JPS61194085A - 抗腫瘍活性を有する対称ジスルフイド化合物 - Google Patents

抗腫瘍活性を有する対称ジスルフイド化合物

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JPS61194085A
JPS61194085A JP3388085A JP3388085A JPS61194085A JP S61194085 A JPS61194085 A JP S61194085A JP 3388085 A JP3388085 A JP 3388085A JP 3388085 A JP3388085 A JP 3388085A JP S61194085 A JPS61194085 A JP S61194085A
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JP
Japan
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compound
chloroform
mitomycin
methanol
formula
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Application number
JP3388085A
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English (en)
Inventor
Kimikatsu Shirahata
白幡 公勝
Masaji Kasai
政次 河西
Kazumichi Kono
河野 一通
Makoto Morimoto
森本 眞
Tadashi Ashizawa
芦沢 忠
Yutaka Saito
裕 斎藤
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KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は抗菌活性、抗腫瘍活性を有する新規マイトマイ
シン誘導体、およびこれを含有する抗腫瘍剤に関する。
従来の技術 マイトマイシン類は抗菌活性、抗腫瘍活性を有する抗生
物質として一般に知られている。代表的なマイトマイシ
ンとしてはマイトマイシンA、マイトマイシンB、マイ
トマイシンC,ポルフィロマイシン(以上はメルクイン
ディクス 第10版に記載されている。)、マイトマイ
シンD、マイトマイシンE(以上は特開昭5.4−12
2797に記載されている。)、マイトマイシンF(特
開昭55−45322に記載されている。)、マイトマ
イシンG、マイトマイシンH(以上は特開昭55−15
408に記載されている。)等がある。
これらのマイトマイシン類はストレプトミセス・ケスピ
トーサスの菌株を培養することにより得ることができる
。最近、マイトマイシンの絶対配置が修正された(J、
^m、 Chem、5oc3.105.7199(19
83) 〕。式へ1こ・それにしたがって修正した且記
各種マイトマインン類の構造を示す。
式A 天然から得られる主なマイトマインン類マイトマ
イシン     XA   YA    ZA   R
A   RBA        0CR3C)I、H)
I      aB        DC!13   
 HCH3a      HCN)I、     [N
3   HHaD        N13    8 
     CHj    a      HE    
    N13     CH3CL    a   
   HF        DC)l!l    C8
3CHj    HaG        N1(2C1
(、CH3一体となって=CH2HDCH3HCHz 
   一体となi’r、=cH2ポ&フイ0フィシン 
 N)12     [:)+3    CHs   
 Ha上記でのaは−CH20CON H2を表すもの
とする。
マイトマイシン類はすぐれた抗腫瘍活性を有するが、一
方では白血球の減少等の副作用も有することから、活性
の増強あるいは毒性の軽減を目的として多数の誘導体が
合成され、それらの生物学的性質が調べられてきた。
これらのマイトマイシン誘導体の中で、本発明と関係の
ある7位のアミノ基が修飾されたものとしては、たとえ
ばJ、 Med、Chem、、 24.975 (19
81)。
J、14ed、 Chem、、  26.16 (19
83)、 J、 Med、 Che+n、。
26、1453 (1983)、 JlMed、 Ch
em、、 27,701 (1984)。
などにその例が報告されている。また、これらの文献に
は7位のアミ7基が修飾されたマイトマイシン誘導体は
生体中において抗腫瘍活性を示すことも記載されている
。7位のアミノ基が修飾されたマイトマイシン誘導体の
なかで、さらに本発明と関係の深いものとしては7位に
ジスルフィド基を含む置換基をもつ誘導体が知られてお
り、その例は特開昭59−104386および特開昭5
9−175493等に見ることができる。これら特許文
献に示されている化合物の中には対称ジスルフィド誘導
体も含まれている。それらは本発明と最も関係が深い誘
導体であるが、ジスルフィドと7位の窒素原子との間の
メチレン鎖が2個に限定された化合物だけである。
発明が解決しようとする問題点 前記に引用した文献類からも明らかなように、すでに数
多くのマイトマイシン誘導体が合成されているが、抗腫
瘍活性の強さ、あるいは毒性の軽減という観点からする
とさらにすぐれた抗腫瘍剤の開発が望まれている。そう
した性質を有する物質の製造を目的として研究を重ねた
結果、辱イトマイシンの7位に導入される置換基がその
中にジスルフィド基を含み、そのジスルフィド基を中心
にして左右対称な構造を有し、かつジスルフィド基と窒
素原子との間の炭素鎖が、炭素数3個またはそれ以上で
あるか、またはそのような長い窒素鎖の間に酸素原子を
エーテル結合で含む、後記式(I)で表される新規な構
造の誘導体がすぐれた抗腫瘍活性を有し、かつ骨髄毒性
が軽減されることが判明した。また本発明に含まれる化
合物の中にはすでに公開された前記の特許に記載されて
いるジスルフィド化合物と比較して、より水溶性の化合
物もある。このような性質は製剤上の大きな利点である
問題点を解決するための手段 本発明のすぐれた抗腫瘍活性を有するマイトマイシン誘
導体は次の式(1)で表される。
(式中、Xは(−CH2−)、(mは3から12までの
整数を表す)で表されるメチレン鎖°、またはC−(C
H,CI−(20)、、−CH2CH2−1(nは1か
ら5までの整数を表す)で表される官能基である。Yお
よびZは夫々水素原子またはメチル基を表す。R1およ
びR2は一方が水素原子で、他方がカルバモイルオキシ
メチル基を表すか、または両者が一体となってエキソメ
チレン基(=CH2)を表す。) 上記でXがメチレン鎖の場合、m=3〜6が抗腫瘍活性
、急性毒性、骨髄毒性の軽減の観点から特に優れている
。また、XがC(CH2CH20) l。
CH2CH2:lの場合は水溶性が大幅に改善されてい
る。
式(1)で表される化合物〔以下、化合物(1)という
。他の式番号の化合物についても同様〕は不活性溶媒中
において、式(n) (式中、Rは低級アルキル基、低級アルカノイル基また
はベンゾイル基を表す。Y、Z、R,およびR2は前記
と同義である)で表される化合物と、式(I) H2N  X   SS   X−NH2(III)(
式中、Xは前記と同義である)で表される化合物もしく
は式(IV) R3X−NH2(IV) (式中、Xは前記と同義である)で表される化合物また
は化合物(I)もしくは(rV)の酸附加塩とを反応さ
せることによって製造することができる。
化合物(rV)と化合物(If)とを反応させると、ま
r式(V) (式中、X、Y、Z、R,およびR2は前記と同義であ
る)で表されるマイトマイシンが生成すると考えられる
しかしながら化合物(V)を単離することはできず、主
たる生成物は化合物(I)であった。これは化合物(V
)が生成したとしても分子内のキノン基が酸化剤として
働き、チオール基を酸化してジスルフィドに変転するた
めと推定される。このときキノン部はジヒドロキシフェ
ニル基になるはずであるが、ジヒドロキシフェニル基は
空気酸化を受は易いので、反応中あるいは後処理や精製
工程の間にキノン核に再酸化され、結局化合物(I)が
安定な生成物として単離されるものと考えられる。もっ
とも、化合物(I)を収率よく合成するためには、一般
的には化合物(IV)を原料とするよりは化合物(II
I)を原料とする法がよい。
化合物(III)の例としては、(5(CH2)2NH
2:] 2゜[−3(C)12)3NH2) 2+ [
−3(CH2)4NH2) 2゜C5(CH2)sNl
(J 2. 〔5(CH2)6N)12:l 2゜C5
(Cflz)JHJ 2+ C5(CL)eNL〕2+
(5(CH2)9NH2:] 2+ C5(CHz)+
oNHz) 2゜(5(CH2)lINH2) 2. 
