JPS61155322A - 肝疾患治療組成物 - Google Patents
肝疾患治療組成物Info
- Publication number
- JPS61155322A JPS61155322A JP59279178A JP27917884A JPS61155322A JP S61155322 A JPS61155322 A JP S61155322A JP 59279178 A JP59279178 A JP 59279178A JP 27917884 A JP27917884 A JP 27917884A JP S61155322 A JPS61155322 A JP S61155322A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amino acid
- branched
- blood
- chain amino
- administration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は分枝鎖アミノ酸及びその薬理学的に許容される
塩の血中への移行を促進せしめることにより、肝疾芒、
治療剤又は肝疾患治療食品として使用される。
塩の血中への移行を促進せしめることにより、肝疾芒、
治療剤又は肝疾患治療食品として使用される。
従来の技術
肝性脳症の原因については従来からアンモニア、低板脂
肪酸、芳香族アミノ酸が関連あるものと考えられてきた
が、フィシャーらは文献[アメリカン ジャーナル サ
ージヤリ−(American Jour−nal S
urgery)第127巻第40頁1974年発行、サ
ージヤリ−(Surgery) 第78巻第276頁1
975年発行、サージヤリ−(Surgery)第80
巻第77頁1976年発行]によってアミノ酸代謝異常
による偽性神軽伝達説を提出し、アミノ酸軸液製剤を臨
床実験において使用し、覚醒効果を発見した。血中アミ
ノ酸パターンの正常化としては芳香族アミノ酸(フェニ
ールアラニン、チロシン等)の減少と分枝鎖アミノ酸(
ロイシン、イソロイシン、バリン等)の増加であり、ア
ミノ酸軸液の施用結果として血中分枝鎖アミノ酸/芳香
族アミノ酸比の正常化が得られた。
肪酸、芳香族アミノ酸が関連あるものと考えられてきた
が、フィシャーらは文献[アメリカン ジャーナル サ
ージヤリ−(American Jour−nal S
urgery)第127巻第40頁1974年発行、サ
ージヤリ−(Surgery) 第78巻第276頁1
975年発行、サージヤリ−(Surgery)第80
巻第77頁1976年発行]によってアミノ酸代謝異常
による偽性神軽伝達説を提出し、アミノ酸軸液製剤を臨
床実験において使用し、覚醒効果を発見した。血中アミ
ノ酸パターンの正常化としては芳香族アミノ酸(フェニ
ールアラニン、チロシン等)の減少と分枝鎖アミノ酸(
ロイシン、イソロイシン、バリン等)の増加であり、ア
ミノ酸軸液の施用結果として血中分枝鎖アミノ酸/芳香
族アミノ酸比の正常化が得られた。
さらに用出氏ら[文献:肝臓第20巻第6号第83頁1
979年発行]は肝硬変末期患者の栄養管理を目的とし
てバリン、ロイシン、イソロイシンの経口顆粒剤を使用
し、血中アミノ酸パターンの正常化として血中分枝鎖ア
ミノ酸/芳香族アミノ酸比の上昇を確認し、同時に脳症
の防止の効果を得た。
979年発行]は肝硬変末期患者の栄養管理を目的とし
てバリン、ロイシン、イソロイシンの経口顆粒剤を使用
し、血中アミノ酸パターンの正常化として血中分枝鎖ア
ミノ酸/芳香族アミノ酸比の上昇を確認し、同時に脳症
の防止の効果を得た。
発明が解決しようとする問題点
しかしアミノ酸軸iαの場合は製剤のコスト高は避けら
れず、施用時には患者の忍耐を要する。また経口顆粒剤
の場合は血中への移行確率が比較的低い。しかもいずれ
の場合も肝疾患の治療のように長年月を要する場合は長
期使用に欠点がある。
れず、施用時には患者の忍耐を要する。また経口顆粒剤
の場合は血中への移行確率が比較的低い。しかもいずれ
の場合も肝疾患の治療のように長年月を要する場合は長
期使用に欠点がある。
問題点を解決するための手段
そこで本発明者は分枝鎖アミノ酸の経口的投与による吸
収の促進について研究した結果、分枝鎖アミノ酸ににん
にく抽出成分例えば理研化学工業株式会社製オキソアミ
ヂン末(登録商標)又は無臭にんにく末を混合すること
によって、分枝鎖アミノ酸の腸管よりの吸収率を向上せ
しめることが判明し、本発明を完成した。またにんにく
