JPS61148301A - 角度計 - Google Patents

角度計

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JPS61148301A
JPS61148301A JP26961584A JP26961584A JPS61148301A JP S61148301 A JPS61148301 A JP S61148301A JP 26961584 A JP26961584 A JP 26961584A JP 26961584 A JP26961584 A JP 26961584A JP S61148301 A JPS61148301 A JP S61148301A
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JP
Japan
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strain
angle
joint
shaft
plates
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Application number
JP26961584A
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English (en)
Inventor
Hikari Suzuki
光 鈴木
Hiroyuki Oikawa
及川 博之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
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Publication date
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a)  技術分野 本発明は、角度計に関し、より詳細には1例えば構築物
や地中等の被測定対象の測定すべき2つの軸線に沿わせ
て設定し、その2つの軸線の角度変化を計測することに
よって該構築物等の変状を測定するのに好適な角度計に
関するものである。
(b)  従来技術 被測定対象物たる構築物等の形状あるいは状態の変化は
1例えば2点間を結ぶ線分の長さおよび被測定対象物の
測定すべき2本の軸線のなす角度の変化等を計測するこ
とにより把握することができる。そして、特にこの被測
定対象物が人工的な構築物である場合、その状態の変化
を測定し監視することは、工事施工中は施工管理上、施
工後は安全管理上極めて重要なことである。
例えば、フィルタイブダムのような、盛土構築物は土砂
を幾層にも重ねることにより構築されるため、各盛土土
砂の境界面等に地すべりや地盤沈下の発生する虞れがあ
る。また、岩盤等を掘削して穿設されるトンネルは、岩
盤の硬軟あるいは土庄の変化等によりその内周壁の形状
が変形し落盤等の生じる虞れがある。
このような被測定対象の状態の変化を把握する装置の一
つにひずみゲージ式傾斜計がある。
このひずみゲージ式傾斜計(以下単に傾斜計という)は
1例えばフィルタイブダム中に鉛直な状態でいわゆるガ
イドパイプを埋設しておき。
予めあるいは適宜時間経過後にこのガイドバイブ中に傾
斜計を挿入し、所定深さ位置ごとのガイドパイプの傾斜
角を測定し得るように構成されている。
第2図は、この従来の傾斜計の原理を説明するための模
式図である。
同図において、1.2は、フィルタイブダム中に埋設さ
れたガイドパイプと一体的になって傾斜する固定部であ
り、3は、上端がヒンジ4を介して固定部1に揺動可能
に枢着され下端に荷重Wの重錘5を有した剛性が大なる
梁部である。6は、一端が固定部2に固定され他端が重
錘5に結合された起歪板であり、この起歪板6の固定部
2寄りの起歪面には、ひずみゲージ7が接着その他の手
段により添着されている。
このように構成された第2図に示す傾斜計は、地すべり
や地盤の変動等によってガイドパイプが傾斜した場合、
固定部1,2はガイドパイプとともに傾斜するが、梁部
3は重錘5の荷重Wにより常に鉛直方向8に維持される
。従って。
起歪板6は、ガイドパイプの中心軸方向9と鉛直方向8
とがなす傾斜角θに応じて撓み、その傾斜角θに応じた
ひずみ出力がひずみゲージ7より導出される。そして、
ガイドパイプ中の傾斜計の位置およびその位置における
傾斜角θから被測定対象物の状態の変化が測定される。
しかしながら、このような傾斜計は、起歪板6を撓ませ
るのに重錘5の荷重W(鉛直方向の力)を利用するもの
