JPS61140226A - 自動干渉波相殺回路 - Google Patents

自動干渉波相殺回路

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JPS61140226A
JPS61140226A JP59262530A JP26253084A JPS61140226A JP S61140226 A JPS61140226 A JP S61140226A JP 59262530 A JP59262530 A JP 59262530A JP 26253084 A JP26253084 A JP 26253084A JP S61140226 A JPS61140226 A JP S61140226A
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wave
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/10Means associated with receiver for limiting or suppressing noise or interference

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は衛星あるいは地上W#線通信系統で希望波信号
に重畳して受信される干渉波を自動的に除去する手段に
関する。
〔従来の技術〕
移動体通信、業務用小型通信あるいは放送衛星のように
衛星あるいは地上無線通信に対する需要は増大する傾向
にある。これに伴い、静止衛星軌道あるいは周波数資源
は有限であり、近年ますます不足してきた。したがって
無線通信での干渉現象は将来ますます深刻化するものと
推測される。
特に、発展が期待される小型局は設備および特性上の制
限のほかに、設置場所の自由度の上からも干渉による影
響を受は易い、したがって無線通信系統の発展には、強
度の干渉環境の下で高品質の通信を実現する問題を解決
することが急務である。
自動干渉波相殺回路のブロック構成図を第15図に示す
、希望波信号および干渉波信号のフーリエスペクトルを
各々se 、s、とすると、主受信回路01および補助
受信回路02の受信信号XおよびYは X(j ω) −so(j ω)+I(j ω) ・ S+  (j 
ω)十Nゎ (jω)            −−−
−−−−−−−−(1−1)Y(j ω) =S+ (jω)  +D  No)・So (jω)
+N+(j ω)            ・−一−−
−・−−−−・(1−2)になる。ただし■およびDは
それぞれ干渉波源から主受信信号への干渉および希望波
源から補助受信信号への漏れを定義する伝達関数である
。また、NoおよびNl はそれぞれ主受信回路01お
よび補助受信回路02で不可避的に信号に付加される熱
雑音である。多くの場合にI(jω)およびD(jω)
は車に複素係数になる。
この説明ではこの場合を取り扱うものとする。
第15図で符号lは信号合成器、符号2は適応濾波器、
また符号3は誤差検出・制御回路を示す。第15図で、
信号合成器lの出力E)1(jω)はEX  =X−W
Y −(1−DW)S、+ (I−W)S。
+N、−WN、     ・・−・〜・−(1−3)に
なる、ただしWは、適応濾波器2の伝達関数である。
ここで、適応濾波器2を制御する基本的な方法に最小二
乗法がある。最小二乗法によると出力Exの平均二乗値
、すなわち出力電力が最小となるように適応濾波器2の
伝達関数Wが制御される。いま熱雑音の項が無視できる
場合には、最小二乗法の結果として得られる出力信号対
干渉波電力比は補助回路02の出力信号対干渉波電力比
に等しくなることは知られている。ただし補助回路o2
では干渉波を希望信号に、また本来の希望波の漏れは干
渉波と見做す、ここで主受信回路o1の受信信号X、補
助受信回路02の受信信号Yおよび出力Exの出力信号
対干渉波電力比をそれぞれSIX 、 SIYおよび5
IOXで示すと 5IOX −SIY        −・−−−−−−
・(1−4)したがって最小二乗性自動干渉波相殺回路
による出力信号対干渉波電力比の改善比は 510χ     5IY −□    ・・−・−・−(1−5)SIX    
   SIX になり、補助信号と主信号の出力信号対干渉波電力比に
外ならない。
以上説明した動作を第16図に基づいて説明する。
信号は有向線分で表示され、線分の長さは信号の二乗平
均値振幅を表す。また二つの有向線分が直交することは
