JPS61190072A - 機械的高速摺動部材 - Google Patents
機械的高速摺動部材Info
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- JPS61190072A JPS61190072A JP2970085A JP2970085A JPS61190072A JP S61190072 A JPS61190072 A JP S61190072A JP 2970085 A JP2970085 A JP 2970085A JP 2970085 A JP2970085 A JP 2970085A JP S61190072 A JPS61190072 A JP S61190072A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、たとえば半導体レーデ−高速スキャン用ポリ
ゴンミラーやコンプレッサーの回転軸や回転軸受等の機
械的高速摺動部材及びその表面処理方法に関する。
ゴンミラーやコンプレッサーの回転軸や回転軸受等の機
械的高速摺動部材及びその表面処理方法に関する。
たとえば半導体レーザー用の高速スキャン用には、10
.000〜20.00 Or、p−mで回転するポリが
ンミラーを用いている。このポリゴンミラーの回転軸お
よび回転軸受等の高速摺動部材は、従来、ベアリング等
の機械支え機構が用いられていたが、たとえば半導体レ
ーデ−がプリンター用として使用された場合、約30〜
60μmのス4、ト径で、40〜70μmの解像度が要
求されるため、ポリゴンミラーの高速回転時の回転軸と
回転受のぶれや、長時間にわたる回転に対して機械的摩
耗等が大きな問題であった。
.000〜20.00 Or、p−mで回転するポリが
ンミラーを用いている。このポリゴンミラーの回転軸お
よび回転軸受等の高速摺動部材は、従来、ベアリング等
の機械支え機構が用いられていたが、たとえば半導体レ
ーデ−がプリンター用として使用された場合、約30〜
60μmのス4、ト径で、40〜70μmの解像度が要
求されるため、ポリゴンミラーの高速回転時の回転軸と
回転受のぶれや、長時間にわたる回転に対して機械的摩
耗等が大きな問題であった。
近年、これらの問題点を改善するために1回転軸を空気
流によって支える空気軸受方式が提案され、すでに実用
の段階に入っている。この空気軸受方式では、10.0
00〜20.00 Or−p−mの高速回転時には、回
転軸受とは、空気流を媒体として直接触れることがない
ため、摩耗することがないが、始動時および停止時は直
接両者が触れるため、その部分には、ビッカース硬度が
1800と硬い超鋼を用いている。しかし、この超鋼は
、置設が高価な上、硬騒ために高精度を要求される加工
性が悪く、レーデ−プリンター用として要求される±2
〜4μmの高精度の回転軸や軸受を製作すると、歩留シ
が極めて悪いという不具合点があった。
流によって支える空気軸受方式が提案され、すでに実用
の段階に入っている。この空気軸受方式では、10.0
00〜20.00 Or−p−mの高速回転時には、回
転軸受とは、空気流を媒体として直接触れることがない
ため、摩耗することがないが、始動時および停止時は直
接両者が触れるため、その部分には、ビッカース硬度が
1800と硬い超鋼を用いている。しかし、この超鋼は
、置設が高価な上、硬騒ために高精度を要求される加工
性が悪く、レーデ−プリンター用として要求される±2
〜4μmの高精度の回転軸や軸受を製作すると、歩留シ
が極めて悪いという不具合点があった。
そこで、これらの不具合点の解決策として、たとえば、
加工のし易いSO3や通常のSK材で予め回転軸や軸受
を製作しておき、その後に、Stを含むガスとCを含む
ガス、または、Siを含むガスとNを含むガスの混合ガ
