JPS61189717A - 可変遅延線 - Google Patents

可変遅延線

Info

Publication number
JPS61189717A
JPS61189717A JP60031338A JP3133885A JPS61189717A JP S61189717 A JPS61189717 A JP S61189717A JP 60031338 A JP60031338 A JP 60031338A JP 3133885 A JP3133885 A JP 3133885A JP S61189717 A JPS61189717 A JP S61189717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
variable delay
delay line
line element
movable contact
variable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP60031338A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kametani
一雄 亀谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Elmec Corp
Original Assignee
Elmec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Elmec Corp filed Critical Elmec Corp
Priority to JP60031338A priority Critical patent/JPS61189717A/ja
Priority to US06/830,837 priority patent/US4686495A/en
Publication of JPS61189717A publication Critical patent/JPS61189717A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/30Time-delay networks
    • H03H7/34Time-delay networks with lumped and distributed reactance
    • H03H7/345Adjustable networks

Landscapes

  • Pulse Circuits (AREA)
  • Networks Using Active Elements (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は立ち上がり時間Ins以下の超高蓮信号に好適
する可変遅延線に係り、特に、可変遅延時間ステップを
小さくすることが容易な高精度の可変遅延線に関する。
〔従来の技術〕
近年、高精度かつ高速の可変遅延線としては。
例えば0〜2nSの範囲の遅延時間を1ステツプ当たり
50ps幅で40ステツプに分けて切り換えるとともに
、立ち上がり時間300ps以下の超高速で可変できる
ものがDIP型のパッケージ構造で商品化されている。
そして、このような可変遅延線は、1つの可変機構で全
遅延時間の2゜5%の分解能を有し、高精度の遅延時間
調整が可能であるとされてきた。
しかし、近年1例えば1%以下の分解能の様に更に高精
度の遅延時間調整が要求されるようになってきており、
これを1つの可変機構を有する上述した可変遅延線で実
現するためには、100個以上の固定接点を設けて切り
換えなければならないから、コスト高となるばかりでな
く小型化を維持することも困難となり、実現し難い。
本発明者は可変遅延線について鋭意検討を加えたところ
、粗調整機構を有する可変遅延線と密調整機構を有する
可変遅延線とを縦続接続するとともに入出力側での接続
を工夫することにより2部分的にミス・マツチング状態
が生じるものの、実用的にそれが全く問題とならないの
みならず、高精度の遅延時間調整が容易な構成のあるこ
とを見い出した。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明はこのような状況の下になされたもので1固定接