C5(C)+2)12N!’+232゜C5CH2CH
zOCf12CHJHz) 2. 〔5(CHzCH2
0)zcH2CHzNH2E z、(S (CH2C)
+20) 3CH2CH2NH2〕2゜(−S(C)1
2CH20)4CH,CI(2NH2) 21 (−8
(CH,CH2O>5CH2CH2NH2] 2などが
あげられる。化合物■としてはこれらジスルフィドの還
元型に対応するアミノチオール類がある。化合物(II
I)または(IV)の塩としては通常塩酸塩が使用され
るが、臭化水素酸塩や硫酸塩でもよく、また酢酸塩、パ
ラトルエンスルホン酸塩等の有機酸塩であってもよい。
これらの塩類を原料とする場合には、反応中に遊離する
酸を中和するために必要な量(多くてもよい)の塩基を
共存させることが望ましい。この目的に使用される塩基
は、化合物(n)と反応しないものか、反応するとして
も反応速度が極めて遅いものがよい。その適当な例とし
てはトリエチルアミン、ピリジンなどの第三級アミン類
、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の重炭酸塩ある
いは炭酸塩などがあげられる。
本反応に用いられる溶媒としてはメタノール。
エタノール、インプロパツール、クロロホルム。
ジクロロメタン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン
、メチレングリコールジメチルエーテル。
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド。
水等があり、これらは単独もしくは混合して用いられる
。反応の温度および時間は化合物(II)および化合物
(I)あるいは化合物(rV)によって異なるが、通常
0℃から30℃の範囲で数時間から1日以内で十分であ
る。
反応の後処理は反応生成物たる化合物(1)の性質と使
用する溶媒によって異なるが、反応液を直接減圧下に濃
縮するか、またはクロロホルムもしくは酢酸エチル等の
非水溶性の有機溶剤にて抽出し、抽出液を濃縮する。こ
のようにして得られる粗生成物はカラムクロマトグラフ
ィー、薄層クロマトグラフィー、あるいは再結晶法等に
より精製される。
化合物(1)はすぐれた抗菌活性、抗腫瘍活性を有し、
抗菌剤、抗腫瘍剤として有用である。化合物(1)の中
には親油性のものや親水性のものもあり、このような性
質は医薬としては特に好ましい場合がある。化合物(1
)を抗腫瘍剤として用いる場合には、各々の化合物を0
.06〜5mg/kgの投与量で、生理食塩水、ブドウ
糖、ラフ)−ス、マンニット注射液に溶解して注射剤と
して通常静脈内に投与する。また日本薬局法に基づいて
凍結乾燥してもよいし、塩化ナトリウムを加えた粉末注
射剤としてもよい。さらに医薬品的用途を満たした塩類
のような、よく知られた薬学的に許容されている稀釈剤
、補助剤および/または担体を含んでいてもよい。注射
剤として使用する場合には溶解度を高めるための助剤を
併用するのが好ましい場合もある。投与量は年齢や症状
により適宜増減できる。投与スケジュールも症状や投与
量によって変えることができるが、たとえば週1回ある
いは3週間に1回などの間歇投与がある。また同様の投
与量、投与方法で経口投与、直腸投与も可能である。経
口投与に際しては適当な補助剤と共に、錠剤、粉剤1粒
剤、シロップ剤、半開等として投与できる。
次に本発明の実施例を示す。以下の実施例に示されてい
る物理化学的データは次の機器類によって測定された。
’H−NMR:日本電子F X−100(100M H
z)。
ブルーカー、 A M2O3(400M Hz ) 、
測定は特に記載のない限りピリジン−ds中で行い、ピ
ークの積分強度は相対値で示したく実際の水素原子の数
はその2倍である)。lR:島原IR−G−27゜測定
は特に記載のない限りKBr法による。MS:日立M−
80B、TL、C:lルりArt5714(シリカゲル
プレート)。M、p、:柳本ミクロ融点測定器(熱板方
式)。
マイトマイシン誘導体の元素分析値は理論値と一致しな
い場合がしばしばあるが、本発明に含まれる化合物にお
いてもこの傾向が強く、測定値が分子式を反映しにくい
ので記載しない。元素分析に代わるものにMSスペクト
ル(質量スペクトル)があるが、マイトマイシン誘導体
では一般的にM゛が観測されにくく、観測されても強度
が弱い場合が多い。本発明に含まれる化合物では通常の
EI法での測定条件では観測できなかった。そこで種々
検討したところSIMS法ではMlを反映するようなピ
ークが観測された。しかし、この測定法で観測されるピ
ークはM+ではなく、CM+1)″。
CM+2]“、  CM+3)”、  CM+4)3あ
るいは[:M+53”であり、どの場合にもこれらのう
ちのいくつかが同時に観測された。この理由は次のよう
に考えられる。SIMS法ではグリセリンに混合した試
料にXe・を衝突させてイオン化させるが、このときグ
リセリンから生じる水素ラジカルによってマイトマイシ
ンのキノン部が還元される。本特許に含まれる化合物は
いずれも薔イトマイシン骨格を2個ずつ有しているので
、一つの分子に対し最大4個の水素がとり込まれ、マス
スペクトロメーターの中で2個のハイドロキノン骨格を
もつ化合物に変化する可能性がある。この場合には質量
数が4増加することになるが、これにさらに通常のマス
スペクトルでよく見られるような水素イオン又は水素ラ
ジカルの附加も起こり得るから、スペクトルにはCM+
5)“イオンが観測されても不合理ではない。ちなみに
分子量334のマイトマイシンCの場合にはSIMS法
ではm/z335.336.337にピークが観測され
るが、このうちm/z337はキノン部が還元され、さ
らに水素の附加が起こったイオンとして説明できる。実
施例に示す化合物の分子量は直接的にはMSで証明され
てはいないが、それは上記のような理由によるものであ
