JPS61181370A - 焼酎の減圧蒸溜装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は凝縮器より漏出する焼酎の漏出液を連続的に汲
出し操作せしめる様にした焼酎の減圧蒸溜装置に関する
ものである。

従来かかる焼酎の減圧蒸溜装置は蒸溜釜の上部より接続
配役せしめた凝縮器の溜出口に対し、漏出管を介してレ
シーバ−タンクを連設せしめ、該レシーバ−タンク内に
漏出液を一旦貯溜せしめた後レシーバ−タンク内の漏出
液を通常のポンプにより汲上げ操作せしめる様に成して
いた。

ところが減圧蒸溜においては凝縮器若しくはレシーバ−
タンクに対し真空ポンプを連結せしめて蒸溜釜に減圧作
用せしめる様に成しており、従ってレシーバ−タンク内
は減圧状態を保持せしめねばならない関係上密封状態に
保持せしめる必要があり、よって漏出液の汲上げに際し
ては１バッチ分の漏出液を全て貯溜した後ポンプにて汲
上げ操作せしめるか、又はレシーバ−タンクに連設せし
めたポンプを間欠運転せしめることにより断続的に汲上
げ操作せしめる等いずれにしても連続的な汲上げ操作を
行うことが出来ず、このためレシーバ−タンク内の液面
制御が必要となる等操作性、管理面等において面倒な問
題点を有していた。

本発明はかかる欠煮に鑑み、蒸溜釜と、該蒸溜釜に接続
配設された凝縮器と、該凝縮器に連結された真空ポンプ
より成る減圧蒸溜装置において、凝縮器の溜出口に所定
の落差を有せしめてテールパイプの一端を接続せしめ、
該テールパイプの他端に汲上げ用のロータリーポンプを
配置高さ調節自在に接続せしめた焼酎の減圧蒸溜装置を
提供して上記欠点を解消せんとしたものにして、以下本
発明の一実施例を図面に基づいて説明すると、 １は焼酎の製造工程に使用される減圧蒸溜装置の本体で
あり、基台２の上部には蒸溜操作に供せられる焼酎原料
の醗酵醪が投入される蒸溜釜３を設置せしめ、該蒸溜釜
３の上部に設けた排出部４には送出管５の一端を接続せ
しめると共に、該送出管５の他端を蒸溜釜３の側方に垂
直状態に配役せしめた凝縮器６の上端部に接続せしめて
いる。

又凝縮器６の下部には基台２上に設置した真空ポンプ７
に一端を接続せしめた吸引管８の他端を接続せしめ、真
空ポンプ７の作用により吸引管８、凝縮器６を介して蒸
溜釜３内を減圧作用せしめる様に成している。

尚、９は吸引管８の管路中において垂設状に介装せしめ
た火源防止器である。

１０は漏出液の汲出し部であり、凝縮器６下端の溜出口
１１に対し所定の落差を有せしめたテールパイプ１２の
一端を接続せしめ、該テールパイプ１２の下端の側方位
置には基台２上に対し適宜昇降装置１３を介して小型の
ロータリーポンプ１４を垂直方向に高さ調節自在に配設
せしめ、該ロータリーポンプ１４の流入口１５に対しテ
ールパイプ１２の下端部を適宜伸縮継手１６を介して接
続せしめ、一方ロータリーボンプ１４の吐出口１７には
大気中に開放される漏出管１８の一端を接続せしめ、該
漏出管１８の管路中には流量計１９を介装せしめている
。

尚、ロータリーポンプ１４は蒸溜装着の時間当りの凝縮
量に見合った汲上げ能力を有するものを選定せしめてい
る。

次に本発明に係る焼酎の減圧蒸溜装置の作用について説
明すると、蒸溜釜３内に投入された醗酵醪は真空ポンプ
７の作用による減圧条件下において蒸気等により加熱作
用され、蒸溜すべき成分が排出部４より送出管５を経て
凝縮器６内に至り、該凝縮器６内にて冷却液化された漏
出液は順次テールパイプ１２内に漏出する。

