JPS61195621A - 脱穀装置の飛散ロス検出装置 - Google Patents

脱穀装置の飛散ロス検出装置

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JPS61195621A
JPS61195621A JP3492685A JP3492685A JPS61195621A JP S61195621 A JPS61195621 A JP S61195621A JP 3492685 A JP3492685 A JP 3492685A JP 3492685 A JP3492685 A JP 3492685A JP S61195621 A JPS61195621 A JP S61195621A
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grains
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佐藤 茂夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、風選部の終端に形成された排塵口の対向位置
に圧力感知式の飛散穀粒感知センサを備え、この飛散穀
粒感知センサによる飛散穀粒感知信号に基づいて、飛散
穀粒のロス程度を検出する手段を備えた脱穀装置の飛散
ロス検出装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
上記この種の飛散ロス検出装置は、脱穀装置の選別部の
処理能力以上に殻稈が供給されたり、選別風が強すぎた
りした場合に、排塵口を介して穀粒が脱穀装置外に排出
される事があるため、上記排塵口の対向位置に圧力感知
式の飛散穀粒感知センサを設け、このセンサに当たる穀
粒の個数を計測することによって飛散穀粒のロス程度を
検出すべく構成してあった(例えば、本出願人が既にI
に案しである実願昭59−61044号、あるいは特願
昭59−219308号)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記飛散ロス検出装置は、選別風によっ
て飛ばされる穀粒が排塵口の対向位置に設けたセンサを
打撃する圧力を感知させる構成であること、また、穀粒
の打撃によって発生するセンサの圧力変化すなわち発生
振動周波数が、その他ものが当たって発生する振動周波
数よりも高いという特性を利用して、高周波数の振動成
分を抽出して、その感知個数を計数する構成であったた
めに、以下に示すような不都合があった。
つまり、穀粒か、センサを単独に打撃した場合には問題
がないのであるが、例えば、穀粒が排ワラ等の柔らかい
物に包まれてセンサを打撃すると、この排ワラ等がクッ
ションとして作用し、実際には飛散ロスか発生している
にも拘らず、低周波数の振動しか発生ゼす、従って、第
6図に示すように、飛散ロスの程度が実際より少なく検
出されてしまうという不都合があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、そ
の目的は、上記排ワラ等によって発生する飛散穀粒ロス
の検出誤差を減少させることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の特徴とするところは、前記飛散穀粒感知信号の
周波数成分を、穀粒打撃によって発生する高周波数成分
とその他の低周波数成分とに分離するフィルタ、このフ
ィルタによって分離された各周波数成分毎の感知信号の
個数をカウントする計数手段、および、カウントされた
低周波成分の感知信号の検出個数に基づいて高周波成分
の検出個数を補正する手段、を備え、この補正された高
周波成分の検出個数を検出飛散穀粒の発生ロス個数とし
て計数する手段を備えさせてある点にあり、その作用な
らびに効果は以下の通りである。
〔作 用〕
すなわち、飛散穀粒感知信号を、穀粒による打撃に対応
する高周波数成分と、その他の物の打撃に対応する低周
波数成分に分離して、夫々の周波数成分毎に、その感知
個数をカウントするとともに、その低周波数成分の感知
個数に基づいて、高周波数成分すなわち穀粒打撃に対応
する信号成分の個数を補正するのである。
〔発明の効果〕
従って、最終的に検出した飛散ロスの検出個数を、実際
に発生している飛散ロスの個数に対応するようにできる
のであり、特にワラ等の異物に混入して飛散される穀粒
が多くなった場合の検出精度が改善されることとなり、
