JPS61168787A - 脱気機能型復水器 - Google Patents
脱気機能型復水器Info
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- JPS61168787A JPS61168787A JP908785A JP908785A JPS61168787A JP S61168787 A JPS61168787 A JP S61168787A JP 908785 A JP908785 A JP 908785A JP 908785 A JP908785 A JP 908785A JP S61168787 A JPS61168787 A JP S61168787A
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- Japan
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- condensate
- water
- steam
- condenser
- condensed water
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28B—STEAM OR VAPOUR CONDENSERS
- F28B9/00—Auxiliary systems, arrangements, or devices
- F28B9/10—Auxiliary systems, arrangements, or devices for extracting, cooling, and removing non-condensable gases
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、蒸気タービン用復水器に係り、特に。
コンバインド発電プラントの起動時に排熱回収ボイラへ
給水を供給するためにホットウェルに貯溜する復水を迅
速、且つ、効果的に脱気する手段を備えた復水器に関す
る。
給水を供給するためにホットウェルに貯溜する復水を迅
速、且つ、効果的に脱気する手段を備えた復水器に関す
る。
ガスタービンと蒸気タービンを組み合せたコンバインド
発電プラントにおいて、ガスタービンが起動する前に排
熱ボイラへ脱気水を予め供給しなければならない、これ
まで、脱気水は排熱ボイラ手前の系統中に設けられる脱
気器によって得られていたが、系統が繁雑なこと、及び
、省力化の観点から、従来の脱気器を省略して、比較的
高真空状態となる復水器で脱気処理して排熱ボイラへ脱
気水を供給することが要求されている。
発電プラントにおいて、ガスタービンが起動する前に排
熱ボイラへ脱気水を予め供給しなければならない、これ
まで、脱気水は排熱ボイラ手前の系統中に設けられる脱
気器によって得られていたが、系統が繁雑なこと、及び
、省力化の観点から、従来の脱気器を省略して、比較的
高真空状態となる復水器で脱気処理して排熱ボイラへ脱
気水を供給することが要求されている。
しかし、このプラントの起動時には、ガスタービン側が
蒸気タービンに先行して運転されるから復水器内にター
ビン排気が流入することはなく。
蒸気タービンに先行して運転されるから復水器内にター
ビン排気が流入することはなく。
排気との接触による脱気作用を期待できない厳しい条件
下で脱気せねばならない、しかも1年間を通じて起動・
停止を頻繁に繰返すこのプラントでは、ボイラ水管の腐
食を避けるために、起動前のホットウェルに貯溜する大
気圧下、常温で保持される比較的高い溶存酸素濃度(8
000pp b前後)から、一般のボイラ給水の規定濃
度(7ppb)近くまで脱気すること、及び、プラント
運転の経済性から脱気所要時間を短縮することが要求さ
れる。
下で脱気せねばならない、しかも1年間を通じて起動・
停止を頻繁に繰返すこのプラントでは、ボイラ水管の腐
食を避けるために、起動前のホットウェルに貯溜する大
気圧下、常温で保持される比較的高い溶存酸素濃度(8
000pp b前後)から、一般のボイラ給水の規定濃
度(7ppb)近くまで脱気すること、及び、プラント
運転の経済性から脱気所要時間を短縮することが要求さ
れる。