り、どのような特殊な化合物群にあってはCM+1)”
〜(M+5)”のピークの出現がそれぞれの分子量9分
子式を強く支持していると考えられる。さらに、式(n
)で表される化合物は第一級アミンと選択的に7位で置
換反応をすることはよく知られている反応であり、加え
て’H−NMRは生成物が式(1)であることを明確に
示しているので、各化合物の分子式は十分に証明されて
いるものと考えられる。
なお、式(I)で表される化合物の粉末は、いずれも黒
と表現してもさしつかえのない程濃いが、実施例では夫
々の帯色の傾向を記載した。また実施例に記載した化合
物の構造は、式(1)と対応させて表1に示した。
表1 実施例に示す化合物 *特開昭59−104386に記載されている化合物実
施例1゜ 7−N、?’−N’ −(ジチオジトリメチレン)シマ
イトマイシンC(化合物1) マイトマイシンA(175■)をメタノール(4ml)
 に溶NL、トリエチルアミン(1o4.5μl)とホ
モシスタミン・2塩酸塩(63,3■)を加え、室温に
て12時間攪拌した。反応後に減圧下で溶媒を留去し、
残渣を15gのシリカゲルを用いたカラムクロマトグラ
フィーにかけ、クロロホルム/メタノール(9: I 
V/V)で溶出スる青色部分を分取、濃縮し、さらにn
−へキサンを加えて再度濃縮し、減圧下に乾燥して化合
物l(118mg、58%)を得た。
M、p、:122〜135℃(試料の色が濃いために明
確には判定できなかった。以下のm、p、も同様である
)。
’H−NMR(100MHz)  :δ2.00 (2
H,quint。
J=7.1)、 2.14 (3H、s)、  約2.
7 (ill、 b)、 2.80(2H,t、 J=
7.1)、 3.14 (IH,bs)、 3.22 
(3H,s)。
3.61 (IH,bd、 J=12.7)、 3.6
6 (2N、 q、 J=6.7)。
4.00 (Ill、 dd、 J=11.0.4.4
)、 4.54 (IH,d、 J=12.7)、 5
.04 (IH,t、 J=10.6)、 5.38 
(IH,dd。
J=10.3.4.4)、 7.08 (1)1. t
、 J=7.0)、 7.63(2H,hs) I R:3300. 2940. 1?16. 163
1. 1550. 1509゜1445、 1328.
 1059 cm−1MS(E I)  :  m/z
 407  (M”/2.CzgH4gNso+osz
= 814 ) MS(S IMS): m/z 816 ((M+2戸
〕。
818 C(M+4戸〕 TLC:Rf=0.35 (クロロホルム/メタノール
、9:IV/V) 実施例2゜ ?−N、?’−N’ −(ジチオジトリメチレン)ジマ
イトマイシC(化合物1) 22■のマイトマイシンAをQ、Qmlのメタノールに
溶解し、8.8μlのトリエチルアミンと7.7■のホ
モシステアミン・1塩酸塩を加え室温にて4時間攪拌し
た。クロロホルム/メタノール(9:lV/V)および
酢酸エチル/メタノール(9:I V/V)を展開溶媒
とするTLCにて反応を追跡すると、実施例1で得られ
た化合物と同一の濃青紫色でかつ同一のRf値を持つ化
合物の生成が確認された。
しかし、同時に黄色および黄橙色を有する副生成物が多
数副生していた。
実施例3゜ 7−N、?’−N’ −(ジチオジトリメチレン)ジマ
イトマイシD(化合物2) マイトマイシンAの代わりに175■のマイトマイシン
Bを用いる外は実施例1と同様の操作を行い、暗青緑色
の粉末として化合物2(121■。
59%)を得た。
間、p、:153〜157℃ ’H−NMR(100MHz)  :δ1.93 (2
H,quint。
J=7.1)、 2.10 (3H,s)、 2.13
 (3N、 s)、 2.23(IH,dd、 J4肌
1.7)、 2.47 (1)1. d、 J=4.9
)。
2.74 (2H,t、 J=7.1)、 3.59 
(2H,Q、 J=7.1)。
3.67 (IH,dd、 J=12.9.1.7)、
 4.22 (LH,dd。
J=9.8.3.7)、 4.45 (1)1. d、
 J=IQ 9)、 5.20(IH,t、 、r=1
0.1)、 5.47 (IH,dd、 J=10.5
.3.7)。
?、07 (1)1. t、 J=6.6)、 7.4
7 (2)1. bs)、 8.32(IH,bs) I R:3300.2955.1710.1631.1
547.1510゜1450、1331.1054 c
m”TLC: Rf =0.20 (クロロホルム/メ
タノール。
9 : I V/V) M S(E I )  : m/z 407 (1/2
 M”、  C5gH45NeO,、δ2 = 814
) MS(S I MS)  : m/z 816 ((M
+2)1) 。
817 C(M+3)” ) 、  819 ((M+
5)” )実施例4゜ ?−N、?’−N’ −(ジチオジトリメチレン)ビス
−9a−0−デメチルマイトマイシンG(化合物3) 144■のマイトマイシンH,104,5μlのトリエ
チルアミン、63.3■のホモシスタミン・2塩酸塩を
用いて実施例1と同様の反応を行った。
反応液を20 Qmlのクロロホルムで稀釈し、20I
Illの0.1 M−リン酸バッファー(pH5,0)
で2回洗浄し、さらにクロロホルム層を水、飽和食塩水
で洗浄後、芒硝で乾燥した。乾燥剤を炉別後、溶媒を減
圧留去し、残渣をクロロホルム/アセトン(7: 3 
V/V)を溶出溶媒とする50gのシリカゲルを用いた
カラムクロマトグラフィーにかけ、青色の分画を集め減
圧濃縮し、さらにn−ヘキサンを加えて濃縮乾固し、1
09mgの暗黄土色の粉末として化合物3を得た。収率
63%。
M、p、:明確な融点を示さず、140℃から250℃
に加熱する間に除色に黒褐色に変化した。
’H−NMR(100MHz)  :δ1.92 (2
H,quint。
J=6.7)、 2.07 (3)1. s)、 2.