であるため、その荷重Wを小さくすると精度が悪くなり
1反対に荷重Wを大きくすると、精度はある程度向上す
るが装置が高重量化、大型化してしまうため1例えばガ
イドパイプを太くせざるを得す、従って設置工事費が大
幅に上昇するという問題が生ずるばがりでなく、運搬や
測定作業上も甚だ不都合を来たすという難点がある。
また、傾斜計は、縦位置でしか使用できないため、例え
ば水平面内またはこれに近い面内での2軸線間の角度は
測定することができず、さらに、一平面内での角度変化
しか測定することができないなど、その用途は極めて限
定されていた。従って、上述の傾斜計は2例えばトンネ
ルの内周壁の変状の測定には側底使用することができな
かった。この場合、従来は、一定箇所からトンネルの内
周壁の所定の各測点までの距離および角度を測定し、そ
の各測定値を適宜演算処理してその形状を求めるという
、厄介で非能率的な手法が用いられていた。今や、この
ような測定を、簡便に、能率的に、場所をあまりとらず
、しかも正確に行い得るような装置の出現が強く望まれ
ている状況にある。
(c)  目的 本発明は、上述した従来の問題点に鑑みなされたもので
、その目的とするところは、簡単な構成で、小型化、軽
量化が可能で、設置姿勢に何らの制約を伴わず、一方の
軸線に対する他方の軸線の互いに直交する二平面内での
角度変化を同時にしかも精度よく計測し得る角度計を提
供することにある。
(d)  構成 本発明は、上記の目的を達成させるため、交差する二軸
線間のなす角度を計測するための角度計において、基端
に被測定対象の第1の部位への設定部を有する第1のジ
ヨイント軸と、基端に被測定対象の第2の部位への設定
部を有し先端部が前記第1のジヨイント軸の先端部にユ
ニバーサルジヨイントを介して連結された第2のジヨイ
ント軸と、起歪面が互いに直交するように対をなしてそ
れぞれ配設され前記第1および第2のジヨイント軸の一
方に基端が固定され他方の前記ジヨイント軸に先端が略
点接触の状態で支持された少くとも1対の起歪板と、前
記各起歪板の起歪面に添着されその各起歪面に生じるひ
ずみに応じた抵抗変化率を示すひずみゲージとを具備し
、前記一方のジョイント軸に対する前記他方のジヨイン
ト軸の互いに直交する二平面内での角度変化を同時に計
測し得るように構成したことを特徴としたものである。
以下1本発明を、添付図面に示す実施例に基づいて詳細
に説明する。
第3図〜第5図は、本発明に係る角度計の一実施例の構
成を示すものであり、第3図は、ベローズ、その他の部
材の一部を破断して内部の構成を示す部分断面正面図、
第4図は、その平面図、第5図は第4図A−A線矢視方
向断面図である。
第3図〜第5図において、10および11は、被測定対
象(物)の第1の部位および第2の部位に直接または連
結部材等を介して角度計を設定(設置)するための設定
部としての基板である。
12は、基板10の一方の面の中央に基端がねじ結合あ
るいは溶接等により一体的に連結された第1のジヨイン
ト軸であり、その円筒体の外周を90°間隔で平面状に
形成され、先端には二又腕12a、12bが形成されて
いる。13は、第1のジヨイント軸12と略同様に基板
11の内方の面の中央に基端が一体的に連結された第2
のジヨイント軸であり、やはり外周に隣接する面が直交
する4平面が形成され、その先端には二又腕13a、1
3bが形成されている。その第1のジヨイント軸12の
二又腕12a、12bと第2のジヨイント軸13の二又
腕13a、13bには、それぞれ軸受が設けられており
、その軸受には、十字軸(ジヨイント)14の端部がそ
れぞれ回動自在に嵌合され、いわゆるユニバーサルジ厘
インドを構成している。15.16は、第1のジヨイン
ト軸12の軸心と対称の側面に中間板17.18を介し
てボルト19によってそれぞれ固定された角度制限板で
あり、この角度制限板15.16の一端側は、第2のジ
ヨイント軸の二又腕13a。
13bの近傍に位置され、第2のジヨイント軸13(ま
たは第1のジョイント軸12)の第3図の面(紙面)内
における回動角を制限している。20.21は、第2の
ジヨイント軸13の側面対称位置にボルト22によって
それぞれ固定された角度制限板であり、この角度制限板
20.21の先端側は第1のジヨイント軸12の二又腕
12a、12bの先端外周部近傍に位置され、第2のジ
ヨイント軸13(または第1のジヨイント軸12)の第
3図の紙面に直交する方向の回動角を制限している。2
3a、23bおよび24a 、24bは、第1のジヨイ
ント軸12の側面の相互に対称な位置にボルト25によ
