JPS61159594A - ホウ素を含有するニツケル−鉄膜を形成するめつき液 - Google Patents

ホウ素を含有するニツケル−鉄膜を形成するめつき液

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JPS61159594A
JPS61159594A JP22185A JP22185A JPS61159594A JP S61159594 A JPS61159594 A JP S61159594A JP 22185 A JP22185 A JP 22185A JP 22185 A JP22185 A JP 22185A JP S61159594 A JPS61159594 A JP S61159594A
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JP
Japan
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plating solution
film
plating
composition
citric acid
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Application number
JP22185A
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English (en)
Inventor
Makoto Morijiri
誠 森尻
Masaaki Sano
雅章 佐野
Shinji Narushige
成重 真治
Masanobu Hanazono
雅信 華園
Toshihiro Yoshida
吉田 敏博
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、ホウ素を含有するNi−pe膜を形成するめ
つき液に関するものである。
〔発明の背景〕
N1−Fe膜は、たとえば電子計算機等の磁気記録装置
に用いられる薄膜磁気ヘッドのコア材と 、して用いら
れる。N1−Fe膜を電気めっき法を用いて形成した場
合、そのめっき膜の耐熱性は悪い。すなわち、めっき膜
は形成したままの時の磁気特性が一軸異方性を示してい
ても、たとえば、350t:’で1時間の熱処理を加え
ると、−軸異方性を保つことができない。このように1
熱処理によって一軸異方性が悪くなると、良好な特性を
示す薄膜磁気ヘッドを形成することはできない。
これに対して、電気めっき法で形成するN1−Fe膜に
、同時にホウ素を析出させて、ホウ素を含有するN 1
−Pe膜を形成すると、このめっき膜は、形成したまま
の時の磁気特性が一軸異方性を示し、350Cで1時間
の熱処理を加えても、−軸異方性を保つことができるこ
とがわかった。
ホウ素を含有するNtffFe膜を形成するためには、
Ni−Feのめつき液中にホウ素を析出するための成分
を加えてめっきする弐法が用いられる。特開昭57−1
16795には、pe−1jJi合金のめつき液中に、
ジメチルアミンボラン(DMAB)のごとき、ボラン還
元剤を添加することによシ、電気めっき法で、Fe−N
1−B合金膜を形成できることが述べられているう しかしながら、DMABは強力な還元剤であるとともに
、めっき液中に添加した場合、DMABの分解反応が進
むに従って、アミン化合物等のアルカリ成分が生成する
ので、時間が経過するに従ってめっき液のpHが上昇す
るという現象を生じることが解った。また、めっき液中
でアノードとカソード間に電流を流してめっきするとき
、めっき液のpHの上昇する割合はさらに増大する。従
って、このままではめっき液のpHを一定に保つことは
むずかしい。
合金膜を電気めっきする場合、めっき液のpHが変動す
ると、めっき膜組成が変動する。たとえば、pH1Oの
条件で、N1−pe合金膜の組成として、Ni80重量
%−F’620重策%のめつき膜が形成された場合、p
Hが高くなればよりNiが多いめっき膜組成に、また、
pHが低くなればよりpeが多いめっき膜組成になる。
従って、めっき中にめっき液のpHの変動を生じると、
形成されるめっき膜が、膜厚方向に組成変動する原因と
なり、形成された磁性膜の特性を良好なものとすること
ができなくなる。
めっき液のpHを一定に保つ方法としては、特開昭53
−84830に示されている様に、めっき液中のpHを
測定しながら、変動分に対応するだけのpH04整液(
酸またはアルカリ)を滴下混合して、めっき液中のpH
