JPS61195706A - ロ−ル偏心解析装置と板厚制御方法 - Google Patents
ロ−ル偏心解析装置と板厚制御方法Info
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- JPS61195706A JPS61195706A JP60037112A JP3711285A JPS61195706A JP S61195706 A JPS61195706 A JP S61195706A JP 60037112 A JP60037112 A JP 60037112A JP 3711285 A JP3711285 A JP 3711285A JP S61195706 A JPS61195706 A JP S61195706A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- roll eccentricity
- roll
- plate thickness
- eccentricity
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/58—Roll-force control; Roll-gap control
- B21B37/66—Roll eccentricity compensation systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は圧延機のロール偏心解析装置およびそれを利用
した板厚制御方法に関する。
した板厚制御方法に関する。
さらに詳細には本発明は、圧延材の板厚変動と圧延荷重
変動よりロール偏心量を解析する装置に関する。
変動よりロール偏心量を解析する装置に関する。
従来の技術
圧延材の板厚精度に対する要求がますます厳しくなり、
その中でも特にロール偏心に起因した板厚変動が大きな
問題となってきた。このためロール偏心を管理し、ロー
ル偏心が板厚変動にいかに影響を与えているかを定量化
することが重要である。定量化できればそれを基準に影
響の大きいロールを交換し、板厚精度を向上することが
できる。
その中でも特にロール偏心に起因した板厚変動が大きな
問題となってきた。このためロール偏心を管理し、ロー
ル偏心が板厚変動にいかに影響を与えているかを定量化
することが重要である。定量化できればそれを基準に影
響の大きいロールを交換し、板厚精度を向上することが
できる。
しかしながら、多スタンドから構成される圧延機の場合
は、どのスタンドのロール偏心が板厚変動にどれだけ影
響しているかを正確に定ｌ化することが極めて困難であ
った。
は、どのスタンドのロール偏心が板厚変動にどれだけ影
響しているかを正確に定ｌ化することが極めて困難であ
った。
このような問題に対処するため、例えば特開昭５９−６
１５１８号では、ロール回転速度検出装置、ロール径お
よび先進率を用いて上記公開公報に記載の（２）式、 ただし、 Ｆｌ：ロール偏心周波数、 β、：先進率、 ■ｉ＝ ロール回転速度、 Ｄにロール径、 に従って各スタンドのロール偏心周波数を計算している
。このために上記の従来技術の装置は、下記のように非
常に複雑かつ高価なものになる。
１５１８号では、ロール回転速度検出装置、ロール径お
よび先進率を用いて上記公開公報に記載の（２）式、 ただし、 Ｆｌ：ロール偏心周波数、 β、：先進率、 ■ｉ＝ ロール回転速度、 Ｄにロール径、 に従って各スタンドのロール偏心周波数を計算している
。このために上記の従来技術の装置は、下記のように非
常に複雑かつ高価なものになる。
■ ロール回転速度検出器は通常は設置されていないの
で、新しく追加することが必要であり、設備費がかさむ
。
で、新しく追加することが必要であり、設備費がかさむ
。
■ ロール径を人力することが必要であり、さらにロー
ル交換毎に入力し直すことになり繁雑である。特に上、
下ロール径が異なる場合は２つとも人力しなければらな
い。
ル交換毎に入力し直すことになり繁雑である。特に上、
下ロール径が異なる場合は２つとも人力しなければらな
い。
■ 先進率を入力することが必要である。先進率は被圧
延材のサイズ毎に異なるので、その都度先進率を入力す
ることが必要である。このためオペレータの負担が増え
るか、もしくはプロコンからデータを受取る必要がある