従来、脱気機能をもった復水器は、第4図に示すように
、復水器1内に設けた散水装置8にホットウェル5に貯
溜する復水を復水ポンプ7あるいは別置した液送ポンプ
で系12を通して単に再循環し、器内の真空上昇に従っ
て散布した液界面から溶存酸素を放出させる。放出ガス
は空気抽出器4から排出する。すなわち、容器内のガス
の分圧の低下によって脱気するものであるが、復水温度
による影響を受は易く、年間を通じて寒冷期には液温度
が下り、脱気時間が延びてしまう上、到達する濃度も高
く不安定となる。この対策として、ホットウェルの復水
温度を高め、脱気を促進するために、補助蒸気等を導い
て付加的手段を講することが知られている0例えば、特
開昭53−72903号公報に示されるように、器内に
散水機、オーバフロー管等を順次設け、オーバフロー管
に補助蒸気を噴射して、その発生蒸気によって散水機を
流下する復水と接触させ、段階的に加熱する装置を内装
することが示されている。これは、液温を高めるには効
果的であるが、幾重にも設けられる散水棚段前後に圧力
差が生じ、補助蒸気との接触によって放出された酸素が
、その圧力上昇を伴う雰囲気中を拘束されて通過するこ
とにより、散水機における脱気作用を阻害する恐れがあ
る。さらに、復水器のホットウェル内に、棚段等の構造
部材を設置することは、益々狭くなり、作業性を阻害し
。
、復水器1内に設けた散水装置8にホットウェル5に貯
溜する復水を復水ポンプ7あるいは別置した液送ポンプ
で系12を通して単に再循環し、器内の真空上昇に従っ
て散布した液界面から溶存酸素を放出させる。放出ガス
は空気抽出器4から排出する。すなわち、容器内のガス
の分圧の低下によって脱気するものであるが、復水温度
による影響を受は易く、年間を通じて寒冷期には液温度
が下り、脱気時間が延びてしまう上、到達する濃度も高
く不安定となる。この対策として、ホットウェルの復水
温度を高め、脱気を促進するために、補助蒸気等を導い
て付加的手段を講することが知られている0例えば、特
開昭53−72903号公報に示されるように、器内に
散水機、オーバフロー管等を順次設け、オーバフロー管
に補助蒸気を噴射して、その発生蒸気によって散水機を
流下する復水と接触させ、段階的に加熱する装置を内装
することが示されている。これは、液温を高めるには効
果的であるが、幾重にも設けられる散水棚段前後に圧力
差が生じ、補助蒸気との接触によって放出された酸素が
、その圧力上昇を伴う雰囲気中を拘束されて通過するこ
とにより、散水機における脱気作用を阻害する恐れがあ
る。さらに、復水器のホットウェル内に、棚段等の構造
部材を設置することは、益々狭くなり、作業性を阻害し
。
あるいは、高さが増して大型化する原因になり兼ねない
。
。
また、復水中に噴射される補助蒸気の圧力及び温度条件
がきびしい場合には、噴射部で激しく凝縮及び蒸発を繰
り返し起こし、ひいては、構造部材の許容値を越える振
動等を招く原因となりかねないから、プラントの大容量
化を考慮しても、少量の補助蒸気で脱気効果を損なうこ
となく、簡素な構造及び手段が望まれる。
がきびしい場合には、噴射部で激しく凝縮及び蒸発を繰
り返し起こし、ひいては、構造部材の許容値を越える振
動等を招く原因となりかねないから、プラントの大容量
化を考慮しても、少量の補助蒸気で脱気効果を損なうこ
となく、簡素な構造及び手段が望まれる。
さらに、復水中の溶存酸素が問題となるものに前述した
プラント起動時のホットウェル内に貯溜する復水とは別
に、主に蒸気タービンが動作中に復水器内に供給される
補給水がある。一般に、第4図の系13から散水装置9
によって供給される。
プラント起動時のホットウェル内に貯溜する復水とは別
に、主に蒸気タービンが動作中に復水器内に供給される
補給水がある。一般に、第4図の系13から散水装置9
によって供給される。
この補給水は外部で、ある程度溶存酸素を除いて導入さ
れるから、タービン排気との接触が期待できる負荷運転
時には、復水出口の溶存酸素は規定濃度以下に抑制され
る。しかし、寒冷期には、補給水の温度も低下しており
、器内に散布した場合、補給水が器内温度になるまでは
脱気しにくくなり、その水量によって濃度を上昇させる