点の数をあまり増加させることなく、可変遅延時間ステ
ップを小さくして分解能を大幅に増加させることが容易
な可変遅延線を得るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このような問題点を解決するために本発明は。
複数の固定接点およびこれらの固定接点を切り換える可
動接点を有する第1の可変遅延線素子に。
その固定接点の切り換えによる遅延時間ステップよりも
小さい遅延時間ステップで形成された複数の固定接点と
これら固定接点を切り換える可動接点を有する第2の可
変遅延線素子を縦続接続し。
それら第1および第2の可変遅延線素子の内いずれか一
方の可変遅延線素子の可動接点を信号の入力端とし、他
方の可変遅延線の可動接点を出力端としたものである。
〔作 用〕
このような手段を用いた本発明の可変遅延線は。
可変遅延線素子の可動接点部分でミス・マツチングが生
じ、その可動接点部分で分岐した信号が反射波となって
再びその可動接点部分に加わって出力されるが、実用上
は問題とならないようにすることが可能で、粗・密の2
段の遅延時間調整によって高精度の可変遅延時間ステッ
プが得られる。
〔実 施 例〕
以下本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の可変遅延線の一実施例を示す回路図で
ある。
図において本発明の可変遅延線は、特性インピーダンス
Roの第1の可変遅延線素子1および第2の可変遅延線
素子2を縦続接続して構成されている。
第1の可変遅延線素子lは、遅延時間ステップΔtdl
 で形成された複数の固定接点3とこれら固定接点3を
切り換える可動接点4を有しており。
一端はインピーダンスRoの抵抗で終端され、他端は第
2の可変遅延線素子2の一端に接続されている。可動接
点4は入力端子5を介して前段のNORゲートAに接続
されている。
第2の可変遅延線素子2は、第1の可変遅延線素子1に
おける固定接点3間の遅延時間ステップΔtdlよりも
小さい遅延時間ステップΔtd2で形成された複数の固
定接点(第1図では図示省略)と、その固定接点を切り
換える可動接点6とを備え、他端が開放となっている。
可動接点6は出力端子7を介して後段のNORゲートB
に接続されており、出力端子7はインピーダンスROの
抵抗で終端されている。
第1の可変遅延線素子1の可動接点4における入力イン
ピーダンスはRO/2となるので、NORゲートAはR
O/2のインピーダンス回路を駆動可能な構成となって
おり、可動接点4とNORゲートA間の回路はインピー
ダンスがRO/2に選定されている。さらに、第2の可
変遅延線素子2の可動接点6とNORゲート8間の回路
はインピーダンスRoに選定されている。
そして、前段のNORゲートAから第1の可変遅延線素
子1の可動接点4へ信号を加え、第2の可変遅延線素子
2の可動接点6から信号を出力させ、後段のNORゲー
トBへ加える構成となっており、第1の可変遅延線素子
1の可動接点4が入力端として機能し、第2の可変遅延
線素子2の可動接点6が出力端として機能する。
ところで、第1の可変遅延線素子1の具体的な構成は1
例えば第2図および第3図に示すようになっている。す
なわち、細長い板状の接地電極8の外周に誘電体層9を
形成し、この誘電体層9の表面に導線路10を単層ソレ
ノイド状にスペース巻きして分布定数型に構成されてお
り、各ターン毎の導線路10の一部を固定接点3とし、
移動自在に配置された接点ばね等の可動接点4(第2図
や第3図では図示せず)でこの固定接点3が選択可能に
構成されている。
第4図は、第2の可変遅延線素子2の具体的な構成を示
すもので、薄く細長い誘電体板11の片面(図中下面)
全体には接地電極12を、他面(図中上面)にはその接
地電極12に対向する導線路13を形成するとともに、
導線路13に長方形の窪み14を所定のピッチで複数配
列し、各窪み14に嵌りながらスライドする接点ばね等
の可動接点6 (第4図では図示せず)を配置して構成
されている。このような構成の第2の可変遅延線素子2
においては、導線路13における窪み14に面した縁部
が固定接点15として機能する。
なお、固定接点3,15は従来公知の手法で形成すれば
よい。
次に、このように構成された可変遅延線について検討す
る。
