JPS6117893A - 焼結機の点火炉用バ−ナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈発明の目的〉 産業上の利用分野 本発明は焼結機の点火炉用ガスバーナに係り、詳しくは
、流速変化が追随できるよう、先端の開口面積が調整で
き、バーナ先端部流速を常に最適燃焼条件に保持できる
バーナに係る。

従　　来　　の　　技　　術 焼結機では、パレット上にコークスを混入した原料を装
入し、点火炉において原料層表面のコークスにバーナを
用いて着火させ、以下、ウィンドボックスの負圧により
、パレット上より大気を吸引し、コークスの燃焼が下層
に移行して焼結が進行する。ここで、点火炉用バーナと
しては、従来、円筒状バーナをパレット幅方向に数本な
いし士数本並べていたが、幅方向の温度分布が均一にな
らず焼けむらを生じていた。そのため、本発明者は幅方
向の不均一温度分布を解決するガスバーナとして、特願
昭５７−２０００７６号や特願昭５７−２０００７７号
で、いわゆるスリットバーナを提案した。この゛スリッ
トバーナとは、パレット幅方向に十数ミリ−数十ミリの
開口を連続的に有するバーナでこのバーナによると、幅
方向に均一なフレーム温度を形成でき、焼けむらが防止
できるとともに燃料原単位の低減を狙うことができる。

ｍ結操業において、生産量、コークス原単位等の変化に
より当然、燃焼ガスの流量も変化する。しかしながら、
この流量変化に対し、従来のスリットバーすはそのバー
ナ先端形状が固定されているため、流速が変化し、バー
ナフレームの長さおよびフレーム温度分布が変化して好
ましくない。この軟化を吸引するために先に提案したも
ののバーナ先端と原料層上面の距離を可変（バーナのみ
、または、炉全体を上下動させる）に構成すればよいが
、この構成では流速変化を吸引できないために効果が小
さい。

発明が解決しようとする問題点 本発明は上記欠点を解決することを目的とし、具体的に
は、ガス流速変化に追随できないために、常に最適な燃
焼となるバーナ先端部流速を維持できないことによる焼
けむらの発生、燃料原単位の悪化等の問題点を解消する
ことを目的とする。

〈発明の構成〉 問題点を解決するための 手段ならびにその作用 すなわち、本発明は燃料ガス通路と燃焼用空気通路とを
階状（こ形成し、これら各通路の先端に混合室を連結し
、この、混合室で燃料ガスと燃焼用空気を混合してから
、焼結機パレットの原、料層に向け噴出する点火炉用バ
ーナにおいて、この混合室の噴出この間隔を調整する間
隔調整装置を設けたことを特徴とする。

そこで、上記構成ならびにその作用について図面により
更に具体的に説明すると、次の通りである。

なお、第１図は本発明の一つの実施例に係るバーナを設
けた点火炉の傾斜図であり、第２図はそのバーナの断面
図であり、第３図は第２図のｉＡ綿線上断面図である。

まず、第１図において符号１は焼結機のパレットを示し
、このパレッ１〜１上にコークスを混入した原料１ａが
装入され、口れらパレット１はその車輪２によってレー
ル３に沿って走行する。パレット１が点火炉４に達した
ときに、点火炉４によって原料１ａの表面のコークスは
着火される。

この点火炉４の天井には、第２図ならびに第３図に示す
構成のバーナ５が配置され、この燃焼で着火される。こ
の場合−、パレット１の両端側では漏風と共にパレット
１の側壁から放熱され、パレット１の両端側のバーナは
やや多この燃料を焚く必要があり、このため、バーナは
少なくとも両端部と中央部の如く、３分割以上にする必
−要がある（第１図は４分割である。）。また、このバ
ーナ５は第２図に示す如く、中央に燃料ガス通路５ａを
設け、その通路５ａの両側に燃焼用空気通路５ｂを形成
し、これら通路５ａ、５ｂの先端に混合室５Ｃを設ける
。従って、通路５ａがらの燃料ガスと２つの通路５ａが
らの空気とは、混合室５Ｃで混合され、この混合ｉ５ｃ
の先端の噴出口５ｄから混合気が噴出される。

次に、上記構成の混合ｖ５ｃにおいてその噴出口５ｄの
寸法、つまり、スリンｌ−巾を調整自在に構成する。

すなわち、上記の如く、バーナは中央部と両端部とでは
流量差によっての調整を行なうと共に、焼結機操業にお
ける生産量、コークス原単位、原料図厚、パレット速度
等の変化に対応させて燃料流量を変化させて調整する必
要がある。