スのグロー放電によってできるstcgまたはSiN膜
によって、これらの高速摺動部材に表面処理を行うこと
がすでに提案されている。このグロー放電によるSiC
−? SiN膜は、平均2μmの膜厚に対して±0.5
μmの均一な成膜が可能であるため、レーデ−プリンタ
ー用の高速摺動部材として要求される2〜4μmの工差
を充分に満足し、かつビッカース硬度が1500以上と
硬いため、長時間の回転のON 、 OFFに対する耐
摩耗性に優れているという利点がある。さらには、使用
するガスが安価であるため、たとえば1回の処理で3〜
40個の表面処理を行うと、その材料代金は数10円で
済み量産性に富んでいる。
加工のし易いSO3や通常のSK材で予め回転軸や軸受
を製作しておき、その後に、Stを含むガスとCを含む
ガス、または、Siを含むガスとNを含むガスの混合ガ
スのグロー放電によってできるstcgまたはSiN膜
によって、これらの高速摺動部材に表面処理を行うこと
がすでに提案されている。このグロー放電によるSiC
−? SiN膜は、平均2μmの膜厚に対して±0.5
μmの均一な成膜が可能であるため、レーデ−プリンタ
ー用の高速摺動部材として要求される2〜4μmの工差
を充分に満足し、かつビッカース硬度が1500以上と
硬いため、長時間の回転のON 、 OFFに対する耐
摩耗性に優れているという利点がある。さらには、使用
するガスが安価であるため、たとえば1回の処理で3〜
40個の表面処理を行うと、その材料代金は数10円で
済み量産性に富んでいる。
しかしながら、これらの5tct+はSiN膜は、上述
のように、Siを含むガスとCまたはNを含むガスの混
合のグロー放電によって成膜されるが、そのときの部品
の温度は通常150〜350℃に昇温しなければならな
い。したがって、StCやSiN膜の成膜後は、冷却の
部品と成膜された膜の熱収縮率の差のために、膜内の内
部応力が大きくなシ、クラック(ひび割れ)t−生じた
シ、膜はがれを起すという問題があった。
のように、Siを含むガスとCまたはNを含むガスの混
合のグロー放電によって成膜されるが、そのときの部品
の温度は通常150〜350℃に昇温しなければならな
い。したがって、StCやSiN膜の成膜後は、冷却の
部品と成膜された膜の熱収縮率の差のために、膜内の内
部応力が大きくなシ、クラック(ひび割れ)t−生じた
シ、膜はがれを起すという問題があった。
と、の問題点は、SiC−? SiN膜の成膜の後、真
空反応容器内で2〜3時間の除冷を行うことによって解
決されるが、量産性を考慮すると、この2〜3時間の除
冷の時間が大きな無駄となる。
空反応容器内で2〜3時間の除冷を行うことによって解
決されるが、量産性を考慮すると、この2〜3時間の除
冷の時間が大きな無駄となる。
また、密着性の優れた1stlN膜に比べてSiC膜は
、回転軸または軸受の表面処理の後、回転のON。
、回転軸または軸受の表面処理の後、回転のON。
OFFによるランニング試験を行うと、1〜2万時間の
範囲で、膜の割れやはがれが生ずるという問題も生じる
。
範囲で、膜の割れやはがれが生ずるという問題も生じる
。
すなわち、従来、たとえばSIC膜は、よル具体的には
SiH4,ガスとCH4ガスの混合ガスのグロー放電、
また、SiN膜はSiH4ガスとNH3ガスやN2ガス
の混合ガスのグロー放電によって部品表面へ成膜される
。
SiH4,ガスとCH4ガスの混合ガスのグロー放電、
また、SiN膜はSiH4ガスとNH3ガスやN2ガス
の混合ガスのグロー放電によって部品表面へ成膜される
。
ところが、とれらのガスはN2 ガスを除いてすべてH
を含むガスであ〕、その意味で成膜された膜中にはSi
−?C,Nの他に多量のHを含んでいる。従来一般に知
られているように、Si−?C。
を含むガスであ〕、その意味で成膜された膜中にはSi