恐れがある。
れるから、タービン排気との接触が期待できる負荷運転
時には、復水出口の溶存酸素は規定濃度以下に抑制され
る。しかし、寒冷期には、補給水の温度も低下しており
、器内に散布した場合、補給水が器内温度になるまでは
脱気しにくくなり、その水量によって濃度を上昇させる
恐れがある。
また、プラント起動時にホットウェル内の復水を脱気処
理し、排熱回収ボイラへ給水するとホットウェル内の復
水量が減少するから過渡的に補給水を導入する必要が生
じる。この場合は、タービン排気が復水器内に流入しな
い状態で低温度の補給水を導入せねばならず、過渡的に
復水出口のかかる濃度を上昇させる恐れがある。
理し、排熱回収ボイラへ給水するとホットウェル内の復
水量が減少するから過渡的に補給水を導入する必要が生
じる。この場合は、タービン排気が復水器内に流入しな
い状態で低温度の補給水を導入せねばならず、過渡的に
復水出口のかかる濃度を上昇させる恐れがある。
本発明の目的は、プラント起動時、復水器に貯溜する復
水を短時間で脱気し得る脱気手段と復水器構造、および
、補助蒸気による有効な液温上昇の手段を提供すること
にある。
水を短時間で脱気し得る脱気手段と復水器構造、および
、補助蒸気による有効な液温上昇の手段を提供すること
にある。
本発明は、復水器の真空立上げ過程で、器内圧力の低下
と液温とによって液中の溶存酸素が放出することに基づ
いて、復水器出口、すなわち、ホットウェルから器内へ
再循環する復水系統中に、補助蒸気を熱媒体とする加熱
器を設けて復水温度を高め、加熱器出口で凝縮水と蒸気
とを分離し、一方の減衰した補助蒸気を復水器ホットウ
ェル内を仕切り、器内に貯溜する復水を画一的に流動さ
せる流路中に噴射して液温を高めて、段階的に復水を脱
気し、その所要時間を大巾に短縮するものである。本発
明によれば、圧力及び温度条件の高い、過熱状態の補助
蒸気であっても加熱器で適当に減衰させて後に、ホット
ウェルの復水中に低位の蒸気条件で補助蒸気を導入する
ことによって、過度な液面の変動や前述の振動等を防止
し得る。
と液温とによって液中の溶存酸素が放出することに基づ
いて、復水器出口、すなわち、ホットウェルから器内へ
再循環する復水系統中に、補助蒸気を熱媒体とする加熱
器を設けて復水温度を高め、加熱器出口で凝縮水と蒸気
とを分離し、一方の減衰した補助蒸気を復水器ホットウ
ェル内を仕切り、器内に貯溜する復水を画一的に流動さ
せる流路中に噴射して液温を高めて、段階的に復水を脱
気し、その所要時間を大巾に短縮するものである。本発
明によれば、圧力及び温度条件の高い、過熱状態の補助
蒸気であっても加熱器で適当に減衰させて後に、ホット
ウェルの復水中に低位の蒸気条件で補助蒸気を導入する
ことによって、過度な液面の変動や前述の振動等を防止
し得る。
さらに1本発明は、プラント起動時におけるホットウェ
ルの復水の脱気のみならず、復水器に供給される補給水
の脱気にも適応し、低温度の補給水も、加熱器を通過さ
せて前述と同様に液温を高めて、脱気を促進し、復水出
口、すなわち、排熱回収ボイラへの給水中の溶存酸素を
規定濃度を越えることのないように抑制するものである
。
ルの復水の脱気のみならず、復水器に供給される補給水
の脱気にも適応し、低温度の補給水も、加熱器を通過さ
せて前述と同様に液温を高めて、脱気を促進し、復水出
口、すなわち、排熱回収ボイラへの給水中の溶存酸素を
規定濃度を越えることのないように抑制するものである
。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
第1図において、復水器1の下部のホットウェル5の内
部に、天井板31及び仕切板32を設け。
部に、天井板31及び仕切板32を設け。
第2図に示すように、ホットウェル5の底部を渦巻状の
流路を形成するように仕切板32で区割し、天井板31
でその流路を覆う、そして、天井板31を流下する復水
が一部を開放した流路に落下し、復水出口6まで流路内
を流動する0次いで。
流路を形成するように仕切板32で区割し、天井板31
でその流路を覆う、そして、天井板31を流下する復水
が一部を開放した流路に落下し、復水出口6まで流路内
を流動する0次いで。
