JPS6117879B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6117879B2 JPS6117879B2 JP3286977A JP3286977A JPS6117879B2 JP S6117879 B2 JPS6117879 B2 JP S6117879B2 JP 3286977 A JP3286977 A JP 3286977A JP 3286977 A JP3286977 A JP 3286977A JP S6117879 B2 JPS6117879 B2 JP S6117879B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- residue
- oil
- conveyor
- carbonization
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004033 plastic Substances 0.000 claims description 17
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 claims description 17
- 239000002699 waste material Substances 0.000 claims description 17
- 238000003763 carbonization Methods 0.000 claims description 11
- 238000000197 pyrolysis Methods 0.000 claims description 3
- 238000009833 condensation Methods 0.000 claims 1
- 230000005494 condensation Effects 0.000 claims 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 15
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 229930195733 hydrocarbon Natural products 0.000 description 3
- 150000002430 hydrocarbons Chemical class 0.000 description 3
- 239000004215 Carbon black (E152) Substances 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000012668 chain scission Methods 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 229920003020 cross-linked polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 239000004703 cross-linked polyethylene Substances 0.000 description 1
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 1
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 1
- 238000004880 explosion Methods 0.000 description 1
- 239000000295 fuel oil Substances 0.000 description 1
- 238000002309 gasification Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、廃プラスチツクの乾留油化装置に関
し、特に架橋ポリエチレンケーブルの皮むき屑を
効率的、かつ安全に油化し燃料油を得ることを目
的とするものである。
し、特に架橋ポリエチレンケーブルの皮むき屑を
効率的、かつ安全に油化し燃料油を得ることを目
的とするものである。
近年プラスチツク需要の増大と共に、廃プラス
チツクの処理が公害上大きな社会問題となつてい
る。
チツクの処理が公害上大きな社会問題となつてい
る。
廃プラスチツクの処理装置として採用されてい
る従来の乾留プロセスは、第1図に示すように、
予め適当のサイズに粉砕された廃プラスチツク1
をホツパー2からスクリウコンベア3によつて乾
留釜4に投入し、ヒータ5で加熱乾留し、留分を
凝縮器6で油化し油タンク7に貯蔵するものであ
る。このプロセスでは処理物のうち蒸発し難いも
のは、釜に残留するため、長時間エネルギーが与
えられながら蒸発し、残渣が少くなるという利点
をもつているが、釜内に温度勾配を生じ連続処理
の場合のコントロールが難しく、しかも容量が大
きいため、爆発の危険があり、釜底にこげつきを
生じやすく、残渣の排出がしにくいなどの問題を
生じていた。前記こげつきを防止し、伝熱効率を
良くするために油浴式などが採用される場合も多
いが、問題の完全解決にはなりにくかつた。
る従来の乾留プロセスは、第1図に示すように、
予め適当のサイズに粉砕された廃プラスチツク1
をホツパー2からスクリウコンベア3によつて乾
留釜4に投入し、ヒータ5で加熱乾留し、留分を
凝縮器6で油化し油タンク7に貯蔵するものであ
る。このプロセスでは処理物のうち蒸発し難いも
のは、釜に残留するため、長時間エネルギーが与
えられながら蒸発し、残渣が少くなるという利点
をもつているが、釜内に温度勾配を生じ連続処理
の場合のコントロールが難しく、しかも容量が大
きいため、爆発の危険があり、釜底にこげつきを
生じやすく、残渣の排出がしにくいなどの問題を
生じていた。前記こげつきを防止し、伝熱効率を
良くするために油浴式などが採用される場合も多
いが、問題の完全解決にはなりにくかつた。
さらに、第2図に示すような装置も使用されて
いる。これは廃プラスチツク1をホツパ2からス
クリウコンベヤ3を経て処理コンベア8に送入
し、ヒータ9で加熱、スクリウ10でかくはんし
ながら加熱処理し、蒸発する炭化水素分を凝縮器
6で油化させ、油タンク7に貯蔵し、残渣はバル
ブ11から排出させるものである。
いる。これは廃プラスチツク1をホツパ2からス
クリウコンベヤ3を経て処理コンベア8に送入
し、ヒータ9で加熱、スクリウ10でかくはんし
ながら加熱処理し、蒸発する炭化水素分を凝縮器
6で油化させ、油タンク7に貯蔵し、残渣はバル
ブ11から排出させるものである。
この装置では、スクリウ10のかくはん作用に
よつて伝熱効果が良くなり、残渣が自動的に排出
できる利点があるが、低留分と高留分が同じ加熱
温度と時間で処理され、高留分が残渣とともに排
出される。残渣中の高留分を少なくするには高温
で処理すればよいが、高温処理すると炭化水素分
子の鎖切断が盛んとなつて、ガス化が激しく、油
化効率が低くなるという欠点を生じる。