−?C,Nの他に多量のHを含んでいる。従来一般に知
られているように、Si−?C。
Nはその結合の仕方によって硬い材料として用いられて
いるが、これらの間にHが介在しているた、め、その分
だけ、体積が増え、膜自体をもろい性質にしている。
いるが、これらの間にHが介在しているた、め、その分
だけ、体積が増え、膜自体をもろい性質にしている。
ここで、第3図および第4図に従来のHを多量に含むS
iC[およびSiN膜の赤外吸収(IR)測定の結果を
示す。両者とも波数(Wave Nunb@ra)が2
000〜2100cm−’のところでS i−Hまたは
5t−a2の格子振動の吸収強度■ムが大きくなってい
る(すなわちSi−Hまたは5t−a2の結合のピーク
が大きく現われている)。
iC[およびSiN膜の赤外吸収(IR)測定の結果を
示す。両者とも波数(Wave Nunb@ra)が2
000〜2100cm−’のところでS i−Hまたは
5t−a2の格子振動の吸収強度■ムが大きくなってい
る(すなわちSi−Hまたは5t−a2の結合のピーク
が大きく現われている)。
これらの8l−HlたはSi−H2結合は、SiとCま
たは旧とNの網目結合にぶらさがる形で結合しているた
め、膜の全体の体積を増やし、たとえば成膜後の冷却時
に内部応力を吸収しきれずにクラ、りや膜はがれの原因
となる。実際、5t−CやSi−Nの結合は非常に強固
であるため、衝撃や内部応力によって切れることはない
が、Si−Hや8l−H2の結合は網目結合にぶらさが
る形で結合している九め、内部応力がそこに集中すると
切れやすい。
たは旧とNの網目結合にぶらさがる形で結合しているた
め、膜の全体の体積を増やし、たとえば成膜後の冷却時
に内部応力を吸収しきれずにクラ、りや膜はがれの原因
となる。実際、5t−CやSi−Nの結合は非常に強固
であるため、衝撃や内部応力によって切れることはない
が、Si−Hや8l−H2の結合は網目結合にぶらさが
る形で結合している九め、内部応力がそこに集中すると
切れやすい。
本発明は上記事情にもとづいてなされたもので、その目
的とするところは、安価で耐摩耗性に富み、かつ、部品
表面との密着性に優れ、量産性にマツチングした機械的
高速摺動部材及びその表面処理方法を提供することにあ
る。
的とするところは、安価で耐摩耗性に富み、かつ、部品
表面との密着性に優れ、量産性にマツチングした機械的
高速摺動部材及びその表面処理方法を提供することにあ
る。
本発明は、上記目的を達成するために、流量比でSiH
4ガス1!/c対してN2ガス6以上の比率の混合ガス
のグロー放電によって、機械的高速摺動部材にアモルフ
ァスシリコン窒化膜による表面処理を行うものであシ、
かつこれによ)上記アモルファスシリコン窒化膜を、赤
外吸収スペクトルの測定による、2000〜21003
の5i−Hまたは8l−)f2の伸縮振動の吸収強
度IAと800〜1000w のSi−Nの格子振動
の吸収強度1、との比がO≦I A/T、≦0.3で、
しかも、光学的/々ンrギヤ、デの値が2.5〜2.9
・Vの範囲に選定するものでおる。
4ガス1!/c対してN2ガス6以上の比率の混合ガス
のグロー放電によって、機械的高速摺動部材にアモルフ
ァスシリコン窒化膜による表面処理を行うものであシ、
かつこれによ)上記アモルファスシリコン窒化膜を、赤
外吸収スペクトルの測定による、2000〜21003
の5i−Hまたは8l−)f2の伸縮振動の吸収強
度IAと800〜1000w のSi−Nの格子振動
の吸収強度1、との比がO≦I A/T、≦0.3で、
しかも、光学的/々ンrギヤ、デの値が2.5〜2.9
・Vの範囲に選定するものでおる。
以下、本発明を第一の実施例を第1図および第2図を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
