JPS6114009Y2 - - Google Patents
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- JPS6114009Y2 JPS6114009Y2 JP1980180940U JP18094080U JPS6114009Y2 JP S6114009 Y2 JPS6114009 Y2 JP S6114009Y2 JP 1980180940 U JP1980180940 U JP 1980180940U JP 18094080 U JP18094080 U JP 18094080U JP S6114009 Y2 JPS6114009 Y2 JP S6114009Y2
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- JP
- Japan
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- magnification
- objective lens
- display
- magnification display
- binocular stereomicroscope
- Prior art date
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- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 12
- 238000001356 surgical procedure Methods 0.000 description 4
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 1
- 238000002316 cosmetic surgery Methods 0.000 description 1
- 210000004905 finger nail Anatomy 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000002406 microsurgery Methods 0.000 description 1
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000011514 reflex Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
- Microscoopes, Condenser (AREA)
- Lenses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は双眼実体顕微鏡の倍率表示装置に関
し、より詳しくは、交換された対物レンズに相当
した倍率表示が可能な双眼実体顕微鏡の倍率表示
装置に係る。
し、より詳しくは、交換された対物レンズに相当
した倍率表示が可能な双眼実体顕微鏡の倍率表示
装置に係る。
以下、双眼実体顕微鏡の一例として手術用顕微
鏡を例示して、本考案を詳細に説明する。
鏡を例示して、本考案を詳細に説明する。
従来の手術用顕微鏡の倍率表示装置は、例えば
第1図および第2図に示すようなものがある。一
般に手術用顕微鏡の顕微鏡本体部1は第1図に示
すような外観を呈しており、図示しない支持架台
部のアームに懸垂されて変倍光学系およびその駆
動手段を内蔵する鏡筒部2と接眼鏡3a,3bと
で術部を観察できるようになつている。そして、
変倍光学系の倍率は鏡筒部側面に開けられた窓4
に表示される。
第1図および第2図に示すようなものがある。一
般に手術用顕微鏡の顕微鏡本体部1は第1図に示
すような外観を呈しており、図示しない支持架台
部のアームに懸垂されて変倍光学系およびその駆
動手段を内蔵する鏡筒部2と接眼鏡3a,3bと
で術部を観察できるようになつている。そして、
変倍光学系の倍率は鏡筒部側面に開けられた窓4
に表示される。
鏡筒2にはカム溝6a,6b,6c,6dを有
する内筒5が回転自在に貫挿されており、内筒5
の内面には、インターナルギヤ7が形成されてい
る。そしてこのインターナルギヤ7に噛合するギ
ヤ8は、内筒5内に内筒5とは独立に、図示しな
い固定手段で固定された変倍モータ9の軸10に
