JPS61178641A - 車輌用微粒子排出量測定装置 - Google Patents

車輌用微粒子排出量測定装置

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JPS61178641A
JPS61178641A JP1921385A JP1921385A JPS61178641A JP S61178641 A JPS61178641 A JP S61178641A JP 1921385 A JP1921385 A JP 1921385A JP 1921385 A JP1921385 A JP 1921385A JP S61178641 A JPS61178641 A JP S61178641A
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gas
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sampling
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正篤 伊東
Hitoshi Kanayama
金山 斎
Hiroshi Noguchi
博史 野口
Kenichi Uchida
謙一 内田
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Soken Inc
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Nippon Soken Inc
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    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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    • G01N15/06Investigating concentration of particle suspensions
    • G01N15/0606Investigating concentration of particle suspensions by collecting particles on a support
    • G01N15/0618Investigating concentration of particle suspensions by collecting particles on a support of the filter type
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/28Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はディーゼルエンジンの排気ガス中に含まれるカ
ーボン粒子等のドライスーツ及び可溶性有機物(以下、
SOFという)の量をリアルタイムで測定する装置に関
するものである。
従来の技術 従来排気ガス中のドライスーツとSOFの濃度測定は、
次のようにして行なわれている。まず排気ガス中の微粒
子をフィルタ上に捕集し、このフィルタを調温、調湿し
た後化学天秤で計量することにより微粒子濃度を測定す
る。次いでフィルタ上の微粒子からSOFをソックスレ
ー抽出し、その後の秤量結果よりドライスーツ及びSO
Fの濃度を測定する。ところがこのような処理を行なう
ことから、ドライスーツ及びSOFの濃度測定には時間
がかかり、時々刻々変化する濃度を把握することが不可
能であり、ディーゼルエンジンに対する厳しい排気ガス
規制に対処することは困難である。
この点に鑑み、本出願人は既に特願昭58−20364
1号において、排気ガス中に含まれるドライスーツおよ
びSOFの濃度をリアルタイムで測定する装置を提案し
た。
発明が解決しようとする問題点 上記提案装置は排気ガスを一定温度に加熱してフィルタ
にドライスーツあるいはSOFを捕集するものであるが
、その加熱温度の変動の誤差が大きいと、ドライスーツ
あるいはSOFの量の測定値の誤差が大きくなってしま
う。本発明は、加熱温度の変動幅を極力抑えて、より正
