JPS6115898Y2 - - Google Patents

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JPS6115898Y2
JPS6115898Y2 JP1270383U JP1270383U JPS6115898Y2 JP S6115898 Y2 JPS6115898 Y2 JP S6115898Y2 JP 1270383 U JP1270383 U JP 1270383U JP 1270383 U JP1270383 U JP 1270383U JP S6115898 Y2 JPS6115898 Y2 JP S6115898Y2
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JP
Japan
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thread
needle
connecting pipe
diameter
dowel
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JP1270383U
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JPS59119835U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、外科手術等に用いられる針付縫合糸
に関するものである。
従来、針付縫合糸は種々の形式のものが提案さ
れており、その一として、針の元端部に穿設され
た穴に縫合糸を挿入して外からかしめ固定してい
るものがあつた。
しかし、この場合にあつては、かしめ圧が強す
ぎると縫合糸が弱くなつたり、あるいは糸切れし
てしまうという欠点があつた。
これを図面に従つて説明すると、第1図a,
b,cは、針1と糸2の結合部の断面の関係を示
すもので、従来通常の金属をかしめる場合には、
針1の穴4を糸径より大きく穿設し、かしめ器3
で糸径以下にプレスしてかしめ結合していた。
つまり、プレスすると金属のスプリングバツク
により塑性変形した後でも針径が戻るため、糸径
よりかなり細くまで圧縮しなければならず、この
ため、プレスの段階で糸が脆化して糸切を起こす
という難点があつた。
次に、糸2と針1が結合されている場合に
は、、この結合が完全であれば、縫合手術には支
障ないのであるが、傷口の縫合後、針1を糸2か
ら鋏で切断しなければならない。
これは緊急を要する手術時間をむだに費すこと
になり、手術をする医師にとつても患者にとつて
も好ましい事ではない。
そこで、鋏による針切断作業のむだな時間を省
くために、従来より縫合時の張力では糸が抜けな
いが、縫合後に強い力で引くと糸が針から分離で
きるというものが提案されている。
しかし、一定の張力以上で糸が抜けるようにカ
シメ力で調整することは非常に困難である。なぜ
ならカシメ圧を一定にしても、必ずしほ引抜力は
一定にならないからである。
そこで、本考案は形状記憶合金で接続パイプを
作り、締付力を正確に設定することにより、引抜
張力を調整することを目的とするものである。
以下図面に従つて説明すると、第2図〜第4図
において、針付縫合糸は、針11と糸12と接続
パイプ13とから成立つている。
針11の元端部に軸径の細いダボ部14が設け
られている。
接続パイプ13は、形状記憶合金でできてお
り、そのオーステナイト相では、従来例とは反対
にその内径をダボ部14の外径よりやや小さく
し、マルテンサイト相の変態温度以下で強制的に
内径を拡大するようにする。
以上のような構成の針11と糸12と接続パイ
プ13は、第3図に示すように変態温度以下で拡
大変形させた接続パイプ13を針11のダボ部1
4に挿入すとともに逆方向から糸12を挿入す
る。
この後、変態温度以上に加熱すると第4図に示
すように接続パイプ13はオーステナイト相に戻
り、変形前の寸法になり針11と糸12を締付て
結合する。
この糸と針を結合した状態の接続パイプ13の
外径は針の径と同じか又は多少小さい様に構成さ
れ、刺通の障害とならないように配慮することは
当然である。
前記変態温度は、ニツケルとチタン合金の場合
は、混合比率で−180〜+100℃まで自由に定める
ことができる。
このように本考案では、かしめ工程が全く必要
とされないので、かしめ時に糸切れしたりするこ
とがない。
また、変形後の寸法を自由に設定することがで
きるので、糸の引張強度を自由に定めることがで
きる。特に本考案の場合は、金属と金属との結合
関係を任意に設定できるので、均一性の優れた分
離力をダボ部14と接続パイプ13との間に提供
することができる。
本考案の他の実施例としては、第5図、第6図
に示す、パイプの代りに割れ目のある継手15で
結合した場合である。
継手15を同様に、ニツケル、チタン合金等の
形状記憶合金で製造し、該継手15の内径をダボ
部14より小さめに形成する。この継手15を、
低温のマルテンサイト相で拡大変形し、ダボ部1
4と糸12を挿入したのち、変態温度以上にして
