JPS61144521A - 温度センサ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く発明の技術分野〉 本発明は、電子温度計の温度センサに関し、特に電子体
温計において使い捨て可能な温度センサに関する。

〈発明の概要〉 本発明は、感温素子に接続されたリード線の一部を紙等
のシートで保持し，更にこの保持シートに感温素子の温
度特性の補正量を示す表示を設けた温度センサである。

く従来技術とその問題点〉 一般に感温素子を有する温度センサと本体部が分離可能
な電子温度計、特に電子体温針か既知である。このよう
な電子体温計は，温度センサが使い捨てできるので、病
院等において多数の被検者の体温を測定する場合、衛生
的である。

しかしながら感温素子のリード線は非常に細いので巻ぐ
せがある。したがって被検者の口にくわえ易くしたり、
また温度計本体のコネクタに接続し易くするために、リ
ード線を真直に保持しなければならない。

従来この種の亀子体温計の温度センサは第７図に示すよ
うに、サーミスタ等の感温素子１及びリード線２全体を
保持するために絶縁層３で両側から被覆し、更に体温計
本体部との電気的接続を行うために絶縁層３の表面及び
裏面にリード部４を形成していた。

更に第８図に示すように，第７図のリード部を設ける代
りに，絶縁層３にリード線２を露出するための開口３ａ
を設けていた。

しかしながら、このような構成では，感温素子１とリー
ド線２全部を被覆し、又リード部４或いは開口３ａを別
個に設けるのでコストが高くなるという欠点があった。

他方、温度センサを使い捨てにする電子温度計において
は、温度センサと温度計本体との間に電気的特性の互換
性を必要とする。この株の電子温度計に用いられている
感温素子としてはサーミスタが一般的である。しかしな
がらサーミスタはその製造工程上対温就抵抗特性にバラ
つきがあり、温度計本体側でサーミスタからの信号を補
正しなければならない。

〈発明の目的〉 本発明は上記従来例の欠点に鑑み、安価であって自動的
に感温素子の温度特性を補正することのできる温度セン
サを提供することを目的とする。

〈発明の構成と効果〉 本発明は上６ｄ目的を達成するために、感温素子に接続
されたリード線の一部を保持シートで被覆し、該保持シ
ートに前記感温素子の電気特性の補正量を表示したこと
を特徴とする。

本発明はリード線の一部のみを保持シートで被覆し、こ
の保持シートに感温素子の電気特性の補正量を表示する
ようにしたので、温度計本体との互換性があり、コスト
を低減することができる。

本発明は病院等において多数の被検者の体温を測定する
場合に効果的である。

〈実施例の説明〉 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の一実施例の斜視図であり、感温素子ｌ
Ｏは、板状のセラミック１１の表面及び共面に真空蒸着
等で電極膜１２ａ　、　１２ｂが形成されて構成されて
いる。この電極膜１２ａ　、　１２ｂ上にはそれぞれ２
本のリード線２Ｑａ　、　２０ｋ）の先端が想像線で示
す樹脂ディッピング等の公知の方法で形成された被覆１
３により保持されている。尚、この被覆は、紙やプラス
チック等の絶縁層で保持してもよい。

リード線２０ａ　、　２０ｂの後端は、端部２１ａ　、
　２１ｂが突出して露出するように紙やプラスチック等
の絶縁性の２枚の保持シート３０により被覆され、この
保持シート３０上には、感温素子１０特にサーミスタ１
１の基準温度特性（基準温度−抵抗値曲線）からのずれ
量を表わすバーコード４０が設けられている。このバー
コード４０を附した保持シート３０は、製造工程におい
て感温素子１０の電気特性テストの後装着される。尚、
リード線２０ａ。

２０ｂの後端部２１ａ　、　２１ｂは後述する温度計本
体のコネクタとの接続部となる。

前記実施例ではリード線２０ａ　、　２０ｂの後端部２
１ａ。

２１ｂが保持シート３０から突出するように構成したが
、代りに第２図に示すように後端部２１ａ　、　２１ｂ
を、開口３１ａ　、　３１ｂが形成された保持シート３
１で被覆するようにしてもよい。また第３図に示すよう
に１枚の保持シート３２に接着剤等でリード線２０ａ　
、　２０ｂの後端部２１ａ　、　２１ｂを固定してもよ
い。