そしてテールパイプ１２内部に溜まった漏出液は、該テ
ールパイプ１２に接続されたロータリーポンプ１４の汲
出し作用により順次吐出口１７から大気圧側である漏出
管１８へ連続的に汲出され、かかる汲出し操作状態にお
いてテールパイプ１２内の漏出液の貯液量が多い場合、
即ち漏出液の液面とロータリーポンプ１４の配置位置と
の落差が大である場合は貯液の大なる圧力作用によりロ
ータリーポンプ１４の汲出し量は多くなり、逆にテール
パイプ１２内の貯液量が少ない場合、即ち落差が小なる
場合は貯液による圧力が低下してロータリーポンプ１４
の汲出し量は必然的に減少し、テールパイプ１２内の貯
液量に応じてロータリーポンプ１４の汲出し量が自動的
にコントロールされるのである。

又かかるテールパイプ１２内における貯液量の圧力作用
によるロータリーポンプ１４の汲出し量のコントロール
はロータリーポンプ１４を昇降装置１３にて高さ位置を
上下することによりロータリーポンプ１４とテールパイ
プ１２内の液面との落差を調節し、かかる落差調節によ
りテールパイプ１２内に凝縮器６から漏出する漏出液の
量に対応してロータリーポンプ１４の汲出し量が任意に
設定されるのである。

要するに本発明は、蒸溜釜と、該蒸溜釜に接続配設され
た凝縮器と、該凝縮器に連結された真空ポンプより成る
減圧蒸溜装置において、凝縮器６の溜出口１１に所定の
落差を有せしめてテールパイプ１２の一端を接続せしめ
、該テールパイプ１２の他端に汲上げ用のロータリーポ
ンプ１４を接続せしめたので、従来の様に凝縮器６に接
続されるレシーバ−タンクを設ける必要がなく、ロータ
リーポンプ１４の作用により気密保持した状態で漏出液
の連続的な汲出し操作を行わしめることが出来、これに
より漏出液の流量、成分等の測定を随時行わしめること
が可能となり、又漏出液の火源も減少せしめることが出
来、よって操作性、管理面等の簡易化を図らしめること
が出来るのである。

又ロータリーポンプ１４により汲出される溶出液は凝縮
器６よりテールパイプ１２内に溜出した溶出液の貯液量
が多い場合はロータリーポンプ１４との間の落差が大と
なってロータリーポンプ１４の汲出し量をその圧力差に
より増加せしめ、一方テールパイプ１２内の貯液量が減
少した場合はその圧力が小となってロータリーポンプ１
４の汲出し量を自動的に減少せしめることが出来、かか
る汲出し量のコントロールがテールパイプ１２中の貯液
量に応じて自動的に調整されるためロータリーポンプ１
４による空扱みを防止することが出来、又ロータリーポ
ンプ１４はテールパイプ１２に対し配置高さ調節自在に
接続せしめたので、ロータリーポンプ１４の高さを上下
調節することによりテールパイプ１２内に溜出した貯液
量とロータリーポンプ１４との間の落差を任意に設定せ
しめることが出来、よって１溜された溶出液の生成量に
対応してロータリーポンプ１４の汲出し量を対応設定せ
しめることが出来る等その実用的効果甚だ大なるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示すものにして、第１図は本発
明に係る焼酎の減圧蒸溜装置の正面図である。 ３蒸溜釜　６凝縮器　７真空ポンプ １２テールパイプ　１４０一タリーポンプ以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 蒸溜釜と、該蒸溜釜に接続配設された凝縮器と、該凝縮
   器に連結された真空ポンプより成る減圧蒸溜装置におい
   て、凝縮器の溜出口に所定の落差を有せしめてテールパ
   イプの一端を接続せしめ、該テールパイプの他端に汲上
   げ用のロータリーポンプを配置高さ調節自在に接続せし
   めたことを特徴とする焼酎の減圧蒸溜装置。