第2図は本発明に係る機械的高速摺動部材の表面処理方
法を実施するための装置を示すもので、図中1はアース
された反応容器である。この内部には、高周波電力印加
用電極2、これに対間して設けられた支持台3、および
この支持台3の下部に設けられたヒーター4等が収容さ
れている。上記電極2は、反応容器1とはテフロン等の
絶縁材5で絶縁され、反応容器1の外部で、高周波電力
のマツチングのためのLC回路から成るマツチング?、
クス6を介して、グラズマ放電分解を行うための周波数
を有する電力を供給するための高周波電源7に接続され
て込る。
法を実施するための装置を示すもので、図中1はアース
された反応容器である。この内部には、高周波電力印加
用電極2、これに対間して設けられた支持台3、および
この支持台3の下部に設けられたヒーター4等が収容さ
れている。上記電極2は、反応容器1とはテフロン等の
絶縁材5で絶縁され、反応容器1の外部で、高周波電力
のマツチングのためのLC回路から成るマツチング?、
クス6を介して、グラズマ放電分解を行うための周波数
を有する電力を供給するための高周波電源7に接続され
て込る。
また、3はガス導入管であシ、9は排気系、10.1)
は一量ルデである。
は一量ルデである。
次に、この装置で、ブロー放電装置によって?すがンミ
ラーの回転軸に、■を少量しか含まなr131N膜で表
面処理を行り九場合を説明する。
ラーの回転軸に、■を少量しか含まなr131N膜で表
面処理を行り九場合を説明する。
先ず、パルfilを開き、図示しなhメカニカルブース
ターIンプおよびロータリーIンデを用いて真空の反応
容器1を10 torrの真空に引いた。この時、ヒ
ーター4によって、材質がSUSでできてhる/ IJ
がンミラー回転軸12およびコーニング7059がラス
z j 、 Siウエノ1−14は、支持台3上で25
0℃の温度に昇温しておく。
ターIンプおよびロータリーIンデを用いて真空の反応
容器1を10 torrの真空に引いた。この時、ヒ
ーター4によって、材質がSUSでできてhる/ IJ
がンミラー回転軸12およびコーニング7059がラス
z j 、 Siウエノ1−14は、支持台3上で25
0℃の温度に昇温しておく。
ついで、/#ルflOを開き、図示しないfス流量コン
トローラーによj95tH4ガス308CCM 。
トローラーによj95tH4ガス308CCM 。
N2 f!ガス 00 SCCMを真空の反応容器1内
に導入し、パルプ1ノの開閉を調整するととKよって、
真空の反応容器1内のガス圧を0.4 torrに設定
した。
に導入し、パルプ1ノの開閉を調整するととKよって、
真空の反応容器1内のガス圧を0.4 torrに設定
した。
ついで13.56 MB2のラゾオフリークエンシーノ
タワー(R,F、 /#クワ−電源7をONにし、30
0Wの電力を対向電極2に印加し、対向電極2と支持台
3との間に、SiH4ガスとN2ガスのプラズマを生起
させてSIN膜の成膜を開始した。このとき、ポリゴン
ミラーの回転軸12の対向電極2側(A領域)だけでな
く、支持台3側(B領域)へもデズマが回)込むように
、回転軸12は治具15によっ【、対向電極2と支持台
とのほぼ中間の位置に設けるよ5に配慮がなされてbる
・ついで、約1時間約2μmのSIN膜の成膜の後、R
,F、/47−電源7をOFF K L、zZルflO
を閉めて、5IH4ガスとN2ガスの供給を止め、ヒー
ターをOFF K した。
タワー(R,F、 /#クワ−電源7をONにし、30
0Wの電力を対向電極2に印加し、対向電極2と支持台
3との間に、SiH4ガスとN2ガスのプラズマを生起
させてSIN膜の成膜を開始した。このとき、ポリゴン
ミラーの回転軸12の対向電極2側(A領域)だけでな
く、支持台3側(B領域)へもデズマが回)込むように
