン、4:制御装置、5:温度設定器、
6:ビーズ温度検出器、 7:周囲温度検出器、8:シ
フト温度設定器、10:設定温度修正量表示器、11:
ヒータ、13: CP U、 18:限界温度差設定器
。 第1図 、t4図 第5図
成を示すブロック図、第2図は同じく流動ベッドの側面
図、第3図は同じくM御装置の細部構成を示すブロック
図、第4図は同じく第3図の動作を説明するフローチャ
ート、第5図は従来の流動ベッドの構成を示す側部断面
図である。 01:ベッド本体、 02:拡散板、03:密閉室、0
4:ビーズ床、04a :ビーズ、09:空気送出装
置、3:冷却ファン、4:制御装置、5:温度設定器、
6:ビーズ温度検出器、 7:周囲温度検出器、8:シ
フト温度設定器、10:設定温度修正量表示器、11:
ヒータ、13: CP U、 18:限界温度差設定器
。 第1図 、t4図 第5図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)加圧空気を、板面に多数の細孔を有する拡散板より
上方に浸出させ、この浸出によって得られる浸出空気流
により流動される粒状物で形成した床上に人体を浮揚支
持するようにした流動ベッドであって、前記の床の原目
標温度としての原設定温度を設定する手段、および前記
の床の温度を目標設定温度に制御する手段を備えたもの
において、前記の原設定温度に基づいて目標設定温度を
定める目標設定温度決定手段を備えたことを特徴とする
流動ベッドの温度制御装置。 2)特許請求の範囲第1項に記載の装置において、前記
目標設定温度決定手段は、周囲温度を検出する手段と、
限界温度差を設定する手段と、前記の原設定温度が前記
周囲温度と前記限界温度差との和より高いときは、前記
の和を前記の目標設定温度とし、他方低いときは、前記
原設定温度を前記目標設定温度とする手段とを備えたも
のであることを特徴とする流動ベッドの温度制御装置。 3)特許請求範囲第1項に記載の装置において、前記目
標設定温度決定手段は、シフト温度を設定する手段と、
前記の原設定温度に前記シフト温度を該シフト温度の示
す方向に加算した値を、前記の目標設定温度とする手段
とを備えたものであることを特徴とする流動ベッド温度
制御装置。 4)特許請求の範囲第2項に記載の装置において、前記
目標設定温度決定手段は、シフト温度を設定する手段と
、前記の目標設定温度に前記シフト温度を該シフト温度
の示す方向に加算した値を、前記の目標設定温度に代る
新たな目標設定温度とする手段とを備えたものであるこ
とを特徴とする流動ベッドの温度制御装置。 5)特許請求範囲第1項ないし第4項に記載の装置にお
いて、前記目標設定温度決定手段は、前記の原設定温度
と前記の最新の目標設定温度との差を表示する手段を備
えたものであることを特徴とする流動ベッドの温度制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60035874A JPS61196959A (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 | 流動ベツドの温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60035874A JPS61196959A (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 | 流動ベツドの温度制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61196959A true JPS61196959A (ja) | 1986-09-01 |
Family
ID=12454139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60035874A Pending JPS61196959A (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 | 流動ベツドの温度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61196959A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014503314A (ja) * | 2011-01-07 | 2014-02-13 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 放射ヒータ及びヒータ表面温度センサを備える乳幼児保温アセンブリ |
-
1985
- 1985-02-25 JP JP60035874A patent/JPS61196959A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014503314A (ja) * | 2011-01-07 | 2014-02-13 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 放射ヒータ及びヒータ表面温度センサを備える乳幼児保温アセンブリ |
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