15 (3H,s)、 2.28(LH,dd、 J=
4.6.1.7)、 2.62 (IH,d、 J=4
.6>。
2.72 (2tl、 t、 J=6.8)、  3.
57 (2H,q、 J=6.8>。
3.75  (IH,dcl、  J=12.9. 1
.7)、  4.74  (III、  d、  J・
12.7)、  5.81  (IH,d、  J=1
.2)、  6.48  (IH,d。
J=1.2>、  7.09  (1)1.  t、 
 J=6.4)rR:3295. 2950. 164
0. 1509. 1443. 1204゜1049 
 cr’ 丁’LC: Rf =0.23 (クロロホルム/アセ
トン。
7 : 3 V/V) M S(E I )  :m/z 346 (M’″/
2.C3−H−oNs○6S2= 692 ) MS(S fMs) + m/z 693 C(M+1
戸〕。
695 C(M+3)” ) 、 696 C(M+4
)”″〕実施例5゜ ?−N、7’−N’ −(ジチオジテトラメチレン〉シ
マイトマイシンC(化合物4) 175mgのマイトマイシンAを4mlのメタノールに
溶解し、104.5μlのトリエチルアミンと70、3
 mgの4.41−ジチオジブチルアミン・2塩酸塩を
加え、室温にて5.5時間攪拌した後−夜5℃の冷蔵庫
内に放置した。100+nlの酢酸エチルで稀釈し、重
曹水で洗浄した。水層を5011の酢酸エチルで抽出し
、両酢酸エチル部を混合し、水。
飽和食塩水で洗浄後芒硝で乾燥した。乾燥剤を戸別し、
溶媒を減圧濃縮して得られた残渣をクロロホルム/メタ
ノール(93: 7 V/V)を溶出溶媒とするシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにかけ、青色のバンド部
を集めてa縮し、n−へキサンを加えてからもう一度溶
媒を減圧下に留去、乾固して暗緑色の粉末として205
mg(97%)の化合物4を得た。
M、I]、:126〜134℃ ’H−NMR(100MHz):δ1.72 (4M、
 m)。
2.14 (3N、 s)、 2.76 (2)1. 
 t、 J=6.6)、  約2.8(LH,br)、
 3.15 (IH,bs)、 3.23 (31(、
s)、 3.53(2N、 Q、 J=6.4)、 3
.61 (IH,bd、 J=12.7)、 4.00
(+、11.  dd、   J=11.0.  4.
4>、   4.56  (1)1.   d、   
J=12.7)。
5.03 (1N、 t、 J=10.6>、 5.3
8 (II(、dcl、 J=10.5゜4.4)、 
7.02 (LH,t、 J=6.4>、 7.62 
(2t(、bs)IR:3310.2950.1720
.1636.1553.1510゜1448、1329
.1059 arc’TLC: Rf =0.34 (
クロロホルム/メタノール。
9/I V/V ”) MS(S IMS)  :m/z 843 ((M+1
)” ) 。
844 ((M+2)” 〕、 845 ((M+3)
” )C3wHsoNi○、oSR= 842実施例6
゜ ?−N、 ?’−N’ −(ジチオジテトラメチレン)
シマイトマイシンD(化合物5) 175mgのマイトマイシンB、11)4.5μβのト
リエチルアミン、70.3mgの4,4′−ジチオジプ
チルアミン・2塩酸塩を用いて実施例5と同様の操作を
行い、暗緑色の粉末として187mg(収率89%)の
化合物5を得た〔シリカゲルカラムクロマトグラフィー
ではクロロホルム/メタノール(9+ I V/V)を
溶出溶媒に用いた〕。
M、p、:154〜161℃ ’H−NMR(100MHz)  :δ163 (4N
、 br)。
2.09 (3)1. s>、 2.13 (3)1.
 s)、 2.23 (ltl、 dd。
J=4.6.1.7)、 2.47 (LH,d、J=
4.6)、 2.72 (2N。
t、 J=6.3)、 3.47 (2N、 q、 J
=6.4)、 3.68 (IH。
dd、 J=12.9.1.7>、 4.22 (II
I、 dd、 J=9.8.3.7)。
4.46 (IH,d、 J・12.9)、 5.20
 (IH,t、 J=10.2)。
5.47 (1)1. dd、 J=10.5.3.7
)、 7.01 (1N、 t、 J=6.4)、 7
.47 (2H,s)、 8.33 (IH,bs)I
 R:3320.2960.1718.1637.15
14.1453゜1332、1059 cm” TLC: Rf=0.26 (クロロホルム/メタノー
ル。
9 : I V/V) MS(S IMS)  :m/z 844 C(M+2
)” 〕。
8451: CM+3戸〕、 846 ((M+4)”
 )C38H5ONIIOIO32= 842実施例7
゜ T−N、 ?’−N’ −(ジチオジペンタメチレン)
シマイトマイシンC(化合物6) 175mgのマイトマイシンA、104.5μAのトリ
エチルアミン、77.3mgの5,5′−ジチオジペン
チルアミン・2塩酸塩を用いて実施例5と同様の操作を
行うことにより、暗青紫色の粉末として207mg(9
5%)の化合物6を得た。
M、p、+123〜128℃ ’H−NMR(100MHz) :δ1.3〜1.8 
(6)1゜m)、 2.14 (31(、s)、 2.