これらの信号が相互に無相関であることを示す。また、
適応濾波器2の出力WYをベクトルYと同一方向で、大
きさがIWI(Wの絶対値)倍されたベクトルで表すと
、自動干渉波相殺回路出力EXは主信号ベクトルXを通
り、ベクトルYに平行な直線上にくるベクトルで表され
る。
ここで自動干渉波相殺回路出力E、の電力が最小になる
のは、ベクトルE8がベクトルYに直交する場合である
。このときに、自動干渉波相殺回路出力EXがS、軸と
成す角θは補助回路信号Yが31軸と成す角に等しくな
る。自動干渉波相殺回路出力Exの希望波成分と残留干
渉合成成分の電力比は になる。ただしll5II+”は信号S+の電力を表す
すなわち、この自動干渉波相殺回路の出力の干渉波電力
比は主信号の元来の出力信号対干渉波電力比には無関係
に、補助受信回路の出力信号対干渉波電力比により決ま
る。また式(1−5)に示すように最小二乗法により出
力信号対干渉波電力比を改善することが可能になるのは
、補助受信回路の出力信号対干渉波電力比が主受信回路
の出力信号対干渉波電力比よりもかなり良好な場合に限
定される。そのような場合は干渉波が希望波に対して十
分高電力の場合であり、したがって、従来の最小二乗性
自動干渉波相殺回路の応用は軍用通信あるいは衛星通信
受信信号に対する地上通信信号の混入などの特殊な場合
に限られる。通常の衛星通信では、補助信号のSIYは
、主信号のSIXに対し、同等、ないし著しく低い場合
が多く、したがって従来の最小二乗法では、出力の出力
信号対干渉波電力比は入力のそれに対しむしろ劣下する
ことになる。
さて最小二乗法の本質的なこのような制限を除去するに
は、種々の方法がある。
この第一の従来例回路を第17図に示す。この回路は両
偏波周波数再利用通信系統で、交叉干渉を除くことを目
的にしてブレフシ(Plessey)社で開発された交
叉結合回路であり、符号1)および12は信号合成器を
、符号13および14は適応濾波器を、符号15および
16は相関検出器を、符号17および18はハードリミ
タを、符号19および20は直流増幅器を示す。この回
路の動作を第18図に基づいて説明する。いま、直流増
幅器19および20の直流利得を十分に大きい値にする
と前述の最小二乗法による自動干渉波相殺回路の動作原
理により、信号合成器1)および12の出力Exおよび
Evはそれぞれハードリミタ18および17の出力S1
およびSoに直交するうように適応濾波器13および1
4が制御される。ただし出力S、およびS6はそれぞれ
原信号StおよびS、の推定信号を表わす、いま出力E
xおよびE7の初期値が第4図の■、■の位置にあった
とする。このときにハードリミタ1日の小信号抑圧効果
によりその出力S、は出力EvよりもSl軸に近づくの
で、出力E、lは出力S1に直交することによりSD軸
に近づく、この結果としてハードリミタ17の出力SI
、はS、、軸により近づき、それがさらに出力E7を3
1軸に近づけることになる。したがって、熱雑音が無視
できる場合には、このような過程が繰返されて定常状態
では出力EXはS、軸に、また出力EvはSl軸に一致
し、干渉波相殺が完成される。ただしハードリミタ18
による小信号抑圧効果を利用するためには、信号SIl
およびSlはFM信号のようにほぼ一定振幅であること
が必要である。
第二の従来例回路を第19図に示す、これはシダナトロ
ン(Signatron)社でレポラライザ(Repo
la−rizer)という名称で実用化されている回路
であり、符号31および32は自動等化器を示し、符号
33および34は復調器である。図に示すように自動等
化器には外部よりクロック信号を供給する必要がある。
この従来例回路は、実用的ではあるがその応用はディジ
タル通信に限られ、アナログ通信への応用は困難である
これに対してブレフシ社の交叉結合回路は、アナログ通
信への応用も可能であるが、信号の振幅変動が大きい場
合には、特性劣化が大きく、また複数の干渉波を相殺す
る必要がある場合には、回路構成が極めて複雑になり実
現が困難である欠点を有する。   − 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は以上説明した従来例回路の欠点を克服し、アナ
ログおよびディジタル通信の何れにも応用でき、複数干
渉波の除去にも容易に拡張可能で、補助受信回路の出力
信号対干渉波電力比が主受信回路の出力信号対干渉波電
力比よりも低い場合にも利用することができる自動干渉
波相殺回路を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、希望波を受信する主受信回路の出力と、干渉
