JPS61140446A - 繊維マツトのロ−ルアツプ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、吸音断熱材として多用されるグラスウールマ
ント等の帯状の繊維マットを、芯材を用いずにロール状
に巻上げるための装置で、詳しくは、巻上げ空間を囲む
状態にそれらの搬送面を位置させていて、前記各搬送面
を、これら搬送面に内接する円の半径方向外方に位置変
更させながら、その長手方向一端側から前記巻上げ空間
内に供給されてくる帯状の繊維マットを前記内接円の円
周に沿って順送りすることにより、繊維マットをロール
状に巻上げる複数のロールアップ用コンベアを設けてあ
る繊維マットのロールアップ装置に関する。

〔従来の技術〕

従来のかかる繊維マットのロールアップ装置においては
、前記繊維マントの供給に伴って搬送面に内接する円周
、つまり、巻上げ空間の径を増大させるように搬送面を
半径方向外方に位置変更させるに、搬送面に作用する巻
上げ繊維マットの反発力が設定値となるように搬送面を
位置変更させる機構を設けていた（たとえば特公昭４Ｂ
−４４１１５号公報）。

しかし、前記従来手段によるときは、繊維マットの密度
が異なれば反発力も異なるため、密度が相異する設定長
さの各種繊維マットを所定の径に巻上げるには、各繊維
マット毎に、その繊維マットの反発力に相当する外力を
もって搬送面が巻上げ繊維マントを押圧するように搬送
面に外力を付与して、巻上げられる繊維マットの厚さを
揃えなければならず、その結果、搬送面位置変更機構に
、搬送面に付与する外力を調整できる機能が必要となっ
て、構造が複雑化し、かつ、コストが高く付くといった
欠点がある。

しかも、一般に、繊維マットは全長において密度が一定
していす、密度のバラツキがあるため、巻上げられた繊
維マットに厚さのバラツキが生じ、その結果、設定長さ
の繊維マットを所定の径に正確に巻上げることができな
い欠点があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、かかる従来欠点に着目して勘案されたもので
あって、その目的は、構造簡単、かつ、安価な構成をも
って、密度の異なる設定長さの各種繊維マットを、繊維
マットの密度のバラツキにかかわらず所定の径に正確に
巻上げることができるようにする点にある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的達成のために講じた本発明による繊維マットの
ロールアップ装置の特徴構成は、前記繊維マットの供給
に伴って、前記巻上げ空間内に供給された繊維マットの
長さに比例して前記内接円の径が増大するように、前記
搬送面を半径方向外方に位置変更させる機構を設けてあ
る点にあり、それによる作用効果は次の通りである。

〔作　用〕

繊維マットの密度に関係なく、搬送面に内接する円、つ
まり、巻上げ空間の径がその巻上げ空間内に供給された
繊維マットの長さに比例して増大するように、繊維マッ
トの供給に伴って搬送面を半径方向外方に位置変更させ
ることにより、繊維マントをロール状に巻上げるから、
巻上げ繊維マットの反発力に抗して巻上げ繊維マットを
押付けるように搬送面に付与する外力を繊維マットの密
度に応じて変更するといったことが不要で、密度の異な
る設定長さの各繊維マットを密度のバラツキにかかわら
ず設定厚さで正確に巻上げることができる。

〔発明の効果〕

その結果、構造簡単、かつ、安価で、しかも、密度の異
なる設定長さの各繊維マットを所定の径に巻上げること
ができる繊維マットのロールアップ装置を提供できるよ
うになった。

〔実施例〕

次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

グラスウールマット等、帯状の繊維マット（ａ）をロー
ル状に巻上げるための装置であって、これは、それらの
搬送面（１ａ）を正三角形の各辺に沿う状態に位置させ
ていて、前記各搬送面（１ａ）を、それらに内接する円
の半径方向外方に位置変更させながら、搬送面（１ａ）
で囲まれた巻上げ空間（Ａ）内に長手方向一端側からコ
ンベア（２）を介して供給されてくる繊維マット（ａ）
を前記内接円の円周に沿４て順送りすることにより、繊
維マット　（ａ）をロール状に巻上げる三つのロールア
ップ用ベルトコンベア（１）を設けるとともに、前記繊
維マット軸）の供給に伴って前記搬送面（１ａ）をベル
トコンベア（１）ごと半径方向外方に位置変更させる機
構（３）を設けて、構成されている。