よつて伝熱効果が良くなり、残渣が自動的に排出
できる利点があるが、低留分と高留分が同じ加熱
温度と時間で処理され、高留分が残渣とともに排
出される。残渣中の高留分を少なくするには高温
で処理すればよいが、高温処理すると炭化水素分
子の鎖切断が盛んとなつて、ガス化が激しく、油
化効率が低くなるという欠点を生じる。
本発明はこのような従来装置の欠点を除去し、
利点を生かすことのできる装置を提供するもので
あつて、廃プラスチツクを350〜450℃に加熱、輪
送中に低留分を蒸発させる処理コンベアと該コン
ベア端に接続し、400〜550℃に加熱して高留分を
蒸発させる乾留器および凝縮器とから構成される
廃プラスチツクの乾留油化装置に係るものであ
る。
利点を生かすことのできる装置を提供するもので
あつて、廃プラスチツクを350〜450℃に加熱、輪
送中に低留分を蒸発させる処理コンベアと該コン
ベア端に接続し、400〜550℃に加熱して高留分を
蒸発させる乾留器および凝縮器とから構成される
廃プラスチツクの乾留油化装置に係るものであ
る。
第3図は本発明装置の一例を示すもので、廃プ
ラスチツク1はホツパ2からスクリウコンベア3
を経て処理コンベア8に送入され、スクリウ10
でかくはんされながらヒータ9で350〜450℃に加
熱される。この段階で低留分はほとんど蒸発され
凝縮器6で油化されるが、高留分は残渣と共に下
部の乾留釜12に落下し、ここで長時間400〜550
℃に加熱され、高留分は蒸発して凝縮器6を通過
して油化される。この場合、処理コンベアを二軸
式にすることはセルフクリーニング効果上有効で
あり、乾留釜を油浴式にし、リボンスクリウ13
を設けてかくはんすれば、乾留工程で残渣の排出
がスムースに行われる。
ラスチツク1はホツパ2からスクリウコンベア3
を経て処理コンベア8に送入され、スクリウ10
でかくはんされながらヒータ9で350〜450℃に加
熱される。この段階で低留分はほとんど蒸発され
凝縮器6で油化されるが、高留分は残渣と共に下
部の乾留釜12に落下し、ここで長時間400〜550
℃に加熱され、高留分は蒸発して凝縮器6を通過
して油化される。この場合、処理コンベアを二軸
式にすることはセルフクリーニング効果上有効で
あり、乾留釜を油浴式にし、リボンスクリウ13
を設けてかくはんすれば、乾留工程で残渣の排出
がスムースに行われる。
乾留釜12には、ポンプ14を介して残渣フイ
ルタ15を接続し、残渣を処理するので、乾留釜
の小型化が可能であると共に、この二基を交互に
運転すれば熱ロスを少なくできる。本発明の装置
によれば以下の利点が得られる。
ルタ15を接続し、残渣を処理するので、乾留釜
の小型化が可能であると共に、この二基を交互に
運転すれば熱ロスを少なくできる。本発明の装置
によれば以下の利点が得られる。
1 低留分を比較的低温で処理できるため、炭化
水素分子の鎖の切れすぎが少なく、したがつて
常温で気体となる率が低下し、油化収率が増加
する。
水素分子の鎖の切れすぎが少なく、したがつて
常温で気体となる率が低下し、油化収率が増加
する。
2 低留分を得る部分では残渣を生じることがな
いので、残渣のこげつきによる伝熱効果の阻害
がない。
いので、残渣のこげつきによる伝熱効果の阻害
がない。
3 高留分を選択して高温処理できるため、蒸発
効率がよく、油化収率が高く、残渣量が少な
い。
効率がよく、油化収率が高く、残渣量が少な
い。
4 乾留釜を小型化でき、かつ投入される残渣が
高温であるため、温度の不均衡が生じない。
高温であるため、温度の不均衡が生じない。
したがつて、本発明の装置は廃プラスチツクの
処理装置として実用上の価値が大きい。
処理装置として実用上の価値が大きい。
第1図、第2図は従来の廃プラスチツクの処理
装置の断面説明図であり、第3図は本発明の廃プ
ラスチツクの乾留油化装置の断面説明図である。 1……廃プラスチツク、2……ホツパ、3……
スクリウ、4……乾留釜、5……ヒータ、6……
凝縮器、7……油タンク、8……処理コンベア、
9……ヒータ、10……スクリウ、11……バル
ブ、12……乾留釜、13……リボンスクリウ、
14……ポンプ、15……残渣フイルタ。
装置の断面説明図であり、第3図は本発明の廃プ
ラスチツクの乾留油化装置の断面説明図である。 1……廃プラスチツク、2……ホツパ、3……
スクリウ、4……乾留釜、5……ヒータ、6……
凝縮器、7……油タンク、8……処理コンベア、
9……ヒータ、10……スクリウ、11……バル
ブ、12……乾留釜、13……リボンスクリウ、
14……ポンプ、15……残渣フイルタ。
Claims (1)
- 1 廃プラスチツクを350〜450℃に加熱、輪送中
に低留分を蒸発させる処理コンベアと、該コンベ
ア端に接続し400〜550℃に加熱して高留分を蒸発
させる乾留器、および凝縮器とから構成される廃
プラスチツクの乾留油化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3286977A JPS53118402A (en) | 1977-03-25 | 1977-03-25 | Dry distillation and oil formation device of waste plastics |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3286977A JPS53118402A (en) | 1977-03-25 | 1977-03-25 | Dry distillation and oil formation device of waste plastics |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53118402A JPS53118402A (en) | 1978-10-16 |
JPS6117879B2 true JPS6117879B2 (ja) | 1986-05-09 |
Family
ID=12370857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3286977A Granted JPS53118402A (en) | 1977-03-25 | 1977-03-25 | Dry distillation and oil formation device of waste plastics |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS53118402A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0354362U (ja) * | 1989-09-28 | 1991-05-27 | ||
JP2019524920A (ja) * | 2016-07-05 | 2019-09-05 | ゴールデン リニューアブル エナジー、エルエルシー | プラスチック廃棄物を燃料に変換するためのシステム及びプロセス |