波を受信する補助受信回路の出力とに接続され、この補
助受信回路の出力が通過し、制御信号によりその周波数
特性を制御できる適応濾波器と、上記主受信回路の出力
とこの適応濾波器の出力とを合成する第一の信号合成器
とを備えた自動干渉波相殺回路で、前述の問題点を解決
するための手段として、上記第一の信号合成器の出力に
基づいて上記希望波を再生する推定希望波発生回路と、
この再生された希望波と、上記第一の信号合成器の出力
とを合成する第二の信号合成器と、この第二の信号合成
器で生成された信号と、上記適応濾波器を通した信号と
の相関を検出する相関検出器と、この相関検出器の出力
を上記適応濾波器の制御信号として供給する回路手段と
を備えたことを特徴とする。
また、指定希望波発生回路が復調および再変調回路であ
ってもよい。
また、指定希望波発生回路が直接再生回路であってもよ
い。
さらに、推定希望波発生回路がハードリミタであっても
よい。
〔作用〕
推定希望波発生回路で、第一の信号合成器の出力に基づ
いて再生された希望波は、第一の信号合成器の出力と第
二の信号合成器で合成され、この合成された信号と、適
応濾波器を通過する信号との相関が相関検出器で検出さ
れ、この検出器の出力により適応濾波器の周波数特性が
制御され、この出力電圧が最小にされる。これにより出
力信号対干渉波電力比が改善される。
〔実施例〕
以下、本発明実施例回路を図面に基づいて説明する。
第1図は、この実施例回路の構成を示すブロック構成図
である。この実施例回路ではn個の干渉波が自動的に相
殺される。第2図はこの実施例回路の動作を示すベクト
ル図である。第3図および第4図は復調・再変調回路を
用いた希望波信号抑圧回路の構成を示すブロック構成図
である。第5図は復調・再変調回路の構成を示すブロッ
ク構成図である。第6図は直接再生回路を用いた希望波
抑圧回路の構成を示すブロック構成図である。第7図は
直接再生回路の構成を示すブロック構成図である。第8
図は直接再生回路の動作を示すベクトル図である。第9
図は直接再生回路を用いた希望波抑圧回路に用いられる
信号闇値検出器の構成を示すブロック構成図である。第
10図はこの信号閾値検出器の動作を示す波形図であり
、図中(イ)に示す波形は包絡線検波器の出力波形を、
(ロ)に示す波形は尖!1(1)i保持回路の出力波形
を、(〕1)に信号波形は比較器の基準人力波形を、(
ニ)に示す波形は信号閾値検出器の出力波形を示す。第
1)図はハードリミタを用いた希望波信号抑圧回路の構
成を示すブロック構成図である。第12図および第13
図はこのハードリミタを用いた希望波信号抑圧回路の動
作を示すベクトル図である。ここで、第12図はAGC
増幅器の利得設定が適合している場合の動作を、また第
13図は適合していない場合の動作を示すベクトル図で
ある。第14図はこの実施例回路が用いられた応用例と
しての自動等化器の構成を示すブロック構成図である。
まず、本発明実施例回路の構成および動作を第1図およ
び第2図に基づいて説明する。
第1図で、符号Xは主受信回路上の信号を示し、符号Y
1.YZ−・−Y7は、補助受信回路の信号を示す。符
号51はfi+1個の入力端子を有する信号合成器、符
号52−1.52−2・・・52−nは適応濾波器であ
り、符号53は信号合成器51の出力Exから希望波信
号を抑圧することにより推定干渉波信号EXを発生する
希望波信号抑圧回路であり、符号54−1゜54−2〜
・・54−nは希望波信号印圧信号53の出力Exと適
応濾波器52−1〜52−nの各々の出力とを相関検出
し、対応する適応濾波器を制御する制御信号を発生する
相関検出・制御回路を示す。符号55は信号合成器51
の出力Exに基づき推定希望波を発生する推定希望波発
生回路を示す。符号56は遅延器を、符号57は信号合
成器を示す。符号58は遅延器を、符号59は相関検出
器を、符号60は標本化保持器を、符号61は低域濾波
器をまた符号62は直流増幅器を示す。
直流利得を十分大きく設けることにより第1図の回路は
、推定干渉波EXが各適応濾波器52−1〜52−nの
出力に対し直交するように動作する。さて主受信回路出
力信号Xおよび各補助受信回路信号Yr (i = 1
.2・−n)は次のように表される。
X ” S o + S I+ N o      ’
−’−’−・・−(2−1)ただし Yi =Di  SD十光Li、S、十糺−・−(2−
3)(i=1. 2. 3− n) 熱雑音が無視できる場合には、信号X、Yi(i=1.