前記ベルトコンベア（１）は、搬送始端側を支点（Ｒ）
とする揺動により、搬送面（１ａ）を前記のように位置
変更するものであって、供給コンベア（２）に連なるベ
ルトコンベア（１）は、第２図中の二点鎖線で示すよう
に、それの搬送下手側に連なるベルトコンベア（１）ど
の間に巻上げたロール状の繊維マット（ａ）を落下排出
する口を形成するように、巻上げ終了位置よりも半径方
向外方の位置にまで揺動可能に構成されている。

前記搬送面位置変更機構（３）は、各ベルトコンベア（
１）を支点（Ｒ）周りに揺動させるシリンダ（３Ａ）を
備えており、そして、前記巻上げ空間（Ａ）内に供給さ
れた繊維マット（ａ）の長さに比例して前記内接円の径
を増大させるように、繊維マット　（ａ）の供給に伴っ
て前記搬送面（１ａ）を半径方向外方に位置変更させる
ものである。　つまり、繊維マン）　（ａ）の巻上げ空
間（Ａ）内への供給速度をＶ、繊維マット（ａ）の厚さ
をＴ、繊維マット（ａ）の圧縮残率をρとして、内接円
の面積Ｓが、 ５＝ｐＸＴｘ　ｆｖｄｔ となるように、搬送面（１ａ）を位置変更するものであ
る。　尚、前記供給速度は、ベルトコンベア（１）の速
度を、ベルトコンベア（１）と繊維マット（ａ）とのス
リップの比率で補正した値であり、前記の比率は、通常
、１．０±０．１である。

上記構成によれば、繊維マット　（ａ）の密度に関係な
く、巻上げ時の繊維マット　（ａ）の厚さを一定化して
繊維マット　（ａ）を巻上げるから、密度が異なる各種
の繊維マット（ａ）を巻上げる場合、それら繊維マット
（ａ）の長さが同じであれば、それら繊維マット　（ａ
）を同一径に巻上げることができる。

本発明は次のようにして実施しても良い。

四つ以上のロールアップ用コンベア（１）を、それらの
搬送面（１ａ）が正四角形等の正多角形の各辺に沿うて
位置するように設ける。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る繊維マットのロールアップ装置の実
施例を示し、第１図は巻上げ初期状態を示す概略構成図
、第２図は巻上げ完了に近い状態を示す概略構成図であ
る。 （１ａ）・・・・・・搬送面、（Ａ）・・・・・・巻上
げ空間、（ａ）・・・・・・繊維マント、（１）・・・
・・・ロールアップ用コンベア、（３）・・・・・・搬
送面位置変更機構。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 巻上げ空間（Ａ）を囲む状態にそれらの搬送面（１ａ）
   を位置させていて、前記各搬送面（１ａ）を、これら搬
   送面（１ａ）に内接する円の半径方向外方に位置変更さ
   せながら、その長手方向一端側から前記巻上げ空間（Ａ
   ）内に供給されてくる帯状の繊維マット（ａ）を前記内
   接円の円周に沿って順送りすることにより、繊維マット
   （ａ）をロール状に巻上げる複数のロールアップ用コン
   ベア（１）を設けてある繊維マットのロールアップ装置
   であって、前記繊維マット（ａ）の供給に伴って、前記
   巻上げ空間（Ａ）内に供給された繊維マット（ａ）の長
   さに比例して前記内接円の径が増大するように、前記搬
   送面（１ａ）を半径方向外方に位置変更させる機構（３
   ）を設けてある繊維マットのロールアップ装置。