抽出成分と分枝鎖アミノ酸高含有食品を混合することに
よって分枝鎖アミノ酸の腸管吸収率を向上せしめること
ができる。
収の促進について研究した結果、分枝鎖アミノ酸ににん
にく抽出成分例えば理研化学工業株式会社製オキソアミ
ヂン末(登録商標)又は無臭にんにく末を混合すること
によって、分枝鎖アミノ酸の腸管よりの吸収率を向上せ
しめることが判明し、本発明を完成した。またにんにく
抽出成分と分枝鎖アミノ酸高含有食品を混合することに
よって分枝鎖アミノ酸の腸管吸収率を向上せしめること
ができる。
以下実験及び実施例によって本発明を述べるが、実施例
によって本発明の範囲を限定するものではない。
によって本発明の範囲を限定するものではない。
作 用
本発明者は上記の事実を証明するため、下記のような実
験を行った。
験を行った。
GOT、GPTなとの肝臓疾患に関する血液の諸検査に
おいて、それらの値がいずれも正常圃を示した健常人3
名(A、B、C)についてオキソアミヂン末及びL−イ
ソロイシン307mg、L−ロイシン315mg、塩酸
L−リジン117mg、L−メチオニン22mg、L−
フェニールアラニン10mg、し−スレオニン100m
g、L−)リブトファン23mg、L−バリン297m
g、L−アラニン280mg、塩酸L−アルギニン37
1mg、L−アスパラギン酸7mg、塩酸L−ヒスチジ
ン140mg、IL−プロリン175mg、L−セリン
87mg、L−チロシン20mg、グリシン180mg
、塩酸L−システィンー水塩1 ’Omg (合計24
61 mg)の組成よりなるアミノ酸混合物を試食せし
め、試食前の各血液と試食後の各血液のそれぞれのアミ
ノ酸組成を分析したところ、ts1表の各分析値を得た
。
おいて、それらの値がいずれも正常圃を示した健常人3
名(A、B、C)についてオキソアミヂン末及びL−イ
ソロイシン307mg、L−ロイシン315mg、塩酸
L−リジン117mg、L−メチオニン22mg、L−
フェニールアラニン10mg、し−スレオニン100m
g、L−)リブトファン23mg、L−バリン297m
g、L−アラニン280mg、塩酸L−アルギニン37
1mg、L−アスパラギン酸7mg、塩酸L−ヒスチジ
ン140mg、IL−プロリン175mg、L−セリン
87mg、L−チロシン20mg、グリシン180mg
、塩酸L−システィンー水塩1 ’Omg (合計24
61 mg)の組成よりなるアミノ酸混合物を試食せし
め、試食前の各血液と試食後の各血液のそれぞれのアミ
ノ酸組成を分析したところ、ts1表の各分析値を得た
。
表中被験者Aはアミノ酸混合物のみを、被験者B及びC
はアミノ酸混合物と共にオキソアミヂン末300mgを
試食させた。
はアミノ酸混合物と共にオキソアミヂン末300mgを
試食させた。
第1表より見るとAでは試食後も分枝鎖アミノ酸のうち
L−イソロイシンが増加しているのみであるが、B及び
Cにおいては試食後は分枝鎖アミノ酸はすべて増加して
いる。以上よりオキソアミジンの併用により必要アミノ
酸の血中への移行確率が増大することが判明し、さらに
種々の実験を反覆の結果実施例のような調味料処方を完
成した。
L−イソロイシンが増加しているのみであるが、B及び
Cにおいては試食後は分枝鎖アミノ酸はすべて増加して
いる。以上よりオキソアミジンの併用により必要アミノ
酸の血中への移行確率が増大することが判明し、さらに
種々の実験を反覆の結果実施例のような調味料処方を完
成した。
実施例 1
オキソアミヂン末又は無臭にんにく末300g、L−イ
ソロイシン307g、L−ロイシン315g、塩酸L−
リジン117g、L−メチオニン22g、L−フェニー
ルアラニン10g、L−スレオニン100g、L−)リ
ブトファン23g、L−バリン297g、L−アラニン
280g、塩酸L−アルギニン371g、L−アスパラ
ギン酸7g、塩酸L−ヒスチジン140g、L−プロリ
ン175g、L−セリン87g5L−チロシン20g、
グリシン180g、塩酸L−システィンー水塩10gを
均一に混合して肝疾患用調味料2761gを得た。本調
味料を用いて調理を行なうときは肝疾患用の治療食を数
多く作ることができる。
ソロイシン307g、L−ロイシン315g、塩酸L−
リジン117g、L−メチオニン22g、L−フェニー
ルアラニン10g、L−スレオニン100g、L−)リ
ブトファン23g、L−バリン297g、L−アラニン
280g、塩酸L−アルギニン371g、L−アスパラ
ギン酸7g、塩酸L−ヒスチジン140g、L−プロリ