ため、安価で実用的な装置とはなり得ない。
延材のサイズ毎に異なるので、その都度先進率を入力す
ることが必要である。このためオペレータの負担が増え
るか、もしくはプロコンからデータを受取る必要がある
ため、安価で実用的な装置とはなり得ない。
発明の解決すべき問題点
上記した如き従来技術の問題に鑑み、本発明の目的は設
備費の負担が少なく且つ高精度の圧延機のロール偏心解
析装置およびそれを利用した板厚制御方法を提供するこ
とにある。
備費の負担が少なく且つ高精度の圧延機のロール偏心解
析装置およびそれを利用した板厚制御方法を提供するこ
とにある。
さらに詳細には本発明の目的は、圧延荷重検出器および
板厚測定器などの既存の設備を利用し、これらの検出信
号より圧延機のロール偏心量を自動釣に演算するロール
偏心解析装置および板厚制御方法を提供し、これにより
ロール偏心量の大きいロールを容易に発見し、当該ロー
ルを交換等の調整を行い、板厚精度の高い圧延材を製造
することにある。
板厚測定器などの既存の設備を利用し、これらの検出信
号より圧延機のロール偏心量を自動釣に演算するロール
偏心解析装置および板厚制御方法を提供し、これにより
ロール偏心量の大きいロールを容易に発見し、当該ロー
ルを交換等の調整を行い、板厚精度の高い圧延材を製造
することにある。
問題点を解決する手段
本発明者等は長年の実験および検討の結果、圧延機の圧
延荷重検出信号に着目し、圧延荷重検出信号を周波数解
析すればロール偏心量を検出可能であることに想到し、
本発明を完成したものである。
延荷重検出信号に着目し、圧延荷重検出信号を周波数解
析すればロール偏心量を検出可能であることに想到し、
本発明を完成したものである。
すなわち、本発明に従うと、圧延機に設けられた圧延荷
重検出器と、該圧延荷重検出器からの検出信号を周波数
解析するロール偏心周波数検出器と、圧延機の出側に設
けられた被圧延材の厚み測定器と、該厚み測定器の測定
信号を周波数解析し、被圧延材の板厚変動の周波数成分
およびその強度を検出する板厚変動周波数解析器と、該
ロール偏心周波数検出器からのロール偏心周波数に一致
した該板厚変動周波数解析器からの板厚変動周波数及び
その強度を演算するロール偏心演算器とを具備すること
を特徴とする圧延機のロール偏心解析装置が提供される
。
重検出器と、該圧延荷重検出器からの検出信号を周波数
解析するロール偏心周波数検出器と、圧延機の出側に設
けられた被圧延材の厚み測定器と、該厚み測定器の測定
信号を周波数解析し、被圧延材の板厚変動の周波数成分
およびその強度を検出する板厚変動周波数解析器と、該
ロール偏心周波数検出器からのロール偏心周波数に一致
した該板厚変動周波数解析器からの板厚変動周波数及び
その強度を演算するロール偏心演算器とを具備すること
を特徴とする圧延機のロール偏心解析装置が提供される
。
さらに、本発明に従い、多スタンドからなる圧延機の板
厚制御方法であって、各スタンドの荷重検出器信号の偏
差信号を求め、これらの偏差信号を周波数解析して各ス
タンドのロール偏心周波数を計算し、該圧延機に配置さ
れた圧延材の厚み計の偏差信号を求め、これらの偏差信
号を周波数解析して板厚変動周波数と周波数別強度を求
め、上記各スタンドのロール偏心周波数に一致した板厚
変動周波数の強度を当該スタンドのロール偏心量として
求め、該ロール偏心量が所定値を超えるスタンドのロー
ルを調整することを特徴とする板厚制御方法が提供され
る。
厚制御方法であって、各スタンドの荷重検出器信号の偏
差信号を求め、これらの偏差信号を周波数解析して各ス
タンドのロール偏心周波数を計算し、該圧延機に配置さ
れた圧延材の厚み計の偏差信号を求め、これらの偏差信
号を周波数解析して板厚変動周波数と周波数別強度を求
め、上記各スタンドのロール偏心周波数に一致した板厚
変動周波数の強度を当該スタンドのロール偏心量として
求め、該ロール偏心量が所定値を超えるスタンドのロー
ルを調整することを特徴とする板厚制御方法が提供され
る。
本発明のロール偏心解析装置およびそれを利用した板厚
制御方法は複数スタンドからなる圧延機に好ましく適用
されるが、連続圧延機に限定されず、単スタンドのリバ
ース圧延機に適用できるのは勿論である。複数スタンド
からなる圧延機の場合、それぞれのスタンドに圧延荷重