確な測定をすることができる微粒子排出量測定装置を得
ることを目的としてなされたものである。
問題点を解決するための手段 本発明装置は、内燃機関の排気ガスを希釈トンネル内に
おいて多量の清浄空気で希釈混合した後この希釈混合ガ
スを第1および第2検知手段に導き、第1検知手段が排
気ガス中のドライスーツ量を検出し、第2検知手段が排
気ガス中の可溶性有機物を検出する車輌用微粒子排出量
測定装置である。上記第1検知手段は、希釈混合ガスの
一部を上記希釈トンネルから取出すための第1サンプリ
ングパイプと、この第1サンプリングパイプ内に希釈混
合ガスを流動させる第1サンプリングポンプと、上記第
1サンプリングパイプの途中に設けられてドライスーツ
を捕集する第1フィルタと、この第1フィルタよりも上
記第1サンプリングパイプの上流側に設けられ、一定の
発熱量を有する第4加熱手段と、この第1加熱手段の下
流側に設けられ、希釈混合ガスを最終加熱温度まで加熱
する第2加熱手段と、上記第1フィルタの前後の圧力差
を検出する第1差圧変換器と、この圧力差の信号の時間
微分値に基いて排気ガス中のドライスーツ量を演算する
第1演算装置とを備える。上記第2検知手段は希釈混合
ガスの一部を上記希釈トンネルから取出すための第2サ
ンプリングパイプと、この第2サンプリングパイプ内に
希釈混合ガスを流動させる第2サンプリングポンプと、
上記第2サンプリングパイプの途中に設けられてドライ
スーツを捕集する比較的大型の補助フィルタと、この補
助フィルタよりも上記第2サンプリングパイプの上流に
設けられ、一定の発熱量を有する第3加熱手段と、この
第3加熱手段の下流側に設けられ、希釈混合ガスを最終
加熱温度まで加熱する第4加熱手段と、上記補助フィル
タの下流側に設けられて可溶性有機物を捕集する第2フ
ィルタと、この第2フィルタの前後の圧力差を検出する
第2差圧変換器と、この圧力差の信号の時間微分値に基
いて排出ガス中の可溶性有機物量を演算する第2演算装
置とを備える。・ 実施例 以下図示実施例に基いて本発明を説明する。
第1図は本発明の第1実施例を示すものである。
この図において、ディーゼルエンジン1から延びる排気
管2は、分割バルブ3において2本に分岐し、一方は排
気口4に接続し、他方は希釈トンネル5に連通ずる。し
たがってエンジン1から排出される排気ガスは分割パル
プ3において分割され、排気口4から排出さMとともに
一部は希釈トンネル5内に供給される。
希釈トンネル5は、吸気口6から吸入した空気と排気管
2の分岐管7から吸入した排気ガスとを混合させるもの
で、排気ガスと空気とを混合させて成る希釈混合ガスは
、図示しないルーツブロア等により吸引されて矢印A方
向へ等速で流動する。
希釈トンネル5の途中にはこのトンネル内の温度を検知
するための温度計8が取付けられ、また第1および第2
サンプリングパイプ10 、30の先端が臨む。これら
のサンプリングパイプ10 、30は希釈混合ガスを取
込んで排気ガス中のドライスーツ及びSOFの量をそれ
ぞれ検出するためのものである。
第1サンプリングパイプ10の下流側には希釈混合ガス
を等流量で吸引するための第1サンプリングポンプ11
が取付けられ、このポンプ11内には脈動を吸収するた
めのバンファタンク、流量計、及び演算器等の機器が設
けられる。第1サンプリングパイプ10には、希釈トン
ネル5に近い部分にバルブ12、このバルブ12のすぐ
下流側にコイルヒータ13 、22その下流側に第1フ
ィルタ14がそれぞれ設けられ、第1フィルタ14のす
ぐ上流側には温度検出器15が取付けられる。第1フィ
ルタ14の前後には圧力検出器16 、17が設けられ
る。これらの圧力検出器16 、17により検出された
圧力を示す信号は、第1差圧変換器18に入力され、フ
ィルタ14の前後の差圧を示す信号に変換されて第1演
算器19に入力される。この演算器19にはまた温度検
出器15および第1サンプリングポンプ11が接続され
る。第1フィルタ14はドライスーツを捕集し、その捕
集量は、後述するように、フィルタ14前後の圧力差に
基いて求められる。なおコイルヒータ13に供給される
電力は、スライダック20により一定出力で供給される
。一方、コイルヒータ22に供給される電力は、温度検
出器15によって検出された温度をフィードバックして