ン175g、L−セリン87g5L−チロシン20g、
グリシン180g、塩酸L−システィンー水塩10gを
均一に混合して肝疾患用調味料2761gを得た。本調
味料を用いて調理を行なうときは肝疾患用の治療食を数
多く作ることができる。
またそのままを経口投与することにより、肝疾患治療剤
としても使用できる。
としても使用できる。
実施例 2
オキソアミヂン末又は簗臭にん2こく末400g、L−
バリン800g、L−イソロイシン200g、調味料2
:Jog、鰹粉末600gを均一に混合して肝疾患用調
味料2230gを得た。本調味料を用いて数多く調理を
行なうときは肝疾患用の治療食を作ることができる。ま
たそのままを経口投与することにより、肝疾患治療剤と
しても使用できる。
バリン800g、L−イソロイシン200g、調味料2
:Jog、鰹粉末600gを均一に混合して肝疾患用調
味料2230gを得た。本調味料を用いて数多く調理を
行なうときは肝疾患用の治療食を作ることができる。ま
たそのままを経口投与することにより、肝疾患治療剤と
しても使用できる。
発明の効果
以上の結果よりにんにく抽出成分を分枝鎖アミノ酸と経
口的に投与することにより、分枝鎖アミノ酸の血中への
移行確率を向上せしめることによって、血中分枝鎖アミ
ノ酸/芳香族アミノ酸比を上昇せしめ、肝疾患の治療に
効果を発揮することが期待てきる。
口的に投与することにより、分枝鎖アミノ酸の血中への
移行確率を向上せしめることによって、血中分枝鎖アミ
ノ酸/芳香族アミノ酸比を上昇せしめ、肝疾患の治療に
効果を発揮することが期待てきる。
Claims (1)
- 1 分枝鎖アミノ酸及びその薬理学的に許容される塩と
にんにく抽出成分よりなる肝疾患治療組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59279178A JPS61155322A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 肝疾患治療組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59279178A JPS61155322A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 肝疾患治療組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61155322A true JPS61155322A (ja) | 1986-07-15 |
JPH0514687B2 JPH0514687B2 (ja) | 1993-02-25 |
Family
ID=17607528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59279178A Granted JPS61155322A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 肝疾患治療組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61155322A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0745332A1 (en) | 1995-06-01 | 1996-12-04 | N.V. Nutricia | Clinical nutritional composition |
-
1984
- 1984-12-28 JP JP59279178A patent/JPS61155322A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0745332A1 (en) | 1995-06-01 | 1996-12-04 | N.V. Nutricia | Clinical nutritional composition |
EP0745332B1 (en) * | 1995-06-01 | 2004-09-29 | N.V. Nutricia | Clinical nutritional composition |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0514687B2 (ja) | 1993-02-25 |
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