JPS61143550A - サ−メツト製ドツトワイヤ− - Google Patents
サ−メツト製ドツトワイヤ−Info
- Publication number
- JPS61143550A JPS61143550A JP26394084A JP26394084A JPS61143550A JP S61143550 A JPS61143550 A JP S61143550A JP 26394084 A JP26394084 A JP 26394084A JP 26394084 A JP26394084 A JP 26394084A JP S61143550 A JPS61143550 A JP S61143550A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbonitride
- cermet
- dot
- dot wire
- weight
- Prior art date
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、ドツトプリンターに使用されるドツトワイヤ
ーにおける耐摩耗性、耐蝕性、耐欠損性の改善に関する
ものである。
ーにおける耐摩耗性、耐蝕性、耐欠損性の改善に関する
ものである。
(従来技術)
従来ドツトワイヤーとしては、ハイス、炭化タングステ
ン(W C)超超硬合金が主に使用されている。ハイス
はその耐蝕性、耐摩耗性がWCC超超硬合金比べ劣るた
め、WCC超超硬合金移行しつつある。一方WC基超硬
合金はハイスに比べれば耐蝕性、耐摩耗性はあるものの
、インクの種類によっては耐蝕性が問題になる場合があ
る。また比重が13〜14 g /cdと高く慣性力が
大きくプリントの高速化に追従し得ない欠点をもつ。
ン(W C)超超硬合金が主に使用されている。ハイス
はその耐蝕性、耐摩耗性がWCC超超硬合金比べ劣るた
め、WCC超超硬合金移行しつつある。一方WC基超硬
合金はハイスに比べれば耐蝕性、耐摩耗性はあるものの
、インクの種類によっては耐蝕性が問題になる場合があ
る。また比重が13〜14 g /cdと高く慣性力が
大きくプリントの高速化に追従し得ない欠点をもつ。
(本発明が解決しようとする問題点)
本発明は上記WCC超超硬合金製ドツトワイヤー ・の
耐摩耗性、耐蝕性をさらに改良し、かつ高速化へ追従す
るために重量を軽くすることを目的とする。
耐摩耗性、耐蝕性をさらに改良し、かつ高速化へ追従す
るために重量を軽くすることを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
耐摩耗性、耐蝕性を改善するため、従来のWCC超超硬
合金代わり、炭窒化チタン(Ti(CN))基サーメッ
トの検討を行なった。Ti(CN)基サーメットは比重
も6〜9g/’a&と軽く、高速化への追従も可能であ
るし、また耐摩耗性、耐蝕性もWCC超超硬合金り優れ
ている。しかしながらTi(CN)基サーメットはWC
C超超硬合金比べ、その主成分である炭化物の性質上、
靭性に欠く欠点をもっているため、これまで小径のドツ
トワイヤー等に使用することは不可能であった6本発明
者は上述のTi (CN)基サーメットが靭性に欠ける
原因を追及、検討した結果、次のような事実を得た。
合金代わり、炭窒化チタン(Ti(CN))基サーメッ
トの検討を行なった。Ti(CN)基サーメットは比重
も6〜9g/’a&と軽く、高速化への追従も可能であ
るし、また耐摩耗性、耐蝕性もWCC超超硬合金り優れ
ている。しかしながらTi(CN)基サーメットはWC
C超超硬合金比べ、その主成分である炭化物の性質上、
靭性に欠く欠点をもっているため、これまで小径のドツ
トワイヤー等に使用することは不可能であった6本発明
者は上述のTi (CN)基サーメットが靭性に欠ける
原因を追及、検討した結果、次のような事実を得た。
Ti(CN)基サーメットは結合相と炭窒化物相のぬれ
性を改善するためM 、 、 W 、 T a等を添加
するのが一般的となっている。しかし、これら添加物の
挙動を調べると第1図(A)に示すように、Ti(CN
)粒子の周辺にM 、 、 W 、 T a等を多量に
含む、いわゆる周辺組織を形成する。この周辺組織はそ
の成分の関係上Ti(CN)に比べ結合相に対するぬれ
性が良<Ti(CN)基の靭性を改善させるのであるが
、反面第1図(B)に示すように炭窒化物粒子同志を接
触させる傾向にある。この炭窒化物粒子同志の接触(以
下スケルトンと称す)は、クラックの伝播抵抗を下げ、
靭性がさらに改善されない最大の要因となっている。例
えば、同一体積率(15VO1%)の結合相においてT
i (CN)基サーメットとWCC超超硬合金スケルト
ンの度合を実際の組織写真から定量的に測定してみると
、 Ti(CN)基サーメットでは全炭化窒化物粒子の
表面積に対し、接触部の面積は30〜40%であり、W
CC超超硬合金同10〜15%に比べ格段と高い値とな