取り付けられている。さらに内筒5内にはレール
11,12が内筒5の軸方向に平行に走つてお
り、このレール11,12に双眼変倍光学系13
a,13b,13c,13dを有するステージ1
4,15が上下動可能に貫挿されている。このス
テージ14,15の対向した両側面にはピン1
6,17が植設され、このピン16,17が内筒
5のピン16,17と対応した位置に形成された
カム溝6a,6bに挿入されている。なお図では
片側のピン16,17はかくれて見えない。
する内筒5が回転自在に貫挿されており、内筒5
の内面には、インターナルギヤ7が形成されてい
る。そしてこのインターナルギヤ7に噛合するギ
ヤ8は、内筒5内に内筒5とは独立に、図示しな
い固定手段で固定された変倍モータ9の軸10に
取り付けられている。さらに内筒5内にはレール
11,12が内筒5の軸方向に平行に走つてお
り、このレール11,12に双眼変倍光学系13
a,13b,13c,13dを有するステージ1
4,15が上下動可能に貫挿されている。このス
テージ14,15の対向した両側面にはピン1
6,17が植設され、このピン16,17が内筒
5のピン16,17と対応した位置に形成された
カム溝6a,6bに挿入されている。なお図では
片側のピン16,17はかくれて見えない。
また内筒5の外側には倍率表示をする数字を記
したリボン18が貼着されており、このリボン1
8上の倍率表示をする数字は鏡筒2の側面に開け
られた窓4に臨まされ読取れるようになつてい
る。
したリボン18が貼着されており、このリボン1
8上の倍率表示をする数字は鏡筒2の側面に開け
られた窓4に臨まされ読取れるようになつてい
る。
一方、鏡筒2の下方には対物レンズ19を有す
る対物レンズ筒20がねじ込まれ、固定されてい
る。そしてこの対物レンズ筒20は数種類用意さ
れており、対物レンズ19の焦点距離がそれぞれ
異なつていて手術によつて必要な焦点距離の対物
レンズ19を有する対物レンズ筒20に交換でき
るようになつている。
る対物レンズ筒20がねじ込まれ、固定されてい
る。そしてこの対物レンズ筒20は数種類用意さ
れており、対物レンズ19の焦点距離がそれぞれ
異なつていて手術によつて必要な焦点距離の対物
レンズ19を有する対物レンズ筒20に交換でき
るようになつている。
次に従来例の作用を説明すると、変倍時に変倍
モータ9を駆動すると、ギヤ8が回転し、インタ
ーナルギヤ7を介してギヤ8と同方向に内筒5が
回転される。内筒5の回転により、カム溝6a6
b,6c,6dも共に移動し、ピン16,17に
力が作用するためステージ14,15はレール1
1,12に案内されて上下に摺動し、変倍光学系
13a,13b,13c,13dおよび対物レン
ズ19によるレンズ間隔を変化させて倍率を変化
させる。そして内筒5の回転によりリボン18も
一緒に回転するため、窓4に臨む倍率数字も光学
系の変倍にそつて変化していく。
モータ9を駆動すると、ギヤ8が回転し、インタ
ーナルギヤ7を介してギヤ8と同方向に内筒5が
回転される。内筒5の回転により、カム溝6a6
b,6c,6dも共に移動し、ピン16,17に
力が作用するためステージ14,15はレール1
1,12に案内されて上下に摺動し、変倍光学系
13a,13b,13c,13dおよび対物レン
ズ19によるレンズ間隔を変化させて倍率を変化
させる。そして内筒5の回転によりリボン18も
一緒に回転するため、窓4に臨む倍率数字も光学
系の変倍にそつて変化していく。
以上説明した変倍表示用リボン18の表示は従
来ある対物レンズを組合わせたとき、一般にはそ
の手術用顕微鏡のスタンダード構成における対物
レンズを使用したときの光学系の倍率を表示する
のみであつた。しかし、現在手術用顕微鏡を使つ
たマイクロサージエリーは眼科、形成外科、脳神
経外科等、多科にわたり、その手術部位も身体の
あらゆる部分におよんでいるため、診療科や手術
部位によつてそのつど最適な焦点距離をもつ対物
レンズに交換されて手術される。そして手術中
は、頻繁に観察倍率を変えつつ手術し、かつ、そ
の時々術者が何倍の倍率で手術しているかを確認
することは重要であり、特に大学病院等で学生に
教育させる場合は重要である。
来ある対物レンズを組合わせたとき、一般にはそ
の手術用顕微鏡のスタンダード構成における対物
レンズを使用したときの光学系の倍率を表示する
