JPS61181874A - 木材塗装用水性下塗りのための結合剤 - Google Patents

木材塗装用水性下塗りのための結合剤

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JPS61181874A
JPS61181874A JP61013955A JP1395586A JPS61181874A JP S61181874 A JPS61181874 A JP S61181874A JP 61013955 A JP61013955 A JP 61013955A JP 1395586 A JP1395586 A JP 1395586A JP S61181874 A JPS61181874 A JP S61181874A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、木材含有物質の浸出を防止する、木材塗装用
の下塗り塗料に関する。
樹木例えばアメリカすぎ、ヒマラヤすぎ、マホガニー及
びメルパウに含まれている木材含有物質、例えばタンニ
ン及びリグニンが、特に水分の作用下に上塗り層例えば
フェス塗層に斑点を生ずることは、すでに知られている
。これを避けるためフェス塗装をする前に、絶縁層すな
わち下塗りが、木材表面に施される。この下塗り用の結
合剤としては、従来はポリウレタンフェス及びエポキシ
樹脂フェスを用いて効果が認められている。しかしこれ
らの塗装系は有毒であって、しばしば環境を汚染する溶
剤を添加して加工される。この系は一部は乾燥が著しく
遅いので、長い乾燥時間の後でないと上塗りを施すこと
ができない。
米国特!I!F3847857号明細書によれば、木材
塗装の斑点生成を防止する水性の塗装が知られている。
この塗装の主剤は、アミノ基又は四級アンモニウム基を
含有する。水で希釈しうるビニル重合物であり、これに
は多くの場合。
多価金属イオン例えばクロム、タングステン、硼素及び
モリブデンのイオン、ならびに有毒化合物例えばクロム
酸塩が混和される。しかしこの種の生成物は、風化に際
して黄変するため下塗りにしか使用できないので1斑点
生成を防止するためにはその作用も不満足である。
また木材塗装における斑点生成を防止するため、塩基性
珪酸鉛、塩基性珪クロム酸鉛及び/又はメタ硼酸バリウ
ムの水性分散液を添加することも試みられた。しかしこ
れらの顔料はきわめて毒性が強く、場合によっては上塗
り用にしか使用できない。
本発明の課題は、木材含有物質の浸出とそれによる斑点
生成を防止する。透明で光堅牢なフィルムを与える、木
材塗装用下塗り塗料のための結合剤を提供することであ
った。
本発明者らは、木材塗装用の水性下塗りが。
0.03〜0.5μmの粒径と0〜50℃の最少フィル
ム形成温度を有するビニル重合物の多価イオンに対して
安定な水性分散液50〜95重量%(A)と、(a)5
〜5個の炭素原子を有するα、β−モノエチレン性不飽
和のモノ−及び/又はジカルボン酸20〜60重量%及
び(b)スチロール及び/又は1〜8個の炭素原子を有
するアルカノールの少なくとも1種のアクリル(又はメ
タクリル)酸エステル40〜80重量%から、共重合物
のカルボキシル基に対し2〜6モルのアンモニア及び共
重合物のカルボキシル基当り0.8〜1.2当量の亜鉛
化合物を非#≠反応させて得られたに値8〜40の共重
合物からの、水溶性の重合体亜鉛アミン錯化合物5〜5
0重量%(B)とから成る結合剤を含有するとき、木材
含有物質の浸出による斑点生成を防止しうろことを見出
した。
この無毒な結合剤を用いて製造された塗膜は。
透明かつ無色であって、そのままで又は顔料着色した形
で使用できる。
多くは40〜60重量%の水性分散液(A)のビニル重
合物は普通は4〜12個の炭素原子を有するモノオレフ
ィン性不飽和のカルボン酸エステル、例えばビニルエス
テル、アクリルエステル及び/又はメタクリルエステル
、ならびにビニル芳香族化合物例えば特にスチロール及
び/又はハロゲン化ビニル及び/又はハロゲン化ビニリ
デン、例えば特に塩化ビニル及び/又は塩化ビニリデン
を重合金有する。