2.−n)はs、 、、s、 、 5z−s、を基底ベ
クトルとするn+1次元空間のベクトルで表示すること
ができる。いま、S+、Sz−・−57すなわち干渉波
からなるn次元空間をKI、希望波Soよりなる一次元
空間をに++と表すものとする。他方、補助受信信号Y
+ 、Yz 、・−・Y7も一つのn次元空間に7を構
成する。式(2−3)に示すように空間KVは空間に、
とは異なるがその原因は伝達関数D8を通じて各補助信
号Y、に希望波S、が混入してくることにある。空間に
、と空間KYの異なる尺度は、単一干渉波の場合と同様
に角度θV1で表わすことができる。すなわち、一義的
に定まる空間KI上のベクトルSsと、空間K。
上のベクトルY、とのなす角度として単一干渉波の場合
と全く同様の図表示が可能である。
第1図の信号合成器51の出力EXは E、=X−L w、y、=αSll +SIO+N0−
−−−−−−−−−〜(2−4) ただし くy x l−ΣW、D。
である。式(2−4)の第一項は出力希望波を、第二項
は残留干渉波を、また第三項は出力熱雑音を示す。
指定希望波発生器55の出力Soは、−aに−−−−−
・−・・・(2−6) で表せる。ただしTは指定希望波発生器55による出力
信号対干渉波電力比の改善比を表す。またEoは希望波
再生の際に生ずる波形再生誤差であり、SD 、S、。
およびNoの何れにも無相関である。
希望波信号抑圧回路53では、入力信号EXから再生希
望波S、が差し引かれて、推定干渉波信号EXが生成さ
れる。
=(α−v)SIl ■ + (1)(S+o+N)−VE。
αf「 ・・−〜−−−−・−(2,−7) ただしVは複素係数である。
次に相関検出・制御回路54−1〜54−nで信号Ex
が各適応濾波器の出力W+ Yt  (i −1、2−
−−n)と相関検出される。各相関検出・制御回路では
相関検出器59の出力は標本化保持器60を介して低域
濾波器61に人力される。標本化保持器60は外部より
供給されるサンプル信号SMPLにより制御され、サン
プル信号SMPLがオン状態である間は入力信号がその
まま出力されるが、サンプル信号がオフ状態になると、
その瞬間の出力信号が十分長い時間にわたり保持される
。標本化保持器60の出力は低域濾波器61で平滑化さ
れ直流増幅器62で増幅され、この出力により対応する
適応濾波器52−1〜52−nの利得および位相が制御
される。直流増幅器62の直が各適応濾波器の出力w、
Yz  (i = 1.2−n)と直交するように、各
適応濾波器の伝達関数W8(i=1.2、−n )が制
御される。なお、式(2%式%) に含まれる何れの信号とも無相関であるので、相関検出
時誤差を発生しない。
次に、最小二乗性自動干渉波相殺回路の動作を第2図に
基づいて説明する。初期状態として式(2%式% り、単一干渉波の場合と同様に補助信号空間KVに直交
する方向に初期Exがくる0次に希望波信号抑圧回路5
3の動作により推定希望波信号s0には空間に、に直交
するように回路が動作するので、第2図に示すように角
θDDが角θE、よりも小さい。
すなわち、希望波再生回路55で出力信号対干渉波電力
比の改善が行われる間は信号EXはKn軸に近づかざる
を得ない。一般に信号Sゎの出力信号対干渉波電力比は
さらに改善され角θ。。が小さくなり、その結果として
信号EXはさらにに0軸に近づきこれがまた一層角θ。
。を小さくする。以上の動作の繰返しにより、信号Ex
は熱雑音による制限を受ける範囲まではいくらでもに0
軸に近づいて出力の出力信号対干渉波電力比は顕著に改
善される。
すなわちこのような動作では、希望波推定回路55によ
る出力信号対干渉波電力比の改善が少しでもある限り、
(すなわちT〉1、式(2−6) 、あるいはθ、くθ
。、第7図)この改善過程がくり返されて出力の出力信
号対干渉波電力比がより改善され、必ずしも希望波推定
回路55で顕著な出力信号対干渉波電力比の改善はなく