復水出口6に連結した出口系11中に設けた復水ポンプ
7により復水を抜出し、出口系11から分岐した循環系
12から管巣2の下部に設けた単一、あるいは、複数個
配置したノズル50によって器内に散水する。すなわち
、ホットウェル5内に貯溜する復水は、復水ポンプ7に
よって器内から抜き出し、循環系12.ノズル50を経
て、天井板31から流路を一巡する経路をたどる。そし
て、まず、仕切板32で区切った流路中に補助蒸気噴射
管100を配置する。補助蒸気噴射管100は、ホット
ウェルの水面下に配置され、多数の小孔等の開けて、そ
の開口部から復水中に補助蒸気を噴出させる0次いで、
循環系12の途中に伝熱面201をもつ加熱器200を
連結する。すなわち。
7により復水を抜出し、出口系11から分岐した循環系
12から管巣2の下部に設けた単一、あるいは、複数個
配置したノズル50によって器内に散水する。すなわち
、ホットウェル5内に貯溜する復水は、復水ポンプ7に
よって器内から抜き出し、循環系12.ノズル50を経
て、天井板31から流路を一巡する経路をたどる。そし
て、まず、仕切板32で区切った流路中に補助蒸気噴射
管100を配置する。補助蒸気噴射管100は、ホット
ウェルの水面下に配置され、多数の小孔等の開けて、そ
の開口部から復水中に補助蒸気を噴出させる0次いで、
循環系12の途中に伝熱面201をもつ加熱器200を
連結する。すなわち。
前者は復水に対し直接的に、後者は間接的に熱量を供給
するものである。
するものである。
加熱器200は、入口蒸気系102から補助蒸気を導き
、一部を凝縮させて補助蒸気を減衰させ、循環系12中
の復水を温める1次に、加熱器200は1分離器300
に系103で連結され、加熱器200内の凝縮水と減衰
した補助蒸気とを分離器300で気水分離する。この場
合、加熱器200と分離器300は一体構造であっても
よい0発生した凝縮水は、復水器に設けたフラッシュボ
ックス250へ系301によって導入する。一方の補助
蒸気は、蒸気系104から補助蒸気噴射管100へと導
入する。ここで1分離器300からの凝縮水が不純な性
状のものであれば外部に排出してもよい(排出系は省略
)、補助蒸気量は、蒸気系102の弁101.蒸気系1
04の弁105によって調節する。そして1分離器30
0の凝縮水は。
、一部を凝縮させて補助蒸気を減衰させ、循環系12中
の復水を温める1次に、加熱器200は1分離器300
に系103で連結され、加熱器200内の凝縮水と減衰
した補助蒸気とを分離器300で気水分離する。この場
合、加熱器200と分離器300は一体構造であっても
よい0発生した凝縮水は、復水器に設けたフラッシュボ
ックス250へ系301によって導入する。一方の補助
蒸気は、蒸気系104から補助蒸気噴射管100へと導
入する。ここで1分離器300からの凝縮水が不純な性
状のものであれば外部に排出してもよい(排出系は省略
)、補助蒸気量は、蒸気系102の弁101.蒸気系1
04の弁105によって調節する。そして1分離器30
0の凝縮水は。
分離器200内に水位が常に保持されるように弁302
で調節される。
で調節される。
次に1本発明の動作と脱気作用を説明する。プラントの
起動時に復水器は、冷却管に冷却水を通水し、次いで、
管巣2内に設置される抽気管3から系10中にある空気
抽出器4によって器内の空気を外部に吸出して器内の真
空度を上げる。この真空立上げ工程前に、ホットウェル
5内の復水をポンプ7によって引出し、弁21を閉じ、
一方の弁22を開けた状態で、循環系12から器内に設
けたノズル50に供給し、器内に散布し、天井板31と
仕切板32で区画した流路を一巡する経路を再循環させ
る。すなわち、真空立上げ工程での器内圧力の低下に従
って、ノズル50から散布された液滴の界面から復水中
に溶解するガス成分の放出が行なわれる。そして、補助
蒸気を弁101の動作によって循環系12の途中に設け
る加熱器200に供給して復水温度を高める。従って、
ノズル50の手前の復水温度は器内圧力の低下と相俟っ
て、その圧力に相当する飽和温度、あるいは、それ以上
になり、ノズル50から散水される時に復水の一部が自
己蒸発して脱気する1発生した蒸気は、復水器内の空間
