JPS61177430A

JPS61177430A - 液晶眼鏡の電源収納装置

Info

Publication number: JPS61177430A
Application number: JP1819585A
Authority: JP
Inventors: Takao Okada; 孝夫岡田; Takeaki Nakamura; 剛明中村; Kimihiko Nishioka; 公彦西岡; Hiroyuki Yamamoto; 博之山本; Toshihito Kawachi; 河内　利仁; Hideo Tomabechi; 苫米地　英夫
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1985-02-01
Filing date: 1985-02-01
Publication date: 1986-08-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野コ本発明は、レンズ部を液晶で構成した液晶眼鏡に係り、
特にレンズ部に接続する電源を眼鏡フレーム内に収納し
た液晶眼鏡の電源収納装置に関する。

［発明の技術的背景とその問題点］従来から１．老眼などのように眼球における焦点距離の
調節機能が低下した場合には、近距離用と遠距離用の２
種類の焦点距離の異なるＦｍ請を情況に応じて掛は換え
るようにしていた。しかし、２種類の眼鏡を常に携帯し
なければならずにまた使用の際には、いちいち掛は換え
なければならないという不便がある。

一方、単一の眼鏡レンズにおける一部に焦点距離の異な
る領域を設けることによって、近距離および遠距離にお
ける適当な範囲をそれぞれカバーできるようにした眼鏡
もあるが、焦点が合うのは視野の一部だけなので、見づ
らいという不都合がある。

また、白内障などの疾病により水晶体を摘出した場合に
は、焦点距離の異なる眼鏡を数種類用意しておき、情況
に応じていちいち使い分けなければならない不便がある
。

この問題を解決するものとして、例えば特公昭５８−５
０３３９号公報に開示されているような液晶眼鏡がある
。この液晶眼鏡のレンズには、液晶の透過率が電圧を制
御することで変化するということを利用した焦点距離可
変レンズ（以下「液晶レンズ」と略称）が用いられてい
る。

この液晶レンズによれば、液晶の屈折率が可変されるこ
とで、レンズの配向が変化され、焦点距離が任意に設定
できるようになる。

ところで、この種の眼鏡の実用化に際しては、種々の問
題がある。その一つに、液晶レンズに電圧を印加する電
源の取扱いが問題になる。

すなわち、この電源を収納するケースを液晶眼鏡とは別
個のものとすると、嵩ばってしまい取扱いに不便を来た
す。

また、このケースを上着のポケットなどに納める場合、
液晶レンズと電源ケースとを接続するコードが邪魔であ
り、その処理に苦慮するばかりでなく、このコードによ
り審美性が損われる。

さらに、ポケットなどがない場合には、手で持ち歩かな
ければならないので、携帯性に難点がある。

［発明の目的］本発明は、これらの事情に鑑みてなされたもので、嵩ば
らず、携帯性、審美性がよく、しかも取扱いが容易な液
晶眼鏡の電源収納装置を提供することを目的としている
。

［発明の概要］本発明による電源収納装置は、外部電圧の印加により液
晶分子の配向状態が変化して屈折率が変化する液晶レン
ズを用いた液晶眼鏡において、前記液晶レンズに電圧を
印カロする電源の収納部を、眼鏡フレームの耳掛部ある
いはテンプルなどに形成したものである。

［発明の実施例］以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図、第２図は本発明の第一実施例に係り、第１図は
液晶眼鏡の斜視図、第２図は第１図のＡ部組断面図であ
る。

これらの図において、符号１は眼鏡フレームである。こ
の眼鏡フレーム１は、一対の液晶レンズ２の底辺および
両側を支持するリム１ａと、この液晶レンズ２の上側を
保持するブロー１ｂと、この両ブロー１ｂ間を連結する
ブリッジ１Ｃと、上記ブロー１ｂの外側の端部にヒンジ
１ｄを介して枢支されたテンプル１ｅと、このテンプル
１ｅの後端に連続形成された耳掛部１ｆとで構成されて
いる。さらに、上記リム１ａには鼻梁に掛止されるパッ
ド１ｇが設けられている。

また、上記一対の耳掛部１ｆは比較的大径に形成されて
おり、その一方の耳掛部１ｆに乾電池などの電源３を収
納する収納部１ｈが形成されている。この収納部１ｈの
開口部は耳掛部１ｆの底面に形成されており、この開口
部に蓋体１１が螺装されている。この蓋体１１には、コ
インあるいは爪などを係合する溝１ｊが形成されている
（第２図参照）。

また、上記収納部１ｈの上端には電源３のプラス側に接
触される接点４ａＳ設けられ、一方上記蓋体１１の上面
には電源３のマイナス側に接触される接点４ｂが設けら
れている。

この両接点４ａと４ｂを介して電源３からの電圧が、液
晶レンズ２に印加されるようになっている。

次に、上記構成による実施例の作用について説明する。

電源３を交換するには、まず蓋体１１の溝１ｊにコイン
あるいは爪などを係合し、蓋体１１を回転させて、蓋体
１１＠耳掛部１ｆから外す。

そして、収納部１ｈ内の電源３を取り出し、新たな電源
３を装着する。そして、蓋体１１を再び耳掛部１ｆの底
部に螺入する。

なお、この蓋体１１は耳掛部１ｆの底部に螺合され、接
点４ａ、４ｂの弾発力を受けているので、外部から振動
などを受けても簡単に脱落するようなことはない。

また、第３図は本発明の第二実施例による電源収納装置
の要部斜視図である。

この実施例による収納部１ｈの開口部６ａは耳掛部１ｆ
の側面に形成されている。蓋体６ｂは、この開口部６ａ
にされ、片側が枢支されて開閉自在にされている。

電源３を交換する際の蓋体６ｂの開閉は、蓋体６ｂに設
けられたつまみ６Ｃを爪などで引掛けて行う。

また、第４図は本発明の第三実施例による電源収納装置
の要部側面図である。

この実施例による収納部７は、テンプル１ｅの後部内に
細長く形成されている。この収納部７は上方へ開口され
てあり、この開口部に蓋体７ａが開閉自在に取付けられ
ている。