のみであつた。しかし、現在手術用顕微鏡を使つ
たマイクロサージエリーは眼科、形成外科、脳神
経外科等、多科にわたり、その手術部位も身体の
あらゆる部分におよんでいるため、診療科や手術
部位によつてそのつど最適な焦点距離をもつ対物
レンズに交換されて手術される。そして手術中
は、頻繁に観察倍率を変えつつ手術し、かつ、そ
の時々術者が何倍の倍率で手術しているかを確認
することは重要であり、特に大学病院等で学生に
教育させる場合は重要である。
しかしながら、現在市販の手術用顕微鏡は、そ
の対物レンズおよび接眼レンズが交換可能でかつ
多種の対物レンズおよび接眼レンズを供給してい
るにもかかわらず、その変倍倍率表示は基本構成
用のただ1つの対物レンズを使用したときのみ正
確に相当するただ1種類の表示しかできないとい
う大きな欠点があつた。
の対物レンズおよび接眼レンズが交換可能でかつ
多種の対物レンズおよび接眼レンズを供給してい
るにもかかわらず、その変倍倍率表示は基本構成
用のただ1つの対物レンズを使用したときのみ正
確に相当するただ1種類の表示しかできないとい
う大きな欠点があつた。
一般に顕微鏡の倍率は対物レンズ倍率をA、変
倍系倍率をB、接眼レンズ倍率をC、総合倍率を
Mとすると、 M=A×B×C として計算され、この総合倍率Mで表示されてい
る。しかし、ここで、倍率Aは対物レンズの種類
によつて、また倍率Cは接眼レンズの種類によつ
て変化する変数であり、倍率Bは、変倍系の変倍
率によつて変化する変数であるが、対物レンズや
接眼レンズと違つて交換はされないので定数と考
えてよい。
倍系倍率をB、接眼レンズ倍率をC、総合倍率を
Mとすると、 M=A×B×C として計算され、この総合倍率Mで表示されてい
る。しかし、ここで、倍率Aは対物レンズの種類
によつて、また倍率Cは接眼レンズの種類によつ
て変化する変数であり、倍率Bは、変倍系の変倍
率によつて変化する変数であるが、対物レンズや
接眼レンズと違つて交換はされないので定数と考
えてよい。
従来、使用しているレンズが基本対物レンズ、
基本接眼レンズでない場合には、表示された倍率
に、対物レンズの焦点距離比を掛けて計算してい
た。すなわち基本対物レンズの焦点距離f=105
mmで、今使用している対物レンズの焦点距離f=
250mmであるとすると、実際の総合観察倍率は、 175/250×表示倍率 として計算していた。
基本接眼レンズでない場合には、表示された倍率
に、対物レンズの焦点距離比を掛けて計算してい
た。すなわち基本対物レンズの焦点距離f=105
mmで、今使用している対物レンズの焦点距離f=
250mmであるとすると、実際の総合観察倍率は、 175/250×表示倍率 として計算していた。
またさらに接眼レンズが基本構成と異なる場合
は上式に接眼レンズの倍率比を掛けて計算してい
た。すなわち、基本接眼レンズの倍率10×、今使
用している接眼レンズの倍率20×とすると、実際
の総合観察倍率は、 175/250×表示倍率×20/10 として計算していた。
は上式に接眼レンズの倍率比を掛けて計算してい
た。すなわち、基本接眼レンズの倍率10×、今使
用している接眼レンズの倍率20×とすると、実際
の総合観察倍率は、 175/250×表示倍率×20/10 として計算していた。
また、従来の手術用顕微鏡の倍率表示窓は、鏡
筒の側面に位置しているため、接眼レンズをのぞ
いて術部を観察している術者には、そのままの位
置では倍率表示を読取ることができず、接眼レン
ズから眼を離し、側方に眼を移して横から観察し
なければならなかつた。
筒の側面に位置しているため、接眼レンズをのぞ
いて術部を観察している術者には、そのままの位
置では倍率表示を読取ることができず、接眼レン
ズから眼を離し、側方に眼を移して横から観察し
なければならなかつた。
本考案の目的は、従来の倍率表示の欠点を解決
することを目的としてなされたもので、対物レン
ズを交換したときその対物レンズに応じて実際の
総合観察倍率表示ができる双眼実体顕微鏡を提供
することにある。
することを目的としてなされたもので、対物レン
ズを交換したときその対物レンズに応じて実際の
総合観察倍率表示ができる双眼実体顕微鏡を提供
することにある。
第2の目的は、倍率表示観察が比較的楽に、術
者が接眼レンズをのぞく位置からあまり眼をそら