第４図は、第１図の温度センサが接続される温度計本体
５０の斜視図であり、第５図は温度計本体５０において
温麓センサとの電気的接続を行うコネクタ部５１の拡大
斜視図である。

第４図において温度計本体５０上には、後述する電気回
路のリセットボタン５２及び温度表示部５３が配置され
ている。

第５図においてコネクタ部５１には温度センサのリード
線後端部２１ａ　、　２１ｂを挿入するための孔５１１
ａ　、　５１１ｂが形成され、この孔５１１ａ　、　５
１１ｂ内にはリード線２０ａ　、　２０ｂと電気的接続
を行う不図示のコンタクトが設けられている。コネクタ
部５１の下部ハウジング５１ａには温度センサの保持シ
ート３０を配置するための開口５１２が設けられ、この
開口５１２には保持シート３０のバーコード４０を読取
るためのバーコードリーダ５１３が設けられている。５
１４は保持シート３０が当接したときにバーコードリー
ダ５１３の動作を開始するためのマイクロスイッチであ
り、５１５は下部ハウジング５１ａと共に温度センサの
保持シート３０を把持するための蓋部である。尚、この
コネクタ部５１は温度計本体と別構成とし、それぞれケ
ーブル等で接続するようにしてもよい。

第６図は上記温度計本体５０の電気系のブロック図であ
り、上述の温度表示部５３、バーコードリーダ５１３、
マイクロスイッチ５１４の他に、感温素子１０からのア
ナログ信号をディジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換器５
０１及び後述する動作を行う演算処理部（ＣＰ　Ｕ　）
　５０２を含み構成されている。

上記構成の電子体温計を使用する場合、まず第１図の温
度センサの感温素子１ｏの方を被検者の舌下に配置する
。

他方、測定者は、温度センサの保持シー）３０の方を温
度計本体５０のコネクタ５１の開口５１２に配置すると
共に、リード線後端部２１ａ　、　２１ｂをソｔＬソｔ
’Ｌ孔５１１ａ　、　５１１ｂに挿入して温度センサの
感温素子１０と温度計本体５ｏとの電気的接続を行う。

上記の如く保持シート３０が開口５１２内に配置される
とマイクロスイッチ５１４がＯＮとなり、バー：’−１
’！Ｊ−タｓ１３が保持シート３ｏ上のバーコード４０
７）読取る。

ここで測定者が温度計本体５ｏ上のリセットスイッチ５
２をＯＮにすると、温度センサの感温素子１０の信号（
アナログ量）がＡ／Ｄ変換器５０１でデジタル信号に変
換される。次にＣＰ　Ｕ　５０２は、このディジタル信
号の温度データと、バーコードリーダ５１３で読取られ
た感温素子１０の基準温度特性からのずれ量とにより正
確な温度を演算し、この温度を温度表示部５３に表示さ
せる。

前記実施例では感温素子の゛１気特性の補正をバーコー
ドで行うようにしたが、代りに温度センサの保持シート
に面積や磁気で補正量を記憶させ、温度計本体側にこの
読取手段等を設けてもよい。

また温度センサの保持シートに当該感温素子の補正量を
、例えばマーク、文字、色別にランク別に表示し、他方
温度計本体側に上記のランク別の補正量をストアするメ
モリと、このランクを選択するスイッチとを設け、感温
素子からの信号を、メモリからスイッチで選択して読出
した補正量で補正するようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の斜視図Ｓ第２図は本発明の
第２の実施例の要部斜視図、第３図は本発明の第３の実
施例の要部斜視図、第４図は電子体温計の斜視図、第５
図は第４図のコネクタ部の拡大斜視図、第６図は第４図
の電子体温計の電気系のブロック図、第７図は従来の温
度センサの分解斜視図、第８図は従来の他の温度センサ
の分解斜視図である。 １０−・・感温素子、２０ａ　、　２０ｂ　・・・リー
ド線、２１ａ。 ２１ｂ・・・リード線後端部、３０，３１．３２・・・
保持シート、４０・・・バーコード、５１３・・・バー
コードリーダ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 感温素子に接続されたリード線の一部を保持シートで被
   覆し、該保持シートに前記感温素子の電気特性の補正量
   を表示した温度センサ。