第1図において、NORゲートAから信号が第1の可変
遅延線素子1の可動接点4に加えられると、入力信号は
左右に分かれて伝播し1図中左側へ伝播した信号は終端
抵抗Roに吸収される。一方、右側へ伝播した信号は、
第1の可変遅延線素子1と第2の可変遅延線素子2の特
性インピーダンスが同じであるから、第1の可変遅延線
素子1を通ってtd1時間後に第2の可変遅延線素子2
へ反射なく伝播する。第2の可変遅延線素子2では、t
d2時間後に可動接点6へ達する。
この第2の可変遅延線素子2の可動接点6部分において
は、出力端子7を介して外部にインピーダンスRoの抵
抗が接続されているとともに、可動接点6部分から第2
の可変遅延線素子2の開放端の間に遅延線部分2aがあ
るので、信号の伝播する方向から可動接点6部分を見る
と、インピーダンスが見掛は上Ro / 2となってミ
ス・マツチング状態となる。
従って、従来の一般的な考え方では、出力端子7から得
られる出力信号は、振幅の減衰、波形歪。
立ち上がりの劣化等が生ずるので、実用的でないと考え
られる。
しかし、ここで更に本発明の可変遅延線について詳細に
検討を加えると、以下のようなことが分かる。
すなわち、第2の可変遅延線素子2の可動接点6部分で
は信号が部分され、第2の可変遅延線素子2の遅延線部
分2aを伝播する信号は開放端で反射されて可動接点6
部分へ戻るから、可動接点6から図中右側の遅延線部分
2aの遅延時間をtct、とすると、その間を信号が反
射往復する時間tdは2td3 となる。
そして、第1の可変遅延線素子1および第2の可変遅延
線素子2を通過する信号の立ち上がり時間trよりもt
dO方が小さく、上述した第1図の構成においてtd<
  0.75trの条件の下では第2の可変遅延線素子
2を通過する信号の遅延時間が若干(Δtd)増加する
のみで、振幅の減衰、波形歪、立ち上がりの劣化等が実
用上問題とならないことが分かった。
一例として、td=0.2trの場合について。
第1図の出力端子7から得られる出力波形を第9図を参
照して検討する。
いま仮に、第2の可変遅延線素子2の可動接点6から右
側には遅延線部分2aがないとした場合。
可動接点6部分ではマツチング状態となるから;波形は
振幅0%のE点から100%のG点まで破線のようにt
r待時間立ち上がるとする。
ところが、第1図のようにtd3の遅延線部分2aがあ
ると、その中を伝播した信号が開放端で反射してtd待
時間後反射波となって可動接点6部分に戻ってくる。遅
延線部分2aから逆に可動接点6側を見た場合の反射係
数は一1/3となり。
開放端で反射してきた信号の一部は再びそこで反射し、
遅延線部分2aで反射往復を繰返す。
この場合に出力端子7で得られる波形は、第9図中のE
点−に点−り点−N点−P点−J゛点−8点を経て振幅
O%〜100に達する。すなわち。
E点から最初は振幅66.7%の5点に向かって立ち上
がるが、td待時間後に点からtd待時間後L点で再び
反射波が加わり、傾斜の増減を繰り返しながら次第に上
述した破線の傾斜と略等しい傾斜となる。なお、可動接
点6部分おける反射波はtd時間毎に正・負の関係で加
わる。
そして、この場合のに点以降の傾斜は、実用的には破線
と殆ど変わらないがら、出力信号の振幅の減衰、波形歪
、立ち上がりの劣化が実用上問題とならない。
一方、tdが0.75trを越えて大きくなると、第9
図中のに点が振幅の50%の点を越えてしまう。一般に
超高速のICであるECLでは。
スレショールド・レベルを振幅の50%付近に定めるの
で、少なくともスレショールド・レベル付近での信号の
立ち上がり部の傾斜は、同図中の破線と同様なものが望
ましい。そのため、に点を50%より低くすることが≠
必要となり、上述したようにtdが0.75trより小
さいと言う条件が必要である。さらに、後述するように
第6図の構成ではtdがtrより小さいという条件にな
るが、このように可変遅延線の構成によってその条件が
変わる。
また、このtdとtrの関係は絶対的なものではなく、
ECL等のスレショールド・レベルの設定点を移動させ
れば変わることになる。
ここで、このような第9図に注目すると、50%の点に
おける実線と破線の間では、Δtd″−0,25tdの
遅延時間の増加が生ずることが分かる。
例えば、実用的な可変遅延線として、0〜2nSの範囲
