JPS61180277A - 宣伝広告用デイスプレイ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、宣伝広告用のディスプレイ装置に関するもの
であり、さらに詳しくは、ビル等の建造物の外壁面に沿
って、宣伝広告用の展示物を任意方向に移動させてディ
スプレイを行うためのディスプレイ装置に関するもので
ある。

［従来の技術］ 従来より、ビル等の外壁面に、看板、垂幕その他の展示
物を宣伝広告のために取付けることは、一般に行われて
いる。このようなディスプレイ手段は、人目につき易く
することにより大きな宣伝効果を発揮でき、またマスメ
ディアを利用する必要もないので、宣伝費用が安く済む
という利点がある。

しかしながら、かかるディスプレイ手段では、展示物が
常に静止状態にあるため、人目につき易くするのにも限
界があり、特に都市のように看板その他の宣伝広告用展
示物が氾濫しているところでは、十分な宣伝効果を発揮
できないという問題がある。

また、動的な展示を行うことも従来から知られており、
、例えば、人形等を機械的に動かすことにより、観者の
注意を惹起することなどが行われているが１．この場合
にも、人形等の運動が単純な動作の繰返しになるため、
格別の効果を期待することができず、しかも運動させる
展示物が常に固定的であって、その展示物を他のものに
簡易に変更することができず、この点でも十分な宣伝広
告効果を期待することができない。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明は、上述した問題点に鑑み、ビル等の建造物の外
壁面に沿って、宣伝広告用の展示物を交換可能に取付け
た壁面歩行機械を任意方向に移動させるようにして、極
めて斬新で効果的なディスプレイを行うようにしたディ
スプレイ装置を提供しようとするものである。

［問題点を解決するための手段］ かかる目的を達成するため、本発明に係るディスプレイ
装置は、機体に、駆動機構により駆動されて任意方向へ
の歩行運動を行う歩行脚を設け、これらの歩行脚の先端
に歩行面に対する吸着機構を取付けることにより、壁面
歩行機械を構成させ、この壁面歩行機械の機体に各種展
示物を交換可能に取付け、該壁面歩行機械にその歩行運
動を制御する制御手段を設けるという手段を用いている
。

［作用、効果］ このような本発明に係るディスプレイ装置によれば、宣
伝広告用の展示物を取付けた壁面歩行機械を、自動的に
、あるいは遠隔的操作等により。

ビル等の外壁面上で任意方向に歩行移動させることがで
きる。また、展示物の取替えにより、逐次展示物をその
時点における要請に応じたものに変更することができる
。従って、従来の外壁面に固定的に設けるディスプレイ
装置、または単純な運動の繰返しのみを行うディスプレ
イ装置に比べ、より観者の注意を惹きつけ、効果的な宣
伝広告効果を発揮させることができる。

［実施例］ 第１図及び°第２図は、本発明に係るディスプレイ装置
の一実施例を示すもので、ｌはビル等の外壁面、２はそ
の外壁面に沿って脚を吸着させて歩行する壁面歩行機械
、３は該壁面歩行機械２に取付けられた展示物、４は壁
面歩行機械２の駆動制御装置を表している。

上記壁面歩行機械２は、機体ｌＯに対して前後に歩行運
動を行う内外の脚１１．１２を設けている。機体ｌＯは
、前後の支持枠部１３，１４間において前後方向に架設
した外側脚用摺動案内杆１５及び内側脚用摺動案内杆１
６を備え、これらの案内杆１５．１８に、それぞれその
上を摺動する摺動体１？、　１８により外側脚１１及び
内側脚１２を摺動自在に取付けている。

また、具体的構成についての図示を省略しているが、上
記機体ｌＯには、摺動体１７．１８を前後反対の方向に
駆動することにより外側及び内側の脚１１゜１２を前後
方向に往復運動させるための駆動機構Ａが設けられる。

この駆動機構Ａとしては、摺動体１７．１８を前後反対
の方向に駆動する一対のシリンダ駆動装置、あるいは摺
動案内杆１５．１８に平行に設けたねじ杆を回転させて
、摺動体１７．１８上に設けた雌ねじ部材を上記ねじ杆
に沿って移動させるようなねじ駆動装置等を採用するこ
とができる。

−Ｆ記外側脚１１は、少なくとも二つの伸縮駆動機構２
１．２１を介在させた周枠２０を左右に備えており、各
周枠の前後には、それぞれ横方向駆動機構Ｂを介して吸
盤２２を球面継手２３により取付けている。横方向駆動
機構Ｂは、第２図かられかるように、周枠２０に設けた
横方向案内杆２４上を摺動する摺動子２５を、駆動機構
Ａと同様のシリンダ駆動装置あるいはねじ駆動装置によ
り左右往復駆動させるものである。

一方、上記内側脚１２は、外側脚１１と接触することな
く前後左右に往復駆動できるようになっておリ、外側脚
１１と実質的に同じ機構を有している。

即ち、機体１０における摺動案内杆１６上を摺動する摺
動体１８に、少なくとも二つの伸縮駆動機構３１゜３１
を介在させた脚棒３０，３０を取付け、それらの脚棒３
０，３０の前後にそれぞれ横方向駆動機構Ｂを介在させ
た吸盤３２．３２をそれぞれ球面継手３３により取付け
ている。この内側脚における横方向駆動機構Ｂが前記外
側脚における横方向駆動機構Ｂと同様な構成を有するこ
とは勿論である。