、回転軸12は治具15によっ【、対向電極2と支持台
とのほぼ中間の位置に設けるよ5に配慮がなされてbる
・ついで、約1時間約2μmのSIN膜の成膜の後、R
,F、/47−電源7をOFF K L、zZルflO
を閉めて、5IH4ガスとN2ガスの供給を止め、ヒー
ターをOFF K した。
ついで、パルプ1ノを開のまま、真空の反応容器1を一
度10 torrに引きなおした後、再度パルプ10
を開KL、残留5ta4ガスのノ4−ゾのためのN2ガ
スを30分間流した。ついでパルプ10およびパルプ1
)を閉め、真空の反応容器1を大気でリークし、回転軸
12およびコーニング7059がラス13、Stウェハ
ー14を大気中へ取シ出した。
度10 torrに引きなおした後、再度パルプ10
を開KL、残留5ta4ガスのノ4−ゾのためのN2ガ
スを30分間流した。ついでパルプ10およびパルプ1
)を閉め、真空の反応容器1を大気でリークし、回転軸
12およびコーニング7059がラス13、Stウェハ
ー14を大気中へ取シ出した。
この回転軸12の表面にはSIN膜が成膜され、急激な
温度の変化に対してもクラ、りや膜はがれ等はなかりた
。
温度の変化に対してもクラ、りや膜はがれ等はなかりた
。
また、Siウェハー13の赤外吸収スペクトルの測定を
行ったところ、第1図(縦軸は透過率Tr6nsmi
ttonce 、横軸は波数WaveNumbers)
に示すように、波数が2000〜2100cm のと
ころKSIHまたは5IH2の格子振動の吸収ピークが
ほとんどない(Iムキ0〕、すなわちSi−Hまたは8
l−H2の結合がほとんどないSiN膜が成膜されてい
ることが確認された。
行ったところ、第1図(縦軸は透過率Tr6nsmi
ttonce 、横軸は波数WaveNumbers)
に示すように、波数が2000〜2100cm のと
ころKSIHまたは5IH2の格子振動の吸収ピークが
ほとんどない(Iムキ0〕、すなわちSi−Hまたは8
l−H2の結合がほとんどないSiN膜が成膜されてい
ることが確認された。
サラニ、コーニング7059がラス14上に成膜された
SiN膜の光学・ぐンPギャップを測定したところ、2
.8eVであり、SiN膜中に多量のN原子が取シ込ま
れていることが確認された。
SiN膜の光学・ぐンPギャップを測定したところ、2
.8eVであり、SiN膜中に多量のN原子が取シ込ま
れていることが確認された。
なお、Si中にNが多く取シ込まれるほど光学バンドギ
ヤ、fは広がっていく。また、SiH4のみのグロー放
電によるアモルファスシリコン(a−8l)膜の光学バ
ンドギヤ、デは1.68〜1.71sVである。
ヤ、fは広がっていく。また、SiH4のみのグロー放
電によるアモルファスシリコン(a−8l)膜の光学バ
ンドギヤ、デは1.68〜1.71sVである。
また、このようにしてHを少量しか含まないSiN膜で
表面処理したポリコ9ンミラーの回転軸9を6分間モー
ドでON 、 OFFを〈シ返す20.00Or−p*
mの回転ランニング試験にかけ、約20.000時間の
ランニング試験を行ったところ、SiN表面には何の変
化もなくクラックやはがれかないばかシか、摩耗による
傷やすし等もつかないことが確認された。
表面処理したポリコ9ンミラーの回転軸9を6分間モー
ドでON 、 OFFを〈シ返す20.00Or−p*
mの回転ランニング試験にかけ、約20.000時間の
ランニング試験を行ったところ、SiN表面には何の変
化もなくクラックやはがれかないばかシか、摩耗による
傷やすし等もつかないことが確認された。
次に本発明の第二の実施例について説明する。
すなわち第二の実施例としてa−8IN膜中のHの量が
どの程度入った膜が耐摩耗性及び耐クラツク防止性があ
るのか確かめるため、以下の様なa−8IN膜の成膜を
行った。
どの程度入った膜が耐摩耗性及び耐クラツク防止性があ
