JPS61139687A - 珪素鋼材のメツキ前処理方法 - Google Patents
珪素鋼材のメツキ前処理方法Info
- Publication number
- JPS61139687A JPS61139687A JP26235884A JP26235884A JPS61139687A JP S61139687 A JPS61139687 A JP S61139687A JP 26235884 A JP26235884 A JP 26235884A JP 26235884 A JP26235884 A JP 26235884A JP S61139687 A JPS61139687 A JP S61139687A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plating
- silicon steel
- hammer
- product
- hammer member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Impact Printers (AREA)
- ing And Chemical Polishing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は打刻型プリンタ装置に装備される印字ハンマ部
材の表面処理方法に係り、特に残留磁気を除去するため
に焼鈍処理が施された珪素鋼材より成る該ハンマ部材の
メッキ前処理方法の改良に関する。
材の表面処理方法に係り、特に残留磁気を除去するため
に焼鈍処理が施された珪素鋼材より成る該ハンマ部材の
メッキ前処理方法の改良に関する。
現在上記プリンタ用ハンマ部材の代表的な素材は珪素鋼
である。該珪素鋼は導磁率が大きいにもかかわらずヒス
テリシス損失が小さい優れた磁性体であるため恰好なハ
ンマ部材として広く使用されている。しかし該ハンマ部
材は苛酷な環境条件下で長期間にわたって使用されるた
め損耗を防止するためのメッキ処理が不可欠とされる。
である。該珪素鋼は導磁率が大きいにもかかわらずヒス
テリシス損失が小さい優れた磁性体であるため恰好なハ
ンマ部材として広く使用されている。しかし該ハンマ部
材は苛酷な環境条件下で長期間にわたって使用されるた
め損耗を防止するためのメッキ処理が不可欠とされる。
ところで該ハンマ部材の表面には上述の焼鈍処理時、珪
素、マンガン、鉄等を主成分とする生成物が生成される
。該生成物は従来のいかなる方法によっても完全に除去
することは不可能なため、該生成物が生成された部分は
良質のメッキが得られないばかりでなくメッキの付着不
良といった致命的な障害も屡々発生していた。
素、マンガン、鉄等を主成分とする生成物が生成される
。該生成物は従来のいかなる方法によっても完全に除去
することは不可能なため、該生成物が生成された部分は
良質のメッキが得られないばかりでなくメッキの付着不
良といった致命的な障害も屡々発生していた。
第2図は焼鈍処理によって珪素鋼材に生成される生成物
の一例を示す図であって、(alは斜視図、(blはA
−A’ 断面図、fc)は要部断面図である。
の一例を示す図であって、(alは斜視図、(blはA
−A’ 断面図、fc)は要部断面図である。
同図(al〜tc+に示す如く珪素鋼材より成るハンマ
部材1 (以下ハンマ部材と呼ぶ)の残留磁気を除去す
るために焼鈍処理を行うと、該ハンマ部材】の表面には
前述の如< 5iJn、Fe等を主成分とする生成物3
が生成される。
部材1 (以下ハンマ部材と呼ぶ)の残留磁気を除去す
るために焼鈍処理を行うと、該ハンマ部材】の表面には
前述の如< 5iJn、Fe等を主成分とする生成物3
が生成される。
該生成物3を放置したままで次工程のメッキ処理が行わ
れると、メッキ層4は該生成物3に妨害されて肝心なハ
ンマ部lA1の面には付着しないためメッキの密着性が
低下しメッキ品質が著し′<損なわれる。
れると、メッキ層4は該生成物3に妨害されて肝心なハ
ンマ部lA1の面には付着しないためメッキの密着性が
低下しメッキ品質が著し′<損なわれる。
現在一般に知られている生成物の除去方法としては、
■アルカリ (例えば苛性ソーダ)による脱脂処理を行
った後−・塩酸を主成分とする酸洗い(脱錆処理)を行
う方法。
った後−・塩酸を主成分とする酸洗い(脱錆処理)を行
う方法。
■塩酸十弗酸(または弗化すトリコ、−ム)浴によって
生成物を除去する方法。
生成物を除去する方法。
等があるが、何れの方法も生成物を完全に除去すること
は不可能である。
は不可能である。
なお切削加工が施された切削加工面2゛上の前記生成物
3は、その後の工程1例えばシェービング加工やバレル
研磨加工中に自然に除去されるため−1−記■、■の生
成物除去対策を長時間にわたって実施すると、自らの面
を保護する手段を持たない前記切削加工面2゛のみが極
端に浸食されて高精度を維持ずべき駆動孔2の精度まで
も低下するといった二次障害を惹起する。
3は、その後の工程1例えばシェービング加工やバレル
研磨加工中に自然に除去されるため−1−記■、■の生
成物除去対策を長時間にわたって実施すると、自らの面
を保護する手段を持たない前記切削加工面2゛のみが極
端に浸食されて高精度を維持ずべき駆動孔2の精度まで
も低下するといった二次障害を惹起する。
本発明は−に記ハンマ部材の焼鈍処理時に生成される生
成物を簡単且つ的確に除去し得る珪素鋼材のメッキ前処
理方法を提供するものである。
成物を簡単且つ的確に除去し得る珪素鋼材のメッキ前処