検出器が設けられ、各スタンドのロール偏心量を検出で
きるのが好ましい。
制御方法は複数スタンドからなる圧延機に好ましく適用
されるが、連続圧延機に限定されず、単スタンドのリバ
ース圧延機に適用できるのは勿論である。複数スタンド
からなる圧延機の場合、それぞれのスタンドに圧延荷重
検出器が設けられ、各スタンドのロール偏心量を検出で
きるのが好ましい。
さらに本発明の好ましい態様に従うと、上記ロール偏心
解析装置は、各スタンド毎に周波数解析に使用した圧延
荷重検出器信号の平均値を計算し、該平均値からの圧延
荷重の偏差を計算する手段と、該圧延荷重偏差の表示手
段とをさらに備えている。
解析装置は、各スタンド毎に周波数解析に使用した圧延
荷重検出器信号の平均値を計算し、該平均値からの圧延
荷重の偏差を計算する手段と、該圧延荷重偏差の表示手
段とをさらに備えている。
発明の作用
上記したように、本発明に従うロール偏心解析装置およ
びそれを利用した板厚制御方法では、圧延荷重検出信号
と被圧延材の厚み測定信号とからロールの偏心量を換算
するので次のよ°うな特徴を有する。
びそれを利用した板厚制御方法では、圧延荷重検出信号
と被圧延材の厚み測定信号とからロールの偏心量を換算
するので次のよ°うな特徴を有する。
■ 圧延機には作業上の必要から圧延荷重検出器が既に
設置されているので、従来技術の如き新たな設備を必要
としない。また、当該スタンドにロール偏心があれば、
そのスタンドの圧延荷重検出器信号の周波数解析を行な
ったときに、一番強度の高い周波数がロール偏心周波数
となる。また上下のロール径が異なる場合は異なる周波
数として検出できる。
設置されているので、従来技術の如き新たな設備を必要
としない。また、当該スタンドにロール偏心があれば、
そのスタンドの圧延荷重検出器信号の周波数解析を行な
ったときに、一番強度の高い周波数がロール偏心周波数
となる。また上下のロール径が異なる場合は異なる周波
数として検出できる。
■ 本発明の方法によれば既存の圧延荷重検出器の信号
を入力しておくのみで、従来方法のようにロール替毎に
ロール径を設定したり、被圧延材のサイズが変る毎に先
進率を人力したりする必要が一切なく、ロール偏心解析
を完全に自動化できる。
を入力しておくのみで、従来方法のようにロール替毎に
ロール径を設定したり、被圧延材のサイズが変る毎に先
進率を人力したりする必要が一切なく、ロール偏心解析
を完全に自動化できる。
■ 上記のようにして各スタンドのロール偏心周波数が
わかれば、板厚変動を周波数解析した結果から、ロール
偏心周波数に一致した板厚変動周波数の強度を見ること
により、毎スタンドのロール偏心の影響が板厚変動にい
かに表われているかを定量的に標示することができる。
わかれば、板厚変動を周波数解析した結果から、ロール
偏心周波数に一致した板厚変動周波数の強度を見ること
により、毎スタンドのロール偏心の影響が板厚変動にい
かに表われているかを定量的に標示することができる。
■ 本発明の好ましい態様では、表示手段を設けること
により、偏心の大きさを直観的にわかり易くする工夫を
した。各スタンドのロール偏心は当該スタンドの圧延荷
重検出信号に一番大きく出てくることは上記■で述べた
通りである。しかし圧延のための荷重（圧延荷重）に比
べて、ロール偏心による荷重変動は小さいので、圧延荷
重検出信号をそのまま記録しても、ロール偏心の大きさ
を判別することは不可能である。このため周波数解析に
用いた圧延荷重測定信号を平均し、この平均値からの偏
差を検出する。これにより圧延荷重の絶対値にかかわら
ず常にロール偏心に起因した荷重変動のみを拡大して標
示することができ、クレームで判別した板厚変動を引き
起すロール偏心の大きさをより直観的に見ることができ
る。
により、偏心の大きさを直観的にわかり易くする工夫を
した。各スタンドのロール偏心は当該スタンドの圧延荷
重検出信号に一番大きく出てくることは上記■で述べた
通りである。しかし圧延のための荷重（圧延荷重）に比
べて、ロール偏心による荷重変動は小さいので、圧延荷
重検出信号をそのまま記録しても、ロール偏心の大きさ
を判別することは不可能である。このため周波数解析に
用いた圧延荷重測定信号を平均し、この平均値からの偏
差を検出する。これにより圧延荷重の絶対値にかかわら