そこで、このスリット巾の調整機構は次の通り構成する
。

第２図および第３図において、中央の燃料ガス通路５ａ
と両側の燃焼用空気通路５ｂとから成る３つの通路は両
側の端板８ａ、天井板８ｂ、仕切板６ならびに側板７に
よって形成され、２つの端板８ａと天井板８ｂとは固定
板として構成され、とくに、側板８ａは受″Ｊｋ１８に
固定されている。また、これら端板８ａの内側には仕切
板６および側板７が摺動自在に設けられている。つまり
、仕切板６、側板７は何れもポス１１．１２を介して軸
９，１０に連結し、ボス１１の内面にはネジが設けられ
てこれらネジは軸９．１０に螺合している。また、ボス
１２の内面にはネジ切りされずに軸９．１０に連結され
、更に、軸９．１０は軸受１３で支承されている。

従って、軸９を回転させると、軸９とポス１１とが螺合
しかつこれらネジは右ネジと左ネジとなっているため、
両側の仕切板６は互いに逆方向、つまり、接近若しくは
離間するよう移動する。

軸１０を回転させると、軸１０とボス１１とは螺合しか
つネジは逆方向をなしているため、側板７は軸１０の回
転により仕切板６と同様に接近若しくは離間する。

要するに、軸９．１０は駆動装置１５により右および左
方向に回転し、バーナのスリット幅を調整できる。

なお、バーナノズルの先端、つまり１通路５ａの先端や
混合室５Ｃの噴出口５ｄの間隔はバーす燃焼にとってき
わめて重要であり、これらの間隔を保持することがり・
要で、このために、保持部材１６を幅方向に数ケ所設け
る。保持月１６は第２図に示す如く、スプリング１６ａ
を内蔵し、仕切板６および側板７の移動をスプリングで
吸引するとともに、調整完了後はスプリング１６ａの反
力により間隔を保持する。

また、端板８ａと仕切板６ならびに側板７との隙間はパ
ツキン１７でシールする。

以上の通りにバーナを構成すると、燃料ガスは燃料ガス
ヘッダ２１から仕切板６間の通路５ａに入り、燃焼用空
気は燃焼用空気ヘッダ２２がら仕切板６と側板７の間の
通路５ｂに入ってから、先端の混合室５Ｃで混合し、こ
の混合気が吐出し燃焼する。側板７の先端にはバーナ燃
焼の熱による変形を防止するために、外側に耐火物１９
が施工されている。

また、仕切板６ならびに側板７の駆動Ｉ構は上記の如く
構成しなくとも、第４図の如く、駆動機構を構成できる
。すなわち、仕切板６や、側板７のスライドを正確をき
するために、４つの駆動装置１５を配置し、各回転軸９
ａ、９ｂ、１０ａ、ｉｏｂに−そ上ぞれネジ付きベス１
１を取付け、仕切板６あるいは側板７を駆動するよう構
成する。

実　　施　　例 第２図ならびに第３図に示すバーナにおいて、燃料ガス
の流量を変化させ、そのバーナの最適空気比に保持する
ために、燃焼用空気量も変化させて燃焼させた。この時
、バーナノズル部のスリット幅を、吐出速度が２０〜３
０ｍ／Ｓになるように調整することにより、常に最適な
燃焼状態を維持することができ、パレット幅方向均一な
着火が達成できるとともに、燃料原単位の低減となった
。

また、両端のスリットバーナは燃料を多口に焚く必要が
あるので、この範囲をできるだけ狭くすることが燃料原
単位の低減につながった。

〈発明の効果〉 以上詳しく説明した通り、本発明は燃料ガス通路ならび
に燃焼用空気通路の先端の混合室から混合気を噴出し、
この噴出この間隔を調整自在に構成して成るものである
。

従って、生産量や、コークス原単位の変化等によって燃
料ガスや空気の流量を最適値に変化させることができ、
焼きむらの防止や燃料原単位の低減等を達成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一つの実施例に係るバーナを設けた漸
火炉の傾斜図、第２図はそのバーナの断面図、第３図は
第２図のＡ−Ａ線上の断面図、第４図は他の駆動機構の
平面図である。 符号１・・・・・・パレット　　２・・パ・・・車輪３
・・・・・・レール　　　４・・・・・・点火炉５・・
・・・・バーナ　　　５ａ・・・・・・燃料ガス通路５
ｂ・・・・・・燃焼用空気通路 ５Ｃ・・・・・・混合室　　　５ｄ・・・・・・噴出口
６・・・・・・仕切板　　　７・・・・・・側板８ａ・
・・・・・端板　　　　８ｂ・・・・・・天井板９・・
・・・・軸　　　　　１０・・・・・・軸１１・・・・
・・ボス　　　　１２・・・・・・ボス１３・・・・・
・軸受　　　　１４・・・・・・カップリング１５・・
・・・・駆動装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 燃料ガス通路と燃焼用空気通路とを層状に形成し、これ
   ら各通路の先端に混合室を連結し、この混合室で燃料ガ
   スと燃焼用空気を混合してから、焼結機パレットの原料
   層に向け噴出する点火炉用バーナにおいて、この混合室
   の噴出口の間隔を調整する間隔調整装置を設けたことを
   特徴とする焼結機の点火炉用ガスバーナ。