理方法を提供するものである。
上記問題点は、表面に生成物が付着した前記ハンマ部材
を四三酸化鉄溶液中に浸漬させるといった簡単な手段の
実行によって解決される。
を四三酸化鉄溶液中に浸漬させるといった簡単な手段の
実行によって解決される。
本発明の珪素鋼材のメッキ前処理方法は、珪素鋼材を熱
処理炉中で焼鈍処理する際、該ハンマ部材の表面に生成
される生成物を除去する手段として該ハンマ部材を四三
酸化鉄溶液中に浸漬させたとき、前記生成物が自然にハ
ンマ部材の表面から遊離する原理を応用したものである
。
処理炉中で焼鈍処理する際、該ハンマ部材の表面に生成
される生成物を除去する手段として該ハンマ部材を四三
酸化鉄溶液中に浸漬させたとき、前記生成物が自然にハ
ンマ部材の表面から遊離する原理を応用したものである
。
上記の方法は一般に鉄鋼黒染法と呼ばれている方法であ
るが、本発明はこれを珪素鋼材のメッキ前処理に応用し
たわけである。
るが、本発明はこれを珪素鋼材のメッキ前処理に応用し
たわけである。
なお前記四三酸化鉄は珪素鋼材に対するメッキの密着性
を阻害することはない。
を阻害することはない。
以下本発明の実施例を図面によって詳述する。
第1ばば本発明による珪素鋼材のメッキ前処理方法の一
実施例を説明するための図であって、(alは要部側面
図、(b)は要部拡大断面図である。
実施例を説明するための図であって、(alは要部側面
図、(b)は要部拡大断面図である。
但し企図を通じて同一符号は同一対象物を示すものとす
る。
る。
本発明は焼鈍工程終了後のハンマ部材1を第1図[al
に示す如く四三酸化鉄溶液6中に浸漬するという至極簡
単な手段によって、ハンマ部材1の表面に生成された生
成物3が第1図(b)に示す如く前記ハンマ部材1の表
面から矢印六方向へ遊離するという現象を利用したもの
である。
に示す如く四三酸化鉄溶液6中に浸漬するという至極簡
単な手段によって、ハンマ部材1の表面に生成された生
成物3が第1図(b)に示す如く前記ハンマ部材1の表
面から矢印六方向へ遊離するという現象を利用したもの
である。
従って本発明によれば従来の化学的処理方法では除去が
不可能であったハンマ部材1上の生成物3が殆ど無抵抗
で除去できるため該ハンマ部材1」−に形成されるメッ
キ層の密着性は格段に向」ニすることになる。
不可能であったハンマ部材1上の生成物3が殆ど無抵抗
で除去できるため該ハンマ部材1」−に形成されるメッ
キ層の密着性は格段に向」ニすることになる。
本発明のメッキ前処理に用いられる鉄鋼黒染用の四三酸
化鉄溶液6は、例えば約80%の苛性ソーダを含む液体
である。
化鉄溶液6は、例えば約80%の苛性ソーダを含む液体
である。
なお前記四三酸化鉄溶液6は腐食性がないので例えば酸
やアルカリ処理時の欠点とされる表面浸食作用が無く、
第2図(blに示した切削加工面2゛に対しても何等障
害を与えない。
やアルカリ処理時の欠点とされる表面浸食作用が無く、
第2図(blに示した切削加工面2゛に対しても何等障
害を与えない。
以上詳細に説明したように本発明による珪素鋼材のメッ
キ前処理方法は、市販されている鉄鋼材黒染用の四三酸
化鉄溶液に珪素鋼材を浸漬するといった簡単な手段によ
って、従来の方法では除去が不可能とされていた珪素鋼
材表面の生成物を的確に除去して次工程のメッキの信軌
性を大幅に向上し得るといった効果大なるものである。
キ前処理方法は、市販されている鉄鋼材黒染用の四三酸
化鉄溶液に珪素鋼材を浸漬するといった簡単な手段によ
って、従来の方法では除去が不可能とされていた珪素鋼
材表面の生成物を的確に除去して次工程のメッキの信軌
性を大幅に向上し得るといった効果大なるものである。
第1図は本発明による珪素鋼材のメッキ前処理方法の一
実施例を説明するための図であって、(alは要部側面
図、(blは要部拡大断面図、第2図は焼鈍処理によっ
て珪素鋼材に生成される生成物の一例を示す図であって
、falは斜視図、(blはA−A’ I断面図、(C
1は要部断面図である。 図中、]ば珪素鋼材より成るハンマ部材、2は駆動孔、
2°は切削加工面、3は生成物、4はメッキ層、5は四
三酸化鉄によって形成された黒染組織、6は四三酸化鉄
溶液をそれぞれ示す。 第1図 (Q) (b) 第2図 (Q) ] (bl 〉 (C)
実施例を説明するための図であって、(alは要部側面
図、(blは要部拡大断面図、第2図は焼鈍処理によっ
て珪素鋼材に生成される生成物の一例を示す図であって
、falは斜視図、(blはA−A’ I断面図、(C
1は要部断面図である。 図中、]ば珪素鋼材より成るハンマ部材、2は駆動孔、
2°は切削加工面、3は生成物、4はメッキ層、5は四
三酸化鉄によって形成された黒染組織、6は四三酸化鉄
溶液をそれぞれ示す。 第1図 (Q) (b) 第2図 (Q) ] (bl 〉 (C)
Claims (1)
- 残留磁気を除去するために焼鈍処理が施された珪素鋼材
のメッキ前処理方法であって、該メッキ前処理が四三酸
化鉄溶液中に前記珪素鋼材を浸漬させる鉄鋼黒染法によ
って実施されることを特徴とする珪素鋼材のメッキ前処
理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26235884A JPS61139687A (ja) | 1984-12-11 | 1984-12-11 | 珪素鋼材のメツキ前処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26235884A JPS61139687A (ja) | 1984-12-11 | 1984-12-11 | 珪素鋼材のメツキ前処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61139687A true JPS61139687A (ja) | 1986-06-26 |