温度制御を行なうPID温調器21により調節される。
第2サンプリングパイプ30の下流側にも、上記第1サ
ンプリングパイプ10と同様な機構が設けられる。すな
わち、最も下流側には上記第1サンプリングポンプ11
と同様な第2サンプリングポンプ31が設けられ、希釈
トンネル5に近い部分にはバルブ32が取付けられる。
またバルブ32のすぐ下流側にコイルヒータ33 、4
2、その下流側に第2フィルタ34、この第2フィルタ
34のすぐ上流側に温度検出器35がそれぞれ設けられ
る。第2フィルタ34の前後には圧力検出器36゜37
が取付けられ、これらの圧力検出器36 、37の出力
信号は第2差圧変換器38に入力される。この第2差圧
変換器38、第2サンプリングポンプ31、および温度
検出器35は、第2演算器39に接続される。またコイ
ルヒータ33に供給される電力はスライダック40から
一定出力で供給され、コイルヒータ42に供給される電
力は温度検出器43によって検出された温度を比例+積
分十微分制御動作によりフィードバックするPID温調
器41により調節される。
これらの機構の作用は、上記第1サンプリングバイブ1
0の下流に設けられたものと基本的に同じであるが、第
2フィルタ34は第1フィルタ14と異なりSOFを捕
集する。第2フィルタ34がSOFのみを捕集するよう
にするため、第2フィルタ34の上流側であってコイル
ヒータ42のすぐ下流側にドライスーツを捕集する補助
フィルタ44が取付けられる。この補助フィルタ44は
第1フィルタ14と比べ、材質、組成は同じであるが、
径が第1フィルタ14のものよりも数倍も大きい。なお
補助フィルタ44と第2フィルタ34の間には、比較的
長い冷却用パイプ45が設けられる。
次に排気ガスを加熱することにより、排気ガス中の微粒
子をドライスーツとSOFに分離できることを説明する
。第2図はフィルタ上の捕集物とフィルタ前の温度との
関係を求めるための実験装置を示し、サンプリングパイ
プ51の下流側にはフィルタ52、このフィルタ52の
すぐ上流側に温度検出器53、この温度検出器53の上
流側にコイルヒータ54がそれぞれ設けられ、コイルヒ
ータ54は可変直流電源55により電力が供給される。
排気ガスはサンプリングパイプ51中を矢印B方向へ吸
引され、フィルタ52を通って排出される。ここでフィ
ルタ52前の温度は可変直流電源55を調節することに
より変化する。
第3図はフィルタ52の前の温度とフィルタ52上の捕
集物の堆積重量との関係を示す。図中、斜線を施したも
のは、加熱しない場合のフィルタ52をジクロメタンで
ソックスレー抽出した後、すなわちフィルタ52上にド
ライスーツのみが捕集されている場合の堆積重量を示す
。その他の斜線を施されていないものは、ソックスレー
抽出しない場合の堆積重量を示す。この図より、コイル
ヒータ54により加熱しない場合の堆積重量が最も多く
、温度が高くなるに従って堆積重量は減少し、200℃
以上になると略一定となってソックスレー抽出した場合
と同じになることがわかる、すなわち、フィルタ52の
前の温度が200℃以上になると、フィルタ52上には
ドライスーツのみが捕集され、SOFはフィルタ52を
通過することとなって、排気ガス中の微粒子は、ドライ
スーツとSOFに分離される。
このSOFは適当に延長されたサンプリングパイプ中で
冷却して凝縮させ、このパイプの途中に設けられたフィ
ルタにより捕集することが可能であり、第1図に示す実
施例においては、このために冷却パイプ45が設けられ
る。
次にフィルタ上に捕集されたドライスーツ及びSOFの
堆積重量と、フィルタ前後の差圧との関係について説明
する。一般に、フィルタ上への微粒子の堆積量が増すに
つれてフィルタの通気抵抗が増すであろうことは容易に
推定出来るが、両者の間に定量的な関係が無ければ本発
明は成立しない。また同一重量の微粒子が堆積した場合
にも、微粒子の性状が異なると通気抵抗が異なって来る
ことが考えられ、ディーゼルエンジンより排出されるド
ライスーツ及びSOFも運転条件のちがいにより性状が
変化することが考えられる。第4図及び第5図は実験的
に求めたドライスーツ及びSOFの捕集量と、フィルタ
における圧力損失ΔPの関係を示すグラフである。図中
AとA゛。
B、!:B”、CとC′は各々エンジン運転条件が10