の遅延時間を0.5%の可変遅延時間ステップで切り換
える場合、第1の可変遅延線素子1ではΔta1を5%
として100psステンフ。
で切り換えてO=1.9nsまで可変し、第2の可変遅
延線素子2ではΔtd2を0.5%として10psステ
ツプで切り換えてO〜100psまで可変する例を考え
る。
この場合、第2の可変遅延線素子2としては。
説明を後述するが、遅延時間が200psのものを用意
して20ps置きに第4図の如き窪み14からなる固定
接点15を設ける。なお、この場合。
現在ECLの中で速いものでも立ち上がり時間がlns
程度であるから、第2の可変遅延線素子2の遅延時間が
200psであれば、その往復でtd=400psとな
り、td=o、4tr<Q。
75trの関係が成立する。
第1図に戻って第2の可変遅延線素子2の可動接点6を
一番右側に位置させると、第2の可変遅延線素子2によ
る信号の遅延時間ta2は、200psとなる。
次に9可動接点6を1ステツプ左に移動すると。
第2の可変遅延線素子2として遅延時間が1ステツプ2
0ps減少して180psとなる。しかし。
td3として20psの遅延線部分2aが存在し。
それをtd=40psで往復した反射波が可動接点6部
分に加わり、Δtd=o、25x40ps=lQpsと
なって可動接点6部分ではΔtd=Lopsの遅延時間
増加がある。そのため、可動接点6を2Qps分移動さ
せても実質的にLopSしか減少しない。
さらに、第2の可変遅延線素子2の可動接点6psとな
り、遅延時間の増加分のΔtdはΔtd=0.25X4
00ps=100pSとなる。そのため、第2の可変遅
延線素子2のtd2は100psとなって零にはならな
い。すなわち、200psの第2の可変遅延線素子2を
使って100ps〜200psの範囲で遅延時間が変化
することになる。
従って、第1図における可変遅延線では、第2の可変遅
延線素子2の遅延時間を、可変したい値の2倍とするこ
とによって必要な可変範囲をカバーできることになる。
換言すれば、可動接点6をスライドして得られる実際の
可変遅延時間ステップは、第2の可変遅延線素子2の固
定接点15間の遅延時間ステップの1/2となり、細か
い可変遅延時間ステップで切り換え可能となる。
このように本゛発明の第2の可変遅延線素子2は。
通常で考えられるものとは異なった遅延時間の可変特性
を示すが、これによりミス・マツチングの構成でありな
が龜、実用上は全く差し支えない特性が得られる。
従来例として説明したような1つの可変機構を有する可
変遅延線にあっては、0.5%の可変遅延時間ステップ
を得るには201個の固定接点を必要としていたが1本
発明によれば、第1の可変遅延線素子1で20iVA、
第2の可変遅延線素子2で11個の合計31個の固定接
点でよいことになり、1桁少ない固定接点数で細かい可
変遅延時間ステップを達成可能となって分解能が増加す
る。
第5図は、上述した本発明の可変遅延線を具体的に構成
した状態を示す側断面図であり、1個のケース内に第1
の可変遅延線素子1および第2の可変遅延線素子2を収
納したものである。
すなわち1合成樹脂を成型した箱型ケース16の内底部
に、第2図に示す第1の可変遅延線素子1と第4図に示
す第2の可変遅延線素子2が縦続接続された状態で互い
に平行に横置きされている。
符号17は、第1および第2の可変遅延線素子1゜2の
接続部である。
ケース16の底部には入出力端子5,7や接地端子(図
示せず)が植設されており、ケース16の開口部は間隔
を置いて並べられた2つの導電板18.19で塞がれて
いる。
一方の導電板18は、第1の可変遅延線素子1の上方に
位置するとともに入力端子5に接続されており、第1の
可変遅延線素子1方向に突出するような凹部20を第1
の可変遅延線素子1の固定接点3に沿って有している。
導電板18と第1の可変遅延線素子1の間には枠型のホ
ルダ21が配置されている。このホルダ21は、固定接
点3に沿って凹部20部分の導電板18に形成されたス
リット22からその一部を突出させ、つまみ23を取付
けることにより、導電板18にスライド自在に支持され
ている。
ホルダ21内には、固定接点3と導電板18双方に弾性
的に当接させるようにして可動接点4が収納されている
。従って、つまみ23を移動させることにより、入力端