るのか確かめるため、以下の様なa−8IN膜の成膜を
行った。
第一の実施例と同様にして、成膜条件のみ■ SiH4
ガス50SCCM、 N2ガス300 SCCM、ガス
圧0.6 torr、基板温度250℃、R,F、ノ4
7−200 W■ SiH4ガス50 SCCM、 N
2ガス150 SCCM、ガス圧0.6torr、基板
温度250℃、R、F 、ノ#ワー100Wでa−8I
N膜の成膜を行った。
ガス50SCCM、 N2ガス300 SCCM、ガス
圧0.6 torr、基板温度250℃、R,F、ノ4
7−200 W■ SiH4ガス50 SCCM、 N
2ガス150 SCCM、ガス圧0.6torr、基板
温度250℃、R、F 、ノ#ワー100Wでa−8I
N膜の成膜を行った。
サンプル■の赤外吸収強度は第5図に示すようになる。
■ム/Inは0.27であ夛、光学・譬ンドギャ、デは
2.5 eVであった。
2.5 eVであった。
サンプル■の赤外吸収は第4図に示すようになる。I
A/’I nは0.34であシ、光学バンドギヤ、デは
2.4@Vである・ 両サンプルを第一の実施例と同様の20ρOOr、p、
mの回転ランニング試験にかけたところ、サングル■は
20000時間でも何の変化もなかったが、サンプル■
は約5000時間で表面にキズが現われ、約10000
時間でa−8IN膜に剥離が生じて口、りしてしまった
。
A/’I nは0.34であシ、光学バンドギヤ、デは
2.4@Vである・ 両サンプルを第一の実施例と同様の20ρOOr、p、
mの回転ランニング試験にかけたところ、サングル■は
20000時間でも何の変化もなかったが、サンプル■
は約5000時間で表面にキズが現われ、約10000
時間でa−8IN膜に剥離が生じて口、りしてしまった
。
以上の検討によシ、赤外吸収スペクトルの測定から、0
≦I A/I 、≦0.3となるような成膜条件は、5
IH4: Nの流量比が1:6以上、R,F、 jぐワ
ーが100W以上であることが判明した。また、赤外吸
収スペクトルにおいて、0≦工A/I冨≦0.3となる
よりなSiN膜中のN原子の量は、光学バンドギヤラグ
で限定され、2.5〜2.9eVであることも判明した
。
≦I A/I 、≦0.3となるような成膜条件は、5
IH4: Nの流量比が1:6以上、R,F、 jぐワ
ーが100W以上であることが判明した。また、赤外吸
収スペクトルにおいて、0≦工A/I冨≦0.3となる
よりなSiN膜中のN原子の量は、光学バンドギヤラグ
で限定され、2.5〜2.9eVであることも判明した
。
なお、本発明によるSiN膜の成膜は、SiH4ガスと
NH3f!スによっても達成されるが、NH3ブスガス
Hが含まれておシ、その意味では、Hを少量含むSiN
膜は作成することが困難である。
NH3f!スによっても達成されるが、NH3ブスガス
Hが含まれておシ、その意味では、Hを少量含むSiN
膜は作成することが困難である。
同様に、SiH4とCH4ガスによるSiC膜にもHを
少量含むSiC膜を達成することは困難である。
少量含むSiC膜を達成することは困難である。
以上説明したように本発明によれば、赤外吸収スペクト
ルによシ、O≦I h/I m≦0.3となるよりなS
iN膜によって、?リボンミラーの回転軸または軸受等
の機械的高速摺動部材に表面処理を行うととKよって、
硬くて耐摩耗性にすぐれ、密着性が良好で、内部応力や
衝撃に強くかつ安価で量産性の良い表面処理が可能とな
った。
ルによシ、O≦I h/I m≦0.3となるよりなS
iN膜によって、?リボンミラーの回転軸または軸受等
の機械的高速摺動部材に表面処理を行うととKよって、
硬くて耐摩耗性にすぐれ、密着性が良好で、内部応力や
衝撃に強くかつ安価で量産性の良い表面処理が可能とな
った。
第1図及び第5図は本発明に係るO≦IA/IB≦0.