を一定に保つ方法がある。
しかしながら、めっき液のpHの変動が大きい場合には
、それだけ多量のpH調整液の滴下が必要となシ、従っ
て、めっき液にpH調整液が加わるためにめっき液の組
成が変動し、めっき膜組成の再現性が悪くなるという欠
点がある。尚、本願に関連し特開昭57−6795が知
られている。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、硼素を含有するNi−Fe膜を形成す
るためのめつき液として、ボラン還元剤を含むめっき液
において、めっき液のpHの変動の小さいめっき液を提
供することにある。
〔発明の概要〕
硼素を含有するNi−Fe1liを形成するためのめつ
き液として、ボラン還元剤を含むめっき液について検討
したところ、めっき液のpHが時間を経過するに従って
変動しpHが高くなることを実験にて確認した。従って
そのままではめつき膜組成の再現性が悪いために、この
めっき液のpHを一定にすることにより、再現性の良い
めっき膜を形成するために、めっき液中にめっき液の水
素イオン濃度を一定に保つ作用をするpH緩衝剤を加え
ることにより、めっき液のpHを安定化できることを実
験によって確認したものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を実施例をもとに説明する。第1図はクエ
ン酸とクエン酸ナトリウムを添加した場合と添加しない
場合のめつき液のpHの時間変化を永ス。この実施例に
用いためつき液組成は、表1の通りである。表1はクエ
ン酸とクエン酸ナトリウムを添加しためつき液の組成で
ある。
表   1 このめっき液組成としては、pH緩衝剤としてのクエン
酸を0.1M/を含んだものである。
pH緩衝剤としてのクエン酸を含まないめっき浴の組成
は、次の表2に示す。表2は従来のめっき液(pH緩衝
剤としてのクエン酸とクエン酸ナトリウムを含まないめ
っき液)の組成 表    2 第1図に示した様に、めっき液中にDMABを含む第2
表に示すめっき液では、めっき液をそのまま放置した場
合でも、10分間にpHが約0.1も上昇するという大
きな変化をするため、pH一定の条件でめっきするとい
うのは困難である。本実施例で示す様に、pe−Ni−
Bの様な多元系の合金めっきを目的とし、Fe−Ni−
Hの組成を一定に保ってめっきしようとする場合、めっ
き液のpHを一定に保つことは重装な事である。すなわ
ち、たとえば、FeとNiの組成比としてpH10で、
めっき膜組成が20重量%pe−80重量%Niの場合
、pHが3.0よシ高いとめつき膜組成はNi側に変化
し、たとえば、約19重量%peとなる。また、pHが
3.0より低い場合は、めっき膜組成はFe側に変化し
、たとえば、約21重量%Feとなる。
表2に示すめっき液を用いた場合、第1図に示した様に
、めっき液作成後のpHの経時変化は、10分間で、p
H0,1増大するという傾向を示す。
たとえば、厚さ2μmのN1−Fe−Bを形成しようと
した場合、電流密度20mA/iの条件で8分20秒程
度、また、厚さ10μmのN1−pe−Bを形成しよう
とした場合、約40分間のめっきが必要となる。従って
、表2に示すめっき液を用いては、めっき中に一定のp
H条件とするのは困難である。
これに対し、表1に示す、本発明に係るところのクエン
酸およびクエン酸ナトリウムを含むめっき液については
、第1図に示すように、40分間でも、pHはほとんど
変化せず、±0.003程度の範囲内になっていること
がわかる。従って、クエン酸及びクエン酸Naを添加す
ることによシ、ボラン還元剤を含むめっき液のpHを、
めっき液を作成し、そのまま放置しても一定に保つこと
ができる。
そこで、次に、表1におけるめっき液を用いてめっき液
中の2本の電極間に電流を流しめっきした場合のめつき
液のpH変化を第2図に示す。めっき液1tに対して毎
分4クーロンの電気量に対応する電流を流し、その時の
pH変化を求めたものである。その結果めっき時におい
ても、本発明によるクエン酸およびクエン酸ナトリウム
を添加したボラン還元剤を含むめっき液は、そのpHの
変化を小さくおさえることができることが明らかである
そして、本実施例に示すように、クエン酸およびクエン
酸塩を添加すると、めっき液のp)(を安定化できる九
め、めっき液の寿命を長くすることができる。表2に示
すクエン酸及びクエン酸ナトリウムを添加しない場合に
は、めっき液を放置した場合、めっき液のpHは徐々に
上昇するため、めっき液中に含有されているF e 2