その検出精度が従来構成のものに比較して大幅に良くな
ったのである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第4図に示すように、脱穀装置(A)を搭載したクロー
ラ走行機体の前端に刈取前処理部(B)を連結して自説
型コンバインが構成されている。
前記脱穀装置(A)は、扱胴(1)、クリンプ網(2)
等でなる脱穀部(C)と揺動選別機構(3)、唐箕(4
)、1番スクリュー(5)、2番スクリュー(6)、3
7J’塵フアン(7)、等で構成された風選部(D)と
で構成され、前記クリンプ網(2)からの漏下物を選別
して、穀粒は1番スクリュー(5)に回収され、又、ワ
ラ屑類は第4図中矢印(E)で示す方向に向かって開口
された排塵口(8)を介して選別風とともに装置外に排
出され、又、浮遊塵は排塵ファン(7)で吸引排出され
るようになっている。
又、脱穀装置(A)はその処理能力以上の殻稈が供給さ
れた場合、あるいは唐箕(4)からの選別風が強い場合
には、前記排塵口(8)から穀粒が飛散してロスになる
ことがあるため、この飛散する穀粒を検出する飛散穀粒
感知センサ(9)が以下のように配設されている。
すなわち、第5図に示すように、前記排塵口(8)の上
方には排塵ファン(7)が配設され、この排塵ファン(
7)は送風方向が斜下方に向かうようフード(7a)が
斜下方に向かって延設され、フ−ド(7a)における排
出口(10)の対向位置をコの字状に切除し、更に、フ
ァン(7)の送風を妨げないようにフード(7a)の表
面と平滑に、又、機体の振動が伝わらないようにゴム製
緩衝材(11)を介してセンサ(9)がフード(7a)
に取り付けられている。
前記センサ(9)の感知面(9a)の状態を詳述すると
、前記排塵口(8)からは主としてワラ屑(+1)が選
別風(W)とともに、排出されるが、穀粒(G)も脱穀
装置(^)外に飛散する場合があり、この穀粒(G)の
飛散方向は前記矢印(E)に沿っている。
そして、排塵口(8)からのワラ屑(11)は空気抵抗
により排出速度が城しられるとともに、排塵ファン(7
)の送風(P)によって下方に吹き飛ばされ、センサ(
9)の感知面(9a)には殆ど到達しない。
又、穀粒(G)はワラ屑(H)等に比較してその比重が
大きいため空気抵抗による速度の減衰が低く、又、排塵
ファン(7)の送風(F)によっても飛散方向にあまり
変化がなく、前記感知面(9a)を強く打撃するのであ
る。尚、前記センサ(9)は、その感知周波数成分(f
o)に選択性を備えさせるために、センサ(9)自体の
固有振動数(共振周波数)を、前記穀粒(G)の打撃に
よって発生する振動周波数よりも充分低くなるようにし
である。
そして、穀粒(G)やワラ屑(II)が感知面(9a)
を打撃する毎にその打撃圧すなわち発生する振動を電気
信号に変換するのである。
以下、前記センサ(9)による打撃圧感知信号(ν0)
に基づいて、飛散穀粒の個数を計測する手段を、第1図
に示すブロック図および第2図に示すタイムチャートに
基づいて説明する。
すなわち、センサ(9)からの打撃圧感知信号(ν。)
は、二つのフィルタ(12u) 、 (12d)によっ
て穀粒(G)の打撃に対応する高周波数成分(fu)と
ワラ屑(11)等の打撃に対応する低周波数成分(fd
)に分離され、増幅器(13u) 、 (13d)によ
って増幅された後、コンパレータ(14u) 、 (1
4d)によって各周波数成分(fu) 、 (fd)の
感知信号毎に夫々の感知レベルに対応した基準電圧(V
a) 、 (Vb)と比較して、所定レベル以上の信号
を抽出し、このコンパレータ(14u) 、 (14d
)の出力によってワンショットマルチハイブレーク(1
5u) 、 (15d)を起動じて、各周波数成分(f
u) 、 (fd)毎の検出個数に対応するパルス信号
(Pu) 、 (Pd)に変換する。
そして、第3図に示すように、このパルス信号(Pu)
 、 (Pd)の個数(Nu) 、 (Nd)を、対応
するカウンタ(Cu) 、 (Cd)によってカウント
するとともに、制御装置としてのCP U (16)に
より、前記カウンタ(Cu) 、 (Cd)のカウント
値(Nu) 、 (Nd)に基づいて、前記穀粒(G)
の個数(Nu)に対応するカウンタ(Cu)のカウント
値に、前記ワラ屑(11)の個数(Nd)に対応するカ
ウンタ(Cd)のカウント値を所定係数(α)で除算し
た値を加算して検出した穀粒(G)の個数(N)を補正
して、その結果を表示装置(17)に表示するとともに