ず常にロール偏心に起因した荷重変動のみを拡大して標
示することができ、クレームで判別した板厚変動を引き
起すロール偏心の大きさをより直観的に見ることができ
る。
実施例
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。なお、これらの実施例は本発明の単なる例示であって
、本発明の技術的範囲を何等制限するものではない。
。なお、これらの実施例は本発明の単なる例示であって
、本発明の技術的範囲を何等制限するものではない。
第１図に本発明の一実施例を示す。本実施例は、冷間５
段タンデム圧延機に本発明に適用したものである。
段タンデム圧延機に本発明に適用したものである。
図に示すように、ワークロール３とバックアップロール
４とを備えた第１スタンドＳ１から第５スタンドＳ５の
計５段の圧延機のスタンドが直列に配置されている。第
１スタンドＳｌの入側前方には被圧延材２を巻回したペ
イオフリール１が配置され、被圧延材２は第１スタンド
Ｓ１から第５スタンドＳ５の各ワークロール間を通過し
て、第５スタンドの出側後方に配置された巻取りリール
５に巻取られている。第１スタンドＳ１と第２スタンド
Ｓ２の間には入側厚み計Ｘ１が配置され、第５スタンド
Ｓ５の出側には出側厚み計Ｘ、が配置され、更に第１〜
第５スタンドの下側バックアップロールの下に圧延荷重
検出器Ｐ１〜Ｐｓが配置されている。そして、入側厚み
計ＸＩ、出側厚ろ計Ｘ９、圧延荷重検出器Ｐ、〜Ｐ５は
ロール偏心解析装置本体６に接続されている。解析装置
本体６にはグラフィックＣＲＴ７とプリンター８を接続
している。
４とを備えた第１スタンドＳ１から第５スタンドＳ５の
計５段の圧延機のスタンドが直列に配置されている。第
１スタンドＳｌの入側前方には被圧延材２を巻回したペ
イオフリール１が配置され、被圧延材２は第１スタンド
Ｓ１から第５スタンドＳ５の各ワークロール間を通過し
て、第５スタンドの出側後方に配置された巻取りリール
５に巻取られている。第１スタンドＳ１と第２スタンド
Ｓ２の間には入側厚み計Ｘ１が配置され、第５スタンド
Ｓ５の出側には出側厚み計Ｘ、が配置され、更に第１〜
第５スタンドの下側バックアップロールの下に圧延荷重
検出器Ｐ１〜Ｐｓが配置されている。そして、入側厚み
計ＸＩ、出側厚ろ計Ｘ９、圧延荷重検出器Ｐ、〜Ｐ５は
ロール偏心解析装置本体６に接続されている。解析装置
本体６にはグラフィックＣＲＴ７とプリンター８を接続
している。
第２図はロール偏心解析装置のブロック図であり、この
図に示すように、ロール偏心解析装置はＡ／Ｄ変換器９
．１０、偏差値計算器１１．１２、周波数解析装置１３
．１４、ロール偏心周波数演算器１５、ロール偏心演算
器１６、ロール偏心表示器１７、及び荷重板厚偏差周波
数ヒストグラム表示器１８から構成される。なお、Ａ／
Ｄ変換器９、偏差値計算器１１および周波数解析装置１
３は圧延荷重検出器信号Ｐ１〜Ｐ５用、Ａ／Ｄ変換器１
０、偏差値計算器１２および周波数解析装置１４は厚み
針信号Ｘ０、Ｘ、用でる。
図に示すように、ロール偏心解析装置はＡ／Ｄ変換器９
．１０、偏差値計算器１１．１２、周波数解析装置１３
．１４、ロール偏心周波数演算器１５、ロール偏心演算
器１６、ロール偏心表示器１７、及び荷重板厚偏差周波
数ヒストグラム表示器１８から構成される。なお、Ａ／
Ｄ変換器９、偏差値計算器１１および周波数解析装置１
３は圧延荷重検出器信号Ｐ１〜Ｐ５用、Ａ／Ｄ変換器１
０、偏差値計算器１２および周波数解析装置１４は厚み
針信号Ｘ０、Ｘ、用でる。
次に本実施例の動作について説明する。まず、グラフィ
ックＣＲＴ７を用いて厚み計Ｘ、 、Ｘ５、圧延荷重測
定器Ｐ１〜Ｐ５のサンプルピッチ、サンプル回数を設定
し、サンプル開始キイを押すとｘ、 、ｘ５、ｐ、 〜
ＰＳ （７）信号力、それぞれＡ／Ｄ変換器９．１０に
よりサンプリングされる。これらのサンプリングデータ
は偏差値計算器１１．１２により各人力点毎サンプリン
グデータの平均値を求め、平均との偏差が求められる。
ックＣＲＴ７を用いて厚み計Ｘ、 、Ｘ５、圧延荷重測
定器Ｐ１〜Ｐ５のサンプルピッチ、サンプル回数を設定
し、サンプル開始キイを押すとｘ、 、ｘ５、ｐ、 〜
ＰＳ （７）信号力、それぞれＡ／Ｄ変換器９．１０に
よりサンプリングされる。これらのサンプリングデータ