っている。
性を改善するためM 、 、 W 、 T a等を添加
するのが一般的となっている。しかし、これら添加物の
挙動を調べると第1図(A)に示すように、Ti(CN
)粒子の周辺にM 、 、 W 、 T a等を多量に
含む、いわゆる周辺組織を形成する。この周辺組織はそ
の成分の関係上Ti(CN)に比べ結合相に対するぬれ
性が良<Ti(CN)基の靭性を改善させるのであるが
、反面第1図(B)に示すように炭窒化物粒子同志を接
触させる傾向にある。この炭窒化物粒子同志の接触(以
下スケルトンと称す)は、クラックの伝播抵抗を下げ、
靭性がさらに改善されない最大の要因となっている。例
えば、同一体積率(15VO1%)の結合相においてT
i (CN)基サーメットとWCC超超硬合金スケルト
ンの度合を実際の組織写真から定量的に測定してみると
、 Ti(CN)基サーメットでは全炭化窒化物粒子の
表面積に対し、接触部の面積は30〜40%であり、W
CC超超硬合金同10〜15%に比べ格段と高い値とな
っている。
本発明者は以上の観点から炭窒化物のスケルトンを抑制
すべく種々検討した結果、例えば周辺組織形成元素を前
もってTi(CN)と固溶せしめた原料を使い、周辺組
織形成量を減少させることが可能であること等を見い出
した。あるいは原料に制約をつけなくとも炭窒化物粒度
、結合相量、焼結条件等でスケルトンの形成量を抑制す
ることも可能である。このように製造条件を種々留意し
たTi(CN)基サーメットは前述のスケルトンの比率
は10〜15%であり、WCC超超硬合金優るとも劣ら
ぬ靭性を得ることが可能である。
すべく種々検討した結果、例えば周辺組織形成元素を前
もってTi(CN)と固溶せしめた原料を使い、周辺組
織形成量を減少させることが可能であること等を見い出
した。あるいは原料に制約をつけなくとも炭窒化物粒度
、結合相量、焼結条件等でスケルトンの形成量を抑制す
ることも可能である。このように製造条件を種々留意し
たTi(CN)基サーメットは前述のスケルトンの比率
は10〜15%であり、WCC超超硬合金優るとも劣ら
ぬ靭性を得ることが可能である。
このように靭性を改善したサーメットドツトワイヤーは
、WCに比べTi(CN)の耐摩耗耐蝕性に優れる利点
より高寿命かつ軽量のため高速化にも追従し得るもので
ある。
、WCに比べTi(CN)の耐摩耗耐蝕性に優れる利点
より高寿命かつ軽量のため高速化にも追従し得るもので
ある。
次に数値を限定した理由について述べる。
複炭窒化物の量は50%未満だと所望の耐摩耗性が得ら
れなく、90%を越えて含有すると合金の靭性をそこな
うため50〜90%とした。
れなく、90%を越えて含有すると合金の靭性をそこな
うため50〜90%とした。
Tiを除< 4a、5a、6a属の置換量は10%未満
だとTi(CN)と結合相のぬれ性を改善する効果が少
なく70%を越えて含有するとTi(CN)本来の耐摩
耗性、耐蝕性が劣化するため10〜70%とした。
だとTi(CN)と結合相のぬれ性を改善する効果が少
なく70%を越えて含有するとTi(CN)本来の耐摩
耗性、耐蝕性が劣化するため10〜70%とした。
結合相は10%未満では、合金の耐欠損性が悪くまた5
0%を越えて含有すると耐摩耗性をそこなうため10〜
50%とした。
0%を越えて含有すると耐摩耗性をそこなうため10〜
50%とした。
(実施例)
次に本発明サーメット製ドツトワイヤーを実施例により
比較ドツトワイヤーと対比しながら説明する。
比較ドツトワイヤーと対比しながら説明する。
原料粉末をC/N=3として第1表の組成になるようボ
ールミルで96hr、混合粉砕をし可塑剤添加の後、混
錬を行いφ0.5画の丸棒で押出成型した。
ールミルで96hr、混合粉砕をし可塑剤添加の後、混
錬を行いφ0.5画の丸棒で押出成型した。
次に脱脂し1350℃で30分焼結を行ないワイヤーを
作製した。次にこのワイヤーをφ0.3+nmにセンタ
レス研削をしドツトワイヤーを作製した。この合金の物
性を第1表に併記する。抗折力はスパンキヨリ10■の
3点曲げテストによる結果である。
作製した。次にこのワイヤーをφ0.3+nmにセンタ
レス研削をしドツトワイヤーを作製した。この合金の物
性を第1表に併記する。抗折力はスパンキヨリ10■の
3点曲げテストによる結果である。
次に片持ちで振幅4m、50Hz、応力130 kg
/ m ”で疲労テストを10回行ない、欠損した疲労
回数の平均を求め、これを第2表に示す、また実装テス
トを行ない先端の摩耗量を第2図に従い測定した結果を
第3表に示す。
/ m ”で疲労テストを10回行ない、欠損した疲労
回数の平均を求め、これを第2表に示す、また実装テス
トを行ない先端の摩耗量を第2図に従い測定した結果を
第3表に示す。
(発明の効果)
以上の結果より本発明サーメット製ドツトワイヤーは、
靭性の劣化なく著しく耐摩耗性を向上し得ることが明ら
かである。尚1本発明サーメットは密度も6.0〜9.