US10961062B2 (en) | 2016-06-21 | 2021-03-30 | Golden Renewable Energy, LLC | Bag press feeder assembly |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2840668B2 (ja) * | 1991-12-30 | 1998-12-24 | 桧山 幸男 | 廃frp成形品分離処理装置 |
US20140246301A1 (en) * | 2011-10-19 | 2014-09-04 | Blest Co., Ltd. | Liquefying apparatus |
-
1977
- 1977-03-25 JP JP3286977A patent/JPS53118402A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0354362U (ja) * | 1989-09-28 | 1991-05-27 | ||
US10961062B2 (en) | 2016-06-21 | 2021-03-30 | Golden Renewable Energy, LLC | Bag press feeder assembly |
JP2019524920A (ja) * | 2016-07-05 | 2019-09-05 | ゴールデン リニューアブル エナジー、エルエルシー | プラスチック廃棄物を燃料に変換するためのシステム及びプロセス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53118402A (en) | 1978-10-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Abubakar et al. | A new technique to pyrolyse biomass in a microwave system: effect of stirrer speed | |
CN105841160B (zh) | 一种有机物自供能干燥与热解、全组分资源化系统及工艺方法 | |
ATE10751T1 (de) | Verfahren zur transformation von zellulosehaltigem material durch roesten und das so erhaltene produkt. | |
DE10356245A1 (de) | Dieselöl aus Reststoffen durch katalytische Depolymerisation mit dem Energieeintrag in einem Pumpen-Rührwerkssystem | |
DE3738665C2 (de) | Vorrichtung mit mehreren Herden und Verfahren zur thermischen Behandlung von kohlenstoffhaltigen Materialien | |
GB1071515A (en) | Method of disposal of refuse | |
CH702521A2 (de) | Anlage zur Herstellung von gedarrtem Holz, Holzkohle, Holzteer, Holzessig und Synthesegas. | |
CN109721221A (zh) | 污油泥处理系统及方法 | |
JPS6117879B2 (ja) | ||
EP0584413A1 (en) | Pyrolysis process | |
US3027854A (en) | Apparatus and process for thermal destruction of waste materials | |
US1916900A (en) | Method of low temperature distillation | |
Vitolo et al. | Physical and combustion characterization of pyrolytic oils derived from biomass material upgraded by catalytic hydrogenation | |
DE9311698U1 (de) | Vorrichtung zur Dehydration und Trocknung von Feststoff-Flüssigkeitsgemischen (Schlämmen) | |
WO2004092305A1 (de) | Verfahren und vorrichtung zur katalytischen behandlung von reststoffen in kontinuierlich gereinigten und beheizten rohrbündelreaktoren | |
EP3775102B1 (en) | Method and apparatus for processing biomass | |
JPS5721487A (en) | Conversion of heavy asphalic material into light product | |
EP3470386B1 (en) | Method for treating the biomass of lignocellulosic agricultural waste and/or waste containing phenolic functional groups | |
DE4317412C2 (de) | Anlage zur thermischen Behandlung von kohlenstoffhaltigem Material | |
US1908256A (en) | Apparatus for deriving oil and quicklime from bituminous lime stone | |
US1477642A (en) | Distilling materials in contact with porous substances | |
US1954350A (en) | Apparatus for treating pulverized fuel such as coal and the like | |
US1860890A (en) | Distilling materials in contact with porous substances | |
SU46526A1 (ru) | Устройство дл получени фрезкокса, топливных брикетов и коксобрикетов из торфа или других растительных материалов | |
US4373995A (en) | Pyrolysis system utilizing pyrolytic oil recycle |