JPS6117287Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電熱器に関するものである。本案の
目的は両面に大小のニクロム線を有し電熱器を裏
返すことにより電力及び五徳のサイズを切換えら
れる電熱器を提供するにある。

本案の実施例について図面を参照して説明す
る。

第１図は本案の電気回路、第２図は断面図を示
す。１は五徳兼脚で一方の径は小さく他方の径は
大きくなつていてやかん、鍋、釜などを載置加熱
する場合の五徳となり、裏返せば脚となる。２は
大電力用ニクロムヒータ、３は小電力用ニクロム
ヒータで断熱板４を介して配設されている。５は
リードスイツチ、電線器を反転することによつて
接点の接続を切換える。すなわち電熱器を反転さ
せることによつて環状の磁石が移動してリードス
イツチ５の接点６Ａを６Ｂ又は６Ｃに接続する。

７は電源スイツチでニクロムヒータに給電す
る。電力をオン・オフ制御する。８及び９は交流
電源端子で商用電源AC100v〜50／60Hzの交流が
供給される。１０は電熱器の反転用の把手であ
る。１１は調理台を示す。

次に使用法を述べる。交流電源端子、８，９に
接続されている電源プラグ（図示せず）を交流電
源コンセントへ挿入する。続いて加熱する鍋、釜
などの径及び電力に応じて電熱器の向を選ぶ。

鍋又は釜の底の径が大きく加熱に大電力が適し
ている場合は脚１″を調理台に接するように載置
し、五徳１′に鍋又は釜を載置し、電源スイツチ
７を投入する。この段階でリードスイツチ５は磁
石の移動によつて接点６Ａと６Ｂが接続されてい
て、電源スイツチ７の投入と同時に大電力用ニク
ロムヒータ２（例えば600W）に通電される。ニ
クロムヒータ２の熱は断熱板４で断熱され鍋又は
釜の底部を加熱する。

また鍋、釜の底の径が小さく加熱に小電力で足
りる場合、反転用の把手１０を握つて五徳１′を
調理台１１に接するように反転する。これによつ
て調理台と接していた脚１″が径の小さい五徳と
なり、反転すると同時にリードスイツチ５の接点
６Ａと６Ｃが自動的に接続され小電力用ヒータ
（例えば300W）に通電される。

以上説明したように必要に応じて電熱器の加熱
面を選択反転することによつて、電力と五徳のサ
イズを自動的に切換えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の一実施例の電気回路図である。
第２図は本案の側面断面図である。 ここに、４……断熱板、２……大電力ヒータ、
１′，１″……五徳兼脚、５……切換スイツチであ
る。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 断熱板と、この断熱板の一方の側に配設された
   大電力用ヒータと、このヒータの周りに配設され
   た径の大きい五徳兼脚と、前記断熱板の他方の側
   に配設された小電力用ヒータと、このヒータの周
   りに配設された径の小さい五徳兼脚と前記断熱板
   の反転に対応して前記大及び小電力用ヒータを選
   択的に切換える切換スイツチとを具備したことを
   特徴とする電熱器。