さなくても観察できるように構成された双眼実体
顕微鏡を提供することにある。
者が接眼レンズをのぞく位置からあまり眼をそら
さなくても観察できるように構成された双眼実体
顕微鏡を提供することにある。
第3の目的は、上記第1および第2の目的を満
した双眼実体顕微鏡を提供することにある。
した双眼実体顕微鏡を提供することにある。
以下、再び双眼実体顕微鏡として手術用顕微鏡
を例にとつた図面に基づいて本考案を説明する。
を例にとつた図面に基づいて本考案を説明する。
第3図には、本考案の第1実施例を示す。第3
図は、鏡筒取付部と、倍率表示部をもつ内筒部の
みを一部断面図として示した図である。鏡筒取付
部31は、一眼レフレツクスカメラの交換レンズ
の取付方法として一般的に知られているバイヨネ
ツト構造になつている。すなわち内側スリーブ3
2と外側スリーブ33とを間隔あけて構成し、手
術用顕微鏡本体の一部を構成する外側スリーブ3
3には対物レンズ取付手段である鏡筒2の雄側ス
リーブ34の突出片35を挿入できる開口36を
有している。また内側スリーブ32の下側には、
雄側スリーブ34の突出片35を弾圧するための
バネ37および鏡筒2取付時の鏡筒回転角制限用
の係止ピン38を有している。内側スリーブ32
の下面には、係合筒39を有しており、その内側
突出部39aに内筒5が溝5aで回転可能に係合
されている。なお、内筒5の回転駆動は第2図に
示す従来と同様である。したがつて、手術用顕微
鏡は対物レンズ取付手段を選択して双眼実体顕微
鏡本体に装着することにより、変倍機構を操作し
接眼レンズを介して像を観察できる。この変倍機
構と連動して総合観察倍率を表示する総合観察倍
率表示機構は次のように構成されている。内筒5
の下方外側面には倍率表示リボン30が貼着され
ており、このリボン30にはこの考案に係わる手
術用顕微鏡の対物レンズの種類ごとに異なる総合
観察倍率の表示が総合観察倍率表示列30a,3
0b,30cとして区別して並列的になされてい
る。
図は、鏡筒取付部と、倍率表示部をもつ内筒部の
みを一部断面図として示した図である。鏡筒取付
部31は、一眼レフレツクスカメラの交換レンズ
の取付方法として一般的に知られているバイヨネ
ツト構造になつている。すなわち内側スリーブ3
2と外側スリーブ33とを間隔あけて構成し、手
術用顕微鏡本体の一部を構成する外側スリーブ3
3には対物レンズ取付手段である鏡筒2の雄側ス
リーブ34の突出片35を挿入できる開口36を
有している。また内側スリーブ32の下側には、
雄側スリーブ34の突出片35を弾圧するための
バネ37および鏡筒2取付時の鏡筒回転角制限用
の係止ピン38を有している。内側スリーブ32
の下面には、係合筒39を有しており、その内側
突出部39aに内筒5が溝5aで回転可能に係合
されている。なお、内筒5の回転駆動は第2図に
示す従来と同様である。したがつて、手術用顕微
鏡は対物レンズ取付手段を選択して双眼実体顕微
鏡本体に装着することにより、変倍機構を操作し
接眼レンズを介して像を観察できる。この変倍機
構と連動して総合観察倍率を表示する総合観察倍
率表示機構は次のように構成されている。内筒5
の下方外側面には倍率表示リボン30が貼着され
ており、このリボン30にはこの考案に係わる手
術用顕微鏡の対物レンズの種類ごとに異なる総合
観察倍率の表示が総合観察倍率表示列30a,3
0b,30cとして区別して並列的になされてい
る。
第3図のA,B,Cは、それぞれ焦点距離が異
なる対物レンズ19a,19b,19cを有する
対物レンズ取付手段である鏡筒2を示しており、
上部に手術用顕微鏡本体の一部を構成する鏡筒取
付部31に係合される雄側スリーブ34を有す
る。そして、この鏡筒2の外周側面には、それぞ
れの位置を異にし、総合観察倍率を指示する指示
手段である倍率表示読取窓4a,4b,4cを有
している。鏡筒取付部31にこれらの鏡筒2を装
着したとき第3図に破線枠で示すA,B,Cとし
て表わすようにそれぞれ対応する総合観察倍率表
示例と一致し、変倍操作に対応した総合観察倍率
位置が、この窓から読取れるような位置関係を有
している。
なる対物レンズ19a,19b,19cを有する
対物レンズ取付手段である鏡筒2を示しており、
上部に手術用顕微鏡本体の一部を構成する鏡筒取