74 (2)t、 t、 J=6.6)、約2.8 (
IH,m)、 3.14 (LH,bs)、 3.23
 (31(、s)。
3.49 (2H,q、 J=6.6)、 3.61 
(1N、 dd、 J・12.7゜1.7>、 4.0
0 (IH,dd、 J=10.7.4.4)、 4.
56 (IH。
d、 J=12.7)、 5.03 (IH,t、 J
・10.5)、 5.39 (11(。
ad、 J=10.3.4.4)、 6.96 (IH
,t、 J=6.4)、 7.60(2H,bs) I R:3300.2940.1720.1632.1
551.1509゜1444、13211057 cm
−’TLC: Rf=0.39 (クロロホルム/メタ
ノール。
9 : I V/V) MS(S I MS)  :m/z 871 C(M+
1)” ) 。
872 C(M+2)’″) 、 ll’75 C(M
+5)” )C1゜H,、N60.。s、 = 870
実施例8゜ ?−N、7’−N′−(ジチオジペンタメチレン)ジマ
イトマインンD(化合物7) 175 mgのマイトマイシンB、104.5.12の
トリエチルアミン、77.3mgの5,5′−ジチオン
ペンチルアミン・2塩酸塩を用いて実施例6と同様の操
作を行い、暗緑色の粉末として208a+g(96%〉
の化合物7を得た。
M、ρ、・128〜138℃ ’H−NMR(100MHz):δ1.3〜1.8 (
6H。
m)、 2.09 (3)1. s>、 2.13 (
38,s)、 2.23 (18゜dd、 J=4.6
.1.7)、 2.47 (1)1. d、 J=4.
6)、 2.72(2)1. t、 J=6.8)、 
3.42 (2H,q、 J=6.3)、 3.68(
IH,dd、 J=12.9.1.7)真、22 (L
H,dd、 J=9.8゜3.7)、 4.47 (I
H,d、 J=12.9)、 5.21 (IH,t、
 J=10゜2)、 5.48 (IH,dd、 J=
10.5.3.7>、 6.96(IH,t、 J=6
.3)、 7.47 (2H,bs)、 8.33 (
IH,bs)IR:3265.2910.1710.1
627.1506.1444゜1326、1050 c
m−’ TLC: Rf=0.30 <90oホルム/メタノー
ル。
9 : I  V/V) MS(S [4S)  +m/z 871 ((M+1
戸〕。
872 C(M+2)” ) 、 873 C(M+3
戸〕。
874 C(M+4戸 ) 、  875 C(M+5
)” )C4QNS4N801O32=  870実施
例9゜ 7−N、?’−N’ −(ジチオンへキサメチレン)シ
マイトマイシンC(化合物8) 175mgのマイトマイシンA、104.5mgのトリ
エチルアミン、84.4mgの6.6′−ジチオンヘキ
シルアミン・2塩酸塩を用いて実施例5と同様の操作を
行い、暗青紫色の粉末として213mg(95%)の化
合物8を得た。
■、p、+106〜113℃ ’H−NMR(100MHz)  :δ1.2〜1.8
 (8H。
m)、 2.15 (3)1. s)、 2.76 (
2B、 b、 J=6.6)、約2.8 (1)1. 
b+++)、 3.15 (IH,d、 J=4.4)
、 3.23(3H,s)、 3.48 (28,Q、
 J=6.6)、 3.62 (iff、 dd。
J=12.7.1.7)、 4.00 (IH,dd、
 J=11.0.4.4)。
4.57 (IH,d、 J=12.7)、 5.04
 (LH,t、 J=10.6)。
5.40 (LH,dd、 J=10.3.4.4)、
 6.96 (IH,t、 J=6.6)、 7.61
 (2H,bs)I R:3290.2910.1?1
3.1628.1548.1504゜1441、132
0.1052 cm−’TLC: Rf =0.48 
(クロロホルム/メタノール。
9 : I V/V) MS(E I ):m/z 499 (M”/2.C,
、HssN、O,oS。
= 898 ) MS(S rMs)  :  m/z900 C(M+
2)−]。
901 C(M+3戸〕 実施例10゜ 7−N、 ?’−N′−(ジチオンへキサメチン)ジマ
イトマインンD(化合物9) 175mgのマイトマイシンB、104.5μAのトリ
エチルアミン、84.4mgの6.6′−ジチオンヘキ
シルアミン・2塩酸塩を用いて実施例6と同様の操作を
行うことにより、暗青緑色の粉末として211mg(9
4,%)の化合物9を得た。
M、p、:131〜135℃ ’H−NMR(100MHz)  :61.2〜1.8
 (8H。
m)、 2.11 (3H,s)、 2.13 (3H
,s)、 2.24 (1)1゜dd、 J=4.9.
2.0)、 2.48 (1)1. d、 J=4.9
)、 2.75(2H,t、 J=6.8)、 3.4
1 (2H,Q、 J・6.6)、 3.69(LH,
dd、 J=12.9.2.0)、 4.23 (LH
,dd、 J=9.8゜3.7)、 4.48 (IH
,d、 J=12.9)、 5.22 (IH,t、 
J=10.2)、 5.49 (IH,dd、 J=1
0.5.3.7)、 6.95(1N、 t、 J=6
.6)、 7.48 (28,bs)、 8.35 (
1)1. bs)I R:3290.2930.171
5.1630.1543.1506゜1448、132
7.1052 cr’TLC: Rf =0.39 (
クロロホルム/メタノール。
9 : I V/V) MS(E I )  :m/z 406 (M”/2−
HNC○)MS(S IMS)  :m/z 900 
C(M+2)”  )  。
901 ((M+3戸:] 、 903 [: (M+
5戸]C<2)1saNs○、。S2  =  898
実施例11゜ ?−N、?’−N’ −(ジチオジオクタメチレン)シ
マイトマイシンC(化合物10) 175mgのマイトマイシンAを10m1のメタノール
と5mlのクロロホルムの混合溶媒に溶解し、104.
