JPS61142191A - 給油装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ローりと油槽所すなわちデポの制御装置との
間にアース線を結線するとともに、情報の伝送ラインも
結合するためのコネクタを備えた給油装置に関する。

［従来技術］ 周知のように、各種の油を油槽所においてローリに給油
する場合或いはローりから給油所の地下タンクへ供給す
る場合、静電気による火花がガソリンに引火するおそれ
があるので、ローりはアースされなければ給油できない
ようになっている。

そのためにアースコネクタによってローりとデポの制御
装置との間をアースし、制御装置がアースされたことを
検知すると、給油が可能となるようになっている。他方
、ローりにも例えば送信回路、給油データメモリ、給油
制御メモリ等を備えた制御装置を搭載したものが使用さ
れており、このような制御装置を備えたローりに給油す
るときは、給油操作に先だちローりの制御装置とデポの
制御装置との間を別のコネクタで結線しなければならな
い。

と、ころで、上記の説明からも明らかなように、アース
結線をしなければ給油できないので、アース結線を忘れ
ることはないが、制御装置の結線は行われなくても給油
できるので、結線忘れのおそれがあり、両制御装置間の
結線をせずに給油すると、誤給油することがある。また
従来の装置においては、ローりとデポの制御装置との間
は、アース用のコネクタでアース結合すると共に、更に
別のコネクタで信号用のワイヤ結線もしなければならず
、結線操作が面倒であるという欠点があった。

［発明の目的］ したがって、本発明は、ローりの制御装置と、デポの制
御装置との間の結線を忘れることがなく、かつ−回の結
線操作でアース結線もできる給油装置を提供することを
目的とするものである。

［発明の構成及び作用効果］ 本発明によれば、デポに設けた制御装置と、ローりに設
けた制御装置との間の信号伝達手段を、アースコネクタ
に一体に組込むように構成されている。

したがって、アースコネクタに信号伝達手段が一体的に
組込まれているので、アースコネクタを操作してローり
とデポの制御装置とをアース結線すると同時にローりの
制御装置とデポの制御装置との間の信号伝達手段も結合
される。それ故に信号伝達手段の結線忘れを生じること
はない。また−回のコネクタの結合操作で複数の結線す
なわちアース結線と信号伝達手段の結線とができるので
、結線操作が簡単にできる。

［好ましい実施例］ 本発明の好ましい実施例によると、ローりの各ハツチに
は、高精度の油面計を設け、そしてこれらの油面計をロ
ーりの制御装置を介してデポの制御装置に結合する。こ
のように構成すると、流量計のチェックをその液面計に
よって行うことができる。また油がハツチに残っている
ことも検出できるので、定量給油時にオーバーフロー等
の事故も未然に防ぐことができ、さらにハツチ内の残ω
が正確に解るので、ローりからの測り売りも可能となる
。その他日−リーの機器に積込んだ油種、品性等のデー
ターを伝送するとともに逆に制御装置側にローリ−の情
報（車番、運転者等）を伝送することもできる。

［実施例］ 以下本発明の実施例を添付図面によって説明する。

第１図は本発明を実施した給油装置を用いてローリに給
油をしている所が示されている。デポには全体を符号１
で示すラックが形成され、そのラックには複数の給油装
置２ａ〜２Ｃが設けられ、そしてこれらの給油装置２を
制御する制御装置５０がラック１に設けられている。制
御装置はハツチ番号識別手段、油種判別手段等を内蔵し
ており、そしてラック１の上方に表示部３ａ〜３Ｇを備
えている。給油装置２ａは、例えばハイオクタンガソリ
ン、給油袋＠２ｂはレギュラーガソリン、そして給油装
置２Ｃは軽油をそれぞれ供給するものである。