付部31に係合される雄側スリーブ34を有す
る。そして、この鏡筒2の外周側面には、それぞ
れの位置を異にし、総合観察倍率を指示する指示
手段である倍率表示読取窓4a,4b,4cを有
している。鏡筒取付部31にこれらの鏡筒2を装
着したとき第3図に破線枠で示すA,B,Cとし
て表わすようにそれぞれ対応する総合観察倍率表
示例と一致し、変倍操作に対応した総合観察倍率
位置が、この窓から読取れるような位置関係を有
している。
すなわちこの実施例では手術に応じて、対物レ
ンズ鏡筒を交換すると、鏡筒2の倍率表示読取窓
4a,4b,4cには、その対物レンズを使用し
たとき、対応した総合観察倍率表示列を選択し、
さらに変倍操作によつて該列中のその総合観察倍
率を表示するようになつている。したがつて従来
のように、いちいち計算して総合観察倍率を求め
る必要はなくなる。指示手段はここでは倍率表示
読取窓としたけれども、爪、カーソル等であつて
もよい。
ンズ鏡筒を交換すると、鏡筒2の倍率表示読取窓
4a,4b,4cには、その対物レンズを使用し
たとき、対応した総合観察倍率表示列を選択し、
さらに変倍操作によつて該列中のその総合観察倍
率を表示するようになつている。したがつて従来
のように、いちいち計算して総合観察倍率を求め
る必要はなくなる。指示手段はここでは倍率表示
読取窓としたけれども、爪、カーソル等であつて
もよい。
第4図は、倍率表示読取窓4aに光を接眼レン
ズ光軸と略同方向に偏向する偏向光学部材として
ダハ面40aをもつ反射プリズム40を取り付け
ており、倍率表示リボン30からの光は反射プリ
ズム40のダハ面40aで正立像として反射さ
れ、顕微鏡の観察光軸41と略同方向に射出され
るため、術者はその眼42aを42bの位置に
少々移動するだけで倍率表示を読取ることができ
る。
ズ光軸と略同方向に偏向する偏向光学部材として
ダハ面40aをもつ反射プリズム40を取り付け
ており、倍率表示リボン30からの光は反射プリ
ズム40のダハ面40aで正立像として反射さ
れ、顕微鏡の観察光軸41と略同方向に射出され
るため、術者はその眼42aを42bの位置に
少々移動するだけで倍率表示を読取ることができ
る。
第5図〜第7図は、本考案の第2実施例であ
る。この実施例は第1実施例にさらに異なる総合
観察倍率の接眼レンズに交換した場合の総合観察
倍率表示の構成を示すものである。
る。この実施例は第1実施例にさらに異なる総合
観察倍率の接眼レンズに交換した場合の総合観察
倍率表示の構成を示すものである。
倍率表30a,30b,30cの表示を上下2
段にし、上段に基本構成接眼レンズ使用時(例え
ば10×)の表示51a,52aと、オプシヨン接
眼レンズ使用時(例えば20×)の表示51b,5
2bを付し、かつオプシヨン接眼レンズ使用時表
示51b,52bを51a,52aと異なる色、
あるいは異なる形状の数字表示を使用すれば読取
窓4aからの読取りは一見してその区別ができ
る。
段にし、上段に基本構成接眼レンズ使用時(例え
ば10×)の表示51a,52aと、オプシヨン接
眼レンズ使用時(例えば20×)の表示51b,5
2bを付し、かつオプシヨン接眼レンズ使用時表
示51b,52bを51a,52aと異なる色、
あるいは異なる形状の数字表示を使用すれば読取
窓4aからの読取りは一見してその区別ができ
る。
第6図および第7図は、第5図でオプシヨン時
の倍率表示を異なる色、形状で表示するかわりに
同一の数字で表示した場合の読取り選択機構を示
す一実施例である。ここで第6図は読取り部の正
面図で、ダハ面40aをもつ反射プリズム40の
奥に読取窓4aがあり、読取窓4aは読取選択マ
スク60を有している。このマスク60の切換え
は、ノブ61の上下動で行なわれる。第7図は、
この選択機構を示す断面図で、鏡筒2の読取窓4
aの内側には、窓62を有するガイド板63が鏡
筒2の内側に取り付けられており、鏡筒2とガイ
ド板63との間にマスク60を有するマスク板6
4が装着されており、ノブ61によつてガイド板
63にそつて上下動される。このマスク板64は
ガイド板63の内面に取り付けられたバネ65に
より弾圧されている。そしてノブ61を上下する
ことによりマスク板64は鏡筒2とガイド板63
との間を上下に摺動し、マスク60によりリボン
30に表示された倍率表示の基本構成接眼レンズ