5μβのトリエチルアミンと98.3 mgの8゜8′
−ジチオジオクチルアミン・2塩酸塩を加え室温で攪拌
した。7.5時間後に69.7μlのトリエチルアミン
と9.8 mgの8.8′−ジチオジオクチルアミン・
2塩酸塩とを追加し、−夜攪拌を続けた。
反応液を10 Qmlの酢酸エチルで稀釈し、重曹水で
洗浄した。水槽を5 Qmlの酢酸で抽出し、有機層を
一緒にした後、水、飽和食塩水で洗浄し芒硝で乾燥した
乾燥剤をp側抜、溶媒を減圧除去し、残渣をクロロホル
ム/メタノール(92: 8 V/V)を用いる75g
のシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにかけ、青色
の区分を集めた。減圧下に溶媒を除去し、n−ヘキサン
を加えてこの操作を繰返し暗青紫色の粉末として211
■(88%)の化合物10を得た。
■、ρ、:93〜98℃にて色調が変化し、さらに10
2〜108℃でも色調が変化した。
’H−NMR(100MHz) :δ1.2〜1.8 
(12H。
m)、 2.16 (3H,s)、 2.79 (2N
、 t、 J=6.8>、約2.8 (1N、 bm)
、 3.11 (1B、 bd、 J=4.9)、 3
.23(3H,s)、 3.48 (2)1. Q、 
J=6.4>、 3.fiO(1)1. bd。
J−12、?)、 4.01 (IH,dd、 J=1
1.0.4.4>、 4.58(28,d、 J=12
.7)、 5.07 (IH,t、 J=10.8)、
 5.41(IH,dd、 J=10.3.4.4>、
 6.97 (IH,t、 J=6.4)。
7.62 (2H,ヒS) T R:3300. 2928. 1719. 163
9. 1558. 1518゜1450、1330.1
060 cr’TLC: Rf =0.36 <クロロ
ホルム/メタノール。
9 : I V/V) MS(El):+y+/z434(M”/2−HNCO
)MS(S I MS) : m/z 959 ((M
+5)” )C<aHssNao+osz = 954
実施例12、 ?−N、?’−N’ −(ジチオシトデカメチレン)シ
マイトマイシンC(化合物11) 1.50.8mgのマイトマイシンAを1 Qmlのメ
タノールに溶解し、301μlのトリエチルアミンと2
00mgの粗 12.12’−ジチオジドデシルアミン
・2臭化水素酸塩(約72■のフタール酸を含む。)を
加え室温にて40分攪拌後、5mlのクロロホルムを加
え一夜攪拌を続けた。10 Qmlの酢酸エチルで稀釈
後、飽和重曹水で洗浄した。洗液を5Qmlの酢酸エチ
ルで2回抽出し、全ての酢酸エチル層を一緒にし、飽和
重曹水、次いで飽和食塩水で洗浄し、芒硝にて乾燥した
。芒硝を炉別後溶媒を減圧下留去し、残渣を50gのシ
リカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーにかけた。
クロロホルム/メタノール(93ニアV/V)で溶出す
る青色の部分を集め、減圧濃縮し、n−へキサンを加え
て再び減圧下に濃縮乾固し、暗青紫色の粉末として16
5■(66%)の化合611を得た。
M、p、:88〜102℃で色調が変化し、さらに14
7℃でも変色が起こったが融解点は認められなかった。
’H−NMR(100MHz)  :δ1.2〜1.9
 (208゜m)、 2.17 (3)1. s)、 
2.81 (2H,t、 J=6.6)、約2.8 (
IH,bs)、 3.11 (18,bd、 J=4.
4)、 3.23(3H,s)、 3.50 (2H,
q、 J=6.6)、 3.61 (IH,bd。
J=12.9)、 4.01 (1)1. dd、 J
=11.0.4.4>、 4.58(IH,d、 J=
12.9)、 5.07 (1)1. t、 J=lO
,8)、 5.41(l)1. dd、 J=10.5
.4.4>、 6.98 (IH,t、 J=6.1)
7.63 (2)1. bs) I R:3310. 2928. 1720. 164
0. 1560. 1514゜1452、 1328.
 1060 cm−’Tt−c:Rr=o、22<クロ
ロホルム/メタノール。
95:5V/V) MS(S IMS)  : m/z I(171−((
M+5ν〕。
C54HI2NIIOIO32= 1066実施例13
゜ 7−N、7’−N’ −(ジチオビス(3−オキサペン
タメチレン)〕シマイトマイシンC(化合物175■の
マイトマイシンAをl Qmlのメタノールに溶解し、
348mlのトリエチルアミンと78、3 mgの5.
5′−ジチオビス−3−オキサペンチルアミン・2塩酸
塩(本化合物の製造法について。
は参考例1を参照)を加えて室温で攪拌した。3時間後
に9.4 mgの上記アミン塩酸塩を追加し、さらに−
夜攪拌を続けた。10 Qmlの酢酸エチルで稀釈し飽
和重曹水で洗浄し、洗液を5Qmlの酢酸エチルで抽出
した。有機層を一緒にし、飽和重曹水、次いで飽和食塩
水で洗浄してから芒硝で乾燥した。乾燥剤を減圧下に留
去し、残渣を75gのシリカゲルを用いたカラムクロマ
トグラフィーにかけた。クロロホルム/アセトン/メタ
ノール(6:3:IV/V)で溶出する青色の区分を集
め、溶媒を減圧下に留去し、n−へキサンを加えて減圧
下に濃縮乾固し、暗青紫色の粉末として213■(97
%)の化合物12を得た。
M、p、:85〜95℃ ’H−NMR(400MHz):δ2.09 (LH,
bs)。
2.12 (3H,s)、 2.74 (1)1. b
s)、 3.02 (2)1. t。
J=6.4)、 3.14 (IH,bs)、 3.2
2 (3H,s)、 3.58(IN、 hd、 J=
12.7>、 3.66 (2)1. t、 J=5.
4)、 3.77(2H,q、 J=5.7)、 3.
79 (2H,t、 J=6.4)、 3.98(il
l、 dd、 J=11.2.4.2)、 4.53 
(IH,d、 J=12.7)。
5.05 (1)1. t、 J=10.8>、 5.