部へ拡散して、管巣2の外周で主に凝縮し、いずれは、
ホットウェル内に戻る。一方、加熱器200で一部を凝
縮することにより減衰した補助蒸気は、分離器300で
気水分離し、系104から弁105を介して補助蒸気噴
射管100に導かれる。補助蒸気噴射管100から噴出
される補助蒸気は天井板31と仕切板32で区画された
流路を流動する復水と直接接触し。
起動時に復水器は、冷却管に冷却水を通水し、次いで、
管巣2内に設置される抽気管3から系10中にある空気
抽出器4によって器内の空気を外部に吸出して器内の真
空度を上げる。この真空立上げ工程前に、ホットウェル
5内の復水をポンプ7によって引出し、弁21を閉じ、
一方の弁22を開けた状態で、循環系12から器内に設
けたノズル50に供給し、器内に散布し、天井板31と
仕切板32で区画した流路を一巡する経路を再循環させ
る。すなわち、真空立上げ工程での器内圧力の低下に従
って、ノズル50から散布された液滴の界面から復水中
に溶解するガス成分の放出が行なわれる。そして、補助
蒸気を弁101の動作によって循環系12の途中に設け
る加熱器200に供給して復水温度を高める。従って、
ノズル50の手前の復水温度は器内圧力の低下と相俟っ
て、その圧力に相当する飽和温度、あるいは、それ以上
になり、ノズル50から散水される時に復水の一部が自
己蒸発して脱気する1発生した蒸気は、復水器内の空間
部へ拡散して、管巣2の外周で主に凝縮し、いずれは、
ホットウェル内に戻る。一方、加熱器200で一部を凝
縮することにより減衰した補助蒸気は、分離器300で
気水分離し、系104から弁105を介して補助蒸気噴
射管100に導かれる。補助蒸気噴射管100から噴出
される補助蒸気は天井板31と仕切板32で区画された
流路を流動する復水と直接接触し。
復水温度を高めて流れを撹拌し、蒸発を伴った脱気作用
を促進する。そして、温度を高められた復水は流路を流
下する間に水面から器内圧力の低下。
を促進する。そして、温度を高められた復水は流路を流
下する間に水面から器内圧力の低下。
あるいは、到達した真空度に相当する飽和温度近くまで
自己蒸発して、さらに脱気作用を促進することにより終
末の復水出口6から取出す復水の溶存酸素濃度を低下し
得る。また、分離器300で分離した凝縮水は、分離器
300内と復水器内との圧力差によって、フラッシュボ
ックス250に導かれ、自己蒸発して、同様に復水器内
の空間部に蒸発蒸気を充満させる。すなわち、本発明は
、プラント起動時に復水を再循環し、その経路の外部の
循環系及びホットウェル内部の循環流路系で復水温度を
高め、それぞれノズル50及び補助蒸気噴射管100に
おける自己蒸発による脱気作用と復水器内の空間部に発
生した蒸気を拡散することにより、復水中から放出した
酸素ガスを管巣内から外部に追い出して、結果的に器内
のガス分圧を迅速に下げることにより、液側からのガス
放出を助長し、総じて、脱気所要時間を大巾に達成でき
る。さらに、補助蒸気は、加熱器200で減衰されて後
に、気水分離されて蒸気を補助蒸気噴射管100に導く
ので、目的の脱気時間を定めれば。
自己蒸発して、さらに脱気作用を促進することにより終
末の復水出口6から取出す復水の溶存酸素濃度を低下し
得る。また、分離器300で分離した凝縮水は、分離器
300内と復水器内との圧力差によって、フラッシュボ
ックス250に導かれ、自己蒸発して、同様に復水器内
の空間部に蒸発蒸気を充満させる。すなわち、本発明は
、プラント起動時に復水を再循環し、その経路の外部の
循環系及びホットウェル内部の循環流路系で復水温度を
高め、それぞれノズル50及び補助蒸気噴射管100に
おける自己蒸発による脱気作用と復水器内の空間部に発
生した蒸気を拡散することにより、復水中から放出した
酸素ガスを管巣内から外部に追い出して、結果的に器内
のガス分圧を迅速に下げることにより、液側からのガス
放出を助長し、総じて、脱気所要時間を大巾に達成でき
る。さらに、補助蒸気は、加熱器200で減衰されて後
に、気水分離されて蒸気を補助蒸気噴射管100に導く
ので、目的の脱気時間を定めれば。
補助蒸気量が定まり、その補助蒸気量は加熱器200と
補助蒸気噴射管100とによって段階的に消費されるか