」二記壁面歩行機械２においては、歩行脚の先端にビル
の外壁等の歩行面に対する吸着機構として負圧式吸盤２
２．３２を設けているが、この吸着機構は、歩行面が電
磁的に吸着可能な面である場合には、電磁吸着力を利用
したものとすることもできる。上記負圧式吸盤を用いる
場合には、所用のタイミングで負圧を供給する切換弁を
介して真空ポンプ等の真空源に接続されるが、この真空
源は、壁面歩行機械２又は展示物３の内部に内蔵しても
よく、あるいは地上から給排チューブ等を通して供給し
てもよい。

また、上述した各駆動機構Ａ、Ｂとして流体圧によるシ
リンダ駆動装置を用いる場合には、各シリンダ駆動装置
に対し圧力流体の給排弁を介して圧力流体源が接続され
るが、この圧力流体源も、上記真空源と同様に壁面歩行
機械２又は展示物３内に内蔵し、あるいは地上からチュ
ーブ等を介して供給することができる。

上記構成を有する壁面歩行機械２の機体ＩＯ上には、宣
伝広告用の各種展示物３が交換可能に取付けられる。こ
の展示物３の取付手段は、明確に図示していないが、ボ
ルトやその他の各種取付金具等を利用することができる
。

展示物３としては、各種動物その他の人形等を用い得る
ことは勿論であり、またその代りに看板や垂幕状のもの
等を取付けてもよく、さらに両者を組合せて用いること
もできる。この場合、展示物３に蛍光塗料やイルミネー
ションを施せば、夜間においても効果的な宣伝を行うこ
とができ、また展示物３自体が動くように構成すればよ
り宣伝効果の充実を図ることができる。

さらに、上記展示物３が動物である場合には、その足を
適宜外側脚１１や内側脚１２に取付け、それによって動
物自体が歩行しているように見せることができる。

上述した壁面歩行機械２は、中に一例を示すものであっ
て、本発明においては上記構成の歩行機械に限ることな
く、機体に駆動機構により駆動されて任意方向への歩行
運動を行う歩行脚を設け、これらの歩行脚の先端に歩行
面に対する吸着機構を取付けた各種構成の壁面歩行機械
を利用することができる。

上記壁面歩行機械２は、制御手段として、その機体ｌＯ
に駆動制御装置４設け、この駆動制御装置４により、各
駆動機構Ａ、Ｂ、伸縮駆動機構３１、及び吸着機構をシ
ーケンス制御して、壁面上を歩行させるものである。こ
の場合、上記駆動制御装置４内にシーケンス制御装置を
設けることもでき、あるいは離れた地点よりワイヤレス
・リモートコントローラ等を用いて遠隔操作を行うこと
も可能〒あり、さらに上記駆動制御装置を地上のコント
ローラと信号線で接続して制御することができる。

上述した構成を有するディスプレイ装置を使用する場合
には、展示物３を取付けた壁面歩行機械２を、ディスプ
レイを行う壁面−ヒに吸盤により吸着させた状態で、駆
動制御装置４によるシーケンス制御により、ビル等の外
壁面上を歩行移動させる。

この歩行移動に際し、機体ｌＯを前後方向に移動させる
場合には、内側脚又は外側脚のどちらかの吸盤が壁面」
二に吸着した状態で、他方の脚の吸着を解除し、この状
態で吸着解除した脚を伸縮駆動機構２１または３１によ
り持上げて、内外側の脚を駆動機構Ａにより前後方向に
ずらした後、吸着解除していた脚を再び壁面上に吸着さ
せ、その後他方の脚の吸着を解き、同様に伸縮駆動機構
で持上げて、□駆動機構Ａにより内外脚を上記とは逆の
前後方向にずらし、これらの動作をくり返すことにより
歩行が行われる。また、機体の横方向への移動は、各囲
枠に設けた横方向駆動機構を、その吸盤が吸着状態にな
い場合に伸縮駆動機構により脚を持上げた上で作動させ
、吸盤の位置を左右いずれかの方向にずらし、これを内
外側の脚についてくり返すことにより行われる。

さらに、斜め方向への移動は、これらの前後方向及び横
方向の動作を組合わせることにより行うことができる。

なお、本発明は上述したものに限定されるわけではなく
、壁面歩行機械を展示物の内部に収容し、あたかも展示
物自体が壁面上を歩行するようにすることもできる。さ
らに、予め、壁面上に展示物と関連するような装飾を施
しておけば、両者相俟って特異な宣伝効果を発揮させる
ことができる。その他に、複数の展示物を回持に移動さ
せ、物語り性のある展示を行うこともできる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例の側面図及び正面
図である。 ｌ・・壁面、　　　２・・壁面歩行機械、３・・展示物
、　　ｌＯ・拳機体、 １１・・外側脚、　　１２φΦ内側脚。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、機体に、駆動機構により駆動されて任意方向への歩
   行運動を行う歩行脚を設け、これらの歩行脚の先端に歩
   行面に対する吸着機構を取付けることにより、壁面歩行
   機械を構成させ、この壁面歩行機械の機体に各種展示物
   を交換可能に取付け、該壁面歩行機械にその歩行連動を
   制御する制御手段を設けたことを特徴とする宣伝広告用
   ディスプレイ装置。