てもよい。また補助信号空間の出力信号対干渉波電力比
が小さい場合にも定常状態では大きな出力信号対干渉波
電力比の改善が可能である。したがって、この実施例回
路では、希望信号推定回路55での出力信号対干渉波電
力比の改善が重要であり、希望波再生の方法として、デ
ィジタル信号に対する復調・再変調および直接再生があ
る。
第3図および第4図に復調・再変調が用いられる希望波
信号抑圧回路を示す。ただし第3図は連続モードを第4
図はサンプリングモードに適合する回路である。符号5
1)は復調・再変調回路を、符号512は復調・再変調
回路51)の動作に必要な時間遅れを補償する遅延器を
、符号513は適応濾波器を示し、その伝達関数を■と
する。符号514は信号合成器を、符号515は相関検
出・制御回路を示す。符号516は標本化保持器を示す
。第3図および第4図の回路の構成および動作は第15
図の単一干渉波相殺回路と同様であり、この回路では、
復調・再変調回路51)の出力を補助信号として人力信
号Ex中の干渉波すなわち本来の通信上の希望波が相殺
される最小二乗性干渉波相殺回路であると見做せる。
復調・再変調回路51)の構成を第5図に示す。
符号517は復調回路を、符号518は搬送波再生回路
を、符号519はクロック再生回路を、符号520は符
号再生回路を、符号521は変調回路を示す。
この復調・再変調回路回路51)により通常顕著な出力
信号対干渉波電力比の改善が得られる。たとえばビット
誤り率が10−3であっても出力信号対干渉波電力比に
換算す′る30dBに相当する。また、再生クロックを
利用してデータ識時の信号をサンプルして最小二乗性自
動干渉波回路および希望波信号抑圧回路をサンプルモー
ドで動作させて必要な調整精度を低域することができる
が、通常復調・再変調過程には大きな時間遅れが伴い、
第3図および第4図の遅延器512、あるいは第1図の
遅延器56および58などに大きな遅延調整が必要にな
る。
このような場合には、第6図に示すように直接再生回路
を用いることができる。符号525はチャネルフィルタ
を、符号526はハードリミタを、符号527は直接再
生回路を、符号52Bは信号合成器を、符号529は信
号闇値検出器を示す。
次に、二相PSK信号に対する直接再生回路527の構
成および動作を第7図および第8図に基づいて説明する
。符号531は搬送波再生回路を、符号532は周波数
二逓倍回路を、符号533は乗算器を、符号534は信
号合成器を、符号535はハードリミタを示す。人力信
号eπは乗算器533で二週倍搬送波と乗算され、その
複素共役eX1が得られる。
次に、信号合成器534でe8とe×゛0とが加算され
る。ここで二相PSK変調波は複素表示でe、 wA 
exp N(at π+θj) l −・−−−−−(
2−8)になる、ただしai =O1)なる値をとる伝
送データであり、θ、は雑音あるいは干渉波による位相
シフターである。またe8の複素共役e、“はeX ”
 =A exp (j(ai ff−〇J))−−−−
−・・−・・(2−9) になる。したがって、信号合成器534で、位相ジッタ
が相殺される状態を第8図に示す。すなわち位相ジッタ
の値がπ/2より小さい場合には、正しく原信号が再生
されるが角θ1の値がπ/2を超過すると誤りが発生す
る。このように二相PSK変調波に対する直接信号再生
は同期検波と同等の誤り率特性を有し、復調・再変調方
式に比べて必要な遅延時間が小さく、干渉波相殺が好都
合に実行される。ただし信号が大きな振幅変動をする場
合には、第7図に示すハードリミタ535で生ずる出力
信号対干渉波電力比の劣化の影響を避けるために、第6
図に示す信号闇値検出器529により信号が闇値以上の
振幅を有するときのみ最小二乗性自動干渉波相殺動作が
行われるように第1図の相関検出・制御回路541〜5
4nにサンプル信号が供給される必要がある。
信号闇値検出器の構成および動作を第9図および第10