って固定された断面り字状の一対の固定部材である。2
6.27は、基端がそれぞれ固定部材23 a v 2
3 b問および24a 、24b間にネジ28によって
挟持固定されたカンチレバーとしての起歪板であり、先
端には球状のボール29.30が取付けられている。3
1.32は、角度制限板20.21上から第2のジヨイ
ント軸13に向けてボルト33によって固定された断面
U字状の支持部材であり、この支持部材31.32の滑
りガイド溝31a、32aには、ボール29.30がそ
れぞれ点接触状態で支持されている。34は、起歪板2
6.27の固定された基端側寄りの面(起歪面)上に接
着、蒸着等の手段により添着されたひずみゲージであり
、そのひずみ検出出力は、入・出力端子線であるゲージ
リード35と、第1のジョイント軸12上に固定された
端子板36と、基板10の導通孔37から導出されるリ
ード線(図示せず)を順次介して外部のひずみ測定器(
図示せず)に導出される。38は、両端が基板10.1
1の周縁部に溶接、ろう付等によって気密状に固着され
た金属性のベローズであり、角度計を土砂、はこり、水
分その他のものから保護するとともにこの角度計の屈曲
に適度な弾性を保持する役目をも果す。
このように構成された角度計は1次のように動作する。
例えば、第3図の面内において、基板11が基板10に
対して時計回りまたは反時計回りに回動したとすると、
第2のジヨイント軸13はユニバーサルジヨイントの十
字軸14を中心として回動される。このとき、先端がボ
ール29゜30を介して支持部材31.32の滑りガイ
ド溝部31a、32aにガイドされた起歪板26゜27
は、第1のジヨイント軸12と第2のジヨイント軸13
とがなす角度に応じた曲率に曲げられ、その起歪面の片
面に引張ひずみが、他面に圧縮ひずみが生じる。この圧
縮および引張りひずみは、起歪板26,27の起歪面に
添着されたひずみゲージ34により電気的アナログ信号
として検出され外部のひずみ測定器(図示せず)によっ
て適宜演算処理されて角度に換算される。
一方、第3図の紙面に直交する方向に基板10または1
1が回動した場合、起歪板26゜27の先端のボール2
9.30は、支持部材31.32の滑りガイド溝部31
a、32aの側壁に沿って滑動するのみで起歪板26.
27を撓ませないため、起歪板26.27にはひずみが
生ぜず、角度は検出されない。従って、第3図〜第5図
に示した角度計では、第3図に示す一平面内での角度の
みが測定されることになる。
次に、任意方向(三次元)の角度が測定できるように構
成した本発明に係る角度計の他の実施例につき説明する
第1図は、この他の実施例に係る角度計を破断してその
内部構成を示す平面図である。
同図において、十字軸14により連結されたユニバーサ
ルジヨイントの第1のジヨイント軸12の側周に90’
間隔で形成された4つの平面上には、4@の支持部材3
9aと39b。
40aと40b、41aと41bおよび42aと42b
がそれぞれネジ43によって固定されている。そして、
これらの支持部材39aと39b 、 −、42aと4
2bは、その横断面形状がL字状となっており、各支持
部材39a。
39b間、40a、40b間、41a、41b間、42
a、42b間は、それぞれ一定距離隔てられ滑りガイド
溝部39ct40c*41ct42cとなっている。一
方、第2のジヨイント軸13の側周面の各角部には、そ
れぞれ軸止部44.45,46.47が当接され、図示
はしていないがボルトによって固定されており、この軸
止部44,45間、45.46間、46゜47間、47
.44間には、それぞれ軸48゜49.50,51がそ
れぞれ軸止されている。
そして、隣り合う各軸48〜51同士は、互いに直交す
るように配設されている。52aと52b、53aと5
3b、54aと54b。
55aと55bは、それぞれ各起歪板56゜57.58
,59の基端を、その両側から挟み込みネジ60により
連結固定する固定部材である。そして、各固定部材52
a〜55aには、それぞれベアリング(図示せず)が設
けられており、各軸48〜51はそのベアリングにそれ
ぞれ嵌装されており、従って各起歪板56〜59は、起
歪面に沿う方向には軽快に回動可能なるようになってい
る。また、各起歪板56〜59の基端側寄りの起歪面上
には、それぞれひずみゲージ61が接着、蒸着、融着そ
の他の手段により添着されており、各起歪板56〜59
の先端には、支持部材39a 、39b 〜42a 。
42bの滑りガイド溝部39c〜42cの幅寸法に極め