3となるSiN膜の赤外吸収スペクトルの測定結果を示
す図、第2図はSiN膜を成膜するためのグロー放電装
置を示す構成図、第3図は5IH4とCH4のグロー放
電によるSiC膜の赤外吸収スペクトルの測定結果を示
す図、第4図はSiH4とN2のグロー放電によるSi
N膜の赤外吸収スペクトルの測定結果を示す図である。 1・・・真空反応容器、12・・・回転軸、13・・・
コーニング7059 カラス、14・・・ウェハー。
3となるSiN膜の赤外吸収スペクトルの測定結果を示
す図、第2図はSiN膜を成膜するためのグロー放電装
置を示す構成図、第3図は5IH4とCH4のグロー放
電によるSiC膜の赤外吸収スペクトルの測定結果を示
す図、第4図はSiH4とN2のグロー放電によるSi
N膜の赤外吸収スペクトルの測定結果を示す図である。 1・・・真空反応容器、12・・・回転軸、13・・・
コーニング7059 カラス、14・・・ウェハー。
Claims (2)
- (1)回転軸や回転軸受等の機械的高速摺動部材におい
て、赤外吸収スペクトルの測定による2000〜210
0cm^−^1のSi−HまたはSiH_2の格子振動
の吸収強度I_Aと800〜1000cm^−^1のS
i−Nの格子振動の吸収強度I_Bとの比が0≦I_A
/I_B≦0.3で、しかも光学的バンド・ギャップの
値が2.5〜2.9eVの範囲のアモルファスシリコン
窒化膜を表面に有することを特徴とする機械的高速摺動
部材。 - (2)機械的高速摺動部材に、Siを含むガスとNを含
むガスのグロー放電によってアモルファスシリコン窒化
膜による表面処理を行なう方法であって、Siを含むガ
スはSiH_4ガス、Nを含むガスはN_2ガスであり
、流量比でSiH_4ガス1に対してN_2ガス6以上
の比率の混合ガスによるグロー放電によって成膜するこ
とを特徴とする機械的高速摺動部材の表面処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2970085A JPS61190072A (ja) | 1985-02-18 | 1985-02-18 | 機械的高速摺動部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2970085A JPS61190072A (ja) | 1985-02-18 | 1985-02-18 | 機械的高速摺動部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61190072A true JPS61190072A (ja) | 1986-08-23 |
JPH0418030B2 JPH0418030B2 (ja) | 1992-03-26 |
Family
ID=12283387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2970085A Granted JPS61190072A (ja) | 1985-02-18 | 1985-02-18 | 機械的高速摺動部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61190072A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61235564A (ja) * | 1985-04-11 | 1986-10-20 | Toshiba Corp | 非単結晶シリコン膜を表面に処理した部材及びその表面処理方法 |
US5571611A (en) * | 1991-01-31 | 1996-11-05 | Kyocera Corporation | Composite ceramic sintered material and slider member using the same |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61136679A (ja) * | 1984-12-07 | 1986-06-24 | Toshiba Corp | 機械的高速摺動部分の表面処理方法 |
-
1985
- 1985-02-18 JP JP2970085A patent/JPS61190072A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61136679A (ja) * | 1984-12-07 | 1986-06-24 | Toshiba Corp | 機械的高速摺動部分の表面処理方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61235564A (ja) * | 1985-04-11 | 1986-10-20 | Toshiba Corp | 非単結晶シリコン膜を表面に処理した部材及びその表面処理方法 |
US5571611A (en) * | 1991-01-31 | 1996-11-05 | Kyocera Corporation | Composite ceramic sintered material and slider member using the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0418030B2 (ja) | 1992-03-26 |
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