JPS61185772A - 現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の技術分野） この発明は複写機等に利用される現象装置に関し、特に
移動する現像剤担持体上にフレキシブルなコーティング
ブレードを対面させ、その両者間に現像剤を導入して摩
擦帯電により該現像剤担持体上に現像剤薄層を形成せし
めて、像担持体上に形成された静電潜像に対する現像を
行なう現像装置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

複写機等に用いられる従来の現像装置としては、非磁性
のトナーとそのトナーを帯電させるキャリアとを混合し
た現像剤を用いて現像する二成分現像方式と、予め磁性
体を含有させた現像剤を用いて現像する磁性−成分現像
方式とがある。前者の二成分現像方式では、非磁性トナ
ーとキャリアとの混合比を一定に維持しないと現像した
画質が悪くなるので、この混合比を一定の範囲にコント
ロールするトナー濃度コントロール機構等が必要で、構
成が複雑となる上にコストが高くなるなど不利な面が多
くあった。一方上記後者の磁性−成分現像方式では、前
者の如きトナー濃度のコントロールの問題は無いが、し
かし現像剤内部に４０〜６０ｗｔ％程度の磁性、体を含
有しているために、彩色性が悪く、カラー現像化が困難
であるなどの問題があった。また上記前者の二成分川縁
方式及び後者の磁性−成分現像方式いずれの場合でも、
現像剤を磁気的に現像剤担持体上に付着させるので、マ
グネットローラを用いる必要があり、この点もコスト高
を招く原因となっていた。

そこで、最近では上述した問題を解消する方式として、
非磁性の一成分現像剤を用いて現像する非磁性−成分現
像方式が提案されている。この−例を第７図乃至第９図
により説明すると、まず第７図において、符号１は複写
機の像担持体である感光体２上の静電潜像を非磁性の一
成分現像剤（以下単に現像剤と称する）により可視化す
現像装置である。これは現像剤を収納するボックス３の
開口部に回転する現像剤担持体（以下端に現像ローラと
称する）４があり、その現像ローラ４上にホルダー５に
より支持されてコーティングブレード６が設けられてい
る。また現像ローラ４の下側には現像剤逆流防止ブレー
ド７が配されていると共に、ボックス３内には現像剤回
収用ブラシ８が設けられている。更にボックス３内両端
側には現像剤漏れ防止用のシール部材９が設けられてい
る。

上記コーティングブレード６は第８図に示す如く薄いフ
レキシブルなシート状のもので、この先端方寄りの途中
部が現像ローラ４周面部に対面し、その間に供給される
現像剤を挟んで弾性的に圧接するニップ部Ｇとされいる
。そのニップ部Ｇより更に先端側部Ｅが該現像ローラ４
から浮上るように離間して、その相互間に断面ラッパ状
に拡開する現像剤導入口を構成するようになっている。

またコーティングブレード６は現像ローラ４と共にバイ
アス１．ｌ１１０により現像バイアス電圧が印加されて
いる。

そして上記現像ローラ４の回転に伴い、ボックス３内の
現像剤をコーティングブレード６の先端側部Ｅと現像ロ
ーラ４との相互間の現像剤導入口に導き入れる。その現
像剤をニップ部Ｇにより摩擦帯電して現像ローラ４上に
付着させて現像剤薄層Ａを連続して形成せしめ、その現
像剤薄層Ａでもって感光体２上の静電潜像部を現像する
。即ち、感光体２上の静電潜像に現像剤を付着させて可
視＠Ｂを作る。現像後の現像ローラ４周面部の残留現像
剤は下側の現像剤逆流防止ブレードアとの間を通ってボ
ックス３内に房り、回収ブラシ８により掻き落として回
収する。これにて常に新しい現像剤を現像ローラ４周面
に供給して現像を行なう。

また非磁性であるためにカラー現像化も容易に可能とな
る。

ところで、上述した非磁性−成分現像方式の現像装置２
では、聯噸ローラ４の両端縁側からの現像剤の外部への
落ちこぼれが多く有り、複写機内の各種構成部品やコピ
ー用紙の汚染を招くなどの不都合な問題があった。これ
は前述した従来の磁性−成分現像方式の如くマグネット
ローラが現像剤を磁気的に吸着して回転する場合と異な
り、現像剤の磁気的な吸着による落ちこぼれ防止効果が
無く、現像ローラ４周面に現像剤を摩擦帯電により付着
させるだけであるから、特にコーティングブレード６の
両端縁外側から現像ローラ４周面両端縁部に出て来る現
像剤は殆ど摩擦帯電されず非常に落ちこぼれ易い。この
為に現在では前述のように両端側にシール部材９を設け
ているが、しかしそのシール部材９のシール効果を十分
に発揮させるための条件設定が難しく、期待する程には
現像剤の漏れ・落ちこぼれを防止できないのが現状であ
る。