は偏差値計算器１１．１２により各人力点毎サンプリン
グデータの平均値を求め、平均との偏差が求められる。
これによりロール偏心による変動分のみが抽出される。
これらの偏差データは更に周波数解析器１３．１４によ
りフーリエ変換され、各周波数に対する強度分布いわゆ
る周波数ヒストグラムが求められる。これら１１．１２
．１３．１４の結果が、荷重板厚偏差、周波数ヒストグ
ラム表示器１８（実施例ではグラフィックＣＲＴ？）に
表示される。その画面例を第３図に示す。
りフーリエ変換され、各周波数に対する強度分布いわゆ
る周波数ヒストグラムが求められる。これら１１．１２
．１３．１４の結果が、荷重板厚偏差、周波数ヒストグ
ラム表示器１８（実施例ではグラフィックＣＲＴ？）に
表示される。その画面例を第３図に示す。
第３図では入側厚み計ｘ１のサンプリングデータの偏差
の生データが上段に、その周波数ヒストグラムが下段に
表示されている。この画面により、ロール偏心の大きさ
を直観的に見ることができる。
の生データが上段に、その周波数ヒストグラムが下段に
表示されている。この画面により、ロール偏心の大きさ
を直観的に見ることができる。
圧延荷重検出器信号Ｐ１〜Ｐ、用の周波数解析装置１３
の出力である圧延荷重の偏差値の周波数ヒストグラムか
ら、各スタンド毎にロール偏心周波数演算器１５により
、一番強度の高い周波数を求める。
の出力である圧延荷重の偏差値の周波数ヒストグラムか
ら、各スタンド毎にロール偏心周波数演算器１５により
、一番強度の高い周波数を求める。
これが各スタンドのロール偏心周波数である。もし、上
下のロール径が異なる場合は一番と二番の強度の周波数
を求める。この２周波数が上下ロールの偏心周波数であ
る。
下のロール径が異なる場合は一番と二番の強度の周波数
を求める。この２周波数が上下ロールの偏心周波数であ
る。
次に厚み針信号ｘ１、Ｘ、用の周波数解析装置１４の出
力である板厚の偏差値の周波数ヒストグラムから、ロー
ル偏心演算器１６により、１５の出力である各スタンド
のロール回転数に一致した板厚変動の周波数及び強度を
求める。この結果がロール偏心表示器１７に表示される
。具体例では、プリンター８に出力される。このプリン
ト例を第１表に示す。
力である板厚の偏差値の周波数ヒストグラムから、ロー
ル偏心演算器１６により、１５の出力である各スタンド
のロール回転数に一致した板厚変動の周波数及び強度を
求める。この結果がロール偏心表示器１７に表示される
。具体例では、プリンター８に出力される。このプリン
ト例を第１表に示す。
第１表（１）
υ、ｊ、３υ ｕ、 ａｕｕ υ、ｉ’
ｄ’、ｉ Ｕ、Ｚ７！Ｊ Ｕ、／、Ｉ
ａ第１表（２） 第１表ではＸｌ、×５、Ｐ１〜Ｐ５の周波数スペクトラ
ムの極大値の内、大きいもの２０個のみを抽出し、その
周波数と強度をプリントしている。
ｄ’、ｉ Ｕ、Ｚ７！Ｊ Ｕ、／、Ｉ
ａ第１表（２） 第１表ではＸｌ、×５、Ｐ１〜Ｐ５の周波数スペクトラ
ムの極大値の内、大きいもの２０個のみを抽出し、その
周波数と強度をプリントしている。
この例では、スタンド８１〜Ｓ、のロール偏心周波数が
各々の最大の周波数スペクトラムに対応する周波数、す
なわち第１表ではＥ−Ｉの周波数で求められる。
各々の最大の周波数スペクトラムに対応する周波数、す
なわち第１表ではＥ−Ｉの周波数で求められる。
厚み計Ｘ１についてはＳｌの回転数、又厚み計ｘ５につ
いてはＳ、〜Ｓ、の回転数と一致する板厚変動周波数を
探すと、Ｘｌについては、スタンドＳ１のロール偏心周
波数に一致する板厚変動Ａがあり、Ｘｓ についてはス
タンドＳ３、Ｓ４、Ｓ２のロール偏心周波数に一致する
板厚変動Ｂ、Ｃ１Ｄがあるのが分かる。従って、この例
ではスタンドＳ１、Ｓ２、Ｓ４のロール偏心が大きいと
考えられる。すなわち、スタンドＳ３、Ｓ２、Ｓ４のバ
ックアップロールの交換により、数ミクロンの製品板厚
精度の向上が期待される。
いてはＳ、〜Ｓ、の回転数と一致する板厚変動周波数を
探すと、Ｘｌについては、スタンドＳ１のロール偏心周
波数に一致する板厚変動Ａがあり、Ｘｓ についてはス
タンドＳ３、Ｓ４、Ｓ２のロール偏心周波数に一致する
板厚変動Ｂ、Ｃ１Ｄがあるのが分かる。従って、この例
ではスタンドＳ１、Ｓ２、Ｓ４のロール偏心が大きいと
考えられる。すなわち、スタンドＳ３、Ｓ２、Ｓ４のバ