オーステナイト相に戻す。すると継手15は、拡
大変形以前の径に戻り、ダボ部14及び糸12を
しつかり締付ける。
以上のような構成とした場合は、収縮変形量を
非常に大きく取ることができる。
また、マルテンサイト相における強制変形もパ
イプに比べ容易である。
これは、円筒の圧縮と引張応力の組合せではな
く、単純曲げ変形だからである。
本実施例の場合は、0.13tの板を巻きパイプと
し、変態温度を20℃に設定した。
本考案は、継手の板厚と記憶させる内径の形状
と針のダボ部の太さと長さの各要素をコントロー
ルすることにより、針のダボ部14を継手から引
抜力を調整することもできるし、また、これと同
様に厚さ、記憶させる内径の形状、糸の径の各要
素をコントロールしても、引抜け力を調整するこ
とができる。
以上のように、本考案は、形状記憶合金を継手
に使用することにより、かしめ工程による糸切れ
を防止するとともに、糸の引抜力を自由に設定
し、縫合手術後の糸を鋏で切ることなく、強く引
くことにより針と糸を分離することができ、更に
その分離力を高い均一性をもつて実現することが
できる。
即ち、医師は、縫合後鋏を使用せずに縫合時に
掛る張力より大きい一定の引抜力を与えることに
よつて、糸と針を分離することができ、従来のよ
うにこの引抜力が大きすぎるものが混入してい
て、引抜分離できずに結局鋏で切つてとか、縫合
作業中の分離してしまつて再度縫合のやり直しを
したという、分離力のバラツキによる事故を無く
すことができる。また、ニツケルチタン合金によ
り形状記憶合金は、耐蝕性も必配なく実用上好適
である。
【図面の簡単な説明】
第1図、a,b,cは、従来の針と糸のカシメ
工程を示す断面図、第2図は、本考案の一実施例
を示す組立図、第3図、第4図は、その要部拡大
断面図、第5図a,b,cは、本考案の他の実施
例を示す組立図、第6図は、その結合状態を示す
要部正面図である。 1,11…針、2,12…糸、3…かしめ器、
4…穴、13…接続パイプ、14…ダボ部、15
…継手。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 接続パイプで針と結合してなる針付縫合糸にお
    いて、針の元端部をその軸径より細いダボ部と
    し、かつ前記接続パイプはその内径が、オーステ
    ナイト相では前記ダボ部及び前記糸よりやや小さ
    く、マルテンサイト相では前記ダボ部及び前記糸
    が容易に挿入できる大きさとなる形状記憶合金製
    とし、前記ダボ部と前記糸とを該接続パイプに結
    合して針と糸を接続する針付縫合糸。
JP1270383U 1983-01-31 1983-01-31 針付縫合糸 Granted JPS59119835U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1270383U JPS59119835U (ja) 1983-01-31 1983-01-31 針付縫合糸

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JP1270383U JPS59119835U (ja) 1983-01-31 1983-01-31 針付縫合糸

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59119835U JPS59119835U (ja) 1984-08-13
JPS6115898Y2 true JPS6115898Y2 (ja) 1986-05-16

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ID=30144098

Family Applications (1)

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JP1270383U Granted JPS59119835U (ja) 1983-01-31 1983-01-31 針付縫合糸

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JP (1) JPS59119835U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62237566A (ja) * 1986-04-09 1987-10-17 Hitachi Ltd 索引の自動生成方式
JPS62237518A (ja) * 1986-04-09 1987-10-17 Hitachi Ltd デ−タ移動方式
JP6709419B2 (ja) 2016-03-17 2020-06-17 株式会社吉見製作所 縫合針

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Publication number Publication date
JPS59119835U (ja) 1984-08-13

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