子5と任意の固定接点3とが接続される。
なお、他方の導電板19は、第2の可変遅延線素子2の
上方に位置するとともに出力端子7に接続されており、
前記導電板18と同様な凹部24やスリット25を有し
ている。さらに、ホルダ26、可動接点6やつまみ27
が配置されているが。
同様な構成と動作であるので、その説明は省略する。
本発明の可変遅延線は、第5図のように1個のケース1
6内に第1および第2の可変遅延線素子1.2を収納し
て電子部品として構成するぽかりでなく、第6図に示す
ようにプリント基板28゜29上にマイクロストリップ
・ラインの如き導線路を形成して構成可能である。
すなわち、裏面に接地電極(図示省略)を形成した一方
のプリント基板28の表面に、前段のNORゲー)Aに
接続される直線状の導線路30と。
この導線路30に沿って矩形状に折り返された折り返し
線路31が形成され、導線路30と折り返し線路31を
接続片32で短絡するようにして第1の可変遅延線素子
1aが形成されている。
また、裏面に接地電極(図示省略)を形成した他方のプ
リント基板29の表面に、2本の平行な直線状の導線路
33.34が形成され、導線路33.34を接続片35
で短絡して第2の可変遅延線素子2bが形成されており
、折り返し線路31と導線路33が接続されて第1およ
び第2の可変遅延線素子1a、2bが縦続接続されてい
る。
このような可変遅延線は、第1の可変遅延線素子1aに
おける折り返し線路31の折り返し1ピッチ分の遅延時
間ステップをΔta1 とすれば。
接続片32を1ピツチ移動させることで大まかな可変遅
延時間ステップΔta1変化させる一方。
第2の可変遅延線素子2bにおいて接続片35を移動す
ることで小さい可変遅延時間ステップΔtd2を変化さ
せることができる。しかも、第6図の構成ではtdがt
rよりも小さい範囲、すなわちjd<trの範囲の下に
おいて、実用上問題とならない特性が得られる。すなわ
ち、折り返し線路31から導線路32を伝播して来た信
号の伝播方向から接続片35を見た場合のインピーダン
スは、見掛は上Ro / 3となって、ミス・マツクン
グ状態となる。
しかし、この構成の可変遅延線における特徴は。
第2の可変遅延線素子2bが接続片35の左側の開放端
を持つ遅延線部分側から接続片35側を見た場合に1反
射係数が零であることである。
そのため、第2の可変遅延線素子2bの出力端での出力
波形は、第10図に示すように、振幅0%のE点から振
幅50%の3点に向かって立ち上がるが、td時間後の
に点でJ゛へ向けて立ち上がる。
この場合、開放端で反射した信号は接続片35において
は反射なく全て出力端側へ伝播されるので、出力波形も
に−J’ 間は接続片35から左側の遅延線部分がない
場合の波形すなわち破線E点−G点に平行になるととも
に、第2の可変遅延線素子2bの増加遅延時間Δtdも
Δtd=o、5tdとなる。そして、この場合にに点が
振幅50%の点を越えない条件は、td<trである。
さらに、第2の可変遅延線素子2bは2本の合計で必要
な可変範囲の2倍になるようにする必要があることは第
1図と同様であるが、出力波形は第1図の場合よりも立
ち上がり部分の直線度が良いのが特徴である。
また、第6図に示す可変遅延線では、第2の可変遅延線
素子2bの各導線路33.34の各開放端を互いに接続
しても特性上は同じである。
なお、第6図の構成では、第2の可変遅延線素子2bに
は固定接点が連続して形成されていると考えればよい。
第7図は第1図の可変遅延線の変形例を示すもので、第
2の可変遅延線素子2の他端がインピーダンスROの抵
抗で終端されており、可動接点6を通った出力端子7側
は開放にしである。その他は第1図と同様である。
この構成の可変遅延線では、可動接点6部分で分岐した
信号のうち、NORゲートB側に伝播する信号が反射し
て可動接点6部分に戻って加わり。
可動接点6部分で遅延時間が増加する。この場合。
第2の可変遅延線素子2の遅延時間は必要とする可変範
囲と同じだけあればよい。
なお、可動接点6からNORゲートBまでの回路のイン
ピーダンスがRoの場合には第9図のような出力波形と
なり、インピーダンスがRO/2の場合には第10図の
ような出力波形となる。
しかも、第7図の構成は、出力端子7からNORゲート
Bまでの配線が短い場合に好適する。