ら、補助蒸気管100の蒸気負荷量は少なくなり、噴射
管の規模を小形にすると同時に復水と接触状態を緩和す
る。脱気作用に供する熱量は両者の和で変らずに、より
復水の溶存酸素濃度を迅速に、且つ、安全に下げられる
。
補助蒸気噴射管100とによって段階的に消費されるか
ら、補助蒸気管100の蒸気負荷量は少なくなり、噴射
管の規模を小形にすると同時に復水と接触状態を緩和す
る。脱気作用に供する熱量は両者の和で変らずに、より
復水の溶存酸素濃度を迅速に、且つ、安全に下げられる
。
そして、所定濃度に到達したなら、弁21を開けて、系
11の後流側に設けられる排熱回収へと給水を開始すれ
ばよい。
11の後流側に設けられる排熱回収へと給水を開始すれ
ばよい。
本発明による脱気性能に関しては1次の実験例によって
も証明された1本実験では実機の約1/7規模の装置に
より1次の条件で行なった。
も証明された1本実験では実機の約1/7規模の装置に
より1次の条件で行なった。
(1)冷却水温度範囲ニア〜28℃でホットウェル内の
初期復水温度もほぼ等しい。
初期復水温度もほぼ等しい。
(2)冷却水を通水し、真空立上げ工程に要する時間を
実機相当とした。その到達器内圧力は、約0.02〜0
.05ata程度である。
実機相当とした。その到達器内圧力は、約0.02〜0
.05ata程度である。
この条件を基本として、復水の循環流量を同じにして、
補助蒸気を供給せずに、単に第4図に示した経路を循環
させた場合と1本発明による手段を適用した場合とを比
較した。その結果、前者は、水温によって大巾に異なり
、復水出口の溶存酸素が濃度10ppbに到達する時間
は、約120分に及び、水温が高い場合でも、約60分
掛る。特に、低温時期では到達する濃度が30〜100
ppbと高くなってしまう、これに対し、本発明によれ
ば、。
補助蒸気を供給せずに、単に第4図に示した経路を循環
させた場合と1本発明による手段を適用した場合とを比
較した。その結果、前者は、水温によって大巾に異なり
、復水出口の溶存酸素が濃度10ppbに到達する時間
は、約120分に及び、水温が高い場合でも、約60分
掛る。特に、低温時期では到達する濃度が30〜100
ppbと高くなってしまう、これに対し、本発明によれ
ば、。
同じ濃度10PPbを達成する時間は約40分しか掛ら
ず、さらに、水温によってほとんど変らない性能を発揮
した0本実験で消費した補助蒸気量は、復水の循環量に
対して2〜3%程度で充分に上述の脱気性能を示すもの
であった。
ず、さらに、水温によってほとんど変らない性能を発揮
した0本実験で消費した補助蒸気量は、復水の循環量に
対して2〜3%程度で充分に上述の脱気性能を示すもの
であった。
第3図では、復水器内に供給される補給水を系13から
弁14に介して加熱器200の手前の循環系12に導入
し、加熱器200の後流で分岐し、弁16を介して散水
装置9に導く、従って、補給水温度が復水器内の温度条
件より低い場合でも、弁22及び弁15を閉じて、弁1
4及び弁16を開ければ、補給水を前述したと同じく補
助蒸気によって器内温度、あるいは、それ以上に温め得
るから、器内で補給水温度を上昇させるための熱損失も
なく、脱気作用を助長させることができる。
弁14に介して加熱器200の手前の循環系12に導入
し、加熱器200の後流で分岐し、弁16を介して散水
装置9に導く、従って、補給水温度が復水器内の温度条
件より低い場合でも、弁22及び弁15を閉じて、弁1
4及び弁16を開ければ、補給水を前述したと同じく補
助蒸気によって器内温度、あるいは、それ以上に温め得
るから、器内で補給水温度を上昇させるための熱損失も
なく、脱気作用を助長させることができる。
この様に、前述したプラント起動時のホットウェルに貯
溜する復水の脱気とそれに引続いて、タービン排気が無
い場合、あるいは排気が流入している場合に拘らず、復
水器に供給される補給水の脱気とを成就でき、−環して
、復水器出口の溶存酸素濃度を抑制し、排熱回収ボイラ
への給水が可能となる。この時加熱器200で減衰した
補助蒸気を気水分離した後に、補助蒸気噴射管100に
導けばよい、特に、タービン排気が器内に流入しなす状
態で補給水を導入する場合に、前述したように功を奏す