 +イオンが酸化されて、Fe (OH)sの沈殿とな
ってめっき液中に析出するという現象が数時間ないし十
数時間の9Hの変動が防止されこの様なFe(OH)s
の沈殿を生じない。従って、めっき液の寿命を長くする
ことができる。
また、本実施例においては、クエン酸及びクエン酸塩を
添加することによムこのpH緩衝剤はpHの緩衝作用だ
けでなく、さらに形成されためつき膜の表面の光沢が増
す効果が認められるため、めっき液中で、光沢剤あるい
は平滑化剤として働らくという効果もある。
さらに、本実施例においては、クエン酸およびクエン酸
ナトリウムの両者を混合してめっき液に添加しているが
、クエン酸およびクエン酸ナトリウムの組成比を変更す
ることにより、めっき液のpHを変化させることが可能
であるうすなわち、クエン酸の組成比を高くするとpH
を低くすることができる。また、クエン酸ナトリウムの
組成比を高くするとpHを高くすることができる。クエ
ン酸塩としては、クエン酸ナトリウムの他、クエン酸カ
リウム、クエン酸カルシウム等の他のクエ?酸塩を用い
ることができる。
また、本実施例においては、クエン酸およびクエン酸ナ
トリウムの濃度をo、xM/lとしたが、濃度は0.1
M/lに限ったものではない。Pe−N1の組成比とし
ては、クエン酸およびクエン酸す) IJウムの濃度は
低い方がめつき膜組成、としてNi側に、また、濃度は
高い方がめつき膜組成として、Fe側となる傾向にある
。従ってクエノ酸およびクエン酸塩の濃度によりめっき
膜組成に対して、めっき液中の金属イオン濃度の若干の
変更が必要となる。
そして、本実施例においては、pH緩衝剤として、クエ
ン酸およびクエン酸塩を用いているが、これは、めっき
をする時のめつき液のpHを一定にするための緩衝剤で
あれば、どんなものでも用いることができる。たとえば
、コハク酸−コハク酸塩、酒石酸−酒石酸塩、酢酸−酢
酸塩、リン酸−177酸塩、他のpH緩衝剤を用いるこ
とができる。また、本実施例においては、ボラン還元剤
としてDMABについて示したが、他のボラン還元剤、
たとえば、トリメチルアミンボラン−(’I’MAR)
や、ホウ水素化す) IJウム等のホウ水素化物等を用
いることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、めっき液のpHを安定化することがで
きるので、ホウ素を含有するNi−Fe膜を膜組成変動
を防止し、再現性よく形成できるという効果がある。ま
た、めっき液寿命を長くすることかできるという効果が
ある。さらに、めっき膜表面の光沢を増すことができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のホウ素を含有するニッケル−鉄膜を形
成するめつき液の実施例のめつき液のpHの変化を時間
に対して表わした説明図、第2図は第1図のめつき液に
おいてめっき中におけるめっき液のp)(の変化を時間
に対して表わした説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ボラン還元剤を含む、pH3.5以下の酸性のめつ
    き液からニッケル−鉄−ホウ素膜を電気めつき法で形成
    するためのめつき液において、めつき液のpHを安定化
    するためのpH緩衝剤を含むことを特徴とする、ホウ素
    を含有するニッケル−鉄膜を形成するめつき液。
JP22185A 1985-01-07 1985-01-07 ホウ素を含有するニツケル−鉄膜を形成するめつき液 Pending JPS61159594A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03257191A (ja) * 1990-01-23 1991-11-15 Mitsubishi Electric Corp めっき方法
US5431804A (en) * 1990-10-09 1995-07-11 Diamond Technologies Company Nickel-cobalt-boron alloy deposited on a substrate
KR100358010B1 (ko) * 1999-12-24 2002-10-25 주식회사 포스코 연속주조 주형의 경사기능 표면처리방법
KR100358011B1 (ko) * 1999-12-24 2002-10-25 주식회사 포스코 경사기능 전기도금 방법

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