図に示す。符号540は包絡線検波器を、符号541は
尖頭値保持回路を、符号542は分圧回路を、符号54
3は比較器を示す。すなわち本回路は尖頭値に対し予め
定まった分圧比よりも大きい振幅の人力波が到来してい
る間のみ、検出信号が出力される。また振幅一定の信号
に対しては常時オン信号が出力される。
以上説明した復調・再変調および直接信号再生の二方式
は、ディジタル信号に対してのみ有効である。これに対
してハードリミタを用いる希望波信号抑圧回路は、ディ
ジタル通信のほかに、アナログ通信にも利用することが
でき、しかも構造が極めて簡単で動作上も搬送波再生に
必要な初期制御などの問題がなく安定で応答が速い。
ハードリミタを用いる希望波信号抑圧回路を第1)図に
示す。符号551はAGC増幅器を、符号552はハー
ドリミタを、符号553は信号合成器を、符号554は
TF信号乗算器を、符号555は第9図に示す示す闇値
検出器を、符号556は標本化保持器を、符号557は
低域濾波器を、符号558は直流増幅器を示す。ここで
、希望波信号抑圧回路人力信号を e x (t) = a (t)cosφ+ (t) 
+ r (t)cosφz(t)・−・−・・・−・−
(2−10) で表す。第一項は希望波を、第二項は干渉波および熱雑
音より成る残留非希望波であり、また、φ1(1)およ
びφ2(t)は、それぞれ希望および非希望波の瞬時位
相である。信号閾値検出器555の動作により a (t)  > > r (t)       −−
−−−−−−(2−1))なる間のみ希望波信号抑圧動
作および最小二乗性自動干渉波相殺動作が行われるよう
にすることができるので、式(2−12)の条件を前提
条件にする式(2−10)は、 ex (t) =A(υcos (φ、+δ)  −(
2−12)になる。
ただし A”−!”+γ= −s i nΔφ δ=jan−’□ 1 +    cosΔφ Δφ=φ、−φ2 ・−・−・−−−−−−(2−13) である、ハードリミタ552の出力5o(t)は、へ So  (υ = cos (φ、 +δ)墳cos 
 δ ’ cos  φ1 ・−・・・・−・・−・(2−14) になる、第一項は希望波であり、第二項は残留非希望波
であり、第三項は両者の混変調成分である。
式(2−14)は一般式(2−6)に対応し、式(2−
14)の第3項は、希望波および非希望波のいずれに対
しても無相関である。また、δは小さい値であるのでc
os 6 m lである。
第1)図で信号合成器553の出力は e+r (t) = e’ w (t) −5o (t
)’l (Ga −1) cosφ1 ・−・−・・−(2−15) になる。ただしGはAGC増幅器551の利得である。
乗算器554の出力の直流分は標本化保持器556、低
域濾波器557および直流増幅器558を介してへ〇〇
増幅器551の利得が制御される。直流増幅器558の
利得gを十分大きく設定することにより、乗算器554
の出力は次に示すようにほとんど0になる。
すなわち ex  HSEI (t) #0              〜・−・−・〜・(
2−16)これより asl になり、式(2−15)は −・・・−・(2−17) になる。第一項は希望波信号抑圧回路出力の残留希望波
であり、第二項が求むべき干渉波頂であり、第三項は混
変調項である。
ただしσ、は希望波の振幅分散であり σ、  =a  −a      −・−・・−・・−
(2−19)これは第9図に示す信号闇値検出器で、分
圧器542での分圧比をできるだけ1に近い値に設定す
ることにより、十分小さくすることができる。
すなわちハードリミタを用いる希望波信号抑圧回路では
希望波成分を十分に抑圧することが可能になり、最小二
乗性自動干渉波相殺動作により極めて大きな出力信号対
干渉波電力比を得ることができる。
第12図および13図にハードリミタを用いた希望波信
号抑圧回路の動作を示す。第12図は第1)図のAGC
