JPS61162175A - グルタチオン−s−トランスフエラ−ゼの精製法 - Google Patents

グルタチオン−s−トランスフエラ−ゼの精製法

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JPS61162175A
JPS61162175A JP209385A JP209385A JPS61162175A JP S61162175 A JPS61162175 A JP S61162175A JP 209385 A JP209385 A JP 209385A JP 209385 A JP209385 A JP 209385A JP S61162175 A JPS61162175 A JP S61162175A
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glutathione
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transferase
gst
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Kiyomi Sato
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、本発明者らによって見いだされた新しい胎盤
グルタチオン−8−トランスフェラーゼの精製法に関す
る。
(従来の技術) グルタチオン−3−)ランスフェラーゼ(以下rGsT
Jと略記する。)は、酵素番号を、EC2,5,1,1
8とする公知の酵素である。
グルタチオンは、哺乳動物等の肝臓に存在しメルカプト
基を有するペプチドであって、生体内に侵入した異物を
体外に排泄する作用に関与し、医薬品として有用なる物
質である。GSTは、このグルタチオンの反応を触媒す
る作用を有する酵素である。
本発明者はこれまでGSTとして知られている異なる6
種の多形性(アイソザイムIsozyme)A2型、A
C型及びC2型の3種からなるACグループと、L2型
、BL型、及びB2型の3種からなるBLグループの、
2グループのいずれにも属さないGSTを見いだし、か
つこの新規GSTが癌の診断及び治療に極めて有益であ
ることに想到し、特許出願した(特願昭59−0569
79号)。
上記の新規GSTは、哺乳動物の胎盤から初めて見いだ
されたがゆえにGST−Pと名付けられた。このGST
−Pはしかし、■妊娠15日日のラット胎盤から採った
サイトソール(III胞質=cytoaol )をCM
−セファデックスC−50カラムにかけ、以下ハイドロ
キシアパタイトカラム、グルタチオンアフィニティーカ
ラムを用いた連続的なりロマトグラフィ・−によって精
製し、かつ、その後混入している公知のGST (AC
グループ及びBLグループ)を抗GST抗体とカップル
させたイミュノアフィニティーカラムを用いて除去する
という極めて煩雑な操作によって漸く精製取得すること
ができるものであった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、上記のようなGST−P取得の煩雑な
操作を払拭し、極めて簡便な操作のみによって目的とす
るGST−Pを取得することにあった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは上記C3T−Pの有用性に鑑み鋭意研究を
重ねた結果、胎盤に存在するGST−Pが特に化学物質
によって誘起された哺乳動物の臓器における過形成小結
節に多く存在することを見いだし、その後研究を続行し
てこの過形成小結節から極めて有効な方法によって目的
とするGST−Pを極めて高収率で得ることに成功し本
発明を完成したものである。
而して、本発明の要旨は、 ■哺乳動物に発癌性化学物質を投与して肝臓に過形成小
結節を形成させ、 ■該肝臓を剔取してシュークロースの存在下にホモゲナ
イズし、 ■遠心分離、透析の操作を組合せつつグルタチオンアフ
ィニティクロマトグラフィー及びセルロースクロマトグ
ラフィーを通用するという、上記■、■及び■の一連の
操作を順に行うことにある。
本発明に係る哺乳動物としては、例えばラット等を挙げ
ることができる。
本発明に係る発癌性化学物質としては、例えばDENや
FAAを挙げることができる。
本発明においては哺乳動物の臓器のうち肝臓を施用する
のが望ましいが、その他の臓器も必要に応じて施用する
ことができる。
本発明においては、臓器をホモゲナイズするに当たって
シュークロースの存在下になすことが望ましいが、シュ
ークロースを欠(方法によってもすることができる。
本発明における遠心分離、透析等は常法に従ってするこ
とができ、また適宜組合せ又は省略して実施することが
できる。
本発明に係るグルタチオンアフィニティクロマトグラフ
ィーとしては、例えばS〜へキシルグルタチオン−セフ
ァロースクロマトグラフィー等を挙げることができる。
また、本発明に係るセルロースクロマトグラフィーとし