0 g /a#程度でWCC超超硬合金約半分であり、
今後の高速化に十分に追従し得るものである。
靭性の劣化なく著しく耐摩耗性を向上し得ることが明ら
かである。尚1本発明サーメットは密度も6.0〜9.
0 g /a#程度でWCC超超硬合金約半分であり、
今後の高速化に十分に追従し得るものである。
第1図は周辺組織と周辺組織による炭窒化物の接触を模
式的に示したものである。 第2図は摩耗量の測定位置を示す。 a:摩耗量 図面の浄書C内容に変更なし) t1凹 て2凹 手続補正書(方式) 2、発明の名称 セイ サーメット製ドツトワイヤー 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人
式的に示したものである。 第2図は摩耗量の測定位置を示す。 a:摩耗量 図面の浄書C内容に変更なし) t1凹 て2凹 手続補正書(方式) 2、発明の名称 セイ サーメット製ドツトワイヤー 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人
Claims (1)
- 1)分散相形成成分として、1以上のC/N比をもつ炭
窒化チタンにおけるTiの1部を10〜70%重量の範
囲で、Tiを除く周期律表の4a、5aおよび6a族金
属のうち1種または2種以上で置換した複炭窒化物50
〜90重量%と、結合相形成成分として鉄属金属のうち
1種または2種以上および不可避不純物:残り、10〜
50重量%からなることを特徴とするサーメット製ドッ
トワイヤー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26394084A JPS61143550A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | サ−メツト製ドツトワイヤ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26394084A JPS61143550A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | サ−メツト製ドツトワイヤ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61143550A true JPS61143550A (ja) | 1986-07-01 |
JPH0433861B2 JPH0433861B2 (ja) | 1992-06-04 |
Family
ID=17396371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26394084A Granted JPS61143550A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | サ−メツト製ドツトワイヤ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61143550A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6377749A (ja) * | 1986-09-20 | 1988-04-07 | Hitachi Tool Eng Ltd | 表面被覆サ−メット製ドットワイヤ− |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS529008A (en) * | 1975-07-14 | 1977-01-24 | Mitsubishi Metal Corp | Tough cermet containing metal carbide or nitride |
JPS52128812A (en) * | 1976-04-23 | 1977-10-28 | Mitsubishi Metal Corp | Cermet of titanium carbo=nitride dispersion type |
JPS542912A (en) * | 1977-06-10 | 1979-01-10 | Mitsubishi Metal Corp | Sintered hard alloy |
JPS59126751A (ja) * | 1983-01-06 | 1984-07-21 | Daijietsuto Kogyo Kk | 超硬合金 |
-
1984
- 1984-12-13 JP JP26394084A patent/JPS61143550A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS529008A (en) * | 1975-07-14 | 1977-01-24 | Mitsubishi Metal Corp | Tough cermet containing metal carbide or nitride |
JPS52128812A (en) * | 1976-04-23 | 1977-10-28 | Mitsubishi Metal Corp | Cermet of titanium carbo=nitride dispersion type |
JPS542912A (en) * | 1977-06-10 | 1979-01-10 | Mitsubishi Metal Corp | Sintered hard alloy |
JPS59126751A (ja) * | 1983-01-06 | 1984-07-21 | Daijietsuto Kogyo Kk | 超硬合金 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6377749A (ja) * | 1986-09-20 | 1988-04-07 | Hitachi Tool Eng Ltd | 表面被覆サ−メット製ドットワイヤ− |
JPH0476310B2 (ja) * | 1986-09-20 | 1992-12-03 | Hitachi Tool |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0433861B2 (ja) | 1992-06-04 |
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