て近い直径を有したボール62,63゜64.65が取
付けられている。そして、この各先端が各滑りガイド溝
部39c〜42c内に配設されている。66は、第1の
ジヨイント軸12−を固定するとともに、縦列状に複数
の角度計を配設する場合において、隣接する角度計間の
電気信号の授受を行うためのリレー(電磁継電器)等を
収納する有底円筒状のケースである。
このケース66の底部には、第1のジヨイント軸12が
ネジ部12aを螺合され且つ図示は省略したが所定の取
付角度を維持するようにネジロックされている。また、
ケース66の底部には、さらにケース66内のリレー等
に接続される信号ケーブルを導通するための導通孔67
が穿設されている。68は、第2のジヨイント軸13お
よび軸止部44〜47等を固定するための円板状の基板
であり1例えば第2のジヨイント軸13の一端に設けら
れた雌ネジに基板68に突設された雄ネジ(図示せず)
を螺合させることにより第2のジヨイント軸13と一体
化され、また軸支部44〜47は、ボルト(図示せず)
をもって基板68に固定されている。69は、基板68
の外周に嵌挿され溶接等によって固着され一体化された
ベローズ接続リングであり、この角度計を被包して保護
するベローズ38は、一端がケース66の外周にろう付
され。
他端がこのベローズ接続リング69の外周に同様にろう
付されている。70は、Oリング71を間に介挿した状
態でベローズ接続リング69にボルト72で固定された
コネクタ接続部材であり、その中空部にはコネクタソケ
ット73の一端側が嵌め込まれている。そして、このコ
ネクタソケット73の一端側には、基板68の中央部に
設けられた導通孔68aを介して各ひずみゲージ61か
らの信号線とケース66側からの信号線とが中継接続さ
れている。74は、0リング75を間に介挿した状態で
コネクタ接続部材70にボルト76で固定されたパイプ
接続部材であり、隣接する角度計に接続されたパイプ7
7の一端が溶接等により固定されている。
このパイプ77内には、一端がコネクタソケット73に
連結されるケーブル78が挿通されている。一方、この
ようなケーブル78は、ケース66側にも連結されてお
り1例えばケース66内に配設したリレーと接続されて
いる。
尚、第1のジヨイント軸12に取付けられて実質的に一
体化されたケース66、コネクタ接続部材70.パイプ
接続部材74.パイプ77等のいずれかの部分が、被測
定対象物の第1の部位(この例の場合、ガイドパイプ内
の所定の測点箇所)に設定されることになるので、これ
らの部材の一部または全部を第1の設定部と称すること
とする。同様に、第2のジヨイント軸13に取付けられ
て実質的に一体化された基板68、コネクタ接続部材7
0、パイプ接続部材74、パイプ77等のいずれかが被
測定対象物の第2の部位に設定されることになるので、
これらの部材の一部または全部を第2の設定部と称する
こととする。
このように構成された第1図示の実施例に係る角度計に
おいて、例えば、第1のジヨイント軸12に対し第2の
ジヨイント軸13が第1図の紙面に沿って回動したとき
、起歪板57゜59はその回動角に応じて撓み、その回
動角に応じたひずみがひずみゲージ61によってアナロ
グ信号、に置換されて検出される。このとき、起歪板5
6.58は撓まず、また、基端側の固定部材52a、5
4aが軸48.50を中心として回動されるため、第2
のジヨイント軸13が第1図の面内で大きく回動される
ことがあっても、他端側のボール62,64が支持部材
39a 、39b 41a 、41bの滑りガイド溝部
39c、41cより外れてしまうことはない。
従って、第3図〜第5図に示した角度計よりもさらに広
い範囲での回動角を測定し得るという利点がある。
また、第1のジヨイント軸12に対し第2のジヨイント
軸13が第1図の紙面と直交する方向に回動したときは
、同様にして、起歪板56゜58に生じたひずみをひず
みゲージ61が検出してこの面に直交する向きの回動角
に対応したアナログ信号が導出される。そして、これら
のひずみゲージ61のアナログ出力信号を合成すること
により、第1のジヨイント軸12に対する第2のジヨイ
ント軸13の任意方向(三次元)の回動角が求められる
また、この角度計は、従来の傾斜計のように重錘を用い
る形式ではないため、軽量に構成することができ、しか
も非常に高精度に角度を検出することができ、また、必
ずしも鉛直方向を基準とする角度に限らず、任意方向を
基準として角度を測定することができるので、角度計の
設置姿勢には何ら制約を受けることがない。