37 (18,dd、 、r=IQ、4゜4.2)、 
7.12 (IH,t、 J=5.9)、  約7.6
 (2H,bs)IR:3300.1720.1640
.1557.1514.1452゜1325、1110
.1060 cm”TLC: Rf =0.26 (ク
ロロホルム/メタノール。
9 : I V/V) MS(E I ): m/z 394 (M”/z−H
NCO)MS(S IMS) : m/z 879 (
(M+5>’ 〕。
C5aHatrNaO12Sz = 874実施例14
゜ ?−N、?’−N’ −(ジチオビス(3,6−シオキ
サオクタメチレン)〕シマイトマイシンC(化合物13
) 175mgのマイトマイシンAを10m10メタノ−ル
に溶解し、348μlのトリエチルアミンと1.Qml
の8.87−シチオピスー3.6−シオキサオクチルア
ミン・2塩酸塩(本化合物の製造法は参考例2を参照)
のメタノール溶液(100,4mg/ml)を加え室温
にて22.5時間攪拌した後、Q、5mlの上記アミン
塩酸塩溶液を追加し、さらに6時間攪拌を続けた。以後
は実施例13と同様の操作をしCカラムクロマトグラフ
ィーは50gのシリカゲルとクロロホルム/アセトン/
メタノール(8:1 : I V/V)を用いて行った
〕、暗青紫色の粉末として203mg(85%)の化合
物13を得た。
M、p、+69〜75℃ ’H−NMR(400MHz)  :δ約2.1 (I
H,bs)。
2.11 (3)1. s)、 2.74 (1)1.
 bs)、 3.06 (2H,t。
J=6.4)、 3.14 (IH,bs)、 3.2
2 (3H,s)、 3.59(LH,bd、 J=1
2.7)、 3.64 (2H,t、 J=5.4)、
 3.65(48,s)、 3.74 (2N、 q、
 J=5.6)、 3.81 (2H,t。
J=6.4)、 3.98 (IH,da、 J=11
.2.4.2)、 4.53(1)1. d、 J=1
2.7)、 5.06 (11(、t、 J=10.8
)、 5.37(1)1. dd、 J=10.4.4
.2)、 7.11 (1M、 t、 J=5.8)。
約7.6 (2H,bs) I R:3294.2874.1719.1638.1
559.1509゜1450、1324.1112.1
062 am−’TLC: Rf =0.42 (クロ
ロホルム/メタノール。
9  :  I  V/V) M S(E I ) : m/z 43B (M”/a
  HNCO)MS<S IMS)  :  m/z 
963 ((M+1)” 〕。
964 C(M+2)]965 C(M+3)“〕C4
□HsaNsO+<S2  = 962実施例15゜ 抗菌活性 本発明に含まれる化合物の中からいくつかの化合物を例
にとって表2に抗菌活性を最少生育阻止濃度(g/ml
 )で示す。最少生育阻止濃度は寒天稀釈法によりp 
H7,0で測定した。表中、細菌に対して用いられてい
る記号は次の意味を表す。
SF ストレプトコッカス・フェカリスATCC105
41、SA スタフィロコッカス・アラスレウスATC
C65389P、BS バチルス・ズブヂリス1070
7.PV プロテウス・ブルガリスATCC6897,
KP クレブシラ・二二一モニアエATCCI O03
1゜ 表2 抗菌活性(最少生育阻止濃度、47m1)実施例
16゜ サルコーマ180固型腫瘍に対する抗腫瘍活性および毒
性 本発明に含まれる化合物の中からい(つかの化合物を例
にとり、サルコーマ180−固型腫瘍に対する抗腫瘍活
性(EDs。)と急性毒性(LDsa)および抹消白血
球数に対する影響(WBC4゜。0)を表3に示した。
WBC,。。。は抹消白血球数を4000/mm’に減
少させる薬物の投与量を表す。
実験はすべてddyマウスを用いて行ったものであり、
具体的実験操作および表3中の用語のより詳細な説明は
特開昭59−112428に記載されている。表3には
比較のために本発明と最も関係の深い7−N、?’−N
’ −(ジチオジエチレン)シマイトマイシンC(化合
物14.特開昭59−104386に記載されている)
の性質も記載した。表中crは化学療法係数(Chem
otherapy Index)でありCI=LD、。
/EDsaで求められる。この定義から明らかなように
、CI値は腫瘍に対する選択毒性を反映するものであり
、CI値が大きいほど抗腫瘍剤としてはすぐれているし
、また臨床上では薬物の投与量の許容範囲が広くなると
いうことにもなり、抗腫瘍剤の評価に於いては最も重要
な指標の一つである。
表3に例示した化合物のCI値はいずれも化合物14の
それよりも大であり、よりすぐれた性質をもつものとい
えよう。
表3  抗腫瘍活性および毒性 参考例1゜ 5.5′−ジチオビス−3−オキサペンチルアミン・2
塩酸塩、 〔5(CH2)20(CH2)、NH2・H
C1〕*の合成 (a)50gの1.5−ジブロモ−3−オキサペンクン
と22.2 gのフタルイミドカリウム塩を200m1
のアセトンに溶解し、3日間加熱還流した。
冷却後、副生じた臭化カリウムを炉別し、p液を濃縮し
、200m1のクロロホルムを加えて水洗し、クロロホ
ルム層を乾燥後に濃縮した。さらに減圧蒸溜することに
より未反応の1.5−ジブロモ−3−オキサペンクンが
19.9 g回収された。この残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーで精製し、21.4g(60%)の
5−フタルイミド−3−オキサペンチルブロマイドをM
、p、 75.0〜77.0℃の無色の結晶として得た
IR:2962.2932.2870. 1767、1
690.1467゜1423、1393.1313.1
279.1107 am−’M S(E I ) : 
m/z 299および297 [:M” 。
Cl2H12BrN03 に対する計算値=299 (
”B r ) ) 、 190.174.173.16
0(5)上記(a)で得られた化合物の11.03 g
と9.19gのチオ硫酸ナトリウム・5水和物を3 Q
mlの50%含水メタノールにとかし、2時間加熱還流
した後4.70 gのヨウ素を含む5 Qmlのメタノ
ール溶液を約10分間で滴下し、ひき続きさらに1時間
還流した。反応容器の底に分離した油状の生成物を分離
し、クロロホルムにとかしてから洗浄、乾燥をした。油
状生成物を分離した残りの液は、減圧下にメタノールを
留去した後クロロホルムで抽出し、クロロホルム層を洗
浄、乾燥した。上記二つのクロロホルム層は乾燥剤を炉
別した後混合し、濃縮して得られた残渣をシリカゲルの
カラムクロマトグラフィーにより精製して8.66g(
93%)の無色の固体としてビス(5−フタルイミド−
3−オキサペンチル)ジスルフィドを得た。
M、p、  : 82.5〜83.5℃I R:2g7
8. 1771. 1704. 1436. 1398
. 1125゜1104  cm−’ M S(E I ):  m/z 500 (M”、C
t、Hz*Na0g5zに対する計算値= 500>、
 309.283.250.218゜192、 190
. 175. 174. 160. 147TLS :