モノオレフィン性不飽和のカルボン酸エステルとしては
、特にアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、メタクリル酸エチル、n−ブチルアクリレ
ート及び−メタクリレート、インブチルアクリレート、
2−エチル−・キシルアクリレート及び−メタクリレー
ト、ならびに酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル及び/又
はヘキサン酸ビニルが用いられる。ビニル重合物として
特に重要なものは、スチロール又はビニルエステルとの
アクリル酸エステルの共重合物、ならびにメタクリル酸
メチル又は塩化ビニル及び/又は塩化ビニリデンとのア
クリル酸エステルの共重合物である。
この共重合物はさらに、少量すなわちその重量の約20
%までのアクリルニトリル、ならびにその重量の約5%
までの6〜5個の炭素原子を有するモノオレフィン性不
飽和のモノ−及び/又はジカルボン酸又はそのアミド、
例えば特にアクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミド
、メタクリルアミド、ならびにフマル酸及び/又はイタ
コン酸を重合金有する。多くの場合に。
コモノマーとしてこの共重合物に対し約5重量%までの
量で、水酸基を有するアクリル酸エステル例えば2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート及び−メタクリレート又は
6−ヒドロキシプロピルアクリレート及び−メタクリレ
ートが用いられる。最後に塩化ビニル及び/又は塩化ビ
ニリデンを基礎とするビニル重合物のためのコモノマー
として、ビニル重合物に対し約0.5〜2重量%の量で
、ビニルスルホン酸及び/又はその水溶性塩蔑1例えば
ビニルスルホン酸ナトリウムも用いられる。
これらのビニル重合物は、0.03〜0゜5μm特に0
.075〜0.25μmの粒径と、0〜50℃特に5〜
25℃の最少フィルム形成温度(MFT )を有すべき
である。ビニル重合物の水性分散液は、多価イオンに対
し安定であり、そして自体普通の方法により製造可能で
なければならない。
この種のビニル重合物分散液は市販でも入手でき、そし
て多くの場合に多価金属イオンに対する安定性を得るた
め、イオン性乳化剤及び/又はエチレンオキシドと反応
させた脂肪アルコール及びナルキルフェノールの群から
の非イオン性乳化剤を5重合物に対し0.75〜5重量
%好ましくは1〜2.5重量%の量で含有する。さらに
エチレンオキシドと反応させたp−アルキルフェノール
のスルホン化生成物も用いられる。
そのエトキシ化度は多(の場合8〜35で、脂肪アルコ
ールとアルキルフェノールのアルキル基は1通常は8〜
25個の炭素原子を有する。
0重量%である。
水溶性の重合体亜鉛アミン錯化合物(B)は、一般に2
0〜60重量%特に30〜45重量%の水溶液として用
いられ、その場合DIN 53726に従いテトラヒド
ロフラン中の1%溶液として20℃で測定された共重合
体部のに一値は、一般に8〜40好ましくは10〜25
である。重合体亜鉛アミン錯化合物の共重合体部は、(
a)3〜5個の炭素原子を有するα、β−エチレン性不
飽和のモノ−及び/又はジカルボン酸、例えば特にアク
リル酸、メタクリル酸、イタコン酸及び/又はフマル酸
ならびにマレイン酸の20〜60%特に25〜50%と
、(b)スチロール及び/又は1〜8個の炭素原子を有
するアルカノールの少なくとも1種のアクリル酸エステ
ル又はメタクリル酸エステル40〜80重量%特に75
〜50重量%とから、前記様式で構成されており、これ
は、共重合物のカルボキシル基に対し2〜6モル特に3
〜5モルのアンモニア及び共重合物のカルボキシル基に
対し0.8〜1.2当量特に0.9〜1.1当量の亜鉛
化合物と反応させたものである。
水溶性の重合体亜鉛アミン錯化合物を製造するための亜
鉛化合物としては、特に酸化亜鉛、ならびにさらに酢酸
亜鉛、炭酸亜鉛及び水酸化亜鉛が用いられる。水性の下
塗り塗料を製造するためには、水溶性の重合体亜鉛アミ
ン錯化合物を、好ましくは約40%水溶液として、下塗
