JPS6117605Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車載用伸縮アンテナをアンテナ駆動
モータを作動させることによつて伸縮させるよう
になされた車載用伸縮アンテナの伸縮装置に関す
るものであつて、伸縮アンテナの伸長動作の際の
危険防止のため、ブザーによつて警報音を発生さ
せるようにした車載用伸縮アンテナの伸縮装置を
提供することを目的とするものである。

以下、本考案を図示せる実施例に随つて説明す
る。

ａは車載用伸縮アンテナ７を伸縮させる伸縮装
置であつて、クラツチカバー１１内に回転自在に
枢支された軸４に固定され、アンテナ駆動モータ
Ｍのウオーム２と噛合するようになされたウオー
ムホイール３と、前記軸４に同軸に固定されたド
ラム５と、該ドラム５に巻取り、巻解き自在に取
付けられた索線６とから構成され、索線６の他端
は前記伸縮アンテナ７内を貫通して該伸縮アンテ
ナ７の先端に固定されている。

そして、アンテナ駆動モータＭを正逆回転させ
ることにより、ウオーム２、ウオームホイール３
及び軸４を介してドラム５を正転又は逆転させ、
索線６を該ドラム５に巻取つたり、あるいは巻解
いたりすることによつて、伸縮アンテナ７を伸縮
させるようにしている。

８はクラツチプレート１２をドラム５に押付
け、該クラツチプレート１２をドラム５と共に回
転させるようになされたバネ、９はバネ押え、１
０は排水口である。

２０は前記駆動モータＭを制御し作動させるア
ンテナ作動スイツチ回路であつて、該アンテナ作
動スイツチ回路２０中にはブザー２１が設けられ
ている。該ブザー２１は、上げ接点２２ａと下げ
接点２２ｂ及び可動体２３とを有するアンテナ作
動スイツチ１を動作（ON）すると同時に作動し
警報音を発生するようになされている。

又、該アンテナ作動スイツチ回路２０中には、
コンデンサー２６とトランジスタ２７及び抵抗等
とからなる遅延回路２５が設けられ、前記ブザー
２１の作動開始より所定の時間遅れてアンテナ駆
動モータ７が作動するようになされている。２４
は電源である。

以上述べたように本考案によれば、車載用伸縮
アンテナの伸縮装置において、アンテナ駆動モー
タを作動させるアンテナ作動スイツチ回路に、ア
ンテナ作動スイツチが動作されると同時に作動す
るブザーと、該ブザーの作動開始より所定の時間
遅れてアンテナ駆動モータが作動するようになさ
れた遅延回路を設けたので、不用意にアンテナ作
動スイツチを操作して伸縮アンテナを伸長させる
ことがあつても、先ずブザーが警報音を発し、次
いで所定の時間遅れて伸縮アンテナが伸長される
ので、伸縮アンテナを覗き込んだ車外の人に怪我
をさせることがない。又、該伸縮アンテナが車内
から見えにくい位置に装着されていても、伸縮ア
ンテナの伸縮動作を目視することなく、ブザーに
より確認することができる等の効果を有するもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は伸縮アンテナとクラツチカバー及びア
ンテナ駆動モータとの位置関係を示す正面図、第
２図は伸縮アンテナの伸縮装置を示す縦断面図、
第３図はアンテナ作動スイツチ回路図である。 ａは伸縮装置、Ｍはアンテナ駆動モータ、１は
アンテナ作動スイツチ、７は伸縮アンテナ、２０
はアンテナ作動スイツチ回路、２１はブザー、２
５は遅延回路。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 伸縮アンテナを、アンテナ駆動モータを作動さ
   せることによつて伸縮させるようになされた車載
   用伸縮アンテナの伸縮装置において、該アンテナ
   駆動モータを作動させるアンテナ作動スイツチ回
   路に、アンテナ作動スイツチが作動されると同時
   に作動するブザーと、該ブザーの作動開始より所
   定の時間遅れてアンテナ駆動モータが作動するよ
   うになされた遅延回路が設けられていることを特
   徴とする車載用伸縮アンテナの伸縮装置。