JPS6224509B2 JPS6224509B2 (ja) | 1987-05-28 |
Family
ID=17374630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26235884A Granted JPS61139687A (ja) | 1984-12-11 | 1984-12-11 | 珪素鋼材のメツキ前処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61139687A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113851318B (zh) * | 2021-08-26 | 2024-06-11 | 杭州永磁集团有限公司 | 一种高性能粘接磁钢组件的制备方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6390308U (ja) * | 1986-11-29 | 1988-06-11 |
-
1984
- 1984-12-11 JP JP26235884A patent/JPS61139687A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113851318B (zh) * | 2021-08-26 | 2024-06-11 | 杭州永磁集团有限公司 | 一种高性能粘接磁钢组件的制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6224509B2 (ja) | 1987-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6183570B1 (en) | Surface treatment process of metallic material and metallic material obtained thereby | |
KR930006494B1 (ko) | 스테인레스 강대의 스케일 제거방법 | |
JP5997133B2 (ja) | 窒化物被覆を剥離する方法 | |
US4793903A (en) | Method of cleaning aluminum surfaces | |
KR102381954B1 (ko) | 알칼리 화학적 배쓰에 의해 알루미늄 또는 알루미늄 합금을 표면 처리하는 공정 | |
JP5079103B2 (ja) | アルミニウム部材の多機能皮膜 | |
JPS61139687A (ja) | 珪素鋼材のメツキ前処理方法 | |
US4236940A (en) | Wear resistant titanium alloy coating | |
US4502924A (en) | Method for repairing a mold for continuous casting of steel | |
US3300349A (en) | Chemical milling process and related solutions for aluminum | |
US2227454A (en) | Method of gold plating steel and ferrous alloys | |
US4581073A (en) | Method for descaling metal strip | |
Raj et al. | Chemical machining process-an overview | |
JPS6123793A (ja) | アルミニウムの表面処理方法 | |
JPH03285095A (ja) | 鉄メッキ被覆層を備えたアルミニウム材料の製造方法 | |
JPS62133079A (ja) | 軟磁性精密部品の表面硬化処理方法 | |
SU665020A1 (ru) | Способ местной защиты изделий от цианировани | |
JPH09165700A (ja) | ステンレス鋼の表面処理方法及び表面処理鋼板 | |
KR100514781B1 (ko) | 환원방식의 전처리에 의한 마르텐사이트계 스테인레스강선재의 산세 방법 | |
Mandich | Troubleshooting Decorative Electroplating Installations-Part 5: Plating Problems Caused by Heat & Bath Temperature Fluctuations | |
Simpson et al. | The anodic dissolution of iron-chromium alloys | |
US3069296A (en) | Method for removal of iron nitride | |
Lyons | What Is a “Clean” Surface? | |
SU1675040A1 (ru) | Способ получени биметаллических отливок | |
JPH05331699A (ja) | フェライト系ステンレス焼鈍鋼帯のデスケーリング方法 |