り塗料の全量に対し10〜25重量%の量で用いる。重
合体亜鉛アミン錯化合物の水溶液の製造は1例えばまず
重合物水溶液に、その濃度が一般に10〜27重量%の
アンモニア水を、アンモニア対カルボキシル基のモル比
が好ましくは6:1ないし6:1となるように添加した
のち、亜鉛化合物特に酸化亜鉛を攪拌しながらこの溶液
に加入して行われる。重合体亜鉛アミン錯化合物の重合
体部は、自体普通の方法例えば塊状重合法又は溶液重合
法により製造できる。
本発明の水性下塗り塗料のための結合剤は。
さらに普通のフィルム形成助剤、例えばグリコールエー
テル、グリコールエステル又ハヘンジンを5%まで、な
らびに顔料及び/又は充填材例えばチタン白、タルク及
び/又は白亜を65%の顔料容積濃度(PVK)まで含
有することができる。この下塗り塗料は常法により、例
えば噴霧、圧延、塗布、浸漬、流延又はロールかけによ
り施工できる。
下記実施例中の部及び%は重量に関する。
実施例1 (a、1重合体亜鉛アミン錯化合物の製造:加熱可能な
攪拌式耐圧容器に、25%アンモニア水を55.8部装
入し、これに攪拌しながら西独特許出願公開30341
71号明細書の記載により製造された、スチロールとア
クリル酸の同重量部からの、K/値12の共重合物64
゜4部を溶解する。この溶液に攪拌しながら酸化亜鉛(
品質:赤封)97部を加え、容器を閉鎖して55°Cに
加熱する。この温度に達したのちなお6時間攪拌し、次
いで容器を放圧して室温に冷却すると、重合体亜鉛アミ
ン錯化合物の45%水溶液が得られる。
(b)結合剤の製造: 攪拌式容器に、乳化剤としてエトキシル化(Eo度25
)p−ノニルフェノールと対応するスルホン化生成物を
1=1の比で共重合物に対し2.5〜4.5重量%の量
で含有する、スチロール50部、イソブチルアクリレー
ト48部及びメタクリル酸2部からの共重合物の普通市
販の水性分散液85部を装入する。次いで5分以内に攪
拌しながらブチルグリコールを2.5部添加し、さらに
10分以内に(a)により製造された重合体亜鉛アミン
錯化合物の水溶液15部を添加する。
こうしてpH10の47%下塗り塗料が得られる。
実施例2 (a)重合体亜鉛アミン錯化合物の製造:25%アンモ
ニア水28部を用意し、これにメタクリル酸メチル60
部、アクリル酸メチル15部及びアクリル酸25部から
の、西独特許出願公開3034171号明細書の教示に
より製造された共重合物34.4部を攪拌しながら溶解
する。この溶液に攪拌しながら酸化亜鉛(赤封)4.8
5部を添加し、以下実施例1の(a)と同様に操作する
(b)結合剤の製造: 乳化剤としてエトキシル化(EO度25)したp−ノニ
ルフェノール及び対応するスルホン化生成物の1:1−
混合物を、重合物に対し4%の量で含有する、n−ブチ
ルアクリレート50部、メチルメタクリレート47部、
アクリル酸1部及びメタクリルアミド2部からの共重合
物の50%水性分散液80部を用意し、これに順次にn
−ブチルグリコール2.5部と(a)の記載により製造
された重合体亜鉛アミン錯化合物溶液20部を添加する
。固形物含量46%でpH9,8の下塗り塗料が得られ
る。
実施例6 (a)重合体亜鉛アミン錯化合物の製造:25%アンモ
ニア水44.75部を用意し、これに西独特許出願公開
3034171号明細書に の教示註り製造されたぺ値15のスチロール60部、ア
クリル酸60部及び無水マレイン酸10部からの共重合
物64.4部を溶解する。この溶液に酸化亜鉛(赤封)
8.9部を添加し、実施例1の(a)と同様に操作する
(b)結合剤の製造: 実施例1の(b)と同様にして重合体分散液85部に、
6分以内にn−ブチルグリコール2.5部を、そして1
5分以内に(a)に記載の重合体亜鉛アミン錯化合物の
水溶液15部を添加する。得られる下塗り塗料の固形物
含量は49重量%、pH価は10.2である。
得られた結合剤を下記処方によって顔料着色する。
46%結合剤(充填物質及び顔料を ペースト化するための前装入物として)114部ポリり
ん酸ナトリウム(10%水溶液)   12部水   
                    42部ポリ