つまり、シール部材９はボックス３の両端壁内側面に接
する状態で、第８図に示す如く上記コーティングブレー
ド６上側からその両端縁部に沿って更に現像ローラ４の
両端縁部周囲下側までに亘り設けられる。しかしそのシ
ール部材９のコーティングブレード６及び現像ローラ４
に対する当て方（圧接状態）が弱いと、第８図に示す如
くコーティングブレード６の現像ローラ４から浮上った
状態の先端側部Ｅの両端縁部分Ｆから現像剤が侵入し、
図示矢印の如くコーティングブレード６両端縁外側から
シール部材９内面を通り抜け、現像ローラ４周面両端縁
部に多量に漏れ出て来て外部に落ちこぼれる。

また逆に上記シール部材９を第９図に示す如く強く圧接
せしめると、コーテイングブレード６先端側部Ｅの両端
縁部分Ｆが現像ロー５４に接するように押え付けられる
ことから、そこに現像剤が侵入しずらくなると共に、シ
ール部材９の現像ローラ４上への接触圧が高くなるので
、現像剤がコーティングブレード６両端縁外側からシー
ル部材９内面を通り抜けて行くことが無くなる。しかし
その場合シール部材９の加圧で同第９図に示す如くコー
ティングブレード６の両端寄りの途中箇所りに変形が生
じ、そこがニップ部Ｇに亘って盛上がる如く現像ローラ
４から浮いてしまう。この為にそのＤの箇所に現像剤が
他の正常部分より多量に侵入して出て来て、その部分の
現像剤層が厚くなって現像時の画質不良をｊＢ　＜と共
に現像剤の落ちこぼれとなる。

〔発明の目的〕

この発明は上記事情にもとづいてなされたもので、現像
剤担持体とコーティングブレード先端との間からの現像
剤の導入間をその両端縁部分では大幅に減少でき、また
両端側シール部材の圧接を強くしてもコーティングブレ
ードに不要な変形を生じることが無く、現像剤の現像剤
担持体上両端縁部側からの落ちこぼれを確実に防止する
ことができると共に、現像剤担持体上の両端縁部を除い
た所要範囲に均一な現像剤薄層を形成できて、画質の良
好な現像が図れるようになる非常に好都合な現像装置を
提供することを目的とする。

〔発明の概要） この発明の現像装置は、上記目的を達成するために、コ
ーティングブレードを、この先端両端縁部分が他の部分
と異なり、ニップ部までに亘り切欠なとすることで現像
剤担持体に対して接近した構成とし、これにてその先端
両端縁部分からの現像剤の導入量を減少すると共に、そ
の両端縁部をシール部材で加圧しても該ブレードに不要
な変形が生じることなく、該ブレードのニップ部が長手
方向に亘り現像剤担持体上に現象剤を挟んで適切に弾性
接触し得るようにしたものである。

〔発明の実施例〕

以下この発明の一実施例を第１図及び第４図により説明
する。

まず第１図は本発明の非磁性−成分現像方式の現像装置
を用いた複写機の一例を示す慨略的全体構成図で、上部
に原稿台１２があり、その下側に該原稿台１２にセット
される原稿（図示せず）を照射する露光ランプ１３と、
その反射光を受けて集光伝達するセルホオック（商品名
）等のレンズ系１４等の露光装置が、７２けられている
。またその下側に像担持体の一種である回転ドラム状の
感光体１５があり、この感光体１５の周囲に回転方向に
向かって順に配して帯電器１６．現＠装置１７゜転写チ
ャージャ１８、クリーナ１９並びに除電ランプ２０が設
けられている。その感光体１５は回転しながら、まず帯
電器１６により帯電されてから、上記露光装置のレンズ
系１４を介して来る原稿からの反射光により露光されて
静電潜像を形成する。次いで感光体１５は現像装置１７
からの非磁性−成分現像剤により現像されて該静電潜像
を可視像化する。

一方、下部一端側にセットした給紙カセット２１から図
示しないコピー用紙（転写紙）が送り込まれて来て、そ
のコピー用紙上に上記感光体１５上の可視像が転写チャ
ージャ１８により転写せしめられ、その転写後のコピー
用紙はヒートローラ等の定着器２２へ送られ、そこで転
写画像の定着が行なわれてから他端側の排紙トレー２３
にコピーとして排出される。

また、上記画像転写後に感光体１５上に残留する現像剤
はクリーナ１つにより除去回収され、更に感光体１５上
の静電潜像の残留分は除電ランプ２ｏにより消去されて
初期の状態に戻るようになっている。