ックアップロールの交換により、数ミクロンの製品板厚
精度の向上が期待される。
なお、上記では冷間タンデム圧延機に本発明を適用した
例について説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、熱間タンデム圧延機、冷間／熱間リバース圧
延機に適用することができるものであり、又、圧延機の
制約はない。
例について説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、熱間タンデム圧延機、冷間／熱間リバース圧
延機に適用することができるものであり、又、圧延機の
制約はない。
発明の詳細
な説明したように、本発明は、圧延機の荷重検出器信号
と被圧延材の板厚測定信号を周波数解析してロール偏心
周波数および板厚変動周波数と周波数別強度を求め、該
ロール偏心周波数に一致した板厚変動周波数の強度をロ
ール偏心量として求めることを特徴とする。これらの荷
重検出器信号および板厚測定信号は通常の圧延機に既存
の設備より得られ、従来技術の如くロール径、先進率お
よびロール回転速度を入力したり、あるいは測定する必
要がなく、自動的且つ簡便に実施できる。
と被圧延材の板厚測定信号を周波数解析してロール偏心
周波数および板厚変動周波数と周波数別強度を求め、該
ロール偏心周波数に一致した板厚変動周波数の強度をロ
ール偏心量として求めることを特徴とする。これらの荷
重検出器信号および板厚測定信号は通常の圧延機に既存
の設備より得られ、従来技術の如くロール径、先進率お
よびロール回転速度を入力したり、あるいは測定する必
要がなく、自動的且つ簡便に実施できる。
さらに本発明によれば生産性を低下させることなく、操
業時にいつでもロール偏心の解析が可能であり、適正時
期にロールの交換の判断が出来、製品板厚の精度を大き
く向上できる。
業時にいつでもロール偏心の解析が可能であり、適正時
期にロールの交換の判断が出来、製品板厚の精度を大き
く向上できる。
第１図は、本発明の１実施例のロール偏心解析装置を備
えた圧延機の概略図である。 第２図は、本発明に従う１実施例のロール偏心解析装置
のブロック図である。 第３図は、本実施例で周波数解析器１４によりもとめた
入側厚み計Ｘｌのサンプリングデータの偏差の生データ
（上段）とその周波数ヒストグラム（下段）を表示する
グラフィクＣＲＴの画像を示す。 （主な参照番号） ■・・・ペイオフリール、２・・・被圧延材、３・・・
ワークロール、 ４・・・バックアップロール、 ８１〜Ｓ、・・・第１〜第５スタンド、５・・・巻取り
リール、 ６・・・ロール偏心解析装置本体、 ７・・・グラフィックＣＲＴ。 ８・・・プリンター、 ９、ＩＯ・・・Ａ／Ｄ変換器、 １１．１２・・・偏差値計算器、 １３．１４・・・周波数解析器、 １５・・・ロール偏心周波数演算器、 １６・・・ロール偏心演算器、 １７・・・ロール偏心表示器、
えた圧延機の概略図である。 第２図は、本発明に従う１実施例のロール偏心解析装置
のブロック図である。 第３図は、本実施例で周波数解析器１４によりもとめた
入側厚み計Ｘｌのサンプリングデータの偏差の生データ
（上段）とその周波数ヒストグラム（下段）を表示する
グラフィクＣＲＴの画像を示す。 （主な参照番号） ■・・・ペイオフリール、２・・・被圧延材、３・・・
ワークロール、 ４・・・バックアップロール、 ８１〜Ｓ、・・・第１〜第５スタンド、５・・・巻取り
リール、 ６・・・ロール偏心解析装置本体、 ７・・・グラフィックＣＲＴ。 ８・・・プリンター、 ９、ＩＯ・・・Ａ／Ｄ変換器、 １１．１２・・・偏差値計算器、 １３．１４・・・周波数解析器、 １５・・・ロール偏心周波数演算器、 １６・・・ロール偏心演算器、 １７・・・ロール偏心表示器、
Claims (4)
- （１）圧延機のロール偏心解析装置であって、圧延荷重
検出器と、該圧延荷重検出器からの検出信号を周波数解
析するロール偏心周波数解析器と、圧延機の出側に設け
られた被圧延材の厚み測定器と、該厚み測定器の測定信
号を周波数解析し、被圧延材の板厚変動の周波数成分お
よびその強度を検出する板厚変動周波数解析器と、該ロ
ール偏心周波数検出器からのロール偏心周波数に一致し
た該板厚変動周波数解析器からの板厚変動周波数及びそ
の強度を演算するロール偏心演算器とを具備することを