第8図は更に本発明の可変遅延線の他の実施例を示して
いる。
第2の可変遅延線素子2の可動接点6を入力端子5に接
続し、一端を開放するとともに他端を第1の可変遅延線
素子1の一端に縦続接続し、第1の可変遅延線素子1の
他端をインピーダンスROの抵抗で終端するとともに、
可動接点4を出力端子7に接続して構成されている。
そして、第1の可変遅延線素子1は1ステツプ当たりの
遅延時間が大きいので、第1図のように他端を開放で使
用することはできないが、出力端子7からNORゲート
Bまでの配線が短い場合には、第7図と同様に出力端子
7側を開放にすることが可能である。また、第2の可変
遅延線素子2を入力側とすることで、可動接点6部分で
ミス・マツチングとして入力端子5から可変遅延線間の
特性インピーダンスを可変遅延線のインピーダンスと同
じRoにすることが可能であるから、N。
RゲートAが可変遅延線を容易に駆動できる。
ところで1本発明の可変遅延線では、ins以下の超高
速信号を扱う場合1通常はtd−IPtrが必然的に上
述した範囲に落ち着くから、その範囲を特別に考慮する
必要性は少ない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の可変遅延線は、第1の可変
遅延線素子もしくは第2の可変遅延線素子の可動接点部
分で多少ミス・マツチングが生ずるものの、出力信号の
振幅の減衰、波形歪、立ち上がりの劣化を実用上問題と
ならない程度に抑えることが可能で、しかも固定接点を
小さな遅延時間ステップで形成せずに可変遅延時間ステ
ップが小さくなり1分解能を大幅に増加させることが容
易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の可変遅延線の一実施例を示す回路図、
第2図および第3図は第1図における第1の可変遅延線
素子の一例を示す平面図および側面図、第4図は第1図
における第2の可変遅延線素子の一例を示す部分斜視図
、第5図は第1図における可変遅延線を具体的に構成し
た側断面図。 第6図は第1図における可変遅延線を別の構成で具体的
に示す平面図、第7図および第8図は本発明の可変遅延
線の他の実施例を示す回路図、第9図は第2図および第
4の可変遅延線素子を用いて構成した第1図の可変遅延
線が示す出力波形図。 第10図は第6図に示す構成の可変遅延線における出力
波形図である。 ■、1a・・・・第1の可変遅延線素子2.2b・・・
・第2の可変遅延線素子3.15・・・・固定接点 4・・・・・・・入力端(可動接点) 5・・・・・・・入力端子 6・・・・・・・出力端(可動接点) 7・・・・・・・出力端子 A、B・・・・・NORゲート 特許出願人  エルメック株式会社 第2図   第3図 第5図 第  6  図 第7図 第  8  図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 複数の固定接点およびこれらの固定接点を切り換える可
    動接点を有する第1の可変遅延線素子と、前記固定接点
    の切り換えによって得られる遅延時間ステップよりも小
    さい遅延時間ステップで形成された複数の固定接点と、
    これら固定接点を切り換える可動接点とを有し、前記第
    1の可変遅延線素子と縦続接続された第2の可変遅延線
    素子とを具備し、 前記第1および第2の可変遅延線素子の内いずれか一方
    の可変遅延線素子の可動接点を信号の入力端とし、他方
    の可変遅延線の可動接点を出力端としてなることを特徴
    とする可変遅延線。
JP60031338A 1985-02-18 1985-02-18 可変遅延線 Pending JPS61189717A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60031338A JPS61189717A (ja) 1985-02-18 1985-02-18 可変遅延線
US06/830,837 US4686495A (en) 1985-02-18 1986-02-19 Finely variable delay line incorporating coarsely and finely varible delay line elements