増幅器551の利得が正しく設定されている場合であり
、第13図は、そうでない場合を示す。
第13図に示すようにAGC増幅器551の利得が正し
く設定されていない場合には、ex(t)中にSI。
(1)に対し同相(または逆相)の成分が存在し、AG
C増幅器551が制御されてeヨ(1)が5o(t)に
対し無相関となるようにAGCが達成される。ところが
、go(t)はS。(1)に近いので近似的に盲、(1
)は希望波5o(t)に対し無相関になる。
この実施例回路を用いた符号量干渉除去用自動等化器の
応用例を第14図に示す。符号561はタップ付遅延線
を、符号562は第1図に示すと同様の構成の自動干渉
波相殺回路を、符号563はクロック再生回路を示す。
符号量干渉とは過去Y−1および未来Y+1の信号が現
在Xの信号に対して干渉を及ぼす現象であり、補助回路
としては、現在ビットのタップに対しシンボル時間間隔
の整数倍Y±1、Y±2・、・・・離れた過去および未
来のタップから信号を取り出すことで設定することがで
きる。
従来の自動符化器ではディジタル信号の再生、すなわち
復調器が必要不可欠であり、単に回路が複雑であるばか
りでなく、変調方式が異なると、異なる回路が必要であ
った。ところがこの実施例回路は種々の変調方式に対し
共通に用いることができ、極めて広範な応用を持つ汎用
自動等化器を実現することができる。
〔発明の効果〕
本発明は以上説明したように、 (1)強度の干渉環境の下で高品質の通信を行うことが
でき、 (2)  アナログ信号およびディジタル信号のいずれ
にも通用でき、 (31複数の干渉波に対しても容易に拡張が可能である
効果がある。これによって無数の通信あるいはデータ収
集系統などへ応用することができる。
また、 (4)衛星通信では、衛星上で複数ビーム間の干渉を低
減することができる。例えば衛星内切換・時分割多重接
続系統でアップリンクの干渉波を除くことにより、混変
調雑音を発生することなく、衛星上のトランスポンダ増
幅器を最大出力電力モードで用いることができる効果が
ある。
また地上局では隣接衛星あるいは地上系からの干渉の低
減に応用できるので特に小型局に対して効果が顕著であ
る。
(5)  地上の多中継系統では、各中継所で、信号再
生および再変調を行うことなく、他の系統からの干渉お
よび符号量干渉を除(ことができ、回路構成が極めて簡
単化されるばかりでなく検波中継に特有のジ・ツタ−相
加などの欠点を除く効果がある。
(6)信号変調方式に影響されないばかりでなく干渉を
生じる具体的な機構(たとえばアンテナサイドロープ干
渉、交叉偏波干渉、符号量干渉、あるいは電源回路から
の干渉など)にも影響されない。干渉を引き起こす機構
が線形特性を存している限り、適当な補助回路を設ける
ことにより、多種多様な干渉を低減する効果がある。
このように本発明の汎用性により、多様化の著しい将来
の通信系統での、本発明の広範な利用が期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例回路の構成を示すブロック構成図
。 第2図は本発明実施例回路の動作を示すベクトル図。 第3図および第4図は、復調・再変調回路を用いた希望
波信号抑圧回路の構成を示すブロック構成図。 第5図は復調・再変調回路の構成を示すブロック構成図
。 第6図は直接再生回路を用いた希望波信号抑圧回路の構
成を示すブロック構成図。 第7図は直接再生回路の構成を示すブロック構成図。 第8図は直接再生回路の動作を示すベクトル図。 第9図は直接再生回路を用いた希望波抑圧回路に用いら
れる信号闇値検出器の構成を示すブロック構成図。 第10図は信号闇値検出器の動作を示す波形図。 第1)図はハードリミタを用いた希望波信号抑圧回路の
構成を示すブロック構成図、。 第12図および第13図はハードリミタを用いた希望波
信号抑圧回路の動作を示すベクトル図。 第14図は本発明自動干渉波相殺回路を用いた自動等化