、予め設定しである飛散ロスの上限値(β)以上になる
とブザー(18)を作動させて警報を発するように構成
しである。
尚、前記検出ロスの補正を行うための所定係数(α)は
、第6図に示ずセンサ(9)の検出信号と実際に発生ず
る飛散ロスとの関係すなわち実線で示すワラ屑(II)
の発生が無い場合と、破線で示すワラ屑(II)の発生
が多い場合とで発生する検出誤差に基づいて設定しであ
る。
尚、本実施例では、検出飛散ロス(N)を表示するとと
もに、飛散ロスが多くなるとブザー(18)を作動させ
て警報を発するようにしであるので、作業者は、この表
示飛散ロス(N)やブザー (18)の作動を確認して
、手動操作によって殻稈の供給量を調節することとなる
が、これに代えて飛散ロス計測結果に基づいて、殻稈の
供給量あるいは選別風の調節を制御装置を介して自動的
に行うようにしてもよい。
又、本実施例では、前記センサ(9)を排塵フ    
アン(7)のフード(7a)に取り付けであるが、これ
に代えてフード(7a)以外に排塵口(8)に対向する
位置に取り付けることも可能であり、ちなみに、この構
成の場合には空気抵抗のみによって穀粒が選別されセン
サに到達するようにできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る脱穀装置の飛散ロス検出装置の実施
例を示し、第1図は飛散ロス検出装置の構成を示すブロ
ック図、第2図は検出信号処理のタイムチャート、第3
図は飛散ロス計測動作を示すフローチャート、第4図は
コンバインの全体側面図、第5図は排塵口の縦断面図、
第6図ばセンサ出力と実際の発生ロスの関係を示す図面
である。 (D)・・・・・・風選部、(8)・・・・・・排塵口
、(9)・・・・・・飛散穀粒感知センサ、(Vo)・
・・・・・飛散穀粒感知信号、(fo)・・・・・・飛
散穀粒感知信号の周波数成分、(fu)・・・・・・高
周波数成分、(fd)・・・・・・低周波数成分、(1
2u) 、 (12d)・・・・・・フィルタ、(νU
)・・・・・・高周波数成分の感知信号、(Vd)・・
・・・・低周波数成分の感知信号、(Nu)・・・・・
・高周波数成分の感知信号の個数、(Nd)・・・・・
・低周波数成分の感知信号の個数、(Cu)。 (Cd)・・・・・・計数手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 風選部(D)の終端に形成された排塵口(8)の対向位
    置に圧力感知式の飛散穀粒感知センサ(9)を備え、こ
    の飛散穀粒感知センサ(9)による飛散穀粒感知信号(
    Vo)に基づいて、飛散穀粒のロス程度を検出する手段
    を備えた脱穀装置の飛散ロス検出装置であって、前記飛
    散穀粒感知信号(Vo)の周波数成分(fo)を、穀粒
    打撃によって発生する高周波数成分(fu)とその他の
    低周波数成分(fd)とに分離するフィルタ(12u)
    、(12d)、このフィルタ(12u)、(12d)に
    よって分離された各周波数成分(fu)、(fd)毎に
    その感知信号(Vu)、(Vd)の個数(Nu)、(N
    d)をカウントする計数手段(Cu)、(Cd)、およ
    び、カウントされた低周波成分(fd)の感知信号(V
    d)の検出個数(Nd)に基づいて高周波成分(fu)
    の検出個数(Nu)を補正する手段、を備え、この補正
    された高周波成分(fu)の検出個数(Nu)を検出飛
    散穀粒の発生ロス個数として計数する手段を備えさせて
    ある脱穀装置の飛散ロス検出装置。
JP3492685A 1985-02-22 1985-02-22 脱穀装置の飛散ロス検出装置 Granted JPS61195621A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014030511A1 (ja) * 2012-08-24 2014-02-27 ヤンマー株式会社 コンバイン
JP2014042469A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Yanmar Co Ltd コンバイン
JP2015097487A (ja) * 2013-11-18 2015-05-28 ヤンマー株式会社 コンバイン

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