また、カンチレバーとしての各起歪板56〜59は、先
端がボール62〜65を介して支持部材39a 、39
b 、−,42a 、42bに点接触状態で当接されて
いるので、ユニバーサルジヨイントが屈曲しても、カン
チレバーとしての腕の長さは、常に一定であり、第1の
ジヨイント軸12と第2のジヨイント軸13とのなす角
に忠実に対応した撓みを生ずる。従って、角度とひずみ
検出出力の関係も良好な直線性を示す。
また、このような角度計をパイプ77により複数縦列状
に接続した場合における信号の処理は1例えば次のよう
にして行うことができる。
先ず、ケース66内には、入・出力信号の経路を切換え
るためのリレー回路等が設けられている。そして、この
リレー回路と外部のひずみ測定器(図示せず)とは、第
1図左側のコネクタソケット73よりケーブル(図示せ
ず)を介して接続される。また、このリレー回路はケー
ス66の導通孔67を介して各ひずみゲージ61と接続
されるとともに、基板68の導通孔68aを介してコネ
クタソケット73に接続され、コネクタソケット73か
らケーブル78を介して隣接する次段の角度計のリレー
回路に接続される。このようにして接続された角度計に
よる角度の測定は、リレー回路に制御されて例えばひず
み測定器に近い側の角度計より順次時系列的に行われる
。従って、各角度計とひずみ測定器とを連結する信号線
は、共通化でき、個々の角度計の出力は、リレー回路に
より時系列的にひずみ測定器へ導くようにすることがで
きるから、信号線の本数は、少なくてすみ、ケーブル7
8の径を小径とすることができる。
第6図(a)および(b)は、第1図のように構成され
た角度計を用いて地盤の変動を測定する方法を説明する
ための模式図であり、同図(a)は、角度計の設置直後
の状態、同図(b)は、角度計を設置し相当の時間経過
した後において地盤が変動した状態をそれぞれ示してい
る。
ここで、A、B、Cは第1図に示した角度計であり、7
9は各角度計A、B、Cが挿入され地盤80中に埋設さ
れたガイドパイプである。そして、各角度計A、B、C
が互いにねじれることなくガイドパイプ79中に設置さ
れているとすると、地盤80の状態の変化は、各角度計
A。
B、Cにより測定された三次元の角度θ1゜θ2.θ3
と、各角度計A、B、C間の距離Q+ 、Qzとから測
定することができる。また、各角度計A、B、Cの2対
の起歪板56と57および58と59にそれぞれ添着さ
れたひずみゲージ61の出力から、一平面内における地
盤80の変動とこの一平面に直交する面内における地盤
80の変動をそれぞれ分離して求めることができる。
また、ガイドパイプ79の一箇所の鉛直方向に対する傾
斜角を傾斜計等を用いて計測するように構成すれば、地
盤80の相対的な変動量のみならず絶対的な変動量をも
測定することができる。
さらに、複数の角度計をトンネルの内壁等に沿うように
配設し且つ各角度計間の伸縮(変位)量を変位計により
計測するように構成すれば、その内壁面の形状の変化を
簡単に且つ頗る能率的に測定することができる。
また、上記第1の実施例のように、角度制限板15,1
6,20,21を設けることによって、運搬時、設置時
および計測時に過大な開き角度を角度計に与えて、角度
計を損壊せしめるといった事故を防止することができる
尚、本発明は、上述した実施例にのみ限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の変
形実施が可能である。
例えば、起歪板56〜59の先端を支持する支持部材3
9a 、39b 、 ・・・、42a 、42bは、第
1のジヨイント軸12に固定する代りにケース66側に
固定し1間接的に第1のジヨイント軸12に固定される
ようにしてもよい。
また、第1図の実施例の場合においても、第3図〜第5
図示の実施例の角度制限板15゜16.20.21等を
設けることによりユニバーサルジヨイントの回動角を制
限し、起歪板56〜59の過剰な撓みを防止するように
構成することができる。
また、第1図示の実施例では、それぞれ4枚(2対)の
起歪仮によって互いに直交する面内の角度を求めるよう
に構成しているが、測定値の信頼性が多少低下すること
を容認できるならば、起歪板56(または58)と57
(または59)の2枚のみ(すなわち1対の起歪板のみ
)で構成するようにしてもよい。
また、上記実施例で用いたユニバーサルジヨイントとし
ては、勿論既存の他の構成のものであってもよい、そし
て、被測定対象物へ設定するための設定部としては、図
示のようなものに限らず、両ジヨイント軸12.13を