なお、上記感光体１５及びその周囲に配する帯電器１６
．現像装置１７．クリーナ１９並びに除電ランプ２０は
、カーボンを含有した黒色のポリプロピレン製等の単一
のプロセスケース２４内に取付けられてユニット化され
、組立時や後の保守・点検時等に一体にｐＡ着可能とな
っている。

また、その地図中２５はコントロール回路ボックス、２
６は上記感光体１５や現像装置１７の回転駆動用のメイ
ンモータ、２７はオゾンフィルタである。

ここで、上述のよに複写機に組込んだ現像装置１７を詳
述すると、上記プロセスケース２４内に収められて現像
剤を収納するボックス３３があり、そのボックス３３の
感光体１５側に向けて開口した箇所に現像剤担持体であ
る現像ローラ３４が軸支されている。この現像ローラ３
４は直径２００順程度のアルミニウム製パイプを鏡面研
磨後にサンドブラストし、次いでハードクロムメッキ仕
上げして構成したものであり、上記感光体１５と同期し
て反対方向に回転駆動される。この現像ローラ３４上に
ホルダー３５により支持されてコーティングブレード３
６が設けられている。また上記現像ローラ３４の下側に
厚さ１００μ程度のマイラ（商品名）よりなる現像剤逆
流防止ブレード３７が基端部をボックス３３内底壁に固
定して設けられていると共に、太さ６デニールのポリプ
ロピレン製の現像剤回収用ブラシ３８がボックス３３内
に設けられている。更にボックス３３内両端側にテフロ
ン（商品名）フェルト製の帯状をなすシール部材３９が
設けられている。このシール部材３９は上記コーティン
グブレード３６のホルダーより上方から現像ロー５３４
の下側までに亘り設けられている。

こうした現像装置１７の上記コーティングブレード３６
は、厚さ０．０２〜０．２ａｍ程度の簿いりん青銅シー
トを材料としたフレキシブルなシート状のもので、その
コーティングブレード３６が第２図に示す如く現像ロー
ラ３４周面上に略接線状態にて先端（図示下端）方寄り
途中のＧで示すニップ部のみを現像剤を挟んで圧接すべ
く対面し、そのニップ部Ｇより更に先端部Ｅが該現像ロ
ーラ３４Ｉ８面から浮上るように離間して、その両者間
に断面ラッパ状に拡開する現像剤導入口を構成するよう
になっていると共に、その先端部Ｅの両端縁部分が適当
幅でニップ部Ｇに亘り切欠にされて、その切欠に部分の
先端が他の先端部Ｅの如く現像ローラ３４周面から浮上
ることなく、ニップ部Ｇと同様に現像剤薄層を挟んで接
合するように近接した状態とされている。このコーティ
ングブレード３６の両端縁部に沿って第３図に示す如く
シール部材３９が重接されている。

なお、上記現像ローラ３４とコーティングブレード３６
とは共に図示しないがバイアス電源により現像バイアス
電圧（交流３　Ｋ　Ｈ２、ピークトウーピーク値１．６
ＫＶに交流２００Ｖを重畳）が印加されている。

而して、上述した構成の現像装置１７では、現像ローラ
３４の回転に伴い、ボックス３３内の現像剤をコーティ
ングブレード３６の先端部Ｅと該現像ローラ３４とによ
り構成された現像剤導入口から導き入れ、その現像剤を
ニップ部Ｇにより摩擦帯電して現像ローラ３４周面上に
３０μ程度の層厚の現像剤薄層Ａを連続して形成せしめ
て感光体１５上の静電潜像部を現像する。なおその現像
後の現像ローラ３４周面上の残留現像剤は下側の現像剤
逆流防止ブレード３７との間を通してボックス３３内に
戻し、回収用ブラシ３８により掻き落として回収し、常
に新しい現像剤を現像ローラ３４周面上に供給して安定
した画質の現像を行なう。