使用時の表示51aかオプシヨン接眼レンズ使用
時の表示51bかを選択できるようになつてい
る。
の倍率表示を異なる色、形状で表示するかわりに
同一の数字で表示した場合の読取り選択機構を示
す一実施例である。ここで第6図は読取り部の正
面図で、ダハ面40aをもつ反射プリズム40の
奥に読取窓4aがあり、読取窓4aは読取選択マ
スク60を有している。このマスク60の切換え
は、ノブ61の上下動で行なわれる。第7図は、
この選択機構を示す断面図で、鏡筒2の読取窓4
aの内側には、窓62を有するガイド板63が鏡
筒2の内側に取り付けられており、鏡筒2とガイ
ド板63との間にマスク60を有するマスク板6
4が装着されており、ノブ61によつてガイド板
63にそつて上下動される。このマスク板64は
ガイド板63の内面に取り付けられたバネ65に
より弾圧されている。そしてノブ61を上下する
ことによりマスク板64は鏡筒2とガイド板63
との間を上下に摺動し、マスク60によりリボン
30に表示された倍率表示の基本構成接眼レンズ
使用時の表示51aかオプシヨン接眼レンズ使用
時の表示51bかを選択できるようになつてい
る。
以上説明したように本考案によれば、焦点距離
(倍率)の異なる対物レンズあるいは接眼レンズ
を種々に組み合わせて双眼実体顕微鏡を構成して
も従来のように基本構成時の倍率表示から特に換
算することなく、その交換した対物レンズによつ
て総合観察倍率表示列が選択され、さらに変倍操
作によつてこの表示列から自動的に実際の総合観
察倍率が示される。したがつて、実際の倍率はた
だ読み取るだけで分り非常に便利である。また反
射プリズムを読取窓につけることにより、従来の
ように倍率表示読取時に鏡筒側面に眼を移動しな
くとも術部を観察する接眼レンズから少々視線を
移動することにより、倍率表示を読み取ることが
できる。
(倍率)の異なる対物レンズあるいは接眼レンズ
を種々に組み合わせて双眼実体顕微鏡を構成して
も従来のように基本構成時の倍率表示から特に換
算することなく、その交換した対物レンズによつ
て総合観察倍率表示列が選択され、さらに変倍操
作によつてこの表示列から自動的に実際の総合観
察倍率が示される。したがつて、実際の倍率はた
だ読み取るだけで分り非常に便利である。また反
射プリズムを読取窓につけることにより、従来の
ように倍率表示読取時に鏡筒側面に眼を移動しな
くとも術部を観察する接眼レンズから少々視線を
移動することにより、倍率表示を読み取ることが
できる。
第1図は従来の手術用顕微鏡の本体部を示す斜
視図、第2図は第1図に示す鏡筒部を部分的に切
欠した拡大斜視図、第3図は本考案の第1実施例
を示す部分的に切欠した分解正面図で、使用対物
レンズに合わせて倍率表示読取窓が形成された各
鏡筒を示しており、第4図は倍率表示読取窓に偏
向光学部材を装着した本考案の側面図、第5図は
本考案の第2実施例で総合観察倍率の倍率表示の
一例を示す内筒部材の部分正面図、第6図は第5
図の倍率表示を読み取る倍率表示読取窓が形成さ
れた鏡筒の一部を示す正面図、第7図は第6図の
−断面に相当する断面図である。 1……顕微鏡本体、2……鏡筒(対物レンズ取
付手段)、3……接眼レンズ、4,4a,4b,
4c……読取窓(指示手段)、5……内筒、6…
…溝、9……変倍用モータ、19……対物レン
ズ、20……対物レンズ筒、30,30a,30
b,30c……総合観察倍率表示列、40……反
射プリズム(偏向光学部材)。
視図、第2図は第1図に示す鏡筒部を部分的に切
欠した拡大斜視図、第3図は本考案の第1実施例
を示す部分的に切欠した分解正面図で、使用対物
レンズに合わせて倍率表示読取窓が形成された各
鏡筒を示しており、第4図は倍率表示読取窓に偏
向光学部材を装着した本考案の側面図、第5図は
本考案の第2実施例で総合観察倍率の倍率表示の
一例を示す内筒部材の部分正面図、第6図は第5
図の倍率表示を読み取る倍率表示読取窓が形成さ
れた鏡筒の一部を示す正面図、第7図は第6図の
−断面に相当する断面図である。 1……顕微鏡本体、2……鏡筒(対物レンズ取
付手段)、3……接眼レンズ、4,4a,4b,
4c……読取窓(指示手段)、5……内筒、6…
…溝、9……変倍用モータ、19……対物レン
ズ、20……対物レンズ筒、30,30a,30
b,30c……総合観察倍率表示列、40……反