器の構成を示すブロック構成図。 第15図は自動干渉波相殺回路の基本構成を示すブロッ
ク構成図。 第16図は自動干渉波相殺回路の基本動作をベクトル図
。 第17図は交叉結合型自動干渉波相殺回路の構成を示す
ブロック構成図。 第18図は交叉結合型自動干渉波相殺回路の動作を示す
ベクトル図。 第19図はジグナトロン社のレポラライザの回路構成を
示すブロック構成図。。 Ol・・・主受信回路、02・・・補助受信回路、1.
1).12.51.57.514.528.534.5
53・・・信号合成器、2.13.14.52.513
・・・適応濾波器、3・・・誤差検出・制御回路、15
.16.59・・・相関検出器、17.18・・・ハー
ドリミタ、19.20.62.558・・・直流増幅器
、31.32・・・自動等化器、33.34・・・復調
器、53・・・希望波信号抑圧回路、54・・・相関検
出・制御回路、55・・・推定希望波発生回路、56.
58.512・・・遅延器、60.516.556・・
・標本化保持器、61.557・・・低域濾波器、51
)・・・復調・再変調回路、517・・・復調器 。 路、51B 、531・・・搬送波再生回路、519.
563・・・クロック再生回路、520・・・符号再生
回路、521・・・変調回路、525・・・チャネルフ
ィルタ、526.535.552・・・ハードリミタ、
527・・・直接再生回路、529.555・・・信号
闇値検出器、532・・・周波数二逓倍回路、533・
・・乗算器、540・・・包路線検波器、541・・・
尖頭値保持回路、542・・・分圧回路、543・・・
比較器、551・・・AGC増幅器、554・・・IF
信号乗算器、561・・・タップ付遅延線、562・・
・自動干渉波相殺回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)希望波を受信する主受信回路の出力と、干渉波を
    受信する補助受信回路の出力と、 に接続され、 この補助受信回路の出力が通過し、制御信号によりその
    周波数特性を制御できる適応濾波器と、上記主受信回路
    の出力とこの適応濾波器の出力とを合成する第一の信号
    合成器と を備えた自動干渉波相殺回路において、 上記第一の信号合成器の出力に基づいて上記希望波を再
    生する推定希望波発生回路と、 この再生された希望波と、上記第一の信号合成器の出力
    とを合成する第二の信号合成器と、この第二の信号合成
    器で生成された信号と、上記適応濾波器を通過した信号
    との相関を検出する相関検出器と、 この相関検出器の出力を上記適応濾波器の制御信号とし
    て供給する回路手段と を備えたことを特徴とする自動干渉波相殺回路。
  2. (2)推定希望波発生回路が復調および再変調回路であ
    る特許請求の範囲第(1)項に記載の自動干渉波相殺回
    路。
  3. (3)推定希望波発生回路が直接再生回路である特許請
    求の範囲第(1)項に記載の自動干渉波相殺回路。
  4. (4)推定希望波発生回路がハードリミタである特許請
    求の範囲第(1)項に記載の自動干渉波相殺回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5966095A (en) * 1997-06-06 1999-10-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd Adaptive array antenna receiving apparatus
JP2013172331A (ja) * 2012-02-21 2013-09-02 Kddi Corp 無線信号検出装置および無線信号検出方法

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