ここで、従来の問題であった現像ローラ上両端側からの
現像剤の落ちこぼれについては、まずコーティングブレ
ード３６の先端部Ｅの両端縁部分が切欠にされて、その
切欠に部分の先端がニップ部Ｇと同様に現像剤薄層を挟
んで現像ローラ３４周面に接合するように近接している
ことから、他の先端部Ｅの如く現像ローラ３４から浮上
で断面ラッパ状に大きく開口する現像剤導入口を構成し
ないので、その切欠に部分からの現像剤の侵入が他の部
分より大幅に少なくなる。つまり、その原理を第４図に
より説明すると、一般に現像ローラ３４周面上に形成さ
れる現像剤層の厚さは、コーティングブレード３９先端
と現像ローラ３４周面との間の距離（現像剤導入口開口
幅）の大小に略比例する如く大きく関係している。その
距離が小さくなる程現像ロー５３４周面上に出来る現像
剤層は薄くなる。このことにより上記切欠Ｋにより先端
が現像ローラ３４周面に近接した両端縁部分からの現像
剤の侵入は激減するのである。またそうしたコーティン
グブレード３６の両端縁部に沿って第３図に示す如くシ
ール部材３９が圧接されているので、現像剤がコーティ
ングブレード３６のニップ部Ｇ両端縁部外側を通って第
８図矢印で示した如く現像ロー５３４周面上両端縁部に
漏れ出て行くことが無くなり、これにて現像剤の外部へ
の落ちこぼれは大幅に減少できる。特にコーティングブ
レード３６の先端部Ｅの上記第８図及び第９図で示した
両端縁部分Ｆが無いので、両端側シール部材３つを現像
ローラ３４上に強く加圧して圧接しても、コーティング
ブレード３６は第９図にＤで示した如く部分的に浮上る
などの変形を生じることが無く、ニップ部Ｇが長手方向
に亘り現像ローラ３４周面部に現像剤を挟んで適切に弾
性接触して、該現像ローラ３４周面の両端縁部を除いた
全面に均一な現像剤薄層Ａを良好に形成できて、何ら支
障を招くこと無く画質の良い現像が確保できるようにな
る。

次にこの発明の他の実施例を第５図及び第６図により説
明する。ここでは断面り字状に折曲したコーティングブ
レード３６Ａを用いてホルダー３５により取付は保持し
ているもので、そのコーティングブレード３６Ａの水平
に折曲した面部の途中が現像ローラ３４周面上に現像剤
を挟んで圧接すべく対面するニップ部Ｇとされ、それよ
り先端部Ｅが該現像ロー５３４から浮上る如く離間して
、その両者間に断面ラッパ状に拡開する現像剤導入口を
構成し、その導入口から上記実施例同様に現像剤を導入
してニップ部Ｇにて摩擦帯電せしめて現像ローラ３４周
面上に現像剤薄層を形成できるようになっている。

そしてこのコーティングブレード３６Ａの先端部Ｅの両
端縁部分にも切欠Ｋが形成されて、そこにシール部材３
９が圧接されている。この場合でも上記実施例と全く同
様のシール効果が得られて、現像剤の落ちこぼれを防止
できると共に、良好な現像が可能となる。

なお上述したシール部材３９は、コーティングブレード
３６又は３６Ａの切欠に付近を覆うべく圧接される小片
のものと、ボックス３３内両サイドに設けられる第８図
及び第９図に示したような長尺帯状のものとの２部材を
相互に接合して構成しても可である。

〔発明の効果〕

この発明は上述した如く、コーティングブレードを、こ
の先端両端縁部分が他の部分と異なり、ニップ部までに
亘り切欠などすることで現像剤担持体に対して接近した
構成としたから、そのコーティングブレード先端との間
からの現像剤の導入量をその両端縁部分では大幅に減少
でき、また両端側シール部材の圧接を強くしてもコーテ
ィングブレードに不要な変形を生じることが無く、現像
剤の用縁剤担持体上両端縁部側からの落ちこぼれを確実
に防止することができると共に、現像剤担持体上の両端
縁部を除いた所要範囲に均一な現像剤薄層を形成できて
、画質の良好な現像が図れるようになる非常に好都合な
現像装置となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す現像装置を組み込ん
だ複写機全体の概略構成図、第２図は同実施例の現像装
置のシール部材を除いた状態の要部斜視図１．第３図は
同現像装置のシール部材を設けた状態の要部斜視図、第
４図は現像剤担持体とコーティングブレード先端との開
口距離に対する現像剤層厚の関係をグラフで示す図、第
５図はこの発明の他の実施例を示す現像装置のシール部
材を除いた状態の要部斜視図、第６図は同現像装置のシ
ール部材を取付けた状態の要部斜視図、第７図は従来の
現像装置の断面１図、第８図は同従来例の部分的斜視図
、第９図は同従来例の問題を示す部分的斜視図である。 １５・・・像担持体（感光体）、１７・・・現像装置、
３４・・・現像剤担持体（現像ローラ）、３６，３６Ａ
・・・コーティングブレード、Ｇ・・・ニップ部、Ｅ・
・・先端部、Ｋ・・・先端両端縁部分（切欠）、Ａ・・
・現像剤薄層。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第３図 ＠４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）移動する現像剤担持体上にコーティングブレード
   を対面させ、その両者間に現像剤を導入して該現像剤担
   持体上に現像剤薄層を形成せしめて像担持体に対する現
   像を行なう現像装置において、上記コーティングブレー
   ドを、この先端両端縁部分が他の部分と異なり現像剤担
   持体上に対して接近した構成としたことを特徴とする現
   像装置。 （３）コーティングブレードの先端両端縁部分は現像剤
   担持体上に現像剤を挟んで当接するニップ部までに亘り
   切欠されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の現像装置。