射プリズム(偏向光学部材)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) それぞれ異なる焦点距離の対物レンズが取り
付けられた対物レンズ取付手段を選択して双眼
実体顕微鏡本体に装着することにより、変倍機
構を操作し接眼レンズを介して像を観察すると
ともに、該像の総合観察倍率を前記変倍機構と
連動した総合観察倍率表示機構によつて表示す
る双眼実体顕微鏡の倍率表示装置において、 前記変倍機構は、その駆動に連動して回転す
る内筒を有し、 前記対物レンズ取付手段は前記内筒を覆う鏡
筒として構成されており、 前記総合倍率表示機構には、前記対物レンズ
の種類に応じて各対物レンズ使用時の総合観察
倍率を示すための、前記内筒の外周面に複数並
列に配列された総合観察倍率表示列と、前記対
物レンズ取付手段が前記双眼実体顕微鏡本体に
取り付けられたとき、前記対物レンズ取付手段
の対物レンズに対応した前記総合観察倍率表示
列の内のいずれか一つの該総合観察倍率表示列
を選択指示するための、前記対物レンズ取付手
段に設けられた指示手段とが設けられたことを
特徴とする双眼実体顕微鏡の倍率表示装置。 (2) 指示手段は、前記鏡筒を双眼実体顕微鏡本体
に取り付けたとき、前記複数列の総合観察倍率
表示列のうち、取り付けられた対物レンズに対
応した総合観察倍率表示列と一致する位置で、
変倍操作に対応した総合観察倍率位置に前記鏡
筒上に形成された倍率表示続取窓として構成さ
れたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
第1項記載の双眼実体顕微鏡の倍率表示装置。 (3) 倍率表示読取窓には光を接眼レンズ光軸と略
同方向に偏向する偏向光学部材を設けたことを
特徴とする実用新案登録請求の範囲第2項記載
の双眼実体顕微鏡の倍率表示装置。 (4) 双眼実体顕微鏡は手術用顕微鏡であることを
特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項ない
し第3項いずれかに記載の双眼実体顕微鏡の倍
率表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980180940U JPS6114009Y2 (ja) | 1980-12-18 | 1980-12-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980180940U JPS6114009Y2 (ja) | 1980-12-18 | 1980-12-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57103403U JPS57103403U (ja) | 1982-06-25 |
JPS6114009Y2 true JPS6114009Y2 (ja) | 1986-05-01 |
Family
ID=29977978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980180940U Expired JPS6114009Y2 (ja) | 1980-12-18 | 1980-12-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6114009Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58168707U (ja) * | 1982-05-07 | 1983-11-10 | オリンパス光学工業株式会社 | 顕微鏡の倍率表示 |
JP4546830B2 (ja) * | 2002-09-30 | 2010-09-22 | アプライド マテリアルズ イスラエル リミテッド | 暗フィールド検査システム |
-
1980
- 1980-12-18 JP JP1980180940U patent/JPS6114009Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57103403U (ja) | 1982-06-25 |
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