 Rf =0.27 (Tl−へキサン/クロロホルム
/酢酸エチル、4:3:3V/V)(C)  上記(5
)で得られた化合物(2,0g)と0.4gの80%ヒ
ドラジン水和物を8LLllのエタノールに溶解し、加
熱還流した。15分後にl Qmlのエタノールを追加
し、さらに1時間還流を続けた後冷却し、1.6mlの
6N塩酸を加え、副生じたフタルヒドラジドを炉別し、
炉液に2001Tllの水を加えてからクロロホルムで
洗浄した。
水層に2N水酸化す)IJウムを加えてpHを10に調
節し、白濁した水層をクロロホルムで抽出した。このク
ロロホルム層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥、P別、濃縮
してから減圧下にクロロホルムを留去し、残渣に2ml
の2N塩酸を加え、それを凍結乾燥することにより96
7mg(77%)の吸湿性の淡黄色固体として5.5’
 −ジチオビス−3−オキサペンチルアミン・2塩酸塩
をえた。
MJ、+149〜153℃ I R:3050. 1706. 1566、 150
0. 1136. 1105゜1092、 1027c
r’ ’HNMR(100MHz、I)20):δ2.96(
2)1.  t)、  3.21 (2H,t)、  
3.78 (2t(、t)。
3.84 (2)1.  t) MS(S IMS):  m/z 241 (M”+ 
1゜Ce H2゜N 20 a S 2に対する計算値
=240>参考例2゜ 8.8′−ジチオビス−3,6−シオキサオクチルアミ
ン・2塩酸塩、(S(CH2)20(CH2)20(C
H2)NH,・HC1’1mの合成 (a)60gの1.8−ジブロモ−3,6−シオキサオ
クタンと22.3 gのフタルイミドカリウム塩を25
 Qmlのアセトン中で3日間加熱還流した。
参考例1(a)と同様の操作の後、蒸溜残渣を、n−ヘ
キサン/クロロホルム/酢酸エチル(5:3 : 2 
V/V)を溶出溶媒とするシリカゲル(600g>のカ
ラムクロマトグラフィーで精製し、30.4g(74%
)の淡黄色油状物質として8−フタルイミド−3,6−
シオキサオクチルブロマイドを得た。
IR:2870.1771.1708.1394.11
20.1026 cm−’MS(E I): m/z 
341および343 (M”。
Cl481’6Br04 に対する計算値=343(”
B r)  ]  、 268. 218. 204.
 190. 174゜(5)上記(a)で得られたブロ
マイド(13,28g)と9.75 gのチオ硫酸ナト
リウム・5水和物を3Qmlの50%含水メタノール中
にて加熱還流し、2時間後に0.49 gのチオ硫酸ナ
トリウム・5水和物を追加して、さらに1.5時間還流
を続けた。メタノールを減圧下に留去した後、クロロホ
ルム抽出によって未反応の8−フタルイミド−3,6−
シオキサオクチルブロマイドを除去した。水層に4Qm
lのメタノールを加え、加熱還流下に4.98 gのヨ
ウ素を含む60m1のメタノール溶液を加え、1時間還
流を続けた。参考例1ら)と同様の操作を行い、反応生
成物の濃縮物をクロロホルム/酢酸エチル(3: I 
V/V)を溶出溶媒とするシリカゲル(350g)のカ
ラムクロマトグラフィーで精製し、無色油状物として1
0.46g(92%)のビス(8−フタルイミド−3,
6−シチオキサオクチル)ジスルフィドを得た。
IR(CH(J’3) :  2870.1771.1
710.1393゜1090、1024 ctc’ M S(E I ) : m/z 588 (M”、 
C25H32N20sS2に対する計算値= 588)
、 587.353.327.293゜262、 23
6. 218. 192. 174TLC: Rf =
0.41 (クロロホルム/酢酸エチル、7:3V/V
) (C)  上記ら)で得られた化合物(2,36g)と
0.40gの80%ヒドラジン・1水和物を24m1の
メタノールに溶解し、3時間加熱還流した。参考例1 
(C)と同様の操作を行い、淡黄色の油状物質として1
.27g(79%)の8.8′〜ジチオビス−3,6−
シオキサオクチルアミン・2塩酸塩を得た。
I R:3400.2860.1637.1530.1
350.1300゜1100、1037 cm−’ NMR(100MHz、D*O):δ2.95 (2−
H。
t)、 3.09 (2H,t>、 3.71 (4)
1. s)、 3.71 (2N。
t)、 3.83 (2)1. t) M S(S I M S ) : m/z 329 (
M”+1.  Cl2H2@N 204 S 2の分子
量=328)手続補正書 昭和60年4月に日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xは(−CH_2−)_m(mは3から12ま
    での整数を表す)で表されるメチレン鎖、または〔−(
    CH_2CH_2O)_n−CH_2CH_2−〕(n
    は1から5までの整数を表す)で表される官能基である
    。YおよびZはそれぞれ水素原子またはメチル基を表す
    。R_1およびR_2は一方が水素原子で、他方がカル
    バモイルオキシメチル基を表すか、または両者が一体と
    なってエキソメチレン基(=CH_2)を表す。)で表
    されるマイトマイシン誘導体。
  2. (2)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、X、Y、Z、R_1およびR_2は前記と同義
    である。)で表されるマイトマイシン誘導体を含有する
    抗腫瘍剤。
JP3388085A 1985-02-22 1985-02-22 抗腫瘍活性を有する対称ジスルフイド化合物 Pending JPS61194085A (ja)

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EP19860901502 EP0214303A4 (en) 1985-02-22 1986-02-21 DISULFID COMPOUNDS AND ANTINEOPLASTIC AGENTS.
PCT/JP1986/000085 WO1986004898A1 (en) 1985-02-22 1986-02-21 Disulfide compounds and antineoplastic agents

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009114820A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Ykk Ap株式会社 カーテンウォール

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JP2009114820A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Ykk Ap株式会社 カーテンウォール

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