アクリル酸ナトリウム(30%水溶液)  1部二酸化
チタン(ルチル)        194部46%下塗
り             115部白亜(5μm)
         150部ミネラルスピリット(沸騰
範囲180〜210’C)10部アジピン酸、こはく酸
及びグルタル酸 のジイソブチルエステル混合物       5部増粘
剤(25%水溶液)          8部消泡剤(
シリコーンが主剤)        5部結合剤(46
%)           344部この特殊下塗り塗
料のPVKは29%である。
下塗り一試験: 八 実施例1〜乙の結合剤を用いて製造された下塗り塗料を
、アメリカすぎ、メルバウ及びあかひまらやすぎに12
0.iil/m2の量で塗布する。
4時間乾燥したのち、下塗りされた木材に、塗料の水性
分散液(PVK 35%)を120g/7rL2の童で
塗布する。この塗料分散液は下記の組成を有する。
メタクリル酸メチル50部、アクリル酸ブチル48部及
びアクリル酸2部からの、MFT 14℃の共重合物の
50%水性分散液 470部水           
              69部ポリアクリル酸ナ
トリウム(30%水溶液)1.2部ポリりん酸ナトリウ
ム(10%水溶液)、11.3部アンモニア(25%水
溶液)1.5部 ミネラルスピリット(沸騰範囲180〜215℃)  
10部二酸化チタン(ルチル)         15
5.7部白 亜(5μm)          179
部タルク(5μm)            61部セ
ルロースエーテル(1%水溶液)   119部増粘剤
(ポリウレタンが主剤、15%水溶i)   0.8部
アジピン酸、こはく酸及びグルタル 酸のジイソブチルエステル混合物     10部消泡
剤(シリコーンが主剤)2.5部 室温での24時間の貯蔵後に、塗布された各木材を水中
に48時間放置する。
比較のため、インブチルアクリレート50部。
スチロール48部及びメタクリル酸2部からの共重合物
の50%水性分散液により、前記種類の木材を1209
7m”の塗布量で塗布し、前記のように上塗りを施す。
最後にさらに比較のため、木材試料を、前記の塗料分散
液だけを用いて120g/rrL2の塗布量で塗布する
試験に際しては、それぞれの上塗り層の斑点の生成と、
塗布された木材をその中に貯蔵した水の着色を判定する
。それらの結果を下記表に一括して示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 0.03〜0.5μmの粒径と0〜50℃の最少フイル
    ム形成温度を有するビニル重合物の多価イオンに対して
    安定な水性分散液50〜95重量%(A)と、(a)3
    〜5個の炭素原子を有するα,β−モノエチレン性不飽
    和のモノ−及び/又はジカルボン酸20〜60重量%及
    び(b)スチロール及び/又は1〜8個の炭素原子を有
    するアルカノールの少なくとも1種のアクリル(又はメ
    タクリル)酸エステル40〜80重量%から、共重合物
    のカルボキシル基に対し2〜6モルのアンモニア及び共
    重合物のカルボキシル基当り0.8〜1.2当量の亜鉛
    化合物を反応させて得られたK値8〜40の共重合物か
    らの、水溶性の重合体亜鉛アミン錯化合物5〜50重量
    %(B)とから成る、木材塗装用水性下塗りのための結
    合剤。
JP61013955A 1985-01-30 1986-01-27 木材塗装用水性下塗りのための結合剤 Expired - Lifetime JPH072916B2 (ja)

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EP (1) EP0192077B1 (ja)
JP (1) JPH072916B2 (ja)
AT (1) ATE33260T1 (ja)
AU (1) AU581727B2 (ja)
CA (1) CA1270982A (ja)
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