ローリ５はタンク７を有し、そのタンク７は複数のハツ
チ８ａ〜８ｄに区切られている。そして各ハツチ８ａ〜
８ｄには、高精度の液面センサ４１が設けられており、
この液面センサ４１からの信号はローりに搭載された制
御装置４０に入力されるようになっている。各ハツチ８
ａ〜８ｂには、また油種センサ４２も設けられており、
給油される油種が正しいか否かを判断できるようになっ
ている。ローリ５の制御装置４０は、送受信回路、メモ
リ等を内蔵し、ロム（ＲＯＭ＞には車番が記憶され、読
み出しと書き込みの両機能をもったラム（ＲＡＭ）には
出荷データが記憶されるようになっている。ローりの制
御装置４０は、公知の如くキーボード４３、表示器４４
、プリンター４５等を有している。

給油装置２のそれぞれのローディングアーム６には、ハ
ツチセンサ６０が設けられている。このハツチセンサ６
０は、ローディングアーム６が挿入されたハツチの番号
を検出し、そのハツチにそのローディングアームから給
油してもよいかどうかを判断するためのものである。し
たがって、制御装置５０にはハツチ番号の識別手段、記
憶手段、判断手段、出力手段等が内蔵され、正しい油種
かどうかを判断し、油種が誤っている場合は、その報知
出力が出力され、警報し、また正しい場合は、給油許可
信号が発せられるようになっている。

ラック１に設けられている制御装置５０には、前述した
ように、給油データを記憶している記憶手段、正しい油
種であるか否かを判断する判断手段等を有すると共に、
送受信回路を備えている。

スタートスイッチＳＷはローディングアーム６に設けら
れ、これらのスイッチ信号は制御装置５０に入力される
ようになっている。制御装置５０には、これらの信号と
共に流量計１２の信号も入力され、その出力は、前述の
油種の判断信号のほかに、送油管に設けられている弁１
３を制御し、対応する表示計３ａ〜３Ｃには給油量等が
表示されるようになっている。

ラック１から離れた事務所Ｏ内には、制御装置９が設け
られており、ラックの制御装置５０はラインＬを介して
この制御装置９に接続されている。

事務所Ｏ内の制御装置は、出荷データを入力する入力釦
１４、出荷伝票や日報、月報等を印字するプリンタ１６
及びディスプレイ１５等を有している。

第２図および第３図はアースコネクタの一実施例を示し
、第４図はアースコネクタの他の実施例を示している。

これらの図面によってアースコネクタの実施例を説明す
る。

第２図および第３図に示すアースコネクタ２０は、無接
点タイプの信号線コネクタを一体に組込んだもので、円
板状のアース板で構成された連結部２１と、カップ状の
結合体で構成された被連結部２２から成っている。連結
部２１は取付片２３をローりのボディ２４の適所に、こ
の取付片２３を介してボルト・ナツト２５で電気的に密
着固定されている。連結部２１の中心部には、第１の信
号伝達手段（例えば結合コイル）２７が取付けられ、こ
の第１の信号伝達手段２７はライン２８を介してローり
の制御装置４０に接続されている。

連結部２１の前面には、位置決めも兼用するアース用の
突起３０が複数個同心円的に設けられている。このよう
に、第１の信号伝達手段２７はアース板２１の面と略同
−面になっている。

カップ状の結合体よりなる被連結部２２は、連結部２１
と対をなすもので、その略中心位置には、第１の信号伝
達手段２７と対をなす第２の信号伝達手段３３（例えば
結合コイル）が設けられ、この第２の信号伝達手段３３
はライン３４によって、ラックに設けられた制御装置５
０ｋｍ連結されている。またラックに設けた制御装置５
０からは（図示の例では２本）アース線３５が延び、こ
れらのアース線３５は被連結部２２に設けたばね３６に
よってアースコンタクト３７に電気的に結合されている
。アースコンタクト３７は、第２の信号伝達手段３３の
半径方向外方に設けられている。また連結手段すなわち
磁石３１も同様に複数個設けられている。そして、これ
らアースコンタクト３７はアース用の突起３０．３０と
結合するようになっている。したがって、被連結部２２
のアースコンタクト３７．３７を突起３０．３０と結合
するように操作すると、磁石３１．３１によって被連結
部２２は連結部２１に連結保持される。それ故にローり
のボディ２４は取付片２３からアース用の突起３０、ア
ースコンタクト３７ばね３６及びアース線３５を介して
ラックに設けた制御装置５０に連結されてアースされる
。それと同時に、ローりの制御装置４０とラックの制御
袋＠５０との間も、第１および第２の信号伝達手段２７
．３３を介して無接点的に連結される。