ては、例えばDE52セルロースクロマトグラフィーを
挙げることができる。
(作用) 本発明の方法によってGST−Pが容易に取得すること
ができるのは、GST−Pが誘起された哺乳動物の過形
成小結節に多量に存在するからであり、それらが本発明
の方法によって極めて効率よく精製することができる。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、これまで必要とされていたハイ
ドロキシアパタイトカラムクロマトグラフィーは不要で
あり、かつ、煩雑なイミュノアフィニティカラムクロマ
トグラフィーも必要のないものとなった。
本発明によれば、癌治療及び診断上極めて有用なるGS
T−Pがたやすい方法によって取得することができるご
とになり、医学上また国民健康維持の上で極めて有用で
ある。
(実施例) 以下に本発明の方法の一例を示して、本発明をより詳細
に説明する。
体重15Q−160gのラット(Sprague−Da
wley ・雄)にDEN 200醜g/kgと0.0
2%のFAAを投与し、更にソルトとファーベーらの提
案に係る方法(「ネイチャーJ  (Nature) 
 263巻、701−703頁(1976) )によっ
て過形成小結節を形成せしめる。過形成小結節はDEN
投与投与−4〜6週間成され、大きなものは6〜8週間
後には肉眼で観察しうるようになる。
過形成小結節を形成したラットの肝臓19.7gを、5
倍量の0.25Mシュークロース液とともにホモゲナイ
ズし、105.000Gで45分間遠心分離する。上滑
液を1On+M燐酸第一カリウム溶液でpH6,7で一
夜透析し、その後、燐酸緩衝液中CM−セファデックス
(3,5X8cm )カラムクロマトグラフィーに掛け
る。素通りしたフラクションを集め、S−へキシルグル
タチオン−セファロース6Bカラム(1,2X8cm 
)に掛ける。カラムを0.2Mの食塩を含む200+w
lの10mM )リスバッファ(pH7,8)で洗浄す
る。5mHのS−へキシルグルタチオンを含むトリスバ
ッファで溶出する。活性フラクションを10a+M )
リスでpH8,1で一夜透析し、その後DE−52セル
ロースカラム(1,5X20cm)に掛ける。Oから1
00+*Mの食塩濃度勾配で溶出させると、目的とする
GST−Pが食塩濃度10+wM付近で溶離される。こ
のものは二次元電気泳動法で二つのサブユニットYpl
 (26/6.7 )とYp2 (26/6.3 ) 
 (分子量Xl0−3/等電点)からなることが7判明
した。
最終収率は、38%であった。
このものの活性はCOMBで16.2ユニット/15g
5DCNBで0.051ユニット/mgであった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)哺乳動物に発癌性化学物質を投与して肝臓に過形
    成小結節を形成させ、
  2. (2)該肝臓を剔取してシュークロースの存在下にホモ
    ゲナイズし、
  3. (3)遠心分離、透析の操作を組合せつつグルタチオン
    アフィニティクロマトグラフィー及びセルロースクロマ
    トグラフィーを適用し、 上記(1)、(2)及び(3)をこの順になすことを特
    徴とする、新規グルタチオン−S−トランスフェラーゼ
    の精製法。
JP209385A 1985-01-11 1985-01-11 グルタチオン−s−トランスフエラ−ゼの精製法 Granted JPS61162175A (ja)

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JPH031951B2 JPH031951B2 (ja) 1991-01-11

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ID=11519733

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0645397A1 (en) * 1993-09-03 1995-03-29 Terrapin Technologies, Inc. Glutathione analogs and paralog panels comprising glutathione mimics

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0645397A1 (en) * 1993-09-03 1995-03-29 Terrapin Technologies, Inc. Glutathione analogs and paralog panels comprising glutathione mimics

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JPH031951B2 (ja) 1991-01-11

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