00回転低負荷、2000回転中負荷、3000回転高
負荷で排出された微粒子の捕集量と圧力損失ΔPの関係
を示す。またDとD′で示す部分は、フィルタ自身の通
気抵抗を示す。第4図および第5図より明らかなように
、捕集フィルタの圧力損失ΔPはドライスーツ及びSO
Fの捕集量と非常に良い比例関係に有り、エンジンの運
転条件にはあまり左右されないことが判る。
なお第4図におけるフィルタ前の温度は225℃、第5
図におけるフィルタ前の温度は45℃である。
またサンプリングガスの流量は、25℃において201
/分である。
以上述べたフィルタの圧力損失特性を利用して、目的と
するモード走行中のドライスーツ及びSOFの排出状況
、すなわち刻々変化する単位時間当りのドライスーツ及
びSOFの排出量を知るには次のようにすれば良い。単
位時間に排出されるドライスーツあるいはSOF微粒子
の重量をW′とするならば、W′は次式(2)で表わさ
れる。
W”=mX(口+q)・・・(2)ここでW′;単位時
間当りの微粒子排 出量(mg/秒 等) m :サンプリングガス単位体 積中の微粒子重量 (mg/rrr  等) Q :希釈混合ガスブロアー流 量(n(/秒 等) q ;サンプリングガス流量 (r//秒 等) 上式(2)に含まれる重量のうち、サンプリング中のサ
ンプリングガス単位体積中の微粒子重量mは従来の方法
では求め得なかったが、前述したフィルタ14 、34
の圧力損失特性を考慮すると、次の様にして求めること
ができる。フィルタ14 、34の圧力損失は微粒子の
捕集量に比例し、かつ流量に比例するので、微小時間d
t間のフィルタの圧力損失増加量d(ΔP)は、 d(ΔP) =に−m−q −d t−q−(3)ΔP
;圧力損失(kg/nf等) に;フィルタ径その他により定 まる定数 m−q−dt s dt間にフィルタに捕集される微粒
子の重量 (mg  等) と表わされる。(3)式よりmは下式(4)で求められ
る。
K;フィルタ径等により定まる定数 (4)式によりサンプリングガス単位体積中の微粒子の
重量mを求めることにより、モード走行中の時々刻々の
微粒子排出量を前述した(2)式によって求めることが
できる。なお(2)式に含まれる希釈混合ガスのブロア
ー流量Q及びサンプリングガス流量qは試験中はぼ一定
値を取るので定数として扱えば良い。
以上まとめて述べるならば、微粒子捕集量に比例し、か
つサンプリングガス流量に比例するという特性を有する
フィルタ14 、34の圧力損失の時間微分値を求める
ことにより、サンプリングガス単位体積中のドライスー
ツ及びSOF重量を知ることが出来、結局モード走行中
のドライスーツ及びSOFの排出量を知ることが出来る
次に上記実施例の作動について説明する。
まず、モード走行開始とともにバルブ12 、32が開
放し、希釈混合ガスは第1および第2サンプリングパイ
プ10 、30へ吸引され、コイルヒータ13゜22 
、33 、42により200℃以上の一定温度に加熱さ
れる。加熱されたガスは、第1フィルタ14および補助
フィルタ44を通り、これによりこれらのフィルタ14
 、44にはドライスーツが捕集される。
一方、SOFはフィルタ14 、44を通過するが、第
1フィルタ14を通ったSOFはサンプリングポンプ1
1内の図示しないフィルタにより捕集され、補助フィル
タ44を通ったSOFは冷却パイプ45を通過した後第
2フィルタ34により捕集される。
第1および第2フィルタ14 、34のそれぞれの前後
差圧は、第1および第2差圧変換器18 、38により
求められ、その信号はそれぞれ第1および第2演算器1
9.39に入力される。これらの演算器19゜39には
さらに、温度検出器15 、35の信号と、サンプリン
グポンプ11 、31からのサンプリング流量を示す信
号とが入力される。このようにフィルタ14 、34の
前の温度を演算器19 、39にそれぞれ入力するのは
、ガス温度の上昇によりガスの体積及び粘度が大きくな
ってフィルタ前後の差圧が上昇するので、この温度に基
く差圧上昇分を修正するためである。この温度と、温度
に基く差圧上昇分との関係は、質量流量一定の条件で、
ΔP=aT+bとなり、このΔPを上記差圧変換器18
 、38により求められた差圧から引いて温度修正を行
なう、ただしTは絶対温度、a、bはサンプリング流量