る。
溜する復水の脱気とそれに引続いて、タービン排気が無
い場合、あるいは排気が流入している場合に拘らず、復
水器に供給される補給水の脱気とを成就でき、−環して
、復水器出口の溶存酸素濃度を抑制し、排熱回収ボイラ
への給水が可能となる。この時加熱器200で減衰した
補助蒸気を気水分離した後に、補助蒸気噴射管100に
導けばよい、特に、タービン排気が器内に流入しなす状
態で補給水を導入する場合に、前述したように功を奏す
る。
本発明によれば、次の効果を奏する。
(1)ホットウェル内の復水循環水流中に補助蒸気を導
入すること、及び復水の循環系中で補助蒸気により間接
的に復水を加熱することにより。
入すること、及び復水の循環系中で補助蒸気により間接
的に復水を加熱することにより。
自己蒸発を促進し、脱気作用を促進してプラント起動時
における脱気時間を大巾に短縮できる。
における脱気時間を大巾に短縮できる。
(2)本発明の復水、あるいは、補給水の加熱手段によ
って、寒冷期の水温が低い場合にも液温を効果的に高め
、溶存酸素濃度を迅速に低下させることができ1年間を
通じて、経済的で安定した運転を持続できる。
って、寒冷期の水温が低い場合にも液温を効果的に高め
、溶存酸素濃度を迅速に低下させることができ1年間を
通じて、経済的で安定した運転を持続できる。
(3)補助蒸気を順次に減衰して終末の補助蒸気噴射管
に供給し、さらに、その蒸気負荷量を調整できるため安
全な運転を維持できる。
に供給し、さらに、その蒸気負荷量を調整できるため安
全な運転を維持できる。
第1図は本発明の一実施例の脱気機能を備えた復水器構
成図、第2図は、第1図のn−n矢視断面におけるホッ
トウェル構造図、第3図は1本発明の補給水系統を含む
復水器構成図、第4図は従来の復水循環系をもつ復水器
の構成図である。 1・・・復水器、2・・・管巣、4・・・空気抽出器、
5・・・ホットウェル、7・・・復水ポンプ、8,9・
・・復水及び補給水の散水装置、31・・・天井板、3
2・・・仕切板、50・・・ノズル、100・・・補助
蒸気噴射管、200・・・加熱器、250・・・フラッ
シュボックス、300・・・分離量、12・・・循環系
、13・・・補給水系、102゜104・・・補助蒸気
系。
成図、第2図は、第1図のn−n矢視断面におけるホッ
トウェル構造図、第3図は1本発明の補給水系統を含む
復水器構成図、第4図は従来の復水循環系をもつ復水器
の構成図である。 1・・・復水器、2・・・管巣、4・・・空気抽出器、
5・・・ホットウェル、7・・・復水ポンプ、8,9・
・・復水及び補給水の散水装置、31・・・天井板、3
2・・・仕切板、50・・・ノズル、100・・・補助
蒸気噴射管、200・・・加熱器、250・・・フラッ
シュボックス、300・・・分離量、12・・・循環系
、13・・・補給水系、102゜104・・・補助蒸気
系。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、蒸気タービンの排気を冷却凝縮させる復水器と、こ
の復水器内の復水をボイラへ給水する系統とを備え、起
動時にこの系統からの分岐した循環系を介して器内へ再
循環して前記復水を脱気するものにおいて、 前記復水器のホットウェル内を仕切板と天井板で前記復
水の流路を区画し、その入口側の前記流路中に補助蒸気
噴射管を設け、前記復水の出口からポンプを介して前記
復水器内の管巣下部、あるいは、器内空間部分に配設し
たノズルに至る前記循環系に間接伝熱面を持つた加熱器
を設けて前記ホットウェルの前記復水を循環し、前記補
助蒸気を前記加熱器に導入して後に分離器で気水分離し
、前記補助蒸気を補助蒸気噴射管に順次に導入して復水
中に噴射することを特徴とする脱気機能型復水器。 2、特許請求の範囲第1項において、前記加熱器に導入
した前記補助蒸気を循環する前記復水によつて減衰させ
、凝縮水をフラッシュボックスに導入して蒸発させ、一
方の前記凝縮水を分離した前記補助蒸気を前記補助蒸気
の噴射管に調節して導入することを特徴とする脱気機能
型復水器。 3、特許請求の範囲第1項において、前記復水の循環系
の前記加熱器前に補給水系を接続し、前記加熱器の後流