特徴とする圧延機のロール偏心解析装置。 - （２）該圧延機は複数スタンドからなり、それぞれのス
タンドに圧延荷重検出器が設けられていることを特徴と
する特許請求の範囲第１項記載の圧延機のロール偏心解
析装置。 - （３）各スタンド毎に周波数解析に使用した圧延荷重検
出器信号の平均値を計算し、該平均値からの圧延荷重の
偏差を計算する手段と、該圧延荷重偏差の表示手段とを
さらに備えることを特徴とする特許請求の範囲第２項記
載の圧延機のロール偏心解析装置。 - （４）多スタンドからなる圧延機の板厚制御方法であっ
て、各スタンドの荷重検出器信号の偏差信号を求め、こ
れらの偏差信号を周波数解析して各スタンドのロール偏
心周波数を計算し、該圧延機に配置された圧延材の厚み
計の偏差信号を求め、これらの偏差信号を周波数解析し
て板厚変動周波数と周波数別強度を求め、上記各スタン
ドのロール偏心周波数に一致した板厚変動周波数の強度
を当該スタンドのロール偏心量として求め、該ロール偏
心量が所定値を超えるスタンドのロールを調整すること
を特徴とする板厚制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60037112A JPS61195706A (ja) | 1985-02-26 | 1985-02-26 | ロ−ル偏心解析装置と板厚制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60037112A JPS61195706A (ja) | 1985-02-26 | 1985-02-26 | ロ−ル偏心解析装置と板厚制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61195706A true JPS61195706A (ja) | 1986-08-30 |
Family
ID=12488514
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60037112A Pending JPS61195706A (ja) | 1985-02-26 | 1985-02-26 | ロ−ル偏心解析装置と板厚制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61195706A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63203814A (ja) * | 1987-02-18 | 1988-08-23 | Murata Mach Ltd | 紡糸捲取機 |
| EP0747143A1 (fr) * | 1995-06-08 | 1996-12-11 | Sollac S.A. | Procédé et installation de laminage à froid avec compensation d'ovalisation des cylindres de laminage |
| KR20030054641A (ko) * | 2001-12-26 | 2003-07-02 | 주식회사 포스코 | 롤편심에 의한 열연판의 두께 이상 판정 방법 |
| CN108817100A (zh) * | 2018-04-24 | 2018-11-16 | 邯郸钢铁集团有限责任公司 | 一种判断某机架轧辊造成带钢出口厚度波动的方法 |
-
1985
- 1985-02-26 JP JP60037112A patent/JPS61195706A/ja active Pending
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| JPH0238689B2 (ja) * | 1987-02-18 | 1990-08-31 | Murata Machinery Ltd | |
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| CN108817100B (zh) * | 2018-04-24 | 2019-07-26 | 邯郸钢铁集团有限责任公司 | 一种判断某机架轧辊造成带钢出口厚度波动的方法 |
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