及びフィルタの種類によって決まる定数である。
第1および第2演算器19 、39は、以上のような信
号を受取り、上述した計算式に基いてサンプリングガス
の単位体積中のドライスーツ及びSOFの重量を求め、
これを読取ることにより車両走行中のドライスーツ及び
SOFの排出量をリアルタイムで知ることができる。
さて、コイルヒータ13 、33はサンプリングガスを
それぞれ最終加熱温度の60〜80%まで加熱し、サン
プリングガスはコイルヒータ22 、42によりそれぞ
れ最終加熱温度まで加熱される。上述のように、コイル
ヒータ13 、33は常時一定の電力を供給されて一定
量だけ発熱するが、コイルヒータ22゜42はPID温
調器21 、42が温度検出器15 、35の検出温度
に基いてフィードバックの制御することにより発熱量を
調節される。ところで、コイルヒータ13 、33を設
けず、コイルヒータ22 、42、温度検出器15 、
43、PID温調器21 、41によりサンプリングガ
スを一定温度まで加熱することも可能である。しかし、
モード走行中にはサンプリングパイプ10 、30内の
温度が約±5℃変動し、しかもその変動が急激に起こる
ものであるためにPID温調器21 、41では充分制
御できないこと、また仮に制御できたとしても温度変化
の微分値が非常に太きいために微粒子の堆積量の測定誤
差が大きくなること等の理由により、本実施例では一定
電力で発熱するコイルヒータ13 、33をPID温調
器21 、41により制御されるコイルヒータ22 、
42の上流側に設けている。
サンプリングガスが一定電力で発熱するコイルヒータ1
3 、33を通って流出することにより温度変動を減少
させるのは次の理由による。
コイルヒータの加熱温度をθW1流入ガスのコイルヒー
タ入口温度をθgls流入ガスのコイルヒータ出口温度
をθgo、コイルヒータからガスヘノ熱伝達率をα、ガ
スの熱容量をCとするとθgOは次式のように書ける。
θgo”θgi (1−a/C)+a/C,θ−・(5
)(5)式より、流入ガスのコイルヒータ入口温度がΔ
θgiだけ変化した場合のコイルヒータ出口温度の変化
分Δθgoを算出すると Δθgo=Δθgi・ (1−α/C)      ・
・・(6)となる一方、流入ガスのコイルヒータ出口温
度θgoがコイルヒータ温度を越えないという条件、つ
まりθgo<θ−の条件から、 0く1−α/C〈1となるため1Δθgol<1Δθg
ilとなり、この式は一定電力で加熱されたコイルヒー
タを通ると温度変動が減少することを示している。例え
ば0w −250℃、θgi=50℃、θgo = 1
50℃とすると、1−α/C−0,5となり温度変動が
半減することになる。(1−α/C)の値は流入ガスの
コイルヒータ出口温度が高くなれば小さくなり、すなわ
ち、この出口温度を高くすれば温度変動を抑えられるこ
とがわかる。流入ガスのコイルヒータ13 、33の入
口温度の変動が非常に大きいので、このコイルヒータ1
3 、33においてガスが最終加熱温度の60〜80%
程度まで加熱されるようにコイルヒータ13 、33に
入力する電力を調整すればよい。
補助フィルタ44のところに第1フィルタ14および圧
力検出器16 、17を設ければ、1本のサンプリング
パイプによりドライスーツ及びSOFを測定することが
可能である。しかし、補助フィルタ44のところに、ド
ライスーツの堆積量に応じた差圧感度の高い小型の第1
フィルタ14を設けると、冷却パイプ45中の圧力が大
きく減少するため、流速が増大して第2フィルタ340
前後の差圧を増大させることとなる。この差圧の増大の
傾向はフィルタごとに20〜30%程度ばらつきがあり
、演算器19 、39により充分修正することはできな
い。よって上記実施例のように、サンプリングパイプを
2本設けて、ドライスーツとSOFとを別々に測定する
よう構成したのである。なお、フィルタ径をX倍にする
と、堆積量当りの差圧感度は1/x4に低下する。
上記実施例ではコイルヒータ13 、33を用いてサン
プリングガスを加熱したが、これに代え、サンプリング
パイプの外周にリボンヒータを巻いて加熱してもよく、
あるいはバーナ等で加熱してもよい。
またサンプリングガスをコイルヒータで加熱する場合、
パイプ外部に断熱材等を設けてもよい。