の系統から分岐して前記補給水を前記復水器へ散水する
ことを特徴とする脱気機能型復水器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP908785A JPS61168787A (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 | 脱気機能型復水器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP908785A JPS61168787A (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 | 脱気機能型復水器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61168787A true JPS61168787A (ja) | 1986-07-30 |
Family
ID=11710832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP908785A Pending JPS61168787A (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 | 脱気機能型復水器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61168787A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009050892A1 (ja) * | 2007-10-16 | 2009-04-23 | Kabushiki Kaisha Toshiba | 複圧式復水器及び復水再熱方法 |
EP2218999A1 (en) * | 2007-12-10 | 2010-08-18 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Steam condenser |
US9726048B2 (en) | 2013-03-22 | 2017-08-08 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Steam turbine plant |
-
1985
- 1985-01-23 JP JP908785A patent/JPS61168787A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009050892A1 (ja) * | 2007-10-16 | 2009-04-23 | Kabushiki Kaisha Toshiba | 複圧式復水器及び復水再熱方法 |
US8360402B2 (en) | 2007-10-16 | 2013-01-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Multi-pressure condenser and condensate reheating method |
EP2218999A1 (en) * | 2007-12-10 | 2010-08-18 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Steam condenser |
EP2218999A4 (en) * | 2007-12-10 | 2014-05-14 | Toshiba Kk | STEAM CONDENSER |
US8833744B2 (en) | 2007-12-10 | 2014-09-16 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Condenser |
US9726048B2 (en) | 2013-03-22 | 2017-08-08 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Steam turbine plant |
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