第４図にはコネクタの別の実施例が示されている。この
コネクタは接触タイプの信号線コネクタを一体に組込ん
だもので、第１および第２の信号伝達手段５１．５２の
プラグ５４、ソケット５３が接続時には直接的に接触す
るようになっている。

その他の構成要素は、第１図、第２図に示すものと実質
的に同じであるから、同じ参照符号を付して省略する。

次に主として第５図を参照して作動について説明する。

ローりの制御装置４０のロムには読み出し専用のメモリ
が設けられ、車番が記憶されている。また各ハツチ８ａ
〜８ｄに設けた液面ヒンサ４１および油種センサ４２が
連結されている。またラックに設けた制御装置５０には
各車番毎に積み込む油量、油種をあらかじめ記憶してお
く。ローリ５の運転者は事務所Ｏから出荷伝票を受けて
ローリをラック１に横付けする。そして被連結部２２を
連結部２１に接続し、アースコネクタ２０が連結される
。すると、ローリ５がアースされると共に、第１および
第２の信号伝達手段２７．３３も同時に接続される。し
たがって、アースされると同時にローリ５の制御装置４
０に記憶されている車番が読み取られ、該車番の出荷デ
ータがラックの制御装置５０からローりの制御装置４０
に伝わる。

次に、出荷伝票に基づいて、ローリ５のハツチにローデ
ィングアーム６を挿入し、ハツチセンサ６０を接続する
。すると、制御装置５０は、正しい油種であるか否かを
判断し、正しくない場合は警報が発せられ、正しい場合
は給油許可手段が許可信号を発する。

したがって給油量を設定してスタートスイッチＳＷを押
すと、給油が開始される。給油中の制御はラックのＩＩ
Ｉ　ｍ装置５０で行われ、プリセット量に達すると、制
御装置５０は、弁１３を閉じる信号を出力し、該弁１３
は閉じる。プリセット量に達する前にハツチが満タンに
なると、ハツチに設けられている液面センサ４１からの
信号を受けて口−りの制御装置４０が満タン信号を出力
し、この信号を受けて、ラックの制御装置５０は弁１３
を閉じる。

また、油種センサ４２で検知された油種と出荷伝票の油
種が異なっている場合にも、給油は停止される。

以上のようにして給油作業が終了すると、ハツチセンサ
６０の被検出器と検出器との接続を解き、アースコネク
タ２０の接続も解く。かくして、事務所において制御装
置により打ち出された先に記憶された出荷データに基づ
く納品伝票を受は取り、出車する。

［まとめ］ 以上のように、本発明によると、ローりとデポの制御装
置との間をアース結合するアースコネクタに、信号伝達
手段が一体的に組込まれているので、必ず行わなければ
ならないアース結合をすると、信号伝達手段も同時に接
続される。したがって、信号伝達手段の接続操作を別に
必要とせず、接続忘れをすることもない。また接続を解
く場合も、従来のようにわずられしさはなく、アース結
合を解くと、信号伝達手段の結合も解かれる。したがっ
て油槽所での給油操作が簡単であると共に、確実に行わ
れるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は本発明を実施し
たデポの一例を示す斜視図、第２図はアースコネクタの
１実施例を示す断面図、第３図は第２図において矢視Ｉ
Ｉ−Ｍでみた側面図、第４図はアースコネクタの他の例
を示す第２図と同様な断面図、Ｍ５図はｉ！ＩＪＩ１１
回路を示すブロック図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. デポに設けた制御装置と、ローリに設けた制御装置との
   間の信号伝達手段を、アースコネクタに一体に組込んだ
   ことを特徴とする給油装置。