さらに、第6図に示されるように、補助フィルタ44の
上流側のパイプをこのフィルタ44の外径と略同じに成
形し、このパイプの中に径の大きいコイルヒータ42を
設けてもよい。
発明の効果 以上のように本発明によれば、排気ガス中のドライスー
ツ及びSOFをリアルタイムで測定することが可能にな
り、しかもその測定を常に正確に行なうことができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示し、一部を断面とした系
統図、第2図はフィルタ上の捕集物とフィルタ前の温度
との関係を求めるための実験装置を示す断面図、第3図
はフィルタ上の捕集物とフィルタ前温度との関係を示す
グラフ、第4図はドライスーツ捕集量とフィルタ圧力損
失との関係を示すグラフ、第5図はSOF捕集量とフィ
ルタ圧力損失との関係を示すグラフ、第6図は補助フィ
ルタの上流側のパイプとコイルヒータの他の実施例を示
す断面図である。 5・・・希釈トンネル、 10・・・第1サンプリングパイプ、 11・・・第1サンプリングポンプ、 13・・・コイルヒータ(第1加熱手段)、14・・・
第1フィルタ、 18・・・第1差圧変換器、22・・
・コイルヒータ(第2加熱手段)、30・・・第2サン
プリングパイプ、 31・・・第2サンプリングポンプ、 33・・・コイルヒータ(第3加熱手段)、34・・・
第2フィルタ、 38・・・第2差圧変換器、42・・
・コイルヒータ(第4加熱手段)、44・・・補助フィ
ルタ。 第3図 加 熱  500C100@C15(fC200°’C25
σCな し    フィルタ前温度 第4図 ドライスーツ捕集量  “つ 第5図 50、捕集量 °・■

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、内燃機関の排気ガスを希釈トンネル内において多量
    の清浄空気で希釈混合した後この希釈混合ガスを第1お
    よび第2検知手段に導き、第1検知手段が排気ガス中の
    ドライスーツ量を検出し、第2検知手段が排気ガス中の
    可溶性有機物を検出する車輌用微粒子排出量測定装置で
    あって、上記第1検知手段は、希釈混合ガスの一部を上
    記希釈トンネルから取出すための第1サンプリングパイ
    プと、この第1サンプリングパイプ内に希釈混合ガスを
    流動させる第1サンプリングポンプと、上記第1サンプ
    リングパイプの途中に設けられてドライスーツを捕集す
    る第1フィルタと、この第1フィルタよりも上記第1サ
    ンプリングパイプの上流側に設けられ、一定の発熱量を
    有する第1加熱手段と、この第1加熱手段の下流側に設
    けられ、希釈混合ガスを最終加熱温度まで加熱する第2
    加熱手段と、上記第1フィルタの前後の圧力差を検出す
    る第1差圧変換器と、該圧力差の信号の時間微分値に基
    いて排気ガス中のドライスーツ量を演算する第1演算装
    置とを備え、上記第2検知手段は、希釈混合ガスの一部
    を上記希釈トンネルから取出すための第2サンプリング
    パイプと、この第2サンプリングパイプ内に希釈混合ガ
    スを流動させる第2サンプリングポンプと、上記第2サ
    ンプリングパイプの途中に設けられてドライスーツを捕
    集する比較的大型の補助フィルタと、この補助フィルタ
    よりも上記第2サンプリングパイプの上流に設けられ、
    一定の発熱量を有する第3加熱手段と、この第3加熱手
    段の下流側に設けられ、希釈混合ガスを最終加熱温度ま
    で加熱する第4加熱手段と、上記補助フィルタの下流側
    に設けられて可溶性有機物を捕集する第2フィルタと、
    この第2フィルタの前後の圧力差を検出する第2差圧変
    換器と、該圧力差の信号の時間微分値に基いて排出ガス
    中の可溶性有機物量を演算する第2演算装置とを備える
    ことを特徴とする車輌用微粒子排出量測定装置。
JP1921385A 1985-02-05 1985-02-05 車輌用微粒子排出量測定装置 Granted JPS61178641A (ja)

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