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60031338A JPS61189717A (ja) 1985-02-18 1985-02-18 可変遅延線

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61189717A true JPS61189717A (ja) 1986-08-23

Family

ID=12328459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60031338A Pending JPS61189717A (ja) 1985-02-18 1985-02-18 可変遅延線

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4686495A (ja)
JP (1) JPS61189717A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5263004A (en) * 1990-04-11 1993-11-16 Hewlett-Packard Company Acoustic image acquisition using an acoustic receiving array with variable time delay
US9226417B2 (en) 2007-04-19 2015-12-29 Yazaki Corporation Lock mechanism of electric connection box

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06141333A (ja) * 1992-10-26 1994-05-20 Sanyo Electric Co Ltd 遅延回路
US6674339B2 (en) * 2001-09-07 2004-01-06 The Boeing Company Ultra wideband frequency dependent attenuator with constant group delay
CN101636702B (zh) * 2006-09-25 2014-03-05 弗莱克斯电子有限责任公司 双向调节器
US8928449B2 (en) * 2008-05-28 2015-01-06 Flextronics Ap, Llc AC/DC planar transformer
US8586873B2 (en) * 2010-02-23 2013-11-19 Flextronics Ap, Llc Test point design for a high speed bus
US11183995B1 (en) 2017-06-16 2021-11-23 Rambus Inc. High-resolution digitally controlled delay line

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5524832B2 (ja) * 1975-07-08 1980-07-01
JPS6349923U (ja) * 1986-09-18 1988-04-05

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3114121A (en) * 1961-09-25 1963-12-10 Lab For Electronics Inc Microwave phase shifter
DE2453851C3 (de) * 1974-11-13 1979-10-04 Standard Elektrik Lorenz Ag, 7000 Stuttgart Hochfrequenz-Phasenschieber in gedruckter Technik

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5524832B2 (ja) * 1975-07-08 1980-07-01
JPS6349923U (ja) * 1986-09-18 1988-04-05

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5263004A (en) * 1990-04-11 1993-11-16 Hewlett-Packard Company Acoustic image acquisition using an acoustic receiving array with variable time delay
US9226417B2 (en) 2007-04-19 2015-12-29 Yazaki Corporation Lock mechanism of electric connection box

Also Published As

Publication number Publication date
US4686495A (en) 1987-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5168249A (en) Miniature microwave and millimeter wave tunable circuit
US5986893A (en) Apparatus for controlling the impedance of high speed signals on a printed circuit board
US7183882B2 (en) Microstrip band pass filter using end-coupled SIRs
JPS61189717A (ja) 可変遅延線
US5192927A (en) Microstrip spur-line broad-band band-stop filter
KR20040088522A (ko) 탄성 표면파 장치
GB2170358A (en) Microwave power divider
JPH06303010A (ja) 高周波伝送線路及び該高周波伝送線路を用いた集積回路装置並びに高周波平面回路の接続方法
EP1298857A2 (en) Matched broadband switch matrix with active diode isolation
US6590472B2 (en) Surface mounted broadside directional coupler
JPH05335815A (ja) 導波管−マイクロストリップ変換器
US20030079900A1 (en) Adjustable line length
US9401688B2 (en) Passive equalizer
US4153888A (en) Low loss microwave switch
US20070126523A1 (en) Electrical adaption network comprising a transformation line
JP4105011B2 (ja) 導波管型誘電体フィルタ
JP7369255B1 (ja) デジタル移相器
JPH09321569A (ja) Sawフィルタの基板実装方法
WO2005053084A1 (ja) 可変遅延線
GB2167257A (en) Surface acoustic wave device
Ida et al. A transversal filter using CPW directional couplers
EP0649219B1 (en) Surface acoustic wave filter device
JP2944287B2 (ja) 弾性表面波フィルタ
US20040225807A1 (en) Method and assembly having a matched filter connector
JP2598110B2 (ja) 弾性表面波素子