延長したようなもの、フランジ状のもの等、要は被測定
対象物への取付や設定に適した形状とすればよい。
さらに、この角度計は、地盤等の変動以外に。
構築物や機械類の2部材間の角度を測定するような場合
にも用いることができる。
<e>  効果 以上詳述したところより明らかなように本発明によれば
、第1および第2のジヨイント軸。
ユニバーサルジヨイント、少なくとも1対の起歪板およ
びひずみゲージを構成要素とするものであるから、構成
が極めて簡素であり、そして従来の傾斜計の如く重錘を
用いないから小型化。
軽量化が可能で、しかも設置姿勢に何らの制約を伴わず
、地中等に埋設する場合のガイドパイプも小径のもので
よいため、設置工事費が安くすみ、また従来の傾斜計の
ように一平面内での角度しか測定できないものとは異な
り一方の軸線に対する他方の軸線の互いに直交する二平
面内での角度変化を同時に且つ正確に計測し得る角度計
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る角度計の一実施例の構成を一部
破断して示す平面図、第2図は、従来のひずみゲージ式
傾斜計の原理を説明するための模式図、第3図、第4図
および第5図は、本発明に係る角度計の他の実施例の構
成を一部破断して示すそれぞれ正面図、平面図および第
4図におけるA−A線矢視方向断面図、第6図(a)お
よび(b)は、第1図示の実施例の角度計を地盤中に埋
設したガイドパイプの内部に複数個設置した場合におけ
る初期状態および地盤が変動した後の状態をそれぞれ示
す模式図である。 10.11,68・・・・・・基板。 12.13・・・・・・ジヨイント軸、14・・・・・
・十字軸。 15.16,20,21・・・・・・角度制限板、23
a 、23b 、24a 24b 。 52a 〜55a 、 52b 〜55b・・・・・・
固定部材、 26.27.56〜59・・・・・・起歪板。 29.30.62〜65・・・・・・ボール、31.3
2.39a 〜42a、39b 〜42b・・・・・・
・・・支持部材、 34.61・・・・・・ひずみゲージ。 38.69・・・・・・ベローズ、 44〜47・・・・・・軸止部、 48〜51・・・・・・軸。 66・・・・・・ケース、 69・・・・・・ベローズ接続リング、70・・・・・
・コネクタ接続部材、 73・・・・・・コネクタソケット。 74・・・・・・パイプ接続部材、 77・・・・・・パイプ、 78・・・・・・ケーブル。 第  2  図 第  4  図 第  5  図 1σ   ljD

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)交差する二軸線間のなす角度を計測するための角
    度計において、基端に被測定対象の第1の部位への設定
    部を有する第1のジョイント軸と、基端に被測定対象の
    第2の部位への設定部を有し先端部が前記第1のジョイ
    ント軸の先端部にユニバーサルジョイントを介して連結
    された第2のジョイント軸と、起歪面が互いに直交する
    ように対をなして配設され前記第1および第2のジョイ
    ント軸の一方にそれぞれ基端が固定され他方の前記ジョ
    イント軸に先端が略点接触の状態で支持された少くとも
    1対の起歪板と、前記各起歪板の起歪面に添着されその
    各起歪面に生じるひずみに応じた抵抗変化率を示すひず
    みゲージとを具備し、前記一方のジョイント軸に対する
    前記他方のジョイント軸の互いに直交する二平面内での
    角度変化を同時に計測し得るように構成したことを特徴
    とする角度計。
JP26961584A 1984-12-22 1984-12-22 角度計 Pending JPS61148301A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020041994A (ja) * 2018-09-13 2020-03-19 株式会社大林組 地中変位計および地中変位算定方法

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JPS5544916A (en) * 1978-09-25 1980-03-29 Maraku Suchiibun Method of and apparatus for centering drive shaft and driven shaft

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