上記収納部７に収納されている乾電池などの電源３を交
換するには、この蓋体７ａを開放して行う。なお、この
蓋体７ａはテンプル１ｅの゛上部に設けられているので
、誤って開いてしまった場合でも収納部７内の電源３が
脱落することはない。

また、第５図は本発明の第四実施例による電源収納装置
の要部部分断面側面図である。

この実施例によるテンプル１ｅは、中途から前部８ａと
後部８ｂとに分割され、双方の対向端部に刻設された雄
ねじ８Ｃと雌ねじ８ｄの螺合により、一体に連結される
ようになっている。

このテンプル１ｅの後部８ｂ内に、上記雌ねじ８ｄを開
口部とする収納部９が形成されている。

後部８ｂを回転させれば、この後部８ｂは前部８ａから
外れ、収納部９にセットされている乾電池などの電源３
を簡単に取り出すことができる。

そして、新たな電源３をセットした後、前部８ａの雄ね
じ８Ｃに対し、後部８ｂの雌ねじ８ｄを螺合させれば、
この両者は再び一体になる。

次に、液晶眼鏡の動作について第６図（液晶眼鏡の構成
図）を基に簡単に説明する。なお、液晶Ｈ２ａと２ｂの
各液晶分子の配向方向は、入射光に直交し、且つ互いに
直角な方向に設定しであるものである。

スイッチ１０がＯＦＦのとき、液晶レンズ２の液晶層２
ａと２ｂの液晶分子は、透明板２Ｃを挟んで対設する透
明電極２ｄと２ｅに平行な状態にある。

また、スイッチ１０をＯＮすると、電源３からの給電圧
が、Ｄ　Ｃ／Ａ　Ｃコンバータ１１によって、交流電圧
に変換された後、可変抵抗器１２の一端に印加される。

そして、この印加電圧が可変抵抗器１２の摺動端から上
記透明電極２ｄと２ｅへ導かれる。

ところで、上記透明電極２ｄ、２ｅに他の透明電極２ｆ
、２Ｃ］が対向されている。この他の透明電極２ｆ、２
Ｑは、透明板２ｈ、２ｉの内面に形成されている。この
透明板２ｈ、２ｉは上記透明板２Ｇにスペーサ２ｊを介
して固着されている。

上記液晶層２ａと２ｂは、この透明電極２ｄと２ｆおよ
び２ｅと２ｑとの間に封入されている。

上記液晶層２ａと２ｅの液晶成分は、上記透明電極２ｄ
と２ｅに印加された電圧に応じて徐々に電極面に垂直な
方向に向きを変える。その結果、入射光に対する屈折率
が連続的に変化される。

したがって、上記可変抵抗器１２の抵抗値を可変させれ
ば、焦点距離をが連続的に変化させることができる。

なお、上記Ｄ　Ｃ／Ａ　Ｃコンバータ１１は、第１図に
おいて、電源３が収納されているのとは反対側の耳掛部
１ｆ内に組付ければ、スペースの有効利用が図れる。

さらに、スイッチ１０および可変抵抗器１２のつまみを
テンプル１ｅ上で操作できるようにすれば、取扱いが容
易になる。

［発明の効果］以上説明したように本発明によれば、外部電圧の印加に
より液晶分子の配向状態が変化して屈折率が変化する液
晶レンズを用いた液晶眼鏡において、前記液晶レンズに
電圧を印加する電源の収納部を眼鏡フレームに内に形成
したので、携帯性がよく、審美性が向上し、しかも嵩ば
らずに取扱いが簡単になる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例に係り、第１図は本発明の第一
実施例による液晶眼鏡の斜視図、第２図は第１図のＡ部
縦断面図、第３図は第二実施例による電源収納装置の要
部斜視図、第４図は第三実施例による電源収納装置の要
部側面図、筒５図は第四実施例による電源収納装置の要
部部分断面側面図、第６図は液晶眼鏡の動作を示す構成
図である。１・・・眼鏡フレーム　　１ｈ、７．９・・・収納部１
ｅ・・・テンプル　　　　１ｆ・・・耳掛部２・・・液
晶レンズ　　　２ａ、２ｂ・・・液晶層３・・・電源

Claims

【特許請求の範囲】

（１）外部電圧の印加により液晶分子の配向状態が変化
して屈折率が変化する液晶レンズを用いた液晶眼鏡にお
いて、前記液晶レンズに電圧を印加する電源が眼鏡フレ
ームに形成された収納部に収納されていることを特徴と
する液晶眼鏡の電源収納装置。
（２）収納部が眼鏡フレームの耳掛部に形成されている
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の液晶眼鏡
の電源収納装置。
（３）収納部が眼鏡フレームのテンプル部分に形成され
ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の液
晶眼鏡の電源収納装置。